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高野和明
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ハイズマン・レポートによって人類が滅亡する存在の可能性が指摘され、集められた4人の軍人たちが特殊任務に挑む。一方父親が急死した研人は、残された研究結果を引き継ごうとする。超が付くぐらいの大作であり、そのスケール感はそのままハリウッドでも映画化できそうなほど。銃を使ったミリタリーアクションから、陰謀が渦巻く国に寄るサスペンス。高野さんお得意のタイムリミットもしっかりとあるし、アキリの存在を誰もが認めようとしている姿には胸が熱くなる。基本エンタメなので、長尺ではあるが読み辛さはまったくない。それにしてもこれ以降高野さんは新作出してないけど、いつになったら出るんだろう。 >> 続きを読む
2020/07/25 by オーウェン
三上延
再読。
2020/04/25 by hiro2
中山七里
この著者の『さよならドビュッシー』シリーズしか読んだことが無かったので他にも手を出してみた。口コミで評判が良さそうだったのでこの本にした。途中まで「どんでん返し」が大したこと無さそう、、、と変な心配をしながら読んだが、ちゃんと最後まで読めば質の高いオチで安心した。 >> 続きを読む
2020/03/05 by W_W
有川浩
正直自分の中では、全く行きたい旅行先に思い浮かばなかった高知県。そんな高知県庁に観光誘致のための「おもてなし課」ができる。しかし、お役所仕事、頭が固い、前例のないものは却下…と、なかなか進まない。都道府県庁あるある、ですね。そこに民間の考え方、アイデアが入るとどうなるか。おもてなし課の職員たちの考え方が少しずつ変わっていき、プロジェクトを成功させるために駆け回り、実現に近づいていく様子に心躍りました。物語はフィクションでありながらも、実際に高知県庁に『おもてなし課』は存在するそうです。。おもてなし課が観光大使として、高知県出身の著者を任命し、そこでのエピソードも話の中に盛り込まれているところに、ちょっとリアルを感じました。最後に物語の主人公の掛水さんが語っていた夢が現実の日本社会でも実現したら面白いだろうな、と思いました。そうなってほしい。 >> 続きを読む
2020/06/27 by taiaka45
三浦しをん
「冬の一等星」はとても好きでした。素敵な話です。でもそれ以外はどうもピンと来ない感じでした。なんかイマイチ素敵じゃないです。三浦先生とファンの皆様ごめんなさい。 >> 続きを読む
2018/01/02 by lafie
小川洋子
地球の裏側のある村で日本人のツアーが、反政府ゲリラに襲われ、拉致される。3カ月後、8人の人質は全員死亡する。それから2年が過ぎて公開された盗聴テープには、人質たちの声が録音されていた。内容はそれぞれが語る自身の物語だ。「自分の中にしまわれている過去、未来がどうあろうと決して損なわれない過去」が語られる。この小川洋子の「人質の朗読会」は、もはやこの世にいない人質たちの物語という設定を通して、語った人が消えてもなお手渡されることが可能な物語の力と役割とを伝えるのだ。一編ごとに読み進めていく間は、語り手がすでに死んだということを、つい忘れてしまう。読み手である私が言葉を読んで受け取る瞬間、語り手はその存在を生き直すからだ。整理整頓が何より好きなアパートの大家さんと、製菓会社に勤めるビスケットの製造にたずさわる「私」との微妙な距離感を描く「やまびこビスケット」。アルファベットの形をした出来損ないのビスケットをもらって帰り、大家さんと食べる場面が、妙に心に残る。寂しさとユーモアのバランスに何度も胸を打たれる。次の一編「B談話室」では、公民館の受付の女性にうながされ、その部屋へ足を踏み入れた「僕」は、会員にならないまま、そこで開かれる会にふらりと参加することを繰り返す。危機言語を救う友の会や運針倶楽部定例会や、事故で子供を亡くした親たちの会合などだ。その経験によって「僕」は、やがて作家になる。つまり、作品を書くことは世界中の「B談話室」へ潜り込むことと同じなのだ。「その他大勢の人々にとってはさほど重要でもない事柄が、B談話室ではひととき、この上もなく大事に扱われる」。怪我をした鉄工所の工員のために枝を切って杖を作る「杖」。突然、台所を借りに来た隣人を描く「コンソメスープ名人」。語られる過去や記憶は、時空を超えて共有される。そこに願いと希望を託す方法は、確かに存在する。なぜ人は物語るのか。この作品は、その答えをそっと示してくれる。 >> 続きを読む
2018/10/20 by dreamer
長谷部誠
大分昔の本に感じるが、今でも日本代表やブンデスリーグで活躍している長谷部の本。こんなストイックなところがあるので、まだまだ第一線で活躍できているのだろう。成功するためには才能もあるのだろうが、こういった真面目さが重要なんだろうな。 >> 続きを読む
2017/06/16 by yakou
岸良裕司
人の傾向、サガに注目し、プロジェクトを進めるための良本です。コミカルな絵で分かりやすく学べました。タスクをマルチにもたず、一点集中化することにより効率化を図ることなど、触りだけ読むと良いと思えないことを、論理的に納得しやすい例えで解説してくれます。実際には、確認待ち、依頼中など空き時間に次のタスクを入れたくなるなど、簡単ではないかもしれませんが、効果的だと思いました。また、バッファをタスクごとでなく、全体で共有するなど、役立ちそうな点も多くプロジェクトを管理する上で考えさせられる点もあります。筆者が、なるべく分かりやすく、飽きないように書いたことが分かる本です。 >> 続きを読む
2015/08/17 by mattya
河合隼雄 , 小川洋子
当時、文化庁長官もつとめていた心理学者で心理療法家の河合隼雄と、小説家である小川洋子の対談が主な内容です。2005年と2006年に行われた二回分の対談が約100ページ、対談の翌年に亡くなった河合氏に向けた小川氏による追悼文が約30ページです。第一回は2005年の雑誌・週刊新潮における対談で、映画化作品も含めて小川氏の小説『博士の愛した数式』を主要な話題としています。これを受けて翌年に行われた第二回は、カウンセリング、箱庭療法、『源氏物語』、宗教(小川氏の両親・祖父母が信仰していた金光教についてを含む)、日本と西洋の価値観の比較など、扱うトピックは様々ですが、大きくは物語とは何であるかを巡る対話となっています。全般に、どちらかといえば小川氏が河合氏から知見を引き出す傾向が強かったように思います。河合氏がときおりダジャレを発すのは、村上春樹との対談同様でした。二回目の対談の終わり方を見る限り、継続的な対談が企画されていたように見受けられます。文字サイズも大きく一冊の書籍としてはボリュームが不自然に少ないのは、対談から二か月後に河合氏が倒れて翌年に亡くなったために計画が頓挫した影響でしょう。自然と小川氏による追悼文は、二回の対談を振り返る意味合いが色濃くなっています。以下、印象に残った言葉を私なりに箇条書きで要約して残します。・友情は属性を超える・良い作品(仕事)は作り手の意図を超えて生まれる・分けられないものを明確に分けた途端に消えるものが魂・やさしさの根本は死ぬ自覚・魂だけで生きようとする人は挫折する・カウンセラーには感激する才能が必須・一流のプレイヤーほど選択肢が多い・奇跡のような都合のよい偶然は、それを否定している人には起こらない・物語を必要としなかった民族は歴史上、存在しない・小さい個に執着すると行き詰まる・人間は矛盾しているから生きている・矛盾との折り合いにこそ個性が発揮され、そこで個人を支えるのが物語・望みを持ってずっと傍にいることが大事 >> 続きを読む
2020/10/23 by ikawaArise
東野圭吾
加賀恭一郎シリーズ第9弾。日本橋の麒麟の象が置かれている場所で死体となって発見された男性。加害者らしき男が確保されるが、その男は逃走中に車にひかれ脳死状態に。「赤い指」辺りから顕著になっている、人情話風に傾いた感のあるこのシリーズ。今作も被害者側と加害者側両方に苦しむ人がいる。だからこそ事件を解決するだけじゃなく、そのケアまでしなければ事件は終わらないのだ。加賀が珍しく激昂する場面もあれば、「新参者」に続いて出てくるキャラも多い。なので前作を読んでおくとより楽しめるかも。 >> 続きを読む
2018/09/06 by オーウェン
瀧羽麻子
以前、北海道に旅行に行った時に帰りの飛行機で読む本を探していて見つけたのがこの本でした。その時は二冊小説を買って、もう一冊は読んだのですが、こちらの本は時間的に読めずじまいで結局積ん読に回してしまったのでこの機会に読むことにしました。とにかく文章が軽やかで読みやすかったです。そして、パンの描写がとてもおいしそうでした。私もパンが好きなので、好きな男の子とパン屋さん巡りなんてやってみたいなと思いました。こんな恋愛がしたい……!どちらかというと私は描き下ろし短編「はちみつ」の桐子ちゃんに似て、超恋愛体質なのでいつか実現させたいと思います。パン屋さん巡りデート! 小説の中に出てくるデートを実現させるのって少しワクワクしますよね。「うさぎパン」を読んでいて思ったのが、「〜〜のような」とか「〜〜みたいな」という(物で例える)比喩表現? が少ない気がしたということです。過去の話を思い出して、あれに似てるな、これに似てるなという表現のほうが多くて。なるほどこういう書き方もあるんだ、と勉強になりました。読みやすさとしては(最近純文学ばかりを読んでいたせいもあるけれど)群を抜いて読みやすかったと思います。すらすらと、さらさらと言葉が入ってくる気がしました。高校生の言葉遣いだからかもしれません。自分と同じ歳の子の言葉は、友達の話を聞いているみたいな感覚で読めました。でも、主人公の優子ちゃんよりも美和ちゃんのほうが私は好きです。自由で余裕があって、頭がよくて、でも表には頭が良いことを出さない。素敵な女性の一人だなと思いました。憧れです。 >> 続きを読む
2020/03/29 by ゆきの
橋本紡
食べさせることは、命を与えることに等しいんだ。そんな印象的な言葉に代表される、物語と料理、喪失と再生の物語です。大好きで大好きで、苦しいときにはいつも読み返し、登場する九つの物語もいもずる式に読み返し、いつかおにいちゃんの作る料理を作るのを夢見るような、長く楽しめる作品だと感じます。全くタイプの違う地味で真面目な妹のゆきなとチャラくて頭がよくて人付き合いのよい、イケメンなおにいちゃん。幽霊になったはずのおにいちゃんとともにゆきなの過ごす日々は、穏やかなようで案外そうでもありません。香月くんとの恋のよい部分も悪い部分も逃げることもせず、できず、味わいきるゆきな、母の裏切りを許せないなかでひとり暮らす日々、そして忘れていた自分が原因でおにいちゃんが死んだということ、その罪の意識と喪失感との戦い。けれど、彼女のそばにはいつも、妹おもいのおにいちゃんや穏やかに見守る周囲の人々、そして名作古典とおにいちゃんのつくる料理があります。どんなに辛い日々も、物語と料理があれば大丈夫。そんな気がしてくる、優しい話です。山椒魚改変論争が特に好きです。あと、おにいちゃんとゆきなと香月くんに焦点があたりがちですが、お父さんや紺野くん、鴫子さんや吉田くんなど周囲の人々が印象的なくらい穏やかに物語を彩ります。どんなにつらいときでもご飯を食べて本を読もう。つくる度に味が違ってもなにか入れすぎても必ず美味しくなる禎文式トマトスパゲッティーのような生き方を。 >> 続きを読む
2018/11/21 by kaoru-yuzu
石田衣良
就活中には役にも立つし少し辛いそんな気持ちで読み終えました。就活中なのでモチベをあげようというのには最適。就活を仲間と乗り越えるきれいな友情をみることができました。主人公はできるだけ読者に近いような普通の子。その普通の子が努力と仲間でシンデレラの道を駆け巡っていく姿には憧れました。唯一悲しいのはみんなエリートなので就活中には少し心にくるところでしょうか。なにはともあれ読めて良かったです。 >> 続きを読む
2018/03/26 by kaoru-yuzu
堂場瞬一
2019年87冊目。今回は、神田で起きた老夫婦が殺害された上に家に放火されるという痛ましい事件の容疑者が取り調べの途中に自殺し、容疑者の同級生の弁護士が代わりに犯人だと名乗り出て捜査が混乱している所へ大友刑事が捜査本部に派遣されるという話の流れ。事件の謎を解いていく為に大友刑事やその同僚が能力を駆使して真実を暴くのだが、事件の本当の真相を解明した部分を読んだ時は何ともやるせなさを感じた。でもこのシリーズ、登場人物のキャラ設定がよく、読んでいて面白い。最終巻までそろえているので、続けて読んでいきたいと思う。 >> 続きを読む
2019/11/25 by おにけん
大島真寿美
取っ付きにくいかと思いきや、意外に読み易く世界観も伝わった。大半、単調でしたが伏線が回収され大団円に着地する展開は良かった。 >> 続きを読む
2017/10/24 by hiro2
高殿円
「トッカン!」シリーズの高殿円氏の作品。カミングアウトする部分が面白かった。特にゴスロリ趣味で悩むOL亮子と定年退職する夫に一発かます老主婦初恵のカミングアウトはやりすぎかもしれないが、思わず笑ってしまった。主に女性の登場人物が多いが読んでいて共感できる部分は多かった。この方、色々と多彩な物語を書かれるので今後チェックしていきたいと思う。 >> 続きを読む
2016/08/25 by おにけん
植西聡
日々悶々としながら、立ち向かっている現代人に贈る心理カウンセラーの助言集。真面目で優しすぎるあなたに響く。さすがに、「たった1つ」とはいかないけれど。9章に渡った自己分析から始まる対処療法。多くのヒントの中から、自分に合ったものを選べばいい。そんな中で、私に合ったものは以下の通り。・「自信が持てない」なんて珍しくない。・「今の自分のままでOK」と口に出して言ってみる・マイナス感情にフタなんてしなくていい・解決しなくていいことも沢山ある・「良いこと探し」を意識的にやってみる凹みすぎたときや、精神的にまいりすぎた人には、向かない。立ち直れるきっかけがみつかり、自己肯定しやすくなる。 >> 続きを読む
2015/06/15 by てるゆき!
片岡宏雄
野村監督信奉者としては、この本は衝撃的だった。問題となるのは、古田をドラフト指名する時に「眼鏡の捕手はいらん」と言ったのは野村なのか片岡なのか?前半を読む限りでは片岡宏雄の性格の悪さを感じたが、この事に関しては嘘を言ってないように思える。やはり人間、裏の顔というのはわからないものだ。 >> 続きを読む
2018/10/05 by takameturi
清水玲子
いよいよ核心に。まさかこの人が犠牲になるなんて。重い。 >> 続きを読む
2020/04/19 by ちっちゅう
松岡圭祐
莉子の出身地、沖縄・波照間島。その島は長年、水不足に悩まされていた。そんな時、水不足を簡単に解消出来る発明を手に入れた、沖縄議員。それに、莉子は疑問を抱く。果たして莉子は、波照間島を守る事は出来るのか!?舞台が台湾なだけに、漢字がとても難しかった( ´△`) >> 続きを読む
2014/03/01 by ゆずの
出版年月 - 2011年2月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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