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東野圭吾
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ドラマで映像を見たことがあったけどやはり東野さんの筆力に引き込まれた。完璧な容姿と頭脳を持って自分の生きる道を作るためには手段を択ばない雪穂。親友の幸せさえ無残に壊す彼女を悪魔だなと思う。亮司は生まれた時から周りが闇だったのだろう。雪穂と亮司が影だから尚更一成や江利子の陽の面が際立つ。私立探偵の今枝さんも消されちゃうなんて予想もしてなかった。笹垣刑事は20年もこの二人を追い続けて最後に亮司に自殺されてしまう。多分二人のことを誰よりも分かってあげてた特別な思いもあったのではないかと思うので無念さが残る。 >> 続きを読む
2020/03/12 by miko
乙一
情景が思い浮かべやすく、とても読みやすかったです。登場人物に共感できる部分が多く、勇気をもらうことができました。 >> 続きを読む
2017/05/21 by porin
大崎善生
決して文書は巧いとは思わないが、伝わるものはあった。死を傍らに感じるが故、生が強烈に浮き彫りになって、ここまで激しく濃密な将棋人生を歩めたんでしょうが、神様のされることは時に残酷です。 >> 続きを読む
2019/06/27 by hiro2
奥田英朗
3作目町長選挙の次に読みました。3作目より伊良部先生がイキイキしていて好き勝手感が強かったですね笑私は『いてもたっても』が自分に似ていて共感して読めました。私も外出時にドアの前で鍵をかける時、火が消えてるか心配で確認に戻ることがありました笑ここまで強迫観念強くありませんが笑オチはまあまあでしたが入り込んで読めたので良かったと思います! >> 続きを読む
2017/10/10 by CARS
村上龍
ASUNAROには果てして希望があったんだろうか…。その後が気になる。
2017/08/08 by マチ子
P.F. ドラッカー , 上田惇生
今から約12年前、2002年初版発行。ネクスト・ソサイエティとは、人類が初めて直面する異質の次の社会。具体的な特徴として主に以下が挙げられる。-------------------------------------①雇用形態の変化:退職者やパートスタッフ等、正社員に限らない雇用関係が広がる②市場の変化:消費市場は若者中心から中高年中心に③高度な知識・競争社会の到来(1)知識は資金よりも容易に移動するため、世界に境界がなくなる(2)万人に教育の機会が与えられるため、上方への移動が自由になる(3)万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないため、成功と失敗が併存する④主役の交代:製造業の肉体労働者ではなく、技能技術者(テクノロジスト)が社会と政治の中核を占めるようになる-------------------------------------今後、知識労働者として生きていくにあたり、以下に気を付けたい。①自らチェンジ・エージェント(変革機関)であること②会計システムとデータ処理システムを統合し、生きた情報(データ)から次のビジネスを模索すること③市場の外の声に耳を傾けること④知識労働の生産性を高めるべくチームをマネジメントすること読み物としてはつまらない。ただ、今まさに進行中の社会的変化が数多く描かれており、非常に勉強になった。 >> 続きを読む
2014/09/15 by こいこい
神林長平
AIの一つの応え、それがこの雪風であるように感じた。人間味の無いようでいて実はそうでない零。機械なのに人間味がある雪風達。そして異星体ジャム。本当の敵は人間自身であるというのが非常に分かるそんなお話。 何がどう面白いと言いづらいが間違いなく名作だと感じた。とても可愛い雪風に出会うと言うだけでも読む価値はある。こういったAIが誕生するのはいつになるのか。 >> 続きを読む
2016/10/02 by さったん
クロード・レヴィ=ストロースフリーマン・ダイソン小崎 哲哉Think the Earth Project鄭 義池澤 夏樹アッバス・キアロスタミ
人間の「愚行」を記録した100枚の写真集。 写真に取られたこれらの出来事の多くは、よく「悲劇」と称されます。これにはいつも疑問を感じます。 多くの人々は、もちろん悲惨な状況を望んではいないでしょうし、様々な思惑や偶然が重なって、結果「悲劇」が起きてしまった……この言い分は理解できます。しかし「悲劇」と言ってしまえば、それは自分とは違う世界での他人事、ただの物語になってしまうように思います。ですが、これらの「愚行」は昔からずっとあり、現在も進行している、私達の「愚行」です。それは十分に理解されなくてはなりません。 これらの写真を眺めていると、ちっぽけな私が出来ることなど、既にほとんど何もないことを思い知らされます。積もり積もった人々の愚行の流れを一人一人の意識でどうにか出来るという考えがもうおこがましいのだと。 知らないということは、それだけで幸せかもしれません。何かを知れば、それだけ世界が複雑になる……というより、思っていたより複雑であったことがわかります。当然、複雑なことはしんどいです。ですが、面白くもあります。愚行の連鎖を止めるために、人類という種のために、そして、なにより自分のために、「知る」ことを拒んでいてはいけない……そう思いました。 >> 続きを読む
2015/05/28 by あさ・くら
内田百間
漱石門下だけあって(?)偏屈面白おじさん。やたらとビールを飲みご馳走を食べる様子は、読んでいる手元にもなにか欲しくなる。軽やかで読みやすい。 >> 続きを読む
2016/12/14 by birddw0t
司馬遼太郎
長かった。長い戦いだった。そう思った。が、、 10巻もの長大作だというのに、明治維新後の征韓論争から西南戦争にかけて、たった5年ほどの物語だったことに驚いた。 登場人物の数だけエピソードがあり、そのぶん物語が濃密になったからだ。 この物語に「主役」はいない。 維新の立役者「西郷隆盛」という、あくまでも「主軸」の存在があるだけだった。 「西郷隆盛」をカリスマとして慕う元・士族達。「西郷隆盛」の力を恐れる新政府。「西郷隆盛」と薩摩藩に怨みをもつ他藩の士族達。 そして、、「西郷隆盛」と共に戦ってきた戦友から政敵へと変わった大久保利通。 「西郷隆盛」を取り囲む人々のさまざまな想い全てが西南戦争への起因になってしまったように思う。 ラストの城山の決戦から紀尾井坂の変までは、それぞれの葛藤が浮き彫りになって切なすぎて辛すぎて胸がしめつけられそうだった。 「西郷隆盛」の存在があまりにも大きく、動かした歴史が大きすぎた。 薩摩軍も新政府軍もその大きさに翻弄され、「これで良かったのか」各局面で誰もが一度は頭によぎったはず。 だけど、批判されてでも貫き通し、たくさんの命と引き換えにつくりあげた改革が今の時代をつくってるのなら、、 「正しかった」 今を生きる私たちがそう思う事で彼らの歴史は証明されるのかもしれない。 >> 続きを読む
2019/02/07 by NOSE
佐伯泰英
図書館本。2002年から刊行されて、51巻で完結した人気シリーズの第一弾。幕開けは悲劇で始まる。幼なじみの河出慎之輔、小林琴平と共に江戸から帰郷した坂崎磐音は、琴平の妹奈緒との祝言を控えていたが、妻を手討ちにした慎之輔を斬った琴平を上意討ちにしたため、江戸に舞い戻る。長屋で浪人暮らしを始めるうちに、鰻割きの仕事と両替商の用心棒を掛け持ちすることになる。やがて磐音は、新貨幣政策をめぐる陰謀に巻き込まれる。長いシリーズの第一巻で、すでに磐音の魅力が全開している。日だまりで居眠りしているような穏やかさを持つ磐音は凄腕の剣客であり、幼なじみと恋人を失った哀しみを胸に秘めて江戸の町で生きていく。シリーズをこれからゆっくり楽しもうと思う。 >> 続きを読む
2019/02/08 by Kira
香山リカ
「何で電車の中でお化粧したり・ものを食べたりするんだ?」「あいさつは「どうも」しか知らないのか」「怖くて声がかけられない」…今どきの若者の,一見理解不能・非常識とも思える行動の奥には,彼らなりの論理にもとづく真剣な思いや悩みが隠されている.精神科医・香山リカがその「法則」を読みとき,つき合い方を指南する.香山リカの書くものにはすごく賛同できる!!と思う人と何言ってんだかこの人は、と思う人で二極化すると思います。僕はこの本を若者の時に読みました、が、なかなか賛同できるところもあり、この人は見るところは見てるんだなぁ、と思いました。しかしこういう本は読んでて価値観の押しつけに感じて煩わしく思うところもあり、まぁ仕方ないのでしょうが。読みやすいという意味ではとってもおすすめです。しかし、このころの若者と現代の若者ではまた少し違いがあるかと思います。そういった意味ではいまさら読んでも… >> 続きを読む
2015/05/08 by mesh
原田宗典
ハラダ君のバイトの思い出。 【原田青年はとにかく貧乏でした。とほほでムフフな汗だく勤労エッセイ。初めてのバイトはガススタンド、スタジアムでのホットドッグ売り、おフランスなレストランでの実りのないウェイター修行、指切断の恐怖に戦慄した製本補助員、時給に騙され、つらさに泣いた、嗚呼青春のバイト生活。】 笑えるんだけど しみじみしたり ウルウル泣けるところもあって これもいい作品でした。 ハラダ君は深いねえ・・・ いろいろあるんだね・・・ 私の送ってきた人生なんか甘いね・・・ >> 続きを読む
2013/01/16 by バカボン
打海文三
打海文三の「ハルビン・カフェ」の舞台は、近未来の日本の北陸の都市・海市だ。政治屋と銀行屋に食い潰された社会の疲弊が、この街にも影を落とす。流入した難民たちから生まれたマフィアたちの抗争。彼らへの私刑に動く、下級警察官たちの秘密組織は、自らの上司に銃を向けることも辞さない。さらに、警察上層部の派閥争いが絡み合う。片手で握手し、もう一方の手で刃を向け合う勢力同士の、錯綜した関係。その複雑さが、不安感をもたらす。さらに、すでに闘争に倦んでいながら、なおテロに駆り立てられる者たちの妄執が語られる。特に、策謀のための策謀とでも言うべき領域に踏み込んでしまった人物の姿が、鮮烈に記憶に残る。 >> 続きを読む
2019/12/19 by dreamer
桐野 作人
この巻から、退場キャラがぼちぼちと出始めるけど知略を巡らす孔明は相変わらずとして趙雲のその場にいるだけで醸し出すカッコ良さが地味に良い趙雲ってどの作品でもイメージを外さないから改めて良いキャラだと思う。 >> 続きを読む
2015/09/20 by トマズン
藤島啓章
世界の古代文明を広く浅く紹介。紹介件数が多いという点では類似の作品に勝っている。疲れているときなどに、これ系の作品を手に取ることが多い。ギリギリの線でトンデモ本ではなく、古代科学の世界に位置する作品。何と言っても学研文庫なのだから、ある程度の根拠が有る内容は期待できよう。内容は、世界の古代文明を浅く広く紹介するもので、浅くとは言いつつも特定の文明に大きくページを割いている部分も有る。カテゴライズすると、大きく下記の2つに分かれる・エジプトや中国などの遺跡が存在する文明・ムーやアトランティスなどの伝説的文明これに加えて日本の仁徳天皇陵なども紹介されている。当時の工法を用いる前提で、現代に行った見積金額は興味深かった。古代や空想の世界に思いを馳せるのは、意外とリフレッシュ効果は高い。 >> 続きを読む
2012/04/29 by ice
杉作 , はやみねかおる
皆に笑顔を与えるため西沢のおじさんは怪盗になることを決意する。怪盗といっても、西沢のおじさんは普通の怪盗とは違っていて――。図書館で借りてきました。はやみねかおるさんのデビュー作らしいです。なんだか愉快なおじさんが、怪盗道化師として悪夢やビルの影、悪口などとても盗めなさそうなものを色々盗む話です。ハードカバー版が発売されたのが、1990年とのことなので執筆は25年近くも前のことなんで、多少違和感があるのは否めませんが、今でも十分楽しめました。対象年齢は小学校上級からとなっていましたが、もっと小さな子どもに読んで欲しいなと思いました。【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/1489/】に感想をアップしています。 >> 続きを読む
2013/12/10 by hrg_knm
大沢 在昌
2本の短編を得て、1冊の本としてのジョーカーシリーズが出来た。ただし基本は短編であり、6つの話が収められている。このジョーカーはBARで依頼を受けており、殺し以外は何でも受け依頼料は100万円。大したことない依頼が、なぜか危ない結果ばかりで、ジョーカーはいつもハードな任務を負う。5つ目までは大体同じパターンだが、ラストの話はジョーカーの誕生秘話が描かれる。なぜBARで依頼を受けるかに至った経緯だとか、実はジョーカーには前任者がいるだの。よりキャラの魅力を増す短編集になっている。 >> 続きを読む
2018/03/04 by オーウェン
池上彰
年を積んでもよく知らないことが、まだまだ山積みだ。経済中心のグローバル目線だけではなく、異文化の歴史、伝統、習慣を理解できる心のグローバル化が永遠の課題に思えた。ハロウィンで仮装、クリスマスにケーキとチキンを頬張って、元旦に餅を食べて神社で柏手、豆を撒いて恵方巻きに食らいつき、ひな人形を飾って、お墓の前で合掌、チャペルで挙式、七五三成人祝い前撮り、晴れ着にはかま…。四季を愛でながら、異文化も年中行事にアレンジしてしまう日本人の感性とゆるやかな宗教観は、意外と人類の先端をゆく文化の多様性を秘めているのかも。 >> 続きを読む
2017/03/25 by まきたろう
出版年月 - 2002年4月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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