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2003年6月発行の書籍

人気の作品

      ZOO

      乙一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 乙一さんの短編小説初めて読みました。

        どんなもんかと思って読み始めましたが序盤から惹き込まれてしまいました。
        『カザリとヨーコ』
        のヨーコがこれでもかってくらい悲惨で可哀想で最後もゾッとするオチで作品としてとても好きでした。この後のヨーコが気になりました!

        あとは『SEVEN ROOMS』
        後味の悪さで一番でした。
        弟の悔しさを考えると辛くなりました。

        今後も乙一さんの作品を読んでみようと思えました!
        >> 続きを読む

        2017/10/10 by CARS

    • 他5人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      キッドナップ・ツアー

      角田光代

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 特別ドラマか映画かは分からないが、妻夫木聡さんがお父さん役で映像化されていた。
        またまつけたテレビで最後の五分程度を見ただけだったが、すごく印象に残り、本書に行き当たった。

        大きな波はないし、あやふやなまま話が終わってしまうけど、どこか心が暖かくなる。そんな本。

        親子もそうだけど、人と人が分かり合おうとする姿は心が動かされる。

        ちょっと、映像も探してみよう。
        >> 続きを読む

        2018/05/19 by 豚の確認

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      香水 ある人殺しの物語

      SüskindPatrick , 池内紀

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! Tukiwami
      •  時は18世紀。場所はフランス。
         当時の衛生観念なんて今から思えば不潔極まりない状態でした。
         かのベルサイユ宮殿だって、ろくにトイレもなく、園遊会などに招かれた貴族達も、庭園の茂みで用を足すというのが当たり前(いや、これ本当)。
         ましてや、庶民が住む町などはそれはそれはという状態で、町中悪臭が立ちこめていました。ペストなどの悪疫が流行するのもさもありなんです。
         
         物語は主人公が産み落とされるところから始まります。
         主人公の母親は魚屋で生魚を捌いていました。
         陣痛が来ましたが、何、いつものこと。
         彼女はこれまでも何人もの子供を産み落としてきました。
         そう、いつものこと。いつものように、魚を捌いている包丁で産み落とした子供と自分をつなぐへその緒を切ってしまえばよいこと。
         その後、産み落とした子供は、地べたに放り出してある魚の臓物と一緒にして捨ててしまえば良いこと。
         時には、魚の臓物と一緒にそばを流れるセーヌ川に放り込めば手間もかからない。

         もちろん、今度だって同じこと。
         いつものように、へその緒を切って地べたに捨てた。
         でも、今回はちょっと違った。
         どういうわけか出血がひどくて。ついふらふらと倒れてしまった。
         それに気付いた周りの人間が「どうしたんだ」と駆け寄るけれども、「どうもしないよ。何でもないさ。」と言うだけ。
         でも、その時、産み落とした赤子が泣き出したんだね。
         それで全てがばれてしまって、(当時は拷問のようなこともしたのでしょうね)、母親はこれまでに産み落とした何人かの子供のこともしゃべってしまい、死罪になったそうです。

         さて、生まれてすぐに身寄りの無くなった主人公は、修道院に預けられます。
         修道院とて、慈善事業じゃやってられない。
         わずかな金を与えて、乳が出る女にそういう身よりのない子供を預けます。
         主人公もそうやって、とある「乳母」(と、いうのだろうか?)のもとに預けられます。

         しばらく後、その乳母は、主人公を突っ返しにやってきます。
         「子供はさ、子供の匂いがするもんじゃないか。こいつは何の匂いもしやしない。恐いんだよ。」
         そう言って、給金を上げてやるという司祭の言葉も聞き入れず、主人公を押し返してしまいます。

         時は流れて、主人公は革のなめしやにほとんど売られるようにして連れて行かれます。
         それはそれは重労働で。
         でも、彼は、自分がどういう人間かということに気付いていたのです。
         自分は、毒虫の様な奴なのだと。
         だから、何を言われても、どんなにひどい仕打ちを受けても、じっと毒虫のように身を固くして耐えていました。

         とある時、あるきっかけで、彼は自分の秘められた才能に気付きます。
         その才能とは、匂いに極めて鋭敏だということ。
         どんなにかすかな匂いでも、どんなに混じり合った匂いでもたちどころにかぎ分けてしまえたのです。
         たとえば、吝嗇家が家のどこかに隠した金貨の匂いだって分かってしまいます。そこに金貨を隠してあるのだって、忽ちお見通しになってしまうのでした。

         そして、「毒虫」は蝶(なのだろうか? あるいは毒蛾?)に成長します。
         過去の名声だけはかろうじて保っているけれど、もう力も何もなくしてしまった香水の調合士に取り入ることに成功します。
         正に天職! 彼は素晴らしい香水を次々と調合していきます。
         そして、それを師とした調合士の名前で売り出すことだって許します(というか、それが条件なのでしょうね)。

         彼の鋭敏な嗅覚はさらにすごい「香水」を作り出すようになります。
         人間の感情さえも左右してしまえるような「香水」です。
         さらには、「とある」香りに魅せられてしまうのでした。
         その香りを定着させるためにはどうすれば良いのか?
         彼は、従順を装い、師からその技術をある程度まで学び取ります。
         しかし、それでもまだあの「香り」を残すことはできない。

         何という小説でしょう。
         ある意味、猟奇的です。
         心地よく読める本をお探しでしたらお薦めしません。
         ですが、不思議な魅力をもつ作品です。
         詳しくはお話しできないのですが、まぁ、なんていうことを……
         物語としてのおもしろさは十分にあります。
         大変インパクトの強い作品だと思います。
         ここまでのご紹介文を読んでピンと来たら読んでみても損はないと思いますよ。
        >> 続きを読む

        2019/03/07 by ef177

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      嵐が丘

      鴻巣友季子 , BronteEmily Jane

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 心を強く揺さぶる作品と聞いたので期待して読んだけど、期待しすぎたのか思っていたほどの感動、刺激はなかった。心を揺さぶるというよりはずどーんずどーんってゆっくり重くのし掛かって来る感じ。個人的にはシャーロットのジェインエアや教授みたいな心臓を捕まれるみたいな揺さぶりを感じられる方が好み。女性作家の作品や女性が主人公の作品でよく感じる共感をあまり感じなかったので疑問に感じていたら、あとがきにエミリーは同姓愛者だったかもしれないとあり、納得。それを読んでさらにロチェスターさまとヒースグリフはどちらも姉妹のお父さんがモデルだと言われているけれど、ロチェスターさまのほうが女性から見てよりセクシーな魅力を持った男性であるということにも、納得がいった。
        ブロンテ姉妹らしい、道徳だけじゃなくて情熱があるところが好きだった。
        >> 続きを読む

        2016/07/15 by Magy

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      吾輩は猫である

      夏目漱石

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! tadahiko
      • 猫の視点を借りて人類すべてを呪い、挙げ句猫までが……、という連綿たる呪詛の書物。一頁めくるごとに笑える箇所が散りばめられているのだが、物語としての牽引力に欠くため、通読には苦痛が伴う。 >> 続きを読む

        2015/10/14 by aaa

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      平面いぬ。

      乙一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • ○ーニング娘。
        みたいな語尾に句点つてるのが流行ってた

        2018/07/06 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      村上ラヂオ

      村上春樹 , 大橋歩

      新潮社
      4.0
      いいね!
      • 2018年8月5日にFM TOKYOで『村上RADIO(レディオ)~RUN&SONGS~』という特別番組が放送されました。
        村上春樹DJ初挑戦!ラジオで話したことがそもそも初めてらしく、私も日本語の声を聴いたのはたぶん初めて。
        声というよりも話し方がちょっと意外な感じでしたが、この語りを記憶にとどめつつ、この本を読みました。
        『村上ラヂオ』!!!

        『anan』(2000年3月17日号 - 2001年3月3日号)に1年間連載されたコラムを加筆修正してまとめた50篇の軽いエッセイ。
        挿絵に大橋歩さんの銅版画が贅沢に使われています。

        『anan』ってところから、なんで春樹さん連載受けたんだろう?とは思いますが、人を傷つけないことを心がけ、ということで、
        当たり障りのない、要するにどうでもいい話を書いています。
        焼かれたブラジャーが気になったり、体重計に感情移入したり。
        まあ、エッセイって、どうでもいい話が面白いという点が大事な訳ですが。
        でも、なるほどこれってラジオのDJのおしゃべりそのものかもしれませんよ!

        今回の放送では「僕が走る時に聴いている音楽」がテーマでした。
        彼の選曲は一般に走りのリズムでイメージする曲とかなり異なっている気がします。
        意識的にその辺で流れていない曲を選んでいましたし。
        スピードよりもゆったりきもちよいペースを大事にしているのかな?という感じ。

        このエッセイの中に書かれているそのまんまがラジオのおしゃべりになっていたりして、そんな「発見」はファンとしては楽しいですね。
        そして今、アニマルズの「スカイ・パイロット」は耳に残ってしまって、ふと気づくとエンドレスで脳内再生しています。

        どうでもいい話といいながらも村上春樹の人間性はエッセイの中で顕著になります。

        例えば、こんな話 「けんかをしない」
        僕はとても性格温厚とは言えないけど、正面切って他人とけんかをすることはまずない。
        …(ざっくり省略)…
        かなりの確信を持って思うんだけど、世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。そういう褒め方をされて駄目になっていった人をたくさん見てきた。人間って他人に褒められると、それにこたえようとして無理をするものだから、そこで本来の自分を見失ってしまうケースが少なくない。
         だからあなたも、誰かに故のない(あるいは故のある)悪口を言われて傷ついても、
        「ああよかった。褒められたりしなくて嬉しいなあ、ほくほく」と考えるようにするといいです。といっても、そんなことなかなか思えないんだけどね。うん。
        >> 続きを読む

        2018/08/14 by 月うさぎ

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    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      シェル・コレクター

      岩本正恵 , アンソニー・ドーア

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • アンソニー・ドーアの長編和訳が刊行されて、とりあえずデビュー作からと手に取ったのですが、ものすごく好みでした。なんだこれ、なんだこれ!

        全編通して自然への崇敬と愛情をひしひしと感じます。釣りの話が多いのは、著者のドーア氏自身が釣り好きだかららしい。
        ざわざわと木々が風に揺れる音が聞こえてくるような気がするし、ハイビジョンよりも鮮明にミクロな視点で虫や花を観察しているような気にもなる。ミクロなズームの視点が印象的です。流れるような現在形の文体と、体言止め。

        そう、現在形の文体が非常に印象的だったんですが、読了して見返すと、全編ではなかったです。特徴的なくらいに現在形が使われているのは『たくさんのチャンス』『もつれた糸』『世話係』でしょうか。
        『世話係』はリベリアのとある難民の話なのですが、彼が突然日常を失いアメリカに渡って生き延びるのが、過去形ではなく現在形で描かれているためか、追体験している感じがすごかった。特に検問所のシーンがたまらなかった。私は『世話係』が一番好きかもしれない。とてもきれいな小説だ。

        とはいえ全編通して素晴らしかった。
        大自然のなかで翻弄される人間、抗いきれない大きな時代の波だとか、運命と呼ぶものにもてあそばれながら、それでも生きていこうと立ち向かう姿が格好いい。陳腐な言葉にしかならないのがもどかしい。
        訳も上手なんだろうなぁと思います。すごく雰囲気のいい短編集でした。今回は図書館で借りましたが、これは、買わないと。
        >> 続きを読む

        2016/10/01 by ワルツ

      • コメント 4件
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      1冊でわかる 歴史

      ArnoldJohn , 新広記

      岩波書店
      カテゴリー:歴史学
      3.0
      いいね!
      • 我々の触れられる歴史は「事実」の全てではない。誰かの意図が含まれた「真実」である事が多い。疑って読まねば。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

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    • 1人が本棚登録しています
      蟹工船

      小林多喜二

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 以前から無性に読みたかった小説。
        悲惨な労働環境や拷問の強烈な模写が著者の訴えたい事を倍加させてとにかく刺激が強かった。
        当時の労使環境は劣悪だったけど、現在も根本的には変わって無いような気がするな。
        資本家と労働者、使う者と使われる者・・・。
        自分もこのままじゃいけないよな。
        >> 続きを読む

        2018/11/19 by キトー戦士

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      「クビ!」論。

      梅森 浩一

      4.0
      いいね!
      • 10年前くらいにベンチャー企業を興そうと奮闘していた先輩からもらった本。
        外資系の会社と日本の会社の考え方が違うことに衝撃を受けた。
        外資は社員をある分野のプロとして雇う。その分野の仕事がひと段落すれば、その人はいらなくなる。
        「クビキラー」としてばりばり働く著者が、クビを切られるということにも驚きました。

        日本の会社のスタイル(色々な部署を経験できることや終身雇用)は、悪くは無いが、はんこを押すだけしかできない「会社のお荷物」を量産するシステムであることは事実。

        定年制を廃止し、アーリリタイアメントを考える。
        お金があってもだらだら働くのが日本人。
        「何のために働くのか」から「何のために生きるのか」そして「どうやって人生を過ごすのか」と表題では想像をつかないような深みがある内容でした。
        >> 続きを読む

        2018/09/30 by KOO

    • 1人が本棚登録しています
      ありがとうともだち

      内田麟太郎 , 降矢奈々

      偕成社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • ほほえましく、かわいらしく、そして最後はじーんとさせられる。

        本当に、人の体験や誰かと一緒にいることは、何かの目的というよりも、丸ごとの体験を喜べる時に、その豊かさが味わわれると思うのだと思う。

        当初の目的はどうでもよく、ともに過ごした体験や、一緒に見たり味わったすべてのことが、本当は一番大切なことかもしれない。
        >> 続きを読む

        2012/12/23 by atsushi

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      楽しい古事記

      阿刀田高

      角川グループパブリッシング
      3.0
      いいね!
      • 八百万の神が住まう日本。
        すべてのものに神が宿るという考え方のルーツが、古事記にある。
        古事記は、大和朝廷の基盤が強固になったとき、自らの血筋がいかに正当なものか、後追いの形で作られたもの。
        それは、神が国土を造ったところまでさかのぼり、神話・伝説を経て、歴史へとたどり着く。

        「ヤマタノオロチ」「因幡の白兎」「ヤマトタケル」等、我々になじみ深い古事記のエピソードを含め、作者が面白いと思うエピソードを中心に紹介しているように思う。
        信じるかどうかはともかく、古事記の痕跡は、日本各地に点在しているから、旅をするとき訪れてもいいなあ。なんて興味を持った。

        これを読む前に、小学生向けの漫画で古事記を読んでいたので、さらにわかりやすかった。
        >> 続きを読む

        2015/10/27 by shizuka8

      • コメント 1件
    • 3人が本棚登録しています
      人生は廻る輪のように

      エリザベス・キューブラー・ロス , 上野圭一

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:個人伝記
      5.0
      いいね!
      • 天命、使命、mission、そう言ったものは、人が絶望の中から一筋の光の様に与えられるものだと思っていた。
        しかし、生まれながらに自分の天命を悟っている人がいる事を、この伝記から知った。

        死生観なとど言う言葉すら無かった時代。「死」を忌避し続ける医学界に抵抗し、「人の死とは何か」を探究し続け、死を迎える患者に真摯に問い続け、死に寄り添うあらゆる人から学ぶ。
        「死を考えることは生を考えること」。
        死の五段階の受容過程の研究は、その後の終末期医療の先がけとなる。

        世界的な名声を得てもなお、常に困難な道ばかりを選ぶ。
        「いのちの唯一の目的は成長することにある。偶然と言うものはないのだ」と言う通り、
        困難な道を自ら選択し、その学びからしか成長は無いのだと言わんばかりに。
        自らの闘病も、「肉体からの卒業」の最後の学びだと受け止める。

        「死」と言うナイーブなテーマの為、心揺さぶられ涙が勝手に溢れることしばしば。
        移動中にうっかり読んで隣の人に怪訝な顔をされるので、読む場所に注意して。
        >> 続きを読む

        2016/02/28 by FUKUchan

    • 3人が本棚登録しています
      八月の博物館

      瀬名秀明

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • かなり苦戦しました(^^;) 
        こういう本を楽しめない私って可愛くない大人になってしまったんだなと思うのですが・・・。
        私の想像力の欠如が問題だとはわかってますが
        映像で見たほうが楽しめそうな作品。
        >> 続きを読む

        2013/05/19 by igaiga

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      巷説百物語

      京極夏彦

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 京極夏彦と言えば辞書の様に分厚い京極堂シリーズが有名ですが、私は巷説百物語シリーズの方が好き。(というか京極堂シリーズは苦手)

        妖怪・物の怪のたぐいの小説と思いきや実は勧善懲悪の時代劇エンターテイメント。
        妖怪による奇妙な事件の裏には外道を嵌めるための仕掛けが隠されている。それを諸国の百物語の開版を志す戯作者の山岡百介の視点で描かれます。
        小悪党一味の又市、おぎん、治平のキャラクターが個性的で主人公・百介とのやりとりで笑いを誘います。

        事件の裏側のトリック・仕掛けは秀逸でミステリ的にも面白い。
        本作に続けて「続巷説百物語」と直木賞受賞の「後巷説百物語」を読みましたが全作読み応え十分。シリーズの終わり方としても納得しつつも、もう続きが読めないことを残念に感じました。
        (前巷説百物語と西巷説百物語は続編より外伝的な扱い)
        >> 続きを読む

        2012/07/31 by ybook

      • コメント 3件
    • 12人が本棚登録しています
      原理主義とは何か アメリカ、中東から日本まで

      小川忠

      講談社
      カテゴリー:宗教
      3.0
      いいね!
      • 宗教ですらよくわかっていないので、原理主義となると理解のハードルはさらに高い。読んでみてやっといくらか理解できた程度かと。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

    • 1人が本棚登録しています
      江戸300藩県別うんちく話

      八幡和郎

      講談社
      カテゴリー:日本史
      いいね!
      • BOOK OFFで買ってくる
        400円

        2016/03/13 by 孝志 松元

    • 1人が本棚登録しています
      ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

      霧舎巧

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 大学に入学した僕・カケルはサークル「≪あかずの扉≫研究会」の一員となった。個性豊かなメンバーたちと奇怪な洋館に向かったところそこでは恐るべき惨劇が起きていて――。

        600ページ強とかなり分厚いメフィスト賞受賞作です。
        先発した鳴海のあとを追い、メンバーは館に向かったもののそこにあったのは誰もいない流氷館。
        しかしながら、鳴海も流氷館にいるという。
        2つの流氷館――ドッペルゲンガー館で次々に起こっていく事件を解決しようとしていくのがストーリーです。

        本題に入るまでがめちゃくちゃ長いです。
        まあ、サークルメンバーだけでも6人もいてそれぞれ能力説明をしないと物語に入れないってのがあったんでしょうけど。

        トリックが大がかりすぎて驚いてしまいました。
        また作中で、叙述トリックについて言及されていますが、本編を読み終えたあとに登場人物紹介をみると思わず「なるほど」と唸ってしまいました(笑)

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/158/】
        に感想をアップしています(2010年9月のものです)
        >> 続きを読む

        2014/01/23 by hrg_knm

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      ローズガーデン

      桐野夏生

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • こちらの表紙でなく新装版で読みました。

        短編が4つあり、基本「ミロ」シリーズで、推理、ミステリー系かな。

        最近の桐野夏生さんにはないジャンルだけども、本題の「ローズガーデン」の男女間の絶妙で繊細なテーマ感はとても目を引きました!

        で、

        自分で言うのもあれですが、感受性が強い自分にふ・・・と世の中で生きづらいな~なんて思っちゃいますが、小説はそんな心理描写が事細かく紙に文字に描かれていて、いつでもそんな一瞬一瞬の数ある感情を感じ、それは時として共感からくる安堵感や安心感。また同じ境遇やら、戒めを感じる時もあるし、自分では覗く事の出来ない自身の背中を見せつけられたりで、苦しくなる時が読書ではあります。

        でもなんやかんや日々ありますが、こうして読書を通じて落ち着き、自分を見つめる事も大事なのであまり肩ぐるしく考えずに本、読書と向き合いたいですね!^^

        あまり友達がいなかったり、いろんな自分なりの境遇でもありますが、こうして読書ログでそれなにり自分なりの本を語り少しでも皆さまと共感する時間を大切にしたいですね!
        >> 続きを読む

        2018/03/14 by ジュディス

    • 2人が本棚登録しています

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