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2002年5月発行の書籍

人気の作品

      天切り松闇がたり  闇の花道

      浅田次郎

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 吸い込まれる大正ロマンの表と裏の臨場感。老翁山県有朋と希代の掏摸おこん姐さんの命ぎりぎりの鬩ぎ合いなんぞ爽快。実話かも、と思ってしまう。それもこれも、義賊の末輩松蔵の昔語りとして紡がれていくあたりの二重の味わいがたまらない。

        ひさかたぶりに絶品の時代小説を精読中。
        >> 続きを読む

        2015/02/28 by junyo

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      キッチン

      吉本ばなな

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      •  不器用で繊細な登場人物達が大切な人と別れ孤独感を感じる中、誰かとふれあい、自分の中で大切な人との別れを受け入れていくお話です。心にすっと染み込んでいく水のようなお話でした。
         この世界は私のためだけにあるわけではありません。世界は突如として無慈悲に私達の大切な人を奪っていきます。大切な人を失い、心にぽっかりと空いた穴はどのようにすれば埋めることができるのでしょうか。私は誰かと繋がることによって心の穴を埋めることができるのではないかと思います。では、どのようにしたら人と繋がることができるのでしょうか。私は何かに全力を尽くしているときに誰かと繋がることができると思います。このお話ではみかげさんが雄一くんにカツ丼を全力で届けようとしたことにより二人の間にあったあと少しの距離を埋めることができたのではないでしょうか。
         誰かを失った悲しみを埋めることができるのは別の誰かしかいないのかもしれません。
        >> 続きを読む

        2016/11/04 by taka0316

    • 他2人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      今夜は眠れない

      宮部みゆき

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! niwashi si046
      • 最初から中盤まではひょんなことからお金持ちになってしまった家族の物語だったのだけど、終盤ある出来事からミステリーだったのかと思わされる不思議な物語。自分の理解力がないせいか具体的にここがいい!とは説明できないが、読後感は悪くない。ソロモンの偽証で面白いけど端的に言えば回りくどいと思っていた宮部さんの作品にはこういう物もあるのかと感心した。 >> 続きを読む

        2016/11/18 by おにけん

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      800
      800

      川島誠

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 懐かしい。
        自分がまだ中学の800m現役時代によんだ本。
        陸上と恋愛となんちゃらかんちゃら。ホントに青々した青春小説。
        800のキツさも楽しさも、選手の性格によってレース展開が違う事なんかも、その他諸々良く分かってくれていて、大好きな本でした。
        陸上に馴染みのない人は何となく分かるかな〜くらいだけれど。きっと楽しい。
        すごく軽く読めたのも良い。やっぱり800は楽しいと感じれる小説だと思います。
        >> 続きを読む

        2015/09/01 by yokoryo

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      機動戦士ガンダムthe origin

      安彦良和

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.6
      いいね!
      • 当たり前のように凄かったシャアの過去、一年戦争でエースパイロットといわれた人たちの過去や詳細な設定

        というかファーストの不自然だった点がもろもろ改善されていてとても素晴らしいですね

        そしてアニメ化おめでとうございます!!!
        シャア・セイラ編 青い瞳のキャスバル

        んーiceさん的にはクワトロまでの人物の完全補完とかになるんじゃないでしょうかね
        >> 続きを読む

        2014/03/22 by ちあき

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      童話作家はいかが

      斉藤洋

      講談社
      カテゴリー:児童文学研究
      3.0
      いいね!
      • 子供の頃、図書館で借りて読んで
        面白かった…印象がずっとずっと強く残って
        大人になってから買った本が、斉藤洋のものでした。

        読みやすく、面白かった。
        斉藤洋の「童話」少しづつ読んでいこうと思います。
        すんごいいっぱいあってちょっと驚きましたが…。
        楽しみが1つ、増えた!
        >> 続きを読む

        2012/05/01 by oka-azu

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 1人が本棚登録しています
      Out
      Out

      桐野夏生

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! chappaqu
      • 女性作家ならではの残酷さ、リアルさが素晴らしい!
        息つく間もなく次々と見せ場がある。

        暴力を振るう夫を殺してしまった妻が
        パート先の主人公の女性に隠蔽工作を頼むのだが、
        一緒に手伝う女性陣それぞれが家庭の悩みを抱えていて、
        その男をバラバラに切り裂くという共同作業から
        新しい自分を発見していくのが皮肉な話だ。

        この主人公の女性“雅子”の生き様が渋い!
        同じ女性ながらに惚れそうだった。
        >> 続きを読む

        2019/02/07 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      王妃の離婚

      佐藤賢一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 【痛快無比!王妃に惚れてまうやろ~!】
         いやぁ、掛け値なしに面白い作品でした。
         物語は1498年のフランスを舞台にします。当時の王であったルイ12世が王妃ジャンヌに対して離婚裁判を申し立てます。
         当時はキリスト教社会ですから、そもそも離婚など認められないのですが、何らかの理由(例えば近親婚であることが後で分かったとか、妻が性交渉が不能な肉体の持ち主だとか)があれば、そもそも結婚は無効であるという理屈で離婚が認められていました。
         ルイ12世というのは、美貌の王様でしたが、ジャンヌの父親であるルイ11世(暴君と名高い王でした)に無理強いされて、醜女であるジャンヌと無理矢理結婚させられたと、世間には思われていました。
         最初は、王様も可愛そうだよねという世論だったわけです。

         で、王vs王妃の離婚裁判という、世紀のイベントですから、傍聴人が押しかける裁判となりました。
         王様の申し立てに逆らうわけにもいかず、なり手がいない中ようやく王妃の弁護人となった3人もやる気全くなし。
         王妃も素直に離婚を受け入れて、実質審理に入らずに終わるのではないかと思われていたところ、王妃は王が主張するところの、近親婚である、強制されての結婚である、王妃は性交渉ができない身体である等々の申し立てを全て否認して徹底抗戦に出ます。

         弁護人もあわてふためくのですが、何ら有効な弁論をすることもできず(その気もなく)、良い様に検察官にやられっぱなしです。
         挙げ句の果てに、検察官から王妃の身体検査まで請求される始末。
         つまり、王妃はそのような性交渉が不能な身体なのだと立証しようとするわけです。
         立証ったって、裏から手を回した医者を使ってそう言わせるだけのインチキで、結局の所素直に離婚を受け入れれば良し、さもなくば生き恥をかかせるぞという申し立てであるわけです。

         さて、ここにこの裁判を傍聴している一人の田舎弁護士フランソワがいました。
         フランソワは、将来を嘱望された逸材だったのですが、先王ルイ11世の暴虐のために学問の都であるカルチェラタンを追われ、今は田舎弁護士に成り下がっていたのです。
         自分を没落させたルイ11世の実娘であるジャンヌ王妃が生き恥をかくのをせめてもの復讐にとの気持ちから裁判を傍聴していたのですが、まったくやる気のない弁護人に対しては法曹としてとんでもないと立腹してもいたのです。

         で、色々あって、王妃は突然新たな弁護人を選任する旨を裁判所に申し立てます。
         その新弁護人とは何とフランソワでした。
         フランソワはそんな申し出はすでに何度も断っていたのですが、目の前で王妃に指名された途端、持ち前の正義感、弁護士魂に火がつき、何と、あれほど敗訴を望んでいた王妃の弁護人を受けてしまうのです。

         ふっきれたフランソワは見事な弁護を始めます。
         この様子に町中の庶民は大喝采!
         最初は王様に同情的ではあったものの、何ともそのやり口が汚いということで、徐々に王妃は同情を集めていたのでした。
         そこへ颯爽と登場した新弁護人フランソワが、一発かましてくれたものだからもう大騒ぎ!
         とは言え、先行きはそんなに楽観できません。
         フランソワはいかにして王妃を勝訴に導くのか?

         という法廷ドラマなのですが、フランソワの活躍が非常に痛快です。
         筋の展開も大変面白い。
         フランソワには過去があり、その過去が王妃と徐々に結びつけていくことになるのですが、その辺の展開も上手いです。
         また、当初は醜女と描かれていた王妃が徐々に魅力的に思えてくるではないですか。
         佐藤賢一さんの作品を読むのは初めてですが、大変面白かったので、是非他の作品も読んでみたくなりました(追記:その後、さんざんっぱら読ませていただきました)。
         法律のことなんて分からなくても全く大丈夫。
         とにかく面白い作品ですので、強くオススメです。
        >> 続きを読む

        2019/03/06 by ef177

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      ボ-ダ-ライン

      真保裕一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! ooitee
      • 日本でハードボイルドは限られるぐらいしかないが、この作品はロスが舞台となっており、無理なく世界観を展開している。

        日系のサム永岡は探偵業として依頼を待つ日々。
        人を探してほしい依頼から始まるがそれは邦人。
        安田信吾なる人物だが、この依頼には裏が。

        大概こういう依頼は上手くいかないのが定説。
        ハードボイルドなので、当然探偵は命からがらの業務になる。

        正直最初の方は世界観をつかむのに時間が掛かるが、依頼任務が始まるとすんなり入り込める。
        都合2シーンしか出ないが、安田信吾の存在感はサム以上のものだ。
        >> 続きを読む

        2018/09/02 by オーウェン

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      すべては一杯のコーヒーから Short latte,tall cappuccino,and grande passion

      松田公太

      新潮社
      カテゴリー:商業経営、商店
      4.5
      いいね!
      • 情熱があれば夢は叶うということを改めて思わされる内容で、タリーズの見る目が変わりました。
        様々な困難を乗り越え成功をつかむ様は、希望とスタートアップ精神の真髄をみる様で。
        こういう人は何やっても成功するよねっていう見方を完全に捨て、1つの夢を叶える教科書として参考にしてもらいたい本です。
        >> 続きを読む

        2015/08/30 by がーでぶー

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      くっすん大黒

      町田康

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 3年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。
        誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、今日こそ捨ててこます。
        日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、作家としても熱狂的な支持を得た鮮烈のデビュー作。

        第19回(1997年) 野間文芸新人賞受賞
        第7回(1997年) Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞

        巷で「おもしろい」と異様とも思えるほど評判がいい純文学(これは純文か?)は、実際に読んでみると評価が分かれるところです。
        特に、この「くっすん大黒」は、洒脱な文章、独特の語り口、軽妙な文章のリズム、登場人物たちの個性のアクの強さ…などがウケて、一部の熱狂的な町田康ファンをつくり上げているのだと思います。
        僕的には、この小説の取り柄らしきものは、それだけ。
        それだけでは物足りない、小説としてはいかがか、と思い評価を低くしました。

        書き始めの設定からありきたり。
        女房に逃げられて、アル中寸前の男が、金もなく、うち捨てられています。
        しかし、本人には、その状況に危機感はなく、むしろ、積極的にその状況を楽しもうとする気配さえあるよう。
        日がないちにち、部屋でころがったり、酒を呑んだり、鏡を見たり、酒を呑んだりしているうちに、どうにも部屋の隅に横たわる大黒さまが気に障り、これを捨てに行こうと思い立ちます。

        物語の前半部は、部屋から30分ほどかかる最寄りの駅までの道中、どこへこの大黒を捨てるか、逡巡しながらの道中を描きます。

        今までは気にしていなかった古本屋の存在に驚いて入店すると、太った中年女の店番に気味の悪い言葉を投げかけられたり。
        駅前のプランターに大黒さまを捨てようと、プランターの中のゴミを整理しているところを警官に咎められたり。

        ちょっと読書好きな人なら、書けそうな文章です。
        表現や言葉遣いがちゃんとしていなくて、関西弁や「」配置の仕方、主人公の思考回路のキテレツさだけで、読者にほのかな笑いを与え、それだけで(!)前半部を終わらせた感があります。

        後半は、ふと思いつき、年下の知り合いのところへ転がり込み、また先鋭的な映像作品の制作者を崇拝する幾人かのグループのドキュメンタリー番組を手伝うことになって、物語が急展開してゆくのですが、主人公の日常に突発的に異物が混入したきただけの話しで、主人公のキテレツな思考をさらに紹介するために、著者がぶっこんできた非日常というのが明け透けで興ざめです。
        こんな後半部になるなら、前半のどうしようもないダラダラを最後まで貫き通して欲しかったと思いました。

        私小説に近い作風といえると思いますが、これなら、西村賢太さんの著作の方がずいぶんと文学作品としての質も良く、自虐的な笑いの部分も数段優れていると言えるでしょう。
        タイトル奇を衒っての不発感ありあり。

        それから、僕があんまり、許せなく感じたのは、大黒さま(別に大黒じゃなくても弁天さまでも、布袋さまでも)を捨てに行こうと思い立ったという、小説を書こうとしている素人の方々でも思いつくようなありきたりな設定を、文章の軽妙さとか、目新しさだけで、一本の小説に仕上げ、発表したことです。
        話題性を狙った出版社の暴走ぶりが窺えて嫌です。
        特に、後半部は、前半を独力で書いた著者だけでは書けなかったと思ったのは、穿ちすぎでしょうか。
        アイディアとか、ストーリー展開とか、登場人物たちに、編集者の影が見え隠れするような気がします。
        別に作者と担当編集者が二人三脚で作品を仕上げることを、よしとしていないわけではないのですが、ごく普通の新人作家であったなら、そこまで力を注いだだろうかと、そこまで考えてしまうと、世に出る才能にさえも不平等があるものだと、腹立ちに近いあと味の悪さは残ります。

        調べてみると、やっぱり芥川候補作。
        選ばれなかったからよかったものの(ちなみに、その時の受賞作は、柳美里さん「家族シネマ」、辻仁成「海峡の光」)、話題先行の意図が窺える事実だとは思います。

        高尚な文学作品ばかり読んでらっしゃる方には、目新しく、おもしろく感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、普段から底辺小説をしっかり押さえている僕には、まさにエセ無頼派小説。

        と、ここまで書いて、デビュー作だけで判断するのはいかがなものかと、反省もあるので、もう数作読んでみようと思います。


        表題作だけでは、なんか本に申し訳ないな…と思い、もう一本の中編『河原のアバラ』も読んでみましたが、やっぱり合わないですね。
        いきあたりばったりの仕事には、プロらしさが感じられない。
        ただただ、軽妙、リズムある文章、突拍子もない出来事、人物があるだけ。
        妄想の類を書き連ねた、作文。
        う~ん…もう一作、読むにしても少し先になりそうです。
        >> 続きを読む

        2015/09/06 by 課長代理

      • コメント 4件
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      翔ぶが如く

      司馬遼太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 長かった。長い戦いだった。そう思った。が、、
         
        10巻もの長大作だというのに、
        明治維新後の征韓論争から西南戦争にかけて、
        たった5年ほどの物語だったことに驚いた。
          
        登場人物の数だけエピソードがあり、
        そのぶん物語が濃密になったからだ。
          
        この物語に「主役」はいない。
         
        維新の立役者「西郷隆盛」という、
        あくまでも「主軸」の存在があるだけだった。
         
        「西郷隆盛」をカリスマとして慕う元・士族達。
        「西郷隆盛」の力を恐れる新政府。
        「西郷隆盛」と薩摩藩に怨みをもつ他藩の士族達。
         
        そして、、
        「西郷隆盛」と共に戦ってきた戦友から
        政敵へと変わった大久保利通。
          
        「西郷隆盛」を取り囲む人々のさまざまな想い全てが
        西南戦争への起因になってしまったように思う。
         
        ラストの城山の決戦から紀尾井坂の変までは、
        それぞれの葛藤が浮き彫りになって
        切なすぎて辛すぎて胸がしめつけられそうだった。
          
        「西郷隆盛」の存在があまりにも大きく、
        動かした歴史が大きすぎた。
         
        薩摩軍も新政府軍もその大きさに翻弄され、
        「これで良かったのか」
        各局面で誰もが一度は頭によぎったはず。
          
        だけど、批判されてでも貫き通し、
        たくさんの命と引き換えにつくりあげた改革が
        今の時代をつくってるのなら、、
          
        「正しかった」
         
        今を生きる私たちがそう思う事で
        彼らの歴史は証明されるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2019/02/07 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      翔ぶが如く

      司馬遼太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 長かった。長い戦いだった。そう思った。が、、
         
        10巻もの長大作だというのに、
        明治維新後の征韓論争から西南戦争にかけて、
        たった5年ほどの物語だったことに驚いた。
          
        登場人物の数だけエピソードがあり、
        そのぶん物語が濃密になったからだ。
          
        この物語に「主役」はいない。
         
        維新の立役者「西郷隆盛」という、
        あくまでも「主軸」の存在があるだけだった。
         
        「西郷隆盛」をカリスマとして慕う元・士族達。
        「西郷隆盛」の力を恐れる新政府。
        「西郷隆盛」と薩摩藩に怨みをもつ他藩の士族達。
         
        そして、、
        「西郷隆盛」と共に戦ってきた戦友から
        政敵へと変わった大久保利通。
          
        「西郷隆盛」を取り囲む人々のさまざまな想い全てが
        西南戦争への起因になってしまったように思う。
         
        ラストの城山の決戦から紀尾井坂の変までは、
        それぞれの葛藤が浮き彫りになって
        切なすぎて辛すぎて胸がしめつけられそうだった。
          
        「西郷隆盛」の存在があまりにも大きく、
        動かした歴史が大きすぎた。
         
        薩摩軍も新政府軍もその大きさに翻弄され、
        「これで良かったのか」
        各局面で誰もが一度は頭によぎったはず。
          
        だけど、批判されてでも貫き通し、
        たくさんの命と引き換えにつくりあげた改革が
        今の時代をつくってるのなら、、
          
        「正しかった」
         
        今を生きる私たちがそう思う事で
        彼らの歴史は証明されるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      鋼の錬金術師 - 2

      荒川弘

      スクウェア・エニックス
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 2018/2 コミック3冊目(通算8冊目)。「傷の男」スカーの登場などが話のメイン。タッカーさんの末路は何回読んでも結末が少年漫画にしては展開がハードすぎて鬱になりそう。それでもコメディとシリアスな部分の話の緩急が絶妙で、スラスラと読んでしまう。ホムンクルスたちの監視が付いているとも知らず、賢者の石の手がかりを探しに中央へ行くエド達。次はどうなるか。

        >> 続きを読む

        2018/02/12 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      大きな森の小さな家 インガルス一家の物語〈1〉 (福音館文庫 物語)

      恩地三保子 , WilliamsGarth , ローラ・インガルス・ワイルダー

      福音館書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! Minnie
      • 読書ログを始めてから自分の本棚を眺めることが多くなり、この本もよく読んだなーこれも好きだったなーと懐かしく思い出したりしています。

        この本も子供の頃によく読んだ本で、本当に大好きでした。

        アメリカの開拓時代。ローラ、ローラを取り巻く自然、家族との時間。読むと心が豊かになるようです。

        大きな森に住む一家。お父さんは食糧を得るために狩へ行き、お母さんは厳しい冬を乗り越えるために保存食を作って、縫物をする。自給自足で生きる大変さと喜びが生き生きと描かれています。

        ご馳走作りのシーンは特に大好き。
        クリスマスのご馳走の美味しそうなことといったら!
        そしてメープルを雪の上にたらして作るキャンディーは永遠の憧れ。
        >> 続きを読む

        2012/11/06 by Minnie

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ヘルダーリン詩集

      川村二郎 , HölderlinFriedrich

      岩波書店
      カテゴリー:
      5.0
      いいね!
      • ドイツロマン派の詩人ヘルダーリンの詩集。
        詩は翻訳物だと韻律が分からないので、その神髄を味わい尽くすことは出来ないのかもしれないが、それでも凄かった。

        己が理想を追い求めるのは詩人の性かもしれない。そして理想とは、遠くにありて思うものなのかもしれない。
        ヘルダーリン天上の世界を憧れ求めた。だが、それは彼にとってはあまりに遠いものだった。
        彼は自分の「遅刻」を嘆く。現世において神は不在だ。この地上にその名残をのこしつつも、それははるか昔に去ってしまっている。
        それでも彼は声を枯らして天上の世界を賛美する。ときには自然の形象の中ににその姿を見出し、ときには様々な土地へと想いを巡らしながら、詩人の想像力は限りなく飛翔する。
        ギリシアの神々や古代の英雄、あるいはキリスト、大いなる自然などが、美しく激烈に歌い上げられる。
        しかし同時にヘルダーリンは、それらに手が届かないこと受け入れていたように思える。いや、受け入れねばならないと思っていたのかもしれない。
        彼の想念は憧れに胸を膨らませ恍惚としながらも、結局は天上の世界とはかけ離れたこの地上を彷徨う。地上にあって、天を讃えるのが詩人なのだ。ヘルダーリンは詩人としての役割を果たそうとする。詩は哀切な響きを帯び、想いの中へと沈み込む。あるいは荒れ狂い雄叫びをあげる。

        誰だったか失念したが、詩とは文学の中でももっとも純粋な形だというようなことを言っていたのを思い出す。ヘルダーリンの詩はまさに、研ぎ澄まされ純化された感受性の発露のように感じられた。
        その言葉は切っ先鋭く、美しく、神秘的で狂おしい。そこには真摯で強靭な意志が宿っているように感じられる。どうしようもなく驚異的なまでに。

        巻末の解説によると、かの哲学者ヤスパースは「ゲーテの詩は他の詩人と比較することができる。しかしヘルダーリンの詩は他のいかなる作品とも比較することができない」といったそうだ。
        たしかに、ここに収められた作品を読む限りでは、比較しうる作品は思い浮かばない。ヘルダーリンの詩にはどこか異質で異様なものがある。
        個人的には、それは微妙なバランスの上に成り立っているもののように思う。どう微妙なのだと問われれば答えに窮してしまうけれど、とにかくヘルダーリンの個性は不思議な兼ね合いと配分をもって形作られているように感じられてならない。

        「記憶を奪い/与えるのは海。/熱烈な眼をひたと据えるのは愛。/しかし後に残るものを 詩人は樹立する」(『回想』P.202)

        ヘルダーリンが樹立したもののが何なのか、その正体は正直よく分からない。ただ、その詩は強烈なまでの印象をもって脳裏に焼き付いた。それにしても これは何か?
        しばらくの間、繰り返し読んでみよう思う。
        >> 続きを読む

        2018/01/25 by solnian

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      サバイバー 地図にない島

      KormanGordon , 千葉茂樹

      旺文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 結構昔に読んだ本です。

        さまざまな問題を抱えた子供たちが更生のために参加したヨットでの共同生活中に嵐に巻き込まれ漂流してしまうお話です。

        児童文学書になっていますが、ハラハラドキドキするサバイバルな展開やそれぞれが苦難の中協力し合い成長していく所など大人でも十分に楽しめるものだと思います。

        全3部作になっており、1巻を読むと最後まで読みたくなる作品です。

        読みやすいので、難しい本に疲れた時などに読んでみるのもいいかもしれません。
        >> 続きを読む

        2013/06/05 by keron

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      閣下と(マ)のつくトサ日記!?

      喬林知

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 眞魔国の新米魔王を支える王佐・ギュンターの妄想日記が評判を呼び、とうとう書籍化されることになる。その中からいくつかの話が語れられる。

        まるマシリーズの短編集。
        3編が収録されています。
        妄想日記が書籍化されるにあたって、打ち合わせで編集者に抜粋して語って聞かせるという体を取っています。

        ギャグばかりかと思いきや、かなり真面目な主人公・ユーリの出生話なんかも収録されているので番外編だからとバカに出来ません。

        グウェンダルとアニシナの幼馴染コンビは、きっとどこまでいってもグウェンダルはマッドマジカリスト・アニシナに振り回され続けるんだろうなぁ。

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/308/】
        に感想をアップしています(2011年1月のものです)。
        >> 続きを読む

        2014/06/19 by hrg_knm

      • コメント 2件
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      クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

      西尾維新

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 前作に比べると少ーしだけミステリとしては
        パワーダウンした感もありますが、その分
        ャラものとして、そして何よりページを捲る
        毎に襲ってくる喪失感みたいなモノは凄いです。
        こんな感覚を共有できる若者が多いこのクニは
        大丈夫なんだろうか? と怖くなってきますw。

        ニヤニヤとイヤーな薄ら笑いを浮かべながら
        カッターナイフを振り回しながら歩行者天国を
        原チャリで走り回っている様な恐怖感。
        今作に於いてはその恐怖感は一見萌えキャラの
        「葵井巫女子」ちゃんに終始感じます。こあいよー。

        ...でも、面白いなぁ。困った困った。
        >> 続きを読む

        2013/05/18 by za_zo_ya

      • コメント 4件
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      ゴッホ殺人事件〈上〉

      高橋 克彦

      4.0
      いいね!

      • 「北斎殺人事件」や「広重殺人事件」などで活躍した塔馬双太郎が主人公を務める、高橋克彦の「ゴッホ殺人事件」(上・下巻)を楽しく読了。

        題材は浮世絵から洋画に変わったものの、殺人と名画の謎の二つを鮮やかに解き明かしている。

        パリ在住の美術修復家・加納由梨子の母が自殺した。
        母の貸金庫から謎のリストを発見した由梨子は、それがゴッホの失われた絵画の一覧であることを知る。

        ゴッホ研究家のマーゴは、リストとナチスの美術雑誌に掲載されたゴッホの絵から、ゴッホは殺されたという論文を発表し脚光を浴びるが、爆弾事件に巻き込まれ死んでしまう。

        その頃、塔馬双太郎は、由梨子の身を案じる兄の依頼で、パリに向かいつつあった-------。

        ナチスの絵画強奪が、この物語の背景にあるので、プロの暗殺集団を操る謎の敵に、由梨子を守るモサド諜報員の登場など、序盤からサスペンス豊かな展開になっている。

        その中で本格ミステリの要素は、ゴッホの弟テオの夫人が編纂した書簡集の矛盾から、ゴッホ殺人説を組み上げていく歴史ミステリの部分になっていると思う。

        だが次第に、サスペンスも歴史ミステリも、すべて伏線であることが明らかになってくる。
        この作品は、一見すると本格ミステリには思えない物語を、最終場面で覆す、プロット型の本格ミステリの傑作だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/04/19 by dreamer

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出版年月 - 2002年5月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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