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2008年7月発行の書籍

人気の作品

      容疑者Xの献身

      東野圭吾

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! masa920 fireman tefutefu ooitee
      • ガリレオシリーズ第3弾であり初の長編。

        とにかく本自体が売れに売れまくった作品であり、東野さんに直木賞までもたらした。

        数学者の石神が住むアパートの隣で起きた殺人。
        それには靖子と娘が関わっており、石神は刑事の手から逃すため策略を講じる。
        一方石神は湯川と同じ帝都大学のOBであり、二人は久々の再会を果たす。

        トリックにしても動機にしても常人では予想しえない領域に。
        それはもちろん石神という男の天才ぶりと献身に他ならない。

        数式のように組み立てられた完全犯罪を破るのは、愛情であるというラストが非情な程切ない。
        湯川というより石神が主役のように感じてしまう。
        >> 続きを読む

        2018/11/13 by オーウェン

    • 他13人がレビュー登録、 158人が本棚登録しています
      ミッキーマウスの憂鬱

      松岡圭祐

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • ディズニーが裏でどのような事をしてるのか学べた。面白かった。

        2018/05/01 by HKAWASAKI

    • 他7人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      告白

      湊かなえ

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! masa920 mee nikky misora
      • 読みやすく、先が気になる「告白」達。でも、「読み終わって爽快」って感じではなく、「どうなっていくんやろう」ってことが読み終えた後も気になる。「人間って勝手な生き物やなぁ」では済まされへんことが起きています。恐いです。(10.04.13 読了)
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        2015/05/07 by のこ☆

      • コメント 2件
    • 他6人がレビュー登録、 51人が本棚登録しています
      ハローサマー、グッドバイ

      ConeyMichael , 山岸真

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 表紙がかわいい。

        SF恋愛小説の古典でもあり傑作だと名高いこの『ハローサマー、グッドバイ』。
        地球ではないどこかの星が舞台。
        星のなかが戦争状態にあるなか、思春期真っ只中の少年ドローヴと少女ブラウンアイズのひと夏の恋愛模様が描かれている。

        小説の中盤までと後半で内容がガラッと変わるのが印象的。
        中盤まではドローヴの心象風景を中心に少年少女たちのどこか微笑ましくなる恋心の描写がほとんど。リボンっていう女の子と三角関係的になったり。。(かと思ってたら急に官能的な展開になったりしてちょっと焦ったところもw)
        ドローヴに共感できないって言葉もネットでは目にしたけど、まぁ思春期の少年なんてだいたいこんなもんだろうなと思う。

        中盤からはSF色が濃厚に。公転軌道、自転軸、グルーム(粘流)っていう季節限定の海流にかかる現象などなど。そして事態は少年少女たちの気持ちを置き去りに、残酷なものに………

        ラストの余韻、特に最後1行が想像を掻き立てる。
        続編『パラークシの記憶』も読むしかないなぁ。
        >> 続きを読む

        2017/08/11 by ねごと

      • コメント 4件
    • 他5人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ジョーカー・ゲーム

      柳広司

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!

      • 柳広司の第62回日本推理作家協会賞、第30回吉川英治文学新人賞を受賞した「ジョーカー・ゲーム」を読了。

        スパイ小説が冬の時代を迎えて久しいと言われています。
        ベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦の氷が溶けて、スパイたちの存立基盤が失われてしまったからだ。

        とはいえ、スパイ小説という形式自体が消滅したわけではないんですね。
        それは、やがて新しい「時代小説」として甦ることになるのだと思う。

        この作品は、その第二ステージの開幕を告げるにふさわしい、清新な連作短編集だ。

        昭和十二年秋、大日本帝国陸軍の内部に「情報勤務要員養成所設立準備事務室」が設置された。
        このスパイ養成学校、別名「D機関」を率いるのは「魔王」と呼ばれる元諜報員、結城中佐。
        集められたのは、一般の大学を出た頭脳明晰な学生たちだ。

        諜報は、武士道にもとるという硬直した精神主義が支配する中で、結城中佐は「死ぬな、殺すな、物事にとらわれるな」という冷徹なスパイの戒律を訓練生にたたき込む。
        そして、そこでは天皇制の合法性さえ議論の対象となる。

        こうして過酷な訓練を終えた卒業生たちは、「魔王」の命じるままに東京、横浜、上海、ロンドンなど国際諜報戦争の最前線に潜入し、敵だけでなく味方をも出し抜く、痛烈にして鮮やかな頭脳ゲームを展開していく。

        この連作短編集に収録されている五作品のイントロを兼ねる表題作では、参謀本部からD機関に派遣されたあとも、軍人気質の抜けない陸軍中尉が、民間出身の訓練生たちに馬鹿にされながら、外国人スパイ容疑者の家宅捜索を指揮し、結果的には自分に命令を下した上官の不正を暴くことになるんですね。

        スパイ小説には、物語の背景となる時代状況や国際情勢の描写が欠かせないと思う。
        そのために、どうしても重厚長大な作品になりがちだが、著者は背景の説明を大胆に省略し、もっぱら登場人物の意識と行動に焦点を絞って話を進行させていくんですね。

        その結果、物語のぜい肉がとれて、さながら良質のハードボイルドのようにスタイリッシュで格調の高いスパイ小説に仕上がっていると思う。

        連作短編という、この斬新な小説作法は、スパイ小説の新時代を予感させるに十分な手応えを感じさせてくれましたね。

        >> 続きを読む

        2018/11/08 by dreamer

      • コメント 1件
    • 他3人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      ララピポ

      奥田英朗

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 渋谷を舞台にそれぞれの主人公が起こすアダルトな出来事!?
        短編かと思いきやそれぞれの話が繋がっていく感じが好きです!
        それぞれの主人公が欠落した人間っぽさがでていて脱力して楽しみながら読み進められました。
        これは奥田作品の中でも好きな方に入る物語でした。
        映画も観たいと思います!
        >> 続きを読む

        2017/12/04 by CARS

    • 他3人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      この世界の片隅に

      こうの史代

      双葉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.7
      いいね!
      • 凄い本ですね。当時の様子、生活、考え方。上中下巻の中にあたる本書は空襲が本格化する前の日常中心。

        誰でも何かが足らんぐらいでこの世界に居場所はそうそう無うなりゃせんよ(白木リン)

        大陸的:細かい事にこだわらぬ性格。昭和初期の流行語らしい。
        家事を任せている義妹は大陸的性質です。(径子)

        すぐれた國柄 世界が仰ぐ(愛國いろはかるた)

        生き別れた母と妹に会ひたいです。(少国民七歳)
        しばしの辛抱です。いづれ山程お菓子や玩具を持って母と妹が会ひに行きます。

        と、心に残るシーンの一部を抜粋しましたが、リアルに当時を再現されているからこそ、沁みます。径子さんのファンになりそう笑
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        2018/07/16 by fraiseyui

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      長恨歌 不夜城完結編

      馳星周

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 馳星周の「不夜城」「鎮魂歌ー不夜城Ⅱー」に続く、シリーズの掉尾を飾る第三作「長恨歌 不夜城完結編」を読み終えました。

        前作で新宿歌舞伎町の中国系社会を牛耳る楊偉民から、ついに権力の座を奪った劉健一。

        その最後で彼は、横浜に移った楊に刺客を差し向けたと記していたが、この作品はその顛末をプロローグで描いた後、五年後へと飛ぶ。

        今回は第一作と同様に、「おれ」という一人称で綴られる。
        ただし、「おれ」とは劉健一ではなく、武基裕。中国残留孤児二世を名乗っているが、実は身分を偽って密入国した生粋の中国人で、生業にあぶれ、麻薬捜査官の犬となり、黒社会の末端で生息していたのだ。

        だが彼のボス、韓豪が麻薬の取引相手、暴力団東明会と会見中に暗殺されたことから、のっぴきならぬ立場に追い込まれるのだった。

        街頭に監視カメラが据えられ、不法滞在者の摘発や風俗取り締まり等、近年の歌舞伎町は厳しい締め付けにさらされているが、この作品にはそうした変容ぶりも巧みに取り込まれている。

        そして、黒社会の構図もドラスティックに変わり、劉健一はすでに過去の人と化しているのだ。

        物語は、韓豪殺しの犯人捜しに駆り出された武の必死の調査行が軸になるが、情報収集のため劉健一に頼らざるを得なくなることから、裏でさらなるストーリーも展開していくことになる。

        その過程で武は、中国に残してきた恋人の小文との再会を果たすが、後半、彼女をめぐる拉致活劇を契機に、二重構造を巧みに反転させていく。
        ストーリーテラーとしての著者・馳星周の成熟ぶりが窺えますね。

        興味深いのは、韓豪殺しの謎をめぐる表のストーリーに、古典ハードボイルド的な争奪戦趣向が凝らされていることだ。
        前の二作と比べても、前半はノワールというより私立探偵小説のタッチに近いものがあると思う。

        そして、後半に浮かび上がる裏の趣向についても、以後、脱ノワールに向かう著者の方向性を示していて、実に興味深いものがありますね。

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        2018/10/31 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      波打ち際の蛍

      島本理生

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 2 5 の最後が印象的だったかなと

        印象的っていうか好きな部分(?)

        正直しっくりこなかったなと感じた

        でもわたしも蛍みたいな人がいたら惹かれるんだろうなと思ったけどさとるも好きだなと思った

        さとるや紗衣子みたいにはっきりとした意見があってそれを迷わず伝えられる人って尊敬する

        もしさとるが従兄弟じゃなかったら麻由はどうなってたのかって思った

        うまく言えないけど蛍はずるいなって思った
        だけどキライにはなれない。だからずるいのかな
        >> 続きを読む

        2015/11/21 by ___

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      カラスの親指

      道尾秀介

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      6.0
      いいね!
      • 素晴らしい!! メチャクチャ面白い!!
        全てが美しく、キチンと落ち着き、なんて
        楽しい気分で終わるストーリーなんだろう。凄い!

        タイトルにもなっている「指」のエピソードには
        泣かさせるし、会話のいたるところではニヤニヤ
        させらるし...。最高の一冊。

        コンゲームものになくてはならい最後の
        ドンでん返しがここまで切れ味よく、爽快なものって
        滅多にないよね。
        >> 続きを読む

        2013/04/06 by za_zo_ya

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      ラジ&ピース

      絲山 秋子

      3.0
      いいね!
      • FMラジオ局でパーソナリティーを務める主人公。
        32歳という妙齢女性でありながら、自分のセンス・容姿の醜さを持て余し、いつ他人に攻撃され嘲笑されるのか、どうすればその前に身をかわすことが出来るか、警戒していた。
        唯一彼女が自由になれるのは、仕事場であるスタジオの中。
        ここでは、彼女は熱帯魚のように、優雅に動き回ることが出来る。
        そんな彼女は、感情丸出であっけらかんとした女性医師と居酒屋で出会い、彼女の意に反して、徐々に友達らしい付き合いが始まる。
        それをきっかけに、彼女の周りにがっちり固められていた壁が取り除かれていく。。

        おそらく、彼女は彼女が思っているほど醜くくもない。
        自分を激しく嫌っているが、きっと、真面目で考えすぎるお利口さんだからじゃないか。
        他人と深くかかわらず、そつなくやり過ごしていると思っていても、心のどこかにある虚無感。
        そんな、誰にでも潜んでいる負の部分を、よく表している作品だと思った。
        >> 続きを読む

        2016/06/16 by shizuka8

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

      広江礼威 , 虚淵玄

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 銃弾が飛び交うアクション漫画です。
        しょっちゅう人が逝ってますし、血も弾丸も飛び交ってますが直接的なグロはほとんどなく、気軽(?)に読めます。
        登場するキャラクターも、生きてるって感じがします。
        何か一つ信念を持ち、邪魔な奴には容赦をしない様は見ることに熱中させられます。登場人物が死んでも納得というか、運がなかったというか、、、、こちらの不満なくコトが進むので、気に入ってます。

        ただ、新刊出るのすごい遅いんですよねぇ・・・
        年1冊でもいいから出してほしいです。。。
        >> 続きを読む

        2015/05/07 by おねぱん

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      虚空の旅人

      上橋菜穂子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! niwashi
      • 2018/6 5冊目(通算94冊目)。チャグム皇子が主人公の外伝。ただ、外伝とはいえ、今後の物語の方向性がこの巻で定まった感がする。バルサたちが出てこなくても、読んでいてすごく面白かった。今後、この世界規模で何か大きな事件が起こりそうな予感がするが、それまでのチャグム皇子やシュガ、バルサたちの活躍がどう語られるかとても読むのが楽しみになってきた。続きも読んでいきたいと思う。 >> 続きを読む

        2018/06/11 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      武士道セブンティーン

      誉田哲也

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 高校二年生に進級し、別々の高校で剣道に打ち込むことになった二人の主人公。
        自分達の剣道、武士道を模索するようになる。

        武士道というのは難しいものだと思う。武士というものが存在しない現代において、武士道をみつけるのは容易ではないと思う。主人公の一人が物語の途中で、誰かのために行動することが武士道と考えるようになる。
        物語を通じて少しずつ、自分なりの答えをみつけつつある。
        これから彼女達はどのような答えをみつけだすのか非常に気になるw
        >> 続きを読む

        2016/02/26 by future

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      こころと脳の対話

      茂木健一郎 , 河合隼雄

      潮出版社
      5.0
      いいね!
      • 敬愛し尊敬するお二人の対談だけに、知的刺激に満ち溢れている。
        脳をいくら研究しても、こころには届かないだろうと思っているので、納得感が大きい。
        それに、茂木さんが、河合さんの前で、子どもみたいにはしゃいでいるように感じてしまうのが、とても好ましいと思う。
        自分は、箱庭をやったことがないので、一度やってみたいと思う。
        そ、その一方で、多少の怖さもあるのは本音。
        自分の気づかない自分が、そこにいるんだろう。
        しかし、河合さんの臨床経験からくるお話は深くて、発展性も大いにあると思う。
        >> 続きを読む

        2015/06/05 by けんとまん

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      下北サンデーズ

      石田衣良

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • IWGP, アキハバラ@DEEP同様東京の街を舞台にした石田衣良作品。

        下北沢の小劇団を舞台にした少女のサクセスストーリーが描かれている。
        上戸彩主演でドラマ化されたのでタイトルだけはご存知の人も多いはず。
        (ドラマは視聴率低迷のため1話短縮で打ち切りの憂き目にあっている)

        小劇団の関係者が主要な登場人物なので一癖あるキャラクターが面白く展開もテンポよく読みやすい。判り易くて清々しい結末。

        個人的には石田氏得意の社会派ネタが入っていない作品は読み応えが欠けるので評価低めだが、お手軽で爽やかなハッピーエンドの青春小説が読みたい気分の時にはピッタリ。
        >> 続きを読む

        2013/04/02 by ybook

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      名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

      鈴木康行

      日本経済新聞出版社
      カテゴリー:広告、宣伝
      3.0
      いいね!
      • コピーライターってのは、斬新なキャッチフレーズを作る一言芸人。だと思っていました。当時はね。
        広告文化が注目され、それまで聞いたことが無かったコピーライターという職業が突然時代の最先端に飛び出して、糸井さんなんて方が細野一臣さんやら日比野克彦さんなんかと肩を並べて文化人のトップの顔になっていて…。
        私が就職を考えていたのはまさにその時代。
        本書の著者はコピーライター養成学校の先生です。

        この本はタイトルで期待するようなノウハウ本ではありませんでした。
        文章を書くテクニックや訓練について知りたいなら「第6部☆勉強の方法」だけ読めばよく、むしろ読み物として楽しむタイプの本でしたが、文を書く「行為」についての考えには共感できる部分が多々ありました。

        広告文を作る仕事とは広告主の言葉や思いを代弁する技術を売る商売です。
        派手なキャッチコピーよりも、その下に続くボディコピー、つまり製品説明やサービスの紹介や企業理念や社会へのメッセージなどを読んでもらわなくては意味がない。むしろその部分にこそ、ライターの工夫と人間性が出るのです。まさに文章を書く商売なのです。

        それを理解した上で、名文コピーを味わう時、そこには作家の名文にも似たものが感じられるのでした。

        それは「人に読まれるための文」だからです。

        広告文は万人に共感を与えるのが目的なのですから、自己満足や奇抜なアイディアだけではだめ。広い視野と平衡感覚は不可欠です。
        そこが素人や一部の作家とは異なる立ち位置になる訳です。

        と書きましたが、そもそも人に読まれないことを前提とした「文」はないです。
        自分のためのメモや日記だって自分という読者がいるのです。
        そしてそんなことなら、今ここで教えてもらわなくてもずっと昔に教えてくれた人がいました。

        それはアンネ・フランクです。

        彼女の日記がなぜベストセラーになったのか。わかりますか?
        それは彼女が非業の死を遂げたから?

        違います。

        彼女は日記を読む読者を想定して日記を書いていたのです。
        「キティ」という親友に宛てたという想定でお手紙の様に日記を記していたのです。 『アンネの日記』はほぼ毎回「親愛なるキティーへ」という言葉から始まります。
        あたかもキティが自分であるかのように思えてきます。
        だから彼女の日記は読めば思いが伝わり、意味をなし、感情移入もできる、物語のように感じられるのです。

        (私もマネしてみたのですが、日記を書くという行為が続けられず、数日で諦めたという過去があります)

        このレビューもそうですよね。
        最初は自分のメモ代わりにと思っていましたが今は違います。読んで下さる方を想定して書くことにしています。
        コメントをお寄せいただくことで生まれるつながりが、本当に嬉しくてたまりません。
        この読書ログは、参加される方のレスポンスが高くて、書いたレビューが文章としての役割を果たせたことが確認できる、非常に優れたSNSになっています。

        文を通して人と繋がるのは何て楽しいのでしょう。
        ちょっとだけコピーライターの気持ちが分かった気がします。


        「難しく考えずに、文章は、モノか、コトか、ココロの説明文だと思いましょう。」
        「あらゆる言葉、あらゆる日本の文字を駆使しましょう。」
        「書き直しなさい。文章を書くとは、書き直すことです。」

        名コピーライターの足元にも及びませんが、伝えたいことがあるから真剣に書く。読みやすい工夫をする。という心がけがあればいいと考えることにしましょう。

        この楽しみが長く続けられたらいいなと思いつつ。


        広告文として最高だと思えたコピーをご紹介しておきます。作者は児島令子さん。

        死ぬのが恐いから

        飼わないなんて、

        言わないで欲しい。

        おうちを汚すから飼わないというなら、
        犬はお行儀を身につけることができる。
        留守がちだから飼わないというなら、
        犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力する
        かもしれない。貧乏だから飼わないというなら、
        犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

        だけど・・・死ぬのがこわいからといわれたら、
        犬はもうお手上げだ。すべての犬は永遠じゃない。
        いつかはいなくなる。でもそれまでは、
        すごく生きている。すごく生きているよ。
        たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
        飼い主たちは、大変であつくるしくって、
        幸せな時間を共有してるはず。

        飼いたいけど飼わないという人がいたら、
        伝えて欲しい。犬たちは、
        あなたを悲しませるためにやっては来ない。
        あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。
        どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
        預かってみるのは、人に与えられた、
        素朴であって高尚な楽しみでありますよと。

         朝日新聞 2004.2.28 掲載(NPF 日本ペットフード 広告)
        >> 続きを読む

        2016/04/15 by 月うさぎ

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      可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家60軒

      ビーチテラス , 黒崎敏

      二見書房
      カテゴリー:住宅建築
      4.0
      いいね!
      • 会社の建築系部署の人から、「可笑しな家」「可笑しな小屋」「可笑しなホテル」シリーズを借りてみた。

        奇妙奇天烈な家々。
        モニョモニョと大地から生えて来たような花の帽子(屋根)をかぶった家、巨岩の隙間をつないで作った家、地中に埋まった家、浮島に浮かぶ家、木の皮を貼り付けて樹木そのものになっている家・・・。

        子供の頃のような「有り得ない」妄想力がメキメキして来る。
        隠れ家?秘密基地?大人には見えない何かが見える。

        でも、現実にそれを作っちゃう人が居るのだねぇ。
        どんな風に生活するんだろう?なんて考えちゃいけない。
        単純に忘れかけてたワクワク野を刺激するつもりで。
        >> 続きを読む

        2015/12/23 by FUKUchan

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      「お金を稼ぐ!」勉強法

      藤井孝一

      3.5
      いいね!
      • 読書や勉強を通じて、お金を稼ぐにはどうすれば良いか。について書かれています。

        基本は、いかに「アウトプット」を出すかにかかっています。
        そのための勉強法は、
        □ 関連がない勉強をするくらいなら、他にもっとやることがあるはずです。
        □ 勉強は学んだら使い、使いながら学ぶのが鉄則です。

        それでは勉強するにはどうすれば良いのか
        □ 勉強は「意思」に頼るな、「習慣化」せよ
        □ もし「3週間すらできない」と思うなら、それはもうやる意思がない
        □ 何事も3年続ければ、それなりに専門家になれます
        と言っています。


        その勉強を継続するには、
        □ モチベーションを保つ秘訣は、目標をブレークダウンしておくことです
        □ 小さな目標をいくつか作って、月に1回ぐらい達成感を味わえる

        さいごに、
        □できるだけたくさんの「ありがとう」の言葉を集めてください。そうすれば、後からお金は必ずついてきます。 実は、これこそが、「稼ぐ勉強法」の極意なのです。
        人に喜ばれるアウトプットがあって、後からお金が付いてくるということですね。

        >> 続きを読む

        2017/12/09 by Minam

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      だるまさんの

      加岳井広

      ブロンズ新社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 低月齢からでも楽しめる絵本。
        一緒にだるまさんの…と言いながら読めるといいなと思った。 >> 続きを読む

        2015/09/06 by manahono

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています

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