こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


2005年10月発行の書籍

人気の作品

      博士の愛した数式

      小川洋子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! tadahiko masa920 mahalo caramel sunflower syuna Dies_irae Moffy ryoji Booklover ooitee
      • 小学生の息子と母子二人で暮らす私が、家政婦紹介組合から新たに派遣された先は、過去の交通事故による後遺症で前向性健忘となり80分しか記憶がもたない、数学専門の元大学教師である64歳の博士の住む家でした。新たな派遣先をこれまでに九人の家政婦たちが辞めていた事実を知ったうえ、博士の保護者である義姉からは母屋である義姉宅との行き来を禁じられます。普段の派遣先との違いから戸惑う私が、衣服のいたるところにメモを貼り付けた異様な風体の博士から初対面で問われたのは、名前ではなく靴のサイズでした。

        博士によって「ルート」と名づけられた私の息子が、子どもの存在を慈しむ博士の勧めによって学校帰りに博士宅を訪れるようになり、物語は三人の交流を主軸としつつ展開します。そして本作を彩る重要な素材として、博士によって母子に伝えられ次第に私を惹きつけるに至る「数学の世界の不思議な魅力」と、熱心な阪神ファンであるルートが作品内において進行形で応援する、亀山・新庄フィーバーの熱気にも押されて優勝争いを演じた「1992年の阪神タイガースの1シーズン」の二つが挙げられます。小説作品でありながらも巻末には数学と、博士にとっては事故前の記憶として常に現役である江夏豊に関する参考文献が並んでいます。作品内に流れる時間についても、基本的には1992年の野球シーズンの開幕から終了までを区切りとしています。

        読書の動機として、一度は試してみたかった著者の作品のなかから、代表作のひとつでベストセラー作品でもあり、SNS上でも常に多くの読了コメントを目にした本作を選びました。読後感としては事前の情報にたがわぬ優しい味付けであり、作中に散りばめられたいくつかの謎についても抑制的に語られています。過度に感動を煽るような描写は控えられた作風は静謐な印象を残すとともに、いくつかの要素を無理なく織り上げた均整の取れた佳作です。読書に穏やかなひとときを求める読み手に訴求する本作は、未読の方であれば、ミニシアター系映画館で定期的に上映される波乱の少ない静かな感動作と同軸上にあるとイメージして頂いて差し支えないかと思います。

        読書中、久々に球場へ足を運びたくなりました。
        >> 続きを読む

        2020/09/24 by ikawaArise

    • 他35人がレビュー登録、 162人が本棚登録しています
      潮騒

      三島由紀夫

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! tomato
      • 再読。
        新治と初江の恋愛物語。
        初の書き下ろし長編「仮面の告白」と比較すると、随分普通の文体である(「仮面の告白」はデビュ作なので気合いを入れたのだろうが)。
        初江の「目をあいちゃいかんぜ!」というセリフには失笑した(ヤクザか)。
        新治と初江の関係について周りがしきりに噂するのが、日本の田舎の閉塞感を表していて何とも嫌な感じである。
        ちなみに乃木坂1期生・齋藤飛鳥のファースト写真集のタイトルが「潮騒」だが、この写真集のネーミングが三島の作品名から採ったのかどうかは定かではない(ネットで調べた限り、齋藤は三島由紀夫「潮騒」の存在は知っているようだが)。
        >> 続きを読む

        2019/07/15 by tygkun

    • 他8人がレビュー登録、 32人が本棚登録しています
      模倣犯

      宮部みゆき

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! Tukiwami
      • 6〜7年前に一回読み終えた作品。
        学生から社会人になって、改めて読み直す時間をつくりました。
        以前読んだ時には別の世界の話に感じてサクサク読み進めましたが、
        社会に出ていろんな人のことを知ってから読むと、非常に身近に感じますね。
        怖いなと。
        >> 続きを読む

        2021/09/12 by 藤堂修

    • 他7人がレビュー登録、 51人が本棚登録しています
      4teen

      石田衣良

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 直木賞受賞作とのことで期待を持って読んだ。
        東京のど真ん中に住む4人の中学生の日常を描いた作品。

        今どきの中学生の生活の中で耳にし、自分の身近に現実に起こり得る問題-いじめ、出会い系サイト、暴力と虐待、自殺、性交と妊娠、同性愛などもれなく網羅されており、それらに巻き込まれ振り回されてしまうが、中学生ならではの無鉄砲さと勢いで、力を合わせてなんとか切り抜けていく姿にドキドキ、ハラハラさせられ痛快で青春物語として楽しめた。

        ただ、自分たちの中学時代と合わせて考えると、時世の違いと言えばそれまでだが、思考、行動(またはその結果)がかけ離れていると感じられ違和感が残る部分がいくつかあった。


        >> 続きを読む

        2019/07/09 by Sprinter

    • 他6人がレビュー登録、 44人が本棚登録しています
      国家の品格

      藤原正彦

      新潮社
      4.3
      いいね!
      • 数学の上達に必要なものは情緒力だという斬新な考え方が非常に面白かったです。イギリスに数学の天才が多いのもイギリスには美しい街並みや風景があるからだということが書いてあったので是非そこを訪れてみたいと思いました。 >> 続きを読む

        2015/05/13 by super

      • コメント 4件
    • 他6人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      模倣犯

      宮部みゆき

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • どのようにして犠牲者が生まれたか過程が描かれる。殺されていい人間はいないといいつつも、そんな物騒なことに巻き込まれやすい人間は確実にいる。2巻だけでも問題行動多い女子高生やらに読ませたらどうだろう。世の中少数だがどうしようもない根っからの悪人がいるのだ。 >> 続きを読む

        2018/10/08 by aki

    • 他3人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      インストール

      綿矢りさ

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 自分はなにものなのか、なにかになりたいと思う気持ち。もどかしさや不安みたいなところが、ありきたりではない表現やストーリーで書かれていて、惹きつけられます。

        読めてよかったです、気分は清々しい!
        お気に入りの一冊です!
        >> 続きを読む

        2017/10/30 by asa_chann

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      夜市

      恒川光太郎

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 【ノスタルジックなホラー・ファンタジー】
         表題作の『夜市』と『風の古道』の2編を収録しています。
         恒川光太郎さんを読むのは初めてでしたが、なかなかの雰囲気を持った作品でした。
         それでは収録作をご紹介しましょう。

        〇 夜市
         時々、ある場所で、分かる人にだけは分かる『夜市』が開かれるのです。
         『夜市』が開かれることは学校蝙蝠が触れ回るのですけれど。
         裕司は友人のいずみを誘って『夜市』に出かけました。
         そこでは異形の者たちがおかしな品物を売っているのでした。
         客はまばらなのですが、初老の男が刀剣類を売っている店を覗いていました。
         裕司たちも一緒にその店を覗いてみたところ、店主の一つ眼ゴリラは、岩に突き刺さっている剣を勧めているところ。
         何でも斬れる剣だというのですが。
         剣を岩から抜けたら10万円で売ってやるが、抜けなかったら岩ごと15億円で買えというのです。
         無茶苦茶な話だ。
         初老の男は難なく剣を抜いてしまい、その剣を10万円で買ったのです。
         裕司といずみは他の店も覗いてみるのですが、いざ帰ろうとしたところ帰り道が分からなくなってしまいます。
         店の人に尋ねたところ、『夜市』で何かを買わないと外には出られないと言うではないですか。
         裕司は何か欲しい物があるということで、これまでに貯めたという72万円もの金を持ってきていました。
         じゃあ、その欲しい物を買って早く帰ろうよ。
         この辺りまで読んだ時、裕司って酷い奴だと思ってしまいましたよ。
         どういうことなのかはネタバレになるので伏せますが、随分身勝手な事を……と。
         でも、この先を読むとそういうことではないということが分かってきます。
         不思議な『夜市』と、それによって人生を変えられてしまった者たちの物語です。

        〇 風の古道
         私は、7歳の頃、父親と小金井公園に出かけた時、はぐれてしまい、偶然出会ったおばさんに教えられた未舗装の道を辿って一人で家に帰りついたという経験をしていました。
         それ以来、何だかその道が怖くて行かずにいたのですが、12歳の頃、友達のカズキにその話をしたところ、行ってみようということになり、記憶をたどって古道に入り込んだのです。
         7歳の時の記憶では、この古道は小金井公園に続いているはずでしたので、二人でどんどん歩いて行ったのですが、行けども行けども公園は見つかりません。
         一本道だというのに何故?
         かなり歩いたところで道端に茶店を見つけたので、店の人に道を尋ねたところ、驚くべき話をされます。
         どうやらこの古道は、別世界にある道で、現実の世界とはいくつかある出入口でつながっているらしいのです。
         私たちはその道の綻びから強引に古道に入り込んでしまったと言います。
         まともな出入り口は日野市まで行かないと無いというのです。
         途方に暮れていたところ、茶店にいたレンと名乗る男性が便宜を図ってくれ、今日は茶店に泊めてもらい、明日、レンが日野市の出入り口まで同行してくれるということになりました。
         レンは、この古道を旅していると言うのです。
         その後、レンの案内で古道を歩いていく旅が始まるのですが……。

         本書に収録されている作品は、いずれもノスタルジックな雰囲気を感じさせます。
         子供の頃の記憶のようなものを刺激するんですね。
         子供の頃、親に連れられて行った縁日、家の近くではあるのですが道に迷って心細くなった思い出などが沸き上がってきました。
         また、和のテイストが漂う作品でもあります。
         独特の感性を持った作品であり、魅力的な作品だと思いました。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2021/04/12 by ef177

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      誕生日大全

      CrawfordSaffi.

      主婦の友社
      カテゴリー:相法、易占
      3.3
      いいね! sunflower
      • 占いに特に興味があるわけではないのですが、やればそれなりに楽しいですよね。

        先日、友人たちで集まった時に、1人が「これ、すごい当たってるから!」とこの本を(分厚いのに…)持ってきました。で、みんなでやって盛り上がったのですが、私、私の親しい何人かを見てみたのですが、ぜんっぜん当たっていませんでした(笑)

        本当に全然当たっていなかったのですが、この本のおかげでかなり場は盛り上がったので、この本の本質は占いが当たるか当たらないかとかそういうことより、みんなでワイワイ当たってるとか違うとか話題を提供してくれるところにあるのかもしれません。

        でも自宅に置くほどではないかな(笑)
        >> 続きを読む

        2012/11/18 by ただひこ

      • コメント 5件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      魔法戦隊マジレンジャー超全集
      小学館
      カテゴリー:映画
      3.7
      いいね!
      • 想像を遥かに越えてきた!?
        まず戦隊の皆さん兄弟。そして魔法を使っちゃいます。
        瞬間移動したり、色々と技のレパートリーは多い。
        でも筋肉強化はいただけない、ムキムキ筋肉を縁取られた服が
        気持ち悪い。。。
        しかし戦隊物は大分観てないけど大分様変わりしている様子、どっかのタイミングでDVD でも見てみたいです
        >> 続きを読む

        2012/04/25 by pigbaby

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      黄色い目の魚

      佐藤多佳子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! Arisann
      • 二人が出会えてよかった。
        成長できたり、お互いのプラスになる恋愛ってやっぱりいいもんですね。 >> 続きを読む

        2017/02/21 by asa_chann

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      マチルダは小さな大天才

      BlakeQuentin , 宮下嶺夫 , ロアルド・ダール

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 天才少女の痛快仕返し物語。
        マチルダは、3才になる前から文字が読め、5才にして、図書館の本を読破。
        そんな彼女は、とんでもない両親のもとに生まれた。
        インチキ中古車販売業の父親とテレビ好きな母親。
        お仕置きされたマチルダがする、知恵を絞った強烈な仕返しが痛快。

        そして、マチルダが入った、小学校の女校長は、暴力的・高圧的。
        ここでは、優しい先生ミス・ハニーと出会い、超能力を開花。
        幽霊をよそおって、校長を追い出すところも痛快。
        小学生女の子向きの面白い物語。
        >> 続きを読む

        2014/09/05 by てるゆき

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      夏目友人帳

      緑川ゆき

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.8
      いいね! hrg_knm
      • 帯が全てを物語ってる。(笑)
        正に「妖しく、切なく、懐かしい。」お話。
        ひとと違う力を持った主人公が、その力故にひとならざるもの達と触れ合い、感じ、成長していくんだけど、そういったもの達とのあれやこれだけでなく人間同士との関係も少しずつ変わっていくのが良い。
        人間も妖怪も、良いヤツもいれば悪いヤツもいる訳で、処世術とは別の意味で、自分以外のものとの付き合い方を学んでいる気がする。(いや、私がです/←おぃ)
        >> 続きを読む

        2019/01/17 by ちさと

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      ネクロポリス

      恩田陸

      朝日新聞出版
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • アナザーヒルに迷いこんでしまう感覚におそわれるが、お客さんをこわいとは思わせない。亡くなった私の母は私に何かを伝えにくるだろうか?と妄想しながら読みすすめていた。死者になった身近な人を思い出させてくれる物語。映画化するなら主役はフクシソウタさんかな。 >> 続きを読む

        2017/11/13 by nya

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      魔王

      伊坂幸太郎

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 群集心理に対する警告か!
        単なるミステリーとは思えないリアリティ。
        著者は、政治家・犬養に成り代わって、一般大衆を挑発しているように感じた。

        主人公・安藤は、困難にぶつかると自分に向かって言う。
        「考えろ考えろ」と。
        だが、現代日本はどうだ。
        インターネット社会、何でもすぐに情報を手にすることができる。
        早く知っている優越感だけが蔓延している。

        犬養は言う
        「お前たちのやっていることは検索で、思索ではない」と。

        挑発的な言葉だが、真実だ。
        印象的な台詞を引用する。
         「政治家の使命感と責任感が低く、国民は惰性で、身勝手だ。
          国が滅びても、自分だけは助かるのだと、国民はおろか、政治家ですら信じて
          いる。」

         「今、この国の国民はどういう人生を送っているのか、知っているのか?
          テレビとパソコンの前に座り、そこに流れてくる情報や娯楽を次々と眺めて
          いるだけだ。
          死ぬまでの間、そうやってただ、漫然と生きている。
          食事も入浴も、仕事も恋愛も、すべて、こなすだけだ。
          無自覚に、無為に時間を費やし、そのくせ、人生は短い、と嘆く。
          いかに楽をして、益を得るか、そればかりだ。
          我慢はせず、権利を主張し、文句ばかり、私は、それを自由と呼んで、
          大事にしておくべきとは感じない。」

        現代の日本への辛辣、しかし、もっともな意見。

        カリスマ性のある犬養。
        世の中が大きな潮流となり、犬養になびいていく。
        安藤は、焦る。
        かつてのファシズムを彷彿させる犬養に。
        扇動される大衆に
        良いか悪いか?考えもなく世相の流れに。

        あがいても、飲み込まれる。
        まるで、シューベルトの歌曲「魔王」
        救いを求めているにもかかわらず、親に気づかれずに死んでしまう息子の姿に
        扇動される大衆の洪水に、飲み込まれていく自分を重ねる。

        兄貴の意志を受け継ぐかのような弟潤也の変動。
        高い空から見守るオオタカは、兄貴。
        そんな高い空を見上げるのどかな雰囲気の中、静かな闘志を感じる。
        洪水でも流されない立ち尽くす木になるために。

        現代日本の安直な雰囲気に、喝を入れたかったのか?
        未来を示したかったのか?
        覚悟はできているのか?

        宮澤賢治の詞を感じろ。
         諸君はこの颯爽たる
         諸君の未来圏から吹いて来る
         透明な清潔な風を感じないのか

        でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば、世界が変わる。
        >> 続きを読む

        2014/09/06 by てるゆき

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      生協の白石さん

      白石昌則

      講談社
      カテゴリー:雑著
      4.0
      いいね!
      • 生協には「ひとことカード」という、要望を伝えるカードがある。
        その「ひとことカード」を通した、生協職員、白石さんと東京農工大学の学生の交流。

        「ひとことカード」は東京農工大学の生協だけが行っている制度ではなく、他の生協も行っている制度らしい。
        自分が通っていた大学には生協自体がなかったので、こういう仕組みの存在すら知らなかった。

        東京農工大学の「ひとことカード」には、通常の要望を伝える内容の他に、大喜利のお題のような書き込みも。
        本来なら、黙殺されても仕方ない内容であるが、そんなものに対しても律儀に回答する白石さん。

        その回答が面白すぎる。(もちろん、通常の要望の方が多かったそうだが)
        自分だったら、時間をかけても、本書に出ているような回答は書けない、という自信がある。

        この人のおかげで、東京農工大学の生協の売り上げもかなりアップしたと思われる。

        当初、性別すら積極的に公開していなかったので、「年配の女性」だとかいう話も出ていた。
        この辺り、公にしなかったのは、東京農工大学の学生、関係者が本人のプライバシーを守ろうとしていたらしい。
        その後、プロフィールを公開したが、自分と同年代の人だという事に驚いた。

        本書は2005年、出版されたもの。
        数年前の話だとばかり思っていたら、今から、9年前も前の話だった・・・。

        白石さんの回答は、控えめなユーモアに溢れたもので、決して悪ふざけの域までは行かない。
        時折、ちゃっかり商品の宣伝まで織り込んでいたりする。

        対して、学生の方も、他の人を不快にさせるような「ひとことカード」は書かなかった、という。
        (「ひとことカード」は掲示板に公開される)

        「手書き」というアナログ方法が、お互い「生身の人としての存在」を感じさせ、自然と相手を不快にさせるような事を書くのを控えさせたのだろうか。
        それ以前に「学風」と比較的、小規模なコミュニティだったから、という事情もあったかもしれない。

        これがもし、東京農工大学の生協公式ツイッターアカウントに対する「投稿」という形式だったら、どうなっていたことやら・・・。
        また、学生が何万人もいるようなマンモス大学であったら、どうなっていただろう・・・。

        ところで、Wikipediaによると、白石さんは現在、法政大学小金井キャンパスの小金井店店長になっているらしい。
        おそらく、その店では「名物店長」として人気者になっている事だろう。
        >> 続きを読む

        2014/04/27 by Tucker

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      鉄鼠の檻

      京極夏彦

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • レンガ本に挑戦する気が起きず分冊本に手を出した。

        今川の父や兄への劣等感やそれに対しての諦念ぶりはいつ読んでも興味深い。外見が枯れているのは伊佐間の方だけど内面は今川の方がずっと枯れてるというか成熟している気がする。

        それにしても関口は千鶴子や雪絵を哀れな妻達だと言っていたが、彼女らはそんなに哀れなのか?
        関口も中禅寺も収入は安定しないけれど働く気がない訳ではないし、あの時代で飲む打つ買うもせず子供ができなくても離縁しない男が夫だなんてむしろ幸せ者なのではないか?
        というかこの2人が哀れなら「狂骨の夢」の民江と朱美や「絡新婦の理」の紅蜘蛛のお志摩や「陰摩羅鬼の疵」の老刑事の妻はどうなるんだと…
        読んでるこちらが平成の人間だから苦労している妻達に見えるけど、時代背景を考慮したら全然不幸じゃないんだよなあこの美人妻達は。
        特に千鶴子。
        >> 続きを読む

        2016/12/22 by kikima

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      もやしもん

      石川雅之

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 2014年に読んだ本整理中

        2014/12/31 by ブービン

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      オリガ・モリソヴナの反語法

      米原万里

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! Tsukiusagi
      • フィクションとは思えない現実感と、一枚一枚丁寧に剥けていく秘密のヴェールが印象に残る大好きな本です。

        女神のように美しく踊るけど誰よりも口汚いオリガ・モリソヴナと、まるでツルゲーネフの小説の登場人物みたいに物腰柔らかく、エレガントなエレオノーラ。二人はいったい何者だったのか。調べて行くうちに謎が謎を呼び、旧友と再会し、新しい出会いがあり…。

        ミステリーってだいたい伏線が分かりやすすぎたり、オチがご都合主義だったりしてあまり好きになれないんですけど、これは本当に上質で濃厚な小説です。通訳者として長年活躍された米原さんならではの膨大な知識量と個人的な体験があってのことなんでしょうね。

        米原さんにはもっと生きてほしかった…。
        >> 続きを読む

        2016/11/19 by MaNaSo

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      ダレン・シャン 全13冊

      ダレン シャン

      小学館
      5.0
      いいね!
      • 今も昔もあまり本を読まない自分でも楽しく読めたシリーズです。
        いい意味で予想を裏切られ、展開が読めない本ですね。
        頼りないダレンが成長していくのは見ていて楽しいです。
        久しぶりにまた読みたいです。
        >> 続きを読む

        2015/04/16 by Ajil

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています

出版年月 - 2005年10月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本