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2006年9月発行の書籍

人気の作品

      手紙

      東野圭吾

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! nosuke
      • 同僚に薦められて読んだ、犯罪者の弟が主人公のお話。
        視野が広がりました。

        2020/02/08 by mirio3

    • 他20人がレビュー登録、 128人が本棚登録しています
      自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

      Arbinger Institute. , 冨永星 , 金森重樹

      大和書房
      カテゴリー:経営管理
      4.5
      いいね! Tukiwami
      • うまくいかないのは周りの人達のせいだ
        自分は被害者だ
        そう思っていても何も変わらない

        箱の中と外では、同じ出来事に対して感じる事が全く違う

        自分への裏切りをした瞬間から自己正当化が始まり
        箱の中へ入ってしまう

        箱の外に居続けるにはどうしたらよいだろうか



        レビューにまとめようとしてもうまく書けない・・・
        でも周囲との関係に悩む人、
        自分自身を振り返ってみたい人には絶対読んでほしい!
        >> 続きを読む

        2019/01/17 by アスラン

      • コメント 4件
    • 他7人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      飛ぶ教室

      KastnerErich , 丘沢静也

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • メリークリスマス!
        クリスマスにふさわしい一冊ですね。
        小学生のころ、児童文学の定番として買い与えられていたので、何度か読んでいます。今回は数十年ぶりでの再読でした。

        「飛ぶ教室」って実はあまり面白いと思っていなかったんです。
        ケストナーではなんてったって「ふたりのロッテ」が一番のお気に入りでした。
        「点子ちゃんとアントン」もステキなお話しです。
        私は女の子だったから、主人公が少年の話に馴染まなかったのか?という訳ではないのです。
        少年が主人公の話はいくらでも読んでいましたし、
        同じくギナジウムの寄宿生の少年たちの物語で「犬のウォータンは同級生」という小説があるのですが、これはそれこそ何度も読み返しているほど大好きで、つい先日も図書館で探して読んだのですが、やはりとびきり楽しい小説でした。
        「飛ぶ教室」より、ずっとずっと面白いと今でも断言できます。

        成績はいつもトップで絵も得意でリーダーシップもあって貧乏で奨学金をもらっているマルティン。
        大食いで喧嘩がめちゃくちゃ強くて、勉強は全然できないけれど弱いものに優しいマティアス。
        親に捨てられて善人の船長に引き取られ、作家を夢みるジョニー、好奇心旺盛で読書家で頭の回転が早く口が立つ(口がすぎる?)ゼバスティアン、ひ弱で弱虫コンプレックスを抱えているウーリの5人組がメイン。
        舎監の先生で少年たちに圧倒的に慕われている「正義さん」とあだ名されるベーク先生。
        世捨て人のように市民菜園に置かれた列車の禁煙車両で暮らしている「禁煙さん」
        魅力的な若い大人も子供たちに重要なかかわりを持っている。

        これで面白くないわけがない。のですが。

        子ども心に戻って「飛ぶ教室」を味わいつつ、不満な点を挙げてみます。

        まず、真面目過ぎるんですね。
        学校同士の出入りの喧嘩にしても弱い者いじめの話にしても、親子の問題にしても。
        正しいことがある。という前提です。
        喧嘩でさえも、味方と敵。敵でも、立派なリーダーとクズ。のような色分けがあります。
        チビのウーリは、蛮勇を見せて自分に自信を持つことができるようになりますが、彼を好きになれないんですよね。
        しかも彼は元々貴族で支配階級の人間であることが仄めかされています。

        教師も全て善人です。
        子どもの為に良かれと思ったことを成すのが教師です。
        しかし子供に都合の良い事ばかりが起こるのは、現実的ではありません。

        確かに、子どもたちは常に正しくありたいと思っています。
        でもそれができない自分もわかっています。
        世の中が「正義」と「不正」に色分けできないことだって、実は知っているのです。
        だから「飛ぶ教室」の主人公たちのように個性はバラバラで欠点だってあるけれど決して「悪」ではない子どもや先生たち。
        それは子どもにとってはフィクション(憧れるけれど現実ではない)なんですね。

        こどもというのは、もっと大嘘な小説をたくさんよんでいるために(小公女や小公子、フランダースの犬とか長くつしたのピッピだとか15少年漂流記だとか王子と乞食だと宝島とか、そういう数奇な運命や冒険の物語がいっぱいありますからね)
        マルティンの貧乏やジョニーの孤独などは、子どもにはどの程度の深刻さかなんてわからなかった気がします。
        愛するお父さんお母さんがいて、休暇に会えないだけなのに。もっと可哀想なのは、親に愛されている確信が持てない子どもでしょうに。とか。

        大人になってから読んだ方が感情移入できるように思える部分がかなりありました。
        親の目線で子どもを思いやることが今の私にはできるからです
        禁煙さんと正義さんの古い友情についても、大人になればこその味わいを感じることができました。

        しかし、犬が物語を盛り上げてくれることもあって、プロットとしては「犬のウォータン」の方が面白いんですよ。

        「犬のウォータン」にも体格がよく勉強ができない落第生とひ弱な少年の対比がでてきます。ひ弱な少年はそういえば、これもやはり木から落ちるんだった。よく似ていますね。
        でもキャラクター設定が全然違うんです。
        力自慢の少年は親との関係が悪く、落第も親を困らせる為でした。
        赤毛でひ弱な少年も、めちゃくちゃ向こうっ気は強いんです。口もたちます。仲間内で喧嘩もします。
        主人公はごく普通の男の子。双子の姉妹たちの中でたった一人の男の子で、女の子にちょっとウンザリしています。
        つまり、人間的により身近な感じがするのです。
        先生達も長所も短所(クセというべきか)も持っている、同じ人間って感じがします。


        ストーリーよりも、事件が起き、それについて、誰が何を語ったか?
        これが「飛ぶ教室」の胆です。
        ウーリのはしご飛び降り事件のあとのゼバスティアンの名言
        「ウーリのほうが恥を知ってるってことなんだよ」
        禁煙さんの「金や、地位や、名誉なんて、子どもっぽいものじゃないか。おもちゃにすぎない。そんなもの、本物の大人なら相手にしない」

        それ以上に作者ケストナーの言葉
        「人生で大切なのは、なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいか、だけなのだ。子どもの涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない」
        「自分をごまかしてはいけない。ごまかされてもいけない。災難にあっても、目をそらさないで。うまくいかないことがあっても、驚かないで。運が悪くても、しょんぼりしないで。元気をだして。打たれ強くならなくちゃ」

        子ども時代を決して忘れないと約束してもらいたいというケストナー。
        その人の生き方そのものが小説の形で魅力として迫ってくるから、彼の小説が今でも読まれ続けているのです。
        歌が、その技術以上に、歌い手の人間性や想いを伝えるものであるように、小説にも作家その人の想いが読み手に流れてくることがあります。

        ケストナーは子どもに期待したのでしょう。
        よりよく生きるように。世の中をもっと明るく強いものにしてもらいたいと。

        「どんな迷惑行為も、それをやった者にだけ責任があるのではなく、それを止めなかった者にも責任がある」
        クロイツカム先生の罰則は、メッセージの一つ。
        ナチスの暴走を止められなかったドイツの同朋への批判でもある訳です。
        どうか、同じ過ちを繰り返さないで。
        ああ、今の時代にも、この言葉は伝えたいですね。

        だからこの本は、親が子どもに「読ませたい本」であり続けているのです。

        ケストナーの反骨精神は、確かに打たれ強かった。
        そしていつも市民の側にいた人でした。
        彼の本も同じですね。

        ちなみに「飛ぶ教室」というのは彼ら5人が脚本から演出から舞台美術、役者まで自分たちでやる、クリスマス祭に体育館で上演する演劇のタイトルです。
        >> 続きを読む

        2018/12/25 by 月うさぎ

      • コメント 5件
    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      ちいさな王子

      サン・テグジュペリ , 野崎歓

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! Fragment mariak1994
      • 再読。
        「ちいさな王子」というより「星の王子さま」というタイトルの方がピンとくるだろう。
        「星の王子さま」の新訳であるが、原題は「Le Petit Prince」であるため「ちいさな王子」の方が明らかに言語的には正しい。
        これは子どもが読んでもいいのだが、大人が読んだ方が感銘の度合いが大きい作品である。
        砂漠に不時着した飛行士とちいさな星からやってきた王子との対話が主な作品であるが、もう名言のオンパレードである。
        大人になって摩滅した感性にビンビン刺激を与えてくれる作品であろう。
        王子は7つの星を訪れるが、「虚勢を張る王」「うぬぼれや」「のんべえ」「ビジネスマン」「点灯夫」「地理学者」「地球」という様々なタイプの人たちがいる星である。
        僕は、もうこの中のクラスタでは完全に「のんべえ」である。
        酒を飲むことを恥ずかしく思いつつ、ひたすら酒を飲み続けている、という感じである。
        この本は今まで200カ国以上の国で翻訳され、総販売部数1億5千万冊を突破したらしいが、世界中の人口70億人に読んでもらうのにふさわしい傑作である。
        このように数字の事ばかり書くのも「ちいさな王子」の中で人間の不思議な習性として指摘されている。


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        2019/09/18 by tygkun

    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      水滸伝 - 一 曙光の章

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • ●1回目 2007.8.15

        水滸伝といえば、まず思い浮かぶのが吉川英治。
        ずいぶん昔(たぶん中学か高校時代)読んだことがあり、それからずいぶんたって、中国語からの飜訳を筑摩書房だったかな、3分の2ぐらいまで読んだ。

        中国小説を読む順番としては、一般的には三国志が先だろうと思う。
        まず三国志を読んでこの世界の虜になり、あるいは小説の面白さに目覚め、それから水滸伝に進む。私の場合もそうだった。吉川英治の新しい全集が図書館にきたのをきっかけに、三国志、それから水滸伝、太閤記、宮本武蔵という順番で読んでいった。

        吉川英治で一番面白いのはやっぱり三国志。それから太閤記。水滸伝もおもしろかったが、宮本武蔵はそうでもなかった。宮本武蔵はマンガのバガボンドの方がかなり面白い。

        三国志や水滸伝は、いまでは横山光輝のマンガから入るのが普通かもしれない。同じマンガでも蒼天航路は三国志を扱った大傑作だが、小説を読む前はオススメできない。第一もったいない。すくなくとも三国志を3種類ぐらい読んでからでないと(さしあたり吉川英治、羅漢中、陳舜臣、北方謙三のうちの3つぐらいか。コーエーのシリーズは含まず)、その面白味や有難味が分からないと思う。三国志の通むけにつくられた作品だからだ。もし先に読んでしまった場合は、他の作品を読んだ後、もう一度読み直すべきだ。

        吉川英治の三国志から水滸伝に移ってびっくりしたのは、その血生臭さである。三国志は戦闘一辺倒で、男ばかりで殺伐とはしているものの、ある意味単純明快で清潔である。中高校にも読みやすい。だからゲームにもなったのだろう。

        ところが水滸伝になると、男女の痴情や裏切りがからんだ殺人が出てきて、その俗悪ぶりは三流週刊誌顔負け。田舎の子供には刺激が強すぎる。図書館にこんな本を置いておいていいのかなと思ったぐらいである。

        三国志も水滸伝も非常に長い物語だが、どうも最後がぱっとしないという印象で共通している。
        三国志の方は諸葛孔明が死んでしまうと、登場人物がみな小粒になって、話もだんだん尻すぼみになる。蜀が滅んでしまうという史実があるから、やむおえないことではあるが。

        水滸伝はもっと印象が薄くて、108人が梁山泊に集まって、それからたしか官軍として外敵と戦い、英雄達が次々に散っていく、そういう話らしいが、後半のその部分はぜんぜん覚えていない。吉川英二の作品では108人が集まるところまでだったのかな。筑摩書房版は途中で止めてしまったし。

        北方謙三の水滸伝。
        三国志は二度読み直した。
        この作者の水滸伝が面白くないわけがない。

        第一巻は豹子頭林冲が主人公。魯智深が副主人公扱い。なつかしい登場人物名である。
        革命家たちが蜂起するずっと前。地下のネットワークづくりから物語ははじまる。
        はやくも宋江が出てくる。晁蓋は覚えていないな。

        とりあえず、大長編小説のはじまりはじまり。


        ●2回目 2008.8.31

        先日、ジュンク堂に立ち寄って、ヒマだったので手にとってみたら、思わず立ち読みのまま通巻してしまった。
        それだけのおもしろさはある本です。
        全19巻。
        まだ読んでいない方はぜひ読んでみましょう。
        絶対損はしません。


        ●3回目 2014.12.9

        2007年、2008年に続き、3度目の水滸伝。
        このシリーズは、19巻で完結の後、楊令伝、岳飛伝と続く。

        最初に水滸伝を読んだ時には、楊令伝がまだ3巻しか出てなかった。
        それを読み終わった後、連載中の「小説すばる」を毎月追っかけていたのだが、いつのまにか中断してしまった。

        このあいだ久々に雑誌の「岳飛伝」を見たら、九紋竜史進が、子午山の危機の救援に向かうところだった。
        子午山といえば、王進のもとで、史進や楊令が修業をした地。

        老いた勇将史進がそこに向かうとなれば、彼の最後も近いのかもしれない。

        雑誌には、その他にもたくさんの人物が出てくる。
        ほとんど知らない名前ばかりになっていた。

        この機会にもう一度読み直し、岳飛伝まで追いついてみるつもり。

        第一巻目は、王進の逃避行と豹子頭林冲の苦難を描く。
        >> 続きを読む

        2017/10/07 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

      リチャード・アダムズ , 神宮輝夫

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね! Tsukiusagi asuka2819
      • 久しぶりに夢中になって読みました。
        どんどん面白くなっていきます。
        なかなかの分厚さですが、いつも持ち歩き
        うさぎたちの世界に魅了され、感情移入しながら時間を見つけてはページを捲りました。

        ヘイルズ、ファイバー、ビグウィグ、ブラックベリ、ピプキン・・・
        うさぎ1匹1匹がみんなそれぞれ個性を持っていてみんなそれぞれに愛しい。

        情景描写や乗り越えなければならない試練など、すべてにおいてとても豊かな物語です。
        うさぎたちの物語は人間に負けず劣らずドラマチックですが
        人間をうさぎに置き換えただけでは決してない。
        これはやっぱりうさぎたちの物語なんです。
        地面の下に暮らし、彼らのルールや文化、言葉が存在しています。
        うさぎの村ごとにもそれぞれの生活があります。

        この物語の中では人間はうさぎにとってとても恐ろしい存在です。
        人間の宅地開発などで住処を追われるうさぎたちの恐怖を読んでいて
        人間が当たり前のように行っていることが
        自然界に生きるものたちにどれほどの影響を与えるものかを実感し考えさせられました。
        もちろん良くないことだと今までも思っていましたけど
        懸命に生きている姿をこの本で読むと心に迫るものがあります。

        カテゴリとしては児童文学になると思いますが、
        大人が読んでもワクワクできること間違いなしです。
        それに楽しいだけではないしっかりした深さ、豊かさがある物語です。

        彼らの冒険はどうなってゆくのか。
        今は早く下巻が読みたくてウズウズしています。
        >> 続きを読む

        2019/07/16 by chao

      • コメント 12件
    • 他3人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

      リチャード・アダムズ , 神宮輝夫

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね!
      • ページを捲る手が止まらず、寝不足です。
        面白かった。。。

        下巻は、上巻をさらに上回る胸が熱くなる展開が待っていました。
        ほんわかした雰囲気の表紙やタイトルからは想像もできないほどの
        スリリングでドラマチックな物語でした。

        村の繁栄をかけて牝うさぎを連れてくるべく他の村に使者を送りますが
        そこはウンドワートが将軍率いる軍事力を誇る巨大な村でした。
        エフラファに野良うさぎを装い潜り込んで牝を連れての逃亡を試みたり
        死闘が繰り広げられたりと、最初から最後までドキドキしっぱなし。
        それにぐっとくるシーンの連続でした。

        特にビクウィグには泣かされました。。
        彼の男気や優しさは最初から最後まで本当にカッコよかった。
        うさぎに対してここまでの感情が湧くとは、読む前には想像もできませんでした。
        (なんなら、好きになりそうでした。
        「燃えよ剣」を読んで土方歳三に恋した感覚と全く同じです。)

        登場人物(登場うさぎ?)たちのキャラクターや、豊かな自然の描写、
        うさぎの生活の細かなルールなどで読者をどんどんうさぎの世界に引き込む
        素晴らしい本であることは間違いないのですが、
        単純にストーリーだけを見ても抜群に面白かったです。

        ラストも文句なしに素晴らしいです。

        私の本棚の永久保存版になりました。

        月うさぎさんのおかげでこの本と出会えました。
        心から感謝です!
        >> 続きを読む

        2019/07/19 by chao

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ルリユールおじさん

      伊勢英子

      理論社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 込められた思いは、伝わる力を持っている。

        2015/09/23 by けんとまん

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      精霊の守り人

      二木真希子 , 上橋菜穂子

      偕成社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • あまりこうゆう作品は読まないが、話題なので読んでみた。
        いや面白かった。
        初めちょっとややこしそうかなと思ったが、どんどん引き込まれていき、後半一気に読んでしまった。
        こんなに面白いとは。
        >> 続きを読む

        2017/03/03 by Jun-Ya

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      闇の守り人

      二木真希子 , 上橋菜穂子

      偕成社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • メチャクチャ面白かった!
        精霊のより、断然こっちが面白かった。
        こっちの方が大人向け
        かなりハマった。
        >> 続きを読む

        2017/03/03 by Jun-Ya

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      一瞬の風になれ

      佐藤多佳子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • それぞれキャラの持ち味が良い。守屋の引退にグッときた。連あたりが走れなくなると予想も別展開。さあ、完結編へ。 >> 続きを読む

        2017/06/15 by hiro2

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      陰摩羅鬼の瑕

      京極夏彦

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • これは先生、切れ味落ちてた。

        コンセプトも姑獲鳥のコピーの域を出ないし、京極の活躍も最後に少しで物足りないしと。
        良かったのは途中の儒学と姑獲鳥のあたりの会話でしょうか。

        ただ、さすがだなと思わせるのは、あらゆる鳥の剥製で埋め尽くされる鳥屋敷と鳥伯爵を作り出して、その上で、「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志をしらんや」の一言を入れてきたあたり。

        この諺をこうまで見事に使った場面や作品を知らない。
        うまいなあと。

        次作に期待です。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      アルキメデスは手を汚さない

      小峰元

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 小峰元の伝説的な第19回江戸川乱歩賞受賞作「アルキメデスは手を汚さない」を読了。

        妊娠中絶の失敗で、高校二年の少女が死んだ。男子生徒が、農薬入りの弁当を食べて倒れた。
        そして、退院した男子生徒の姉の不倫相手が消えた。

        ひとりの生徒の周囲で起こる怪事件の数々には、関連性はあるのか?
        警察の捜査は、クラスメイトや復讐を企てる少女の父親の思惑に振り回されながらも、着実に真相に近づいていく。

        しかし、物証を得て事件の構図を解明したところで、最後の反転が示されるのだった-------。

        この作品は、発刊当時の1970年代半ばの社会派ミステリ全盛の時代に、青春ミステリとして新しい風を吹き込んだのですが、何より高校生をはじめとする登場人物たちの会話が小気味良く、ページを繰る手が止まらない。

        本格ミステリとして読むと、事件の相互の関連づけが弱い上、冒頭にアンフェアとしか思えない表現があるなど、いくつか問題もあるが、時刻表まで挿入されたアリバイトリックは、単純な中にも細かい工夫がなされているし、最終章におけるいくつかの逆転やタイトルの寓意が分かる一節など、要所要所に本格ならではのテイストが感じられるんですね。

        >> 続きを読む

        2018/12/21 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      永遠。

      村山由佳

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • タイトルに反して、一瞬で読み終わりました。
        内容も一瞬で忘れそうです・・・
        映画「卒業」のサイドストーリーとして書かれた本なので、きっと映画を観てからのほうがいいのでしょう。

        優しい話と思うのですが、登場人物全員がもう少し素直になれたら、全然違う未来になったと思います。
        自分が引くのも美しいけれど、そればかりがいいわけじゃないと思うので。

        父娘の関係がもどかしかったです。
        >> 続きを読む

        2014/12/14 by あすか

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      夜桜四重奏

      ヤスダスズヒト

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • 夜桜四重奏という如何にも音楽やってそうなタイトル。
        ジャケットに楽器を持った女の子

        完全に騙されました、音楽まったく関係ない話でした。

        作者がヤスダスズヒトというイラストメインの人だけあって絵はとてもよいのですが、ストーリーは微妙かなという印象です。

        イラスト集だと思って読む分には悪くないと思います。
        >> 続きを読む

        2013/06/07 by janet

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      グラン・ヴァカンス 廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

      飛浩隆

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 【長い……約束】
         著者の『象られた力』がいたく気に入ってしまったので、その著作を探していて見つかった一冊です。
         いや、素晴らしい!
         何と豊かで鋭い感受性の持ち主なのでしょう。
         その描き出す世界は、みずみずしく、時に異様なほど込み入り、儚いものでした。

         ここは、『夏の区界』。
         多くの人びとが、平穏に暮らしている美しいリゾート地。
         1000と50年もの間、何も変わらない。
         人びとは年を取らず、永遠とも言える長さを同じように繰り返し生きています。

         ここには夏しかありません。
         空はどこまでも透き通るように青く、沸き立つ白い雲には薔薇色の光が。
         白く続く砂浜と、その先にある紺碧の海。

         『夏の区界』は、『客』のために創られた仮想空間のリゾート地です。
         そこに住む人びとは、精妙にプログラミングされたAIでした。
         一人一人に過去と役割が与えられ、『客』が心地よいバカンスを満喫できるように、組み立てられた者たち。

         ある時、大途絶(グランド・ダウン)が起きました。
         それまでひっきりなしに『夏の区界』を訪れていた『客』たちがぱったり途絶えてしまったのです。
         それと引き替えのように、硝視体(グラス・アイ)が『数値海岸』で発見されるようになったのです。

         硝視体は、様々な能力を持った輝く石でした。
         最初は、興味本位で扱われていたものでしたが、そのうちに硝視体の力を使うことができるAIが出てきたのです。
         ジュリーもその一人。

         何故、大途絶が起きたのか誰にも分かりません。
         もしかしたら、このリゾートを創っていた者がここを放棄したからかも。
         それでも、『夏の区界』は、それまでと何も変わらないように存在し続けていったのですが。
         それは、永遠の夏休みが続くように。
         ……あの日が来るまでは。

         ジュールは12歳の少年。
         天才少年で、『夏の区界』にある鉱泉ホテルで毎年開かれるチェス大会の常連チャンピオン。
         今朝も従姉のジュリーと、二人だけの秘密の場所である鳴き砂海岸に出かけるところ。
         そこは硝視体がふんだんに見つかる場所です。

         ところが、突然空が暗くなり始めます。
         そして、無数の『蜘蛛』(そうとしか言いようがないのです。確かに蜘蛛のような形のモノもありますが、全く異なる形のモノもいます。でも、蜘蛛としか言いようがないのです)が空から降ってきました。

         蜘蛛たちは、飢えをまき散らしました。
         AI達や、『夏の区界』の地形をむさぼり喰い始めたのです。
         生き残ったAI達は、区界の西にある鉱泉ホテルに逃げ込みました。
         蜘蛛たちの侵攻は続きます。

         一体、これは何者で、何のために区界を破壊するのか誰にも分かりません。
         生き残ったAI達は、鉱泉ホテルを要塞と化し、生き残るための戦いを始めたのです。
         そう、12時間に渡る壮絶な戦いを。

         本作は、『廃園の天使』シリーズの第一作にあたるようです。
         著者の描写は大変素晴らしい。
         幻想的なイメージも脳内に炸裂します。
         そもそもが、仮想空間である『夏の区界』を舞台にし、仮装人格のAI達が主人公というメタな構造になっているわけですが、これがまた余計に入り組んだ世界を描き出します。
         鉱泉ホテルの描写も美しいです。
         時に、『シャイニング』に出てきた、雪に閉ざされるオーバールック・ホテルを彷彿とさせるような。

         硝視体使い達や蜘蛛に立ち向かうAI達のキャラも立っています。
         盲目ですが美しいレースを編む達人のイヴ、年老いた三姉妹はまるでマクベスに出てくる三人の魔女のよう。
         その他にも魅力的なキャラ満載です。

         いや、大変素晴らしい作品でした。
         速攻で『廃園の天使』シリーズを読み続けたいと思います。
         絶賛オススメ!
        >> 続きを読む

        2019/05/13 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      どちらでもいい

      堀茂樹 , アゴタ・クリストフ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! Tukiwami
      • 「悪童日記」アゴタ・クリストフによる、26の掌篇集。
        180頁に短編、ショート・ショート、エッセイ(というより独白のよう)が収録されています。
        そぎ落とされた文章は、とても素っ気ないけれど嫌いじゃない。
        むしろ、親しみを感じ始めています。
        夢や期待、希望はほとんど描かれていません。
        誰かに読んでもらうという意志も感じられません。
        まるでモノクロ写真のよう。
        普通の短編集を期待したら、彼女の意図を探しながらの少ししんどい読書となりそうです。
        あとがきにも書いていますが、このうちのいくつかは修正を加えた上、長編作品に組み込まれています。
        「悪童日記」はもちろん、「昨日」など他の作品を読んでからの方が無難です。

        *家
        <小さな町>から<大きな町>へ、十五歳の時、少年は転居します。
        「悪童日記」を思い出します。

        *作家
        「ふたりの証拠」で作家の場面がやたらと長い理由がわかりました。

        *マティアス、きみは何処にいるのか?
        このタイトルに反応しない「悪童」ファンはいないでしょう。
        シリーズをぎゅっと凝縮したような印象を抱きました。

        *わが妹リーヌ、わが兄ラノエ
        こちらを読み、「昨日」の購入を決意しました。
        とても楽しみ。
        >> 続きを読む

        2017/01/18 by あすか

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      神のロジック人間のマジック

      西沢保彦

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      2.3
      いいね!
      • 一面の平野にぽつんと存在する施設で暮らし始めたマモル。
        そこはどうやら秘密裏の学校のようで、彼以外に五人の生徒が、授業や実習を受けていた。

        特に、その実習が変わっていて、用意された人物と事件の設定をもとに、ストーリーの結末を考えさせるというものだった。

        この奇妙な実習や紛失するお菓子の謎などから、生徒たちはこの学校が、本当は何なのか推理し始めるんですね。

        そんなある日、施設に新しくやってきた生徒を見て、マモルも他の生徒も気絶しそうなほどの眩暈を覚えるのだった。

        その原因がわからぬどころか、翌日、新入生は失踪してしまう。
        そして、これが学校に降りかかる惨劇の始まりだとは誰も知る由もなかった-------。

        この、いつもトリッキーな設定で、我々ミステリファンを楽しませてくれる西澤保彦の「神のロジック 人間のマジック」は、傾向の類似した作品もあるのだが、しかし、著者が過去にものしたSFミステリや仮説提示型のミステリなどの設定を、この作品でも巧みに使いながら、新たなミステリの形を描き出していると思う。

        作中で、マモルは他の生徒たちに渾名をつけるが、この作品は名前が持つ力の悲劇を描いたものだと言えるかもしれない。

        時に人は、渾名のようなものにさえ翻弄されるのだ。
        そして、その悲しみを読む者が知ることになるという仕掛けが施されているんですね。

        >> 続きを読む

        2018/09/17 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      浮世でランチ

      山崎ナオコーラ

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • この作品でもグッときた。
        主人公(25歳独身女性)の現在と、中学時代が交差して書かれているのだが、
        だいたい、中学時代の話なんて、読んでいてしれっとすることが経験上多いが、この作品は読まてくれる。
        会話や考え方が大人びているが、いやいや私もこの時代、子供なんだけどいろいろ考えてたっけなあ。なんて思いだしたり。
        普通に物語が流れているようでいて、心を鷲掴みにされるセンテンスが含まれている。
        読んだ作品は少ないけれど、山崎ナオコーラ、好きです。
        >> 続きを読む

        2016/05/17 by shizuka8

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      マダム・エドワルダ

      中条省平 , BatailleGeorges

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 「目玉の話」はひどい話で、この新訳の前に代表的な訳とされていた「眼球譚 太陽肛門/供儀/松毬の眼」(生田耕作=訳)というタイトルから連想されるよりももっとサディステックなエロティシズムに彩られた凄惨な作品である。

        訳者の中条昇平氏はバタイユの作品を中学生のときに読んで衝撃を受けたそうだが、こんなとんでもない作家の作品をそんな年少の時に読んではまずかろうと思う。だが、当時氏が通っていた学校ではみんなが深刻な衝撃を受けていたそうだから、日本の少年たちの文化的成熟度と吸収力は大したものだ。でも自分の知っている子どもたちが中学生でバタイユを読んでたら相当いやだなあ。

        作家はどんな作品を描いてもいいし、書かなければならない必然性もって書いているのだろうけれども、この作品に限っていえば、その必然性は私の理解の外だ。
        なぜ「恐るべき放蕩や性的遊戯、さらには狂気と自殺、サディスティックな瀆聖と殺人」(中条昇平)をあれだけ全身全霊を傾けて描かねばならないのか想像もつかない。そしてそれが意味があることだとも思えない。
        だからこの作品に続編の草案があって、結局それが書かれずに済んだことは世界にとって幸いなことだったと思う。
        >> 続きを読む

        2017/12/02 by Raven

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています

出版年月 - 2006年9月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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