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2007年12月発行の書籍

人気の作品

      空中ブランコ

      奥田英朗

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 伊良部という奇人変人の精神科医にメンタル相談で訪れる様々な悩みを持つ人達の物語。知らない間に腰が引けて飛べなくなってしまった空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、同じ設定で書いてしまっていないかという強迫症に取りつかれた人気女流作家、一塁に送球するさいにノーコン名三塁手、自分の叔父のカツラを外してしまいたくなる医師など、想定外の精神障害になってしまった人達とのコミカルなやり取りが気軽に読める。何も得ることはない小説だが、無邪気が最強ということだろうか。 >> 続きを読む

        2018/05/12 by aka1965

    • 他29人がレビュー登録、 90人が本棚登録しています
      新世界より

      貴志祐介

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee

      • 貴志祐介の本格SF長篇小説「新世界より」(上・下巻)を読了。

        この著者初の本格SF長篇小説「新世界より」は、破壊のかぎりを尽くした暗黒時代を経た千年後の日本は、科学技術に代わり呪力が支配する徹底した管理社会という設定で、舞台は遠未来の利根川下流に位置する閉ざされた町、神栖66町。

        またしても「都市と星」オマージュかと思いつつ読み始めると、少女の視点から呪術学校の日常を描く冒頭は、ハリポタ、または「わたしを離さないで」風の展開になってくる。

        フウセンイヌ、バケネズミ、トラバサミなど奇妙な生物が跋扈するところは、椎名誠の「アド・バード」を思わせる。

        だが、ミノシロモドキの登場前後から様相が一変してくる。
        世界の秘密の一端が明かされることで、SF的に俄然、盛り上がり、ページを繰る手が止まらない。

        上巻後半の手に汗握る冒険小説パートが下巻の伏線となり、まさに驚天動地、阿鼻叫喚の第五部に突入する。
        いやまさかこんな話になろうとは、思ってもみませんでしたね-------。

        悪鬼・業魔をめぐる謎と世界の秘密の解明が、プロットの展開と一体になり、現在のSF小説黄金時代のSFの味わいを堪能させてくれる。

        ただ、最後の方に出てくる秘密兵器の扱いとか、いくつか疑問もあるが、それもご愛敬ですね。
        この作品は、私のようなSFマニアにも、そうでない人にもお薦めしたい、"センス・オブ・ワンダー"あふれる傑作だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/18 by dreamer

    • 他7人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      さくら

      西加奈子

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! KEMURINO ybook
      • 容姿も性格もカッコよくて皆に愛された兄の死から崩壊した家族。
        その悲劇に至るまでの過去と未来に向けてささやかな希望の物語。

        家族と愛犬・さくらにまつわる出来事が次男の視点で綴られている。
        本当に表現力が豊かで独創的な語りに惹き込まれる。

        重く苦しいテーマだったはずなのに読了後には清々しささえも感じる清廉な物語です。
        >> 続きを読む

        2018/03/08 by ybook

      • コメント 1件
    • 他7人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      夢の守り人

      上橋菜穂子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! niwashi
      •  精霊の守人シリーズ 第3作です。
        今回の中心人物はタンダのお師匠さんのトロガイ
        彼女の若かったころのエピソードが語られるなんて
        ちょっとビックリ(笑)
         
         しっかり構築された世界観は相変わらず流石です。
        そして、そこで展開される物語も中々に説得力があります。
         
         しかしタンダとバルサはこんなに想いあっているのに
        なんでくっつかないんですかねぇ・・・。
        まぁそうなったら物語が終わってしまうのでしょうが (^_^;)
         
         文句なく面白くはあるのですが、
        連続して読みすぎたのか少し食傷気味になってきたので
        第4作を読むのはちょっと間を取ってからにしようと思います。
        >> 続きを読む

        2018/04/22 by kengo

    • 他4人がレビュー登録、 34人が本棚登録しています
      新世界より

      貴志祐介

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 上巻のラストである人物との別れから、その時の記憶を無くした早季と覚の二人の旅路のその後。

        胡散くさいと思っていたスクィーラがそのまんま敵となる展開。
        そして悪鬼共々滅亡させるため、遂には古代の核兵器にまで手を出そうとする。

        未来の話なのに現代と同じ解釈に至る戦争までの経緯。
        恋愛模様を含めた青春像。
        SFなのに実はやってることは現代と変わりがないという感覚を受ける。

        上下巻千ページを超えるボリュームだったが、この世界観に没入していたので特に気にはならない長さだった。
        もし出来るなら、さらに未来を描く続編とかも読みたいかな。
        >> 続きを読む

        2018/03/13 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      水滸伝 - 十五 折戟の章

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ●1回目 2007.9.16

        宣賛の奇計。
        宋軍の攻撃終息。

        扈三娘の結婚話(笑)

        この作者はいつのまにか、笑わせたり和ませたりすることも上手になっているな。
        そういう息抜きがないと、こんなに長い話は読者の方がもたないだろうな。


        ●2回目 2015.1.17

        流花寨、二竜山、双頭山に拠る梁山泊軍3万と、官軍20万の総力戦。
        じわじわと押される梁山泊軍の起死回生はなるか。

        前回読んだのは2007年9月だから、7年半前のこと。
        これから先のストーリーは、結末以外、まったく覚えていない。
        きれいさっぱり忘れている。

        ということは、ほかの本についても同じなんだろうな。
        これまでずいぶん本を読んできたつもりだが、これを、どう考えればいいのだろう。

        同じ本で二度楽しめるといって喜べばいいのか、費やした膨大な時間は無駄だったと惜しめばいいのか。
        なんともいえない感じ。
        >> 続きを読む

        2017/10/09 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      九月が永遠に続けば

      沼田まほかる

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 読み進むうちにどんどん違和感が大きくなって、中盤以降は素直な気持ちで読むことができなくなった。
        最愛の息子が行方不明となれば藁にもすがる精神状態になるのだろう。
        そのことを差し引いても主人公が衝動的に行動し過ぎ。本当の精神病患者はこの主人公なんじゃないかと疑いながら読んでしまった。
        他にも仕事もせずに主人公宅に通いつめる服部とか、失踪に関して一切動こうとしない警察とか不自然な設定が多すぎた。
        >> 続きを読む

        2017/01/15 by Magic_Hour

    • 他3人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      灰色の北壁

      真保裕一

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 面白かった。
        面白かったけど、私は女だから雪山に挑戦する男の気持ちがわからんっ!!(笑)
        分からないんだけど、雪山に魅入られた男の気持ちは分かるかも。
        命かけてるし、いいな。カッコイイ。
        >> 続きを読む

        2013/03/27 by igaiga

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      誰か

      宮部みゆき

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! chiaki
      • 1日で読み切りました。
        最低な方が2名登場しますが、本の中で出会っておけば現実でお会いしても驚かずにすむと思います。 >> 続きを読む

        2015/07/06 by marsa

    • 他2人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      ためらいもイエス

      山崎マキコ

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      2.6
      いいね!
      • 姐さんの不器用すぎる恋愛模様を、この人…ありえない…と思いつつもなんとなく心情を理解できなくもない自分。
        身なりを整えたら実はかわいたっかっていう今どきの少女漫画によくある展開でちょっとテンション下がったけど、全体的にスピード感があって「何やってんだよ」とスッコミを入れつつすぐ読みほしてしまいました。
        恋愛経験がないからこそ、自分がその人を同情を込めた愛なのか、本当の愛なのかが分からないまま行動しているように感じた。あれだけギンポ君を頼っているにもかかわらず、あの人とはいい友達なんてよく言えたもんだ!(笑)どこまでも振り払うことのできないプライドを持っている姐さんに振り回されてる周囲の人が不憫になりつつ、でも姐さんを憎めず、読み終えた後は、嵐が去った後のような気分になりました。
        とりあえず、青ちゃんみたいな友人が私も欲しいなと強く感じた今日この頃。
        >> 続きを読む

        2017/02/08 by おかりん

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      銀河英雄伝説 - 6 飛翔篇

      田中芳樹

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 大きな戦いの後、平和になるかという6巻。
        同盟を下し銀河の覇者となったラインハルト
        退役しフレデリカと暮らし始めたヤン。
        共に夢を叶えたはずなのにどこか対照的な二人。
        ラインハルトは自分の命がかかっている時でさえキルヒアイスの写真を頑なに手放さなかったり、完璧に見える覇者であってもどこか歪であると思う。
        さらにユリアンが地球に向かい地球教の本拠地へ。今までに無い小規模で閉ざされた戦いで教信者に対する不気味さが今まで以上にこみ上げてくる。
        個人的にヤンにはゆっくりしてもらいたいがそうもいかない。
        はめられた罠から生き延びるため同盟軍残党へ行かざるを得なくなる。
        各地に広がる陰謀と戦いの火種。平和はまだ先のようだ。
        >> 続きを読む

        2015/04/27 by 冷しカレー

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      銀行仕置人

      池井戸潤

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ryoji
      • 銀行内にはびこる悪に立ち向かう物語。

        ストーリーとしては半沢直樹シリーズと似ている
        あの作品ほどの爽快感もなく
        銀行内の暗く、汚い、内部事情ばかりに辟易としてしまった。

        銀行には本当にこんな世界が存在しているのか、と思うと幻滅する。
        現役銀行員が読んだら、どんな感想なのか聞いてみたい。
        >> 続きを読む

        2015/12/01 by アスラン

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      阿部一族 他二篇

      森鴎外

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • "文豪・森鷗外の日本の歴史小説の最高水準を示す「興津弥五右衛門の遺書」と「阿部一族」"

        森鷗外の歴史小説の第一作目となる「興津弥五右衛門の遺書」は、『某儀今年今月今日切腹して相果候事奈何にも唐突の至にて、弥五右衛門奴老耄したるか、乱心したるかと申候者も可有之候へ共、決して左様の事には無之候』という書き出しで始まります。

        この作品は、明治時代の軍人・乃木希典の殉死が直接の動機になって、咄嗟の間に書かれたとの事で、乃木希典の殉死による衝撃が、そのままこの作品に色濃く反映されているとも言われています。

        この純粋な思想小説的な形態の歴史小説に現れている鷗外の思想は、恐らく、古くから鷗外の潜在意識下にあったもので、乃木の殉死に触発されて一挙に噴出したのではないかと思います。幼い鷗外が両親から躾を受けたのは、"侍の家に生まれたのだから、切腹という事が出来なくてはならない"という事だったそうです。

        つまり、封建的な風潮が色濃く残っている時代における、"絶対随順"と"自己否定"の論理だと思います。

        「興津弥五右衛門の遺書」は、題名の示すように、細川三斎公十三回忌に殉死した弥五右衛門の遺書という形になっています。弥五右衛門は若い頃、主命により香木の買い入れに同僚の横田と一緒に長崎へ赴いたところ、仙台の伊達藩からもそれを求めに来ていた者がいて、値段が競り上げられました。その時、香木などに大金を出すのは愚かしい、安い末木でよかろうというのが横田の意見でした。

        主命を絶対とする弥五右衛門は、横田の"いかにも賢人らしき申条"を退け、口論となったが、一刀のもとに横田を斬り捨て、高価な本木を手に入れて帰国します。同僚を殺したからには、切腹するつもりだったが許されず、また三斎公死去の折りにも事情があってそれも叶わず、ようやく三斎公の十三回忌を迎えて、宿願の殉死を決意した弥五右衛門は、心静かに遺書をしたためるのです。

        この思想小説ともいうべき作品のテーマは、殉死という行為そのものよりも、主命とあれば、いかに些細な事であろうと、同僚を斬ってでも達成せずにはおかなかったという点にあると思います。

        高価な本木は伊達家に譲り、たかが焚くものなので末木で構わないという横田の考えは、"いかにも賢人らしき申条"であるだけに、一層、許す事が出来なかったのだろうと思います。この時の弥五右衛門の言い分というのは次のように書かれています。

        「それはいかにも賢人らしま申条なり、さりながら某は只主命と申物が大切なるにて、主君あの城を落せと被仰候はば、鉄壁なりとも乗り取り可申、あの首を取れと被仰候はば、鬼神なりとも討ち果たし可申と同じく、珍らしき品を求め参れと被仰候へば、この上なき名物を求めん所存なり、主命たる以上は、人倫の道に悖り候事は格別、その事柄に立入り候批判がましき儀は無用なりと申候」----。

        主命への無条件の随順、そのためには、自ら切腹する事さえ辞さなかった"武士の倫理"というものが高く掲げられているわけです。それはこの小説によって、間接的に乃木希典の殉死を、当時の大正時代初期に高名な学者の批判から弁護しようという事ではなく、恐らく、鷗外の殉死というものに対する"倫理的な意思表明"とでも言うべきものだったのではないかと推察出来ます。

        しかし、この作品を殉死もしくは殉死に現れた封建時代の道徳の賛美と単純に割り切るのは間違いではないかと思います。当時の明治時代の末から大正時代の初期にかけての日本の社会から滅び去ろうとしている"封建倫理"といったものの、ある意味、優れた一面に対する再認識というか、哀惜の情というか、その炎のような激しさが、作品の中の核になっていて、何か奥深い確かなものが表現されていると思います。

        封建社会に生きる人間の哀れさとでもいうべきものが、滲み出ていて、日露戦争時の旅順攻撃の陣中で、個人的に知り合った乃木大将の、突然の殉死による衝撃が鷗外にとって、いかに大きかったかという事が推察されます。

        この「興津弥五右衛門の遺書」によって明らかなように、歴史小説とは単に過去の人物や事件を扱ったものというだけではなく、過去と現在との同時的な把握とでもいうべき性格を含んでいると思います。現在によって、過去が呼び起こされ、過去の意味が新しく甦ってくるところに、歴史小説の本質、醍醐味があるのだと思います。

        鷗外の歴史小説の二作目の「阿部一族」になると、同じく細川藩の事件で、殉死を扱ってはいますが、「興津弥五右衛門の遺書」のような純粋な思想小説ではなく心理小説になっています。

        殉死の肯定や賛美だと受け取られる気配は全くなく、殉死に対する人間的、心理的な分析と解釈がこの「阿部一族」では描かれています。

        倫理としての殉死というよりは、武士気質の一面とでもいうべき"意地としての殉死"が描かれています。1作目の思想小説に始まって、2作目で早くも心理小説へ移行したわけですが、殉死という特殊な条件の中で、人間の心理を透徹した文体で分析、解釈する方向へ向かったのは、その後の鷗外の小説の諸作品を読めば十分納得出来ます。

        「阿部一族」には、主君細川忠利の死をめぐる家臣たちの、幾つかの殉死が描かれています。最初が内藤長十郎で、家族との最後の杯を済ませた長十郎は、居間に引きこもって一眠りしますが鷗外は次のように描写しています。

        「母は母の部屋に、よめはよめの部屋に、弟は弟の部屋に、じっと物を思っている。主人は居間で鼾をかいて寝ている。開け放ってある居間の窓には、下に風鈴を附けた吊荵が吊ってある。その風鈴が折々思い出したように微かに鳴る」と、まるで彫り上げたような簡潔な描写で、武士としての倫理に生きる人々の、息を飲むような、緊張した姿が描き出されています。

        そして、同時に長十郎の殉死には、それを当然だと考えて疑う事を知らない周囲から促された点があり、また一面には、殉死によって遺族が優遇されるという期待と安心というものが存在している事も、鷗外の筆は見逃してはいません。「興津弥五右衛門の遺書」との違いが、早くも出て来ます。

        続いて鷗外は、長十郎の潔い死というものに、殉死を許されず、周囲の無言の軽蔑にたまりかねて切腹した阿部弥一右衛門の運命が対置され、周囲から冷ややかに見られている遺族の様子を伝えます。そして、これに耐えかねた長男が、主君の一周忌に髻を切って位牌に捧げ、縛り首になります。その後、阿部一族は自分の家に立てこもり、追い詰められて、ことごとく討ち死にして果てる事になります。

        阿部一族というものの運命を通して、武士気質の生み出した悲劇を鷗外は冷ややかな眼で凝視して描いています。

        封建的な道徳というものが、その社会に生きる人間にどんな悲劇的な運命を強いたか、その哀れ深さを透徹した文体で的確に描いて見せた、緊張した作品である「阿部一族」は、「興津弥五右衛門の遺書」と並んで日本の歴史小説の最高水準を示す名作だと思います。









        >> 続きを読む

        2016/03/29 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ほしのはじまり 決定版星新一ショートショート

      星新一 , 新井素子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 一生分の、星新一さんを読んだような気がします。

        自分が選んだものだと、自分が好きそうな話が入ったものを選びがちですが。

        第三者が集めたものだと、「あ、こんなのもあるんだね!」と気付く事が出来ました。

        また、あとがきを書かない星新一さんが自分の事を書いたエッセイ、「星くずのかご」も収録されていて、新しい星新一さんを知る事が出来ました。
        >> 続きを読む

        2017/05/19 by ゆずの

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      5年3組リョウタ組

      石田衣良

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 学校を舞台にした小説は割とよく読む。その理由が最近わかった。自分の子ども時代は、表向きは大人しく従順だが内面が屈折していて、全然子どもらしくなかった。当然楽しい思い出もそんなにない。先生は扱うのに大変だったろうと今になって思う。さすがに、あの頃に戻りたいとは思わないけど、本を読むことで学校や学生の雰囲気を味わいたいのかな~。ん~我ながらちょっとウザイ(W)。
        さて、前置きが長くなったけど、この作品。現代の学校が抱える問題や先生という仕事の厳しさがこれでもかと押し寄せる。重いテーマでありながら読後感が爽やかなのは、主人公や子どもたちの明るさがあるから。どんな時代でも子どもたちは未来への希望であるし、それを明るい方へ導く教師という仕事はやっぱり素敵だよ!
        >> 続きを読む

        2017/09/15 by かんぞ~

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      空の境界

      奈須きのこ

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 何でしょう、なんとなーく、この中巻に苦手意識のある私(笑)

        魔術師「荒耶宗蓮」の存在自体もそうですが。
        彼が目指す理想が、私には理解出来ないもので。

        再読であるのですが、やはり何度読んでも、私には分からない。

        それだけ荒耶宗蓮という人は、考え方も行き方も、全てが別次元の人なんだと、改めて思い知りました。

        でも、良いんです。
        私が憧れる女性、橙子さんが活躍していたので(笑)
        >> 続きを読む

        2018/04/08 by ゆずの

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      十二歳

      椰月美智子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 小学6年生の鈴木さえは普通の女の子。
        友達と遊んだり、ポートボールを一生懸命に練習したり、先生に恋したり。
        ある日突然自分が自分じゃないような気がした。名前も家も親も全部覚えているんだけれど、何故か自分が自分じゃないみたい。
        みんな何かを持っているのに、自分はこの先「何か」になる事が出来るのだろうか。

        そんな時さえは北方謙三に出会った。























        すみません出会いません。

        さえちゃんは友達にも恵まれて毎日楽しい。ポートボールの代表選手にも選ばれて頑張っている。絵が綺麗に書ける友達に憧れたり。好きな先生が担任では無くなって悲しかったり。脚を怪我したり。色々な事が有るけれど私は元気です。

        本当に何という事の無い日常で、さえちゃんは勉強もそこそこ、運動も得意、ピアノもそこそこ弾ける。総合すると結構ハイスペックな小学生。それで悩まれても暗黒の少年時代を通過したarinko少年の心には響きませんでした。
        「しずかな日々」があまりにも素晴らしかったのでとても期待してしまいました。もしかしたら女性の方が分かるのだろうか?

        >> 続きを読む

        2015/05/07 by ありんこ

      • コメント 13件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      エンゼルバンク ドラゴン桜外伝

      三田紀房

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 電車の広告などでもよく見かける、転職すれば全てが一新されるようなイメージや、「好きなことを仕事にしよう!」的な思わず惑わされそうになるコピー。なんとなく抱いてしまう「転職」という言葉の持つ、甘い印象。「転職をする」という事実だけで階段をのぼったような・・・。

        私のまわりでも転職する人をみて、根拠もなくなんとなく「いいなぁ」という人が多くいるように感じます。

        でもこの漫画を読むと、そんな甘くないよなぁとヒシヒシ感じます。。

        現実を見るのはけっこう怖い気もしますが、まずは自分の市場価値を知ることが大切なんだろうなぁ。

        「人生にリセットなんてないさ」・・・

        深いセリフです・・・
        >> 続きを読む

        2014/04/03 by ただひこ

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ミシン

      嶽本野ばら

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 当時、この作家さんは名前を聞いたことはあったが初読み。ファッション好きなひとなのだな。ちょっとミーハーな感じはする。ソレもまたそういうジャンルとして楽しめた。 >> 続きを読む

        2018/08/05 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      冷蔵庫のうえの人生

      八木明子 , KuipersAlice

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 久しぶりに読んで、結末は分かってるのにまた、途中から涙が滲んで文字が読めなくなってしまいました。

        母娘のメモのやりとり。
        実際の会話が行われた所に関しては何も書かれていないからそこは想像するしかないのだけど、メモでは互いに思いやってたり直接的な表現を避けていたのに、実際の会話では衝突もある普通の母娘なんだと想像でき、とてもむず痒い感じでした。
        子供がいないから母の気持ちはわからないので娘の方にフォーカスをあててしまうのですが、娘からするとこんなに苦労をしてるのにまだまだ子供だという扱いを受けてしまうもどかしさや、娘だって大人になりきれる訳ではないけど母の病を目の前にすると大人として振る舞い母と向き合うしか自身を守る術がないからこそ、読んでいてつらかったです。

        でも本当にいい作品だと思います。
        直接の会話や状況の説明がない分、その合間を読者それぞれが想像し解釈できる作品だと思います。
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        2015/02/14 by domy

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