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伊坂幸太郎
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明るくて軽快なサスペンス。 映画『スティング』を観てるような気持ち良さがあって、 読んでる最中も読後も清々しかった。 とにかく設定からしてユニーク。 作戦を練るのが人間ウソ発見機の男、 表舞台に立つのが演説の達人の男、 細かく立ち回るのが天才スリの大学生、 車を運転するのが体内時計を持つ女、 この4人で陽気に銀行強盗をやってのける。 逃走中、現金輸送車襲撃犯に横取りされてしまうコトから 物語は大きく変わっていく。 誘拐、殺人、裏切り…暗くなる要素がいっぱいあるのに まったく感じさせないのは、 登場人物の会話にシリアスさがないからだろう。 やはりこのストーリーのキーになる台詞は 「ロマンはどこだ」 演説の達人、響野が犯罪のスタートラインに立った時に呟く。 個人的には彼が一番好きだ。 >> 続きを読む
2019/01/28 by NOSE
本田健
📖 大富豪(成功者)と自分の考えの違いを知れる本 📖主人公がユダヤ人大富豪に素朴な疑問をぶつけながら、自分が質問しているような感じで、楽しくどんどん読み進めれられました。成功者と自分の違いは何だろう?ということを知りたくて読んだ本ですが、この本を読んで、「成功者は考えることをやめない。望む物事を実現する精度を高めていく」ということを学びました。後半でお金の原則、自分のビジネスを持つことなどが書かれていますが、私には前半の方が心に残った内容が多かったです。・ほとんどの人間は人生を良くしたいとは考えていない。・自由人VS不自由人・大多数の人間は、今いるところで頑張れば道は開けると考えてしまう。そこで無駄な戦いをやって、ボロボロになって力尽きてしまうのだ。(金持ちになったり幸せになるためには、スキルを高めること=会社に評価してもらうことではなく、好きなことをして自分らしい人生を送ると決めることだ)・普通の人は、欲しいものすら考えない。そして行動に移しもしない。ランプをこすりさえすれば夢が叶うというのに。17全ての秘訣を実行するには理解がまだ足りないですが、早速できそうなことも書いてあるので、やってみています。・自由人は手帳の代わりにアイデア帳を持っている・達成できたこと、できなかったことのリストを作る・自分の考えをともかく紙に書く大富豪成功者の考え方が知れて、自分も少し前進できるというモチベーションを与えてくれる本です。とても分かりやすくて読み返したいと思った本なので、手元でいつでも読めるように買おうと思っています。(^o^) >> 続きを読む
2018/09/02 by おとも
荻原浩
レインマン。ニューヨークに出現したレイプ魔で、狙うのはティーンエイジばかり。晴れた日でもレインコートを着ており、逃げられないように、まず獲物の足首を切り落とす。ただ、ある会社の香水をつけている少女だけは狙われないという-------。最初は、その香水を売るために広告会社が流した噂にすぎなかった。ところが、現実にレインマンが出現したかのような事件が発生する。若者の噂に疎い捜査官たちは、後手後手に回るしかなかったのだが-------。レインマンの噂に気づいた所轄のベテラン捜査官と、警視庁捜査一課の女性刑事とのバディものとしての面白さを備えた、サイコ・サスペンスのなかなか読ませる作品だと思う。この作品を発表当時の女子高生の風俗を時としてユーモアを交えながら生き生きと活写し、口コミという捉えどころのない現象に、徐々に接近していく過程をリアルに描き出す筆力は、実に見事だ。真犯人をめぐる伏線も丁寧に張られ、端正な仕上がりを見せているのだが、最後の最後になって、とんでもない背景-----捜査小説とは別の物語が前景化し、最後の一行が見事なフィニッシング・ストロークになっているのには、脱帽の一言だ。 >> 続きを読む
2018/09/16 by dreamer
東野圭吾
東野圭吾さんにドはまりしたきっかけの一冊です。ついつい読み行ってしまう描写と意外な結末がとても好きです。 >> 続きを読む
2020/04/16 by ミレイ
有川浩
読書権利自由法律なんだか、フィクションのようなストーリーだけど、あながちありうる法律な気がして、読み進めていく手が早く、早く最後まで読み切りたいと読むスピードがいつもより早かった気がします。すべてのシリーズを読み終えたら、映画見ようかなと思います。 >> 続きを読む
2016/05/29 by -water-
星新一
一番印象に残ったのが「夜の事件」ロボットだけど、まるでマニュアル人間の行き着く先を見せられたようで怖かった。次が「おみやげ」このショートショート集の中で最も重いオチがついていて、いろいろと考えさせられる。“こどものための本”として書かれたらしいけど、大人でも十分に楽しめる。 >> 続きを読む
2019/05/19 by ちまき
それは、コンピュータが、人間の記憶、日常の雑事、医学までも全て代行してくれるようになった、未来のある時代のことだった。ある民芸店の主人は、突然、「これから強盗が入るぞ」という電話を受けた。そして、それは実現したのだ。浮気の秘密を告げられた人妻、事故死したはずの同僚から電話をもらった社員たち。奇妙な電話の声は、人々に暗示をかけ、動かし、さまざまな状況をもたらすのだった。それは、さながら、誰か好奇心にかられたものが、あれこれと実験をして、人間たちの反応を観察でもしているかのように-------。そして、精神科医は、ある日、奇妙な相談を受けた。「私はコンピュータです。私は好奇心をもつようになった-----」目に見えぬ情報網が張り巡らされたコンピュータ社会の悪夢、そして「万能の神」にとってかわったコンピュータの人類掌握。12のオムニバス形式による、この星新一の長篇小説「声の網」は、ショートショートの手法を活かしつつ、星新一が描き出してみせた、軽やかで不気味な情報社会の未来図として、1970年発表の作品としては、古さを感じさせない、実に斬新な発想の作品だったと思いますね。 >> 続きを読む
2018/06/17 by dreamer
東川篤哉
最近集中的に読んでいる東川篤哉氏の「烏賊川市シリーズ」の第1弾。事件の過程における説明が長く、解決の手段がちょっとアッサリしすぎていると思うが、自分としてはその点はあまり気にならず面白く読むことができた。シリーズ化されているので他のシリーズも図書館で探して読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2016/06/03 by おにけん
竹内薫
「それでも地球は動く」と言ったといわれるガリレオが発明した望遠鏡で、月の表面が凸凹しているのを見た当時の教授たちは「こんなのはデタラメだ!」と頭から否定した。なぜなら、神が棲む天上界にある月は完璧な形でなければならなかったから・・・ノーベル物理学賞をもらったミリカンは、都合の悪いデータは横に置いておいて、都合のいいデータだけを採用した。人は自分の都合のいいように解釈する。 人間はそういうものなんですね。「科学は、常に反証できるもの」(カール・パポー 科学哲学者)理論に反する実験や観察が出てきたらその理論はダメだということを潔く認める、それが科学だとパポーはいいます。その点で、疑似科学とか宗教といわれるものはまちがいを認めない。(”神”は絶対だしね^^;)>否定しないのが科学的な態度ですよ。「そんなことありえない」と頭ごなしに否定するのではなく、「限りなく黒に近いかもしれないけど、これもやっぱり仮説のひとつだ」と肯定的に考えるべきなのです。お釈迦様は「無常」と言われます。この世の全てのもの、現象は変化し続けている。変わらない完全な物はひとつもない。それは科学も同じ。科学は全部仮説に過ぎない・・・・(人間も変わる。不完全なもの)信じるべからず、鵜呑みにするな、(できるかぎり)自分で客観的に観察し調べて反証してください、もちろん私の話もですよというお釈迦様の態度はとても科学的です。>つまり、話が通じないのは、自分の仮説が相手に通じていないということです。また、相手の仮説を自分が理解していないということでもあるのです。だとしたら、喧嘩になるまえに、いま一度、「この人は、どんな仮説の世界に生きているんだろう?」という具合に相手の心を読んでみればいいのです。お釈迦様は、ものごとを客観的に冷静に観察することを勧められますが、人間が”完全に客観的”に見て判断するということは実際ほとんど不可能なこと。だから、すべては「仮説」に過ぎない、変わる可能性があるのだ、と自分の”信じる”ものにしがみつかないでいつでもよりよく見方を変えられるような柔軟性をもつことが大事なんだと思いました。 科学の話だけど、哲学です。で、お釈迦様の教えに通じるんだなあ・・・ >> 続きを読む
2014/10/07 by バカボン
北方謙三
兄貴北方謙三、ホットドックプレスでの悩み相談16年間の集大成。しゃれた事したこと無い少年だったでホットドックプレスなんて手に取った事もありません。兄貴こんなところに連載持ってらっしゃったんですね。悩める十代に啓蒙活動していらっしゃったとは・・・。長野の古本屋で発見しました。長野県の方買っていただいてありがとう。おかげで手に入りました。序文抜粋~時代というのは、なんとなく、いつの間にか作られていくものだが、お前らのような小僧は、一度は自分で時代を作ってみようと考えるべきなのだ、新しく見つけた何かで、時代を作ってみろ。表紙の帯の通り、青少年の悩み、特に多い性的な悩みに対して一刀両断の悩み相談で、役に立ったかは別として結構大マジ。すぐに「ソープへ行け!」という結論になると有名だったようですが実際は数回しか無かったようです。さりとてなかなか珍解答が多くて兄貴の率直な性格が伺えます。~相談ダイジェスト~【相談】体臭がきつくて困っています【回答】禅寺に入門し精神を鍛えろ、そうすれば気にならなくなる。【相談】彼女のパンティーを盗んでしまいましたどうしたらいいですか?【回答】お前のだから欲しかったと言え。それしかない。俺なんて女の陰毛集めが好きだ。集めた毛で性格診断をするのだ。【相談】もう生きているのが限界です。自殺したいです。【回答】本を50冊読め。それでも死にたくなったらまた相談に来い【相談】最新ファッションで決めているがモテません【回答】俺は25年間自分でバリカンを使って髪を刈っている。後ろなど酷いことになっているが女は寄ってくる。男は見た目ではないのだ。なるほど、全くわけわからないものもあるが、文面を読むと茶化している物はなく、どれも本気で回答しているのが良く分かる。相談も今見るとどうしようもないものばかりだが、思えば自分も大なり小なり通過したものであるような気がする。ついて行くぜ兄貴。名言「腿尻三年胸八年」 >> 続きを読む
2015/05/06 by ありんこ
山本幸久
めったに読まない小説を、4日間の東京出張のため、肩の凝らない本をと、持って出たのがこの本、二人の女性漫才師がデビューから多少売れだしかかるまでの、色んな事件と舞台とテレビとの葛藤など、読んで無いんですが、又吉さんの火花の女性版っていう本ですか・・・・・ね。男女同権などと叫ばれながら、未だ遅れているのが芸事、お笑いの世界ですか、女芸人というジャンルが未だある限り、そこで頭角を表わすのは並大抵では無いんでしょうな。顔を売る商売だけに、周りとの関わり方も含めて、公私の使い分け難しいですな。 >> 続きを読む
2019/03/27 by ごまめ
池井戸潤
銀行横領融資会社銀行内はこんなことがあるのかとただただ、怖いと感じました。他にも池井戸さんの銀行内のお話を読みましたが、銀行内はこんなにも戦々恐々としているのかと改めてお金を扱う総本山は日々責任一人ひとりに課せられているのだなと思いました。 >> 続きを読む
2016/07/13 by -water-
絲山秋子
この本におさめられている短篇2作とも、歯切れがよくて小気味よくて、勢いを感じる好きな作品だった。特に「勤労感謝の日」の主人公が、私はとても好きだ。総合職のキャリアをリタイアして、現在36歳無職。なにが勤労感謝だ、私に世間様に感謝しろとでもいうのか、冗談じゃない。と悪態をつき、見合いの席で子供は好きですかと聞かれ、「嫌いです。」ときっぱり答える。そうそう。子供は天使なんかじゃない。ってみんな気づいているのに、子供が好きな女性はやさしく見えて、嫌いな女性は意地悪く見える。これに限らず、潜在的に感じていることを活字で表してくれて、スッキリする。 >> 続きを読む
2016/06/04 by shizuka8
梅田望夫
34ページ: 「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」という「次の10年への三大潮流」が相乗効果を起こし、そのインパクトがある閾値を越えた結果、リアル世界では絶対成立し得ない「三大法則」とも言うべき全く新しいルールに基づき、ネット世界は発展を始めた。その「三大法則」とは、第1法則:神の視点からの世界理解 第2法則:ネット上に作った自分の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏 第3法則:無限大×ゼロ=Something あるいは、消えて失われていったはずの価値の集積 である。 >> 続きを読む
2015/03/19 by Neo*
天野祐吉 , 大槻あかね
新聞にこの絵本の事がかいてあって読んでみた。フムフム。絵本はある意味単純で分かりやすく、情報量も文字、絵と少ないだけに想像力はつかう。ましてや大人になるとどうしても理屈、屁理屈が脳裏をかすめるが、私はいつもピュアでいたいし、その辺は意識している!つもりで、よんでいておもう。この本の感想になるのかわからないが、読んでいて受け身ではいけないと。受け身でなく自分からすすんで絵本を理解しようと思考し、攻める姿勢というか自分からどんどんそんな探求心というか目線でいかないと、って大人になって絵本を読むといつもそういう気持ちにさせられる。しかし気づきが多い内容だった。最後のおちは個人的にはなじまなかったが。。。 >> 続きを読む
2022/04/20 by ジュディス
支倉凍砂
麦や毛皮などを扱う行商人ロレンスはある夜、荷馬車に忍び込んだ少女を見つける。獣の耳と尻尾を持つ少女は自らを賢狼ホロと名乗り、故郷ヨイツへ帰りたいのだと話す。奇妙な2人の旅が幕を開ける。タイトル、狼と香辛料。なんだかお洒落な響きですね。そんな本作は中身の文章も、お洒落でした。物語随所の掛言葉、駆け引きやホロの巧みな話術、飄々とした冗談には思わずニヤリとしてしまいました。ホロとロレンスのやりとりも魅力のひとつ。老獪で小悪魔的なホロ。ロレンスはそんなホロに一泡吹かせようとするけど、やっぱりホロの方が一枚上手。でもそんなやりとりをお互い楽しんでいて、読んでるこっちまで楽しくなりました。そして何と言っても本作最後の一文。これまたニヤリとしてしまいました。この一文を味わうために本作を読む価値があるでしょう。最後の最後までお洒落。気になる方は読んでくりゃれ? >> 続きを読む
2015/10/19 by 旅する葦
BrechtBertolt , 岩淵達治
【マック・ザ・ナイフだよ~】 ブレヒトの有名なオペラ、『三文オペラ』を読んでみました。 ロンドンで乞食達の元締めをしているピーチャムは、娘のポリーが結婚してしまって大あわて。 しかも、その相手というのがマクヒィスという強盗団の首領だというから頭が痛い。 マクヒィスは、『ドスのメッキー』(つまり、『マック・ザ・ナイフ』ですね)と異名を取る強盗で、しかも女にだらしない色男。 あちこちに愛人を囲っており、ポリーのことだってそんな愛人達の一人程度にしか考えていません。 しかも、メッキーは、ロンドンの警視総監であるブラウンとも昵懇の仲で、メッキーの犯罪は全て警視総監によって握りつぶされているのでした。 「娘をむざむざ強盗の嫁になどできるか」と考えたピーチャムは、女房とも協力してメッキーの居場所を警察に通報し、いかに警視総監がかばい立てしてももみ消せない告発をしようと考えます。 そうすればメッキーーは縛り首になり、娘も戻ってくるという考えです。 両親の企みを知ったポリーは、このことをメッキーに教え、高飛びするように勧めます。 ところが、メッキーはすぐに高飛びしようとはせず、馴染みの売春宿にしけ込み、懇ろになっている売春婦たちとお楽しみに及ぼうというのです。 しかし、既にピーチャムの女房によって売春婦は買収されており、直ちに警察に通報されメッキーは逮捕されてしまいました。 これで上手く行ったと喜ぶピーチャムですが、メッキーが勾留されている警察署に現れたのはルウシーというメッキーの愛人。 そこへやってきたポリーと鉢合わせになりもめ事が起きます。 その隙に脱走するメッキー。 時は丁度女王陛下の戴冠式を迎えようとしていました。 メッキーが脱獄したことを知ったピーチャムは、こうなればめでたい戴冠式に手下の乞食の集団をかち合わせて警備に当たるスコットランド・ヤードに赤恥をかかせてやろうと考えます。 それが嫌ならメッキーを確実に逮捕しろと警視総監に迫るピーチャムです。 さすがのブラウンももはやこの要求を拒否することはできず、メッキーは再び逮捕されてしまいました。 これまでの罪状からすれば絞首刑間違いなし。 刻一刻と死刑執行の時間が近づいてきます。 さて、このオペラ、大変人気になったオペラでして、メッキーのテーマである劇中歌は『マック・ザ・ナイフ』のタイトルでスタンダード・ナンバーとなりました。 映画化もされているのでご覧になられた方も多いかもしれません。 このストーリーは、庶民層とブルジョアとの対立という構図を持っている風刺的な作品であると解説されていますが、最後のオチが唐突な感はどうしても否めません。 何故そうなるの? この点、文庫版巻末にある著者による註では、それがこの作品の舞台となっているブルジョア社会においては必要なことなのだと力説されていますが、そうなのかなぁ(その主張の意味もあまりよく理解できなかったのですが)。 >> 続きを読む
2019/09/19 by ef177
中井拓志
中井拓志の「獣の夢」を読了。この作品は、アンチ学園ホラー小説と言っていいかもしれません。1995年、富山県の小学校で猟奇的な事件が起きた。6年生20数人がふざけ合っているうちに、1人を殺してしまい、のみならず残りの者たちで刃物を使い、死体をバラバラにするという凄惨なものだった。当事者の一人である女子・珠紀は、"獣"が皆に降り、死体損壊へ走らせたと、不気味な供述をしていた。そして9年後、同様の事件が起きる。また"獣"が現われたのか?------。なんとも、おぞましい物語の幕開けだが、視点の中心は刑事であり、刑事の眼を通して物語が進んでいきます。果たして、この"獣"とは一体、何者なのか?----という謎を解き明かすため、珠紀たち"病んだ"青少年たちと接触していく捜査プロセスとして描いているんですね。引きこもり、インターネットの自殺サイトなど、旬の話題も盛り込まれているが、物語の最後で著者の中井拓志にガツンとしてやられます。戯作調の語り口が、まるでホラー・パロディのようなムードを醸し出しますが、同時にジャンルそのものの精度を根本から問い直す反骨精神も感じられて、なかなか読み応えのある作品だと思いますね。 >> 続きを読む
2018/04/03 by dreamer
歌野晶午
なかなか
2015/06/07 by kurobasu
雪乃紗衣
(ネタバレ注意)↓↓↓↓↓茶州編完結。「大団円」と言える結末にほっと一安心。影月も無事生き残りこれからは愛する人と幸せにやっていくことだろうと思う。一方、州牧の地位を辞することになった秀麗、官位も降格され都に戻ることになる。秀麗の身をめぐって縹家が何やら暗躍の予感。秀麗には試練が続きそう。ともかく次も読んでいきたいと思う。 >> 続きを読む
2016/08/29 by おにけん
出版年月 - 2006年1月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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