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2005年9月発行の書籍

人気の作品

      羅生門・鼻

      芥川龍之介

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! sayaka chiaki emi mariak1994 nona
      • 芥川の師匠、夏目漱石が絶賛していた『鼻』を読み終えました。芥川の作品は短編ばかりなので、どれもすぐ読めます。

        長い鼻にコンプレックスを持っている内供と、周囲の人々の心理がよく観察し書かれていました。少し心理描写をさらけ出し過ぎな感じもしましたが、人の綺麗とはいえない内面を如実に表していました。
        鼻を短くする場面は、ややグロテスクでしたが^^;
        >> 続きを読む

        2019/06/18 by May

    • 他18人がレビュー登録、 45人が本棚登録しています
      半落ち

      横山秀夫

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! ryoji ooitee
      • 推理小説のジャンルになるのかな。
        妻を殺害した警部の自首。なぜか、殺害後の2日間の行動だけ黙秘する。警察、検察、報道、弁護士等、いろいろな立場からこの事件にかかわっている人たちの考えと行動が交錯する。それぞれが、なにがしかの問題を抱えているのだ。思わず先へ先へと読んでしまう物語の展開。最後の謎解きまで一気に読んでしまった。なかなか読みごたえのある小説だった。次の作品も読んでみたい。 >> 続きを読む

        2019/04/15 by KameiKoji

    • 他10人がレビュー登録、 50人が本棚登録しています
      プラナリア

      山本文緒

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 表題の「プラナリア」はイマイチ。共感できたのは3篇目の「どこかではないここ」。結婚して母親になったらだれでも家計のために働き家族のために家事をこなし夫の親や自分の親のために時間を費やす。でもすべて背負い過ぎて一杯一杯だ。どこか歯車が切れたら崩れそう。「囚われ人のジレンマ」は始めて知ったが奥が深いことばだ。いつの時代でも通じる永遠のテーマだと思う。
        >> 続きを読む

        2018/05/23 by miko

    • 他5人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      草枕

      夏目漱石

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 初めて読書会に参加した時の課題図書。
        『坊ちゃん』や『こころ』『夢十夜』は読んだ事があったので、それ位の文章かなと思っていたら、全然違いました。
        難しすぎる! 聞きなれない言葉がバンバン出てくるわ、漢詩は出るわ英語の詩は出るわ……とんでもなかった。
        レベルが違い過ぎる(;・∀・)
        会話の部分はまだ読めるのですが、特に冒頭、主人公の画工が一人旅の最中延々と自身の芸術観を語っていた場面は、心が折れそうになれました。
        言葉がわからず詰まってなかなかページが進みませんでした。
        ですが、挫折せずになんとか全部読了した自分を褒めてあげたい!

        この作品には、盛り上がるような展開があるでも、主人公とヒロインの関係性が変わるわけでもありません。
        私はこれは実験小説ではないかと思いました。
        実際、『余が「草枕」』の中に漱石自身の解説があり、小説の定義に疑問を持っていたようです。
        「(小説とは)世の中に立って、如何に生きるかを解決するのが主であるらしい」
        「私の『草枕』は、この世間普通にいふ小説とは全く反対の意味で書いたのである。唯だ一種の感じ、美くしい感じが読者の頭に残りさへすればよい」
        と本人が解説しているからには、そもそも万人受けをしようと書いたのではない事は明らかです。

        「普通に云う小説、即ち人生の真相を味はせるものも結構ではあるが、同時にまた、人生の苦を忘れて、慰藉するといふ意味の小説も存在していいと思ふ」
        と、述べているところから、実験を通して新たな境地を開拓しようとしていたのでしょうか。
        それにしても、変わった事考えますよね。凡人の私には難解過ぎる(;´∀`)

        『草枕』には「非人情」という言葉が何度も出てきます。
        それがこの話のキーワードであり、根幹なのですが、最初これがてっきり薄情の意味で使われているのかと思っていました。
        しかし、読み進める内に「非人情」は、煩わしい世俗から離れることなんだろうなと、難しいながらに思いました。
        世俗を離れるので、恋愛もせず、それによって起こるしがらみもありません。
        よって主人公とヒロインの那美さんは、深い関係には発展しないのです。
        恋愛関係に発展すれば、それはもう「非人情」の旅ではなくなってしまいます。
        俗世間から離れ、人からもちょっと離れて上から見ているようで、「非人情」ってまるで仙人みたいですね。

        那美さんは捉えどころのないミステリアスな女性なのですが、疑問に思った発言が二箇所ありました。
        一つは、四章。主人公の画工との対話で「淵川へ身を投げるなんて、つまらないじゃないですか」
        と言っていたにもかかわらず、九章になると「私は近々(川へ身を)投げるかもしれません」という発言。
        百八十度変わっています。
        四章はただの言い合いで本気ではなかったけど、九章は案外本気の発言だったのかなあ。
        とにかく、そこが気になりました。
        もう一つは、戦地へ赴く那美のいとこ久一に対して「死んでおいで」と二度も言った事です。
        普通だったらそんな事言わないのに、なんで二度も言ったのか? 謎です。
        わかる人教えてください^^;
        >> 続きを読む

        2018/08/30 by May

    • 他4人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      探偵倶楽部

      東野圭吾

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.8
      いいね!
      • 各界のVIP要人のみを相手にする会員専用の探偵倶楽部。
        合理主義の探偵と瞬間記憶能力を持つが、社会不適合者の助手が様々な事件を解決するミステリー。
        短編で読みやすく、スッと頭に入ってくるストーリーでした。

        テレビでも2時間ドラマ化!
        >> 続きを読む

        2015/05/11 by ヒデト

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      Moment

      本多孝好

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 率直な感想として印象に残らない作品でした。
        かといって読んでいてつまらなくはない。
        特別面白くもない。
        早く次のページをめくりたいとか、時間を忘れて読んでしまったという感じではなかった。
        良い面悪い面において特筆するような事柄はないかな。
        >> 続きを読む

        2018/01/12 by ryoji

    • 他3人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      食品の裏側 みんな大好きな食品添加物

      安部司

      東洋経済新報社
      3.8
      いいね!
      • なるべく添加物の入ってない素のままの食品を使って、食べるようになりました。

        2016/04/02 by MARINA

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      ニンギョウがニンギョウ

      西尾維新

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 妹が死ぬ度に、映画を見に行くという兄の悪夢を眺めるような狂気の関係性が紐解かれる事で、何度も様変わりする幻惑に酔いしれる物語。

        狂い出す惑いに侵されて、輪廻する醒めない悪夢。

        寝苦しい夜に汗を掻きながら、うなされるように見た夢を言葉として書き綴られる。
        整合性もなく、何もかもがあやふやだからこそ、不安定な波が押し寄せる。
        奇天烈な突拍子が無い兄の自分語りは、支離滅裂なようでいて、独創的な絵画を眺めるような酩酊感を生み出す。

        際限も制約も取っ払ってしまえば、あまりにも途方がなさ過ぎて、常人は困惑してしまうだろう。
        >> 続きを読む

        2019/02/07 by ebishi

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      悪党たちは千里を走る

      貫井徳郎

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 詐欺師の高杉と園部のコンビが偶然出会ったのは、同じく詐欺師の三上。
        共同して狙うのは金持ちの誘拐だが、思わぬことに別の人間から誘拐のため身代金を要求される。

        詐欺師を扱ったユーモアミステリだが、これが貫井さんというのは意外だ。
        こういう作風は珍しいし、全編を覆う陽気な雰囲気は非常に珍しい。

        詐欺師でお決まりなどんでん返しだが、そういう類ではない。
        その代わり誘拐犯の特定に仕込まれた伏線が終盤に効いてくる。

        キャラ付けも明確だし、出てはいないけど続編があってもいいかも。
        >> 続きを読む

        2020/06/14 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      畑村式「わかる」技術

      畑村洋太郎

      講談社
      4.0
      いいね!
      • 匿名

        わかるとはどういうことなのか、そのメカニズムを明らかにする。テンプレート、課題設定、知識の必要性。話し上手とは。などなど >> 続きを読む

        2014/11/16 by 匿名

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      Over drive SHONEN MAGAZINE COMICS (3581巻))

      安田剛士

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • ざっくり言うと、基本的に運動神経の悪い主人公が、努力して自転車では速くなるという物語です。

        私自身も乗っているのですが、ロードバイクでは特に、走るなどといった時の
        筋肉と、使う力が全く違います。
        よって、自転車は、自転車に乗らないと速くなりません。

        自分の足で、速く、遠くにいけるのは魅力ですよ。
        このマンガを読んで、私はロードバイクにはまるきっかけになったので、
        たくさんの方に読んでもらって、乗る人が増えればなぁと思っています。

        >> 続きを読む

        2015/04/23 by frontier

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      行動分析学入門 ヒトの行動の思いがけない理由

      杉山尚子

      集英社
      カテゴリー:心理学
      4.0
      いいね!
      • なぜ自分の(あの人の)この行動がやめられないんだろう、続かないんだろうと思う事はよくあると思う。
        それを根性や性格からだとは結論付けずに行動分析学から考えていく内容。

        行動の前後の状態が(好ましい状態に)変化するから、その行動をやめられないし、続ける。

        Aの状態→行動→Bの状態

        状態変化が好ましい状態に変化することや、嫌な状態が消失する時に、その行動が起きやすくなる。

        愚痴がやめられない、は愚痴ることで相手が反応してくれるから続けてしまう。だから、相手に反応しないでもらえればやめる事ができる!
        …最近私の愚痴る時間が増えてきた気がするので早速やってみようと思っている。

        好ましい状態も、複数の理由が重なっている場合もあるので、注意が必要。

        続かないのも、すぐにフィードバックがこないから、状態が変化しないので続きにくい。

        自分の行動や、誰かの行動を分析するのが面白くなったし、今後の役に立つと思った。
        >> 続きを読む

        2020/03/16 by おつまみ

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      県庁の星

      桂望実

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 映画を観ていないので、情報のない、真っ白な状態で読めました。
        冒頭の県庁さんのスーパーへの研修の様子で、大体、大まかなストーリーが浮かんでしまいました。
        それでも、後半、県庁さんが何をきっかけに、どう変わっていくのかなぁ、という視点で読んで楽しめました。
        県庁へ戻ったら、煙たがられるかも知れないけれど、きっといい仕事をしてくれるはず!
        >> 続きを読む

        2018/02/07 by taiaka45

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      危機と克服

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:古代ローマ
      3.7
      いいね!
      • 10代目 ティトゥス
        在位2年3ヶ月。
        ヴェスヴィオ火山の噴火によるポンペイ壊滅とローマの火災と疫病への対策に追われる。短い在位期間で病死。

        11代目 ドミティアヌス
        「ゲルマニア防壁」を建設。
        作者は気に入っているが、当時はなぜか、ひどく不人気だった皇帝。
        浮気が原因で奥さんに暗殺されてしまったらしい(怖)。

        12代目 ネルヴァ
        ドミティアヌス帝が思わぬ死をとげたため、ショートリリーフで登板した人。皇帝就任時は70歳。高齢のため1年半で死亡。
        あまり年取ってから皇帝になっても、体力はないし、無茶できないので有難味がなかっただろうな。ネロみたいに10代後半でなるのが一番楽しいに違いない。(ただし無茶がすぎると殺される)

        いよいよ次からが五賢帝の時代だ。
        >> 続きを読む

        2017/10/22 by Raven

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      千住家の教育白書

      千住文子

      新潮社
      カテゴリー:社会教育
      4.5
      いいね!
      • 千住家の教育白書。千住文子先生の著書。子供の教育に悩む全ての保護者や学校関係者にとって役に立つ内容の良書です。全ての子供が千住家の皆さまのようになれるわけではないけれど、千住家の教育から学べることはたくさんある。 >> 続きを読む

        2018/09/03 by 香菜子

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      銀河ヒッチハイク・ガイド

      AdamsDouglas , 安原和見

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      •  楽しい~! もう、こういうジョーク大好き!
         とっても面白くて、はちゃめちゃなお茶目さんな作品です。

         主人公はアーサー・デントという冴えない男性。
         自分の家がバイパス道建設のルート上にあって、立ち退きを迫られている……というか、市役所の公示を見ていなかったばかりに異議申し立ても手遅れで、家は取り壊し寸前。
         業者のブルドーザーがやってきて、すぐにも家を取り壊しにかかろうとしています。
         もう、こうなったら実力阻止しかありません。
         ブルドーザーと家の間のぬかるんだ泥道に寝ころんで抗議行動に出ます。

         そうしているところへ、変わり者の友人フォード・プリーフェクトがやってきます。
         泥道に寝転んでいるアーサーに、「ものすごく重要な話があるんだ。飲まなきゃやってられない。」などと言って強引にパブに誘います。
         「いや、だからさ、俺は今家を取り壊される寸前でさ、こうやって体を張って抗議しているわけ!」
         そんなアーサーの言葉には全く耳を貸さないフォードなのでした。

         取り壊し現場に来ていた市役所の職員を捕まえて、「アーサーはずっとあそこで寝転んでるつもりだけど、だったら別に彼がいてもいなくても同じ事じゃない?僕たちはちょっとパブに行って来たいだけなので、アーサーの変わりにあそこで寝転んでいてくれない?君たちがパブに行きたくなった時には代わるからさ。」とかなんとか言って役人をアーサーの代わりに泥道に寝かせて、アーサーを連れてパブに行くフォードなのでした。

         で、パブでフォードが言うことには、「もう数分で地球は消滅するよ」ってな話。
         実は、フォードは「銀河ヒッチハイクガイド」という全宇宙的に出版されている本の取材記者だったのでした。
         もちろん地球人ではなく、ペテルギウスの近くの小さな星の出身で、地球人に化けて新版の「銀河ヒッチハイクガイド」の記事を書く取材のために地球に立ち寄ったところ、何の手違いか15年も地球を離脱できずにいた男でした。
         フォードは、早いとこ、このちんけな地球から出て行きたいと思いいつもヒッチハイカーを拾ってくれる宇宙船が地球のそばを通らないかと空を見つめていたのですね。
         で、そこで分かったわけです。
         おいおい、地球は宇宙航路のルート上にあって、立ち退きを迫られているぞって。

         立ち退かない場合は取り壊す(破壊する)だって!
         「そんなことはアルファ・ケンタウリの出張所に地球年にして50年も前から張り出されていたことで、アルファ・ケンタウリなんて地球からたった4光年しか離れていないのに見ていないとは言わせない。今更抗議は遅すぎる。」
         というわけで、地球は「取り壊されて」しまいましたとさ。
         だけど、間一髪のところでフォードは、アーサーと共に脱出し、近傍を通行していた船にハイカーとして拾われます。

         どうですか、とんでもない話でしょ。
         もう、まいっちゃいます。
         沢山の皮肉とジョーク満載です。
         この後、アーサーとフォードは絶体絶命のピンチに陥るのですが、奇跡的とも言える確率で生き残ります(それ自体がジョーク!)
         その後の展開も「にやにや」ものです。
         人間そっくりに作り上げたために重度の鬱病にかかっているロボットとか、とりあえずいい加減にやっていることが命脈を保つ大統領とか(いや、彼にはまた……なんだこりゃ!的なヒミツもあるのよん)。

         もう、読みながら「にやにや」しっぱなしでした。
         短時間で読了できた軽い、でも面白い作品でした。
         いや、とにかく楽しい作品です。
        >> 続きを読む

        2019/10/21 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      バフェットとソロス勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣

      望月衛 , TierMark.

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:金融、銀行、信託
      4.0
      いいね!
      • 251ページ: 富とは精神の状態である。

        2015/03/19 by Neo*

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      笑う男 (創元推理文庫)

      ヘニング・マンケル

      4.5
      いいね!

      • ヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダーを主人公とするスウェーデンの警察小説シリーズ第四作の「笑う男」を読了。

        ヴァランダーは、警察を退職する決意をしているのだが、知人の死をきっかけに再び警察に戻ってくる。
        なぜ彼は死んだのか、その謎を追うヴァラダーの地道な捜査が始まっていく。

        しかし、なぜ私はこのシリーズに惹かれるのか?
        例えば今回も、敵は最初から判明しているのだ。あとは証拠をいかに摑むかだけ。

        その意味では単調な物語だといっていい。
        にもかかわらず、どんどんこの物語に惹かれていくのはなぜか?

        ヴァランダーの父親を始めとする脇役たちが生き生きと描かれていて、特に今回は女性刑事アンがなかなかいいんですが、物語を読むことの悦びにあふれていることが、まず挙げられる。

        そして、その細部のうまさとは対照的に、もっと大きなものを物語の背景にしていること。

        マルティン・ベックシリーズがそうであったように、スウェーデン社会のさまざまな問題をいつも背景にしていて、それがサスペンスを生み出している。

        つまり、敵が最初から判明しているのは確信犯だといっていいと思う。

        >> 続きを読む

        2019/03/06 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      「できる子」の親がしている70の習慣

      七田真

      PHP研究所
      カテゴリー:社会教育
      4.0
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        運命の女神は、毎日一生懸命努力して生きる人を愛します。
        そしておごり高ぶらず、謙虚な人を愛します。
        >> 続きを読む

        2013/04/24 by 本の名言

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      黄色い雨

      フリオ リャマサーレス

      5.0
      いいね!

      • スペインの小説家・フリオ・リャマサーレスの「黄色い雨」を読み終えました。

        この小説の主人公は、過疎化が進み、村人が一人また一人と家を捨てていった末に、村に妻と二人残された〈私〉です。
        だが、妻も精神を失調させ、やがて自殺。孤独な〈私〉のそばにいるのは、雌犬ただ一匹になってしまいます。

        辛気くさい? 確かに、この小説は辛気くさいです、大いに辛気くさい物語なのです。
        でも、陰鬱なトーンながらも、一文、一文練りに練られた文章がとても美しく、ページを繰る指を止めさせません。

        すると、ちょうど真ん中あたり、毒蛇に咬まれた〈私〉が生死の境をさまようシーンに至ります。
        そこから、この物語は本格的に"死者の書"と化していくのです。

        高熱にうなされる語り手をじっと見つめている妻。台所の長椅子に座っている母親。
        火を囲むように車座になっている、この家で亡くなった一族の者たち。

        戦争に従軍して行方不明になった息子。
        たった四歳の時に病気で苦しみ抜いた末に死んだ娘。
        大方の亡霊は、無害でおとなしいのですが、なかには邪悪な亡霊も現われ、語り手を怯えさせるのです。

        秋になると、村に流れる川を真っ黄色に染め上げるポプラの落ち葉。
        タイトルにもなっているこの「黄色い雨」は、時間と死のメタファーです。
        昨日と今日の境目がおぼろになるほど変化のない、孤独な生活に疲弊していく〈私〉はある日、唯一の仲間であった雌犬にも黄色い影が落ちているのに気づきます。そして-------。

        「時々人は、自分はもうすべてを忘れた、貪欲な錆と歳月のほこりの手にすべてをゆだねた、依然のことは跡形もなく失われたと考えることがある。しかし、ある物音を聞いたり、何かの匂いを嗅いだり、思ってもみないものが突然手に触れたりすると、時間が一気に溢れ出して、情け容赦なくわれわれに襲いかかり、稲妻のような激しい閃光で忘れたはずの記憶を照らし出す」------。

        こういう文章に、とても共感を覚えるんですね。
        かつて失われたものたちへの哀惜の念と、自分もその一員となる"いつか"に向けての"恐れと不安"。

        この作品は、死者と生者、双方のために書かれた、たとえようもなく美しいレクイエムなのです。

        >> 続きを読む

        2018/06/21 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています

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