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2006年3月発行の書籍

人気の作品

      第三の時効

      横山秀夫

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! ooitee Tukiwami
      • F県警における3班の活躍を描く連作短編集。

        1班2班3班共に、非情ともいえる容疑者への対応。
        それもこれも事件解決という名目のため。

        表題作の話もそうで、夫を殺されレイプされた妻。
        時効が迫っており、犯人から連絡の可能性を信じ刑事たちが家に待機している。

        一つ目の15年という時効。さらに二つ目の容疑者が外国に行っている場合その日数は時効に含まれないという場合。
        これを超える第三の時効を生み出す執念は恐ろしいものがある。
        >> 続きを読む

        2019/01/13 by オーウェン

    • 他9人がレビュー登録、 34人が本棚登録しています
      町長選挙

      奥田英朗

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 前2作は何処かの誰かが伊良部先生と出会った話でしたが、今回はあの人・あの場所のことかな?って心当たりがあって、そこに神経症が絡んできます。これはこれで2度面白い♪ >> 続きを読む

        2015/08/01 by のこ☆

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      女はなぜ突然怒り出すのか?

      姫野友美

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:発達心理学
      2.7
      いいね!
      • 「女性はこんなに大変なのよー。
        だから男性は色々我慢してね。」

        と延々と言っています。
        女性目線で書いた男性向けの本ですが、
        ホルモンや脳や、とにかく色々な理屈を並べて、
        女のワガママや情緒不安定を肯定しています。

        確かに「男」と「女」という別の生き物なのだから
        お互いに分からない事があるのは仕方ないとは思います。

        でもその辺をうまくコントロールして、
        男性に「女ってやつは」と感じさせないような行動をするのが
        大人のオンナなんじゃないか?と私は思います。

        とはいえ、コントロールしきれない時もあるから、
        こういう本があって、男性に知っておいてもらう必要があるのかもしれませんね。
        >> 続きを読む

        2012/06/04 by アスラン

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      トリツカレ男

      いしいしんじ

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 「おーいジュゼッペ、トリツカレ男!」
        からかうような声が店に、公園に、通りじゅうにひびくんだ。
        「今度はなんだい、いったい何にとりつかれているんだい?」

        ------------------

        何に対しても好きになったらそればかり。
        だから、ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
        そんな彼が風船売りのペチカに恋をした。


        大好きな本ですが、友人に勧めるとタイトルと表紙の挿画があいまって「ホラー?」とひかれてしまいます。
        大人の童話、かわいらしいラブストーリーなのですが。

        この本の魅力はなんといっても軽妙な語り口。
        すいすい読めます。

        >> 続きを読む

        2017/01/17 by にどね

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      わたしたちが孤児だったころ

      入江真佐子 , カズオ・イシグロ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ノーベル文学賞ということで読みましたが、どうもつまらない。内容が頭に入らない。私にはいまいち合わないと思った。なにが面白いのかわからない。 >> 続きを読む

        2018/01/05 by rock-man

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話

      鈴木主税 , Winchester, Simon, 1944-

      早川書房
      カテゴリー:辞典
      4.5
      いいね! Tukiwami
      • 【世界最高の英語辞典】
         OEDってご存知でしょうか?
         「オックスフォード英語辞典」です。
         世界最大、最詳の英語辞典、印刷史上最高の出版物と言われている辞書で、現在紙ベースで流通している最新の第2版は全20巻というシロモノです。
         初版が完成するまでに70年の歳月を要したという化け物の様な辞書なのですが、本書は、そのOEDが生み出されるまでの秘話を綴った作品です。

         タイトルにあるように、OEDの誕生には一人の博士と一人の狂人の力が大変大きかったのですね(もちろんその他沢山の人々の協力が無ければ完成しなかったのですが)。
         「何故狂人が辞書作成に貢献したのか?」って思いますよね。その辺が大変興味深いところです。

         非常に面白く読ませて頂きましたが、どちらかというと本書は、その博士と狂人にウェイトを置いた書き方になっており、私が読み始める前に期待したOEDそのものに関する記述にはやや物足りなさも感じました(いえ、もちろんその編集過程などについても詳しく描かれてはいるのですが)。
         人物伝的な色合いがちょっと濃かったかなと感じました。

         Amazonで検索してみたところ、紙ベースのOED第2版は10万ちょっとのお値段なんですね。
         そんなもの買ったところで使いこなせるわけはないし、必用もないのですが、何だか欲しくなってしまいました(実用的にはCD版がもう少しお安く出ていますし、どうやら今はネット上でも使えるようではありますが)。
         かの高山宏氏は、無人島に1つの(一冊じゃないところがミソですな)本だけを持っていけるとしたら文句なしにOEDを持っていくと言っております。
         実際にOEDを読み尽くした人もいるそうで、今度はその人の本を読もうかなと思っています。
        >> 続きを読む

        2019/01/03 by ef177

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測

      吉田三知世 , AlderKen

      早川書房
      カテゴリー:度量衡、計量法
      4.5
      いいね!
      • 【さあ、長さの基準を決めようじゃないか!】
         昔、昔、その昔は、長さの単位って土地によってバラバラでした。
         ある土地で1m(mなんていう単位はその頃にはなかったと思いますが)の反物を買うと、別の土地ではそれは別の長さになっちゃう。
         人の移動が少ない時代ならそれでもまかなえたのかもしれませんが、段々そうは行かなくなります。

         大体、昔は長さの単位って人の身体を基準にしている場合が多かったようですね。
         1feetだって歩幅だし、一尋だって両手を広げた幅だし。
         そんなの、人によっても違うのにね。

         こんなんじゃダメだ! もっとしっかりした基準を決めよう!
         ということで、最初に動き出したのがフランスでした。
         でも、何を基準に決めたら良いのだろう?
         不変なものって……。

         そこで気がつきました!
         地球を基準にするんだ!
         北極から赤道までの距離の1000分の1が1メートル。
         そうしちゃいましょう!
         ということで、正確な測量をすることになったのですね。

         本書は、このメートル法を定めるに当たり、ドゥランブルとメシェンという二人の学者が北のダンケルクから南のバルセロナまでの距離を三角測量したという史実について書かれた本です。

         でも時期が悪い!ちょうどフランス革命が勃発した時で、一般にはまだ知られていない測量機器を抱えて歩いていると怪しまれること怪しまれること。
         何か変な「武器」を持って歩いている怪しい奴がいるということで、革命派に取り囲まれたりしちゃいます。

         ドゥランブルは北から、メシェンは南から測量を開始するのですが、その苦難の道のりを描いた作品です。
         結果、測量を成し遂げるのですが、何故かメシェンは自分の測量データを公表しようとはしません。

         最終的にはそのデータはドゥランブルの手に渡り、ドゥランブルにより検証されて「メートル法の起源」という本にまとめられるのですが、その中でもメシェンの生データは封印されたままです。
         それは一体何故?

         1メートルという単位が決まるまでの苦闘を描いた秀作です。
         ちなみに、現在は、ある時間に光が進む距離でメートルは定義されていますよ。
         だって、地球だって大きさが変わるから。
        >> 続きを読む

        2019/05/09 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      臆病者のための株入門

      橘玲

      文藝春秋
      カテゴリー:金融、銀行、信託
      3.0
      いいね!
      • ・CAPM理論(ベータ革命)→「効率的市場仮説」を前提とした株式市場の縮小コピー=市場そのものへの投資〜インデックスファンド等 >> 続きを読む

        2018/02/11 by michi2011

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      わたしのマトカ

      片桐はいり

      幻冬舎
      カテゴリー:ヨーロッパ
      4.3
      いいね!
      • 『マトカ』とはフィンランド語で『旅』を意味するらしい。
        『かもめ食堂』の撮影のため、1か月半滞在したフィンランドのエッセイ。
        片桐はいりさんは、ミスタードーナツのCMを見た子どもだった私の目に強烈なインパクト飛び込んできて以来、その後の作品等を拝見し、自分なりの片桐はいり像が出来ていたが、子のエッセイでそのイメージそのままの印象を受けた。
        好奇心旺盛で、ちょっと小ワルで、想像力豊かで、感性豊かな片桐さんの様子がそのまま伝わってきて、その風貌、声を知っている私は、読んでいるとき必ず、片桐さんの声が頭の中で再生され、その時の情景が浮かんでくるのである。
        目の付け所が面白く、クスクス笑いながら読んでしまった。
        >> 続きを読む

        2018/12/17 by taiaka45

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法

      内田和成

      東洋経済新報社
      カテゴリー:経営管理
      3.5
      いいね!
      • 終身雇用の横並び評価の日本の会社では、問題解決にむけた行動のスピードやアウトプットの質が全うに評価されることは少ない。加点もないので、減点のリスクを避けるほうに舵を切り、”なにもしない”というケースが多い。

        仮説思考とは限られた情報をもとに先ず走りだし、軌道修正をしながら問題解決に繋げていく所作。最初の仮説の当たり外れではなく、結果が担保されていなくても先ず踏み出し、走るコースを作ることがポイント。そこには失敗もつきものであるが、”知的タフネス”をもって何度で何度でも挑戦し続けるマインドも求められる。


        The manager has his eye always on the bottom line, the leader has his eye on the horizon.

        >> 続きを読む

        2017/05/19 by Jay

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      キャリアデザイン入門

      大久保幸夫

      日本経済新聞出版社
      カテゴリー:労働経済、労働問題
      4.0
      いいね!
      • 読んでから5年経過。
        異動で人事担当となった時に読んだ。

        基礎編なので、なるほどという点もあれば、既知の部分も結構あった。
        が、全体の整理にはいいと思った。
        >> 続きを読む

        2015/08/19 by けんとまん

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      変身

      池内紀 , フランツ・カフカ

      白水社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!

      • フランツ・カフカの「変身」を、定番の高橋義孝訳(新潮文庫)ではなく、今回は池内紀訳(白水uブックス)を読了しました。

        フランツ・カフカの凄いところは、余計な説明をしないところだと思っています。

        例えば、ザムザが変身した虫の姿を、正確にどのようなものか描写しないんですね。
        どうして虫になったのか、虫が何の象徴なのか、といった因果も一切、書かないんですね。

        そうすると、読んでいるうちに不安になってくるし、読み終えた後も、なんだか今までいた場所とは違うところへ連れ出されたような、宙ぶらりんな気持ちにさせられてしまいます。

        そこが、実にいいんですよね。最近の多くの小説のように、一から十まで言葉で説明をしている小説とは、正反対なんですね。

        考えてみれば、この小説は、アイディア自体は、それほど奇異なものではないと思う。
        だけど、実に巧いなと思うのは、虫になってましたというところから突然に始める冒頭と、虫であること以外は、すべてがリアルに進行する家庭の状況と、ラストのザムザの死後、家族が出掛けるピクニックのシーンですね。

        この過酷なまでに明るいピクニックは、衝撃的な後味を残してくれます。
        とにかく、このピクニックのところは凄くて、可哀想なザムザが死んだ後に、家族みんなで楽しいピクニックに行くなんて、どうしたら思いつける展開でしょう。

        それで、お手伝いさんが「(ザムザの死体は)片づけときましたから」と。
        この残酷さと美しさというのは、ちょっと書けないと思いますね。

        今回、池内紀訳で読み直しての最大の発見は、ザムザは自分が虫になってしまったことには、さほど驚かないのに、目覚まし時計を見て、寝過ごしたことに、もの凄く驚くところです。
        読んでいて、ザムザのその不可解な心理に驚いてしまいます。

        高橋義孝訳では「そして、用箪笥の上でかちかち鳴っている目ざまし時計のほうを見やった。『これはいかん』と彼は思った」と訳されているところを、池内紀訳では「それから時計に目をやった。戸棚の上でチクタク音をたてている。『ウッヒャー!』と彼はたまげた」と訳されているんですね。

        こんな時に、この男はなんで会社に行くことなんかを心配しているんだろうと-------。
        ここが、池内紀訳の功績なんだと思うんですね。

        高橋義孝訳で読んだ時には、まるで感じませんでしたからね。
        これは、批評的訳文の最たるものだと思うんですね。

        そして、池内さんの訳で読むと、虫以前と虫以後の時間の流れ方が、全然違うことにも気づかされるんですね。

        前は、仕事に追いまくられてアッという間に一日が経っていたというのに、虫になったら時間の流れ方が、どんどんゆっくりになっていく。
        それが、まざまざと読み手に伝わってくるように訳してあるんですね。

        そして、それとは反対に、家族の時間は、どんどん速くなっていく。
        ザムザが、働いていた頃は、おんぶにダッコでお父さんはノラクラしていて、お母さんは専業主婦、妹はヴァイオリンなんかを弾いている。
        それが、全員、働き蜂みたいになっていく。ここの対比も、すこぶる暗示的だなと思うんですね。

        それから、これも今回新たに気づいた点なんですが、この小説で大切なのは「笑えるカフカ」になっているということです。

        例えば、ザムザがだんだん虫でいることに退屈してきて、「そんなことから気晴らしのために、壁や天井をあちらこちらと這いまわるのをはじめた。とりわけ天井からぶら下がるのが気に入った。床に寝そべっているのとは、まるでちがうのだ。ずっと息がしやすい。からだに力がみなぎるようだ。ぶら下がったままうっとり」しているんですね。

        これは、相当可笑しくて、「グレゴールは這いまわりはじめた。いたるところを這いつづけた。四方の壁も、家具調度も、天井も這いまわった。やがて部屋全体がグルグル廻りはじめたとき、絶望して大きなテーブルのまん中に落下した」というところも、ほんとに可笑しいんですね。

        確かに、カフカの寓意は、どんな風にも解釈ができるところに強みがあって、例えば未来の22世紀にも23世紀になっても、その時代の「変身」の読み方が成り立つと思うのですが、また逆に、引きこもりのメタファーとか、機械文明に押しつぶされる人間の悲劇だとか、そんな一辺倒な読み解きを許さないという、深い味わいがここにはあるのだと思う。

        機械文明に押しつぶされる人間というように解釈しても、全然ダメで、そういう解釈をするから、カフカが哲学的だというように、通り一遍の作家みたいに言われるのだと思う。

        自分の内面と自分の外の現実と、両方を同じ重さで見ることのできた作家が、世界を記述している作品だから、可笑しいと同時に恐ろしくて、おぞましいと同時に、涙が出るほど笑える小説なんだと思いますね。

        かつて、フランスの小説家のフィリップ・ソレルスの対談集の「ニューヨークの啓示」という本の中で、「およそ人間の生命などは、ある瞬間に大きな波のなかできらりと光る泡でしかないこと、しかし、それを笑うことのできる泡であること、そういうことに人は気づくのだ。」と語られていますが、そういう自分のちっぽけさを笑えるのが人間なのだと-------。

        まさに、カフカというのはそうなのだと思う。自分も含めた、そうした卑小な人間を笑う目を持っている。
        つまり、自分を客体視する目を持っているのが、カフカの最大の美点だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/26 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      とらドラ!

      竹宮ゆゆこ

      アスキー・メディアワークス
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        廊下で転ぶと鼻血が出て、
        人生で転ぶと、涙が出るんだ。
        >> 続きを読む

        2014/05/01 by 本の名言

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      世界森林報告 (岩波新書)

      山田 勇

      5.0
      いいね!
      • 世界森林報告。山田勇先生の著書。世界中の森林を訪ね歩き、世界の森林事情をわかりやすく解説している良書。山田勇先生の森林、森林保護、自然環境保護に対する情熱が感じられます。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by 香菜子

    • 1人が本棚登録しています
      憲法とは何か

      長谷部恭男

      岩波書店
      カテゴリー:憲法
      5.0
      いいね!
      • 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」
        著書の加藤陽子さんが
        「目からうろこが落ちる」内容だと
        推挙していたので読んでみたところ、
        本当に目からうろこが落ちました。
        しかも面白かった。

        そういえば、学生時代は憲法論とか
        憲法の授業がとっても面白かった記憶があるな~。
        成績も(たぶん)よかったはず
        >> 続きを読む

        2011/07/15 by taitoshuu

    • 2人が本棚登録しています
      今夜は心だけ抱いて

      唯川恵

      朝日新聞出版
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 母親

        離婚

        年齢


        親娘の意識がある事故によって入れ替わり、それぞれ恋をし、自身の将来を考えるお話。


        意識が入れ替わる話は、今ではある話で私も何度か読んだり、ドラマで見たりしたことがある。だが、このお話は少し違う結末を迎える。
        意識と身体が年齢通りではないことに葛藤はあるけれど、恋をする気持ちは変わらない。
        >> 続きを読む

        2016/09/07 by -water-

    • 1人が本棚登録しています
      「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

      村上春樹

      朝日新聞出版
      4.0
      いいね!
      • このシリーズは大好きで出ると即購入。

        深刻なものから、どうでもいいようなものまで読者との質疑応答をまとめた本、第二段。

        ユーモアある回答から村上春樹がどんな人なのかがわかるような気がする。
        この本から村上春樹ファンになった友達も何人か知っているが、彼のファンもますますファンになるような本だと思う。

        村上春樹の小説も好きだけど、こういう本もかなり好き。
        >> 続きを読む

        2012/12/14 by mahalo

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      脳髄工場

      小林泰三

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 『脳髄工場』(小林泰三) <角川ホラー文庫> 読了です。

        普通の作家なら「このネタ」だけで一作品書くところを、小林泰三は一作品にいくつもいくつもネタを入れてくるところがすごいです。
        ただ、オチの読める作品が多かったのがちょっと残念です。

        あと、だんだん文章がうまくなってきてませんか?
        以前のトゲトゲした文体が好きだったんだけどなあ。

        それでもググッと引き付けられる作家です。
        >> 続きを読む

        2015/09/19 by IKUNO

    • 6人が本棚登録しています
      いらっしゃいませ

      夏石鈴子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 全編を通して繰り返し出てくる言葉が印象に残る。
        一所懸命に、仕事にあたるという、基本的なこと。
        ただ、最近思うのは、それが一番難しいことでもあるということ。
        一所懸命やっている・・・つもりの人も、結構、多いのではないかと思う。
        その評価は、自分ではなく、周囲の人に委ねるしかないのだが、なかなかそう思えない人もいるのだという現実。
        受付は、会社の顔であり、いろんな動きや関係がわかるポジションだと思う。
        だからこそ、誰でもいいと言うわけにはいかない。
        >> 続きを読む

        2016/09/21 by けんとまん

    • 2人が本棚登録しています
      中原中也との愛 ゆきてかへらぬ

      村上護 , 長谷川泰子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:個人伝記
      3.0
      いいね!
      • 中原中也といえば、「詩への架橋」(大岡信)に取上げられていた詩が好きでした:

        ・・・・・・・・
        羊の歌 安原喜弘に
        (1)祈り
         死の時には私が仰向かんことを!
         この小さな顎が、小さい上にも小さくならんことを!
         それよ、私は私が感じ得なかったことのために、
         罰されて、死は来るものと思うゆえ。
         ああ、その時私の仰向かんことを!
         せめてその時、私も、すべてを感ずる者であらんことを!
        ・・・・・・・・・・
         私は大学時代、マンガクラブにいたことがあり、この詩の一部をマンガ作品に引用しました。
        この痛々しいほどの苦悶は中原ならではのものかと思います。

         ところで、私は以前「世界史こぼれ話」(三浦一郎)という文庫シリーズで、後に評論家として大成した小林秀雄が東大の仏文科の学生だったころ、教官の辰野隆教授に「今、女と同棲しているので仕事をしなくてはならず、授業に出ている暇はありません」と強心臓にも言ってのけ、「バカ野郎、それではお前の実力のほどが解らんではないか」と試験を受けさせ、「このくらいできるなら、出なくてよろしい」と教授のお墨付きをもらったという逸話を読みましたが、この「女」というのが長谷川泰子だったのですね。いかにも生活力のなさそうな女性だな、とそのときは感想を持ちました。(名前は知りませんでしたが。)

         長谷川泰子は広島に生まれ、女優志望で、中原中也とは京都で同棲を始め、彼の上京と連れ立って東京で棲み始めます。そこでいろいろな文士と知り合いになりますが、なかでも小林秀雄とも運命的な出会いをします。彼女・・・長谷川泰子は小林との同棲を選び、中原を見捨てます。ただ、彼女は極端なまでの潔癖症で、同棲していた小林を大いに苦しめたようです。泰子と小林の同棲はほどなく破綻します。これらの諸事件を小林は「奇怪な三角関係」と呼んでいます。

         その後も、中原はなにかと泰子の世話を焼き、中原にとって泰子は「運命の女性(ファム・ファタール:femme fatale:フランス語)」であり続けます。知人に夥しい数の、泰子に捧げる詩を託し、自分が死んだら泰子に見せてほしいと言ったそうです。

         私は今「中原中也との愛  ゆきてかへらぬ」(長谷川泰子本人の自叙伝:角川ソフィア文庫)を読んでからこの稿を書いていますが、正直言って、彼女は周りの流れに身を任せるだけの、鈍感でつまらない女性かと思えます。その風貌は「グレタ・ガルボに似た女優コンテスト」で優勝しますが、所詮、他人に似ているだけの女優だったと思うのです。

         また、彼女が男性に「さん」付けしないときは「関係がある」ことを暗に語っているようで解りやすいのですが。だから、中原中也は中原、小林秀雄は小林、山川幸世は山川(この男は泰子を妊娠させます)というように呼称するのです。これって私には何だか違和感があります。なにも呼び捨てにしなくても、と。美食家にして陶芸家の北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)にもさん付けなしに書かれているので邪推してしまいます。普通の付き合いかたの人には、「河上徹太郎さん」とか「富永太郎さん」とか「さん」付けしているのです。

         それにしても、「恋」の魔力はスゴイもので、中原中也は一生長谷川泰子を愛しつづけたのですね。その激しくも悲しい恋には同情してしまいます。(ただ、中原は別の女性と結婚しますが)

         最後に:曽根富美子さんのマンガ「含羞(はぢらひ)  我が友 中原中也」(モーニングコミックス)も、この「奇怪な三角関係」をテーマにしたマンガでしたが、このマンガでは力点の置き方が違い、中原の余りの才能に嫉妬した小林が、中原の宝物である長谷川を奪い取ったというふうに書かれています。中原を愛する小林が、中原にキスする、というエピソードもあります。なんだか「ボーイズラブ」ぽいです。そして、全2巻のうち2巻目では中原は「道化じみて」描かれます。話のおしまいのほうでは、長谷川泰子は登場せず、中原と小林が連れションしていて、いつしか中原は消えるという風に終わります。

         一つの事態にも、いろいろな見かたがあるのだなあ、としみじみ思います。
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        2012/12/05 by iirei

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出版年月 - 2006年3月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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