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2007年4月発行の書籍

人気の作品

      葉桜の季節に君を想うということ

      歌野晶午

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! tanreinama momomeiai chappaqu Tukiwami
      • 成瀬将虎は、自らを「何でもやってやろう屋」と称して警備員やパソコン教室講師などの雑多な仕事に従事しつつ日々を送っている。そんな彼はある日、知人女性の家族が身に覚えのない保険金を掛けられて自動車事故で死んだ事件を知らされる。若い頃に二年ほど探偵事務所で働いた過去のある成瀬は、その経験を買われて事故死の真相調査を依頼される。これを承諾した成瀬は、依頼者の女性が事件への関与を疑っている、老人が生前に5000万円も浪費した「蓬莱倶楽部」という悪質な詐欺販売団体への調査に乗り出す。

        物語は成瀬による「蓬莱倶楽部」に対する独自の捜査を中心に、成瀬が探偵時代に経験したヤクザ殺人事件の内偵調査、二年前の友人から受けた人探しの依頼のいきさつ、そして偶然から出会った女性との恋愛という、それぞれ異なるエピソードを織り交ぜつつ展開する。最後にその意味が明かされる情緒的なタイトルについては、端々でやさぐれた心情を漏らす主人公が醸す作品の雰囲気とはそぐわない、意図されたであろうミスマッチな名付けとなっている。

        本作の最終盤には作品を有名にしたであろう目玉となるトリックがが開示される。ある種のメッセージ性も帯びるこのトリックが読み手に対しては大きな効果を及ぼすのだが、実は事件そのものにはあまり関係がないことに、意外の感を受けた。そのこともあってメインストーリーとなる詐欺販売絡みの事件そのものは、ミステリーとも言えないほどなのだが、むしろサブストーリーといえる探偵時代のヤクザ事件や、友人からの人探し依頼のエピソードや、その他の細部などに引かれるものがあり、全体としては楽しむことができた。

        トリックのネタバレ後には、読書中にやや違和感を感じていた部分に整合性が取れて納得したり、逆に不自然に思えてくる箇所もあるなど、作品の印象を大きく左右する。目玉となっているトリックの要否そのものに関しては、前述のようなサブストーリーの出来などから考えれば、特にこのようなラストの大げさな仕掛けがなくとも、完成度の高い魅力ある作品として仕上げることは可能だったのではないかと思えた。ただし、そうなれば話題の作品として名を残す機会も得なかっただろうことを考えると悩ましい。
        >> 続きを読む

        2021/05/03 by ikawaArise

    • 他17人がレビュー登録、 88人が本棚登録しています
      チルドレン

      伊坂幸太郎

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ooitee
      • 連作ふうでいて時間軸系。収拾がついてスッキリなやつ。陣内のカリスマ性はなかなか痛快。 >> 続きを読む

        2018/07/06 by motti

    • 他16人がレビュー登録、 99人が本棚登録しています
      蹴りたい背中

      綿矢りさ

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 弱冠19才という年齢で芥川賞を受賞した綿矢りさ。
        その受賞作がこの本「蹴りたい背中」である。
        長年読もう読もうと思いつつ十年以上が経過し、最近になってやっと読んだ。
        内容に関してはポップな感じの十代の恋愛・青春物語なのだろうと想像していた。
        しかし違った。
        言い方がまずかったかもしれない。
        確かに恋愛・青春小説なのだが、ちょっと異質な感じだ。
        クラスで孤立している二人の男女の物語だが、どちらも変わっている。
        男の方は、アイドルオタクで女のほうは、完全にクラスの人間関係を嫌悪して孤立しているうえ妙な性癖があるのが途中でわかる。
        なんか痛い人達の痛い恋愛?・青春模様が繰り広げられている。
        小説としては面白いと思うが、ライトノベルを読んでいるのと感覚が変わらないような気がした。
        ライトノベルのレベルが上がっているのか、純文学のレベルが下がってるのかは分からないが、時代のせい?それとも私の感性が鈍いだけ?
        >> 続きを読む

        2020/03/29 by くにやん

    • 他10人がレビュー登録、 41人が本棚登録しています
      生物と無生物のあいだ

      福岡伸一

      講談社
      4.2
      いいね!
      • 科学によって宇宙の神秘が次々と明らかにされている。
        現在の科学が到達した地平は、全ての宇宙の謎が解き明かされる日もさほど遠くないかもしれないと思わせるものもある。

        それでいて、最後の最後の疑問である、「それでは何故、宇宙はそうなっているのか?」については、人間にとっては、永遠に解くことの出来ない謎のままであろうと思わせるものがある。

        宇宙科学の最先端といわれる、ひも理論にしても、その余りの神秘さを知れば知るほど、ではいったい何故そのような宇宙ができたのかと考えれば、これは科学者には答えの出せない問題であるようにも思えてくる。

        それは、生命科学が発展し、生命そのものの仕組みが、詳細に解き明かされれば解き明かされるほど、それでは「そもそも、何故、生命というものがそうあらねばならないのか?」という疑問が、重くのしかかってくるのと同じことなのかもしれない。

        それゆえに、最先端の生命科学者であればあるほど、宗教とか哲学といった論理を超えた世界に、その答えを求めるきらいがあるような気がしてならない。

        福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」も、タイトルにある「生物と無生物を分けるものは何なのか」という問いに、正面から答えたものという訳ではない。

        もちろん、生命科学の最新の知見であるところの分子生物学に基づいた「生物と無生物」の違いの話はでてくるが、それはどちらかというと、ほんの一部であって、この本は中々の名文家の著者が、生命科学者としての経験や、生命科学会のエピソード、あるいは生命を巡る文学的、哲学的思考をエッセーとして書き溜めたものであり、「生物と無生物の境界線は何か、何故、そうなっているのか」を解説した本として、手にとった読者は、いささか肩透かしを食うかもしれない。

        そういう点を除き、多くの数学者に名文家がいたように、生命科学者の一名文家が著した、興味ある生命科学エッセーとして読むと、実に興味深く面白い一冊だと思う。

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        2021/09/21 by dreamer

    • 他7人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      家日和

      奥田英朗

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 家を舞台にした短編集!!
        結婚をし夫婦になった人々が主人公として活躍するお話である。結婚から遠い位にいる自分にとっては正直実感が湧きにくいお話だった(笑)しかし、読んでいて大変面白い作品だった。
        自分個人としては「ここが青山」という話が一番好きだった。会社の倒産を機に専業主夫になった男性の話だが、周りからは同情されるが主人公自身は専業主夫として働くことを楽しんでおり同情される理由がわっかておらず思わず笑ってしまった。
        >> 続きを読む

        2015/12/24 by future

    • 他5人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      幽霊人命救助隊

      高野和明

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 浪人生の高岡が登った頂上はまさかの天国。
        自分は死んだと悟り、そこには同じ境遇の3人が。
        そして神様からのお告げにより、天国に行くため100人の自殺志願者を助けることに。

        ゴーストバスターズならぬゴーストレスキューという役回り。
        自殺者限定ということだが、その理由が仕事や家族や友人。
        そしてうつ病などの精神部分。

        今は立派な社会病だが、理解を得られないところも多くそれが自殺の原因へと。

        基本的には成功例がほとんどだが、時には失敗例なども絡めて心情を掘り下げた方がよりキャラに厚みが持てたかもしれない。
        あと高野さんらしいカウントダウン形式が少し曖昧だった気が。
        >> 続きを読む

        2019/04/13 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

      本谷有希子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! KEMURINO
      • ソースをかけ過ぎた焼きそばのように濃厚な情景心理描写に、戯曲から小説へと発展させた著者の底知れぬエネルギーがほとばしる鮮烈な読み応え。

        女優になるために上京した姉の破天荒な言動を冷静に見つめる妹の視線が、映し出すホラー漫画に、崩壊寸前の地方生活や家族像が浮き上がるブラックコメディホームドラマ。

        「個性的に生きなさい」「やりたいことをやってみなさい」「地方の時代」という甘い良識の裏で「何者にもなれず」もがき、苦しみ、絶望し、自己破綻してしまうドリームロスは、この作品が生まれて10年たった現在も、日本全土に蔓延しているのでは? なんて、笑いたくて笑えない怪作だ。
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        2016/06/18 by まきたろう

    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      水滸伝 - 七 烈火の章

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ●1回目 2007.9.2

        宋江包囲戦 第2弾

        そして一丈青扈三娘 登場!
        そうだこの人物を忘れていた。
        水滸伝でもっとも印象的な人物といえば、豹子頭林冲と、この扈三娘だった。


        ●2回目 2014.12.23

        絶体絶命の包囲戦をくぐり抜け、宋江はついに梁山泊に入る。

        史進らも、地理的に不利な少華山を放棄し、梁山泊に合流。

        そして一丈青扈三娘登場!
        >> 続きを読む

        2017/10/08 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      深追い

      横山秀夫

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 前に横山さんの『看守眼』を読んだ時に
        短篇でこれだけ書けるなんて凄い!!
        なんて上手な話を書く人なんだろう…と、思ったんだけど
        今回も読み終わってから前回と同じ事を思った。
        短篇でこれだけ書けるなんて…凄い。
        面白いの前に凄い!!
        なんか心に刺さるわw(*゚o゚*)w

        三ツ鐘警察署を舞台とした短編7話。
        7人の男たちが遭遇した事件、出来事。
        事件だけでなく人間関係も描かれていて読み応えあり。


        ◆深追い/秋葉健治・交通課:事故係主任:32歳
        トラックと自転車の接触事故。
        事故死した男の持ってた写真は
        高校の時に付き合っていた明子で…想いが再燃する



        ◆又聞き/三枝達哉・刑事課鑑識係:22歳
        15年前海で溺れた時に2人の大学生に救助されたが一人は死亡。
        毎年、お盆に亡くなった大学生の家にお参りに行くが
        今回、亡くなった大学生の写真を見てある違和感を覚える…


        ◆引き継ぎ/尾花久雄・刑事課:盗犯1係主任:34歳
        泥棒刑事の二世刑事で父親から
        「盗人控」という情報と研究が詰め込まれた
        大学ノートも引き継いでいた。
        年に一度の刑事コンクールにライバルに負けたくない尾花は
        引退したとされる空き巣に狙いを定めたが?


        ◆訳あり/滝沢郁夫・警務課警務係長
        定年退官する巡査長の再就職先が決まらず困っていたところ
        同期の出世頭である殿池から相談事があると連絡があり
        上手くいけば本部に戻れると…


        ◆締め出し/三田村厚志・生活安全課少年係:25歳
        不良少年を取り調べしてた時に入った強盗殺人事件の知らせ
        少年の何気ない呟きに事件の関係性を嗅ぎ取とるが
        自分はただの捜査員で会議にすら参加できない
        ローラー作戦の途中で出会った老人の呟きが気になり…


        ◆仕返し/的場彰一・次長:52歳
        息子が過去イジメに遭ってため
        自分の異動と共に中学受験を考えていたが
        そんな時に三ツ鐘署にいつも出入りする
        ホームレスが死体で発見された。
        当初事件性はなく病死と発表したが…
        亡くなる前の目撃情報から気になる事があり調べると?


        ◆人事/西脇大二郎・会計課課長:52歳
        署内でも草花博士と言われ
        彼が手入れする花壇は署内でも評判がいい。
        そんな彼が落とし物の園芸店のカードが入ってた小銭入れを
        落とし主に届けに行くと
        自分の想像とは違い豪華なマンションで
        花に囲まれて暮らす老人で…






        個人的には『仕返し』が一番かな
        なんて言うかビックリまさかの真実Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
        親って自分の子供を信じてるからね、
        別の顔を知ってしまった衝撃ってはかり知れない…。
        でも子供が自分は偉いって勘違いするのは
        私も官舎に住んでたから分かる気がする
        旦那さんの階級で勘違いする奥さんっているから(笑)


        『深追い』お互い意思の疎通ができてないけど、
             それはお互いの思惑が違うから
             
        『又聞き』15年前に海で溺れた三枝。
             鑑識課で培ったものが真実に繋がる

        『引き継ぎ』焦るあまり下手を打つ。
              しかし引き継いだのはノートだけじゃなかった。

        『訳あり』捜査二課長の秘密。
             鈴木巡査部長の本音と滝沢係長の笑い声

        『締め出し』少年係から刑事課へ配転になった三田村。
              10年前のリベンジなるか!!

        『人事』多々良老人の本音を察する。
            他人にまた寄り添う気持ちを持ち始めた。
        >> 続きを読む

        2021/03/16 by あんコ

    • 他3人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      眉山

      さだまさし

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 確かにお龍さんは潔いし困ってる人を見捨てられず何でも出来ることはやってきたんだろう。
        だからいつも人に感謝されてる素晴らしい人だ。娘に対しても甘えることひとつしないで自分の人生の残りをどう過ごすか決めて咲子をさびしい気持ちにさせた。

        お龍さんがそんな生き方をしてきたのは道ならぬ恋で子供を宿してしまったからその償いなのかなと思った。
        子供が出来たとき相手の男性には家庭があったのだろう。きっと妊娠も知らせずにそれっきり会わずに。

        風に立つライオンで人を愛することは深くて辛いと思ったけど道ならぬ恋で出来た命をひとりで育てながら相手を思う愛も辛いだろう。お龍さんだからできた人生。

        >> 続きを読む

        2019/04/04 by miko

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術

      池田暁子

      文藝春秋
      カテゴリー:住居、家具調度
      3.3
      いいね!
      • 片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術。池田暁子先生の著書。汚部屋をお部屋にするための道のり、コツがまとめられている良書です。汚部屋やゴミ屋敷とまではいかなくても、散らかっている部屋で生活している片づけられない女の人って私も含めて少なくないはず。参考になる一冊です。 >> 続きを読む

        2018/10/09 by 香菜子

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      鹿男あをによし

      万城目学

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • とにかく面白かった。万城目ファンになりました。
        多々驚かされ、少々笑わされ、時々でる登場人物の幼稚な部分も好き。
        奇想天外な物語だけどきれいに治まるし、読みやすく正統派な小説と思います。
        こういう本はいくらでも読みたい。
        >> 続きを読む

        2015/09/05 by がーでぶー

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      銀河英雄伝説

      田中芳樹

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 主人公が直接ぶつかりあった1巻とかわり、自身と同じ国の人と戦うことになる2巻。
        敗した王朝を打倒すべく玉座を目指すラインハルトとクーデターを鎮圧するために兵を動かすヤン。ラインハルトが貴族と戦う際に同盟に攻め込まれないよう、同盟にクーデターを起こさせると予測をしていたヤンであってもそれを阻止できない。
        ただの戦力だけでなく情報や策略すべての知識を使って戦う二人に、次はどんな手を使うのかと期待させられる。
        ラインハルトのある判断が今後を大きく左右するのだが、まさかあんな結果になるとは。
        衝撃の展開が続きます。
        >> 続きを読む

        2015/04/21 by 冷しカレー

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      ピクトさんの本

      内海慶一

      ビー・エヌ・エヌ新社
      4.0
      いいね!
      • まず、これ、ピクトって言うんだということが初耳。
        誰もが、どこかで目にしているピクトさんたち。
        そう、”さん”付けをしてしまいたくなるのだ。
        とてもわかりやすく、基本的には、世界のほとんどのところで意味が通じると思う。
        つまり、共通語になりえるのだ。
        こうやって分類されると、また、味わいが深くなるのは不思議。
        確かに、身体を張って頑張っているのだ。
        そして、ぶつかったたりすると、ちょっと情けなくなってしまうとか・・・そうだよなあ~と納得。
        これから、いろんなところで、探しそうだ。
        >> 続きを読む

        2016/02/28 by けんとまん

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ビロードのうさぎ

      BiancoMargery Williams , 酒井駒子

      ブロンズ新社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.6
      いいね! el-j
      • 本屋さんでおススメしていた。
        今読んでいる本が850ページある分厚い本で、尚且つ、独特な言い回しな、偏屈な大人のリベート系でなかなか根気いる読書でして。

        で、

        もともと絵本やメルヘン世界好きで、つーか、自分も人生のもう折り返しを歩いているので、だんだん子供に帰っているのか・・・悩

        マーとにかく、言うてもそれなりの値段なので、毎回、本屋で逡巡。

        で、

        クリスマスも近いんで自分で買いました。

        グッド!すんばらしい内容でした。

        自分も今、人形に囲まれた部屋で寝ていて、最近のお気に入りはオラフ。

        そのオラフが、この絵本の「うさぎ」が、かぶる!

        私はいつも、「絵本」のその後をいつも想像したり考えるのですが、

        ネタバレになるかもですが、

        最後、おもちゃなウサギが本物のウサギになれる。

        妖精の力で。

        私は大人なので、本物になったらなったで、その世界の厳しさはあるしな~

        なんて冷めた?!目線だったり思考がどうしても一番にきてしまう。

        絵本自体はもちろん、スッキリ終わるので、それはそれとして素直に気持ちよかったと、先に感想を言っておきます!

        で、

        先程の続きですが、ボクシングやっていた時も、テレビで見ていた憧れの頃は、キツイ姿のボクサーにまた憧れ、シビレたりしたものですが、実際自分がリングで闘い、インターバルで休んでいる時、初めて、自分がボクサーとしての世界から見た景色はとても「キツイ!」厳しい世界を感じました。

        ただ、それは実際自分が行かないと見えない世界。

        もちろん、読書や本はそれを疑似体験できる貴重な世界、時間なわけですが。

        そんなこんなで、この絵本を読んで、そんな考えが過ぎりました。

        大人に近づけば近づくほど、そんな絵本のハッピーエンドのその後のストーリーこそが、その架空の世界の読み手が、造り出すリアルな世界な訳ですから、

        うさぎとカメの話ではないですが、

        のろまなカメがレースでは勝ちました、が、

        その後の自分としては、

        あくまで偶然の勝利を自覚して、

        自分の力を考え、謙虚に、おごりなく生きたいと私がカメだったらそうして考え、その後のストーリーを生きる感じですか・・・

        かなり話が脱線しました・・・汗

        ちなみに

        絵本なだけに絵もマジで好きで素晴らしいタッチで、

        とても大好き!


        ほんとかわいい!

        自分も絵、イラストやら自分で書いているので、

        とても好き。

        家に飾っています。



        >> 続きを読む

        2019/12/21 by ジュディス

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      第九軍団のワシ

      SutcliffRosemary , 猪熊葉子

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 【サトちゃんの児童文学なのだけれど、いや質が高い】
         ローマ軍団の百人隊長であるマーカスは、初めての任務のため、ローマ帝国領の僻地であるブリトン南部にあるイスカ・ダムノニオルムの町を目指していました。
         マーカスは、同地にある駐屯地の守備を任せられたのです。
         マーカスは、軍功をあげていずれは父のような軍団司令官になることを望んでいました。

         実は、マーカスの父は第九軍団を率いていたのですが、第九軍団は謎の消滅をしていました。
         第九軍団に与えられた栄誉のワシの飾りも消えていたのです。
         マーカスには、この第九軍団やワシの行方も気がかりな点でした。

         その後、地元氏族の叛乱が起こり、マーカスは敵の戦車を止めようとして足を負傷し、後送されてしまいます。
         伯父の屋敷で回復をはかっていましたが、もはや軍に復帰することは望めません。
         この先どうやって生きていこうかと思案に暮れていました。

         そんな時、地元で行われた闘技場に出かけ、一人の奴隷戦士に目を留めました。
         その戦士は闘技で敗れてしまい、このままでは処刑されてしまうところだったのですが、マーカスは立ち上がり、奴隷の助命を乞うたのです。
         その願いは聞き入れられ、マーカスは彼を買い取りました。
         彼の名はエスカ。
         終生、マーカスの友となる男だったのです。

         ある時、伯父の家に伯父の旧友であるクローディウス司令官が訪ねてきました。
         クローディウス司令官の話によると、第九軍団のワシは北方の氏族に奪い取られ、今では彼らの守護神として崇め奉られているという噂があることを話します。
         マーカスは、その真偽だけでも確かめたい、可能であればワシを奪還して第九軍団を再興させたいと願い、その旨をクローディウス司令官に具申したのです。

         しかし、今や北方は氏族たちに制覇されており、ローマ軍団をそんなところまで派遣することはできない相談でした。
         「そうであるならば、少人数で潜入し、噂の真偽を確かめ、隙あらばワシを奪還するのです!」
         「誰がそんなことをすると言うのかね?」
         「私がやります!」

         ということで、マーカスは目医者に扮して、エスカを供とし、二人だけで北方氏族の領域に潜入することになったのです。
         その後は、マーカスとエスカによるワシの奪還作戦が描かれていくことになります。

         これ、児童書なんですってね。
         いや、お見事です。
         読んでいて、『指輪物語』のような、よく書けたファンタジーのような感じを受けました。
         大人の鑑賞にも十分に耐え得る作品になっています。

         本書も、岩波少年文庫なのですが、子供だけではなく、大人も楽しむべき作品だろうと感じました。
         さすがにサトクリフ、というところでしょうか。


        □□□     普通(1~2日あれば読める)
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        2021/11/03 by ef177

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      カシオペアの丘で

      重松清

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      •  「とんび」で大いに泣かせてくれた重松清。
        舞台が地元 北海道と知り、
        ちょっと期待感を大きくして購読。
         
         まだ上巻ですが、涙はありません。
        何人もの登場人物の人生が
        偶然の要素などで奇跡的に交錯していく様子は
        作者さすがの構成力と言うべきかもしれません。
         
         いずれにしても上巻は
        まだまだ種まきの状況。
        下巻の刈入れがどのようになるか楽しみです。
        >> 続きを読む

        2017/10/29 by kengo

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      カシオペアの丘で

      重松清

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      •  親族間の、幼なじみの親友との、夫婦間の、など、
        何通りもの どう心を整理したらよいのか
        本人たちにすら分からなかった
        怒りや後悔、悔しさや後ろめたさといった複雑な糸の絡みが
        見事に解きほぐされていきます。
          
         しかし、もちろん簡単に解消されるわけなどなく、
        そのためには葛藤はもちろん、
        ものすごい努力や勇気などが必要で、
        時の流れが欠かせない要素だったりするケースもあります。

         あったことを無かったことには出来ない。
        すべてはそれを受け入れて、受け止めて、
        前を向くことによってしか始まらないし終われない。
         
         「ゆるし」を最大のテーマに
        重松清が訴えたかったことは、
        そういうことなのかなぁと思います。
         
         ストーリーとしては予想の範疇。
        期待を超える感動や、想像を超える隠し種はありませんでしたが、
        安定して面白かったです。
        >> 続きを読む

        2017/10/29 by kengo

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      ダーティ・ワーク

      絲山 秋子

      3.0
      いいね!
      • 7作からなる短篇集。
        それぞれの登場人物が、読み進めていくとリンクしだして、その人となりがいろんな角度から見ることが出来る。
        他人からはこう捉えられても仕方がない言動も、本人目線で綴られると感じ方が変わったり。
        登場人物の心情も、語られる物語も、厚みがあって、面白かった。
        絲山秋子は、短篇がパンチが効いてていいなあ。
        >> 続きを読む

        2016/06/26 by shizuka8

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      最終退行

      池井戸潤

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ryoji
      • 池井戸作品は半数以上読んでいると思うが、やはり外さないと思った。半沢直樹のような最後にやり返すストーリーだったのは想定内だった。しかしそれが読後感をよくしているのだと思う。特に谷支店長を打ち負かす場面が個人的に痛快な箇所で印象深い。 >> 続きを読む

        2015/03/06 by harubou

      • コメント 1件
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出版年月 - 2007年4月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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