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2010年5月発行の書籍

人気の作品

      砂漠

      伊坂幸太郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! ybook
      •  仙台の国立大学、法学部に入学した5人の若者の春夏秋冬を描く、一言でいえば「友情物語」
        男が、主人公である北村、西嶋、鳥井、女が東堂、南。
        東西南北と鳥という事で、この物語は麻雀がよく出てきます。

         北村はあえて透明人間のように存在感がありません。
        一番強烈な存在感を示すのが、西嶋。

         理屈屋で、今風に言うと全く空気を読まないマイペース型。見た目も性格もどちらかというとオタクっぽいのですが、そのくせ、一番友人思いで、正義感が強く、頼りになるのは西嶋です。

        「ピンチは救うためにあるんでしょうが」

         そんな事をさらりと言って、普通避けて通りたい道をどんどん突き進む。中学高校時代はいじめられていた、と淡々と話すけれど、大学生活を一番楽しんでいるのは西嶋でしょう。

         何故か小さな超能力を持ち、麻雀が強い南、顔は美人だけれども不愛想で素っ気ない東堂、ひねくれた熱血男、西嶋、そして「ちょっと人間に関心がないような」北村、お調子ものの鳥井。

         事件は起こるけれど、どちらかというと一つの大きな事件というより、色々な事件が重なりあって最後はそれが全て終結する、という後味の良さは、伊坂幸太郎さんの持ち味。

         5人の若者、誰もが愛おしい。幸せになって欲しい。社会人になって社会という砂漠に出る前のまだまだ、未知数でやわらかい若者たちの群像劇です。

        >> 続きを読む

        2018/07/05 by 夕暮れ

    • 他15人がレビュー登録、 103人が本棚登録しています
      インシテミル

      米澤穂信

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.1
      いいね!
      • 高額報酬バイトのため集められた男女12人。
        実験施設に7日間泊まるだけのはずだが、死体が見つかる。

        クローズドサークルだが、この実験にはルールがある。
        賞金から殺人や告発。
        そして各人には1つずつ与えられた武器が。

        古典的な設定ながら、明らかに米澤さんはそれを交わすようにミステリを進めていく。
        それはガードという機械だったり、解決をみんな集めてとならないようにしたり。

        自ずと人数は減っていくので犯人当ては難しくない。
        ただし最後の賞金の行方などに関してはモヤっとしたものが残った。
        >> 続きを読む

        2019/01/03 by オーウェン

      • コメント 1件
    • 他8人がレビュー登録、 46人が本棚登録しています
      クジラの彼

      有川浩

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ukarei
      • 有川浩さんの自衛隊恋愛短編集です。どの物語のカップルもか可愛くてかっこよくてにやにやしちゃいます!だけど一方で、彼ら彼女らは恋だけでなく仕事にも直向きに誠実です。どれを読んでも読後は明るい気分になれる、素敵な一冊だと思います。 >> 続きを読む

        2018/03/20 by nona

    • 他7人がレビュー登録、 66人が本棚登録しています
      小暮写眞館

      宮部みゆき

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! yana

      • 宮部みゆきの「小暮写眞館」を本棚の奥から取り出してきて、読み終えました。

        花菱英一の両親が取得した念願のマイホームは、下町の寂れた商店街にある廃業した写真館だった。
        その佇まいが気に入った父の秀夫は、店舗兼用の古家にそのまま住むことにした。

        だが、その家には以前の主の幽霊が出るという評判がたっていた。
        そんなおり、この写真館で現像したという写真が持ち込まれた。

        法事帰りらしい6人のスナップ写真の横に、涙を流しているように見える、悲しげな女性の顏が浮かんでいたのだ-------。
        高校生の英一が、この不思議な写真の謎を追っていくのが第1話の「小暮写眞館」だ。

        これを皮切りに、第2話「世界の縁側」では、笑顔と暗鬱という対照的な表情が映り込んだ親子の写真が、第3話「カモメの名前」では、子供たちの遊ぶ前を横切って飛ぶ、おもちゃのカモメの写真が登場し、心ならずも英一は「心霊写真バスター」の日々を送っていく。

        非日常的な写真の謎を追うミステリ小説的な味わいに加え、ゴーストストーリーの気配も漂わせながら、英一の学校生活や家族との関わりなど、およそ2年に渡る日常生活が、著者の自在の筆致で描かれていく。

        明るくファンキーな両親と、聡明な弟に囲まれた仲の良い花菱一家。
        だが幼い時に病気で急逝した妹の存在が、家族のそれぞれに暗い影を投げかけていることが、徐々にわかってくる。

        「世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起こる」という言葉のように、3枚の写真から、英一は人と人とのさまざまな繋がりを知ることになり、同時にこれまで避けてきた自分たち家族の問題にも、目を向け始める。

        生きている人間への想い、そして亡くなった人への想いが、静かに交錯するには、古びた"小暮写眞館"という場が必要だったのだろう。

        この作品は、けなげな青春小説、胸を打つ家族小説、ほろ苦い恋愛小説のすべてを包含した贅沢極まる作品になっていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/11/20 by dreamer

    • 他7人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      ペンギン・ハイウェイ

      森見登美彦

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! 2hak1
      • またまた、不思議な世界をを見せられた。小学生の好奇心って、確かに無限ですw ただ、話としては期待してたほどでは無かったかな。 >> 続きを読む

        2017/12/31 by hiro2

    • 他6人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      階段途中のビッグ・ノイズ

      越谷オサム

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 近くの古本屋さんが閉店セールをしていて見つけたので読みました!
        超、青春という感じです。
        軽音楽部廃部の危機を救うためにいま、再び軽音楽部が動き出す!、という感じのお話でした。
        越谷さんの小説を読んだのは「陽だまりの彼女」以来だったのですが、越谷さんの小説は生活描写が多くて
        世界観を想像しやすいというか、後味も爽快でした( ´∀` )
        伸太郎が私の友達に少し似ていて、なんだか親近感も湧いたりしました。小説のキャラクターに親近感が湧くと、なんだか嬉しい気分になりますね。
        そしてこの小説の中で決して忘れてはいけないのが、カトセンの存在。
        カトセンがいるから、軽音楽部は廃部の危機を逃れることが出来たんです。
        最後の最後にライブでカトセンがギターを弾くところは本当に圧巻でした!
        息を吸うのも苦しいくらいの青春小説というか、少しの恋愛要素も入っていて
        あぁ、青春だなぁとすごく思いました。
        読めてよかったなと思います。この後、小説内に出てきた曲も調べて聞いてみようかと思います( *´艸`)
        >> 続きを読む

        2017/06/29 by minase86

      • コメント 1件
    • 他6人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      万能鑑定士Qの事件簿 - Ⅳ

      松岡圭祐

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • (登録前に読んだ本)

        図書館の貸し出しにて読了。 犯人が意外な人で驚いた。犯人探しの感は自分はまだまだだな。 感想とは関係ないが、この作品は来年映画化されるらしいが、「ビブリア~」のドラマ化みたいなミスキャストで作品が嫌いになるようなことは勘弁して欲しい。 >> 続きを読む

        2016/09/27 by おにけん

    • 他5人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      デフレの正体 経済は「人口の波」で動く

      藻谷浩介

      角川グループパブリッシング
      4.5
      いいね! tomato
      • 日本は中国、韓国、アメリカに対して貿易黒字であり、

        スイス、フランス、イタリアなどに貿易赤字であるそうです。

        また、デフレは景気に左右されるわけではなく、生産年齢人口の減少が原因である。

        解決策は、高齢者から若者への所得配分、女性の社会参加、外国人観光客の誘致だそうです。

        若干、解決策が弱いと感じますが、ためになる一冊
        >> 続きを読む

        2014/05/13 by bookinsect

      • コメント 2件
    • 他5人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      6時間後に君は死ぬ

      高野和明

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 6時間後に君は死ぬ
        突如、見知らぬ青年にそう宣告された美緒。
        はたして、彼の言うことは事実なのか?

        お、短編集??と思って読んだら、まとまったひとつの作品でした。
        でも、ひとつひとつ色が違って。
        ドールハウスのダンサーが好きです。
        寂しいようなほっこりするようななんとも言えない余韻が残りました。
        >> 続きを読む

        2015/09/15 by ∵どた∵

      • コメント 4件
    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      バイバイ、ブラックバード Postal Novel

      伊坂幸太郎

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 伊坂幸太郎、流石です、未だにに底知れぬ引き出しで
        今作もぶっちぎりの独創性とストーリー展開で
        世界に引込まれ、一気読み必至です。

        どっからこういうストーリーを創造するんだ?
        ってくらい摩訶不思議で妙チクリンな話しなのですが
        さほど疑問や違和感を覚えずに読めるってのは
        流石のストーリーテラーです。
        ここ数作で伊坂は変わった...と思われる方も
        多くいたようですが、その意見を斜めに斬り込む様に、
        会話と小ネタのオンパレード。
        「どうよ!?」と言わんばかりで微笑ましいw。
        媚びること一切なく、ある意味突き放した様な
        スタンスで乱射される「小気味良い会話」はある意味
        ハードコアなスピードです。いいわー。

        そして摩訶不思議な主人公、摩訶不思議なストーリーの
        ラストは...これまたカッコいいっ!
        伊坂幸太郎という名の井戸は...まだまだ深い。
        >> 続きを読む

        2013/06/12 by za_zo_ya

      • コメント 7件
    • 他3人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      六百六十円の事情

      入間人間

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 以前からどのような作品を書くのか気になっていた作家さん。今回初めて手に取ってみた。カツ丼がキーワードになる短編集。ただ、それぞれの短編同士でつながりがあり、最後に一つの話としてまとまる構成。個人的には2話目の食堂の孫といけないと思いつつも本屋で万引きを繰り返す高校生の恋の話が良かった。5話~最後の語り部になる、食堂のお爺さんの言葉遣いが年寄りらしくないのがちょっと気になったが、概ね楽しみながら読むことができた。この方の他の作品も見つけて読んでいきたいと思う。
        >> 続きを読む

        2017/02/27 by おにけん

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      首無の如き祟るもの

      三津田信三

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! ooitee chiiiisim
      • 久々の読書に選んだ1作でしたが、序盤で1度挫折しました。
        難しい表現や、地名や登場人物の名前のややこしさ。
        何度も確認のために前のページへ逆戻りになり、なかなか読み進まなかったからです。
        ほかの小説を数冊読んでから、やはり高評価のこちらが気になりもう一度手に取りました。
        他の小説で活字のリハビリをしたので、今回は全く問題なく読み進めていくことができました。
        本格ミステリーホラー作品で、とにかく最後まで誰が犯人なのか判らなかったです。
        最後の最後まで、まだ終わらないの?と言いたくなる仕掛けが出てきて、とても面白かったです。
        活字慣れしていない方は、ほかの小説で慣らしてから読むことをお勧めします!
        >> 続きを読む

        2018/09/02 by chiiiisim

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      小さいおうち

      中島京子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 図書館で借りた一冊。
        中島京子さんの作品を読むのは初めてで、
        他の作品もいろいろ読んでみたくなりました!

        簡単な感想で申し訳ないのですが、良い物語でした。
        >> 続きを読む

        2015/05/15 by すもも

      • コメント 15件
    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      あられもない祈り

      島本理生

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね! momomeiai
      • テレビで西加奈子さんが「最高の恋愛小説」でとりあげていたので
        図書館に予約して、初めて島本理生さんの作品を読みました。

        西加奈子さんもおっしゃっていましたが、
        他の人の名前は出てくるのに、主人公は「わたし」相手の男性は「あなた」で
        最初から最後まで名前が出て来ません。

        主人公の女性は我慢して淡々と過ごしていると思っているのに
        ヒリヒリした感情が伝わってくるような気がします。
        少女漫画とは違った生々しさかな。

        相手の男性が社会的に成功した年取った男性とされているのだけれど
        それって、いくつ位を想定しているのかしら〜?とちょっと思いました。
        世の中すべての女性が幸せになってほしいと思います。
        >> 続きを読む

        2019/02/12 by kucoma

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      GOSICK

      桜庭一樹

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.3
      いいね! niwashi
      • (登録前に読んだ本)
        図書館で借りて読了。ヴィクトリカがなぜ学園から外に出ることが出来ない点・赤毛の魔術師とヴィクトリカとの関わりなど、だんだん明らかになってくる巻。今後、一弥との関わりはどうなるのかなど謎解きも含めて面白くなってくるのではないかと思う。 >> 続きを読む

        2016/10/02 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      初恋彗星

      綾崎隼

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 昨年の夏ごろに1と3作目を読み、シリーズを通して読んでみたいなと思った。遠くへ行ってしまった恋人への一途な思いと、幼馴染としてその男性のそばにずっといながら、男性の恋人に関する秘密を守り通すためにずっと嘘をつき続ける。切なさ満開の展開。最後にはそれぞれのキャラに「救い」があり、読んでいて一安心。一言で物語を例えるなら「切ない!」という言葉に尽きる。感想はこんなところです。 >> 続きを読む

        2017/01/06 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ぼくらの輪廻転生(てんせい)

      さとうまきこ

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 輪廻転生によって、本当に人間は少しずつでも成長できているのか。地球が滅びるのと、人類の魂が成長するのとではどちらが早いのか。どうも、拮抗しているようで、焦りを感じてしまう。神がもしこの事を執り行っているのだとしたら、大した博打うちだと思う。 >> 続きを読む

        2015/08/05 by SAE

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      キング&クイーン

      柳広司

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 今回読了した柳広司の「キング&クイーン」は、それまで歴史ミステリや古典文学のパスティーシュを得意としてきた著者にとって、現代日本を舞台にした初めての長篇ミステリであるにもかかわらず、往年の良質な翻訳ミステリをどこか彷彿とさせる小説のような感じを受けました。

        ある出来事がきっかけで警察を退職し、今は六本木のバーで店員兼用心棒として働いている元SPの冬木安奈のもとに、天才チェスプレーヤー、アンディ・ウォーカーの警護の依頼が持ち込まれた。

        依頼人によると、彼は米国大統領から命を狙われているというのだが-------。

        書き方次第ではいくらでも波瀾万丈の大長篇に仕立て上げられそうな物語だけれども、著者は逆に、無駄な要素をストイックなまでに削ぎ落としていると思う。

        頭脳明晰でタフなヒロインの魅力、その彼女さえも翻弄するアンディ・ウォーカーの一筋縄ではいかない変人ぶり---といったキャラクターの造型は印象的だし、彼らが繰り広げる頭脳戦は、「ジョーカー・ゲーム」で日本推理作家協会賞と吉川英治文学新人賞をダブル受賞した著者ならではの、緊迫感と知的スリルに満ち溢れている。

        その頭脳戦の展開が、チェスの試合と重ね合わせてある趣向も洒脱で、特に、タイトルの真の意味が明らかになる終盤のどんでん返しは、実に鮮やかだ。

        9.11テロ以後の世界情勢を織り込むなどの現代性もある作品ですが、そこに必要以上に重きが置かれているわけではなく、全てのエピソードがミステリとしての骨格に有機的に結びついていると思うんですね。

        贅肉だらけの大作が増えてきている現代のミステリとは異なる、粋でスマートな作品世界は、ミステリの面白さとは、そもそもどこにあったのか---という本質的な問いを、我々読み手側に突きつけているんですね。

        >> 続きを読む

        2018/08/29 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      恋のトビラ 好き、やっぱり好き。

      石田衣良 , 角田光代 , 嶽本野ばら

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 恋の始まりってやっぱりいいなぁって感じるお話でした。
        恋がしたくなります!

        2017/05/30 by asa_chann

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      セカンドウィンド

      川西蘭

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • レースの描写
        2は退屈な展開でした。
        3の終盤にドラマが動きます!
        3まで読んでオチがついた感じですね。
        ん?コレで終わりなのかな?
        こうなると続編も読みたい気がします
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています

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