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2005年12月発行の書籍

人気の作品

      人間失格

      太宰治

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! tomato chao chaos mariak1994
      • 言わずもがな、太宰治の名作。
        全体的に暗く、人々の魂の深いところまで感じ取り、自己分析のされた文学だと感じた。

        普段、あまり日本文学について学ぶ機会もなく、背景知識がもっとあると違った面から読めたのかもしれない。

        正直、しっかりと髄まで理解できたかと言えば怪しい。日本文学の象徴とも言える本作、人生観を根本からひっくり返されてしまうのではないかと途中読んでいて思った。

        またいつの日か、読み返して違った感情を抱くことを期待したい
        >> 続きを読む

        2018/11/25 by ryo

    • 他17人がレビュー登録、 73人が本棚登録しています
      ガール

      奥田英朗

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 女性の方が共感できる内容なのだが、男性が見ても分かる分かると頷ける中身。

        基本会社で働く30代の女性が主であり、いわゆる会社からは、もう主婦に専念したらどうだとか、結婚はまだなのと揶揄される立場。
        それに加えて新人の姿と自分を比べる描写も多い。

        イラっとさせることに共感できる描写が秀逸であり、最後に一撃かましてスカッとさせるのも爽快。

        心の声が笑えるのも特徴で、イケメンの新入社員に対して周りの女性がアプローチを懸けるのに嫉妬したりなど。

        ワーキング・マザーの自立を何とか形にしようと奮闘するところ。
        同い年の独身とのやり取りもまあ笑えた。
        >> 続きを読む

        2021/09/18 by オーウェン

    • 他9人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      仇敵

      池井戸潤

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 池井戸さん初期の感じがしました。
        評価としてはいまいちでしたが、他の作品が素晴らしいので厳しい評価となりました。
        理由としては、仇敵に対しての反撃が弱かった。
        スカッとかスッキリといった気分のすくようなエンディングを期待してしまいました。
        >> 続きを読む

        2018/10/03 by ryoji

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      陰日向に咲く

      劇団ひとり

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 色々と伏線が張り巡らされているので
        一気に読まないと「?」になるかも?
        私は自分の気持ちがちょっと落ち着かない時期に
        何日もかけて読んだので
        最後、えっとこれで終わり?みたいになってしまい・・・
        こういう状態で書評を書くのは
        著者の方にも失礼ですね

        ただ、うまく書こう
        という意思が感じられてしまう
        無理のある文章がなんとなく鼻につきました

        本当にうまい小説家というのは
        さらっと読ませ
        どこにもひっかかりのない
        文章を書く人だと思っているので・・・
        >> 続きを読む

        2017/06/30 by bluepopy

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      チーム・バチスタの栄光

      海堂尊

      宝島社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「チーム・バチスタの栄光」不定愁訴外来の医師田口と厚生労働省の役人白鳥のコンビが謎に挑むシリーズ

        レビューの続きはこちらへ↓

        http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2016-02-12
        >> 続きを読む

        2016/02/25 by youmisa

    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      自殺うさぎの本

      RileyAndy.

      青山出版社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.4
      いいね!
      • いりす症候群!というフリーのパズルゲームがある。このゲームは一定のスコアをとると、ストーリーが進んでいくのだが、あるキャラクターがノートに自殺する猫の絵を次々と描いていくという描写があるのだ。そのキャラクターはのちに自分の描いた絵と同じような外国の絵本が存在することを知る。そちらは元ネタがうさぎらしい、と。つまりこの本のことですね。

        作中の猫が自殺する絵を描く描写からはネガティブな印象を受けたが、こちらの本はそんなことはない。むしろ自殺に対して真剣に向き合い、あらゆる方法で死のうとするうさぎたちからは生命の躍動すら感じられた。ただ死ぬのでは芸がないとばかりに、例えば手榴弾で死ぬにしてもわざわざブーメランにくくり付けてそれを投げようとする。無駄にユーモアを発揮しようとするうさぎたちを見て、思わずふふっと笑ってしまった。ちなみに僕はピサの斜塔の土台爆破がお気に入りです。
        >> 続きを読む

        2016/08/14 by けやきー

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談

      高里椎奈

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 久しぶりのラノベ。秋がかわいい。ザキは口がうまい。リベザルは幼い。お姉さんの心をくすぐってくるキャラ設定に対し、起こる事件がエグすぎる。途中の動機のミスリードは良かったけれど、私の読解力の問題で流れが読めずうまく入り込めなかったところかあった。慣れるといけるんだろうか。
        終わりはあっさりしてたけど結局あの人が狂ってたってだけなのか。あそこまでやる動機には…という感じ。
        >> 続きを読む

        2019/02/02 by aki

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      必笑小咄のテクニック

      米原万里

      集英社
      カテゴリー:文学理論・作法
      4.0
      いいね!
      •  面白いショート・ストーリーを読みたかったのと、面白いことを言う人の頭の中を少し知りたかったので読んでみました。

         結論から言うと、なかなか面白い本でした。
        どういう理由で笑えるのか、なぜ面白いと感じるのか、様々な実例を引用して小咄の構造を分類して説明しています。
        なるほどねぇ と思うこともしばしば。これだけまとめるのは大変な苦労だったと思われます。

         でも、本書はこれを読んだからといって、笑いの理屈を身につけウィットに富んだトークができるようになるといった類の本ではないといえるでしょう。それだけ考えて面白いことを言うというのは大変なことなんだと思います。でもとても参考にはなりました。

         お笑いの人たちには天才型と努力型がいるそうですが、努力型の人たちはこうしたロジックを理解しながら経験を頼りにいろいろ編み出していくんでしょうね。お笑い出身のコメンテーターなどは、きっとものすごく頭の回転が速いんだろうなぁと思ってしまいます。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by kengo

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      Death note

      小畑健

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 【接触】
         9巻ゆえ基本構造は割愛。
         新章の単行本タイトルは漢字一文字かと思ったら、そういうことも無かった「接触」。

         「泣いて馬謖を斬る」まぁ、月なら泣かずに切れるだろうが。
         知略と知略のぶつかり合いの中に、バカが一人混ざるとつまらなくなるが、自己判断できてしまう半端な知性が混ざるのも…微妙。
         リアルではあり、物語的にこじれた方が面白くはあるけれど、ストレスのかかる展開。
         ・・・このまわり、結末優先で結構おかしな展開な気もする。
         今まで、理詰めでがんじがらめてきたのに・・・。

         デスノート解説に、人間界に存在しうる有効ノートの上限について書かれ始めた。
         今後、冊数が増える展開が待っているのか。
         設定があるだけか。
         遠く、続編まで視野に入れた伏線か。
        >> 続きを読む

        2020/10/21 by 猿山リム

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)

      デイヴィッド・マレル

      3.5
      いいね!
      • 【誰かいる! お前は誰だ?!】
         クリーパーズ(都市探検者)と呼ばれる人たちがいます。
         今は廃墟になってしまった古い建物などに侵入し、探検することを趣味としている者たち。
         主人公のバレンジャーは、「自分はニューヨークタイムズの記者なのだが、都市探検者を取材したい」と、歴史学者であるコンクリン教授に申し入れました。
         コンクリン教授とその3人の教え子は、1910年に建築され、間もなく取り壊される予定になっているパラゴン・ホテルに侵入する計画を立てていましたが、そこにバレンジャーを同行させてくれることになったのです。

         パラゴン・ホテルは、超デラックスなホテルとして建築され、廃業後も金属製の鎧戸で窓を覆い尽くしていたことから、廃墟ホテルとしてはおそらく比較的良い状態を保っているだろうということでした。
         それにしても100年以上前に建てられたホテルですから、不測の事故などが生じないとも限りません。
         教授たちは様々な装備を身に着けて、下水道からホテルへの侵入を始めたのです。

         ホテルを探索していく過程で、教授によりホテルやそのオーナーであった人物についての解説が付されていきます。
         ホテルは比較的良い状態を保っているとはいえ、さすがに老朽化は免れず、探索の途中で教授は事故に遭って足に大怪我をしてしまったのです。

         直ちに治療が必要であることから、バレンジャーは携帯電話で救助を求めることを提案するのですが、教授はこれを頑なに拒否するのです。
         というのも、ホテルへの侵入は非合法なことであるため、ここで救助を要請してしまったら教え子たちも罪に問われてしまうというのです。
         とにかくホテルの外へ運び出して欲しい、外部への連絡はそれからだと言い張るのです。

         バリンジャーたちは、仕方なく教授の身体を支えながら外へ出ようとし始めます。
         その時、声が聞こえたのです。
         複数の男たちの声です。
         誰だ?
         どうやら警備員や警察などではなさそうです。

         危険を感じたバリンジャーは、隠し持っていた拳銃を取り出したのですが……。
         突然3人の男たちが現れ、拳銃は奪い取られ、一行は自分たちが用意していたダクトテープで縛り上げられてしまったのです。

         どうやら男たちは以前からこのホテルに目をつけていた窃盗団らしいのです。
         これだけの豪華なホテルなので、廃墟とは言え中には金目の備品なり品物があるだろうと狙っていたものの、入り口は固く閉鎖されていたためなかなか侵入することができずにいたところ、教授たちが下水道から侵入を始めたことにたまたま気が付き、その後を追ってきたというわけなのでした。

         男たちは教授たちの後をつけながら、教授によるホテルなどについての解説を聞いていました。
         そして、このホテルには密かに金庫室が作られたという話も聞いてしまったのです。
         男たちはその金庫室に案内しろと迫り、要求を断れば殺すと脅すのでした。

         壁を叩きながら隠された金庫室を探すのですがなかなか見つかりません。
         そうしている時、おかしな物音が聞こえたのです。
         なんだあの音は?
         このホテルの中にはまだ誰かいるのか?

         というわけで、侵入した廃墟ホテルを舞台にしたサスペンスたっぷりの一晩の出来事が描かれていきます。
         ちょっとホラー風味も利かせた作品になっていますが、基本はサスペンス物と考えて良いと思います。
         廃墟ってそれだけでもアヤシイ魅力があるところ、ちょっと『オペラ座の怪人』めいた話にもなっていき、いよいよ怪しさが倍増していくのです。

         かなり短めの章立てで、畳み込むようにして語られていきますので、勢いに乗ればあっという間に読了できてしまうでしょう。
         なお、作者は映画のランボー・シリーズの原作者だということで、なるほど、だからこういう手に汗握るサスペンスを書かせたら上手いのかと納得させられました。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
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        2021/04/14 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      戻り川心中 傑作推理小説

      連城三紀彦

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 読書の愉しみの中で、自分の感性と相通じるような作家と出会った時の悦びというものは、何物にも代えがたいものだと思います。

        かつて、私の感性を刺激し、強烈な衝撃を受けた作家の一人に連城三紀彦がいます。

        当初、日本推理作家協会短編賞受賞という事で、この「戻り川心中」をミステリーとして読み始めたところ、謎解きの興味にも増して、彼の"耽美的であり、背徳的でもある妖しい世界"と、そのあまりにも美しい日本語が織りなす、流麗な語り口の素晴らしさに、みるみるうちに魅せられ、目くるめくような、強烈な衝撃を受け、以後、彼の作品を貪るように読んでいきました。

        この作品の後に読んだ、短編の「密やかな喪服」での黒い喪服のイメージは、喪の裾が妻の殺意と共にじわじわと広がり、作品全体を真っ黒に覆いつくしていくようで、その見事な描写力に驚嘆させられたものです。

        この私が愛してやまない「戻り川心中」は、放蕩の歌人・苑田岳葉の死の真相を妖しく描いた短編ミステリーで、結婚後も放蕩三昧を重ねた、大正歌壇の寵児と謳われた苑田岳葉は、二度の心中未遂で二人の女を死なせ、その情死行を詠んだ膨大な数の歌を遺して、わずか34歳という若さで自害して果てるのです。

        自画像の横に、「私は柏木だ」と書き殴られていて、岳葉が真実愛した女は、最初の心中未遂の相手、柏木文緒だと語り継がれていました。

        そして30年後、岳葉の友人だった"私"は、岳葉の自死の真相を遺された歌から明かしていくという、ミステリーとしてもスリリングでワクワクするような作品なのです。

        作品中に伏線として散りばめられた歌の数々が、全て著者・連城三紀彦の自作の歌であるという事にも仰天させられますが、その堅牢緊密な構成といい、二転三転するどんでん返しといい、古格のある蒼然たる彼の美文調の文体といい、彼のきらめき溢れるばかりの才能に、すっかり魅せられてしまいます。

        「世の中は行きつ戻りつ戻り川水の流れに抗ふあたわず」に見られる、"戻り川"への執着、「汽笛の音は早遠かりき幾度もふり返りては踏む死出への影」と、情死行の中で待ちこがれた人は一体誰だったのか?

        男の強烈な執着心と、道連れにされる女の悲哀を描き上げた、著者・連城三紀彦の凄まじいまでの描写力に、あらためて驚くと共に、何か私の感性を痺れさせるような凄さを感じてしまうのです。

        殺人や心中といった事件には、体内の奥深く、暗い場所に沈む得体の知れない何かが、必ず、少なからず絡んでいるに違いないと思うのです。

        連城三紀彦の紡ぎだす小説世界の中には、この得体の知れない、摩訶不思議な何とも言えない雰囲気を、ぞくぞくするほど"妖しく耽美的"に描いていて、彼の作品は、戦前の探偵小説が持っていたような、"妖しい雰囲気"を現代に鮮やかに甦らせたのだと思います。

        >> 続きを読む

        2021/07/16 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      死にカタログ

      寄藤文平

      大和書房
      カテゴリー:人間学
      3.2
      いいね!
      • 死について、ふつうのくらしの中で当たり前の顔して考えるための絵と本。
        「死がわからないのではなくて、死から逃げていた。」
        と語る著者の真摯な部分がさらりと出てくる。一人でも多くの人に、気軽に、大事なことをきちんと考えて欲しい。
        >> 続きを読む

        2014/08/28 by junyo

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      千円札は拾うな。

      安田佳生

      サンマーク出版
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.0
      いいね!
      • 逆発想てんこ盛りで
        面白かった

        こだわり持ちすぎたらアカンな、
        何事も
        >> 続きを読む

        2016/03/21 by 紫指導官

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      十字路のあるところ

      吉田 篤弘坂本 真典

      3.0
      いいね!
      • 【鄙びた昭和の町並みにある様々な十字路】
         いかにも吉田篤弘さんらしい短編集です。
         いずれの作品も鄙びた昭和の町並みが出てくるような作品で、必ず十字路が描かれます。
         そして、各話の後に、坂本真典さんが撮影した、その物語に出てくるような町並みを撮した『十字路の探偵』とタイトルがつけられた、モノクロの写真が数点添えられているという構成になっています。

        ○ 雨を聴いた家
         物語の執筆依頼を受けた主人公が、あれこれ頭を悩ましているうちに『水読み』の話にいきつきます。
         この『水読み』というのは色々な水の表情を読むことによって占う者なのです。
         どうやら梯子町という場所に関係しそうなのですが、そんな町は聞いたことがありません。
         さらに調べていくと『水飲み』という人に出くわします。
         この人は、色々な町にさりげなくある蛇口から水を飲み、その味を記録している人なのでした。
         その人が言うには、梯子町の水は甘いのだとか。
         またもや梯子町!
         水飲みは、梯子町の地図を書いていましたのでようやくたどりつくことができました。
         主人公は、物語執筆のために、梯子町にある古びたアパートの一室に住むことにしました。
         そして梯子町をうろうろ歩き回っているうちに、いたるところで出くわす『S』の文字。
         そして、やたらに沢山ある十字路で出会う銀色の雨合羽を着て自転車に乗り疾走する女性。

        ○ 水晶万年筆
         壁などに映る影の絵ばかり描いている夥(オビタダ)という画家が主人公です。
         住んでいる町にも沢山の十字路があります。
         また、おかしな店があちこちにあります。
         たとえば、『横断服屋』。
         通りを挟んで二軒の服屋が向かい合っており、その服屋の間の高い位置に物干し竿が渡されているんです。
         売り物の服はハンガーにかけられてその物干し竿に吊されています。
         「あれ。」と服を選ぶと、店主がやって来て細長い鉄の棒で服を外して渡してくれます。
         あるいは『つみれ』というおでん屋さん。
         オビタダは、祖父の主義で、濁点がついたおでん種(ガンモドキとかね)しか食べないのですが、店をやっている若い女性に勧められてついついつみれを食べてしまいます。
         彼女の亡くなった父親も絵を描いていたのだそうです。
         それも魚の絵を。
         絵を見たいと言うと、半分しか残っていないと言います。
         見せてあげましょう。
         その絵があった場所とは……。

        ○ ティファニーまで
         道は迷うのです。
         今日も、研究室から出てきたわたしとサクラバシ君は、ティファニーという安洋食屋でBランチを食べるためにティファニーを目指すのですがなかなか行き着けません。
         ランチは午後二時までだというのに。

         というわけで、何だか不思議な町が色々出てくる短編集です。
         吉田さんの作品はどうも拡散していくようです。
         次々と移ろっていってしまい、とらえどころがない。
         その何とも言えない感覚こそが魅力なのでしょうけれど。
         
         本書を読んでいて気が付きました。
         あれ? この本、読んでいる。
         そう、水晶万年筆という単行本で読んだ本と同じだと思います。
         う~ん、タイトルを変えて出ているのかぁ……。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2020/06/13 by ef177

    • 2人が本棚登録しています
      あめあがりの名探偵

      杉山亮 , 中川大輔

      偕成社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • しょうゆケーキおいしくなさそう。

        2016/12/28 by Na-chan

    • 6人が本棚登録しています
      あなたも殺人犯になれる! (角川文庫)

      赤川 次郎

      3.0
      いいね!
      • 久しぶりに赤川作品を読みました。

        最近ずっと、山本文緒とかよしもとばななを読んでいたので、赤川二郎の文章のテンションにちょっと気後れしてしまいました。
        たしかにコレは中高生で読みやすいはずだわ。
        なんだかもう、シュール感すら漂います。
        猟奇的殺人犯より合宿参加者のおとぼけ感の方が怖い。
        むしろその面から読むと一層面白いのかも。
        >> 続きを読む

        2015/01/10 by みずゑ

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      さいえんす?

      東野圭吾

      角川グループパブリッシング
      2.0
      いいね!
      • 科学や技術のネタのつもりだったけど、いろいろ書いちゃいました。という本。
        これが、ブログなどに書かれた文章なら単に面白く読めたことでしょう。
        雑誌の連載コラムをまとめたもので、気軽にさくっと読み流すのが正解。


        時代背景は2003年~2005年。
        東電の原発事故による原発停止があり、原発問題にも言及されているし、
        JR福知山線の鉄道事故の事なども話題に出てきて改めて興味を引かれた。

        義捐金募金の話や血液型診断の話には全く同感。

        数学への愛や技術者・職人へのシンパシーなどはもっと紙面を使ってほしいくらい。

        でも、面白く同意できる部分と、あまりの思い違いと、
        勢いで考えないで書いちゃったでしょ、と突っ込みたくなる部分がいろいろあって。
        いくつか、ちょっと私見を入れてみる。

        ≪体型診断を公共機関で≫
        →女性がダイエットするのは「標準体重」でありたいとか、自分が太っていると勘違いしているからではありませんよ。
        ダイエットが好きな肥満ではない女性は、「他人よりも痩せている自分」でありたいのです。
        ほかの女に「勝ちたい」という意味なんです。

        ≪万引き防止に書店で購入証明スタンプ案≫
        →本を購入する人の多くは、まっさらできれいな本を「所有」したいものです。
        スタンプ入りの本でもいい人は、逆に新刊本を買わないでしょう。

        ≪寿命が伸びているのだから、35過ぎで子供をもつのが当たり前になれば…≫
        →そういう女性が当たり前になっていますね。
        でも平均寿命が延びても妊娠最適年齢は後ろにずれていくことはありません。
        ひたすら余生が伸びるだけ。
        体の旬は自分の希望や意志に都合よく合わせてくれません。
        未だに男の子の性欲が子作りに不適な10代が一番強いのと同じことです。
        早く子供を産みたくない人は、むしろ養子を選択したらいいのにと思いますが。

        ≪表マニュアルと裏マニュアルが存在することが事故を招く≫
        →ご指摘の通り。
        でも『表』マニュアルを作らせる『役人の本音』にも気づいてほしい。
        彼らが「安全基準」を厳しくするのは事故防止のためなんかではない。
        指導したのに従わない方が悪い。
        と、事業者へ責任をなすりつけたいために、
        安全のハードルを引き上げているのだ。
        自分達はきちんと考え指導もした。従わないのは業者。というポーズだ。
        手間のかかる、現場でできっこない「基準」を要求する意味はそれしかない。


        「俗物作家ヒガシノが独自の視点で綴るエッセイ集」だそうですから、
        それ以上のものではありません。
        東野圭吾のファンの方向き。
        >> 続きを読む

        2012/03/26 by 月うさぎ

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      北の動物園できいた12のお話 旭山動物園物語

      あべ弘士 , 浜なつ子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:動物学
      4.0
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      •  なかなかイイ本でした。
        「北の動物園」とは皆さんご想像の通り
        旭山動物園のことです。

         本書は旭山動物園がブレークする少し前に同園に行った著者がその面白さに魅了され、
        そのままの勢いで園長や飼育員の方たち面会を申し込み、
        いろいろなお話を教えていただいたものをより多くの方たちにお届けしたいと形にしたものです。

         野生動物とのかかわり方、
        動物園の存在意義など哲学のあるテーマが盛り込まれていながら、
        ホロッとくるエピソードも収録されていて大変興味深く読ませていただくことが出来ました。
        やさしい文章で書かれているので小中学生にもオススメできます。
        >> 続きを読む

        2015/02/02 by kengo

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      ゆきがやんだら

      酒井駒子

      学研マーケティング
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
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      • “ぼくと ママしか いないみたい、せかいで”

        雪の降った朝。世界が真っ白の別世界に変わった驚き。
        音もなく降る雪の神秘のベール。
        めったに雪の降らない町中に暮らす人なら、きっと誰もが味わったはず。

        光も音も吸い取られた世界の中に塗り込められたような
        孤独感と高揚感。

        思いは自分の子ども時代のとある冬の日へと飛んでいきます。
        いいえ、おとなになった今だってきっと、
        雪の日には、何か特別なことをしてしまったりしますよね。

        文・絵とも酒井駒子さんの作品
        「子どものとき、団地のベランダから見た雪景色を思い出して描いた本です。」
        とおっしゃる通り、「日本のどこにでも見られるような団地」に住む「ぼくとママ」
        親子は、ここではうさぎの親子として描かれています。
        暮らしの風景の現実的なことと、雪とうさぎの非現実が
        なんとも言えない不可思議な空気を醸し出します。

        私は彼女の描く子どもや動物の愛らしく抒情性のある表現が大好きです。
        いわさきちひろさんを思わせる透明感のあるちょっと寂しげな表情。
        懐かしい古い時代を思わせ、どことなし影もあります。

        海外でも高く評価される日本が誇る作家さんの一人で、
        この「ゆきがやんだら」もオランダ図書宣伝協会主催の『銀の石筆賞』受賞。
        オランダ語、英語をはじめ7ヶ国語に翻訳されています。

        雪に閉ざされた二人きりの一日。

        静かで孤独で、でも満ち足りた幸福感と、ちょっとだけ踏み外した日常性と。
        そのすべてが絵本の中に閉じ込められています。

        昼間ずっと降り続いたゆきが夜になってやみました。

        「ぼく」はゆきがやんだので、外で遊ばせてほしいとお願いします。
        するとママは「ちょっとだけね」と笑ってゆるしてくれました。


        ぼくと ママは まっさらゆきに たくさん たくさん あしあと つけた。
        それから ゆきの おだんご たくさん つくった。
        それから ゆきの おばけも つくった。

        出張中のパパもあしたにはかえってくるでしょう。

        「ゆき やんだから……。」
        >> 続きを読む

        2012/11/02 by 月うさぎ

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      おもちのきもち

      加岳井広

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 最後はちびくろさんぼを思い出した!

        2015/10/21 by けんとまん

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出版年月 - 2005年12月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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