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2010年11月発行の書籍

人気の作品

      人生がときめく片づけの魔法

      近藤麻理恵

      サンマーク出版
      カテゴリー:住居、家具調度
      4.0
      いいね!
      • やる気が出る、その気になる本

        カミさんが図書館で借りてキタ。

        なかなか語り口がおもしろい文章。
        なるほどな~、とか
        ありがち~、とか、
        クスっと笑っちゃいそうになりながら読んじゃいますねw
        >> 続きを読む

        2018/08/05 by motti

    • 他15人がレビュー登録、 54人が本棚登録しています
      オレたち花のバブル組

      池井戸潤

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ryoji
      • 周囲が面白いというので読んだ。第二作目が最初に読んだシリーズだ。
        テンポのよい物語の展開と、「悪者」を突き詰める展開が快感。どうなるのかハラハラとさせられるが、結果的によい結末だ。とにかく面白いのでなかなか目が離せない。TV化されるわけがわかった。前後は違うが、第一作と第三作を読んでみたい。
        >> 続きを読む

        2017/12/16 by KameiKoji

    • 他13人がレビュー登録、 67人が本棚登録しています
      輝く夜

      百田尚樹

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! kaoru
      • クリスマスの魔法

        ちょうど読み始めたのが12月に入ってから

        でもこの本がクリスマスイブに起こる
        奇跡の話がつまった
        短編集とは知らずに手に取ったことに
        少々の驚きと嬉しさが・・・

        どれもハッピーエンドで
        いつもならベタな話だな~と
        流してしまうかもしれないけど
        今の私にとっては
        これが小さなクリスマスプレゼントだったかも?

        少し前に身内を亡くし
        クリスマスもお正月もない自分が
        少しだけ幸せな気分になれたから・・・

        頑張っても報われない女性たちが
        それぞれの幸せをつかむ夜をご覧あれ
        >> 続きを読む

        2017/12/07 by bluepopy

    • 他8人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      折れた竜骨

      米澤穂信

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ooitee

      • 米澤穂信の「折れた竜骨」の舞台は1190年のイングランド。
        ロンドンから船で三日ほど離れた海に浮かぶソロン諸島を一組の主従が訪れる。

        騎士のフィッツジョンと、その従者のニコラと名乗った二人は、仇敵である暗殺騎士を追って、放浪の旅を続けてきたという。
        折しも、島には呪われたデーン人の襲来に備え、傭兵たちが集められようとしていた。

        その夜、領主であるローレント・エイルウィンが、何者かに惨殺される。
        フィッツジョンとニコラは、暗殺騎士の魔術に操られた"走狗"を突き止めるべく、ローレントの娘・アミーナと共に捜査を開始するのだが-------。

        魔術や呪いが跳梁跋扈する世界で、謎解きが繰り広げられる、著者・米澤穂信の異色の歴史ミステリであり、ランドル・ギャレットの系譜に連なる特殊設定ミステリの傑作だと思う。

        とはいえ、著者の意図は、魔術や呪いを巡る議論をトリックの成立ではなく、徹底的に犯人を限定するための論理に結びつけるところにある。

        オーソドックスな消去法ではあるが、その真っ直ぐさは"理性と論理の力は魔術を打ち破れるのか?"というテーマにふさわしいものだ。

        思えば、米澤穂信作品における推理は、作品毎に何かしら記憶に残る色をまとっていた。

        「さよなら妖精」でマーヤの出身地を突き止める消去法、「インシテミル」での存在するはずのない凶器を巡るアクロバット。
        あるいは「氷菓」、「追想五断章」の書かされ残されたものから、真実を掘り起こす文献ミステリとしての側面を、この作品に加えてよいかもしれない。

        この作品のラストには、真実の追求よりも、ある種の"説得"を優先させる一瞬があるが、これもまた「愚者のエンドロール」はじめ、古典部シリーズで数多く変奏されてきた光景だった。

        こうしてみると、著者の道行きは、説得の技術としての論理への目配せを一方ならず感じさせるし、この作品はその一通過点として屹立しているのだ。

        そして、謎解きが終わった後に語られるのは、本ルートの消去法とは別の切り口からの犯人指摘であり、その哀切さは教養小説としての色彩を作品に添えていると思う。

        >> 続きを読む

        2019/11/16 by dreamer

    • 他5人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?

      藤井建司

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 既に崩壊しているが、家という箱の中で同居しているだけの家族に訪れた粗暴なヤクザ。

        狙いは分かるが、粗暴な刺激を投下したいのでヤクザを登場させるという発想が安直過ぎる気がする。

        表面的な関係で成立している集団に対しては、エモーショナルなアプローチが効く場合が有る。
        ビジネスライクな関係だった人と、飲んでみたら俄然仲良くなったというのが好例だろう。

        最近聞くことが減ったが、少し前までは「飲みニケーション」などと呼ばれ、チームビルディングの具体的な実績の有る手法と言える。

        兄は引き籠り。妹は不良化。母はアル中。父は感情を押し殺して周りに干渉しない。
        冷え切った関係が続いていた家族に対して、ある日突然ヤクザが居座り始める。

        リアルではヤクザの知人は全くいないものの、本や映画の世界では、かなりのファンなので、正直「こんなもんヤクザじゃない!」と思ってしまっている自覚は有るものの、第三者的に見ても、やはり安直だと思う。

        粗暴なヤクザの強制的な干渉によって、コミュニケーションを取り戻した家族という絵にしたいのはわかるのだが、岩田というヤクザ自身の背景が描かれていないため、どうにもご都合主義な登場人物な気がして仕方が無い。

        ただ、家族それぞれの事情とか心情については、現代病理を上手く写し取っていて、共感はしないものの、一定のリアリティを感じることはできた。

        アッと驚くオチが用意されているので、推理小説的な要素でも楽しめるかもしれない。

        ヤクザ岩田シリーズには続編が有るらしい。でもヤクザとして魅力的では無いので読むことは無いだろう。
        >> 続きを読む

        2012/08/21 by ice

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      木洩れ日に泳ぐ魚(さかな)

      恩田陸

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! Tsukiusagi
      • 好き嫌いに分かれる類いだと思うのだが、最後の一日というサスペンスを用意しておいてそれをあっさりと交わす。
        それが恩田さんらしいのだが。

        一応カップルの秘密だったり、父親の死の謎などがあるが、それがあまりのめり込ませない謎である。

        そもそもが予測のみの展開が多くて、はっきりしない結末。
        スッキリしたい人には向かない作品。
        >> 続きを読む

        2019/04/03 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      僕と妻の1778話 (集英社文庫)

      眉村 卓

      3.0
      いいね!
      • 長く夫婦をしていると色んなステージがやってくる。
        子育てや定年退職、連れ合いの病気や怪我などの入院。
        それや親の介護など。

        最初はお互い色んな葛藤があって喧嘩やイライラすることもあるだろう。でもだんだんお互いにとっていい形で折り合いをつける。

        眉村さんは最後まで奥さんを励まそうとして毎日1話のショートストーリーを書く。
        奥さんは自分のために書いてくれることより眉村さんが物書きであってくれるということの方を望んでた。

        案外男性の方がロマンチックで女性の方が現実的なのかもしれない。
        最後の娘さんの解説は作家さんの家族ってこんな風なんだとイメージできた。
        >> 続きを読む

        2019/09/27 by miko

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      さよなら渓谷

      吉田修一

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! taiaka45
      • 事件の容疑者に迫るレポーター、手持ちのカメラによるガタガタした映像------。
        さながら、ワイドショーを見ているかのような錯覚に陥りつつ、具体的に言えば、2006年に秋田で起きた、あの事件を彷彿とさせながら、物語は始まる。

        まるで舞台装置のような現場だ。都心から遠くない渓流の美しい町の奥、砂利敷きの広場をコの字に囲むように建っている30戸ほどの平屋。
        どれも古く、軒先には錆びついたプロパンが設置されている。

        そのうちの1軒、母一人子一人の母子家庭である、立花里美の4歳になる息子の遺体が、2週間前に渓谷で発見された。
        容疑者は母である里美。息子が邪魔になって、殺害したのではないか。

        砂利敷きの広場には、報道陣の車が張り付いている。日差しが眩しい夏。
        ここまでは、読者はワイドショーの視聴者でいられる。

        この物語の主役は、立花母子であろうかと思われたのも、ほんの束の間。
        やがて、隣りに住む夫婦と思しき男女に、物語のカメラは切り替わる。

        男は、尾崎俊介。付近の工場で契約社員として働き、休みの日には小遣い稼ぎとして、少年野球の臨時コーチを勤めている。女は、かなこ、という名だ。

        ここにもう一人、この事件を報道する側の人間、中堅の出版社の記者、渡辺一彦が登場する。
        物語の大まかな背景は、このようになっている。
        ここから先は、渡辺が尾崎とかなこの過去の、驚くべき秘密を探り出す話となる。

        そして、ここからは、物語が手を延ばせば届きそうなところへグッと迫ってくる。
        読者は舞台となっている平屋のどこかに住んで、渡辺が姿を現すたびに進行する物語を、息を潜めて目を凝らして、じっと見つめることになる。

        まず、この転換の鮮やかさだ。子殺しの話と思わせておいて、たまたま隣りに住んでいる者の、事件への当惑が描かれたとして、そうじゃない、その二人には何かがありそうだ、と展開していく意外性に、目は釘付けとなる。

        この後、二人の物語は過去と現在を往還しつつ、やがて、その関係が明らかになっていくのだが、作者の吉田修一の手際は、まさに見事と言うしかない。
        緊張感は、一瞬たりとも途切れることなく最後まで続いていく。

        そして、尾崎とかなこの、どうしても逃れられない、あまりにも重い屈託を抱えていると思しき様子が、ズシリとのしかかる。

        目には見えなくても、明らかに纏っている様が見える、身体の周りの暗く重い屈託。
        だから、誰にもその心の内に触らせないし、触れない。

        よく見ると、二人の間でさえ、そうなのだ。さらに渡辺も、そんな人間だ。
        過去からの屈託を脱ぐことができないでいる。
        だから、尾崎とかなこのことが気になってしょうがない。

        この三人の描き方も、冗長なところなど一切なしの見事な切り詰めぶりであり、物語の進行によって、少しずつ過去が描かれることにより、読者は次第に、その屈託を自分のものとして、益々重く深く感じてしまうはめになる。

        テーマは、人間の「業」だ。この驚愕の物語は、間違いなく読むべき作品であると思う。
        尾崎とかなこから発せられる、あまりにも重い言葉に、私は何度か凍りつかざるを得なかった。

        そして読み始めたらもはや止めることなどできず、じっと身を固くしたまま、ノンストップで一気に読んだ。
        そうさせてしまう勢いに満ちた作品であると思う。

        >> 続きを読む

        2021/04/07 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      五匹の子豚 クリスティー文庫)

      アガサ・クリスティ , 山本やよい

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 【今度こそ真相を見切った!……と思ったらまた騙された (´・ω・`)ショボーン
         今回、ポアロが挑むのは16年前の殺人事件の真相解明です。
         16年前、エイミアスという天才的な画家が毒殺されるという事件が起こり、犯人として逮捕された妻のキャロラインはエイミアスの自殺を主張しましたが容れられず、裁判で有罪となり終身刑の判決を受けますが、その1年後に亡くなってしまいました。
         しかし、キャロラインは、亡くなる前に事件当時5歳だった娘のカーラに宛てて、自分は殺してなんかいないという内容の手紙を書き残していたのです。

         成人し、結婚することになったカーラは、この母の手紙のことがどうしても気になり、ポアロに16年前の真相を解明して欲しいと依頼してきたのです。
         とは言え、16年も前の事件です。
         今更証拠など残っているはずもないのですが、ポアロは関係者から当時の話を聞くことにより、灰色の脳細胞を使って真相を解明することを引き受けるのでした。

         エイミアスは、事件当時、エルサという若い女性を愛し、キャロラインと離婚してエルサと結婚する約束をしていました。
         この件で夫婦は激しい喧嘩となり、キャロラインは「ほかの女に渡すくらいならあなたを殺してやる」とはっきり言ったことが関係者の証言から明らかになっています。

         エイミアスの死因はビールに入れられたコニインという毒物でした。
         エイミアスらが住んでいた家の近くには、エイミアス夫婦とも以前から親しくしているブレイク兄弟が住んでいたのですが、兄のメレディスは素人薬剤師であり、自分で抽出したコニインを所持していたのです(少量の使用なら喘息などに効果があるそうです)。
        ところが、事件があった前の日、メレディスはエイミアス夫婦その他の関係者らに自分の作業場を案内し、コニインについても見せて説明したことがあったのです。
         そして、その後、コニインが減っていることに気付いたのです。

         キャロラインは、裁判で、自分がメレディスのところからコニインを盗んだことを認めました。
         エイミアスの態度に絶望し、自殺を考えてコニインを盗み出し、香水の空き瓶に入れてしまっておいたというのです。
         コニインが入っていたメレディスの薬瓶や、取り分けたという香水の瓶にはキャロラインの指紋だけが残っていました。

         そして、事件があった日、エイミアスはエルサをモデルにして公園で絵を描いていたのですが、暑い日だったこともあり、やって来たキャロラインに冷たいビールが飲みたいと所望したのです(近くの四阿にもビールはありましたが、ぬるいと言うのです)。

         キャロラインは言われるまま家から冷えたビールを持ってきてグラスに注ぎ、エイミアスはそれを飲み干したのですが、「おかしな味がする」と言い、その後しばらくしてコニイン中毒により死亡したのです。
         コニインはビール瓶の中からは検出されず、グラスだけから検出されました。
         
         現場付近にいた犯行可能な関係者は以下の5人です。
         1エルサ、2メレディス、3フィリップ(メレディスの弟)、4アンジェラ(当時13歳だったキャロラインの義妹)、5セシリア(アンジェラの住み込み家庭教師)。
         この5人の中に真犯人がいるのか?それともやはり裁判は正しく、キャロラインが犯人なのか?あるいはキャロラインが主張していたとおりエイミアスの自殺だったのか?

         私は、真ん中辺りまで読んでこの事件の真相が分かった!と思いました。
         本作は、様々な客観的証拠が提示されてそこから推理するというタイプのミステリではなく、読者に与えられるのはあくまでも関係者の供述のみです(当然嘘をついている関係者がいる可能性もあり、供述が真実とは限りません)。
         ポアロに言わせれば、関係者の心理から真相を導き出せると言うのですが……。
         私は、一応納得できそうな真相にたどり着いたつもりだったのです。

         ラストの解決編に入っても、私の推理は当たっていると思って読み進めたのですが……あらら。
         またもやクリスティにうっちゃられてしまいました。
         確かに、クリスティはその真相のための伏線を張っています(一点だけ不親切だと思ったのは、コニインがどういう状態なのかが描写されていないこと。私は粉末ではないかと思っていたのですが、どうやら液状のようですね。いや、まぁそれは途中で何となく気づくのですが)。

         今度こそは当たったと思ったのに、まったく食えないおばさんだ!(笑)
         でも、そんなこと言ったらクリスティから、「あなたが不注意なのですよ」とかしれっと言われそう。
         クリスティにうっちゃられてみたいというあなた、本作をどうぞ読んでみてください。

         なお、本作のタイトルや造りは童謡の見立てになっているのですが、こちらはあまりうまく行っていないと思いました。
         童謡見立てにする意味があまりなく、効果も上げていないのですよね。
         そこんとこ、☆を引くかな~とも思いましたが、今回もやや甘めの評価でいきましょう。


        読了時間メーター
        □□□     普通(1~2日あれば読める)
        >> 続きを読む

        2020/08/01 by ef177

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      田村はまだか

      朝倉かすみ

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • タイトルが気になってしまって、読んでみた。
        読んでみて、札幌ススキノが舞台と知る。
        文学賞受賞作品だということも知る。

        第一章を読んでみて、心つかまれず、途中で読むのやめようかなーとも思ってしまったけど、知っている街が舞台だと地名や看板(ニッカウィスキー)に親近感を持ってしまい読み進める。最後に待ち受ける感動っていうのも何か気になる。

        小さなバーでなかなか現れない田村を待ちながら、同級生5人が自分の人生を回想しながどんどん夜は更けていく。

        選評にある、「心の内側のヒダを爪でひっかいてくるような感触」はなんとなくわかるかも。
        保健室の先生の「まだ34歳。しかしこの「まだ」は高校生には通じない」とか「おばさんでありながら、胸の奥に「まだ」という気があることを見透かされている」とか、なかなかグサグサきますね・・。

        設定、雰囲気は好きでしたが、ひとつひとつの話にいまいち心が動かなかったかな。

        >> 続きを読む

        2016/11/07 by もんちゃん

      • コメント 1件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      30日で人生を変える「続ける」習慣

      古川武士

      日本実業出版社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.4
      いいね!
      • 習慣化の第一人者と個人的に思っています。
        やめる習慣も購入、マンガ版も購入しました
        続けられない理由の説明と対処方もわかりやすく書かれてあるので、家に1冊あると助かります。
        >> 続きを読む

        2016/12/24 by marsa

    • 他3人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      彼女を言い負かすのはたぶん無理

      うれま庄司

      PHP研究所
      カテゴリー:小説、物語
      2.8
      いいね!
      • 美貌の上級生に惹き込まれ、ディベート部に入部した男子生徒の成長と恋。

        ライトノベルなるものを生まれて初めて読んだ。案外嫌いではないかもしれない。

        ライトノベルというものの存在は知っていたものの、それが何たるかは知らなかった。
        この作品は、それに分類されるということなので、あえて事前にライトノベルの定義は調べずに読んでみた。

        読後に再考してみたのだが、普通に面白かったし、何をもってライトノベルと言うのは分からず仕舞い。

        せっかくなのでWikipediaで調べてみたところ
        > 表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説
        というものらしい。

        「アニメ調」というところで、正直、オトナが読むには...とか、電車で読むには...という部分が確かに有る。
        読者層の限定に繋がるので、マイナスの要素になっていると思う反面、随所に挿入されるイラストのパワーに驚く。
        2次元の女性が特別好きと言うわけでは無いものの、このイラスト無くしては、こんなにも楽しんで読むことは出来なかったのは確実。

        内容としては、全く馴染みの無かった「ディベート」をテーマとしている点が面白い。

        元営業職だったことも有り、状況に寄っては白を黒として折衝せざるを得ない局面も有ったため、例え明らかに間違った結論で有っても、説得力が有った方を勝ちとするというルールにとても興味を持った。

        「朝までなんちゃら」みたいな態度の悪い論客ぶった著名人が討論する番組みたいなものを想像していたが、ディベートって、なかなか面白そうで有る。

        好きな先輩が入学した高校に進学した過去が有るので、超美人の先輩に勧誘されて入部する男子の気持ちはガッツリわかる(笑)
        >> 続きを読む

        2012/08/10 by ice

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      贋作『坊っちゃん』殺人事件

      柳広司

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! MissTerry
      • 夏目漱石の『坊っちゃん』から3年後のおはなし。
        東京に戻って街鉄の技手となった「坊ちゃん」は、元同僚の「山嵐」と再会し、
        教頭「赤シャツ」が自殺したと聞く。「赤シャツ」の自殺に不自然さを感じた2人は、
        再び四国を訪れ…。

        小説『坊ちゃん』を読んだのはずいぶん昔でよく覚えていないけれど、
        定期的に映画化やドラマ化されるので、オリジナルはだいたいわかっていると思う。
        「坊ちゃん」ってこんなに頭の固い、いや一本気な頑固者だったっけ(笑)
        オリジナルは、古きニッポンの田舎たる田舎ルールの町に
        鼻っ柱の強い江戸っ子の若造がやって来て一騒動的な、
        どこかしらのどかな雰囲気の話しだけど、こちらは
        実は3年前の出来事の裏側では、きな臭い思想や暴力、裏工作が絡んだ、
        目線を変えたら全然違う物語でした・・・になっている。
        空気感はそのまま同じだからちょっと不思議で、これはこれですごいかも。
        薄くて読みやすいミステリー小説。旅行や通勤途中に読むのにオススメ。
        >> 続きを読む

        2016/09/28 by achiko

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      砂の王国

      荻原浩

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 証券会社からホームレスになった山崎の全財産はわずか3円。
        どん底から頼れるホームレス2人を知り、一念発起しようと会社を立ち上げる。

        底辺がいかに貧しいのかじっくりと描かれており、そこからどのように立ち直っていくのか。

        それがまさかの新興宗教という形。
        当初は入会金を取らないという制度だったのに、規模が大きくなるにつれ人間というのものは変わっていく。

        さらに大きくなろうとしている中で下巻に続いていく。
        >> 続きを読む

        2020/05/02 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      砂の王国

      荻原浩

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 荻原浩の上下巻という分厚い作品ゆえに、読むのが後回しになっていた「砂の王国」(上・下巻)をようやく読了。
        ホームレスに転落した男が、一念発起し、新興宗教を立ち上げていくという物語だ。

        かつて、証券会社に勤務していた山崎は、妻に逃げられ、会社を退職し、とうとうホームレスにまで落ちぶれる。
        そうしたなか、生活の場と決めた公園で出会った、不思議な雰囲気の若いホームレス。

        そして、占い師。山崎は、ホームレスのままでは生きることさえおぼつかないと考え、出会った二人を巻き込んで、新興宗教を立ち上げることを決意する。

        序盤で感じられるのは、ホームレスとして生きるうえでの、現実とその厳しさ。
        ホームレスというと、普通に存在しているように感じられるのだが、そんなに簡単に気楽に、ホームレスとして生きていけるわけではないことを痛感させられる。

        そこで主人公は、ホームレスから脱却するために、知り合った男たちの特性を生かして、新興宗教を起こそうと画策する。
        主人公は、以前マルチ商法に関わったことがあり、その経験を活かし、計画に邁進していく。

        "新興宗教"というと、何か胡散臭いものを感じるが(実際にここで計画するものは十分胡散臭いのだが)、どちらかというと、ビジネスとしての事業を発足させていく過程とあまり変わらないようにも見受けられた。

        そこから、さらなる波乱万丈の幕開けがなされていくことになる。
        ただ、結局のところ、主人公の進歩のなさばかりが目立つものとなっている。

        それを著者も意図して書いているのであろうが、いくらなんらかの事業を起こしても、本人が意識を改めない限りは、結局は同じ人生の道筋をたどることになるという教訓を描いているかのようだ。

        目的が単にホームレスからの脱却というものにすぎなく、とにかく金を稼ぎたいとか、本当の新興宗教を立ち上げたいとか、そういった意識が欠けていたところが、この主人公がたどる結末に繋がっていったのではないだろうか。

        胡散臭さげな内容ながらも、何気に身近にあってもおかしくなさそうな話であるし、主人公が普通のサラリーマンという感じであるので、さほど違和感なく、普通の小説として楽しむことができると思う。

        >> 続きを読む

        2021/10/03 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      進撃の巨人 - 3

      諫山創

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • アニメは見てませんが原作コミックスを一気に読みました。
        なるほど~、問答無用な設定にぐいぐい引き込まれます。

        そしてこれは自分の殻を破って進み出ようじゃないか!というメッセージを込めているのがわかりやすい!
        だからこの漫画の読者が熱くなれるんですね。

        ビジュアルのネタ的にもおもしろすぎるしね、巨人て(;´Д`)

        (amazon解説)
        巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
        超大型巨人と鎧の巨人の正体が発覚。エレンとユミルは、彼らに連れ去られてしまう。二人を奪還すべく調査兵団が動き始めるが、エレンとユミルの間に亀裂が走り……!! かつて苦楽を共にした104期の仲間達が、敵味方にわかれて戦うことに!
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        2018/08/23 by motti

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ウォッチメイカー

      池田真紀子 , DeaverJeffery

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 殺人者ウォッチメイカーは
        もう直ぐに本名がジェラルド・ダンカンと読者に明らかになる

        そこは問題ではないらしい

        ダンカンが被害者を選ぶのも
        無作為ではないというのが分かってきて
        その理由を
        相方 性犯罪者のヴィンセントに伝えているが
        読者には明かされず

        そして
        捜査にあたっているサックス刑事が
        並行して進めているのが
        会計士クリーリーの自殺の謎

        クリーリーの方も
        行けば行くほど迷宮に迷い込むようで
        これが恐らくだけど
        ウォッチメイカーの事件に関わるよなとは思う

        ウォッチメイカー事件の協力を依頼された
        キネシクスの専門家 ダンス刑事

        彼女の取り調べのシーンは
        圧巻で
        この人だけで
        本が1冊出来上がると思う

        これが
        科学捜査の権威 ライムと
        ヴァーサスになってるのがおもしろい

        ライムは四肢麻痺になってしまい
        ダンスは夫を亡くしたという
        2人とも壮絶な経験をしているのも印象的

        ヴィンセントは
        心の中でダンカンに友情を感じ始めていて
        なんとなくダンカンもそんな感じになっていて
        2人とも人の尊厳、命を何と考えてるのかという奴らだが
        この不器用な友情物語も
        この先どうなるのか少し興味がある

        下巻が楽しみ
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        2021/11/11 by 紫指導官

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      ウォッチメイカー

      池田真紀子 , DeaverJeffery

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 真相はコレです
        …と見せかけて
        実はコッチです

        の繰り返しの下巻

        あとは
        このパターンの
        何処で着地するかだけ

        シリーズ物なのは知らなかったが
        前の作品1つも知らなくても楽しめる

        それにしても
        ウォッチメイカーの本当の正体に
        少しがっかりしたのは否めないし
        最後は胸をすく思いをしたかったので
        消化不良起こしそうになった
        >> 続きを読む

        2021/12/26 by 紫指導官

    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      チーム

      堂場瞬一

      実業之日本社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 現在横浜マラソンでの初マラソンを目指し日々取組んでいるので、気分を盛り上げる為に陸上競技系の小説をチェック中。三浦しをんの『風の歌を聴け』に続いての箱根駅伝モノとしてセレクト。以下、読後感。主人公の浦に対する描写がちょっと不足気味な気がする。青木、門脇、山城と脇を固める個性派が徐々に魅力を増していくだけに、主人公の魅力を書込みきれなかったところが惜しまれる。しかしこの手の小説は怪我とセットで煽らないと成立しないのだろうか?『ヒート』『キング』『チームⅡ』も読んでみようかな。【図書館】 >> 続きを読む

        2016/02/15 by llhiroll

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      もうすぐ絶滅するという紙の書物について

      CarriereJean Claude , EcoUmberto , 工藤妙子

      阪急コミュニケーションズ
      カテゴリー:図書、書誌学
      3.7
      いいね!
      • 【紙の本って絶滅してしまうのかなぁ……そうは思わないんだけれど】
        電子図書が隆盛になっていくと、紙の本ってどうなるんだろう?というのが主要テーマではあるのですが、そこから派生して本にまつわる濃ゆい話が対談形式で続きます。エーコ大好きなので読んでみました。

         すみません、ガラじゃないんですがやや辛口のレビューをさせていただきます。
         対談しているお二人のお話はとてもよく分かるし、興味深い話もあるのですが、目新しい話がなかったのも事実ではないかと感じました。
         本を愛している気持ちはとてもよく伝わってきますし同感もできますが、タイトルが悪いのかなぁ。

         電子図書という現実に対してどうなっていくのかという展望の面に関しては、ことさら読むべき話もなかったかしらと思ってしまったのは私の読み方が浅いのでしょうか?
         既に色々なところで論じられていた域を出ていないように思えました。
        どうも邦題が良くない、誤解を招くのかもしれません。
         なんでも、原題は直訳すると『本から離れようとしてもそうはいきません』というようなことらしいんです。

         確かに、内容も本を愛する二人の対談として読んだ方がしっくりくるようで、邦題タイトルの頭で読むとちょっとなぁと感じてしまうのかもしれません。
         ちょっと読み違えてしまったかなという一冊でした。
        >> 続きを読む

        2021/11/25 by ef177

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出版年月 - 2010年11月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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