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2009年8月発行の書籍

人気の作品

      空飛ぶタイヤ

      池井戸潤

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! ryoji
      • 長いけど面白かった。
        運送業者もメーカーも販売も銀行マンも被害者も警察も、それから小学校のPTAとそれぞれ丁寧に書いてるからどうしても長くなるなー。

        現実の事故を起こした会社は廃業しているそうで、なんだか悲しくなった。
        しかも被害者の方は悪質弁護士がからんだみたいで小説よりもさらに気の毒な感じ。
        >> 続きを読む

        2019/04/05 by W_W

    • 他8人がレビュー登録、 54人が本棚登録しています
      空飛ぶタイヤ

      池井戸潤

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! tanreinama ryoji
      • 人生ゲームのように1マス1マスを進み
        戻ったり、スキップをしたり
        それぞれの歩みをじっと見つめる
        内容は大きく発展するが、そこにいる人々を根気よく描いた印象
        >> 続きを読む

        2018/09/10 by kotori

      • コメント 1件
    • 他6人がレビュー登録、 35人が本棚登録しています
      シャドウ

      道尾秀介

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ooitee
      • 道尾秀介の「シャドウ」は、読み出したらページを繰る手ももどかしいほど、一気に読まされてしまう本格ミステリの傑作だ。

        父親同士、母親同士、子供同士が同級生で、家族ぐるみで親しい付き合いをしていた我茂家と水城家。

        だが、子供たちが小学5年生になった5月、我茂の妻が病死してしまう。
        その告別式以降、息子の凰介は、憶えのない奇妙な光景が、映像となって目の前に浮ぶという体験をする。

        それから一週間後、今度は水城の妻が、夫の職場である医科大学の屋上から飛び降りて死んだのだ。

        妻の自殺は、自分へのあてつけだと我茂に打ち明ける水城。
        実は、水城は2年前から幻覚を見るようになり、娘の亜紀が交通事故に遭い、凰介は自分の父親に不信を抱くようになる-------。

        心理学用語で「シャドウ」とは、抑圧している自分の影の部分を投影する相手のことを指すそうだ。
        いったい、誰の何が投影されているのか?

        同じ空間にいて同じ時を過ごしながらも、視点の人物によって、その表情が変わっていく。

        この物語に潜む巧妙な仕掛けは、さらに洗練され、みんなの幸せを願う凰介少年ですら怪しい空気を醸し出すんですね。

        やがて導かれる真実は、驚愕だけではない。
        真相のあとに明かされる人間の深い行動心理も、本格ミステリの核に含まれるのだと痛切に感じられる作品だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/09/14 by dreamer

    • 他6人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      新参者

      東野圭吾

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! ooitee
      • 加賀恭一郎シリーズ8作目。

        日本橋署に転任してきた加賀。
        絞殺された女性の事件解決のため、被害者に所縁の合った人形町を探索する。

        場所のためなのか。作風の変化なのか。
        9つの連続短編集の中は、どれも人情噺のようになっている。

        全てが事件に関わっている事柄であり、小さいことにもこだわる加賀の性格が全編に渡って貫かれている。

        卵焼きだとか煎餅などが紹介されるが、パッションフルーツと杏仁豆腐のゼリーが実に美味しそうに見える。
        >> 続きを読む

        2018/09/05 by オーウェン

    • 他5人がレビュー登録、 39人が本棚登録しています
      ボトルネック

      米澤穂信

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! Ryoun taiji
      • ミステリーでは無いが、終わり方が最高に好きです。金沢の町を舞台にしており、聖地巡礼したくなります。 >> 続きを読む

        2018/03/21 by たい♣

    • 他4人がレビュー登録、 37人が本棚登録しています
      夏への扉

      小尾芙佐 , ロバート・アンスン・ハインライン

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • SF小説のランキングがあると、必ず選ばれる作品ですね。
        主人公のダニエルは技術者で、自分のロボット製作の会社からマイルズとベルという友人に追い出されてしまいます。まるでスティーブ・ジョブスみたいです。

        主人公ダニエルは二人に復讐を誓い、コールドスリープで30年後に蘇生することにします。しかし30年後に生き返りますが、世の中(自分に関わる事)は冷凍になる前に思っていたようにはなっておらず、腑に落ちないこともありました。その疑問解決のため、タイムトラベルで1970年に戻ることにします。そして輝かしい未来の幸せを得るため再度コールドスリープで2001年を迎えました。

        読んでいてドラえもんを思い出しました。
        ドラえもんの場合は、同時空間に今ののび太と未来から来たのび太がいたりしますが、この本ではダニエル同士がかち合う場面はありません。
        出会っていたら、どんなストーリーになっていたのでしょうか?
        次元の話になると、今目の前で流れている時間の裏で、別の次元(もうひとつの世界)が流れているという話がよくされますが、けして交差しない世界だから、というのがあったのでしょうか?だからダニエル同士は出会わなかったのか・・・。
        タイムトラベルで、1970年にもすんなり戻れたから猫のピートも無事戻ってこれたのですが、もしタイムトラベルがうまくいかなかったらどうなっていたのか?ともふと思いました。

        ちなみにコールドスリープと聞いて、以前読んだ「人体冷凍 不死販売財団の恐怖」という本を思い出しました。
        オカルトなとても怖い話の作品でした。

        この作品では未来は"よき未来"ですが、荒廃した未来を描く作品もある訳で、そう考えると未来はどんな様子になってるか分からない。また30年冷凍されていれば、その30年分の世界は見れない。
        だったら冷凍されてまで僕は未来にジャンプしなくてもいいやと個人的には思います。余談ですが。

        >> 続きを読む

        2017/10/25 by Reo-1971

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      マグマ

      真山仁

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ryoji
      • 本を閉じた時に胸に生じた熱い気持ちをどうしたらよいのだろうか。
        これは大人のファンタジーだと思う。感動も当然したがそれ以上に高揚感のある作品だった。読み終わった今余韻が残っていてそのまま次の読書にシフト出来ない。

        所謂ハゲタカと呼ばれる外資系のファンドに勤務する野上妙子は、地熱発電の会社を買収再生する任務に当たる。採算ベースに乗せ、会社を売却し利益を得る。リストラをし会社を立て直そうとする妙子と、地熱発電への熱い想いを持つ研究者と衝突する。
        研究者と衝突しレクチャーを受ける度に深まる疑問。事故のリスクを伴う原子力発電と比して、地熱発電は夢のエネルギーとも言える。何故エネルギーの選択肢として狭間へ追いやられているのか。
        研究者達と解りあうごとに深まっていく地熱発電への希望。妙子は次第に彼らに惹かれていく。
        しかし彼らの純粋な志は、否応無しに憎悪渦巻くパワーゲームに巻き込まれ翻弄されていく。果たして地熱発電はこの国に根付くのか。鬼子として葬り去られるのか。

        経済小説は旬の物であり、時間が経つと陳腐化し過去の遺物として忘れ去られていく。この作品も現実に追い越され、夢物語の残滓のように感じられてしまうかもしれない。しかし、これは世の中の理想の形を追い求める小説という形態の中では傑出した作品だと思う。
        何よりもこれだけの情報量をまとめて一つの物語を作り上げ、その中にこれだけの人数の登場人物を登場させながら薄っぺらにしない、一本筋の通った作品に仕上げる。これは中々出来る事ではないと思う。

        地熱発電で現実に全てまかなえるなどという事は全く思わないし、原子力発電を即刻止めろなど思わないが、希望や目標を持たない所に成功は訪れないと思う。政治家やエネルギー産業に携わる人に読ませてどんな感想を持つか聞いて見たい本だと思った。

        >> 続きを読む

        2015/05/13 by ありんこ

      • コメント 18件
    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      アイアムアヒーロー

      花沢健吾

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.2
      いいね!
      • 売れない漫画家志望の助手を勤める鈴木英雄は、不甲斐ない現実に腹立ちながらも、自分だけの妄想に浸る事で、その焦燥から逃れる日々を送る中、彼の世界を侵食するかのような恐怖が足を運ばせる物語。

        静寂に抗うように妄想に耽るは、言いしれぬ虚しさからの逃避行。 

        誰もが同じように眠りに就く深夜に、自分だけが何故か眠れないと、当たり前の世界から取り残されたように錯覚を覚える。
        そんな漠然とした不安が心に立ち込めると、些細な違和感に恐怖の幻影を自ずと創ってしまう。
        無理にでも虚勢を張らないと、この先を逃げるように戦えないのだ。
        >> 続きを読む

        2018/11/17 by ebishi

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      すごい弁当力! 子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる

      佐藤剛史

      五月書房
      5.0
      いいね!
      • 普段何気なく食べている手作り弁当。
        探ってみると奥が深い!深すぎる!
        自分も学生時代、独身時代、母親に毎日作ってもらっていたけれど、いざ、自分がお弁当を作る番になったら、母親のしてくれていた当たり前だと思っていたお弁当の大変さ、愛情をひしひしと感じてます。
        嫌いなものをいかに食べやすくするか、栄養面、彩り、好きなものも入れて…と色んな思いが詰まっているんですよね~。
        お弁当を作ることで、色んな社会が見えてくる、食事のバランス、食べる人への愛情、食の安全、果てには日本の食料自給率…
        子どものうちにお弁当を作らせてみることの大切さ。

        わが子の学校では年に1度、弁当の日、というものがあり、初級は一緒に買い物に行く。献立を考える。詰める。中級は一緒に1品作ってみる。上級は全部自分で作る。今年は半分くらい自分で作らせてみました。自分で作った方が早いけれど、これも子どもを成長させるため、とジッと見守りました。
        お弁当を作れるようになると、いざ、自立したときに、まごまごせずに、食事がつくれるようになりそう。食生活の基盤ができそう。

        毎朝早起きはつらいけれど、さあ、また明日もお弁当作るぞ!という気にさせる1冊でした。
        >> 続きを読む

        2017/06/15 by taiaka45

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      プリズン・トリック

      遠藤武文

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 江戸川乱歩賞受賞とはいえ、かなり好みの分かれる中身だと思う。

        刑務所内での密室殺人というテーマは面白く、受刑者の行動や刑務所の館内などかなり細かい描写が多い。

        しかし視点が次々移っていく構成はなんとも微妙。
        どの人物に感情移入してよいか迷うし、せっかくのトリックも驚きが少ない印象。
        どうせなら犯人側の視点で見せてもよかった。

        加害者側と被害者側のやり取りは非常にリアルであり、事件とほとんど関わりないが、これは入れて良かったと思う。
        >> 続きを読む

        2018/10/04 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      あるキング

      伊坂幸太郎

      徳間書店
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • シェイクスピアによるマクベスの悲劇を基にしているからなのか、伊坂幸太郎に求めるイメージとはかなり違う印象になっている。

        野球チーム仙醍キングスの熱狂的ファンの山田夫婦。
        監督の南雲が不運で死んだ日に、息子の王求が産まれる。
        その生まれ変わりのように野球センス抜群の王求だったが、野球人生の道のりは厳しいものに。

        野球のことに情熱的な親と、野球は好きだがどこか冷めたような王求。
        文中から悲劇を予感させる。

        明らかに他の伊坂作品とは別物のようだが、輪廻転生をモチーフしているが、きれいに纏まっているとは言い難い。
        >> 続きを読む

        2019/05/20 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      キラークエスチョン 会話は「何を聞くか」で決まる

      山田玲司

      光文社
      カテゴリー:社会学
      3.7
      いいね!
      • キラークエスチョン~会話は「何を聞くか」で決まる~。山田玲司先生の著書。会話のコツ、コミュニケーションのコツは何を話すかではなくて、何を聞くかということ。質問力、キラークエスチョンができる力が円滑な人間関係につながることが学べる良書です。自分自身の反省になってしまうけれど、私は一方的に話しがちで人の話を聞かない馬耳東風になりがち。聞く力が足りないし、場違いでデリカシーにのない違う意味での「キラークエスチョン」をしてしまっていことも頻繁にあるかもと反省。 >> 続きを読む

        2018/10/09 by 香菜子

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      僕は友達が少ない

      平坂読

      メディアファクトリー
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • パっと見たときに中々に興味を惹かれるタイトルのライトノベルだと思います。

        主人公はそのヤンキーのような外見のせいで友達が出来ずに悩んでいる。ヒロインの一人と隣人部という変な部活を作ってそこにこれまた残念な変人たちが集まってみんなで友達作りを試行錯誤していくというお話です。

        会話のテンポは中々に良く、ノリが肌に合わない人でなければ苦痛なく読むことができると思います。各キャラクターの残念さを笑ってあげてください(笑)

        アニメも2期やっていてそちらでも結構話題にはなったと思うので気になった方は是非チェックしてみてください。
        >> 続きを読む

        2014/04/17 by sangatu

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      冬の兵士―イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実

      アーロン グランツ反戦イラク帰還兵の会

      4.5
      いいね! Tukiwami
      • 「人間が歴史を学んで分かることは、人間は歴史から何も学ばない
        ということだけだ」と言ったのは哲学者ヘーゲル。確かに学んでは
        いないのだ。

        ヴェトナム戦争時、当時は存在さえ極秘だったアメリカ軍の特殊部隊
        タイガーフォースが繰り返した民間人虐殺、そしてヴェトナム反戦の
        契機となったソンミ村事件。

        湾岸戦争時、一時停戦を受けてウェートから撤退するイラク軍や民間人
        に対してアメリカ軍の戦闘機は非武装の車両を徹底的に爆撃した。明ら
        かなジュネーブ条約違反である。

        それでもアメリカは学ばなかった。2003年3月に始まったイラク戦争
        でもアメリカ軍は交戦規定さえ遵守せず、暴虐の限りを尽くした。

        本書は2008年に行われた公聴会での証言集である。イラク戦争に
        派兵され、自らも無辜のイラク人に銃口を向けた兵士たちが己の
        罪を認め、人間性を奪い、アメリカ兵にもイラクの人々にも心身
        共に深い傷を残したイラク占領からの即時撤退、現役・退役軍人へ
        の医療保障等の給付、イラク国民への賠償を求めて、声を上げた
        兵士たちの話は生々しく重い。

        彼ら・彼女らのなかには9.11同時多発テロの後、国の役に立ちたちと
        軍に志願した人たちも多い。だが、送り込まれたイラクで目にしたのは、
        体験したのは狂気としか言いようのない現実だった。

        食糧を入れた大きな袋を持っていた女性が射殺される。たまたま屋上に
        いた幼い子供に銃口を向ける。間違った家に家宅捜索に押し入り、何も
        かもを滅茶苦茶にして謝罪の言葉一つ残さずに引き上げる。アメリカ軍
        車両の前方を走っているだけで狙撃される。道端に放り出されたままの
        イラク人の遺体と記念撮影をする。

        書き出したらキリがない。イラクの自由作戦はイラク国民にアメリカを
        憎ませることしかしなかった愚行だ。

        ヴェトナム帰還兵と同様に、イラクから帰還した兵士たちの多くが心的
        外傷後ストレス障害を発症している。だが、退役軍人省は彼ら・彼女ら
        に手厚い医療保障を用意しているのではない。だから、アルコールに
        溺れ、家庭内暴力にストレスの捌け口を見つけ、自ら命を絶つことで
        すべてを終わらせようとする帰還兵がいる。

        自分たちと同じ思いをしている兵士を救いたい。大義なき戦争で犠牲に
        なる前線の兵士を、戦場となった国の国民の犠牲をなくしたい。そんな
        思いで反戦兵士となった人たちの証言に、一番耳を傾けなければいけない
        のは戦争指導者たちなのではないだろうか。

        安全な場所にいて、命令を出すだけの指導者こそが彼ら・彼女らの背負っ
        たものを受け止め、考えるべきではないのだろうか。

        アメリカだけの問題ではない。日本の自衛隊もいつか、他国の人々に
        銃口を向けることがあるかもしれないのだ。加えて、時の日本政府は
        いち早くこの欺瞞に満ちた戦争を支持したのだから。
        >> 続きを読む

        2019/01/19 by sasha

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      雷の季節の終わりに

      恒川光太郎

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 面白かった。夢中になった。
        雷季、風葬、鬼衆、他にも色々な設定がとても魅力的。特に風わいわいはネーミングだけでがっちり掴まれるカンジ。

        別々に進んでいた物語が融合した時は興奮して、先が読みたくて読みたくてしかたなくなる感じでした。

        最後、読み終わって余韻にひたるような大満足なものではなかったけど、ストーリーよりも、読んでる間はこの世界観にどっぷり浸かれるということ、読書というものが本当に楽しいと思わせてくれることがこの本の魅力だな、と思う。

        >> 続きを読む

        2016/11/02 by もんちゃん

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      園芸少年

      魚住直子

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 園芸をするなかで成長していく少年トリオ。
        この気持ち、よくわかるなあ~。
        畑仕事を真面目にし始めて5年目(今は9年目)、、、やり始めの頃の思いが蘇ってきた。

        そうそう、なかなか芽がでない時のじれったさ、その一方で芽がでて、花が咲き、実がなって・・自然の力強さもある。
        さらさらと読めて、ほのぼのとする、そんな感じの良書。
        >> 続きを読む

        2015/03/15 by けんとまん

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      動く家の殺人

      歌野晶午

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 歌野さん曰く「信濃譲二を退場させるため書いた作品」。
        その言葉通り冒頭で名探偵の信濃譲二は殺されてしまうのだ。

        衝撃的な見出しだが、まずは譲二がバイトのため入った劇団で起こる殺人劇が幕を開く。
        劇団が傷を負う事件の後に、またしても本当の殺人が起きる悲劇が。
        団員内に犯人がいると思われるのだが。

        その事件後に後日談として信濃譲二のエピソードが。

        更にはカーテンコールにまで話が。
        カーテンコールは退場を意味するが、その通りの幕引きが。
        いずれにせよ、いつの日にかまた信濃譲二が復活するのだろうか。
        >> 続きを読む

        2019/04/04 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      東京ダモイ

      鏑木蓮

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 第52回江戸川乱歩賞受賞作の鏑木蓮の「東京ダモイ」を読了。

        この作品は広義の歴史ミステリと言うべきもので、約60年前にシベリアの捕虜収容所で起きた日本人中尉殺人事件の謎を、現代から解き明かそうという壮大な物語なんですね。

        元抑留者の老人が、シベリア時代の思い出を歌った句集を出すことになり、自費出版会社の営業部員が、京都府綾部市の老人の自宅を訪れる。

        その頃、ロシアから来日した元収容所看護婦の死体が舞鶴港で発見され、案内役の若い医師が失踪する事件が発生するのだった。
        それを知った老人は「遅きに失した」という謎の言葉を残して姿を消してしまう。

        残された句集の原稿から、医師の祖父にあたる中尉が、厳寒の収容所の屋外で、あるはずのない鋭利な凶器で首を切り落とされた事件が浮かび上がってくる。

        老人は、その犯人を俳句の中で告発しているらしいのだ。
        誰がなぜ、どんな方法で中尉を殺したのか?
        そして、ロシア人女性殺しとの関連は?-------。

        複雑に錯綜する謎の手掛かりを求めて、営業部員と女性上司、京都府警の刑事二人が、それぞれの角度から俳句の解読に挑むことになるんですね。

        だが、句集に出てくる五人の俳号と実名の特定もすまないうちに、医師の死体が発見され、謎はますます深まっていくのだった-------。

        このようなストーリーの展開から明らかなように、この作品は、基本的には"暗号解読テーマのパズルストーリー"なんですね。

        俳句を暗号に仕立てたアイディアは斬新で、解読の過程にも、かなりの説得力があると思う。
        だが、この作品を他の多くの暗号ものから隔てているのは、何と言っても収容所の描写の圧倒的なリアリティーと、戦争の記憶を風化させてはならないという、明確な社会的メッセージだと思う。

        この二つの特徴が、この作品に奥行きを与え、読後の印象をより深いものにしていると思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/08/28 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      駐在刑事

      笹本稜平

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 警視庁捜査一課で活躍していた江波は、取り調べ中に容疑者が服毒自殺をしたことによって、青梅警察署水根駐在所所長へ左遷される。
        奥多摩の自然と、周囲の人たちの協力によって次第に自分自身を見つめ直し、地域の一部として溶け込み始めた。
        ある日彼は非番で鷹ノ巣山を登っていた江波は、女性の悲鳴のような声を聴いたのであった・・・。

        山岳小説が主の笹本が、山間の駐在所の所長を主人公とした連作集に挑戦した。
        当然山歩きが重要な要素を占めていて、独創性の有る刑事小説になっていると思う。
        刑事小説とは言いながら、あくまで主人公は駐在さんであって刑事ではない。事件に主体的に関わっていくはずはないのだがそこは小説。彼の周りではバンバン事件が起こり、どんどん解決していく。
        そもそも奥多摩なんて辺境の地でそんなに沢山事件が起こったらとっても怖い。はっきり言って非常事態でしょう。
        コナン君か?と言う位事件に巻き込まれますが(警察なんで機会は多いでしょうが)そんなに事件無いと思う。
        何故そんな事を言うかと問われれば、私この辺りまで一山越えれば一時間以内で着けるお隣さんなのであります。実際は平和な町なのである意味十年一日のような日々を送っております。

        所で私、文句付けながらこの小説とっても好き。
        江波と地元に戻った女性の、恋愛とは言えないけれども好意を抱いている淡い感情とか、登山中に出会った少年との友情とか、近所の小学生が持ち込んだラブラドールの雑種「プール」とのウキウキするようなモフモフ生活とか魅力が満載にあります。
        地元の小学生や、登山家との交流もとても楽しいし、単純に人情話として胸打たれる瞬間もちらほら。

        それだけに警察物としての若干の現実離れが残念。いっそのこと村の人の悩みを解決するほっこりミステリーにしてもよかったのではないかと思う次第です。


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        2015/06/16 by ありんこ

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      ローマ人の物語

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:古代ローマ
      4.0
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      • ディオクレティアヌスの時代。
        東方正帝ディオクレティアヌスを筆頭皇帝として、東方副帝、西方正帝、西方副帝の四皇帝を立てて、帝国の維持を図る。四頭制(テトラルキア)という。

        この改革は成功し、蛮族の侵入を阻止。ササン朝ペルシアを撃退する。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by Raven

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