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森絵都
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「おめでとうございます、抽選に当たりました!」死んだはずのぼくの魂は天使にそう言われ、輪廻転生に入るための再挑戦をすることになった。前世の記憶がない状態で、自殺を図った少年の体にホームステイすることになった。再挑戦の内容は、生前の自分の罪を思い出すこと…。…あらすじはこんな感じ。見ず知らずの家庭に急にホームステイ。しかも周りは中身が違うことを知らない。自分だったらどうするかどぎまぎしながら読み進めて行く。ちなみに、家庭や学校のことは他の人には見えない天使が教えてくれる。ファンタジー全開で始まったが、ホームステイ先の小林真の環境はなかなか重い。家族それぞれに難があり、学校もあまりいい環境ではない…。唯一の心の拠り所である美術部が救いだが、そこに現れる初恋の人にも難があり…。まぁ再挑戦というぐらいだから難があるのは当たり前だが。再挑戦と言いつつも、日常の生活をこなしていく「ぼく」。その中で、天使がくれた情報と現実にはズレがあることが判明していき、小林真のこと、周りの人間のことを少しずつ理解していく「ぼく」。次第に「ぼく」は死んでしまった小林真を生き返らせてあげたい!と思うようになったが…。割りと序盤に、物語のからくりに気付いてしまったが、それが分かっていても面白く読めた。題名が上手だなぁ。自分の世界を、ある意味周りが決めつけた「小林真」を生きてしまった彼。そんな彼の人生も自分の見方や態度、考え方を変えるだけで、世界の色が変わって見えていく。高校生に読んでほしい1冊。世界が、カラフルになるかも。すらすら読めて面白かったけど、一点気になることが。初恋の人、ひろかが援交している設定は必要だったのだろうか。中学二年生という点や、大してそれが回収されなかった点も含め、何となく嫌気だけが残った。 >> 続きを読む
2020/05/03 by 豚の確認
辻村深月
雪の降る日に登校したのは、八人だけだった。校舎に閉じ込められ、外に出られなくなった高校生たちは、二カ月前の学園祭の最終日に、同級生が飛び降り自殺したことを記憶している。しかし、その顔と名前がなぜか思い出せない。あの瞬間の五時五十三分で止まった時計。出来事に深く関わっていたのに、姿を現わさない担任教師。人が消えるたびに鳴るチャイム。死んだのは、いったい誰だったのか?この辻村深月の「冷たい校舎の時は止まる」は、時空が歪み、異空間と化した校舎を舞台にしている。その上、考えなければならない謎も普通ではない。確かに、ミステリとして一風変わった内容ではあるのだが、綾辻行人の「辻」の字を筆名に入れた辻村深月(この作品のヒロインの名でもある)のこのデビュー作は、上質な青春小説でもあった、初期の新本格ミステリの感覚を受け継いでいると思う。生活環境や性格の違う、高校生それぞれが持つ強さと弱さ、クラス内の力関係などが、丹念に描かれていく。そして、偽った自分の心に逆襲される、一番意外なのは自分自身だった----というような、若者の心の揺れと、ミステリの手法としてのどんでん返しが緊密に結び付き、独特の世界を作り出していると思う。 >> 続きを読む
2020/10/22 by dreamer
喜多川泰
20年以上前に読みたかった。手紙屋という不思議な商売をしている誰かと、今まさに就活真っ最中の若者の手紙の10通だけのやり取り。その誰かは最後で明らかになる訳だが、自分が何の為に学び働くのか、自分は何がしたいのか、情熱を持って働ける仕事は何なのか。本当に若い頃から分かっている人も中にはいるでしょうが、多くの人は、とりあえず自分のやれそうな事、待遇や知名度など人に自慢できるような自分の都合、安定してそうな所に自分の居場所を求める事を目標に企業を選ぶ事が多いのではないでしょうか。私はそうでした。(今の若者はもう少し賢く、可能性のある企業を選んだり、起業を念頭に入れている優秀な人も多いかもしれません。きちんと考えてキャリアを築いてきた人もいるでしょう。) 私個人としては、真剣に自分に向き合う事を疎かにしてしまったような気がします。現実を見れば今更遅いわ~、と諦めてしまいそうですが、でも、何があるかは分からないけど、何事も無ければ、一般的な寿命にはあと半分の人生が残っています。ゼロから始めるというのはちょっと難儀な事ですが、とりあえず仕事への心構えや、自分のこれからをどう生きるか、考える事、行動する事で何かしら変えていくのに、遅いという事はないのかもしれない、と思いました。何もしなければ変わりようもないので。 図書館で借りた本ですが、これは購入しようと思います。皆様のレビューがなければ、読まなかったかもしれません。有難うございました。 >> 続きを読む
2017/05/09 by チルカル
JacksonShirley , 市田泉
毎年参加してるホラーのウェブイベントで読んだ本。森に囲まれたお屋敷に住むブラックウッド家。今は姉・コニ―と妹・メリキャットと車椅子の伯父が3人で暮らしている6年前の砒素毒殺事件の容疑者にされた姉・コニ―を村人からの悪意から必死に守りまた6年前の事件で車椅子になったジュリアンおじさんを労ってるがすべての元凶はこの物語の主人公でもある………事件の後、過去の中から抜け出せないおじさんやメリキャットの躾もせずただ流されるように生きてきて現実に目を背けてきたコニ―にも責任はあるのかもと思うけど事件の犯人にされたコニ―の精神的なものを考えると現実に目を背けてしまうのも仕方ないのかも従兄弟のチャールズが訪ねてきてからコニ―の意識がそのまま変わればまた違ったんだろうけどチャールズは金目当て変化を良しとしないメリキャットの憎悪も肥大する何て言うか…言い表せない読後感想像してたホラーとは違うけどこれも怖い話の部類だろうなぁ考えてみたらメリキャットはとても18歳の女の子とは思えない幼さでもそういう事なのね…それならやはり姉とは違う意味で村人から注目されるわ姉妹の依存度は高く結局この姉妹は閉ざされた世界で幸せに暮らしましたとさ。ってなるんだろうなぁでもなぁ~としか言いようがない暴走した村人の悪意もアレだけど病んでるメリキャットも半端ない最初から最後まで不穏な空気が流れている車椅子で認知症のおじさんと12歳のまま心の成長が止まって空想の世界を生きてる妹閉ざされた世界で一緒に暮らしてたら?『ずっとお城で暮らしてる』 >> 続きを読む
2021/07/26 by あんコ
絲山秋子
博多発、花ちゃん(21)と、なごやん(24)の逃避行。リュックに睡眠剤ぶちこんで、オンボロルーチェに乗って、高速使わず、国道走って、ひたすら九州を南下。BGMは「Theピーズ」のカセット。あてもなく逃げて逃げまくる男と女の珍道中!眼前にそびえる雄大な薩摩富士(開門岳)に向かって「くそたわけ!」と毒づくアナーキーな逃亡の旅路。標準語のなごやん&ネイティブ博多弁の花ちゃんのいまいちかみ合わない会話のテンポがめちゃくちゃおもしろく、ロードムービー観ている感覚で一気読み!で、二人はなにから逃げているのか? 犯罪者ボニー&クラウドでも、ロックなシド&ナンシーではありません。花ちゃん&なごやんは精神病院の脱走者なのだぁ⁉︎躁と幻聴を繰り返す花ちゃん。鬱で入院中のなごやん。強烈な薬の投与が嫌で、脱走を思い立った花ちゃんにそそのかされる形でなごやんも巻き込まれた無計画の逃避行。ファンキーでちょつぴり切ない二人の旅路を通して、病気に限らず、人生や恋愛も躁と鬱のバランス性で成り立つているのかも…と思った。それにしてもネイティブな九州弁をこんなにポップに使いこなし、各地域の気質を描き出せる著者の経験値とアウトプット力はすごいぜ! >> 続きを読む
2020/05/04 by まきたろう
北方謙三
●1回目 2007.9.9九紋竜史進の副官、杜興のエピソード。映画でいえば、渋い脇役が演じて主役を食ってしまう一番オイシイ役どころ。全19巻の11冊目。文庫版が出ているのはここまで。もはやとまりません。●2回目 2015.1.10前回は文庫本でここまで読んだ。それ以降の巻はまだ文庫化されていなかったので、あとはハードカバーで。今回は、1~4を文庫版、5~7をハードカバーで、8~からふたたび文庫版で読んでいる。ハードカバーに変えたのに特に理由はなくて、気分転換のつもりだったのだが、文庫化の際に手が入って、それが最終版だということを知ったので、8巻から文庫に戻った。文庫版には「あとがき」があって、参考になるものもあるので、これから読もうという方は、文庫版がおすすめ。さまざまな登場人物のエピソードが語られる巻。最後に衝撃的な展開。 >> 続きを読む
2017/10/09 by Raven
森見登美彦
最初に天狗の話かと思ったら、狸が出てくるしそこに人間も絡んでくる。いかにも森見ワールドな話であり、ファンタジーだからこそ成立する話である。基本は三男の矢三郎の視点だが、狸の党首を狙う長男や、怯えたがりの四男。そしてなぜか蛙の次男という謎。死に至った父親の謎を残して、絶世の美女である弁天や、落ちぶれた天狗である赤玉先生などの絡みが摩訶不思議な世界観を作り出している。金曜倶楽部の面々も個性的だし、ラストの2話はかなりドタバタである。それでもきっちりと収束する辺りはよく考えられている。続編も読んでみたくなる。 >> 続きを読む
2020/07/15 by オーウェン
田中芳樹
3つの勢力のバランスがついに崩れる4巻。中立のような立場で二つの国に手を出していたフェザーンだったが、帝国と密約を結ぶことによりフェザーンを通過しての同盟攻めが可能になる。イゼルローンに居ればフェザーンから攻められ、イゼルローンを離れればイゼルローンを帝国に奪いかえられる。さらにイゼルローンを攻めてきたのは、帝国でも1,2を争う実力の持ち主のロイエンタール。ヤンはいつも不利は状況で戦うことになるが、その要因はヤン自身にもあるのかもしれない。 >> 続きを読む
2015/04/23 by 冷しカレー
曽根圭介
警察と中国外交官による情報戦。その中で沈底魚と呼ばれるスイーパーの存在が明らかに。更には捜査に尽力する警察組織にもスパイがいることが分かる。数ある作品群が日本でもあるエスピオナージュもの。モグラや肉まん、マクベスなどの通称は物語を盛り上げるものだが、見終わった後強く印象に残らない。お互い疑心暗鬼になる組織からあまり逸脱しないし、裏切者が案外早くに予想がつくのも終盤まで興味を抱かせないためか。他の良作と比べると埋もれてしまうかも。 >> 続きを読む
2019/04/22 by オーウェン
JamaisJamais
気分転換にいいですね、これ。自分もB型。最後の昔話のたとえがナイス!まあ、この手のものは、自分や周囲の人に当たっているところだけを掴んで納得しているのでいいんだと思う。息子が学校の図書館(読んだ当時)で借りてきて、読んだらとおいていった。その意図は?(^^) >> 続きを読む
2015/06/23 by けんとまん
村上龍
世界が共有したコロナ禍をさらに震撼させる恐怖。平穏な営みと、そこに生きる人々のたった一度の人生を犯す軍事侵攻とは一体何?今読むべき一冊はコレだと思い、文字がぎっしり詰まった上巻を引っ張り出した。経済破綻、貧富格差、戦争、テロが繰り返し起きてしまう人類史のメカニズムが手に取るように分かる恐るべきフィクションのチカラ!めちゃくちゃ、でたらめな正義と倫理に塗り固められた侵攻、侵略の世界史を炙り出しながら、日本人のアイデンティティと国家の危機管理能力を映画『シン・ゴジラ』のような疾走感で突きつける熱量が凄い。僕ら個人も、身を置く地域や団体、組織、国家も「自立」を排除するシステムの中に全部取り組まれて息をしているような閉塞感がジワジワと身に迫る小説。 >> 続きを読む
2022/03/20 by まきたろう
谷川俊太郎
すごい、すごい。谷川さんはすごい!よくもまあ、こんな「谷川さんにそんなこと聞いてどうするの?」という質問にまで、ユーモアたっぷりに、愛情いっぱいに、そして思慮深く、答えられるものです。このアドリブ力、やっぱり谷川さんはタダ者じゃない!と感服しました。 >> 続きを読む
2018/03/03 by taiaka45
浅野いにお
現代の『人間失格』になりうるか伊坂幸太郎が2巻帯で指摘した『前衛でありつつ王道を走り抜ける』は、見事にこの作品を表現した言葉である表現レベルの前衛さは、幾度となく感じさせられる無機質な背景描写、多用されるコラージュ表現、気持ち悪く描かれる大人たちなど作品全域に違和感がちりばめられている一方で、物語はプンプンのひねくれた成長物語となっており、小学生から成人になるまでをモノローグを多用することで、自意識を執拗なまでに描き、私たちの感情移入を誘発させる太宰治の『人間失格』の主人公を多くの人が自分だと思ったように、この作品でも何者にもなれない若者の葛藤を表現し、多くの共感を呼んでいる >> 続きを読む
2015/10/10 by migishita
近藤史恵
第10回大藪春彦賞受賞の近藤史恵の「サクリファイス」を読了。チームのエースを勝たせるために走るアシストという仕組みに惹かれ、陸上選手から自転車ロードレースの選手に転じた白石誓。誓のチームのエースの石尾は物静かだが、勝利への強い意志を持つ選手。だが、過去にエースの座を狙っていた若手選手を、事故で再起不能にさせたという噂があった。エースを目指す伊庭、アシストながらエース候補と目される誓。実力をつけてきた若手選手たちを石尾はどう思っているのか?。そして、再び起きる悲劇。この事故は、本当に事故だったのか-------?選手の息づかいが伝わる臨場感のあるレースの行方、アスリートとしての生き方が描かれる、極上のスポーツ小説に組み込まれたミステリの仕掛けが、実に素晴らしい。団体競技である自転車ロードレースの複雑なルールが、いわゆる特殊設定ミステリのように作用しているのが、この作品のミソだと思う。過去と現在の事件の真相が解明した時の、エースのために尽くして走るアシストの犠牲があって成り立つスポーツならではの、"ミステリの仕掛けの美しさ"が最大の読みどころになっていると思いますね。 >> 続きを読む
2018/07/27 by dreamer
LandayWilliam , 東野さやか
ウィリアム・ランディの「ボストン・シャドウ」は、「ボストン、沈黙の街」で鮮烈なデビューを飾った著者の第二作目の作品だ。今回もまたボストンを舞台にしているが、今度は1960年代前半のボストンを舞台に、連続殺人事件を描いていく。警察官の半分はギャングから賄賂を貰っているという、猥雑な街に生きる三兄弟が主人公だ。刑事の長男、検察官の次男、空き巣の三男。この三人の絆と苦境をテンポよく描いて、ぐいぐいと読ませる。背景には、警察官だった父の死の謎があり、刑事でありながらギャンブルの借金に苦しむ長男の窮地がある。ペレケーノスっぽい話でありながら、ペレケーノスにならないところが、さすがウィリアム・ランディだが、デビュー作の前作と比較するとどうだろうか?若き警察官が、ベテラン刑事から学んでいく成長小説で、さらに親と子の絆を描く家族小説であった「ボストン、沈黙の街」に較べると、いささか弱いことは否めない。単独でこの本を読むならば、ある一定の水準を満たした作品だと言ってもいいと思うが、一度でも鮮烈な傑作を書いた作家は、次回作はそれ以上のものを期待してしまい、その傑作と比較されてしまうのがつらいところですね。 >> 続きを読む
2019/02/14 by dreamer
道尾秀介
ミステリーというと、息もつかせない緊迫した展開をイメージするが、この作品はちょっと雰囲気が違う。確かに、ショッキングな出来事は次々と起こるのだが、とぼけたキャラがいるせいか、陰鬱な感じはしない。後半の謎の核心に迫る部分からは、驚きの展開が次々と押し寄せてくる。ミステリーはあまり読まないのですが、魅力的なキャラやストーリーの面白さで十分楽しめました。 >> 続きを読む
2018/08/16 by かんぞ~
宮部みゆき
模倣犯は読んでいません。所々にその回想が出てきます。"上"を読み終わって力が入っていたのか変な疲労感。先を想像するのが少し怖く、ものすごい事実が待っているんじゃないかという思いです。きっとそのはずなんでしょうね。久しぶりのがっつりサスペンスです。 >> 続きを読む
2016/03/21 by がーでぶー
真保裕一
突然離婚をつきつけられ、理由を尋ねる手紙を出し続ける男。はっきりとしない理由を返信する女。何か秘密があることを匂わせつつも、祖母のもつ秘密が物語の鍵となる。全てが、手紙形式の物語のため、情景描写というのはなく、ほぼ一対一の言葉の応酬という感じだ。嘘偽りのない誠実な男が信じた女とは、どのような人物だったのか。女が、心の奥底に隠し持っていた秘密というのは何なのか。事件が起こり、解決する類のミステリではない。あるのは、女の秘密を暴くという、ただそれだけだ。現代と過去を含めた、男と女の問題。書簡形式で物語が語られ、女が心の奥底に隠し持つ何かを探りだすというのが、大きな流れだ。最初は、単純な男と女の痴話喧嘩の類かと思ったが、それが祖父の代にまで遡り、祖母の秘密が鍵となる。この真保裕一の「追伸」は、恐らく、男と女で大きく印象が変わるだろう。男の誠実な手紙に対して、女の最後の最後まで、必死に隠そうとする何か。秘密を守るため、平然と嘘偽りを手紙に書くあたりで、多少のイラ立ちを感じてしまう。最後には、全てを覆いつくすような、やむをえない理由があるのだろうと考えていたが、そうはならなかった。男の立場からすると、やりきれない気分になる。この作品を純愛として読むには、多少無理があるが、秘密が明かされるくだりは心が熱くなる。 >> 続きを読む
2021/08/05 by dreamer
石田衣良
池袋で果物屋手伝いをする傍ら厄介な頼まれごとを受けるマコト。今回は、伝説のスターや中国人少女と知り合うが――。個人的には【死に至る玩具】が好きです。人気人形の無理な生産体制に物申したい少女に協力します。中国や東南アジアなんかの生産工場の様子など消費者である私たちの目に触れることなどありません。そう考えると実際にありえそうだな、なんて読んでいて思ってしまいました。表題作は救いようがないな、と。反自殺クラブ自体の思想自体はいいんでしょうが、内容が内容なんで“ミイラ”になりそうでとても怖い。【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/218/】に感想をアップしています(2010年11月のものです)。 >> 続きを読む
2014/03/08 by hrg_knm
松尾スズキ
はじめは精神病院や精神病棟、精神病患者に対する偏見や思い込み、間違った理解を助長するような作品かなと勘違いしていたけれど、読み進めば進むほどにそれこそがこの作品に対する私の偏見や思い込み、間違った理解だと思い知らされた。自信を持ってお勧めできる素晴らしい作品。 >> 続きを読む
2017/11/23 by 香菜子
出版年月 - 2007年8月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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