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2011年8月発行の書籍

人気の作品

      舟を編む

      三浦しをん

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! Tsukiusagi makoto yam caramel yana
      • アニメや映画にもなっているのでどんな話か知っている方も多いと思いますが、中型国語辞典の編纂にスポットをあてたお話です。女性ファッション誌の連載ということもあってライトで読みやすい語り口です。この本の魅力は専門的な仕事に対する知的好奇心が満たされるおもしろさや登場人物の生き様などはもちろんのこと、なんといっても日本語の奥深さを再認識できるところだと思います。

        舞台は大手総合出版社である玄武書房の辞書編集部。主人公の馬締は大学で言語学を学んでいて辞書編集の素養は十分、配属された時点でかなり完成度の高い人物です。強いて欠点をあげるなら対外交渉が苦手なことでしょうか。とはいえ変人だと言われつつもあっさりと綺麗な女性と結婚するなどやや恵まれすぎている印象でした。私はキャラクターとして一番良かったのは西岡かな、と思います。辞書を編纂していると「遊園地という言葉は知っているけれど実際の遊園地に行ったことはない」というような状況になりやすい中で、西岡は自由な発想や想像ができるのです。たとえば「西行」の項目に何を載せるかとなったときに、言葉を目や耳にした段階で能の演目だと分かる確率の高い「西行桜」でなく、富士見をする西行の絵が書かれたことから派生した意味である「不死身」の解説を載せるべきだという場面は西岡らしさが出ていたと思います。彼は馬締の仕事ぶりに圧倒される姿が多く書かれていましたが、きっと馬締も西岡のことを尊敬していたのではないでしょうか。

        辞書『大渡海』は15年もの歳月をかけて完成します。真っ白なパズルを形だけを頼りに埋めていくような、地道な努力を続けた人々の情熱が詰まった一冊は、その重さ以上の価値を感じずにはいられません。
        たとえば赤・黄・青を知っていれば3色に見える虹が、緑・紫を知ることで5色に見えて新たな美しさを発見することができるのが言葉のすごさだと思います。最近は辞書をひく機会が少なくなりましたが、言葉とともに世界を広げる楽しみを思い出すことができてよかったです。
        >> 続きを読む

        2017/12/10 by カレル橋

    • 他41人がレビュー登録、 145人が本棚登録しています
      傍聞き

      長岡弘樹

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 長岡さんの作品は「教場」に続き2作目でした。教場は連作短編集でしたが、こちらは独立した短編が4作。
        更生施設職員、消防士、女性刑事、救急救命士という少しずつ異質性のある職業にスポットが当てられていて設定の面白味があります。

        ストーリーは勿論それぞれで異なる進み方をするのですが、展開のパターンは何となく似ています。ある信念や目的の元で行動をしている人がいて、その意図の掴みきれなさに(主人公を通して)読者を困惑させておき、意外なラストで落とす、という感じ。だんだん、同じ公式を使って応用問題を解き続けているような気持ちになります。文章も読みにくくはないのですが、引き込まれるような描写力は感じられなかったかもです。人情味をアピールしようとして無理のある展開になっている部分もあり、少々気になりました。

        長岡さんの作品は残念ながら私には少し合わないようです。評価の高い作家さんですので、人情味溢れる作品を求めている方におすすめします。
        >> 続きを読む

        2015/09/15 by pechaca

    • 他5人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      いつも心にマウンテン

      登天ポール

      北国新聞社
      2.8
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        どちらを選ぶかは君の自由だ >> 続きを読む

        2013/04/12 by 本の名言

      • コメント 1件
    • 他5人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      殺人鬼

      綾辻行人

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 著者が好きなので気になって購入。
        私はグロイの平気で綾辻さんの作品大好きで読んでいるのですが、
        グロすぎてちょっと気持ち悪いくらいでした^_^;
        ですが、やっぱり最後のどんでん返し、叙述トリックが凄かったですね(><)
        続編も読んでみようと思います!

        最後に、グロすぎて平気な私でも読んでる時、本当に気持ち悪ってなりました
        >> 続きを読む

        2016/11/02 by kie

    • 他3人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      タイニー・タイニー・ハッピー

      飛鳥井千砂

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 略して"タニハピ"と呼ばれる大型ショッピングモールを舞台に、
        8人の男女が仕事、恋愛、結婚と悩みながらも奮闘する姿を描いた恋愛小説。

        読んでる途中で相関図が欲しくなった。
        人間関係が複雑に絡み合っていて一度読んだだけでは、
        この人誰だっけ…?と何度か読み返すことも多かった。
        現実でもそうかもしれないけど、
        人によって呼び方が違うのも混乱する原因の一つかも。

        北川徹と実咲夫妻を例とすると、
        徹サイドと、実咲サイドという風に
        それぞれの視点から描かれる物語はどれも面白く、
        視点が変わることでまた違った捉え方になるのも面白い。

        実際はそんなものかもしれないなー、
        なんてリアルに共感できる作品。

        ほんの些細なことで誤解して、喧嘩になったり、
        いつもなら気にならないことも、ちょっと勘に触ったり、
        なんでもないような日常が、本当はとてつもなく幸せだったり。

        そういう"小さな小さな幸せ"に気付くことができるかも。
        >> 続きを読む

        2016/09/29 by starryeyed

      • コメント 3件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      僕は君たちに武器を配りたい

      瀧本哲史

      講談社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.1
      いいね!
      • 発売当時に読んでからそれっきりで、久々に読み返した。
        前半の日本の資本主義に関する分析は、今でも当てはまるしとても参考になった。なぜ私たちが日々鬱屈した気持ちを抱え、何をしても自分が進歩したように感じられないのかなんとなくわかった気がした。
        後半の具体的な指針については、相当なパワーの要る作業だなと感じた。この本が高学歴な若者向けであるとすると仕方のないことではあるが、停滞する資本主義に真っ向からぶつかっていくのは一筋縄ではいかないだろう。自らのコモディティ化を防ぐためには、必ずしもグローバルな環境に自分を置く必要は無く、ローカルな世界に生きることで自分をスペシャリティ化できるのではないかと思った。
        >> 続きを読む

        2017/03/28 by mayopi-

    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      楊令伝

      北方謙三

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • ●1回目 2007.12.22

        やはりこういう長編小説は、完結してから読みたいものだ。登場人物が多岐にわたるので、こうやって時たま読んでも、頭に入らないや。さまざまな人物が活躍しても、以前のことを忘れてしまっているので、いまいちピンとこないというのは実にもったいない。かといって、出ているのに読まないわけにはいかないしなあ。

        「小説すばる」に連載中の分も読んでいるので、北方謙三のこのシリーズ、もう読むものがない。
        水滸伝を最初から読むしかないかなあ…


        ●2回目 2015.1.30

        呉用が潜む方臘軍による宗教反乱、楊令と金軍の遼への侵攻、聞煥章による燕雲十六州独立の策謀。
        混沌とした情勢の中、花飛麟と張平が子午山を下りる。
        そして楊令が梁山泊頭領としてついに合流。
        >> 続きを読む

        2017/10/11 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      心星ひとつ みをつくし料理帖

      高田郁

      角川春樹事務所
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 6巻目
        全てが上手くいくことの難しさ。
        ある面ではいい話でも、他の面では望むとおりにならない。
        人情や暖かさや、恩義、切望、夢。幸せになる道は、今迄の宝物を手放さないと進めない。
        本来ならば、幸運とも言える選択肢が、数多のしがらみで選べない、苦悩が充分わかっていても、歯痒くてしょうがない。
        天満一兆庵の再興にも繋がっていた伝右衛門の誘い。
        種市、ふき姉弟に願ってもない登竜楼の持ち掛け。
        迷いを吹っ切ってくれたりう。
        自らが求め極めたい料理の道は時に澪を助け、時に困難をもたらす。
        早帆への料理指南から始まる、小松原との縁談。
        思いが叶うことは、そんな単純ではない。
        小松原のさりげない求婚と、源斉の消沈。キュン死するかと思った。
        >> 続きを読む

        2017/11/12 by ももっち

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      オリンピックの身代金

      奥田英朗

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「BOOK」データベースより

        昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。



        これは名作ですな。
        下巻で語ります。
        >> 続きを読む

        2015/08/15 by ありんこ

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      オリンピックの身代金

      奥田英朗

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 「BOOK」データベースより

        昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。


        僕の生まれる丁度10年前に東京オリンピックが開催されましたが、物の本や、懐かしのTVでしか見た事が無いので、どれくらいの熱狂度だったのかは分からないのですが、この本からうかがえるのは、日本が世界の一流国に仲間入りする為の悲願のようなもので、全国民が手を携えて成功させたいと願う、有史始まって以来日本列島が一つになった行事だったという事でした。
        そんな最中で、東北の貧困にあえぐ村からある青年が村の期待を背負って東大に進学しました。彼の兄は東京で土木工事に従事していたが、心不全で亡くなってしまいました。
        彼は兄の従事していた土木工事に身を投じ、その厳しさに絶句します。地方と東京、労働階級と支配階級との人間としての命の値段の違いに憤りを覚えます。
        おりしも日本はオリンピック開催に沸き立ち、日本の行く末は明るく照らされているかのようでした。
        ところがその光に照らされ影となっていた失われていく労働者達の命は、数百人に達すると言われていました。
        彼はオリンピックを人質にテロという方法で、日本に戦いを挑む事にしたのでした。

        これは壮大な話です。これだけの話を綺麗にまとめあげるのですから奥田さん物凄い腕力です。さすが実力者。
        僕自身豊かな時代に生まれ育った世代なので、学生運動や赤軍の闘争には全くピンと来ないのですが、その辺りで一般の学生たちの我儘とも言える闘争と、彼の心の底からの矛盾との戦いが如実に違っていて、主人公の心情が胸に来るものがあります。
        でも僕はどちらかというと、彼を何とか捕えようと日夜駆けずりまわる警察官たちの姿の方にシンパシーを覚えました。

        この頃のTV黎明期の勢いや、団地が文化的でうらやましがられるなどの、今では考えられない世の中の流れも興味深いです。

        東京五輪が終わったら再読してみたいですね。
        >> 続きを読む

        2015/08/15 by ありんこ

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      絶望の国の幸福な若者たち

      古市憲寿

      講談社
      3.3
      いいね!
      • 匿名

        未来に希望がないから今を幸せに感じられる。だがだからといって高度成長期の希望はあったがモーレツに働かにゃならん時代には生まれたくないなー。
        あと興味深いデータ。20代後半未婚男子の23.2%は童貞、同じく女子の25.6%は処女。日本どーなるよ~
        >> 続きを読む

        2014/11/08 by 匿名

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      でーれーガールズ

      原田マハ

      祥伝社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 面白かった‼
        ラストの展開は衝撃的だった。
        現在と過去の回送を織り交ぜながら物語がすすんでゆき最後は感動して心にぐっときた。 >> 続きを読む

        2015/06/27 by future

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      世界一の絶景を見る いつか行ってみたい

      アフロ

      新人物往来社
      カテゴリー:地理、地誌、紀行
      4.3
      いいね!
      • あー!!
        旅行に行きたい!
        色々な場所に行きたい!!

        って思わされます☆笑
        >> 続きを読む

        2014/08/22 by Sachupan

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      インドまで7000キロ歩いてしまった

      権二郎

      彩流社
      カテゴリー:アジア
      2.7
      いいね!
      • 題名通り、ひたすら徒歩で日本→韓国→中国→・・・→インドを踏破した旅履歴。とにかくやったこと自体は、偉業だな~。偉いかどうかは分からないとすると、異業。頭が下がる思いです。
        でも。それと、本が面白いかは、全く別個のものです。よっぽどその国々に精通していれば別ですが、次々に現れる地名を追うだけで精いっぱい。しかも、なかには面白いイベントもあるけど、基本的にはその土地の風俗が描かれている訳で、単調。韓国を出たあたりから、眠くなってきた。
        とはいえ、こういう文章を書く気持ちは、わかるんだよな~。自分で、1ヵ月、インドに行っていた時に日記を付けていたんだけど、その内容にそっくり。長い旅路では、毎日イベントがある訳じゃないので、食べた物と使ったお金なんかがメインになる。たまに起きるイベントも、本人にとってはイベントでも、読者にとってはそれほどでもない。作者と私の気持ちは通じあった(笑)。通じあわない人が、この本を読んで面白いと思うかは、まったく未知数なので、ご自身でお試しあれ。
        >> 続きを読む

        2012/06/28 by sasimi

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      誰とでも心を通わせることができる7つの法則 DaiGoメンタリズム

      DaiGo

      ワニブックス
      カテゴリー:社会学
      4.7
      いいね!
      • 心を通わせるために必要な7つの要素
        場面把握、観察、アセンブリ、条件付け、マッチング、マーキング、話法
        それぞれについて詳しく書かれています。

        読んでいて、すぐにでも実践したくなりました。
        >> 続きを読む

        2016/04/28 by kanetaku

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ワシントン・スクエア (岩波文庫)

      ヘンリー・ジェイムズ

      3.5
      いいね!
      • ヘンリー・ジェイムズといえば『ねじの回転』と『デイジー・ミラー』しか読んだことはありませんが、イギリス人だと思っていたらアメリカ人でした。そういえばデイジーもアメリカ娘でしたね。幽霊は出てきません。

        アメリカを舞台に、純真で内気な少女が如才のない青年と恋をして…という話ですが、ありきたりなラブストーリーで済まないところがさすが。フランスの小説のような心理描写ぶりです。

        主人公のキャサリンが心底尊敬している父親が、確かに立派で冷静な人物なのだけれど、そこまでいい人でもないぜ、というのを地の文でほのめかしたり、なかなか意地の悪い語り手が、話の面白さを盛り上げています。
        いいですね!

        19世紀に書かれてるんですが、当時の風俗が今は昔なだけで、人の心理なんてそこまで変わらないですし、訳も古めかしくないし、とっても楽しめました。


        しかし昔の小説を読むたびに、持参金の重要さに驚かされます。当時は本当に、婚姻制度というのが非常に重要だったんでしょうね。惚れたはれただけではなく。いやー、現代に生まれてよかった、と持参金のない私はしみじみ思います…
        >> 続きを読む

        2015/10/21 by ワルツ

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      万能鑑定士Qの事件簿 - ⅩⅠ

      松岡圭祐

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 今回は京都が舞台です。
        わずか5年で有名になったお寺に来た莉子と小笠原。
        莉子はそのお寺の住職が詐欺でお寺を有名にしたと疑い、調べていきます。

        調べていくと、住職は莉子が成長した瀬戸内と接点があり、彼も瀬戸内によって大きく成長していた事も判明しました。

        先輩・後輩による頭脳戦が繰り広げられます!

        また、莉子と小笠原の関係もクライマックスを迎えそうな予感です♡
        >> 続きを読む

        2014/10/10 by ゆずの

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      サイレント・ブラッド

      北林一光

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! niwashi
      • ある年齢に達すると、論理的に理解できない事柄もあり、神秘主義も理解できないことはない。

        こういう言葉があり、物語はオカルトなのだが、それを否定しつつ、物語は進行していく。どう考えても神秘主義を肯定する話だったのだが。

        今までに、神秘主義を実感することを経験することがあったか?起こることを繋げていって、一つの結論に達する。それが悪い事だったら、何かの陰謀を疑ってしまう。ありそうでない。悪いことは続くものである。これはネガティブに発想することによくありがち。社会的なコンセンサスを得ていることは、どうも旗色が揃う場面もあるだろう。勘違いはあるけれども、そういうことはないのだろう。

        ラストに向かって、論理的破綻をしている風に感じ、結末はがっかりしたものだった。そこが残念。期待に応えられなかった作品であったと思う。

        著者が早世し、遺作となった作品。デビュー作のファントム・ピークスというでっかい熊がでる作品は、素晴らしい出来であった。同じ山中が舞台で、目新しさも感じることができなかった。
        >> 続きを読む

        2014/12/15 by 温泉卵

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      化身

      宮ノ川顕

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ホラー小説大賞受賞作。
        高橋克彦氏の絶賛コメントに偽りはなかったです。
        凄い作品でした。本当に凄い作品でした。

        ホラーというジャンルには収まっていないように
        思います。兎に角異端な展開、構想に脳みそが
        痺れるような感覚に陥ります。
        活字表現の武器であるイマジネーションをフル活用
        してこそ、恐怖...というか厭な怖さがジワジワと襲ってきます。
        グチャグチャのスプラッタ系は以外と平気なんですが
        この作品は読み終えて、余韻に浸った瞬間が一番怖いです。
        本当に怖かった...。
        恐怖とともにこの作品の持つ明らかに異能のオーラの毒気に
        あてられて、落ち着かなかったです。

        表題作を含め中篇3編が収められていますが、この
        表題作の突出っぷりが尋常で無いため、他2作の印象も
        飛んでしまいそうです。
        この化身という作品が世に出て、今後どんな狂った作品を
        書いていくのか...メチャクチャ楽しみな作家さんです。
        >> 続きを読む

        2013/04/27 by za_zo_ya

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ノーブルチルドレンの告別

      綾崎隼

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • この巻では琴弾麗羅と舞原家の過去の因縁が明らかになる。各キャラ壮絶な人生を送っているなという印象。吐季は緑葉の良さに早く気付くべき。緑葉の性格、舞原と千桜家の因縁などはどうであれ、自分のことを有りのまま受け入れてくれる人は貴重だと思う。ただ、傍にいすぎて気付かないことも多いのだけど。この恋、どうなるのかな。先が気になります。
        >> 続きを読む

        2017/01/29 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています

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