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2007年9月発行の書籍

人気の作品

      十角館の殺人

      綾辻行人

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! sss21
      • 私はけっして<本格派>読者ではないけれど、これは言わずと知れた日本の新本格旗揚げ期のエポックメイキング作品として有名なので読んでみようと思った作品。

        私が読んだのは新装改訂版だったが、それは大正解だったようだ。
        1ページ目からとにかく行間とか活字の大きさとかが目に優しく体裁がとっつきやすい。それって老眼が入ってきた私の読書にはかなり重要なことだ。
        そして文章そのものもとても読みやすく、乾いた喉に飲み物をごくごく飲む勢いでどんどん読めた。

        あとがきで作家さん本人もおっしゃっているが、新装改定を機に文章もいくぶん手を加えて読みやすくしたそうで、それは大正解だったろう。この体裁と文章ならミステリ初心者の若い方々にもじゅうぶん受け入れられると思う。

        読みはじめてかなり早い段階で、これはクリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュなのはわかるし、問題の一言が、そうか、これには『アクロイド』要素もあったのか~、となり、読書タイムがなかなか楽しみな日々を送らせてもらった。

        一方、高評価の方々が多いなか、この本に低評価をつけている方々もいて、その理由は、まあ、わからなくもない。

        それぞれの人物描写はたしかに浅いといえば浅いだろう。だから殺人の理由がそもそも納得できないとか、うん。

        私も最初に殺されてしまった女子学生は〝故人”と大事な品を形見分けするほど仲が良かったならむしろ故人の理解者なので、なんで殺す必要があったんだろう…と疑問に思ったし、ネタばらしパートにある脱水症状うんぬんでこの犯罪を遂行するのは本当に可能なのかとか、ところどころ?を感じながら読んだのは事実だ。

        今の時代なら、前者はそれを凌駕する描写の説明が必要になるだろうし、後者は医学的な後押しが必要になってくる。そうでないと〝都合よく”で片づけられてしまい、納得できない読者を量産してしまう。
        この数十年で読者のほうもいろんな情報にふれ、医学的、法律的知識が育ってきているから。

        またこの数十年の変化という点では、やたらめったら煙草を吸うシーンがでてきたり、料理は当たり前に女子学生だけが行い男子学生は手伝いもしないとか、<昭和>をいたるところで思い出させてもらった。(アガサを見張るならお前も一緒に料理を手伝えや! アガサ、なんだか辛そうだぞ!)

        そういうわけで、私もこの本のすべてに納得できたわけではない。
        が、しかーし、この本が出版された時代は今と比べると〝科学捜査”がまだまだで、ある意味なにもかもがじゅうぶん牧歌的だったんだよな~と思いを寄せながら、そんな時代に出た<本格エポックメイキング>としてそれなりに楽しみに読ませていただいた一冊となりました。

        ====データベース====
        十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
        1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)


        すべてはここから。
        清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!


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        2022/02/02 by まみー

      • コメント 2件
    • 他18人がレビュー登録、 101人が本棚登録しています
      対岸の彼女

      角田光代

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! KEMURINO
      •  「そんなとこにあたしの大切なものはないし。」とナナコは言う。「100人の友達を作るよりも一人でいても大丈夫だと思える何かを見つける方が大切。」と葵は言う。でも、その「大切なもの」「一人でいても大丈夫だと思える何か」を一緒に見てくれる人は、もちろん多くでなくていいけれど、いてほしい。立場の違いなどから、人を対岸に押しやってしまうことがあるけれど、川岸を一緒に歩める人は、やはり必要かなと思う。葵にとって小夜子がそうなっていくのかなと思った。
         ナナコに会わせてくれたお父さんが背を向けて立っている姿にジーンときた。
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        2021/05/02 by よんよん

    • 他10人がレビュー登録、 38人が本棚登録しています
      臨場

      横山秀夫

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ooitee
      • 図書館本。
        初読みの作家さん。面白すぎて、ページをめくる手が止まらなかった。

        八篇の中で圧巻だと思ったのが「鉢植えの女」で、自殺か他殺かに絡んでもう一つの事件があぶり出されていくのが面白かった。傲慢な捜査一課長が、いかに自分が無能であるかをさらけ出していくのも痛快だった。

        こんなに面白いものがシリーズでないとは、残念。他の作品も読んでみたい。

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        2019/07/19 by Kira

      • コメント 1件
    • 他7人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      ユースケース駆動開発実践ガイド オブジェクト指向分析からSpringによる実装まで

      船木健児 , 佐藤竜一 , 三河淳一 , StephensMatt. , RosenbergDoug.

      翔泳社
      カテゴリー:情報科学
      3.9
      いいね! aprilia ice Shimada zeroorigin suppaiman
      • 設計からテストまで工程ごとに
        詳細な手順が述べられていますが、
        良いところを見習って取り入れるための1冊という感想です。

        本書を通して改めて思ったことは、
        いかに代替コースを漏れなく洗い出すことでした。

        設計仕様から漏れ開発対象とならず、
        もちろんテストでも検出できない、
        リリース後やリリース間近にお客様から指摘されるという
        最悪のケースになりうるからです。

        ユースケース駆動開発については、
        ユースケースやロバストネス図を用いて
        設計・開発で実現していくことは、
        開発者の慣れも無く生産性が落ちかねない、
        また設計書内で図と文字の2重管理を生みやすいのでは?
        という懸念もありました。

        分かりやすく設計と実装を関連付ける方法を模索させられます。
        >> 続きを読む

        2015/01/19 by あさりん

      • コメント 1件
    • 他7人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      水滸伝 - 十二 炳乎の章

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • ●1回目 2007.9.14

        玉麒麟盧俊義の危機。
        浪子燕青、渾身の活躍。


        ●2回目 2015.1.11

        原作では、盧俊義は宋江に継ぐ席次第2位。
        その盧俊義の危機に、席次36位の浪子燕青が向かう巻。

        深夜の酒場での、呼延灼、朱富、彭玘による戦死者の回顧談。
        それに豹子頭林冲と九紋竜史進が加わった、仲間たちの会話が楽しい。
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        2017/10/09 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      千里眼

      松岡圭祐

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 2020年3冊目。再読2回目。新シリーズ(千里眼START)を読むにあたっての話の再確認目的での再読。スーパーヒロイン岬美由紀が縦横無尽の大活躍。美由紀がハリウッドアクション映画ばりに大活躍する姿は、フィクションだと分かっていてもやっぱり面白いというか自分の好み。エンタメとしてはとても良いと思う。時系列的にどう読むのが正しいのかわからないけれど、とりあえず旧シリーズと新シリーズを交互に読んでいくつもり。感想はこんなところです。

        >> 続きを読む

        2020/01/11 by おにけん

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      キラレ×キラレ

      森博嗣

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  今回は、電車で起きた連続切り裂き事件の犯人を探す依頼を受け、調査する内容です。被害者は4人おり、調べる中で同じメンタルクリニックに通院している患者だったことがわかります。
         依頼を受けた3人は、被害者や医師に話を手がかりに、事件を探ってゆきます。直感的な小川と分かっているこてから筋道を立てて考る真鍋のやり取りが面白かったです。
         切り裂き魔が犯行に及ぶ心理、この作品にも記されていましたが、もっと知りたくなりました。
        >> 続きを読む

        2020/07/25 by youda

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      朱夏

      今野敏

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 凄く暑すぎて何を読もうか迷っていたら、この「朱夏」が目に止まりかなり前に読んだがまた読む事にしました。たぶん、(夏)の文字に反応したと思います。 まず面白い、そして読みやすい、警察小説だがあまり小難しい内容では無い。ある日(樋口顕)の妻(恵子)が家に帰らない事がおきて、その内帰るだろうと思っていたが帰らず誘拐の線が強くなった。でも妻なので事件にできず、同僚の(氏家)と二人だけで捜査を始める。タイムリミットはあとわずか。何故なら別の事件の捜査本部が開始する。二人で犯人を追いつめる。このビンジョウ感は読み手をひきつけます。犯人は以外な人物だった。 そして、文中に今は兄弟が二人、一人っ子が多く特に一人っ子は親が特に母親が息子を溺愛して、父親をバカにして父親の帰る場所も無くなり会話も無くなり、そして何も出来ない(男)が出来るそうです。私の職場にも何を考えているか何も喋らない人がいます。この様な人って人とコミニケーションが出来ないんですよね。挨拶も出来ないし、声も小さいし。 最後に「朱夏」とは「青春」の次です。「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」の順です。勉強になります。 >> 続きを読む

        2017/07/16 by rock-man

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)

      ジャック・フィニイ

      3.0
      いいね!
      • 【ご近所侵略型SFなのだ】
         侵略もののSFの中では結構有名な作品なのでご存知の方も多いのではないかと思います。
         原題の『ボディ・スナッチャー』のタイトルで何度か映画化もされていますのでそちらでご存知の方もいらっしゃることでしょう。

         物語の舞台となるのはアメリカ西海岸にあるサンタ・マイラという小都市です。
         ある時を境に、どうも自分の家族や知人が偽物に思えてならないという人たちが増え始めます。
         主人公である医師のマイルズのもとにもそのような訴えをしてくる患者が訪れます。

         マイルズも知っている人が偽物に思えるという話もあるので、自分で確かめに行くのですが、どう見ても本物としか思えません。
         外見に異常はありませんし、細かい傷などもちゃんとあります。
         所作や話しぶりにもおかしなところはありませんし、本人しか知らないような記憶もちゃんとあります。
         どこが偽物なんだ?
         それでも近親者は、はっきりとは言えないけれど違うと言い張るのです。

         実は既に異星人の侵略が始まっていたという物語なのですが、この異星人、宇宙から莢に入ってやって来て、どんな人間にもそっくり変化してしまうという奴なんですよね。
         で、街中の人がどんどん異星人に置き換えられてしまうという怖いお話です。

         この作品が書かれたのは1955年なのですが、さすがに今読むと古いところは多々あり、主人公たちの行動もあまり納得できない部分もあります。
         ストーリー展開の点でも、もうちょっと巧く書けそうな気もして、作品の質的にはどうかなぁと感じる点が目に付きました。

         とは言え、こういう『ご近所もの』の侵略SFって、結構身につまされる怖さもあり、このタイプのSF作品としては有名な古典的作品の一つであることは間違いないでしょう。
         やや陳腐さはありますが、一度はお読みになっておくのも悪くはない作品ではないでしょうか。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2022/02/28 by ef177

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      Rのつく月には気をつけよう

      石持浅海

      祥伝社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! ooitee
      • 酒の肴にこんなミステリ。
        この本にキャッチコピーをつけるならこんな感じが適当。

        親友関係の長江に夏美に熊井。
        酒の肴に料理を一品添え、誰か一人ゲストを読んでだべっと語り合う。

        料理は生ガキにチーズフォンデュ、豚の角煮にスモークサーモン等など。
        それに合わせてブランデーやビールなど酒の種類も変わる。

        するとゲストの体験話が始まり、長江が真相を突くというのが主な流れ。
        石持さんなので座間味くんのマイルド版といった感じ。

        ラストにちょっとした驚きもあり。
        >> 続きを読む

        2019/05/08 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      犯人に告ぐ

      雫井脩介

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 数年前に児童殺害事件が起こり、その責任を取り「巻島」はある田舎に飛ばされる。そしてまた連続児童殺害事件が起こり、その上司が「巻島」を呼び寄せる。でも突破口が見つからず、テレビから情報を募る。ここまでが上巻の流れです。下巻に続く。 >> 続きを読む

        2020/03/17 by rock-man

    • 他2人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      引き寄せの法則 エイブラハムとの対話

      HicksJerry. , 吉田利子 , HicksEsther.

      ソフトバンククリエイティブ
      カテゴリー:超心理学、心霊研究
      4.5
      いいね!
      • 恋愛指南本と並んで、食わず嫌いだった引き寄せの法則に関する本。これも思うところがあり読んでみた。

        感情を頼りに正しく欲することで望む現実を引き寄せる、その方法が繰り返し説明される。逆に、突き詰めればそれだけしか言っていないのに、こんなにページが要るの?と思ったくらい。

        エッセンスとして頷ける部分もあったが、災いを含むこの世の全てが当人の思考から生じるというのは、いまいち腹落ちせず、読後にモヤモヤ感が残った。

        あと、訳が稚拙すぎて読むのがしんどい。同じような内容でもっと読みやすいものがあれば、そちらの方がよかったかもしれない。
        >> 続きを読む

        2016/10/05 by かえる

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

      入間人間

      アスキー・メディアワークス
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      •  4月に嘘作品を読もうと去年に前作、今年2巻。
         こんなに読み難かったかな。
         前作は世界観の一環として受け入れた気がするが、今作無駄にレトリックな表現が過度にみっちりしつこく中学生の初めての創作レベルな悪文に辟易。
         入院中の病院を舞台に患者の失踪事件を追う流れ。
         主人公がその立ち位置から捜査せざるを得ない感じで、その能力を発揮する流れではあるが…。
         何より無駄な描写がしつこい文体で重ねられ、ひたすら読みにくい。
         あまりに読みにくく一ヶ月かかってしまった。
         短編だったらちょうどよかった内容かも。
        >> 続きを読む

        2021/04/29 by 猿山リム

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      村上春樹にご用心

      内田樹

      アルテスパブリッシング
      カテゴリー:日本文学
      3.0
      いいね!
      • 「村上作品は結婚詐欺」
        うーん、言い得て妙。

        何かあると思わせる村上春樹。
        なんでだろう。
        >> 続きを読む

        2016/06/24 by one

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      疲れすぎて眠れぬ夜のために

      内田樹

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.3
      いいね!
      • Ⅰ 心耳を澄ます 
        Ⅱ 働くことに疲れたら
        Ⅲ 身体の感覚を蘇らせる
        Ⅳ 「らしく」生きる
        Ⅴ 家族を愛するとは

        引用 & ( )は私の心の声

        Ⅰ 心耳を澄ます

        自分の可能性を信じることはとてもよいことです。でも、可能性を信じすぎて、できないことをやろうとするのはよいことではありません。だって、ずっと不充足感に悩み、達成できないというストレスに苦しみ続けることになりますから。
        どこかで自分の持っている知性的な、あるいは身体的な資源の限界を知って、それを優先順位の高いものから順番にうまく配分するということを覚えなくてはいけません。

        自分の可能性を最大化するためには、自分の可能性には限界があるということを知っておく必要があります。

        愛情は「試す」ものではありません。「育てる」ものです。

        ほんとうに「利己的」な人間であれば、どうすれば自分がもっとも幸福に生きられるか、どうすれば自分が今享受している快適さを最大化し、できるだけ持続させることができるか(短期的には自分に不利な選択をすることだってありえる)…というふうに発想するはずです。・・・・・「利=己的」とは言えません。むしろ「利=むかつき的」・・・

        「真の意味で利己的にふるまう」ことを怠った人間には「逃げる先」がありません。逃げ場を見つけられずに、そのまま不愉快な人間関係の中にとどまっているうちに、やがて「耐える」ということが自己目的化し、「耐える」ことのうちに自己の存在証明が凝縮されてしまったような人間ができあがります。
        世に言う「中年のオヤジ」というのは、この「耐えること」が劇的に人格化されたものといってよいでしょう。

        「我慢すること」こそ人間的な器量のあかしだという誤った思想を、子供をもつようになる前の段階で、自分に刷り込んでしまっている ・・・・これが悲劇の始まりです。
        「我慢すること」、「不愉快な人間関係に耐えること」を人格のコアとするような人間の次世代はこのような家庭の産物です。まことに不幸な再生産というほかありません。

        (面白いね~。その通りですよ。「我慢」なんてしちゃいけません。それはムカついているということ。明るく気楽に機嫌よく、どうすれば自分もみんなも幸せになるかな~、って考えることですよね。不快な人間関係には改善するか、離れるか、どっちかしかない。我慢なんてしちゃいけない。「我慢」の反対は「我が侭」ではありません。どっちもダメ。日本語は深いね~)

        Ⅱ 働くことに疲れたら

        「ビジネス」の愉しさはは、お金が儲かることではなく、何か新しいことをすると、その結果がすぐに出る、その「反応の速さ」にあります。・・・自分自身が変化したり工夫したりしたことの結果がすぐに評価される。自分自身の仕事のクオリティがとりあえずすぐに検算できる世界です。
        ほかの人間関係はこれほどには分かりやすくはありません。

        「レイバー」はそれとは違います。この二つは別物です。
        ・・・今の若い人たちの多くは、「仕事」というとレイバーしか知りません。
        暮らしていける最低限のレイバーだけして、お金を稼いで後は好きなことをして暮らしたい。それなら、働くのは時間の空費であり、苦役でしょう。(教育は、ビジネスでも、もちろんレイバーでもありません)

        ビジネスとレイバーとの差は・・・その人が「リスクを取る」(負わされるではなく)という決断をできるかどうか、その一点にかかっています。
        (責任を取らない人はただのレイバー。政治家にも経営者にもいるね)

        Ⅳ 「らしく」生きる

        反対者や敵対者を含めて集団を代表するということ、それが「公人」の仕事であって、反対者や敵対者を切り捨てた「自分の支持者たちだけ」を代表する人間は、どれほど規模の大きな集団を率いていても「私人」です。

        節度というのは、平たく言えば、無用のリスクは回避する、ということです。

        アイデンティティというのは、まるごと「作り話」なんです。もともとそんなものが確固としてあるわけじゃない。・・・逆なんです。・・・「前未来形」において語り出してゆくものなんだから。
        (なりたい自分を作っていく。「ほんとうの自分」なんてあるわけじゃないのですね。変わるのですから。)

        ・・・引用してたらキリがなくなりそうなので、この辺にしときます。

        面白~~い。  そして、深い。
        私は、幸いなことに疲れすぎて眠れないという経験はない(疲れて気絶するように爆睡、てのはしょっちゅうだった。今は疲れることもストレスもありません)けれど、忙しい人、精神的にまいってしまう前に読んだ方がいいと思う。(面白くて眠れなくなるかも?)
        >> 続きを読む

        2014/03/25 by バカボン

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ザ・シークレット

      山川紘矢 , ByrneRhonda. , 佐野美代子 , 山川亜希子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:超心理学、心霊研究
      3.3
      いいね!

      • 「秘密」という名の"引き寄せの法則"

        信じるか、信じないかは個々の自由として、ややオカルトチックに書いてあるので、受け付けない人は受け付けないのだろう。

        精神的に前向きであることの重要性。

        目的意識を持ち毎日を生きること。

        自分を愛し、周囲に感謝し生きること。


        読んだだけでは、効果はないだろうが、自分なりに受け入れて行動に置き換えることに意味は生まれてくるだろうと思う。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by Sji

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ホテルジューシー

      坂木司

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 主人公ヒロちゃんがてーげーになっていく物語。登場人物も個性的で、ここでのバイトもヒロちゃんのように楽しめるかもって思えてきます。『シンデレラ・ティース』のサキちゃんとのやり取りで、ヒロちゃんがこう思ってたってことが見えて来て両方読んで2度美味しい♪(10.7.13読了) >> 続きを読む

        2015/08/22 by のこ☆

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      普通じゃない。 Extraordinary.

      原田マハ

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 数時間で読了。

        偶然の出会いから、大手都市開発会社で働くことになった主人公・しいな

        目の前に矢継ぎ早に出される課題を解決していく中で、
        老舗花火屋の祖父のことを誇りに思うようになったり、
        チームで協力することや目標に向かって努力することを学んでいく。

        憧れる社長の夢を叶えることが自分の夢、それが仕事だなんて最高じゃないか。
        自分ひとりではできないことも、先輩や友人に恵まれてなんとか達成し、しいなもほかのチームメンバーにはないセンスで貢献する。

        そういうことって新人がいきなり得られるものじゃないと思うから、現実味はなかった。

        それでも「人が変わらないと環境は変わらない」というメッセージには共感したし、後半は何度かジーンとする場面もあった。

        mixi公式企画ということで、独特の携帯小説っぽい文体がちょっと苦手。
        >> 続きを読む

        2014/10/05 by lilli

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      フジコ・ヘミング画集 青いバラの夢

      F. ヘミング

      4.5
      いいね!
      • ピアニストのフジコ・ヘミングの画集。
        若いころから描き溜めて大切にとっておいた作品が1冊の本に。
        作品数も充実しており、カラーのページも結構あるので、色彩や幻想的なフジコさんの世界が伝わってきます。
        絵の1点1点に、その絵にまつわる話やフジコさんの回想などがコメントされていますが、格言のような達観した感じの胸に響く言葉が沢山ありました。
        ロマンチストで、数奇な運命をたどり、晩年成功するまで苦労も多かったであろうフジコさんの生活風景、人生背景が絵やコメントを通して垣間見ることができました。
        >> 続きを読む

        2018/11/02 by taiaka45

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      天使の梯子

      村山由佳

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
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      • 再読2回目。「天使の卵」の続編。夏姫の恋人古畑慎一から見た夏姫、歩太の再生と過去への訣別の物語と言える。本を読んで色々な事が頭に浮かんできて感想に表すのは難しいが、愛する人に置いていかれる寂しさを消化して前に進むというのは、とても苦しいことだと思う。残された人たちは現実に生きていて、どこかでその辛さを乗り越えていかなくてはいけない。「卵」であれだけ打ちのめされた歩太にも、その機会が訪れたことは良かったなと思った。同じ物語を夏姫の視点から見たヘブンリーブルーや続編の天使の柩も読んでいきたいと思う。
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        2017/02/04 by おにけん

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出版年月 - 2007年9月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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