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伊坂幸太郎
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伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読み終えました。この小説は、キャラクタライゼーション、プロット、会話、読後感、テンポ、すべて申し分なしの大満足の作品で、伊坂幸太郎の最高傑作だと思いますね。物語の舞台は、首相公選制が存在する現実とは異なる、日本の仙台。絶大な人気を誇る宮城出身の首相が、凱旋パレードのさなか暗殺されてしまいます。ちょうどその頃、青柳雅春は大学時代の友人・森田森吾に何年ぶりかで呼び出され、驚愕の忠告を受けるのです。「おまえ、オズワルドにされるぞ」と-------。オズワルドとは言うまでもなく、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の容疑者として捕まり、殺された人物だ。森田の予言通り、首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳の逃亡を描いて、これはスリリングかつハートウォーミングな筆致が見事な、キャラクタライゼーションよし、伏線を活かしたプロットよし、笑いと涙を誘う会話よし、読後感よし、読み出したらやめられないテンポよしの作品だと思う。巨大な陰謀に巻き込まれ、徒手空拳で仙台市内を逃げまくる青柳が、幾度となく口ずさむのが、この本のタイトルにもなっているビートルズの曲なんですね。八つのタイトルをメドレーに仕上げたアルバム「ABBEY ROAD」B面の六曲目。青柳は、離れ離れになったメンバーの心をひとつにしようと曲をつないでいるポールの姿を想像するんですね。「故郷へ続く道を思い出しながら」昔に戻ろうよと、メドレー曲に願いを託すポールの孤独な姿を想うんですね。そして、そんな青柳や、彼の無実を信じて陰になり日向になり、助けになろうと尽力する、かつての友人たちにとっての「故郷」とは、「ゴールデンスランバー(最高のまどろみの刻)」とは、大学時代なんですね。この、いい意味で感情的で感傷的な伏線が、作品全体に命を吹き込み、これを書き割りめいたお話ではなく、登場人物が、まるで友人のように思える生きた物語にしているのだと思う。私は、それがこの小説最大の魅力だと思っています。 >> 続きを読む
2018/09/24 by dreamer
海堂尊
いくつもの伏線。不可解な事柄。心理戦だからこそ医療に詳しくなくとも面白く読めた。
2018/04/17 by 匿名
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」(上・下巻)を読了。困難を極める心臓のバチスタ手術。ある大学病院に、そのバチスタ手術を20数回にわたって成功させてきた奇跡のチームがあった。だが、立て続けに手術中の死亡が3件起きた。原因は不明。患者の愚痴を聞くのが主な仕事になっている、窓際万年講師の田口は、病院長に頼まれて、内部調査を手がけることになる-------。この作品は、キャラクターの動かし方が実に巧みだ。わずかな言葉とささやかなエピソードだけで、個々のキャラクターをしっかり描いている。関係者へのインタビューが延々と続く、地味な構成の物語でありながら、そこに退屈さはない。会話を通じて、関係者それぞれの個性が描き出される過程は、とても鮮やかで、人物同士の関係までもが、くっきりと浮かび上がる。その描き方も、ミステリとしての謎解きを強く意識していて、なかなか巧い。語り手の医師・田口による関係者へのインタビューが前半。その後、厚労省からやってきた変人官僚・白鳥が登場し、田口とは正反対のやり方でインタビューを行なう。普段の田口は、患者の愚痴を聞くのが主な仕事。作中でも、聞き手として、相手から様々な話を引き出している。それに対して、後半の白鳥は、いわゆる「空気を読めない奴」。傍若無人に、気まずい発言を繰り返しては、場の雰囲気をかき乱し、地雷を踏んで敵を増やす。そんな対照的な二人によるインタビュー。同じ人物に、異なる角度から光を当てることによって、異なる像が映し出される。この人物像の変転が、謎解きにも結びついている。光を当てる角度を変えることで、全く違った絵が浮かび上がる。そういう逆転の意外性こそ、ミステリの大きな魅力だと思う。この作品は、そんな「逆転の快楽」をたっぷり使って、組み立てられていて、謎を解いた後の、事件の解決まで描いているところも好印象だ。 >> 続きを読む
2021/05/26 by dreamer
桜庭一樹
桜庭 一樹さんの代名詞になる作品なのでしょうか。イヤ~な内容をサラッと書く方ですね。この御人は。どこからともなく漂う"哀しみ"があって、コレも仕方なかろう..とか思ってしまうのだ。時系列がだんだん遡っていくので、ついまた最後に最初の章を読みたくなって読んでしまいました。(Amazon)第138回(平成19年度下半期) 直木賞受賞お父さんからは夜の匂いがした。狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂『私の男』。 >> 続きを読む
2019/01/16 by motti
貴志祐介
貴志祐介の「硝子のハンマー」を再読。物語は2部構成になっており、第1部は、不可能犯罪の発生とその推理。暗証番号付きのエレベーターに監視カメラ、非常階段はオートロック、窓は防弾ガラスと、完璧なセキュリティを誇るビルの最上階の密室での殺人。これがまず、本格ミステリ好きの心をくすぐりますね。考えれば考えるほど、その不可能さが強調されるというのは、ワクワクしてしまいます。しかも、密室のための密室という、突飛な設定ではないのです。それに、弁護士と組んで探偵役となっている、叩けば埃の出そうな防犯コンサルタントというキャラクターが、なかなかいい味を出していますね。推理や発想自体も面白かったですし、豊富な防犯知識に裏づけされた推理には、リアリティがありました。しかし、第1部が最高潮に盛り上がったところで、物語は第2部へ。今度は、犯人からの視点で語られる倒叙形式となります。本格ミステリというよりも、サスペンス物のような雰囲気。確かに、犯人の心情を語るには、この形式が一番良かったのでしょうし、こちらの第2部の方が、恐らく著者の本領発揮なのでしょうね。しかし、こちらもとても面白かったのですが、第1部の盛り上がりを分断されてしまったのと、最終的な謎解きが唐突な気がしてしまったのだけが、少々残念でしたね。 >> 続きを読む
2021/07/05 by dreamer
木内一裕
「藁の楯」猟奇連続殺人鬼は命を懸けて守る価値があるのか?!映画原作。レビューの続きはこちらへ↓http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-11-24 >> 続きを読む
2015/12/24 by youmisa
北方謙三
●1回目 2007.9.16双頭山攻防戦、勃発。美髯公(!)朱仝の活躍。●2回目 2015.1.11壮絶な双頭山攻防戦。席次第12位美髯公朱仝の活躍同じく第62位毛頭星孔明の決死隊の活躍。 >> 続きを読む
2017/10/09 by Raven
麻耶雄嵩
山奥にあるいわくつきのファイアフライ館。そこに集まったオカルトサークルの7人。だが2日目に殺人が起き、大雨によって外部に連絡不可能な事態に。オーソドックスなクローズドサークルの形であるが、作者が麻耶さんなのでそんな単純にはいかない。設定が綾辻さんの館シリーズに酷似しているが、時折入る違和感のあるやり取りや描写。そして明かされる犯人とあるトリック。特にトリックの方は最初意味不明だったが、物語の中でこそ通用するという意味を知ると愕然となる。更にラストも唖然とさせ終わらせる一文。麻耶さんはこういう締め方が許されるんだから堪らない。 >> 続きを読む
2021/05/02 by オーウェン
法月綸太郎
探偵・法月綸太郎シリーズの一篇「生首に聞いてみろ」を読了。高校の2年後輩にあたる、田代周平から写真展の案内が届き、短編の〆切をクリアさせた法月綸太郎は、早速会場へ。田代は、腕のいい広告カメラマン。クライアントの注文の仕事の合間を縫って、アナクロな芸術写真を撮り続けている。その写真展の会場で、綸太郎は、田代のファンだというモデル顔負けの若い女性に出会う。彼女は、その後、会場にやって来た綸太郎の知り合いの翻訳家・川島敦志の姪であり、有名な彫刻家・川島伊作の1人娘でもある川島江知佳。しかし、川島伊作は、春に発見された胃癌が全身に転移しており、その翌日、死亡。伊作の遺作となったのは、江知佳がモデルになった石膏のヌード像だった。しかし、伊作が救急車で病院に運ばれた後、無人となった家の中に何者かが忍び込み、その像の首を切断して持ち去っていたのだった-------。石膏像の首は、何者に盗まれたのか。そして、その目的は何なのか。かつてのストーカーが動いているのか、それとも身内の人間関係が絡んできているのか。それとも、それらとは全く別なのか。1つの出来事によって、川島伊作を巡る過去の人間関係の諸々が浮かび上がってくる。それらが複雑に絡まりあいながら、その出来事は現実の殺人事件へと発展していく。その辺りのリンクが、実にいいですね。舞台となっているのが1999年ということで、その必然性の薄さに少し違和感を感じましたが、綸太郎が事件に巻き込まれるまでの過程もとても自然です。それに今回も当然、綸太郎が推理を繰り返し、そして未然に防げなかった犯罪について悩む場面もあるのですが、それが必要以上に仰々しくなかったのも良かったと思います。彫刻に関する薀蓄や、美術界についての部分もとても面白く読めました。生身の人間と石膏像、普段の顔と写真で裏焼きした顔などのコントラスト、芸術家自身の拘りなども、とても面白かったですね。最後の解決編だけは、少し唐突すぎたように感じました。残りのページ数も少ないのに、まだ何かあるのではないかと疑ってしまいましたが-------。しかし、伏線が緻密に張り巡らされ、それらの複雑な伏線がラストに向かってきちんと収拾されているのも、さすがですね。非常に重要な情報も、初期の段階できちんと明らかにされていました。本格ミステリに相応しい、端整な作品だと思います。純粋に、いい作品を読んだなという印象です。 >> 続きを読む
2021/10/27 by dreamer
森博嗣
著者の講談社文庫物をFから追いかけてやっとGシリーズ。 正直V・四季と好きなタイプから離れていったのでやめようかとも思ったのだが、萌絵の登場するシリーズという事で続けて観た。 不可解な状況を提示して、最終的に筋の通った解説がつく。 筋さえ通っていればいい塩梅で、物語本編はキャラクターたちが事件きっかけの雑談で埋めるある意味いつもの手法。 正直、面白くないんだが、事件とトリックは興味を引く。 普通の探偵に普通に推理させたら凄く好みな作品なんだと思う。 条件は満たした…語られない条項は、枝葉だ。 >> 続きを読む
2021/07/31 by 猿山リム
池田真紀子 , DeaverJeffery
シリーズ7作目にして、今後数作続くことになる強敵ウォッチメイカーの初登場作品。殺された2つの死体に残された置物の時計。その時計は全部で10個あり、まだ殺人は続くことが示唆される。そこでリンカーン一味は尋問の天才キャサリン・ダンスをチームに加える。シリーズの大きな転換点となる1作。過去作と違ってウォッチメイカーには相棒がいるし、ダンスのキネシクスによる分析によって嘘は白日の下に晒される。二重三重の罠を仕掛けるウォッチメイカーなので、ライムをはじめ皆が騙されるという形。引き際を知っている辺りも実に狡猾。 >> 続きを読む
2021/12/12 by オーウェン
田中芳樹
「常勝」と「不敗」が再び激突する5巻。ついにこの時が来たか。と思ってしまう戦いが始まる。ただ、ヤンはさらに厳しい立場となりヤンの負けは同盟の終わりと言ってもよい。帝国は優秀な部下と大量の兵力、隙のない作戦で攻めてくる。ヤンは作戦を立てるという面ではほぼ一人で戦っていたが、帝国ではラインハルトの他にオーベルシュタインやヒルダなどの部下がいるという点も含めて、やはりヤンとラインハルトは対照的な存在なのだと思った。決戦の後、ラインハルトは宇宙をヤンは退役し穏便な生活を手に入れるが、果たしてこのままフェザーンが黙っているのだろうか。今後は大胆な戦闘より策略、陰謀がメインになっていくのかと期待してしまう。 >> 続きを読む
2015/04/24 by 冷しカレー
辰濃和男
文章を書くことがあまり得意ではないので、図書館で見つけたときは思わず手に取ってしまいました。どのような表現を心掛けるか、文章を書くことだけではなく感性を磨くことも大切である、、といったことを様々な作家等の言葉を交えつつわかりやすく説明してありました。とても読みやすく、為になる本であると思います。この本を読んで、文章を書いて人に見ていただく機会を少しでも増やそう、と思ったこともこのサイトに登録した理由の一つであったりします。 >> 続きを読む
2016/10/21 by yadon
米澤穂信
古典部シリーズ第4弾は7つの短編集。4人の関係性が1年を通じてという描き方であり、特にホータローと千代田の間柄が少しずつだが変化していく。日常の謎を解したもので構成されているが、「正体見たり」や「心あたりある者」などの些細な謎。「あきましておめでとう」が個人的には好きな解決だけど、「手作りチョコレート事件」の犯人の動機が強烈であり、なんともモヤモヤした余韻は米澤さんならでは。そして表題作はこの先の未来を見据える2人の様子が微笑ましい。 >> 続きを読む
2021/06/22 by オーウェン
壷井栄
この作品を単なる反戦小説ではないと言う人がいるこれが反戦小説でないなら、反戦小説とは何?庶民の心や暮らしを描いたものが反戦小説であってはいけないの?子供のころ、この本を与えられて、何度か読み始め、でも読み通せなかった作品子どものための本なのに、子ども心に響かない。悪いけれどその意味で☆5にはできませんでした。新米教師の大石先生と分教場の教え子たちとの心温まる物語、と、思っている方が多いのでは?ところが先生と小学生の子供たちのエピソードは小説のホンの触りの部分でしかないのです。子どもとしては、肩透かしな気持ちがして、先を読む気が失せてしまったのでした。島の外れの岬の村社会というのが都会の子供だった私にとってあまりに遠い、想像できない設定だったこともあります。しかし大人として改めてこの本を手にすれば、戦禍に巻き込まれる庶民のリアリティが実によく伝わってくるのでした。誰も戦地になんか行きたくない。でも誰も抗えない。国の強制もある。でもそのほかに人々の思考の中に「忖度」があり、それが実は一番危険な「強制力」なのだ。大石先生の言動は別に明らかな反体制でも共産主義でも何でもない。若い女性の自然な感情の発露さえ、事なかれの大人たちが圧殺すること、それこそが最大の強敵なのだ。極端な恐怖。行き過ぎた自粛。自由な行動に対する集団バッシング。ここにある問題は、現在の日本に似ていないか?コロナ禍にある現在の日本。政治が何もしないから?何もしなくても、人は恐怖に駆られれば勝手に犠牲者を見つけ出す。本当の恐怖から目を逸らすため、より単純な犯人を罰することで、自分のわずかな安全を担保しようとして。無駄な努力に過ぎないのに。どこかの首相がコロナは戦争だ、と言った。大袈裟な、と、思ったけれど、それは真実かもしれない。普通の生活、普通の幸せ、未来を夢見ることを奪う。そして本来死ななくていいはずの、身近な人の死。コロナはウィルスで不可抗力なものかもしれないけれど、戦争は人のなす行為です。世界がせめて共通の脅威に立ち向かうため、共に手を取り合えますように。戦争で殺し合いをしている場合じゃないと、気づいてくれますように。戦争が繰り返されるこの世界では、この話は過去のものではない。もちろん日本にとっても、過ちを繰り返さない保証はない。強い意志と、柔らかな心を持ち続け、他に迎合し流されないことを誓うこと。幸せとは、大切な人が幸せでいてくれることなのだとこの本は教えてくれる。 >> 続きを読む
2020/08/15 by 月うさぎ
石井裕之 , LosierMichael J.
私を変えてくれた本。これを読んでリストアップするとポジティブでしかない自分になれる!引き寄せ関連の本は沢山あるけど、これはわかりやすくて書き方も偉そうじゃないから好き(笑) >> 続きを読む
2015/03/03 by miku
綾辻行人
綾辻行人さんの、館シリーズで、過去最大の長編小説が、この暗黒館です。その原稿用紙、なんと2600枚!執筆年数、8年!そんな長編が、文庫4冊になりました。しかも、どれもなかなかの分厚さ。それでも、読み応え抜群の面白い小説です。九州の山奥に建つ、「暗黒館」その名の通り、外壁も内装も、全て真っ黒。そんな奇妙な館を訪れた青年「中也」は、この館で毎年行われるある<宴>に特別参加する事に。しかし、その<宴>は楽しいものではなく、奇妙で、不気味なものだった。暗黒館は、まだまだ始まったばかりです。このままあと、3冊も読破したいです。 >> 続きを読む
2017/12/10 by ゆずの
まだまだ続く、暗黒館!奇妙な<ダリアの宴>に参加した、青年「中也」その翌日、彼を待ち受けていたのは、館内で起こる殺人事件だった。使用人と、浦登家の一人が、何者かに首を絞められて、殺されていた。また、中也は18年前の同じ<ダリアの日>に起きた、事件の内容を知る。初代当主が何者かに撲殺され、その犯人と思われる人物は、自殺を図っている。しかも、その事件には、<人間消失>事件まで起こっているという。それを目撃したのは、当時の記憶が全くない、玄児だった。まだまだ、浦登家の謎は、深まるばかりです。あと2冊、頑張って読みます!! >> 続きを読む
2017/12/22 by ゆずの
アリスン ブレナン
FBIアカデミー出身の女性トリオの物語の2作目前作のヒロインのローワンのときにいっぱい出てきていたFBI捜査官クインが今作ヒロイン ミランダの相手役ミランダはローワンのアカデミー時代からの親友過去に凶悪事件の被害者という所と反発している男性と恋に落ちる展開はローワンに同じ今回の真犯人も途中まで誰だか分からないしかもこの真犯人に絡む人が出てきて、これは珍しいパターンではないかな >> 続きを読む
2021/05/23 by 紫指導官
市川拓司
久しぶりの恋愛小説。はっきり言って感動します。静かで優しくて温かな家族。映画では泣けませんでしたが、本ではよく泣きました。雨の降る季節にまた読んでみようと思います。 >> 続きを読む
2013/12/04 by ゆきんこ
出版年月 - 2007年10月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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