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恩田陸
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素直におもしろかった!続きが気になって気になってページをめくる手が止まらないとは、まさに。たった数時間の間に東京駅で起こる出来事に、27人と1匹が絡み合うドタバタなコメディ。こういうのをパニックコメディというのかな。はじめはそれぞれの一日を送っていたのが、だんだんと絡み合ってくる。絡まり方は浅くだったり深くだったりそれぞれだが、必ずどこかでつながっている。半分を過ぎたところから終盤への盛り上がり方に対して、エンディングがあっさりな感じもするが、人生のある一瞬に関わった人たちが、その関わりに気づいたり気づかなかったりして、それぞれの生活に戻っていく感じって、意外とあっさりなんだろうな、と思ったり。たくさんの登場人物にも頭がこんがらずについていけたのは、キャラクター設定がしっかりしているからかな。というか、キャラが濃すぎ。それにしても、恩田陸の頭の中はどうなっているのだろう。本当に素晴らしい作家さんだなと思う。歳をとるにつれて、つらい、暗い、悲しい小説を読むのがきつくなってきて、こうゆう誰も傷つかないお話はいいな(笑) >> 続きを読む
2020/07/31 by URIKO
島本理生
図書館の「本日返却された小説本」の棚から借りてきた。先日テレビでお散歩番組に出ているのを見て、面白そうな人だなと思ったが、手にしたのは初めて。主人公が少し変わった恋愛で、自分が思うより病んだ経緯が描かれている。リアルだなーと思った。 >> 続きを読む
2018/10/22 by umizaras
有栖川有栖
有栖川さん自身が語るように○○殺人事件と付くタイトルは珍しい。6つの話があるが、4つ目までは短編ほどの軽い話。ただ残り2つはかなり引き付けられるミステリ。「紅雨荘殺人事件」富豪の奥方が殺され、その家に住む3人の姉弟が容疑者扱いに。だが3人とも完璧なアリバイがあり、それが可能なのは叔母だけ。色々可能性として考えたが、火村が最後に明かす死体をなぜ?という部分は見抜けなかった。表題作は絶叫城というゲームを基にした殺人が繰り返され、犯人はそのキャラのナイト・プローラーとして暗躍する。警察が総動員で捜査するのに犯人の出どころさえ突き止められない。それらが結びつくとき、感情を表に出さない火村が氷のような眼を犯人に向ける。 >> 続きを読む
2019/09/11 by オーウェン
MacLeod, Alistair, 1936- , 中野恵津子
【厳しいカナダの自然と、複雑な文化的背景】 カナダの作家というと、私はアリス・マンローを思い浮かべてしまうのですが、本短編集はアリス・マンローの作品同様、カナダの風物を感じられるところは共通するものの、より自然の色合いが強く、しかも厳しい自然が描かれます。 また、巻末解説に詳しいのですが、カナダは移民の国であり、スコットランド系の移民も多く、そこには独特の文化もあるということで、その辺りのことも作品に色濃く反映されています。 それではいつものように収録作品から何作かご紹介します。〇 二度目の春 農場で畜産を営む一家の7年生になる娘の物語です。 畜産農家というのは四季を通じて本当に様々なやらなければならない仕事があり、家族も大事な働き手になっているようで、まだ幼い女の子でもかなりの仕事をしなければならないようです。 本作ではその辺りのことが非常にリアルに描かれています。 主人公の女の子は、学校にやって来た農業研究員から、学校で仔牛クラブを作ろうと持ち掛けられ、自分の農場で飼っている牝牛に純血種の種付けをしてもらおうと奮闘する物語です。〇 冬の犬 今は父親になっている物語の語り手が、12歳の頃の出来事を回想する作品です。 彼が12歳の頃、家で飼っていた犬にそりを引かせ、行先も告げずに氷結し始めた海を走った時の出来事です。 凍って死んでいたアザラシの死体を見つけ、家に持ち帰りたいと思い、そりにアザラシの死体を括りつけます。 犬にそりを引かせて帰途につくのですが、途中で凍り切っていない海に犬とそりが落ちてしまうのです。 犬は何とか這い上がろうとするのですが、そりが邪魔になってなかなか這い上がれません。 しかも吹雪いてきたではないですか。 回想物語なので、語り手は無事にこの危難を乗り越えたのだろうということは読者には分かっているのですが、大変厳しいカナダの冬が描かれます。〇 完璧なる調和 冒頭に書いたスコットランド系移民の物語です。 スコットランド系移民は、故郷の言葉であるゲール語で、古くから伝わる民謡のような歌を一家そろって歌うという習わしがあるようで、それぞれの家やグループが上手いとか下手だとか評価されるようなのですね。 主人公は、伝統をきっちり守り、昔ながらの正しい歌い方を守り通そうとします。 その姿勢は民俗学者らには高く評価されていました。 ある時、ハリファックスで大々的なショーが行われることになり、ゲールの歌い手たちにも出演して欲しいという依頼が舞い込みます。 どのグループに出演してもらうかを決めるためのオーディションが開かれ、主人公一家はかなりの高評価を受けました。 しかし、出演時間は限られているため、長過ぎる歌をはしょって欲しい等々の注文がつくのです。 昔からの歌を大事にしている主人公は、是非ともショーに出たいとは思うものの、歌をはしょるなんてそんなことはできないと断ってしまうのです。 本書に収められている作品のほとんどは、『赤毛のアン』の舞台になったプリンス・エドワード島の東にあるケープ・ブレントン島を舞台にしています。 実は私、20年以上前に、10月から2月の冬の時期をカナダで生活していたことがあり、プリンス・エドワード島にも2回行ったことがあるんです。 ですから、都市部ではありますが、カナダの冬は経験していますし、郊外に行けば農場がありそこを見せてもらったこともありました。 また、プリンス・エドワード島周辺ではロブスター漁が盛んであることも知っていました。 そのため、本書に収められている作品のある程度の部分については、少しだけですが知っていることもあり、そういうところはなつかしさも憶えました。 でも、私がいたのは都市部だけですから、この本の作品に書かれているような厳しい自然までは体験しておらず、少しだけかすっているとすれば犬そりに乗って氷結した湖の上を走ったことがある程度です。 それだけでもなかなか大変だったのに、例えば『冬の犬』に描かれているような過酷な環境で、まだ幼い子供が一人で自然と対峙しているのなんて、信じられないという思いもします。 実際、それだけ厳しい時代もあったのでしょう。 特に盛り上げるようなプロットが用意されているわけでもなく、淡々と静かに語られる物語です。 時折、ちょっと読みにくさを感じてしまったところもありましたが、独特の雰囲気を持った作品群だと思います。 アリス・マンローのように洗練されているわけではありませんが、もっと無骨に、自然と向き合うような作品が多かった印象です。読了時間メーター□□□ 普通(1~2日あれば読める) >> 続きを読む
2021/02/20 by ef177
田村隆一 , アガサ・クリスティ
ポアロに助けを求める一通の手紙。急いで現地に向かうポアロとヘイスティングズだが、手紙の送り主はすでにゴルフ場で殺されていた。ポアロシリーズ第二作。ポアロの推理手法、ワトソン役ヘイスティングズのキャラクター紹介のような作品である。ワトソン役のわりには登場作品が多くないヘイスティングズだが、この作品では大活躍だ。犯罪すれすれで美女のために走り回る彼のキャラクターを好きになれるかどうかで評価はわかれそうだが、私は困った人(美女)をほっておけないお人好しのヘイスティングズが嫌いではないので、十分楽しめた。クリスティもヘイスティングズを書くのは楽しかったのではないだろうか。犯人につながる大きな謎が思ったより早く種明かしされるため、途中で犯人が推測できてしまうという欠点はあるが、トリック解明を重視していない読者であれば、ヘイスティングズの立場で事件の真相に考えを巡らし、ある程度推測できた時点で「さあ、ポアロがどのように犯人を追い詰めるのか」と予定調和を楽しむことができる。クリスティのしっかりとしたキャラクター造形のなせる技である。ただ、このタイトルはいかがなものか。ゴルフ場が事件に関係ないわけではないが、タイトルにするほどの重要性があるようにも思えない。タイトルで損している作品だと思う。 >> 続きを読む
2020/09/03 by matatabi
中務哲郎 , Cicero,Marcus Tullius
カエサルと同時期を生きたローマの哲学者、キケローによる老いと死をテーマにして書かれた本です。やはりこういう誰もが通る道にかんしてはどの時代の人も考えることは一緒なのでしょうか。 この本はキケロー自身が老いや死について直接的に述べるという形はとらず、キケローよりもかなり上の世代であるカトー(大カトー)というローマの政治家が、同じくローマの武将である小スキピオとラエリウスという2人の若者に対してテーマについて説くという形を取っています。つまりこの本の内容に書いてあることをカトーが思っていたかどうかなど推測すらできないのですが、話に説得力を持たせる1つの技なのでしょう。 この本が言いたいことを大雑把に纏めてしまうと「自分の老いを嘆くのは間違いである」となります。自身が若いころから研鑽を怠らなければ、喩え華々しい過去が無かったとしても老年期を穏やかに過ごすことができ、死も恐れることはないと(カトーの言という形をとおして)キケローは述べています。また、次世代のために残してやるものを育てなければならないとも書いてあり、2000年以上の前の本ながら思わず頷いてしまう部分も多くあります。 個人的な見解ですが、タイトルに反してこれは年老いてからというよりも若いころに読んでおく本ではないかと感じます。ページ数も少なく、また非常に読み易い訳し方がされているため、敷居も低いと思います。この本の続編にあたる「友情について」も含め、ぜひ一読をお勧めします。 >> 続きを読む
2017/04/02 by aokaze
殊能将之
5回目くらいの再読。個人的には好きな作品だが、コアな本格ミステリファンの間では不評だった記憶がある。SF的なルール世界を予め提示したうえでその枠組みの中で本格ミステリを紡ぐ作品は、西澤保彦や今村昌弘が得意とするところだが、この手の作品は本格ミステリファンに受け入れられやすい。ただ、現実世界をベースとする本格ミステリが実はSF設定でしたというオチの本格ミステリは、コアなファンからは敬遠されがちだ。笠井潔も評論で述べていたが、この手の作品はかなりの枚数を割いてSF設定の必然性を読者に納得させる必要があり、数少ない傑作として山口雅也「奇偶」や麻耶雄嵩「夏と冬の奏鳴曲」が挙げられるだろう。 >> 続きを読む
2019/03/16 by tygkun
何が言いたいのかわからない。私に理解できないだけなのか?と思って、他の感想サイトとか巡ってみたけれど、時を超えて巡り合う、まあなんてロマンティック、という事らしい。生まれ変わり?時空を超えて、っていうか飛び超え過ぎ。あっちこっち飛び散り過ぎ。始めの章のエリザベスはエドワードが自殺しようとしているのを止めたかったのではなかったの?でも45年後のエリザベスはエドワードを素敵な人とは思っても、恋人の待つカフェにウキウキ向かう、その途中で流れていた音楽がケイト・ブッシュのライオンハート。???かと思いきやエリザベス一世の話になったり、それぞれその時々で違う伴侶がいたり・・。エリザベスとエドワードでなければならない必然性もわからないし、どこに軸を持って読めばいいのかわからない。でも、この世界観が好きって人にはたまらないのかも。私には必要の無い本であった、という事が理解できただけである。 >> 続きを読む
2017/06/18 by チルカル
石沢靖治
自分が思っている程、外国人は日本に関心がないって事だよね。関心があっても印象が悪いことの方が多い。正しい情報が世界に発信されていないから、誤報がまかり通る。怖い怖い。 >> 続きを読む
2013/06/15 by freaks004
アガサ・クリスティ , 中村能三
スリルがある冒険サスペンスで、ドキドキするロマンスがあって好きな作品の一つ。アガサが書くロマンスはやっぱり女性目線で、憧れる恋愛だからすごく好き。やっぱり犯人は最後の最後までわからなかった。 >> 続きを読む
2014/10/31 by えま子
室井滋
猿岩石に会いに行った話はなっかしかった。室井さん、当時も結構人気あったのでビックリでした。 >> 続きを読む
2015/07/24 by kazenooto
DowerJohn W , 高杉忠明 , 三浦陽一
直接的には、開沼博さんの影響で読んでみることにした本です。開沼さんは、「原子力ムラ」は、戦後の日本が敗北を抱きしめたように、原発を抱きしめた─というアナロジーで、たびたびこの本に言及しています。昨年話題になった「戦後史の正体」(孫崎亨)でも引用されていたかもしれません。 たまたま「舞踏会に向かう3人の農夫」、「写真小史」に続いてこの本を読む形になったのですが、その流れの上でこの本を読むと、そこに収録されている戦後日本の写真が、ことのほか心にしみます。 特に、1946年12月に品川駅に到着した、満州からの引き揚げ途中で孤児になったこどもたちの写真。右側のこどもは首から家族の骨と灰が入った箱を下げています。おかっぱ頭のこの少女はこのとき7歳ですが、年に似合わぬ厳しい表情をしています。父親は奉天、母親は葫蘆島(遼東湾に突出した半島だそうです)、妹は佐世保で亡くしました。この写真に至るまでにどれほどの涙を流してきたことでしょうか、この写真の後、少女はどのような人生を送ったのでしょうか。 GHQが、あたかも戦前の桎梏からの解放軍のように歓迎された時代を経て、1947年の2.1ゼネスト中止指令で逆コースがはっきりしてくるあたりで、上巻は終わります。 非常に興味深いのは、占領軍相手の売春婦たちの世界、手に負えないエネルギーに充ちた闇市、価値体系の転換を表現した「カストリ文化」といったサブカルチャーを、敗戦による「虚脱」状態の混乱と絶望を示す具体例であるとする一方、生命力と本能とさらには色情さえ駆使して「虚脱」を乗り越えた実例として分析した部分です。 単数形の「日本文化」や「日本の伝統」なんて存在しない。語らねばならないのは複数形の「日本文化たち」や「日本の伝統たち」なのだ、と筆者は言います。 ぼくは、「日本人とはこういうものだ」という誇らしげな日本人論も、「日本人ってどうして〜なんでしょうね」といった自嘲的な日本人論も、どちらも嫌いなのですが、それは、もともと単純化できるはずのないものを無理やり単純化して省みない粗雑さに対する嫌悪感だったのかもしれない、とこの本を読みすすめながら考えています。 >> 続きを読む
2013/07/18 by 弁護士K
田代泰子 , 三浦陽一 , DowerJohn W , 高杉忠明
闇市や「カストリ文化」といったサブカルチャー、GHQを「解放軍」と受け容れた人々を中心に描いた上巻に対して、下巻では、昭和天皇、日本国憲法、東京裁判といった歴史のメインストリームが描かれます。いわば、上巻が下部構造で下巻が上部構造といった趣です。 上巻のレビューに、emiさんから「自分がその歴史を余りにも知らないことに驚かされました」というコメントをいただいていますが、わたしもまったく同じ思いです。 仕事柄、日本国憲法の制定過程については勉強してきましたし、薬害エイズ事件やハンセン病問題の関係でも、GHQの占領政策を調べたことがあります。しかし、占領政策の全体を、大きな歴史の流れの中に位置付けてみたのは初めてのことで、眼からウロコの記述がやまほどありました。 改憲論者からはアメリカによる押し付け憲法と批判される日本国憲法ですが、これを「押し付けられた」のはいったいどのような人々だったのか、という視点を持てるのも、単数形の「日本人」ではなく、立場を様々に異にする「日本人たち」を描くという筆者の姿勢によるものだと思います。 読み終えた次の朝、日テレ「ZIP!」で、「風立ちぬ」の劇場版予告篇が放映されました。はじまったとたん、ジブリのアニメが、この「敗北を抱きしめて」に描かれている日本と重なって、涙がこぼれました。 年をとると涙腺がゆるくなって困ります(^_^;) >> 続きを読む
2013/07/23 by 弁護士K
中島賢二 , ThackerayWilliam Makepeace , 三宅幾三郎
第三巻。アミーリアは夫を亡くし、息子を生きがいに貧乏に暮らしています。一方世渡り上手なベッキーは社交界の花形となり華々しく暮らしますが、実際そんなに稼いでいるわけでもなく、ついに破局も訪れます。メインはベッキーのほうで、たまにアミーリアの様子が描かれます。立ち回りのうまいベッキーと、貧困にあえぐアミーリア。しかし巻末までいくと、この後の二人の運命がちょっとわからなくなってきますね。まぁベッキーはあれだけ才覚があるし、ハングリー精神もあるので、心配はしませんが。ドビン氏は相変わらずアミーリアに忠誠を誓い結婚もせずにいますが、報われません。アミーリアは少女マンガで主役を張るタイプですが、そういう女の子(って歳でもないですけどね、もう。子持ちですし)にありがちなように鈍感で意図せず他人を傷つけます。もう、ほんとうに、ドビン氏が気の毒で…。ベッキーはベッキーでパトロンを得て抜け目なくお金を巻き上げて、けど借金の支払いはせずにへそくりとして隠しておくしたたか具合。夫のロードンのことはお気に入りなので捨てたりはしませんが、侮って軽んじているのは確かです。油断しましたね、ベッキー。奢れるものは久しからず、なかなか波乱万丈な生活を楽しんでいらっしゃるようで。ロードンはすっかりおとなしい亭主になって、息子のことを目に入れても痛くないくらいかわいがっているのが、なごみます。ベッキーの激しさをみていると、ロードンがかわいくて。稼げないダメ亭主かもしれませんが、善人だなぁと思います。学はなくても漢気はあるし、なかなかいい男なんですが、ベッキーにはかなわないでしょうね…それだけにベッキーにとってはかわいくて仕方ないだろうとは思いますが。次が最終巻です。サッカレーはどんな幕引きをみせるのか楽しみです。 >> 続きを読む
2016/01/30 by ワルツ
堺屋太一
官僚の立場から、閉塞感漂う日本社会が描かれています。今年は平成26年、この本の初版が平成16年ですから、今から約10年前に当時から約15年後の世界を描いた未来小説です。当たっている描写も少なからず散見され、これから社会がどのように変わっていくのか考えるネタになります。また一方で、官僚や政治家の記述も多く、その考え方や行動規範を確認できます。以下は、本書の中で提言されていた項目です。【5つの開放】①医療介護の開放:有資格者ならいつでも医療介護サービスができるよう官民の規制を全廃する。②農耕の開放:誰でも好みの農耕ができるよう土地の利用や作付けの制限を全廃、土地の貸借、売買も自由にする。③土地移動の開放:宅地の売買や利用の制限を緩和、土地の流通も無税化、建築制限は容積率のみとする。④教育の開放:学区制を全廃、学校設立を自由化する。すべての学校に情報公開を義務付ける。⑤公共施設からの開放国有公共施設の過半数を市町村に移管、その存廃、売買、維持管理は、市町村に任せる。【3つの削減】公務員の数と財政支出と税金の3つを、来年度中に一割ずつ削る。新聞やテレビ等のニュースを考察する際、肥やしにしたいです。 >> 続きを読む
2014/09/22 by こいこい
フレデリック・フォーサイス , 篠原慎
フレディック・フォーサイスの短編集。良い意味で裏切られた作品。正直、私にとって面白くてどんどん読める!という本ではなかった。作品中に登場するイギリスの裁判や警察、美術品のオークションなど、背景の知識がかなり乏しかったこともあり、読み進めるのに忍耐を要した。特に最後の「奇跡の値段」においては、ラスト1ページまで、イマイチだったなぁと思いながら読んでいたのだが、最後の最後に思わぬ結末があり、読後こんなにスッキリした気分になったのは久しぶり。どんでん返しのあるストーリーは大好きだが、ちょっとできすぎだと感じたり、説明が多かったり、無理やり辻褄合わせをしたような作品も多い。ここまでシンプルに「やられた!!」と思わせてくれる作品はなかなかない。 >> 続きを読む
2011/09/25 by chao
結城光流
自分の命をかけてまで紅蓮を守ろうとした昌浩。けれど、紅蓮の心は昌浩が生まれる前のものに戻ってしまっていた。さらに陰陽師として不可欠な眼まで失ってしまい――。この巻から先が読みたくてこのシリーズを購入しました。私はアニメから入ったんですが、アニメでは「昌浩の命は助かったが紅蓮の記憶はなくなった」ってところで終わっていたんです。続きが気になって気になって大人買いしたんです。結論からいうと紅蓮の記憶はこの巻のうちに戻ります。ですが、それまでがものすごい痛々しくて。読んでいて辛かったです。「記憶戻るの早くね?」と思う一方で「これ以上痛々しい昌浩を見ていたくない」って思いもあって複雑でした(笑)【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/212/】に感想をアップしています(2010年11月のものです) >> 続きを読む
2014/03/04 by hrg_knm
酒井美羽
友達から貰った本。其の3映画共演を機に復縁した椎汝と誠のその後脚本家の桐生にハメられ覚醒剤取締法違反で捕まった誠はその後高校教師に戻るが…。相変わらずって言えば相変わらずの展開かな?サラッ読めるお騒がせカップル。 >> 続きを読む
2014/03/11 by あんコ
南房秀久 , 小笠原智史
この本は、主人公のトリシアの魔法のお話だよ。とても面白いからシリーズもたくさんあって、絵もすごく可愛いよ! >> 続きを読む
2018/07/09 by NANOKA
日本子宮内膜症協会羽田守快藤巻一保大宮司朗
密教の神仏を知りたいと思った時に買った本。中身は宗教そのものなのに、宗教色のない、教科書的なガイドになってるところがよい。図や写真も多くて、とても重宝してます。 >> 続きを読む
2015/11/03 by nekoya
出版年月 - 2004年1月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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