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2002年7月発行の書籍

人気の作品

      愚者のエンドロール

      米澤穂信

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 再読。

        やっぱり「氷菓」は面白い!

        ゆずのさんが最近この氷菓シリーズのレビューを上げられていて自分も拝読させて頂いて読みたいなぁと思っていて。

        でも、実は氷菓シリーズをほぼ全てなくしてしまい、「これじゃ、読めないじゃん…」と落ち込んでいたのですが、とある日に自室の隣の部屋で探し物をしていたら偶然たまたま目の前にちょこんと鎮座ましましていて、「なんだ…なんなんだ…!」と喜び且つ偶然の確率に打ち震え速攻で読み始めました。

        で、結局1日で読み終えるという、なんとも得難い体験をして今に至ります。

        内容は有名で自分が下手くそに述べるのはナンセンスだと思うので割愛します。

        自分が読んで思った感想をつらつらと書かせてもらいます。

        取り敢えずはというかもう、この作品、シリーズを読んで真っ先に思うのは「面白い!」という在り来りででもそれ以上思い付かない言葉。いや、自分のレビューを書くにあたっての拙さと語彙力の無さに最後は帰結するのだけれどこの言葉しかどう頭を捻り且つ捏ねくり回しても出てこないんですよね…悲しいかな(笑)


        でも、兎に角面白いんです!
        それだけは断じて言えます!
        (まあ、別に断じなくてもいいんだけど笑)

        タイトルの「愚者のエンドロール」とは本当に言い得て妙だなぁと思うし撒かれた伏線が見事に回収されて裏表紙のあらすじにもある通りさわやかで、ちょっぴりほろ苦い読後感を味わえるとかどんなご褒美ですか!

        こんな素敵で気持ちの良い読書ができるって本当に凄いことですしなかなか味わえないしできないと思うんです。

        ちなみに自分はこの作品のアニメ5周しています。最近6周目に入りました。何度観ても殆ど全て内容も結末も知っているのに毎回初見の時のような新鮮さと面白さと満足感を得られるんです…凄くないですか!自分の中で今まで観てきたアニメ作品でベスト3を挙げる際に真っ先に出て来るのもこの作品です。間違いない…!

        と、なんだか熱いんだかウザいんだかわからない感じになってしまいましたが兎に角面白い!これだけは間違いなく且つ声を大にして言わせていや言い続けさせて頂きたいと思います。

        ああ、それにしても良い時間を過ごせました…満足、満足。この後はよい夢見れますよ……多分(盛大なる悪夢鑑賞に向けてのフラグを立てていくスターイル!笑)


        今回も良い読書が出来ました!!
        >> 続きを読む

        2018/12/04 by 澄美空

      • コメント 8件
    • 他6人がレビュー登録、 51人が本棚登録しています
      GOTH リストカット事件

      乙一

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 乙一の第3回本格ミステリ大賞受賞作「GOTH リストカット事件」は、刺激的な作品だ。

        「異常な事件や、それを実行した者に対して、暗い魅力を感じる。心が切り裂かれるような、悲痛な人間の死。叫び出したくなるほどの不条理な死。それらの新聞記事を切り抜いて集め、その向こう側にある人間の心の、深く暗い底無しの穴を見つめるのが好き」な二人が、近隣で起きる猟奇的な事件と関わる様を描いた六つの短篇が収録されている。

        これらの短篇のそれぞれが、いびつな心性がバックグラウンドにあるわりに、読み心地が爽やかなのが、この作家の美点であると思う。

        残虐な手口の連続殺人。手首の切断に歓びを覚える異常者。
        ペットの誘拐。人間の生き埋め-------。

        黒づくめの少女・森野と、クラスメイトの僕は、身の回りで続発する猟奇的な事件に魅了され、それらの渦中に自ら身を投じていく。

        弱冠17歳でデビューを果たした作家の乙一は、それまでにもトリッキーな趣向を凝らした作品を発表していたが、本格的にミステリというジャンルを意識したのは、この連作短篇集が初めてらしい。

        語り手の僕は、表向きは笑顔で如才なく他者に接しつつ、実は慈悲や共感といったポジティヴな感情を持たず、人間の死を目の当たりにしても全く動揺しない少年だ。

        それぞれの事件の真相にいち早く到達しているという意味では、まさしく名探偵に他ならないけれども、その真相を人に知らせようとはせず、かえって事態を悪化させてゆく。

        そんな特異なキャラクターを語り手に据え、彼の視点で淡々と物語を進めてゆく著者の筆力には、異様なまでの説得力が具わっていて戦慄させられる。

        そして、これらの短篇を順番に読み進めるにつれて、連城三紀彦ばりのトリッキーな仕掛けが明らかになってゆく構成も、実に素晴らしいと思う。

        >> 続きを読む

        2019/01/26 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      黒猫の三角

      森博嗣

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • Vシリーズ第一作。前から気になっていましたが、やっと読む事が出来ました。この作家は相変わらず、読みずらい名前を登場人物につけますね~(笑)。でも文中にあれやこれや色々と伏線が仕掛けられていますね。この密度の濃さは流石ですね。             この謎解きには、必ず騙されます。まさか、この人が犯人かよと、なります。このミステリーにはゾロ目が絡んできます。最後の方では、麻雀の話しが出て来ますが、犯人の人が良く上がる役がニコニコ(チートイツ)。この役は二個ずつ同じ牌を揃えて上がる簡単なよく初心者が使う上がり役です。この件からもゾロ目が絡んできます。昔よく麻雀をやった者にしたら、ニヤリとします。麻雀まで絡むのかよと、感心します。言ったらキリが無いので止めますが、予想を上回る位面白いです。 >> 続きを読む

        2017/11/25 by rock-man

    • 他3人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      ハチミツとクロ-バ- ヤングユー)

      羽海野チカ

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.3
      いいね!
      • 超有名な少女漫画
        少女漫画の良いところ全部入ってる気がする。
        登場人物もセリフも展開も全部良い
        終わり方も自分は好き。

        こんな大学生活送りたかった…
        >> 続きを読む

        2015/07/31 by うえんつ

      • コメント 3件
    • 他3人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      理由

      宮部みゆき

      朝日新聞出版
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! Tukiwami
      • う~ん。ちょっと重いな。
        お決まりの殺人事件の解決プロセスを楽しもうかと思っていたが、ちょっと趣が違っている。事件に関わっている家族の抱える問題にメスが入っていて、それらのエピソードの説明が延々と続く。謎解きの面白さはない。 >> 続きを読む

        2019/01/13 by KameiKoji

    • 他2人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      呼人

      野沢尚

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      •  12歳で成長が止まった少年・呼人の物語。

         脚本家・推理作家であった著者の描くヒューマンドラマです。特にドラマの脚本で高い評価を受けていた方のようですが、経歴には「名探偵コナンーベイカー街の亡霊」の脚本なんてのもあります。個人的には劇場版コナンでは「ベイカー街」が一番です。

         まずは、あらすじから。

         1985年、呼人は親友の厚介・潤とともに、小学生最後の夏休みを過ごした。雑木林の中に作った秘密基地、のどを潤すコーラの味、自転車で疾走する坂道、そして行方不明になった幼馴染・小春を探した一晩の冒険……それらは大人になれば得られなくなる代わりに、かけがえのない思い出として、成長の糧となるはずだった。しかし、その夏を境に呼人の成長は止まった。
         時は容赦なく過ぎていき、やがて、厚介は自衛隊員に、潤はニューヨークの銀行マンになり、小春は若くして結婚していた。かつての幼馴染たちが大人の社会でもがき、傷つけられる姿を、呼人は見つめ続ける。そして、呼人自身も、自分の出生の謎を解き明かすために、失踪した母親の痕跡を追い始める。


        「12歳から成長しない」というなかなかインパクトのある設定を持っている主人公ですが、思ったよりも、その設定を生かした展開は抑え気味です。もちろん主人公は物語の中心ですが、物語の軸として、その周りを回る人々を見つめている、といった具合です。歳を取らない主人公を視点として、幼馴染たちとの対比することで、時間の流れを描いているのかもしれません。

         呼人の場合、あの「身体は子供、頭脳は大人」というのとは少し違います。勉強すれば知識は身に付きますが、心は12歳のままです。そのため、子供らしさが露呈することがままあります。

         ところで、子供・大人という区別はどこにあるんでしょうか。私は、「いつまでも子供の心を忘れないようにしたい」と青臭いことを思ってもいますし、同時に「もっと大人にならなければ」と、しょうもない決意を持ってもいます。しかし、何が子供で何が大人なのか、この部分はとても曖昧です。結局、都合の良いように子供と大人を使いわけたいだけなのかもしれませんねぇ……。

         もっと色々やってくれても良かったのになぁ、と思う部分もありましたが、様々なことを考えさせられる良い小説でした。

         読み終わってみると、まだ彼らが子供だった1章の物語が非常に輝きを放っているように思います。大人になるというのは、様々なことに慣れることなのかもしれません。経験の分だけ、多くのことに対処し、物事の取捨選択ができるようになりますが、反面、日々の煌めきに鈍感になり、諦めを覚えてしまうのではないでしょうか。

        「大人は夏に喘いでいる。夏だから、ぼくらは走る」(p.16)

         とりあえず、この夏に喘がず走ってみようかと思うのでした。
        >> 続きを読む

        2015/07/31 by あさ・くら

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      女子中学生の小さな大発見

      清邦彦

      新潮社
      3.7
      いいね!
      • この本のよさは、中学生のレポートの中身より、編著者の価値観、教育者としての姿勢、子供たちへのまなざしの優しさの中にある。(レポートの紹介なんだけどね)

        夏休みの「自由研究」について、まえがきでこう書かれています。

        >なにもフルコースやらなくてもいいんじゃないでしょうか?
        長いレポートじゃなくてもいいと思います。
        別に結論が出なくてもいいと思います。わからないものはわからないままで。
        ちょっと試してみた、というくらいの研究でもいいと思います。
        なぜだろう、と疑問に思っただけでもいいと思います。
        すごいっ、と感動しただけでもいいと思います。
        育ててみた、飼ってみた、それだけでもりっぱな研究です。
        見た、見つけた、気がついたなら、それはもう発見です。
        集めるだけでもいいです。セミを五種類集めるだけでも、夏休みは終わってしまうかも知れません。
        だいたい研究なんてものはそんなに簡単にまとまるものではないと思います。

        >予想どおりにならなかったのは、失敗ではなく成功です。
        何も変わらなかったのは、「変わらない」ことを発見したのです。
        本と同じ結果にならなくても、それは気づかないところで条件が違っていたからであって、自分のやったことも正しい結果です。たまに本が間違っていることだってあります。
        考え方がおかしいと言われても、「自分はそう考えた」というのは正しい事実です。



        すばらしい。実に、深い。まったくその通りです。
        人生も自由研究のようなものです。題材はなんでもいい。もっと、”気楽に楽しく”やっていけたらいいね。

        ”生徒の研究、発見を、多くはあえてコメントを加えず、生徒のやったまま、考えたままを載せてある。・・・・中には間違っているもの、何のためにやってるのかわからないものも含まれてるから、子供の自由研究のヒントにと思ってらっしゃるお母さま方ご注意を”

        とあとがきに書かれてるように、「・・・で?」「・・・だから?」 とか 「小学生??」「え、知らなかったの?」「いや、あきらかに違うよね」とかというレベルのものもたくさんある。でも、みんな違ってみんないい、なんですよね。中には、「へえ~」てのもあるけど。

        子供ひとりひとりに寄り添って、自らが伸びていこうとするのを見守り支えていくのが「大人の役割」。

        植物を育てるように、、、
        ”環境や土壌”を調え、”種”をまき、必要な時に必要なだけの”水や栄養”を与える。広く深く根をはり、太くしっかりとした茎になるように。弱くて倒れそうな時には”支柱”を立て、、、。 

        早く大きくなるようにと引っ張ってはいけない(抜けてしまう)。水をやり過ぎれば根が張りません。根腐れします。肥料をやり過ぎると害虫や病気にやられます。

        個性を尊重する対機説法
        すべてをありのまま受け入れる心の広さ、度量の大きさ
        それが大人、教師の実力、、、すごいです。

        編著者はすごい先生だと思います。
        >> 続きを読む

        2017/10/16 by バカボン

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      サヨナライツカ

      辻仁成

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 今までに読んだことのない、なんというか、切なすぎる愛。
        バンコクという暑い異国の舞台が、よりこの短い愛を美しくしているのかも知れない。

        東垣内豊(ひがしがいとうゆたか)が主人公として描かれていて、ずっとこちらに自分の重きを置いていたのに、最後の最後には真中沓子(まなかとうこ)に感情移入。
        長い人生のたった4か月の出来事が、二人にとっての一生の支えになるような時間になってしまうなんて。

        理性とともに生きなくてはならないのは、こういったとき辛すぎる。
        >> 続きを読む

        2018/02/12 by taiaka45

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      煙で描いた肖像画

      BallingerBill Sanborn , 矢口誠

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!

      • 今回読了したのは、ビル・サンボン・バリンジャーの「煙で描いた肖像画」。

        彼の作品の特徴は、秀逸なプロット、濃密な人間描写、魅力的な謎にあり、およそ、サスペンスに必要な要素をすべて持っているような気さえしてくるのです。

        この「煙で描いた肖像画」は、二つの異なるエピソードが交互に語られ、それらが最終的に、ある地点で結び付き、一つの物語となる「カットバック」という手法が取り入れられていると思う。

        これは、実は映画で多用される手法であり、もともと映像畑出身の著者ならではと言えますね。
        以降、著者のこの「カットバック」手法は、彼の十八番となり、数々のドラマツルギーやサプライズ・エンディングを生んできたと思いますね。

        もちろん、この手法が斬新であったというだけの作家ではなく、シカゴに代表されるアメリカの典型的な都会と、第二次世界大戦の影響で、希望と幻滅に満ちていた1950年代という時代。
        そこに生きる人間たちを描くことに、何よりもこだわった作家ではないかと思う。

        この作品は、華やかな都会に憧れ、田舎から出奔した女と、彼女の思い出を断ち切れず、その消息を追う男の物語ですが、二人の主人公は、非常に対照的なんですね。

        都会で頼る者もなく、信じられるのは自分だけという女の"孤独"。
        そして、彼女を忘れられず、ひたむきに追いかける男の"無垢"。

        都会にまみれて変わってしまった者と、変わらなかった者のすれ違いが描かれ、そのズレが、ある皮肉な結末に収束していく-------。

        この都会に生きる人間の"孤独と無垢"というテーマは、著者の他の作品でも繰り返し出てくるテーマになっていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/07/31 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      亡国のイ-ジス

      福井晴敏

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 上巻は、ミサイルうんぬんかんぬんの
        専門用語が飛び交って、中々ページが進まなかったが、
        下巻で急に展開が早くなり、興奮する程面白かった!

        各々の男達の熱い想いに心打たれて、時々涙が出た。

        映画での如月行と宮津艦長の配役は見事にハマっていた。
        ただ、たった2時間では
        この物語の深さを伝えきれなかったように思う
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ハンニバル戦記

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:古代ローマ
      4.2
      いいね!
      • ローマは建国以来初めての海戦。
        大国カルタゴと新興国ローマが対決した、第一次ポエニ戦役が描かれています。

        ますますおもしろくなってきました。
        ハンニバル戦記<上>、ローマ人シリーズ3巻目にあたります。

        タイトル通りハンニバルが出てきて・・・・・
        ということにはなりませんでした。
        ここで登場したのはハンニバルの父親、ハミルカル。
        スキピオの祖父にあたるグネウス・コルネリウス・スキピオ。

        海上都市の攻め方に未熟なローマ艦隊が勝利を重ねたり、大敗から教訓を得たり。
        熱い攻防戦でした。

        しかしスキピオVSハンニバルが見たくて、はやる気持ちを抑えられません。
        すぐに中巻を読もうと思います。
        >> 続きを読む

        2018/03/21 by あすか

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ハンニバル戦記

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:古代ローマ
      4.5
      いいね!
      • ハンニバルのサグント攻撃を機に、第二次ポエニ戦役が幕を開ける。
        二十九歳のハンニバルは、ローヌ川を渡りフランスを横断。
        アルプスを越えてイタリアに進攻した。


        ついに、象とともにハンニバルがやってきました!
        心理戦、気象情報など様々な情報収集により、ローマ軍を追い込んでいきます。
        今までローマ目線で時代を追っていましたが、ハンニバルが登場してからはカルタゴ寄りの見方になりました。
        あまりにも強すぎて。
        ローマとの闘い、ティチアーノ第一回戦で執政官を救い出した若い騎士・スキピオ。
        彼が後半、表舞台に出てきてからはますますおもしろくなりました。
        ハンニバル側は才ある将が他におらず、後半は戦況が苦しくなってきます。
        苦労して連れてきた象が、あまり役に立たなかったのが少し残念でした。

        最初から最後まで、内容の濃い、充実した一冊となっています。
        >> 続きを読む

        2018/03/31 by あすか

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ハンニバル戦記

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:古代ローマ
      4.7
      いいね!
      • ハンニバルがイタリアでやったことと同じことを自分はアフリカでやる、と公言して乗り込んだスキピオ。
        フェア・プレイによって勝つことがローマ人の誇りでもあったが、ハンニバルは策略によって勝つのも勝利であることを教える。
        そして、それを最も率直に吸収したのは、スキピオ世代のローマ人だった。

        ハンニバルとスキピオ。
        二人の天才が、ついに会戦で激突します。
        同じ才能をもつ者同士が対決するのは、歴史上でも稀なことらしい。
        ということは、もしかしてローマ人シリーズのピークもこの巻なのでは・・・なんて浅はかなことを考えてしまいました。

        二回目の対決は実現しそうでせず、少しずつ次の時代へと移っていこうとしていました。
        この二人の晩年は英雄にしてはあまりにも不遇で切なくなってきます。
        現実は容赦ない。

        後半はマケドニア、カルタゴが滅亡します。

        このハンニバル戦記、本当におもしろくて夢中になって読みました。
        次のタイトルが「勝者の混迷」とのことで、平和の継続ではなく暗い時代がやってくるのかと思うと少し憂鬱です。
        >> 続きを読む

        2018/04/05 by あすか

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      風と木の詩 (1) (中公文庫―コミック版)

      竹宮 惠子

      4.0
      いいね!
      • 親戚に譲りうけた漫画がいくつかあって、この全巻セットもその中に含まれていた。
        タイトルも著者さんも聞いたことあるし、有名な作品みたいだから・・・と読み始めたところ、前知識なすぎて超衝撃的だった!!!

        まだ1巻しか読んでないけど、まさかのボーイズラブ的な話!!最初は実は男の子に扮した女の子とか、そういう話なんじゃないかと思っていたけど、読み進めるたびに確信に変わってゆきます。ひぇーーーーーーー><別にそんなにディープな感じでもないけど、免疫がまったくないので戸惑いを隠しきれません。普通に週間少女コミックに掲載されていたみたいですが、これが少女コミックにー!?とその点でも衝撃です。。

        ストーリーとしては学園ものというのでしょうか。
        転校してきた主人公が、かなり危うい感じのルームメートに翻弄される話です。

        この漫画について調べてみたところ、やはり評判の良い名作のようなので、私のようなレビューは少数派だと思われます。

        どんな風に話が進んで、最終巻でどんな結末を迎えるのか相当ドキドキします。。
        なんというか心がザワザワします。。
        >> 続きを読む

        2015/07/03 by sunflower

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      パ-ク・ライフ

      吉田修一

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        大丈夫よ。
        あなたが見てるものなんて、こっちからは見えないから
        >> 続きを読む

        2012/11/20 by 本の名言

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      寒雷ノ坂 居眠り磐音江戸双紙

      佐伯泰英

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 図書館本。
        シリーズ第二弾。

        前作で磐音に起きた悲劇の真相がわかり、面白さがさらに増した。
        今作は長編ではなく、連作短編のような形で六章構成。

        いつも空きっ腹をかかえて用心棒稼業に精を出したり、間男探しといったドタバタも時には交えながらの浪人暮らしをする磐音のもとに、故郷の豊後関前藩江戸屋敷勘定方の上野伊織が訪ねてくる。磐音たち幼なじみ三人が斬り合ったのは運命ではないと言われた磐音は、真相を探り始める。それは、磐音が一人で挑む孤独な戦いの序章だった。

        どうやらこのシリーズは、順番を抜かすと途中からわからなくなるものらしい。続きを早く読みたいところだが、図書館で最後に見たときは三巻以降がごっそり貸出中だったのが気になる。

        >> 続きを読む

        2019/02/24 by Kira

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      スキップ・ビート!

      仲村佳樹

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 大好きなマンガ スキップビート

        クスリ、ニヤリと笑ってしまいます。
        ストーリー自体も面白いけど
        独特の面白さが~~^^
        面白さは読んでもらわないと伝えられない。笑

        いつも次の巻が出るのを楽しみにしている漫画です。
        >> 続きを読む

        2014/01/17 by Rie

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      デイヴィッド・コパフィ-ルド

      チャールズ・ディケンズ , 石塚裕子

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 1850年の作品。ディケンズの後期始めの頃の作品。
        岩波文庫版では(一)~(五)の五巻構成となっています。
        この作品はディケンズの自伝的作品と言われています。
        (一)は主人公のデイヴィッド・コパフィールドが10歳ぐらいまでの物語が描かれています。


        母と二人暮らしのいいとこのお坊っちゃんだったデイヴィッドの家庭に、ミスター・マードストンという人物が後夫として入り、さらに何故だかその姉のミス・マードストンも来てしまい、幸せそのものだった家庭に崩壊の兆しが見え始めます。
        マードストン姉弟のいじめに合いながらも、母がいることで耐えていたデイヴィッドでしたが、もともと病弱だった母が(多分マードストンのせいで弱って)死んでしまいます。
        マードストン姉弟の目の上のたんこぶであるデイヴィッドは、その後良く世話して貰えるはずもなく、二人に放置され、挙げ句の果てに学校もやめさせられ、10歳から働きに出されてしまいます。
        幸せな生活から一転どん底の環境に置かれたデイヴィッドは失意の日々を送ります。
        しかし、そんな生活から何とか逃れようと一大決心をしたデイヴィッドは、叔母さんのいる元へと旅立ちます。


        ディケンズ自身も割りと良い暮らしをしていた幼少時代から一転、父親の金銭感覚のなさから、一家は債務牢獄行きとなり、少年だったディケンズだけ家族と離れて働きに出された苦悩の経験があり、そんな思いがこの作品に色濃く出ています。
        とことんいじわるなマードストン姉弟と、包み込むような優しい母、愛情一杯のお手伝いのペゴティ、友情でつながったミコーバー一家など、デイヴィッドを取り巻く様々な人物達が生き生きと語られています。

        さて、一か八かの旅立ちはいかに?!
        >> 続きを読む

        2017/12/12 by Reo-1971

    • 3人が本棚登録しています
      悪夢喰らい

      夢枕獏

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 夢枕さんの小説は、長編しか読んだことがなかったので、今回の短編集は何だか新しい感じがしました。しかし、読み終わってから発行年月日を見てビックリです。昭和60年…。もう30年も前の作品だったのですね。
        そんな昔の作品とは全く感じさせない、夢枕さん節の効いた小説でした。初めて夢枕さんの作品を読む、という方にもおすすめの一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/12/06 by oyu

    • 1人が本棚登録しています
      物陰に足拍子 (第3巻) (角川文庫)

      内田 春菊

      5.0
      いいね!
      • みどりにとってシュンが彼氏から男に変わる瞬間、シュンの顔が真っ黒に塗りつぶされるという演出が印象的だった。

        あとがきにある、年下の男と結婚したりエロ要素のあるマンガを書いたりしたくらいで自分のことをエロ女扱いするな!という内田春菊さんの憤りはもっともだと思う。
        どうして世間は年下の男を彼氏や夫にした女やエロ要素のある作品を書いたり読んだりする女を特別な目で見るのか。そういうことをするのはエロい女だけだとでも思いたいのか。
        >> 続きを読む

        2017/07/09 by kikima

    • 1人が本棚登録しています

出版年月 - 2002年7月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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