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2006年8月発行の書籍

人気の作品

      夜のピクニック

      恩田陸

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! niwashi siois Sachupan kumpe
      • 時間を忘れてつい徹夜して読んでしまう本に会えるのは稀である。
        この恩田陸の「夜のピクニック」は、正にその稀な一冊である。
        毎年一回、夜を徹して80kmの距離をひたすら歩く行事「歩行祭」がある高校が舞台。
        卒業を控えた三年生の二人の男女が主人公。
        西脇融と甲田貴子である。
        高校生活最後の歩行祭に参加したこの二人を軸に物語が展開してゆく。
        ただ主人公たちが友達と一緒に夜通し歩くだけのイベントの話なのに本当に物語に引き込まれてしまい、夜通し本を読んでいる自分と夜通し歩いてる彼らの時間が一致してきたこともあり物語への没入感が半端ではなかった。
        作者の人物造形の見事さとストーリーテリングの巧みさが素晴らしい。
        主人公の二人だけでなく彼らを囲む友人達も素晴らしく非常に魅力的である。
        様々な葛藤を抱えている彼らがそれらに向き合い、そして乗り越える事で人として成長して歩行祭を終えるという正に青春小説の王道ともいえる物語の構成も甘酸っぱくそして清々しく非常に好感が持てた。
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        2017/12/28 by kuniyan

    • 他30人がレビュー登録、 118人が本棚登録しています
      女性の品格 装いから生き方まで

      坂東真理子

      PHP研究所
      カテゴリー:人生訓、教訓
      3.1
      いいね! 1212ryoko
      • 女性らしさ、奥ゆかしさ、慎ましさ等を
        持ち合わせる素晴らしさと
        そのためにどうすべきかが具体的に書かれている。

        多少偏りがあるように思うのと、
        ご年配のお上品な方が求められていることは
        こういうことなんだろうなぁ、と
        ちょっと人ごとのように思ってしまう部分もありました。
        万人受けはしないかもしれません。

        ただ毎日の生活にぜひ取り入れたい考え方もたくさんあります。

        ひとつひとつは素敵なことだと思うので
        その中でも自分が大切にしたいと思うことを
        選んで、大事にしていけばよいかなと解釈。
        年上の女性から学ぶことは多いので
        私は勉強になったな、と思って読み終わりましたが
        人におすすめするほどではありません。
        >> 続きを読む

        2014/01/21 by Rie

      • コメント 5件
    • 他6人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      家守綺譚

      梨木香歩

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね! niwashi
      • 赤貧の文士・綿貫が、亡き友人の実家・家屋の管理のために託された家守。
        草と木と花と風と、様々な動物達と語らう、自然の一部になり柔らかく調和するひとつの宇宙。

        庭は、荒れているのではなく、常に自由なのだ。

        サルスベリに懸想され、偉大なる賢犬ゴローを愛で、ダァリヤの君にときめき、さりげなく異界と交流する。
        早逝したとされた友は湖の底の安寧の国の住民となり、雨に紛れて、綿貫を訪ねる。

        不思議としみじみとした日本の風情が溶け合い、剽軽でありながら、あたたかい慈しみの空気が醸される。

        気がつくと私も清しい景色に入り込んでしまったよう。

        極めて、優しく長閑な物語。
        >> 続きを読む

        2017/11/05 by ももっち

    • 他4人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      アフターダーク

      村上春樹

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 惰性で怠惰な日々を送る僕は、布団に入って目を閉じればいつもどおりの明日が来ると信じている。踏みしめる地面は硬いコンクリートで、絶対に崩れる事はないと思っている。しかし、本当にそうだろうか?足元にあるのが強固なコンクリートだとしても地割れにより支えはなくなるかもしれないし、液状化によって体ごと飲み込まれるかもしれない。そもそも、僕たちが送っている日常を支えているのは舗装された地面ではなく崖と崖に渡された綱で、少し足元を滑らせただけで谷底の闇へと飲み込まれてしまうかもしれない。

        この小説は足を滑らせ、あるいは突然地面が割れて日常を失った人間たちを交えた群像劇。かつてはOLとして働ていたが、何者かに追われるようになり、現在では名前を隠し逃亡生活をしているコオロギ。女子プロレスをやりそれなりの人気もあったが、体の故障で引退せざるを得なくなりラブホテルのマネージャーとして働くカオル。

        とりわけ印象に残ったのは、どこにでもいそうな平凡なサラリーマン白川だ。彼は中国人女性を売春したが、女性が生理で行為に至れなかったために彼女に暴行を働き、さらには通報するのを遅らせるために身ぐるみを剥ぐ。この事件により白川は中国人女性のバックについてるヤクザと思しき男に追われるようになるのだが、彼自身はそれに気づかないまま日常生活を送っているのである。僕はそのことになにより恐怖を感じた。日常と非日常は思ったよりも近い距離にあり、それらはいつ入れ替わってもおかしくないのかもしれない。



        メモ
        とあるサイトの感想文によると高橋は映画「愛の詩」のあらすじを
        マリに語る時に噓の説明をしているらしい。最終的に僕は彼を好青年として認識してしまったが、思い返せば顔に目立つ傷があったり耳がえぐれていたりと少しひっかかる描写はあった。わりと致命的な見落としをしてしまった感があるが、もし読み返すことがあれば次回はこの点について注意してみようと思う。

        印象に残った文章
        ・「……人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。ただの燃料やねん……」

        ・「私の思い違いじゃなければ、一ヶ月前にもまったく同じ発言を耳にした記憶があるんだけど」
        「実はペーストしてクリックしたんだ」p124

        ・「それはつまり、本当に答えを聞きたくて質問しているわけ?」
        「もちろん。だって答えを聞きたいから質問するんでしょう、普通」
        「理屈としてはね。でもさ、中にはただ儀礼的に質問する人もいる」p138

        ・「で、いったんそういう風に考えだすとね、いろんなことがそれまでとは違った風に見えてきた。裁判という制度そのものが、僕の目には、一つの特殊な、異様な生き物として映るようになった」
        「異様な生き物?」
        「たとえばそうだな、タコのようなものだよ。たくましい生命力を持ち、たくさんの長い足をくねらせて、暗い海の中をどこかに進んでいく。(中略)そいつの前では、あらゆる人間が名前を失い、顔をなくしてしまうんだ。僕らはみんなただの記号になってしまう。ただの番号になってしまう」p142

        ・「要するにさ、僕が何を言ったところで、それは彼女の意識には届かないんだよ。僕と浅井エリとのあいだには透明のスポンジの地層みたいなものが立ちはだかっていて、僕の口にする言葉は、そこを通り抜けるあいだにあらかた養分を吸い取られてしまう。本当の意味では、彼女はこちらの話なんか聞いていないんだ……」p183

        ・カラスたちは騒々しい鳴き声をあげながら、急降下爆撃機のように街の隅々に舞い降りていく。p290
        >> 続きを読む

        2016/06/02 by けやきー

    • 他3人がレビュー登録、 34人が本棚登録しています
      ボトルネック

      米澤穂信

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 崖でバランスを崩し、落ちたと思って気がついたら別の公園で目が覚めた。状況が掴めないまま自宅に戻るとそこには見ず知らずの女がいて、ここは私の家だと主張するーー。

        自分が生まれなかった世界に行ってしまう主人公。
        設定がとても面白く、こういうことがもし起こったら楽しそう、と思って読んでいたが、どうにもこうにも主人公が報われない。
        主人公にもヒロインにも感情移入は出来なかったが、どう終わるのか気になって一気に読了。

        結末は読者のそれぞれの解釈でハッピーエンドかバットエンドか別れるようだが、主人公の性格からしてどっちを選んでもハッピーエンドにはならない気がする。

        後味が悪いと言われているが、個人的にはそうでもなかった。もちろん爽快感はないけれど。
        >> 続きを読む

        2016/07/03 by hsm_log

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      レインツリーの国 World of delight

      有川浩

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! Nao

      • ネット
        友達
        言葉
        考え方


        忘れられない本。
        この本を読んでいて、私にとって忘れられない本は何だろうと考えた。
        それは幼少向けの大判の絵本でイエスキリストの誕生の話だった気がする。
        幼稚園、小学校低学年までたくさんの本を読んでいた「らしい」のだけれどその本を母から買ってもらい読んでから一切本を読まなくなったと聞いた。聞いたとき「本嫌い」で、専ら漫画を読むのが好きだった。
        ひょんなことから一年前に手に取った本がとても面白くそこから毎週のように図書館で本を5~6冊借りて読んでいる。

        今回のお話しを通して、私もまた学んだ。
        忘れてはいけないこと。

        >> 続きを読む

        2016/05/29 by -water-

    • 他2人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      風が強く吹いている

      三浦しをん

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! kengo
      • 駅伝や運動に限らず、何をするにも考えさせられる一冊。1度しかない人生をどう生き抜くかは自分自身が決めることであり、真の強さとは何か、読者自信の境遇次第で感じかたは違うのかも。 >> 続きを読む

        2017/11/13 by nya

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      カラマーゾフの兄弟

      亀山郁夫 , フョードル・ドストエフスキー

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 匿名

        ただの物語ではなく、宗教の芯の部分まで考慮されている作品。それぞれの登場人物が自分の考えを深いところまで考えているため、内容理解が追いつかないところもある。ただ自分も深いところまで考えられる人となりたい。
        2巻目のイワンの書いた大審問官は有名
        >> 続きを読む

        2016/06/11 by 匿名

    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      空飛ぶタイヤ

      池井戸潤

      実業之日本社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 因果応報、勧善懲悪。結果は分かっていたけど、過程が実に見事で良く出来てます。モデルとなった企業も腐りきった体質が改善されず、他社の臣下に成り下がってる訳で、正義は我にありですね。続編、消えるガソリンとか期待。 >> 続きを読む

        2017/08/03 by hiro2

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      永遠の0

      百田尚樹

      太田出版
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! kengo
      • 読む前は著者が右翼なので、どうせ戦争や特攻を美化しているんだろうと踏んでた。しかし何度も涙を流してしまった。戦争の愚かさには全く触れていなかったが、特攻に関してはそれを指示した軍上層部を批判していた。零戦部隊の困難極まる決死の戦いや拒否できない雰囲気の中で志願し米軍戦闘機や対空砲火に遮られ艦船にまで到達できずに無残に死んでいった特攻の人たちの無念さや悔しさがよく表現されていた。 >> 続きを読む

        2018/02/07 by konil

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      一瞬の風になれ

      佐藤多佳子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • あさのあつこのランナーに比べて、より部活感はあるのかな。自分も運動系の部活だったので、理解でき懐旧の念も。ただ淡白に進み過ぎじゃない?欲しがってますw >> 続きを読む

        2017/06/13 by hiro2

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      マッチメイク

      不知火京介

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      2.2
      いいね!
      • あらすじ(転記)
        プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。大観衆の見つめる中、何が起こったのか? 新人レスラー山田聡は同期の本庄と謎を追い始めるが、それが第二の悲劇を生む。プロレスに全てを懸けた者が決して許せなかったこととは? 感涙がとまらない第49回江戸川乱歩賞受賞作

        新人の山田聡は柔道でそれなりの成績は残したものの、突き抜けた所が無い。いつかはスター選手にと練習に雑用にと勤しんでいた。
        事件の起こったダブルメインイベントの試合に臨む総帥「ダリウス佐々木」は聡に、これを最後に引退すると告げる。聡は何故自分にそんなことを告げたのか戸惑った。
        外国人レスラーのガンジーと因縁の対決の最中、ダリウス佐々木は倒れ帰らぬ人となる。
        死因は蛇の毒によるものであった。
        ダリウスの衣装のポケットから小さなカッターが見つかり、その歯から毒が検出され自殺ではないかと取りざたされる。
        プロレスでは流血を演出する為に、隠れて自ら額に傷を付ける事があるのだ。そのカッターに毒が付いていた以上、ダリウスの自殺と判断されるのも止む無しだった。
        所が聡はダリウスがリングに上がる直前にそのカッターに触れて手を傷つけているのだ、あの時には絶対に毒は付いていなかった。あの時に控室に居たレスラーの誰かがすり替えたのか。
        密かに聡は同期の本庄と犯人探しを始めるが、それにより更なる事件が発生し悲嘆に暮れるのだった。


        何でしょうか、この消化不良感は。これで乱歩賞かよなんて思いが湧いてしまうのです。ミステリーの部分が弱いなあと思います。プロレスの世界の物語として読めば結構楽しめるのですが、そこに関しても夢枕獏というパイオニアが居るのでちと弱いなあ・・・。

        そんな中でも、万年前座の丹下というレスラーが、実は道場破り対策の為に鍛え上げられた組織最強のレスラーで、「門番」として絶対に負けられない使命を帯びていたというくだりはかっこよくて惚れました。いかついおっさんなのですが、結婚を控えていて子供が大好き、猫大好きという人物なのに最強。いいなあこういうキャラクターは。
        この丹下の跡継ぎの門番として聡が指名されて鍛えられるのですが、こっちを話のメインに据えた方がいい本になったような気がします。

        あ、僕プロレス物好きですがプロレス自体は全然見た事有りません。本先行の耳年増なのです。
        >> 続きを読む

        2015/06/30 by ありんこ

      • コメント 14件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      憲法九条を世界遺産に

      中沢新一 , 太田光

      集英社
      カテゴリー:憲法
      5.0
      いいね!
      • 当時の日本人の状態、
        アメリカの状態と
        世界の状況に関しての
        詳しい知識はまだないので
        政治的にというか第9条に対しての
        自分なりの見解というものは
        他人に披露するには及ばない。

        2人のお話はいろいろ参考になった。

        現在からみると
        第9条のこの発想と実現はユニークで
        時代の変貌とともにこのタイミングでしか
        決して、なしえなかった憲法なんだなと
        そう理解した。

        国家というものはいざという時は戦ってでも
        国民を守るというのが普通というか、
        それでこそ国家というふうな成り立ちを
        するものなんだと思うが
        そこに非戦を掲げて、国民も賛同して
        さらにそこに誇りを持っている国は
        ユニークというか
        異常というか
        正常というか
        正解なのか。

        答えは恐らく1つにはならない事だと思うが、
        この結果には興味を持っても良いものであろう。
        他国の話ではなく、
        自分の生活をしている
        国であるから。
        >> 続きを読む

        2014/11/23 by KMHT

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      アキハバラ@deep

      石田衣良

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 進むにつれて現実からだんだん離れていく感じ。全体的にリアル感があったら良かったのに。。 >> 続きを読む

        2011/03/29 by yasuo

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      アルゼンチンババア

      吉本ばなな

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 社会に順応するのが得意とは言い難い人達の自己完結的な生き方を通して、自分だけの小さな幸せの大事さを書いた作品。
        登場人物達の半径一キロメートル以内で生きてるような感じが羨ましくもあり微笑ましくもありイラっと来る。
        >> 続きを読む

        2017/10/30 by kikima

    • 他1人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本!

      林総

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:経営管理
      3.0
      いいね!
      • たとえ話が上手くて理解しやすい。
        会計の話だけどストーリー仕立てで読みやすいし。

        キャッシュフローという言葉は知っていたけどピンと来ていなかった。
        お寿司屋さんのトロとコハダの例えは分かり易い。
        >> 続きを読む

        2017/10/02 by W_W

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      算法少女

      遠藤寛子

      筑摩書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  江戸時代の和算書に『算法少女』という書があるそうです。
         平章子という女性が父親・千葉桃三の協力の下に書いた書物だそうですが、詳細は不明。
         この執筆の際にどのようなやり取りがあったのか、作家の遠藤寛子さんが想像して描いた物語です。
                 
         主人公千葉あきも、その父親千葉桃三も、その他有馬頼徸も、藤田貞資も中根宇多も本多利明も鈴木彦助も山田多門も木賃宿の子どもたちも町の子どもたちも谷素外も、各々が自分に与えられた境遇の中、不満も言わずあきらめず最大限に学問を学び・楽しみ・一生懸命人生を送っています。
         清く楽しく美しく。学問や人生に対する姿勢を考えさせられます。
                
        「数学資料館」というサイトでは
                 
        「この本は小学生から大人まで、とくに高校生の時一番読んで欲しい本である」
                 
        と書かれています。
         確かに、私もそうありたかったですね。
         若い時は、なぜ勉強するのか、特に数学なんて何の役に立つのか、と反発するものですが、本来、和算にしろ学問にしろ楽しいものだったのです。
         ただ、現在は、ゲームなどの刹那的な楽しみにあふれているので、学問の楽しさに気付きにくい時代です。
         学校の先生方の教え方の工夫が必要かと思われます。
         その意味で、本作品『算法少女』を高校の授業に用いたという高校の先生は素晴らしいと思います。
         その先生をはじめ、色々な先生方の運動で、絶版になっていた本書が復刊されたという物語もあったようです。
                 
         この『算法少女』、1973年に岩崎書店の「少年少女歴史小説シリーズ」の一冊として出版されたそうです。
         ということは、私が小学生や中学生だった頃の図書室に入っていてもおかしくはない状態です。
         ところが40を越える今まで、本書『算法少女』について知る機会はありませんでした。
        (そういえば進研ゼミの情報誌の「おすすめ本」コーナーでチラッと見たような気がします。)
         今回、FeBeのポイントが失効する前に何か購入しようと思って探していたら、面白そうだったので購入したわけです。
         オーディオブックだと読む手間が省けて気楽ですが、数式や図形・挿絵・解説などが見られないという一長一短があります。
                 
         私も中学や高校時代に本書を読んでいれば、人生に目的意識を持ってもっと良い人生を送っていたかのう。
         実際は、その期間は精神を病んで好きだった学問や読書をする気力すら無くして人生から滑り落ちていたわけです。
         若い時期に本書とめぐり合う機会がなかったこと自体が、私が人生に失敗した象徴なのでしょう。
           http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160917/p1
        >> 続きを読む

        2016/09/17 by 荒馬紹介

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      電通「鬼十則」

      植田正也

      PHP研究所
      カテゴリー:人生訓、教訓
      2.0
      いいね!
      • あの、電通の本です。
        電通では、この十則を廃止したそうです。

        でも、私はなじみがあって、(この本を読んで気づいたのですが)
        最初に就職した会社で、これが標語としてありました。
        (少し改変されていました)
        その時は、「そうか~」とか「なるほど~」と思って唱和していました。

        以下「十則」を記載します。
        前向きに考えると、そんな悪いことではないと、私は思っています。

        1 仕事は自ら「創る」べきで、与えられるべきものではない

        2 仕事とは 先手先手と「働き掛け」ていくことで、受け身でやるものではない

        3「大きな仕事」に取り決め 小さな仕事は己を小さくする

        4「難しい仕事」を狙え そして之を成し遂げる所に進歩がある

        5 取り組んだら「放すな」殺されても放すな 目的完遂までは

        6 周囲を「引き摺りまわせ」引き摺るのと引き摺られるのとでは永い間に天地のひらきができる

        7 「計画」を持て 長期の計画を持って居れば 忍耐と工夫そして正しい努力と希望が生まれる

        8 「自信」を持て 自信がないから君の仕事には迫力も粘りも そして厚みすらない

        9 頭は常に「全廻転」八方に気を配って 一分の隙もあってはならぬ サービスとはそのようなものだ

        10 「摩擦を恐れるな」摩擦は進歩の母 積極の肥料だ でないと君は卑屈未練になる

        >> 続きを読む

        2017/05/06 by Minam

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      夏目友人帳

      緑川ゆき

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 1巻目にあったような感動的な作品こそなかったけど、その分"こんな角度からのストーリーも可能です"みたいな作品が収録されて、面白さは広がった気がしましたし、これからの展開も楽しみにさせてくれます。

        まあ、大丈夫だとは思いますが、変にバトルをメインにしたストーリーにだけはなってほしくないという願いを込めて、3巻以降も読んでいきます。
        >> 続きを読む

        2017/10/20 by アーチャー

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      それからはスープのことばかり考えて暮らした

      吉田篤弘

      暮しの手帖社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 多分その時はお腹が空いていた。私の持論に、食べ物を美味しく書く小説は良い小説というのがある。可愛い装丁と、ちらと読んだ箇所の美味しそうなことを理由に、手に取った。日常の美しさ、というか、なんと言っても陳腐になるが、何もかもがいとおしく感じる。スープみたいに心を温めてくれる一冊。 >> 続きを読む

        2016/05/19 by kido

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