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2008年10月発行の書籍

人気の作品

      凍りのくじら

      辻村深月

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 再読。

        主人公理帆子は、周りの人間を「頭が悪い」と判断して、「合わせてあげている」というような人物。
        読書量はその人の頭の良さと比例する、など、まぁ気持ちいいぐらいの生意気さ。

        各章が藤子・F・不二雄氏作、ドラえもんのひみつ道具がタイトルになっている。話も読めば納得の内容。

        また、藤子・F・不二雄氏の言う「SF=少し・不思議」というものに対し、理帆子は人に対して少し・ナントカと当てはめるのが好き。

        だが、全体を通して、わざわざドラえもんのひみつ道具を持ち出す必要があったのかは、理由がSF(少し・不明)
        理帆子の元彼若尾をあそこまで追い詰められている人格にしたのもSF。
        母が亡くなったり、郁也の登場もSF。
        理帆子が郁也にあそこまで心を揺さぶられるのもSF。
        所々急にくじらを出すのもSF。

        せっかく理帆子のキャラが良かったので、読後感のいいストーリーにしてほしかったな。

        こういうストーリーなら、もっと違う人格でも良かったような。

        ドラえもんのひみつ道具を題材にする、という奇抜な発想なら、せめてドラえもんという作品がもつ独特な雰囲気を無視しないでほしかった。
        >> 続きを読む

        2018/10/14 by 豚の確認

      • コメント 2件
    • 他27人がレビュー登録、 95人が本棚登録しています
      さがしもの

      角田光代

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! linarosa
      • 角田さんの本大好き度がしみじみと伝わってくる9つの物語。人はどうして本を読みたくなるのだろうか?

        本書には同著『私たちには物語がある』(小学館文庫)と同じく、読書の魅力と魔力がたっぷりと説かれていた。

        人は恋するように本との出会にときめき、戸惑い、高揚し、心を踊らせながら今日もまた、新たなページ(世界)を開く。
        >> 続きを読む

        2017/05/08 by まきたろう

    • 他7人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      妖怪アパートの幽雅な日常

      香月日輪

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 2018/3 16冊目(通算47冊目)。アニメ化された作品であり、どのような物語なのか気になったのが動機。幽霊アパートに住み、騒動に巻き込まれる話を想像していたが、割と真面目な雰囲気で話が進むので驚いた。とは言っても、読んでいて同意できるようなことが多かった。人と人とがコミュニケーションをとることが大切なのだと主人公の夕士は妖怪アパートに住むことで気が付くが、まさにその通りだと思う。ともかくラストでまた妖怪アパートに住むことになった夕士。どんな出来事が待っているのだろう。引き続き読んでいきたいと思う。

        >> 続きを読む

        2018/03/24 by おにけん

    • 他4人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

      森下典子

      新潮社
      カテゴリー:茶道
      3.6
      いいね!
      • お茶の世界がこんなにも奥が深いものだとは知りませんでした。
        学生時代の授業で茶道が5回ほどあり、お手前のための初歩的な作法を学びましたが、私がやっていたのは、単なる動作マニュアルを覚えただけ。

        著者が母親からの一言で茶道を始めて、著者は何度やってもすぐ作法を間違えたり忘れたりし、その度に、なぜ続けるのだろう、私だったらとっくに辞めるのに。という思いが何度も何度も浮かんできました。
        それが、なぜか、著者は続けること数年。そして数十年。

        お茶を飲むこと、作法が茶道の目的だと思っていた私は、ある日からの著者のお茶の世界における一つ一つの気づきにグイッと心を揺さぶられるようなショックを受けました。
        そうなんだ、お茶の世界は、日本の美が凝縮されているのだ、と。
        掛け軸、花、茶器など目に見えるものから、果てには、その時に耳にする自然の音さえも。

        こんなにも普段見逃しがちな小さな、何でもないようなものにまで心を寄せ、感じ、愛でることができる日本人は、なんて豊かなのでしょう。
        相手を思い、最小限のもので、色んなものを慈しむ心をもつ。
        茶室の小さな空間の中に、大きな宇宙のような、壮大な世界観を垣間見ることができました。

        映画では、この世界観を果たして表現しきれたのだろうか。
        言葉ではなく、心で感じ取るこの世界を。
        >> 続きを読む

        2019/05/23 by taiaka45

    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      シャイロックの子供たち

      池井戸潤

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      •  池井戸 潤 氏の銀行ものです。
        なんの前情報もなく読み始めたら
        短編集なのかなと思ったのですが、
        あぁ短編連作だったんだぁ と読みすすむうちに
        いやいや実は最初から巧妙に組み上げられた
        ひとつの物語だったんだ! と気付かされ、
        う~ん と唸らされました。
         
         とあるエピソードの部分では 
        主役格の人物が誰であるのかわからないよう
        「男」として描かれ、
        ある程度 物語がすすんだ段階で
        それが誰であったかが読者に明かされるとともに
        さまざまな要素がつながって より深く全体像が見えてくる
        という技が使われており、
        個人的にはそんな部分にもかなりしびれました(笑)

         また、ひとりの人間にはいくつもの顔があり
        どういう視点から見るかでまったく異なった姿がある
        ということを何人ものキャラで描ききる筆力は流石だと思います。

         「シャイロックの子供たち」というタイトルも
        皮肉が利いていますね。
        ちなみにシャイロックというのは
        シェークスピアの喜劇『ベニスの商人』に登場する
        強欲非道な金貸しのことだそうです。
         
         池井戸作品がお好きな方はもちろん、
        そうでない方も十分楽しませてくれる一冊だと思います。
        >> 続きを読む

        2018/03/25 by kengo

    • 他4人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      七つの海を照らす星

      七河迦南

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 児童養護施設の七海学園教師の春菜は学園に伝わる七つの不思議に出くわしていく。

        日常の謎を1章ごとに完結させていく連作集。

        問題が提示されその中に伏線があり、最後は海王さんの力を借りて結論を出していく。
        そのミステリは性別だったり誤認だったりといった割とオーソドックスなもの。

        しかし最後の7章でこれまでをひっくり返す推論を出してくる。
        別に驚くほどではないが、すべてはこの最後のためという展開。
        この構成は確かに新人らしからぬ見せ所だが、続編もあるらしく見てみたい。
        >> 続きを読む

        2019/05/28 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      チェーン・ポイズン

      本多孝好

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 一年後に自殺するために生きる。その心情がよく表現されている。
        3つの自殺に懐疑心を抱き真相を探る記者。その真相は最後の最後で読者をあっと思わせるうまい作りとなっています。
        ただハラハラもドキドキもしない、淡々としすぎているのが個人的にふまんだけど読後感に救われる。
        >> 続きを読む

        2015/11/30 by がーでぶー

    • 他3人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      儚い羊たちの祝宴 the babel club chronicle

      米澤穂信

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! ooitee
      • お嬢様しか通えない読書サークル、バベルの会。
        そこに集う女性たちの日常を描く連作ミステリ。

        そしてこの作品は最後の一行にこだわった作り。
        それこそが状況を逆転させるようなものだったり、どん底に突き落とすような絶望を味わわせる。

        一番印象なのが「身内に不幸がありまして」
        このタイトルこそが一番のサプライズのようだが、確かに使いどころの危うさは秘められている。

        この1話だけで危うい中身というのは充分認識できるし、哀しみのように見せておいて心の中では喜びを噛みしめている。

        ミステリながらもホラーの雰囲気は米澤さんらしい。
        >> 続きを読む

        2018/10/08 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      「脳にいいこと」だけをやりなさい!

      ShimoffMarci , 茂木健一郎

      三笠書房
      3.8
      いいね!
      • 人生をもっと幸せに生きるための考え方がかかれているように感じました。
        自分は人と比べたら楽観的で、あまり辛い思いをせずに生きていますが、そうなるための考え方や方法など、自分が実践してきたことと重なる点がいくつもありました。

        この本にかかれたことを一つや二つやってみるだけでも、人生幸せに、そして辛い思いをする機会を減らせると思います。

        『幸せを感じることが少ないなぁ』と思う人に是非読んでみて欲しい一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/09/08 by kzkzk

    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      退出ゲーム

      初野晴

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • ちょっと気になっていたシリーズを読み始め〜。
        この学校はアホの子ばっかりね!
        (穂村さんはどうか思うか知らないけど褒め言葉ですw)
        日常の謎系にちょっとシリアスなのもありなかなか。
        ハルタだけでなく草壁先生がいるっていうのがアクセントね。
        物語冒頭の穂村さんの自己紹介が好きw
        >> 続きを読む

        2016/01/10 by 降りる人

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      オリンピックの身代金

      奥田英朗

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 長いです。でも、読んでくうちにどんどん引き込まれていく感覚です。視点が変わりながら話が進んでいきますが、戦後当時の混乱や物悲しさ、都会の中心が見た目だけ復興していく感覚があまりにリアルで悲しくて、途中から感情が穏やかには読めませんでした。読み応えありです! >> 続きを読む

        2017/06/20 by kantoheiya

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      罪と罰

      亀山郁夫 , フョードル・ドストエフスキー

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! Tukiwami
      • 本書は1865年夏、当時のロシアの首都サンクトペテルブルグが舞台となっています。
        農奴解放前夜1850年代末~60年代半ばにかけて首都ペテルブルグの犯罪率は高まり、一大犯罪都市のごとき観を呈していたらしい。
        巻末ではモデルとなった事件がいくつか紹介されています。

        主人公・ラスコーリニコフが罪を犯し、その後の精神状態が詳細に描かれています。
        熱に浮かされ、鬱屈とした日々。
        貧困にも関わらず、お金を大切にしないところも異常をきたしているからでしょうか。
        そして犯罪者心理としては、殺害現場に戻ってしまうのですね。
        彼の罪が表沙汰になってしまうと、母とこれから結婚する妹はどうなってしまうんだとハラハラしながら読んでいました。
        いまいち殺人の動機がよくわからず、ラスコーリニコフに感情移入することができません。
        『ひとつの命とひきかえに、何千もの命を救える』と作品紹介に書かれていますが、
        本当にこのような目的があっての殺人だったのか。それともただの妄想なのか。

        「白痴」とは違い、ドストエフスキーの思想が多く入り込んでいないので、ストーリーを追えばいい分読みやすく感じました。
        ラスコーリニコフが最終的にどのような選択をするのかが楽しみです。
        私は罪の意識に苛まれ、自首すると思っています。
        もちろんそれだけでは終わらないのでしょうけど。
        >> 続きを読む

        2017/09/20 by あすか

      • コメント 8件
    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      Cの福音

      楡周平

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 父の転勤に伴い渡米し、フィラデルフィアのミリタリースクールで聡明な頭脳と強靱な肉体を造り上げた朝倉恭介。
        その彼を悲劇が見舞う。
        航空機事故で両親が他界したのだ。さ
        らに正当防衛で暴漢二人を殺害。
        以来、恭介は、全身全霊を賭して「悪」の世界で生きていくことを決意する。
        彼が創出したのは、コンピューター・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。

        楡周平さんのデビュー作です。
        巻末をみると、どうやら本作の主人公・朝倉恭介を主人公もしくは関わらせた作品6作がシリーズとしてあるということです。
        最後までお付き合いできるかわかりませんが、次作の『猛禽の宴』は読もうと思いました。
        2005年に宝島社さんから文庫化されたものを、2008年に角川書店が再度、文庫化したものです。
        ですから、単行本として出版されたのは2005年より1年以上以前のことだろうと推察されます。

        ハードボイルドの主人公としての条件をすべて兼ね備えている朝倉恭介、兼ね備え過ぎていて気味が悪いほど。
        資質は超級、教育は熱心な両親からたたき込まれ、敢えて青春時代を厳しい環境におかれた青年です。
        アメリカのエリート大在学中に両親を飛行機事故で亡くし、その後はひたすら自分を鍛え上げ、文武両道、まさしく人間凶器と化した恭介には正義にゆくか、ひたすら悪の道をゆくか、大きく二つの選択肢を選ぶことができました。
        そして選び取った選択肢、それは安定とは程遠い、生きているという実感を得られるアウトローの途でした。
        大学在学中に得たコネクションを活かし、東京への薬物の密輸ルートを開拓、自らオペレーションを始める恭介。
        いちどの密輸で得られる巨額の利益。
        しかし恭介の興味は利益にはなく、ただひたすら、その利益を生むシステムの構築と運用にありました。
        ファミリーの信頼を勝ち取り、徐々に組織内での地位も上がってゆく恭介でしたが、慢心ならぬ細心すぎた故に、思わぬ落とし穴にはまりこむのでした。

        これ以上ないと言っていいほど、「悪」のエリートとしての条件を兼ね備えた朝倉恭介。
        こんな奴はいない、ここまでの英才教育を受け、結果を残している者ならば少なくとも悪の道には走らない、悪事を働くにしても陽の当たる道の途上であくまで合法的に行う…という感想はあまりにも現実過ぎていて面白味がありません。
        こんなにも優れた人材が、刹那的な、悪の道に走ることを描くからこそのフィクション、エンタテインメントです。
        知性溢れた頭脳が創り上げたコカインの密輸方法は大胆不敵、かつ巧妙です。
        薬物についてや、密輸について、たいへん勉強になりました。

        日本とアメリカで成長期を過ごした恭介が、日本社会を客観視して、それに全く染まらないというのも興味深かったです。
        日本とアメリカ、どちらかを選ぶとき、きっとどちらをも経験した者ならアメリカを選ぶのでしょう。
        東京が薬物に汚染されても、中国系か台湾系かわかりませんが、大陸マフィアがのしてきても関係ないのでしょう。

        愛国心というものをもった日本人が存在するのか。
        本作はそんな問いをも投げかけているような気がします。
        >> 続きを読む

        2015/03/19 by 課長代理

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      螺鈿迷宮

      海堂尊

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • 「死者の言葉に耳を傾けないと、医療は傲慢になる」


        幼馴染である新聞記者・別宮葉子から碧翠院桜宮病院で連続する不審死の正体を暴くためスパイとして潜入捜査を依頼された東城大学医学部生の天馬大吉のお話
        桜宮の最先端治療を結集した東城大学医学部付属病院とその下請けとも言うべき終末期医療と死亡時医学検索を受け持つ碧翠院桜宮病院
        この病院間で起きる桜宮医療界の光と影

        この作品は田口・白鳥シリーズ(バチスタシリーズ)と対を成す物語で、以後、最終巻の『ケルベロスの肖像』『輝天炎上』で重要なエピソードとして用いられる物語である

        田口・白鳥シリーズと比べてみてもミステリー色が強い方かな
        事件の真実に繋がる伏線が随所に隠されていたりして
        過去の事故と事件・・・・・
        これはビックリ!!
        ロジカル・モンスターこと、厚生労働省医政中立第三者機関医療事故調査委員会設置推進準備室室長・白鳥圭輔と碧翠院桜宮病院の医院長・桜宮巖雄の対決
        これも見もの!!

        ただ・・・・終末期医療の問題点を定義しながらそれ自体をミステリーとして仕上げた・・・・
        ちょっとお話にのめり込めなかったかなー

        ・・・・・「本当に、詰めが甘いんだから」・・・・・

        そして、物語は、『ケルベロスの肖像』へ続く・・・・・・
        http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-265.html
        >> 続きを読む

        2013/04/14 by momokeita

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      あげくの果て

      曽根 圭介

      4.0
      いいね!
      • 装丁だけでもホラー作品と分かりそうだが、ホラーというよりはブラックな後味を残す3つの作品群という感じ。

        「熱帯夜」
        借金を抱える夫婦の元へ借金取りが脅迫をかける。
        そこにたまたまいた僕。
        夫が実家に金の工面を求めるため向かい、妻と僕と借金取りが残る。

        車パートと家のパート交互に描いていき、実はこうでしたと明かす構成。
        ほぼ全員にブラックな結末が待っているというのは笑える。

        表題作は高齢化社会に厳しい是非を問いかける中身。
        召集されるだとかヤバ目の内容で進んでいき、実は繋がりがあったということ。

        1作目はそんなに感じなかったけど、こういう作風だと他作品も見たくなる。
        >> 続きを読む

        2019/06/27 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      ロードムービー

      辻村深月

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 家出
        友達
        いじめ
        児童会長
        大人っぽい
        影響力のある子供



        最初のお話で二人とも男の子だと思っていた。
        名前や、性格、志の高さ、家出をする勇気などで
        きっとこの子は男の子だろうと思いながら話を進めていました。
        雰囲気や、イメージで捉えてしまうことが多いので
        はっとさせられました。
        >> 続きを読む

        2015/12/04 by -water-

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      孤虫症

      真梨幸子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • セックス依存症の主婦と彼女が原因で巻き起こる一連の怪死に関するミステリー。

        この文章は誰の視点なのかというのがわからず、途中で違和感が生じて何度か読み返し、わかりたいと思うくらい面白かった。
        どこがフィクションでどこが実在するものなのかわからず、途中恐怖を感じる部分が多かった。
        推理パートが短く感じたが、余韻が残るというか、これはこれで本全体の雰囲気にもあっていると思ったのでありだと思う。
        小さなすれ違いが重なることで取り返しがつかなくなる感じが非常によかった。
        読み終わってもう一度読み直したいと思ったが、愉快な(明るい)話ではないのでとりあえずほかの作品を読みます。
        >> 続きを読む

        2018/10/01 by tnp

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      赤い手袋の奇跡 サラの歌 (The red gloves series)

      カレン・キングズベリー

      4.0
      いいね!
      •  赤い手袋の奇跡 3部作の3作目。
        3作品の中では最もクリスマス的です。
        キリスト教文化圏では本当にクリスマスは
        とても特別な日なんですね。
         
         若き日に自分の才能を信じて挑戦と冒険をし
        手痛い失敗もしたけれど、
        とても大切なことを実体験として学んだサラ。
          
         年老いて幸せな人生に幕を下ろそうとしている冬、
        最後のクリスマスに伝える彼女のストーリーが
        葛藤をかかえている一人の介護士に奇跡を届ける・・・。
         
         3作品の中では一番キリスト教色が強いかもしれませんが、
        宗教が嫌いな方でも十分楽しめる内容だと思います。
        最後の方ではしっかり涙をもらいました。
        やはりクリスマスシーズンに読むと
        より物語の世界に入りやすいかもしれないですね。
         
         やさしい気持ちになりたい方、
        上手くいかないことをかかえている方、
        いろんなことをつい人のせいにしてしまう方
        などにおすすめです。
        >> 続きを読む

        2015/02/05 by kengo

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ママはテンパリスト

      東村アキコ

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.7
      いいね!
      • 笑える育児物の決定版!

        ごっちゃんの突き抜けたキャラと、それに本気で対応する「ママ」のやりとりがほんとに笑えて、育児で疲れたときの息抜きにちょうどよかったです。

        いわゆるHowto育児的な内容はまったくないけど、鬼をつかったエピソードなど、ためになりそうな話はたくさんあります。

        ママじゃない人にもおすすめしたい一冊です。
        >> 続きを読む

        2014/06/05 by miya_chan

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      世界の終わりと夜明け前

      浅野いにお

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      •  浅野いにお短編集。

         作品の登場人物のほとんどが、どうしようもない現実、絶望ってほどでもないけれど、なんとなく先の見えない不安を抱えています。そして、彼らは自分の問題をなんとかしたり、しなかったり、それぞれの道を歩みます。

         人生は案外捨てたもんじゃないとか、心の持ち方で世界は変わるとか、そういうテーマは一見陳腐でかつチープかもしれません。でも、本作ではそんな陳腐さを否定することなく、その上で上手く描かれていました。

         一見ありがちに見えながら、独特の魅力を持った作品だと思います。

         彼らが問題にどういう風に接しようが容赦なくページは進んでいきます。きっと日常で抱える個人的な問題の多くには解決する義務はなくて、それへの接し方も自由でいいんじゃないか、と思いました。

        「日曜、午後、六時半。」が一番良かったです。○○エさんのオマージュです。
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        2015/02/16 by あさ・くら

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