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2009年7月発行の書籍

人気の作品

      一九八四年

      高橋和久 , ジョージ・オーウェル

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! Tukiwami
      • 5月の課題図書。

        第一部は世界観について書かれていて、掴むまで難解さを感じました。
        思い切って、第一部のみ二度読み。
        時間はかかりましたが、第二部からはストーリーの展開もありスピードが加速、いつの間にか難解さは消えていました。

        "ビッグ・ブラザーがあなたを見ている"
        ヘリコプターが人々の部屋の窓を覗きまわっている。
        テレスクリーンでは受信と発信が同時に行われ、終始監視されている可能性がある。
        本書の世界観は、“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。
        主人公のウィンストン・スミス自身も、歴史改ざんを仕事としています。

        この作品、非常に居心地の悪さを感じます。
        帯に『今の世界や日本に不安を感じている人へ。この本が現実になりそうです』
        と書かれているのですが、いやいやそんなことはないですよと、言い切ることができないことにゾッとします。
        その不安のせいか、本書を読んでいたときにビッグ・ブラザーに支配された世界の夢を何度見たことか・・・!

        ラスト一行まで不安な気持ちにさせてくれますが、
        一人の人間を「二足す二は五である」とするために、コストと時間がかかりすぎているような気がします。
        もしこの社会に綻びがあるとすれば、そこから崩れていくことにならないでしょうか。
        >> 続きを読む

        2018/07/09 by あすか

      • コメント 6件
    • 他14人がレビュー登録、 56人が本棚登録しています
      陽気なギャングの日常と襲撃 長編サスペンス

      伊坂幸太郎

      祥伝社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 再読。
        愉快なギャング達と再会!

        『陽気なギャングが地球を回す』の続編。
        まぁ前作を読んでた方が楽しめるかな。読んでる方が無難無難。
        ギャング達4人の日常に描かれた短編がいつのまにか1つの長編につながっていく。

        第3者視線から語られるギャング達の日常がすごく面白い。
        各々のパートを経て、4人が集結する場面はなんかちょっと感動的でもあって、自分はホントこのギャングたちが大好きなんだなぁと実感。
        特にギャングメンバーの響野が愛すべきいじられキャラで最高。
        なんとなく伊坂先生も響野のシーンを書いてるときが一番楽しそうな気がする。

        あ、それと本編とは直接関係のないボーナストラックが巻末に収録されてるんだけど、そっちも秀逸。
        4人それぞれがさりげない登場の仕方で人助けをするのが、微笑ましくてニヤニヤしちゃう。

        あぁいつか僕もこんな陽気なギャングたちの仲間に入れてほしい。
        >> 続きを読む

        2018/08/05 by ねごと

    • 他7人がレビュー登録、 77人が本棚登録しています
      図書館の神様

      瀬尾まいこ

      筑摩書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! Tukiwami
      • 主人公はかつて青春の全てをかけていたバレーボールから一切手を引いていた。
        未練を断ち切れず、バレーボール顧問になれることを期待し、教師となる。
        しかし、与えられたのは文学部の顧問だった。

        文学に否定的だった主人公が
        文学部の生徒と文学とを通して
        自分を見つめ直し自分を立て直していく

        青春ーーーー!!
        学生時代のあの頃の気持ちを思い出しました。
        運動部も文化部も経験したけど、どちらの経験も確実に今の自分を作っているなと思い返したり。

        自分が毎日何かを得ていく快感
        惜しみなくそのことに時間を費やせる贅沢

        いいですねー。
        こんな経験ができるなら教職免許活用すればよかったかなと思ってしまった。

        図書館の神様はどこにいたんだろうな。
        垣内くんの一言一言が素敵です。
        >> 続きを読む

        2018/12/30 by ∵どた∵

      • コメント 2件
    • 他7人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      赤い指

      東野圭吾

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 加賀恭一郎シリーズ第7弾。

        幼児虐待や老人介護。家庭不和など、いつになく社会問題が盛り込まれている中身。

        息子が起こした少女殺し。
        夫婦は何とかこの危機を乗り越えようと、死体遺棄を敢行する。
        加賀は聞き込みの際にこの家族に不信を抱く。

        加賀自身が父親との最期に直面する作品。
        蒸発した母のため、肉親は父一人という家族。
        それに加えて、家族ぐるみで殺人を隠蔽という部分にどう折り合いをつけるのか。

        加賀らしくない情に訴える解決の仕方。
        だがこれには隠された事実があり、それこそが最も家族の絆を試されることになる。
        それは加賀にとってでもあるが。
        >> 続きを読む

        2018/08/31 by オーウェン

    • 他6人がレビュー登録、 62人が本棚登録しています
      ソードアート・オンライン

      川原礫

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 囚われの電子の牢獄でクリアを目的にせず、生き生きと泣き笑いながら世界に根ざし懸命に生き抜く少女達、シリカ、リズベット、ユイ、サチとキリトの切なさの中にも暖かさが含まれる心の交流を描いた短編集エピソード。
        予期もせず唐突に放り込まれたこの極限状態の環境を嫌がり、早く抜け出そうとゴールをひた走る者がいる。
        そんな中、自分の手に負えない状況だからこそ、この過程をどうせなら楽しんで何か意味があったと振り返ろうと笑顔を忘れず、純情に生きようとする者もいる。
        どちらの生き方も等しく強く懸命に戦っているのだと愛しさが溢れた。
        >> 続きを読む

        2018/07/24 by ebishi

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      コインロッカー・ベイビーズ

      村上龍

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 同じ年にコインロッカーに捨てられ、
        奇跡的に生き延びたキクとハシ。
        2人は同じ孤児院で育ち、
        同じ里親に出されて同じ環境で成長し、
        同じ時期に心の病に冒される。

        2人を簡単に表現すると『ハシ=光』『キク=影』。

        ハシは歌う事で手に入れた光の中で
        自分を見失って影に飲み込まれる。
        キクは母親を殺してしまった影の中で
        ダチュラという狂気の光を追い求める。

        一見正反対の生き方をした2人だが、
        最後に行き着いたのは『心臓の音』=『生きる事』だった。

        狂っていく様が細かく描写されていて
        目を背けたくなるような場面が何度もあった。
        人間の正気と狂気を隔ててる境目なんて
        薄皮1枚程度のものなんだろう。

        私が2人の心情を少しでも理解できているという事は、
        私もコインロッカーベイビーズ予備軍なのかも知れない。

        ただ、アネモネの考え方だけは受け入れられなかった…
        というより、受け入れたくなかった。
        私がハシなら、彼女はキクという違いがあったからかも。

        全てが狂気の中の物語なので、
        刺激はあったが教えられるものがない分、星は4つ。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他4人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      獣の奏者(そうじゃ)

      上橋菜穂子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね! niwashi kohaku Tukiwami
      • 初読みの作家の方。一巻目は獣ノ医術師だった母親と別れ、理解ある人に拾われて紆余曲折を経て母親と同じ道を歩み始める話の流れ。正直、ルビ入りの特殊な読み方が多く、読むのに少し戸惑ったが、興味深く読むことができた。今後、エリンがどの様にして獣ノ医術師としての道を歩んでいくのか?。メインはその部分だと思うのでその点に注意しながら読んでいきたいと思う。 >> 続きを読む

        2016/07/17 by おにけん

    • 他4人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      神様のカルテ

      夏川草介

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! masa920
      • 長野県松本市の地域医療に携わる医師のお話です。
        私は医療関係には疎いし苦手ですが、語り手である主人公の古風な喋り方とテンポの良さで楽しく読むことが出来ました。地域医療の問題、日々出会う様々な患者との接し方、病院で働く中での心の持ち方に読み入ってしまいます。悩んだり細君に癒されながら働く主人公にはきっと好感が持てるので、どんどん頁を進めたくなる本だと思います。 >> 続きを読む

        2018/04/09 by nona

    • 他4人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      サマーウォーズ

      角川書店 , マッドハウス , 細田守 , 日本テレビ放送網株式会社 , 岩井恭平

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 映画よりも格好良い健二さんがいるので是非読んでください!!

        映画の方がそれぞれのキャラが満遍なく立っていたり、花札のシーンなどでスピード感や迫力はありますが健二さんの環境や数学オリンピック等も書かれていてよりサマウォの世界観を楽しめます。

        >> 続きを読む

        2015/03/15 by kenyuu

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち

      内田樹

      講談社
      3.8
      いいね!
      • 恐らく、内田さんのいう若者の範囲の中に
        僕も入っているのだろう。
        若者を今を表す表現の中に、妙に納得してしまう事が多かった。

        物事の回答がすぐに求められる今。
        情報がすぐに探せてしまい、それを信じ込んでしまう今。

        やはり自分という受け皿にすぐに何か良いものが
        入り込まないと、自分の存在意義みたいなものが
        ないように感じてしまう。
        それを焦るばかりに意味のないものに対して
        消費社会であることを悪用して
        何に対しても取引をはじめてしまう。

        要はもう少し余裕を持てってことなんだろうけど
        そんな事にも気付けずに過ごすように
        世の中を作ってしまったんだろう。

        北野武の間の話とも通じるところ。
        >> 続きを読む

        2015/08/23 by KMHT

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      宵山万華鏡

      森見登美彦

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 面白いんだけど、今回は期待してたほどの魅力的な登場人物はいなかった。宵山金魚から宵山劇場の流れは好き。 >> 続きを読む

        2019/05/14 by hiro2

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      看守眼

      横山秀夫

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      •  『陰の季節、動機、顔FACE、深追い、第三の時効、影踏み』と横山さんの短編を読んできたが、私は、この短編集が一番好きだ。中でも、自分にもたらされた不幸を盾に、誠実さを失い欲に走ったために地金を見極められてしまうという『自伝』は、名作だと思う。

         不可抗力によってもたらされる事件、自分の不注意が原因で起こる事故、いずれも見ようとしなければ見えないし、隠そうとすればするほど大きくなる可能性を持っている。また、誰もが自分の不幸には敏感だが、自分の幸運には鈍感であり、陰で悔しがっている人に気がつかないものである。
        >> 続きを読む

        2014/09/02 by カカポ

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      フリーター、家を買う。

      有川浩

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! konil
      • フリーターである主人公が母の心の病をきっかけに一念発起し、徐々に働く人間として頭角を現していく話。実に痛快! >> 続きを読む

        2017/04/25 by konil

    • 他2人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      切れない糸

      坂木司

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 日常ミステリーを読みたくなったら坂木司
        お仕事ミステリー読みたくなったら坂木司
        ほんわかミステリー読みたくなったら坂木司

        和也は卒業を控えた大学生。
        彼の周りには困って助けを求める動物が何故か現れる。
        彼は特に動物が好きなわけではないが、いたいけな目で見上げられてスルー出来る程の図太さは持っていない。
        今までも子猫や子犬、イグアナや鳥さまざまな動物を不本意ながら助けて来た。

        そんな和也の父が急死する。家族が意気消沈し引きこもっているのを背中を押してくれたのは従業員たちだった。
        和也の家の家業はクリーニング屋。父が集荷配達、仕上げ職人のシゲさん、母と3人の快活なおばちゃんがカウンターで愛想を振りまき、高い技術も有り、町の皆から愛されている店だった。

        就職を止め和也は父の役目である集荷配達を務める事となったが、軽く考えていた彼は、営業能力、知識、観察力を要求される事に驚いた。
        そんな彼の元に、困った動物ではなく、洋服を通じて人々が持ち込んでくるトラブルに向き合う事になったので有った。

        神のような洞察力を持つ沢田。彼は大学の同級生。色々な人から相談を受けアドバイスをするが、彼自身は人と深く関わらず遠巻きにしてしまう性質を持つが和也とは馬が合い彼自身変わっていく事となる。

        和也が生まれる前から務めているアイロンの魔術師シゲさん。彼は和也の良き相談相手であり、仕事の師匠。買い食い好きでおやつ仲間でもある。

        この2人に助けて貰いながらトラブルを解決する毎に、仕事の楽しさ、商店街の奥深さを感じて行くのであった。


        さてさてこれもまた坂木さんお得意のお仕事ミステリーです。誰も死なないミステリーを読みたい時にはとても助かる作家さんです。沢山人が死ぬ本と交互に読むと、ポテチとケーキの関係のように交互においしく食べる事が出来るのであります。甘いしょっぱい甘いしょっぱい甘いしょっぱい。

        登場人物がいい事言ってました
        「きちんと機能している商店街っていうのは、小さな規模のプロフェッショナル集団だと俺は思う」

        クリーニング屋さんの大変さが分かったので、せめてポケットの中は点検してからいく事と致します(´・ω・`)
        >> 続きを読む

        2015/05/09 by ありんこ

      • コメント 17件
    • 他2人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      ばらかもん

      ヨシノサツキ

      スクウェア・エニックス
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.3
      いいね!
      • 匿名

        センチメンタルな独り言に「そーか」と返される先生が笑える。

        2014/09/18 by 匿名

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 奇跡の招待状

      村山 早紀

      ジャイブ
      4.2
      いいね!
      • 新装版の第2弾、命の巡り逢いと、物語からの見出せる希望の光が温かく優しい。悲しい訃報続きで気持ち的にブルーになっていたのもあって、読んでいてちょっと涙ぐんでしまいました。 >> 続きを読む

        2019/02/16 by aki0427k

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      オール1の落ちこぼれ、教師になる

      宮本延春

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:個人伝記
      4.0
      いいね!
      • 実話か?と疑いたくなるような経歴の持ち主.
        中学1年でオール1だったパーフェクトな落ちこぼれだった著者が,
        最終的には名古屋大学大学院で理学の修士までとり,現在教師をしているという.同じく落ちこぼれだった私も共感できた.

        著者の学ぶという行為の定義?が明快だった.要約すると,
        「自分にとって価値ある目標を達成する(全ての)努力が『学ぶ』という行為」

        ということらしい.落ちこぼれの気持ちが分かる,だけでも素晴らしいが,著者は温かみが感じられる人柄なだけでなく,最終的には苦手な勉強も研究者レベルまで到達しているところが立派.大器晩成というが,多分著者は本物の人間なのだろう.
        >> 続きを読む

        2015/01/29 by 物理と数学

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      白雪堂

      瀧羽麻子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 入社したばかりの新入社員とは思えないような素晴らしい働き方をする女の子でした!

        粧品会社に入社し、マーケティング部門で働き始めた女の子が、看板商品の30周年記念キャンペーン担当として走り回る1年が描かれています。

        働いているといろいろなことがありますが、時には落ち込みながらも、しかし前に進んでいく姿。
        働きはじめた自分の会社や、製品に対する愛情も素晴らしく、羨ましく思いました。
        私もこのように働きたいと思います!
        >> 続きを読む

        2016/06/15 by うたかた

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      「空気」と「世間」

      鴻上尚史

      講談社
      4.0
      いいね!
      • どちらかというと空気の読めない私。以前は気まずい空気を作ることもままありました。みんなが同じ空気に染まるのは確かに気持ち悪いけど、変な空気を作るのもそれはそれで居心地悪し。こうなったら一人で我が道を行くしかない。でも老後のことも考えて、複数のコミュニティ参加をそろそろ準備します。 >> 続きを読む

        2018/07/05 by belami

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      もやしもん

      石川雅之

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • 2014年に読んだ本整理中

        2014/12/31 by ブービン

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています

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