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三浦しをん
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少し前に読み終わっていた。遅ればせながら、備忘録。まず思いっきり設定が東京の町田で笑った。生活圏が近かったので、設定された場所がどこだか手に取るようわかる。特に謎の趣味の喫茶店は、まさにその通り(笑)逆を言えば、町田という街を知らない人が読んだら、どう受け取っているのだろうか。直木賞受賞作品だし、真っ新な気持ちで読んでみたかった気もする。 >> 続きを読む
2019/12/29 by 寺嶋文
万城目学
設定を愉しむ、バカバカしさ満載、な青春小説。まきめさんの本を読んだ後の独特な感覚に興味があり、知ってみたいので、時間が出来たら読んでみます。 >> 続きを読む
2019/01/12 by 月岩水
福沢諭吉 , 齋藤孝
流石!と思った。現代にも通じるものが、山のように散りばめられている。これまで、読もうとすることもなかったが、思い切って読んでみた。1回やそこらではなく、何度も読み返すべきものがここにあると思う。基本的なスタンスがとても素晴らしいのだ。だから、今にも通じるし、今後にも通じる。できるだけ、多くの人が読んでほしい! >> 続きを読む
2015/06/24 by けんとまん
石田衣良
石田衣良さんのストーリー構成はすんなり読めます。ちゃんとオチがあると言うか。終わり方はほっこりしました。主人公は脱サラ40歳、周りにも様々な40歳が居て、栄光や挫折を一緒に超えています。40歳、何してるか心配になりましたが希望を持ちたいです笑 >> 続きを読む
2015/10/20 by Beausoleil
井上夢人
この本も、私が何度も読み返しているお気に入りの小説です。テレビ番組の人気コーナーに出演する霊導師・能城あやこ。霊視によって相談者の悩みを言い当て、さらにその先の真実を探り当てる。百発百中の素晴らしい霊視の力を持っていると言われている彼女だが、実際は彼女のバックについている最高の調査チームが相談者の全てを調査してた。能城あやこの演技力と調査チームの捜査能力が合わさって、相談者本人も知らない真実を探り当てていきます。彼女達の行っている行為は詐欺ではありますが、その詐欺によって多くの人が救われる。最後に記者の奥さんが言った言葉が印象的でした。「それで、どこに被害者がいるの?」やり方は正しくはないし、犯罪行為ではありますが、それでもそうしないと解決できない真実もたくさんありますよね。彼女達の活躍をもう一度読んでみたいですね。 >> 続きを読む
2015/12/19 by oyu
樋口有介
秩父の田舎街で起きたバラバラ殺人事件。真相のカギは、ピースサイン。ミステリーというにはちょっと苦しいかなあ?と思います。とりあえず、投げっぱなしの伏線が多すぎる。ここは、『僕と僕らの夏』でもあったことなので残念。でも、登場人物の細かい心理、秩父の田舎街の描写はさすがだと思いました。 >> 続きを読む
2016/05/03 by UNI
小川洋子
【チェック・メイト!】 とっても面白かった! 本作はチェスの名手を主人公としたチェスにまつわるお話なんですが、設定や仕掛けが大変面白い上、小川さん一流のやさしさや細やかさに溢れていて大好きな作品です。 子供の頃からあまり友達がいなかった主人公は、ある時、学校のプールに浮かんでいた水死体を発見してしまいます。 そのこともあって一層みんなから敬遠されるようになるのですが、その水死体はバスの運転手だったと聞き、そのバス会社の社員寮に行ってみます。 そうしたところ、社員寮の庭には古いバスが置いてあるではないですか。 不思議に思って中を覗いたら、大層でっぷりとした男性がそこに住んでいました。 この男性と友達になり、チェスを教えてもらうのですね。 そこから、彼のチェス人生が始まるという物語。 彼には作中でも名前が与えられておらず、そのチェスの指し手が美しいことから、チェスの詩人とうたわれた名人アリョーヒンの名前で呼ばれるようになります。「リトル・アリョーヒン」と。 彼は、チェスを覚えて間もなくしてから、考える時にはチェス・テーブルの下に潜り込むようになります。 そこで、猫を抱きながら、相手が打つ駒の音から打った場所を知り、完全にブラインド・チェスで戦うようになります。 その方が集中できるようです。 これがタイトルの一部になっている「猫を抱く」ですね。 「象と泳ぐ」にも意味がありますが、それは読んでのお楽しみ。 作中、自動チェス人形が重要な役割で登場します。 ご存知ですか?このチェス人形。実際にあったんですよ。 ターバンを巻いたトルコ人の姿をしていて、チェス盤とつながった箱の上に上半身だけ乗っている人形。 この人形、考えることができるんです。人間とチェスの対局ができるんです。 当時は見せ物としてあちこちでチェスを指していたそうです。 箱のなかには歯車などの機械がぎっしり詰まっているという人形。 どうして、機械がチェスを指せるんだろう? 考えることができるんだろう?と、一大センセーションを巻き起こしたそうです。 ポオもこのチェス人形を取り上げた作品を書いています。「メルツェルの将棋指し」という作品ですが、ポオはこの作品の中で見事にこのからくりを暴いてるんですね。 本作ではリトル・アリョーヒンと彼の周りの素敵な人達が描かれています。 途中、涙が出そうになる場面も……(最近、涙腺弱いので、これでも泣いてしまいます)。 もう☆5つつけても良いのですが、一点だけどうしてもダメだった描写があるので半分減らします。 それは、リトル・アリョーヒンは生まれた時から唇がふさがっていたため、出産直後に手術をして唇を開けたんですが、その際に脛の皮膚を移植したため、大きくなったら唇にすね毛が生えるようになったという部分。 この唇スネ毛の描写が結構繰り返し出てくるんですよ。 しかも、結構もじゃっと生えているような描写なのですが、これだけは生理的にダメでした。 そういう設定にする必用があったのかしら? 別に唇からスネ毛が生えなくてもいいじゃないのといまだに思っています(大体、そんなことあるの?と思うし)。 それ以外は全く素晴らしい作品でした! >> 続きを読む
2021/02/21 by ef177
蛇蔵 , 海野凪子
wwwwwwwwwwwwwwwwww爆笑しながら読みました。あるあるですね。外国の方と一緒にいると、今まで気にしなかった日本語のあれこれが浮かんできて、発見もたくさんですね!そういえば部屋に入るやいなや「火ぃつけて!」と叫んだ韓国人の友人がいて最初ぎょっとしたけど、韓国語の「火」と「明かり」が同じだというのを思い出して納得しました。日常茶飯事ですねこういうことは(笑)。 >> 続きを読む
2020/11/14 by Moffy
あさのあつこ
『バッテリー』の総集編というか、最終巻のその先のお話。 試合や巧と豪のその後についても書かれてあってこの一冊を通してようやくストーリーが落ち着いた感じ。 「瑞垣俊二」というキャラクターの目を通して語られている分、このキャラについてもより深く分かった気がした。 『バッテリー』で初登場した時はなんて存在感が強烈な人物なんだと思ったが、読み進めるに連れて「ああ、この人は繊細過ぎる故に苦しんでいるんだ」と悟る。 子供の頃から、周りの子よりもずっとこの世の中をじっくりと細かく見てきたのだろう。 いや。 「見えて」これたのだろう。 意図的にでなくても、そういう気質の故どうしても感じ過ぎているのかもしれない。 本人はそのせいでたくさん苦しんできたのだと思う。 が、そのおかげで仲間達の些細なことにも気付き、励ますことも出来たのだろう。 茶化したりしてしまうのも、きっと気持ちの整理が難しかったから。 どうしても色々考えすぎてしまうからなのだろう。 『バッテリー』シリーズの中で、一番野球に、情に、夢に翻弄されているキャラクターなのかもしれない。 >> 続きを読む
2020/08/02 by Moffy
『美丘』石田 衣良 この作家さんの本は、はじめて読んでみました 先日、いいともにこの人が出演していてちょっと興味を持ったので(^^ゞ 恋愛ものはあまり読まないのですが、読んでみたらなかなか良かったです この作家さんで有名なのは『池袋ウエスト?……』 借りた時図書館になかったので、今度あったら読んでみたいな(^o^) (当時のブログより)後にテレビドラマにもなりましたねそのドラマも、観ました >> 続きを読む
2016/02/25 by ゆ♪うこ
Le GuinUrsula K , 清水真砂子
映画のゲド戦記を見てから読んでます。文章だけだと内容が頭に入りづらい。先に最後の訳者あとがきを読んでから読み進めるべきだった。この物語の意味するところが書かれていて、それを念頭に置けば読みやすかったかも。 >> 続きを読む
2017/07/17 by aya5150
恩田陸
日英両国の文化の影響を受け、英国風のパブがある一方で、提灯行列や百物語が開催される奇妙な島国、V.ファー。そこにある聖地アナザー・ヒルには、毎年「ヒガン」と呼ばれる時期に、死者たちが生者と見分けがつかない姿で帰還し、生者と交流するという。文化人類学を専攻する日本の大学院生ジュンイチロウは、「ヒガン」の見学のためにアナザー・ヒルを訪れたが、そこで彼が目の当たりにしたのは、鳥居からぶら下がる惨死体だった。この恩田陸の「ネクロポリス」(上・下巻)は、山口雅也の「生ける屍の死」同様、死人が甦る特殊な設定を取り入れた"異世界ミステリ"だ。この種の設定の場合、何でもありに陥らないよう謎解きゲームとしての厳格なルールがあらかじめ用意されているものだが、この作品の場合は「帰還した死者は嘘をつかない」とか「精霊は必ず人間の嘘を見破る」といった前提条件が示され、それらを犯人がどうやって、かいくぐっているかという謎が読者に提示されるのだ。日英混淆の風習の描写や、登場人物たちの愛すべき奇人変人ぶりも愉しく、相当なヴォリュームながら読んでいて飽きないんですね。本格ミステリ路線の作品としては、恩田陸の最高傑作ではないかと思いますね。 >> 続きを読む
2018/10/26 by dreamer
道尾秀介
Sの名に代表される恐怖を描く6篇の短編集。設定が違ったり、年代が違ったりするのだが、ラストの落とし処は恐怖だったり無常だっりという風に変えている。「ケモノ」刑務所で見つかったメッセージと、父親の死体に施された奇妙な装飾。これらを結び付ける真実とは。「よいぎつね」20年ぶりにカメラマンとして故郷へ帰ってきたが、高校時代に犯した過去の罪が重くのしかかる。「悪意の顔」僕はSにいじめられる毎日だが、ある日出会った絵描きの女性に消したいものは絵に閉じ込めるという噂。Sをその女性の家に連れていくがという展開。表紙の絵だけでも不気味だが、短編でも道尾さんはしっかりホラー風味を感じさせるのは流石。 >> 続きを読む
2018/09/05 by オーウェン
誉田哲也
ついにシリーズ完結です。長かったがそれ以上に面白い。歌舞伎町を占拠して新世界秩序なる団体を築き総理大臣を拉致し、ミヤジとジウの目的は何か!読んでいてワクワク、ドキドキが止まらない。そして東と美咲の恋の発展は?久しぶりの大作に心地よい疲労感がたまらない。 >> 続きを読む
2019/12/05 by rock-man
湊かなえ
主人公が二人で交互に一人称で語られるスタイルに冒頭少し混乱したけど、あちこちに伏線が散りばめられていて意外性もテンコ盛りですごく面白かった。図書館のお勧めコーナーにあった本をたまたま手に取ったのだけど、地元の図書館のこのコーナー、やっぱり外れが無いな。湊氏の本はまた機会があったら読んでみよう。それにしてもJKから見たら30代は「おっさん」なんだね。 >> 続きを読む
2020/02/01 by キトー戦士
平山夢明
グロテスクと胸糞が盛りだくさんの八篇。残酷描写が苦手な方は避けたほうが無難です。『ニコチンと少年――乞食と老婆』いじめを受けるようになった少年とホームレスの老人との交流。この第一篇が最も刺激が少なく内容自体も印象が薄い。『Ωの聖餐』組織で死体を「処理」する元サーカスの大食い男の世話をすることになった元数学者の青年の話。本作で重要な、大食い男が脳を食することで知識を吸収するという嘘くさい設定が作風にそぐわず抵抗があった。グロテスクな大食い男の描写そのものが見どころかも。『無垢の祈り』新興宗教にのめり込む母をもち、義父からの虐待を受け、転校先のクラスで虐められる小学生の少女ふみ。そんなおりに彼女が暮らす町で連続猟奇殺人事件が発生する。犠牲者のひとりはかつてふみを襲おうとした男だった。少女の祈りは届くのだろうか。ある種、類型的な義父の人物像に虫唾が走る。『オペラントの肖像』人類が条件付け(オペラント)で管理される未来を描いたディストピアもの。オペラントを唯一破るのが芸術であり、芸術を愛好する者は堕術者として、かつての隠れキリシタンのように政府からの弾圧を受けていた。優秀な堕術者捜査官の男は、自殺した堕術者の娘と恋に落ちる。スパイもの。『卵男』5人の女性への強姦殺人を犯した罪で死刑囚として収監されているエッグマンは司法取引を持ち掛けられる。本書内で最も凝った仕掛けのミステリー作品。『すまじき熱帯』一攫千金を狙い久しぶりに再会した父親ドブロクと東南アジア奥地の「呉の国」を目指す。グロテスクなシーンは多いが残酷さはあまり感じさせない。後半以降、とくにラストはドリフのコントも想起させるコミカルな一篇。映画『地獄の黙示録』が下敷きだろうか。『独白するユニバーサル横メルカトル』先代のタクシー運転手と、その息子に「仕えた」地図による独白。先代はある出来事をきっかけに「私」に印をつけるようになる。先代の死後、引き継いだ息子は「私」に記された印に気付き、その場所へと向かう。擬人化した地図の視点から描いた表題作。『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』自殺により相棒を失った、拷問・処刑人MCは処刑中に「夢を飼う」ことで正気を保っていた。ドンの指令で奇妙な助手とともにその夜もひとりの女の拷問を執行する。顔中キズだらけで「ロマンスを求めて」自ら処刑に赴いたと話す謎の多い女がMCの意識に触れる。本書屈指の痛々しさを感じさせる(指、目)と同時に最も抒情的な作品。 >> 続きを読む
2020/07/26 by ikawaArise
金哲彦
ずっと、フルマラソンは無理せずマイペースに…という気持ちだったので、少しずつ記録は更新していきたいけど、またまだサブ4とかを狙う気にはなれずにいたのですが…急に、サブ4を目指してみようか…という気持ちになり(なぜか突然)こういった指南書を読んでみました。完走目標、サブ4目標、サブ3目標の、レース100日前からの練習メニューが組まれているのですが、サブ4を狙う練習メニューには30キロ走が含まれていないのが気になる…。30キロ走はやらないとなんだか不安なので、取り入れつつ、この練習メニューにそって実践してみようかな。今まではフルの練習では、ジョグでひたすら長い距離ばかり走ってたけど、やっぱりそれだけはダメで、坂ダッシュや持久走なと、負荷をかける練習も大事なんですね。 >> 続きを読む
2015/10/19 by もんちゃん
シュテファン クライン
「時間」に対する、さまざまな考察。毎日、新聞でテレビでネットで、移動中も会社でも、しまいには風呂や布団に入る直前まで、1日中情報を収集している。自分でも、「情報」を収集しているのか、ただ単に情報に「時間」を奪われているのかわからなくなって来る。「時間」って、自分の欲求と比例して加速してくものなのかな。と思ったら、満足感、達成感を得られるなら「時間」はまた違った姿を見せるようだ。自分はまだまだ時間の主人とはなっていないようだ。 >> 続きを読む
2017/04/10 by FUKUchan
江戸川乱歩
江戸川乱歩はいくつか読んだが、最も有名とも言える「黒蜥蜴」を読んだことがなかった。明智小五郎の不死身さが胡散臭くて避けていたのだと思う。そこがいいところだと若いわたしはわかっていなかった。青いな。今回、本屋さんでたまたま見かけて、百合の花が大きく描かれた表紙が綺麗で手にとってそのまま無意識に購入してしまった。こちらのサイトでは漫画みたいな購買意欲を低下させる表紙になっているけれど。今更江戸川乱歩を平積みしている理由は、自宅でテレビを見ていて気づいた。ドラマ化されたらしい。ちなみに明智小五郎役は渡部篤郎さんらしい。ちょっとイメージじゃない。小さい頃テレビで明智小五郎を演じたのは天知茂さんだった。明智小五郎といったら天知茂さんでしょう。天知茂さんの訃報を知ったとき、なぜか天知茂さんは死なない気がしていて驚いた。きっと明智小五郎と勝手に重ねていたのだと思う。昔のドラマって、今だと考えられないくらい無駄に入浴するわベッドに雪崩れ込むわ、お茶の間に変な空気を充満させたものだった。母親が明らかにそわそわしながら必ずお茶を淹れに行って、父親が脈絡なく話しかけてきたことを思い出す。明智小五郎はやはり不死身だし、そんなわけないじゃんみたいに都合のいい展開も多い。でも、江戸川乱歩らしい美に溢れた作品だった。江戸川乱歩にリアリティを求めるのは野暮というものだろう。物語がはじまって35分くらいを過ぎると、必ず水戸黄門や暴れん坊将軍が大活躍、そんな予定調和が安心して観られる時代劇のいいところ。それと同じ。明智小五郎は、撃たれても爆破されても突き落とされてもへっちゃら。入院して寝込むなんて生々しい姿は見たくない。江戸川乱歩の描く醜悪な美を楽しむことこそが醍醐味だと思う。「パノラマ島奇談」や「人間椅子」から引っ張ってきたような描写もあり、ああ、江戸川乱歩を読んでいるなあと楽しませる。ただ、黒蜥蜴を黒トカゲという表記にしてしまったことは残念。難しい漢字表記のままであれば、より江戸川乱歩の世界に相応しくなるに違いないのに。久しぶりに小さい頃のことも思い出せて、懐かしい気持ちになれた。 >> 続きを読む
2016/01/12 by jhm
越前敏弥 , QueenEllery.
レーン四部作の第1作目、ようやく読了。読書ログでの皆さんのレビューを読んでいつかは読んでみたいと思っていてようやく手に取りました。今まで読んでいたミステリ―が軽いものが多かったので慣れないせいなのか、新訳だからきっと読みやすいのでしょうが、それでも結構な時間がかかってしまいました。登場人物の名前を覚えるまで何度も行きつ戻りつしつつ、中盤頃からようやく覚えて読むスピードがアップ。ドルリー・レーン氏の状況から見極める、解決への糸口を見つけていくのは圧巻です。3つの犯罪も実に計算されているな、と感じました。自分でも推理してみるのですが、盲点だらけで足元にも及ばなかったです(笑)なぜ【X】の悲劇なのか、最後の最後で腑に落ちました。これに続くYの悲劇、Zの悲劇もこのような感じなのでしょうか。それにしても、なぜか私の頭に浮かんでくるドルリー・レーン像はテレビドラマのポアロに近いちょっと小太りの男性なのです。何度も小説内で、レーンの体型や風貌についての説明が出てきて、引き締まって若々しい60歳のはずなのに、どうしてもポアロ像が消えない(;^_^A >> 続きを読む
2019/08/11 by taiaka45
出版年月 - 2009年1月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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