こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


2007年8月発行の書籍

人気の作品

      カラフル

      森絵都

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! niwashi
      • ライトノベル調でとても読みやすく、老若男女に広く読まれている人気作だが、自殺、援交、不倫、いじめなど物語を織りなす題材はわりと重くて今日的。

        みんな一つの色におさまらない自分をどこか無理して一つの色に取り込もうとして破綻していくプロセスが面白かった。

        十人十色、というメジャーな言葉があるのに、つい見失ってしまってしまう自分色はそもそも何色だったか? 全ての人が経験する、取り返しのつかない間違い、思い過ごし、誤解をリセットしてくれる気持ちよさがこの作品の人気のヒミツなんだと思った。

        他人と同じ色に染まらなくても、強く楽しく生きていける。たった一度しかない人生は色々あるからカラフルにできているんだぜ!
        >> 続きを読む

        2019/04/29 by まきたろう

    • 他14人がレビュー登録、 97人が本棚登録しています
      冷たい校舎の時は止まる

      辻村深月

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! Micchaaan
      • 何度読んでも、この下巻は読むスピードが若干落ちてしまいます(笑)

        決して面白くないわけではないんです。
        8人もいる登場人物を、丁寧に一人ずつ紹介していくので、その彼らの過去については、サクサク読む事が、私にはどうしても出来なくて。

        でもそれを乗り越えた先には、驚くべき事実が山盛りです!

        読むのはこれで二度目ですが、ある部分が明らかになった時の驚きは、やはり何度読んでも驚く、面白い真実です。
        >> 続きを読む

        2018/08/18 by ゆずの

    • 他8人がレビュー登録、 54人が本棚登録しています
      手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙

      喜多川泰

      (株)ディスカヴァー・トゥエンティワン
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 20年以上前に読みたかった。
        手紙屋という不思議な商売をしている誰かと、今まさに就活真っ最中の若者の手紙の10通だけのやり取り。その誰かは最後で明らかになる訳だが、自分が何の為に学び働くのか、自分は何がしたいのか、情熱を持って働ける仕事は何なのか。本当に若い頃から分かっている人も中にはいるでしょうが、多くの人は、とりあえず自分のやれそうな事、待遇や知名度など人に自慢できるような自分の都合、安定してそうな所に自分の居場所を求める事を目標に企業を選ぶ事が多いのではないでしょうか。私はそうでした。(今の若者はもう少し賢く、可能性のある企業を選んだり、起業を念頭に入れている優秀な人も多いかもしれません。きちんと考えてキャリアを築いてきた人もいるでしょう。)
         私個人としては、真剣に自分に向き合う事を疎かにしてしまったような気がします。現実を見れば今更遅いわ~、と諦めてしまいそうですが、でも、何があるかは分からないけど、何事も無ければ、一般的な寿命にはあと半分の人生が残っています。ゼロから始めるというのはちょっと難儀な事ですが、とりあえず仕事への心構えや、自分のこれからをどう生きるか、考える事、行動する事で何かしら変えていくのに、遅いという事はないのかもしれない、と思いました。何もしなければ変わりようもないので。
         図書館で借りた本ですが、これは購入しようと思います。皆様のレビューがなければ、読まなかったかもしれません。有難うございました。
        >> 続きを読む

        2017/05/09 by チルカル

    • 他5人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      水滸伝 - 十一 天地の章

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • ●1回目 2007.9.9

        九紋竜史進の副官、杜興のエピソード。
        映画でいえば、渋い脇役が演じて主役を食ってしまう一番オイシイ役どころ。

        全19巻の11冊目。
        文庫版が出ているのはここまで。

        もはやとまりません。


        ●2回目 2015.1.10

        前回は文庫本でここまで読んだ。
        それ以降の巻はまだ文庫化されていなかったので、あとはハードカバーで。

        今回は、1~4を文庫版、5~7をハードカバーで、8~からふたたび文庫版で読んでいる。
        ハードカバーに変えたのに特に理由はなくて、気分転換のつもりだったのだが、文庫化の際に手が入って、それが最終版だということを知ったので、8巻から文庫に戻った。

        文庫版には「あとがき」があって、参考になるものもあるので、これから読もうという方は、文庫版がおすすめ。

        さまざまな登場人物のエピソードが語られる巻。
        最後に衝撃的な展開。
        >> 続きを読む

        2017/10/09 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      有頂天家族

      森見登美彦

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ybook
      • 馴染み深い京都を舞台の大立ち回りは、想像もしやすくなかなか楽しめた。アニメは未観ですが、なるほどアニメ向きな話です。 >> 続きを読む

        2017/11/28 by hiro2

    • 他3人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      銀河英雄伝説 - 4 策謀篇

      田中芳樹

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 3つの勢力のバランスがついに崩れる4巻。
        中立のような立場で二つの国に手を出していたフェザーンだったが、帝国と密約を結ぶことによりフェザーンを通過しての同盟攻めが可能になる。
        イゼルローンに居ればフェザーンから攻められ、イゼルローンを離れればイゼルローンを帝国に奪いかえられる。
        さらにイゼルローンを攻めてきたのは、帝国でも1,2を争う実力の持ち主のロイエンタール。
        ヤンはいつも不利は状況で戦うことになるが、その要因はヤン自身にもあるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2015/04/23 by 冷しカレー

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      沈底魚

      曽根圭介

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 警察と中国外交官による情報戦。
        その中で沈底魚と呼ばれるスイーパーの存在が明らかに
        更には捜査に尽力する警察組織にもスパイがいることが分かる。

        数ある作品群が日本でもあるエスピオナージュもの。
        モグラや肉まん、マクベスなどの通称は物語を盛り上げるものだが、見終わった後強く印象に残らない。

        お互い疑心暗鬼になる組織からあまり逸脱しないし、裏切者が案外早くに予想がつくのも終盤まで興味を抱かせないためか。

        他の良作と比べると埋もれてしまうかも。
        >> 続きを読む

        2019/04/22 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      逃亡くそたわけ

      絲山秋子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      •  絲山作品の中ではこの『逃亡くそたわけ』が一番好きです。

         躁鬱病の「あたし」こと花ちゃんは入院している九州の病院を脱走する。名古屋出身を否定する鬱病の「なごやん」を道連れに。

         九州という私が行った事ない所の地図が載っていて、花ちゃんと3歳上の「なごやん」の九州南下の逃避行。

         若い男女の逃避行なのに恋愛感情というより、友情が強いというのが逆に新鮮。
        読み終わった直後より後からじわじわ来るものが大きいのです。

         何かから逃げる、というと「いつかは戻らなければならない」刹那的なものと考えられるし、実際、「あたし」はいつこの逃避行が終わるのか、逃げて何がしたいというわけでもない事に不安を持っています。そしていつも2人には、薬がなくなるのでは、という不安があります。

        「あたし」は幻聴や幻覚に悩まされるけれど端から見てもわからない病気。

         精神病は、第三者がいたずらに語るのは危険ですが、躁鬱の場合、躁状態だと万能感や多動、虚言など周りに迷惑をかける事が多く、鬱になるととことん闇に引きずり込まれるのだそう。

         そういう病気は周りの理解が得られなくて(目に見えないから)苦しむ、その様子が甘ったれではなく、突き放すように描かれていて、読んでいてつらくならない。

         なごやんが好青年で、病を描きながら妙にさわやかです。いくらでも悲惨にできる物語なのですが、からっと仕上げています。

        「あたし」こと花ちゃんはかたくなに博多弁を使うし、「なごやん」が名古屋弁を嫌がり、標準語に固執するのが切ない言葉の物語でもあります。
        >> 続きを読む

        2018/06/14 by 夕暮れ

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      サクリファイス

      近藤史恵

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • サクッと読める。ロードレースとミステリー要素がまぁいい感じで融合してた。ただ石尾の覚悟にはイマイチ腑に落ちず。あと、香乃の恋愛要素と舌で唇を湿らせ過ぎなのが若干目障り。 >> 続きを読む

        2019/04/02 by hiro2

    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      B型自分の説明書

      JamaisJamais

      文芸社
      カテゴリー:雑著
      3.0
      いいね!
      • 気分転換にいいですね、これ。
        自分もB型。
        最後の昔話のたとえがナイス!
        まあ、この手のものは、自分や周囲の人に当たっているところだけを掴んで納得しているのでいいんだと思う。
        息子が学校の図書館(読んだ当時)で借りてきて、読んだらとおいていった。
        その意図は?(^^)
        >> 続きを読む

        2015/06/23 by けんとまん

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      ずっとお城で暮らしてる

      JacksonShirley , 市田泉

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 得体の知れない気持ちの悪い話。
        一家惨殺された村の名家の生き残りの姉妹の、ささやかな生活。
        犯人と疑われて引籠る美しい姉と無垢な魂をもつ壊れかけた妹の世界は、親切を装った欲の塊の従兄弟の出現で一旦崩れ、猛烈な悪意に晒されて、より歪んだものに再構築される。
        頑なな排他は二人を魔女にし、村人は猛省するようで祟り神のような扱いにかえる。
        全般に薄ら暗い、不条理がはびこっているのだ。悪意の根本は、籠った者達の受け取り方にもある。けれど籠らなければ生きていけないこともある。秘密を抱いて。
        それを心から幸せと言う狂気が怖い。
        >> 続きを読む

        2017/10/28 by ももっち

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      谷川俊太郎質問箱

      谷川俊太郎

      ほぼ日刊イトイ新聞
      4.7
      いいね!
      • すごい、すごい。谷川さんはすごい!

        よくもまあ、こんな「谷川さんにそんなこと聞いてどうするの?」という質問にまで、ユーモアたっぷりに、愛情いっぱいに、そして思慮深く、答えられるものです。

        このアドリブ力、やっぱり谷川さんはタダ者じゃない!と感服しました。
        >> 続きを読む

        2018/03/03 by taiaka45

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      おやすみプンプン

      浅野いにお

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 現代の『人間失格』になりうるか

        伊坂幸太郎が2巻帯で指摘した
        『前衛でありつつ王道を走り抜ける』は、見事にこの作品を表現した言葉である

        表現レベルの前衛さは、幾度となく感じさせられる
        無機質な背景描写、多用されるコラージュ表現、気持ち悪く描かれる大人たちなど
        作品全域に違和感がちりばめられている

        一方で、物語はプンプンのひねくれた成長物語となっており、
        小学生から成人になるまでをモノローグを多用することで、自意識を執拗なまでに
        描き、私たちの感情移入を誘発させる

        太宰治の『人間失格』の主人公を多くの人が自分だと思ったように、
        この作品でも何者にもなれない若者の葛藤を表現し、多くの共感を呼んでいる
        >> 続きを読む

        2015/10/10 by migishita

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ボストン・シャドウ

      LandayWilliam , 東野さやか

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • ウィリアム・ランディの「ボストン・シャドウ」は、「ボストン、沈黙の街」で鮮烈なデビューを飾った著者の第二作目の作品だ。

        今回もまたボストンを舞台にしているが、今度は1960年代前半のボストンを舞台に、連続殺人事件を描いていく。

        警察官の半分はギャングから賄賂を貰っているという、猥雑な街に生きる三兄弟が主人公だ。
        刑事の長男、検察官の次男、空き巣の三男。
        この三人の絆と苦境をテンポよく描いて、ぐいぐいと読ませる。

        背景には、警察官だった父の死の謎があり、刑事でありながらギャンブルの借金に苦しむ長男の窮地がある。

        ペレケーノスっぽい話でありながら、ペレケーノスにならないところが、さすがウィリアム・ランディだが、デビュー作の前作と比較するとどうだろうか?

        若き警察官が、ベテラン刑事から学んでいく成長小説で、さらに親と子の絆を描く家族小説であった「ボストン、沈黙の街」に較べると、いささか弱いことは否めない。

        単独でこの本を読むならば、ある一定の水準を満たした作品だと言ってもいいと思うが、一度でも鮮烈な傑作を書いた作家は、次回作はそれ以上のものを期待してしまい、その傑作と比較されてしまうのがつらいところですね。

        >> 続きを読む

        2019/02/14 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ソロモンの犬

      道尾秀介

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ミステリーというと、息もつかせない緊迫した展開をイメージするが、この作品はちょっと雰囲気が違う。確かに、ショッキングな出来事は次々と起こるのだが、とぼけたキャラがいるせいか、陰鬱な感じはしない。後半の謎の核心に迫る部分からは、驚きの展開が次々と押し寄せてくる。
        ミステリーはあまり読まないのですが、魅力的なキャラやストーリーの面白さで十分楽しめました。
        >> 続きを読む

        2018/08/16 by かんぞ~

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      楽園

      宮部みゆき

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 模倣犯は読んでいません。所々にその回想が出てきます。
        "上"を読み終わって力が入っていたのか変な疲労感。
        先を想像するのが少し怖く、ものすごい事実が待っているんじゃないかという思いです。きっとそのはずなんでしょうね。
        久しぶりのがっつりサスペンスです。
        >> 続きを読む

        2016/03/21 by がーでぶー

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク〈5〉 (文春文庫)

      石田衣良

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 池袋で果物屋手伝いをする傍ら厄介な頼まれごとを受けるマコト。
        今回は、伝説のスターや中国人少女と知り合うが――。

        個人的には【死に至る玩具】が好きです。
        人気人形の無理な生産体制に物申したい少女に協力します。
        中国や東南アジアなんかの生産工場の様子など消費者である私たちの目に触れることなどありません。そう考えると実際にありえそうだな、なんて読んでいて思ってしまいました。

        表題作は救いようがないな、と。
        反自殺クラブ自体の思想自体はいいんでしょうが、内容が内容なんで“ミイラ”になりそうでとても怖い。

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/218/】
        に感想をアップしています(2010年11月のものです)。
        >> 続きを読む

        2014/03/08 by hrg_knm

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      クワイエットルームにようこそ

      松尾スズキ

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • はじめは精神病院や精神病棟、精神病患者に対する偏見や思い込み、間違った理解を助長するような作品かなと勘違いしていたけれど、読み進めば進むほどにそれこそがこの作品に対する私の偏見や思い込み、間違った理解だと思い知らされた。自信を持ってお勧めできる素晴らしい作品。 >> 続きを読む

        2017/11/23 by 香菜子

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      半島を出よ

      村上龍

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 芥川賞作家・村上龍の代表作に数えられるであろう傑作で、今まで読んでいなかった自分の不明を恥じるばかりである。
        北朝鮮が日本の福岡にテロを仕掛けるという内容の物語なのだが、考証が非常にしっかりしている。
        朝鮮半島と福岡の距離の近さからも、決して絵空事とは言えないリアル感があった。
        村上龍は2000年ごろにJMMを主宰し、政治・経済の分野に関して積極的な情報公開を行なっていたが、その成果も作品の中に存分に織り込まれている。
        >> 続きを読む

        2019/03/27 by tygkun

    • 他1人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      半島を出よ

      村上龍

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 村上龍「半島を出よ」の下巻。
        村上春樹と並び純文学の巨匠と名高い村上龍の記念碑的傑作である。
        上巻と同様、登場人物が100人くらいいるのだが、いずれのキャラも個性が強く人間ドラマが熱く繰り広げられている。
        戦争物としては「5分後の世界」という傑作を既に著者は刊行しているが、それを凌ぐスペクタクルが展開されている。
        また、なまなかな恋愛小説より遥かに濃厚なラブシーンも挿入されている。
        こんな傑作を書いてしまっては今後執筆するのが辛くならないだろうかと心配になるほどの仕上がりであり、村上龍の最高傑作と言っても過言ではないだろう。
        >> 続きを読む

        2019/03/31 by tygkun

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています

出版年月 - 2007年8月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本