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東野圭吾
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映画を見て原作がベースになっていると知り、手に取りました。映画から入った分、雑貨店の店主さんとかキャラクターのイメージはしやすかったです。ストーリーは分かっていたつもりですが、読み進めていくうちにどんどん世界観に引き込まれて行って、時間を忘れてついつい夢中になっていました。映画では気づけなかった伏線になっていた部分に気づけて、より東野さんのすごさを感じました。よくここまでストーリーを緻密に設計立てて組み立てられるなと感心です。東野さんの本は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。 >> 続きを読む
2019/04/29 by 吉竹下真弘
渡辺和子
『置かれた場所で咲きなさい』というタイトルに対しては、「置かれる場所は自分で決める!」派の私にはしっくりこなかったけれど、内容はメモしておきたい言葉がたくさんあった。特にぐっときたのは*子どもは親の「いう通り」にならないが「する通り」になる。*「私も経験したからわかるわ」と言い切るのは思い上がり。悲しみは決して同じじゃない。*100%信頼するのではなく、98%信頼する。あとの2%は相手が間違ったときの許しのために取っておく。この3つ。これは今後の人生の上で、ずっと忘れたくないこと。 >> 続きを読む
2018/07/25 by miki_book
米澤穂信
【5つのリドル・ストーリーに秘められた謎】 「おっ!リドル・ストーリーか!」と飛びつきました。 リドル・ストーリーは、ストックトンの『女か虎か』とか、本書中でも触れられているモフェットの『謎のカード』など色々読んで興味を持っていたので本書も読んでみようと思ったわけです。 物語は、伯父が経営する古書店で居候をしている主人公の芳光が、店を訪れた可南子の依頼で、可南子の父が残したという5編のリドル・ストーリーを探すというものです。 5編のリドル・ストーリーは、マイナーな同人誌に掲載されるなど、一筋縄では見つけられないものばかりですが、幸運も手伝って芳光は次々と見つけていきます。 芳光は大学生という設定なのですが、それにしては結構な博識で、振る舞いも落ち着いており、大学生にはちょっと感じられなかったんですけれどね。 この辺りは、むしろ芳光の伯父である古書店主の方を主人公にした方がしっくりしたかもしれないなどと思いました。 さて、問題のリドル・ストーリーですが、これは作中作のように、本作の中で次々と紹介されています。 読んでいて最初に違和感を感じたのは、可南子の父はリドル・ストーリーの結末の一行を書き残していたという設定で、その結末が示されてしまうのです。 これじゃあ、リドル・ストーリーにならないなぁ…… などと、若干の不満を抱きながら読み進めて行ったのですが、実はそれには訳があったのです。 そもそも、可南子の父は文筆家でもなんでもなかったのですが、そんな父が何故リドル・ストーリーを残したのか? それは、可南子一家の過去が絡んでいたのでした。 実は、可南子の父は女優と結婚してスイスに移住し、その際に可南子が生まれたということです。 可南子が4歳の時、一家はアントワープに旅行したのですが、その旅先のホテルで可南子の母が首を吊って死んだのです。 最初は自殺と思われたのですが、拳銃が発射されて母の腕をかすめていることが発見され、父が拳銃を持っていたことから父が母を拳銃で脅して自殺を強要したのではないかという疑惑が持ち上がり、アントワープの警察に疑われたものの、結局真相は明らかにならず、父も処罰されることなく可南子を連れて帰国したということがあったのです。 この事件は『アントワープの銃声』と称されて日本のマスコミも騒ぎ立て、マスコミの論調では、父が母を殺したけれどうまく逃げおおせたのではないかというものだったようです。 父は、その件について一切口を閉ざしましたが、真相を書き残すためにリドル・ストーリーに仮託したと思われるのです。 つまり、リドル・ストーリーを扱ってはいますが、そこに本旨があるのではなく、それにまつわる『アントワープの銃声』事件の真相こそがミステリになっているという大変凝った構成の作品でした。 『アントワープの銃声』事件を解き明かすためには、リドル・ストーリーの結末が重要になってくるので、敢えて結末まで書かなければならなかったというわけですね。 いや、この構成は大したもんだと思いました。 結末のつけ方にも捻りがあって良くできた作品だと思います。 ちょっと異色のミステリということで評価したいと思います。読了時間メーター□□ 楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK) >> 続きを読む
2020/09/17 by ef177
碧野圭
1回目の感想。2015.9.30本屋に勤める二人の女性を中心に描いた痛快お仕事小説。本屋の仕事の裏側がかかれていて非常に良かった(一時期興味を持っていたので)。ドラマ版が大して受け入れられなかったのは亜記役がミスキャストだったのかなと本文を読んでいて感じた。もう少し若い女性をキャスティングしていたので、20代後半の女性ならちょっと演じた女優は若すぎるのではないかなあとも。不憫な話である。続編もあるようなのでこの続きも読んでいきたいと思う。2回目の感想。2017.8.3再読2回目。エンタメ作品としての出来は1作目が一番よくできているなと再読して認識した。読んでいて確かに「痛快だな」と思える。書店で楽しく働く魅力が伝わってくる。この1作だけならドラマ化されても納得がいくなと読んでいて思った。「ハチミツとクローバー」や、「スコーレNO.4」が有名になった理由もこれを読むまで知らなかった。2巻以降もこの後読み進めていきたいと思う。 >> 続きを読む
2017/08/03 by おにけん
有川浩
コレは表紙のイメージどおりマンガみたいで読みやすい。高校生カップルは健全でイヤミがない。 >> 続きを読む
2018/07/06 by motti
角田光代
女性がつく主婦業に鬱屈している現代らしい物語。だからこそ女性は働きに出るわけで、欲望や衝動は時に理性の歯止めが利かなくなる瞬間が描かれている。結婚して幸せいっぱいの主婦業をしていた梨花だが、次第に退屈な日々に。働き始めることを決めたのは銀行の行員。そこで顧客の勧誘を受け持ち、次第に仕事は軌道に乗っていく。冒頭から金を持ち逃げしたことを明かしており、いかにしてこのような事態になったのか。大金を見ると夢想するというが、そのまんま行動に移してしまった場合、悲劇しかないことが分かる。ただ反省やその後を見せずに留まっているのは、夢の終わりを見せないためなのかも。ひと時の夢は醒めないでくれと誰もが思うものだから。 >> 続きを読む
2019/09/22 by オーウェン
林修
こういうハウツー本ってだいたい同じようなことが書いてあるので、たまに借りてきて忘れないように違う言葉でインプットするのです。今回のこれも、そこまで物珍しいことは書いてないのですが、やっぱり定期的に読まないと忘れてしまうものですね。逆算の哲学と、権威トレンドの話が面白かったです。逆算の哲学は、すぐに忘れてしまうんですよね…思い出せてよかった。しかしやっぱり、頭のいい人だなぁという印象です。頭のいい善人というイメージです。善人でよかったですね。この頭の良さを悪事に使われたらいろいろ困りますから。。 >> 続きを読む
2015/09/21 by ワルツ
井口耕二 , RiesEric
392ページ: リーン・スタートアップの本質をわかりやすく表現すると「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」ということになる。 >> 続きを読む
2015/03/19 by Neo*
伊坂幸太郎
「PK」「超人」「密使」の3篇に分かれた中編集。決断がテーマになっている作品であり、ちょっとしたことが未来に重大な影響を与えるかもしれない選択の有無。なぜPKを決めることが出来たのか。緑のタイツを着た超人の意味。そして未来を変える握手。伊坂さんお馴染みの軽快な文体はあるが、途中時空の見解を話す件はかなり難解。その意味で伊坂作品の初心者が見る類いではないかも。 >> 続きを読む
2018/08/14 by オーウェン
北方謙三
秦容が、次第に力を見せ始める。秦容の幼馴染の卻妁は、男くさい男ばかりの世界の中で、新鮮な女性キャラと思ったのだが、次の巻であんなことになるとは…扈三娘といい、作者の女性キャラへの扱いは、なんというか、とても独特である。 >> 続きを読む
2017/10/12 by Raven
アルコ
なんっかい読んでも幸せな気持ちになれる!! 少女漫画にあるまじき姿の主人公なんだけれど、ハートは世界一! 希代のゴリマッチョ剛田猛男の恋物語!! 早々に両想いになる超展開から、まったく変わらぬスピード感であっという間に巻末です。 凛子と両想いになる最初のエピソードは、10年来の友人、砂川が幼馴染から親友になる、とても心温まる瞬間があり、盛りだくさんでそちらもすごく、幸せな気持ちになります。 砂川の姉のエピソードは、年齢を気にして踏み切れない人には耳の痛い話だなぁ、と思いました。でも、やさしい気持ちになれる。 大好きだから、文田内けれど、大好きだから、もっと近づきたい。 恋は人を幸せにするんですねぇ~。 >> 続きを読む
2014/08/25 by B612
高野誠鮮
素晴らしい、この行動力。それも、お隣の県で。前例にこだわらない。とにかく、やる。やって、結果を見せる。自分にも、少しだけ似たようなところがある。やってしまって、事後報告・・・もちろん、場合によりけりだが。しかし、ここまでやると、自然と味方も現れるものだ。 >> 続きを読む
2020/02/28 by けんとまん
朝井リョウ
廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。この設定をフルに活かした7つの物語で、どこか非日常的な感覚がありました。こんな特別な日だから、普通の卒業式ではやらないような行動ができる。高校の卒業式っていうのがまたいいですよね。大学進学、社会にでる人もいて、予備校生もいて・・・。新しい生活に期待が膨らむようで、不安もあるこの一つの区切りは、中学生までとは違うものがあります。どの物語も巧く設定が生かされ、朝井さんスゴイ!!!の一言に尽きます!!言葉の一つ一つがキラキラしているし、登場人物の口調に違和感がないし!(実際こんなかんじに喋ってそう)最後のページを読み終わったとき、夢から覚めたような気分になりました。もっと浸っていたかった。この最後の日を終わらせたくなかった。7つの物語の中に、登場人物のリンクがちょこちょこあって、探すのが楽しくなりました。読了後、なんとなく"エンドロールが始まる"を読み返したら森崎くんが出てたりとか。あとは、全体的に出ていた田所先輩と亜弓ちゃんの2人が可愛かったです。特に好きなのは"在校生代表"、"ふたりの背景"、"夜明けの中心"です。切なかった。。。 >> 続きを読む
2014/12/02 by あすか
梅原大吾
ゲームの世界というような一見『胡散臭い』系のこの手の本は過去の過去の経験から結構面白いものが多かったので今回も楽しみにしていたのだが全く期待を裏切らなかった。前半のストイックな姿勢も良かったけど、後半の肩の力が抜けたような心境に何か救われた。一生懸命やるだけが全てじゃ無いみたいなメッセージに取れた。 >> 続きを読む
2018/07/05 by キトー戦士
井上ひさし
井上ひさしさんが戯曲家として、人間ではなく文字や記号を登場人物(人物というのは変?)として創りだした物語集。ワープロ・キーボードの記号キーたちが感情を持って動き出すと……。登場者「 と 」 の恋物語なんてのは、本気で頭が変になる。どれもこれも短篇で良かった。妙なところで安堵し、フフッと笑みがこぼれる異次元の世界を堪能できる。 >> 続きを読む
2014/12/07 by junyo
似鳥鶏
動物園ミステリー。動物園が舞台で、ワニ、ブタ、クジャクが盗まれる連続盗難事件が発生。誰が?何のために?動物たちを盗むのか、動物園の飼育員たちが事件の解決を目指す。いや、正直ちょっと舐めてかかってました。意外としっかりしたミステリー。殺人なんて起きないし、ほのぼの系ミステリー?かと思ってたけど、読み進めても読み進めても思いのほか事件の真相が見えてこない。犯人がわかってからも、数段に分けて物語に奥行きが設計されていて、最後まで飽きなかった。舐めてかかってすみません、似鳥鶏先生。動物園の裏話的なものも散りばめられて、へぇ〜とかほぉ〜とか思うところも多かったし、あと、登場人物のキャラクターが登場ハッキリしてて読んでいて楽しい。動物にリアルに舐められがちな主人公に、いろんな意味で変態な後輩くん、動物園のアイドル的存在な後輩女の子に、低血圧っぽくて頭が切れる女性獣医師さん、などなど。動物園なんて長らく行ってなかったから、週末にでも行ってこよ!動物園で動物たちの目の前で読書するという、意味不明な贅沢を満喫したい。 >> 続きを読む
2018/05/30 by ねごと
穂村弘 , 角田光代
角田光代と穂村弘の往復書簡。男と女の認識の違い。そこから生じる勘違い。ふたりのやりとりが面白すぎて、読み終わるのが惜しかった。なんとなく、男女間のもやもや感じていたことが、文章でスパッと書かれていて、ほんとスッキリ!私はもう恋愛しなくていい立場なんだけど、恋愛中にこの本に出合っていたら、冷静にふんふんと男を見ることが出来たかも。…なーんてことないか。 >> 続きを読む
2015/11/02 by shizuka8
宇佐美まこと
前半がね読みづらいって言うのか、何て言うのか…けっこう読むのに時間がかかったよ…(;´д`)トホホでも、ただの限界集落のホラー話と思ったらスケールの大きい話になったなぁ~と、言うのが正直な感想。それと出てくる人達の接点が見事に繋がって伏線が綺麗に回収できてるのが良かった(゚д゚)(。_。)ウン四国・尾蛾町に他の地域からやってきた期待されてた陸上選手だった中学教師・金沢。自分に対して両親の無関心さから非行に走った金髪の転校生・杏奈。仕事に疲れ早期退職して妻と共に田舎暮らしに憧れてたIターン就農者・松岡。この3人の心情とともに話が進む土着ホラー廃校が決まった尾蛾中学校。廃校誌に載せる文章にで3年生は校歌を調べる事に3年の担任である金沢圭介と共に調べるうちに過去にあった陰惨な事件や校歌の3番が消えてる事を知る両親が離婚し父方の祖母のところに来た吉田杏奈自分は必要とされてない人間だと心を閉ざしてたがある日、同級生の祥吾と自分の家の天井裏からしか見えない部屋がありその中で手玉をしている女の子を見て驚く!!都会の生活(仕事)に疲れ妻を伴い田舎暮らしに夢を見て尾蛾にやってきた松岡隆夫しかし自分の考えに固執しやがて周りから浮く存在にそしてこの尾峨地区は平家の落人の隠れ里と言われその山奥には滅多に人が立ち入らない不入森(いらずのもり)が…人の負の感情を食べる「粘菌」やがて「粘菌」は人間の意志のようなモノを持ち負の感情を持ったものに近付き取り込もうと…金沢先生も安奈もこの事件を通して成長したと思うあれだけの体験だもの今まで悩んでたこともこの出来事で霞んでしまうしね松岡は仕方ない部分もあるなぁ…第二の人生、やり直しも含めて期待した分人間関係の躓き痛かったけど自分の考えに固執しすぎたんだと思う。やっぱり農業初心者なんだからもう少し周りの話を聞いても良かったんじゃないか?この八方塞がりはかなりきつかったのは想像できるし田舎の方が人間関係濃いから…ね。平家の伝説から80年前の事件、60年前の事件に山の民の掟、消えた3番目の校歌‶呪い〟を実行しようとする粘菌老人施設に入所していた痴呆症の菅田淳子に猟師の子孫の安奈の祖母・タキエと綺麗に話が繋がってて伏線回収は凄いヾ(≧∇≦)〃そして粘菌。「粘菌」ってこの本を読むまで知らなかったけど人間の負の感情ってやっぱ凄いんだなそれを糧にしたら餌に困らないし進化するのは人間だけじゃないってことだよねエピローグはお約束。 >> 続きを読む
2020/06/26 by あんコ
三浦知良
カズファンの友人の強い強い薦めで読んだ。読むとなるほど。ファンが多いのも頷ける。カッコいいし、言葉だけでなくて行動で示しているから、支持されるんだろうな。言葉のひとつひとつに重みを感じる。読んだらやる気出た。よーし、頑張ろうという気分だ! >> 続きを読む
2013/08/29 by mahalo
松岡修造
毎日をワクワク生きるための自己変革術松岡修造さん大好きな人なら楽しんで読めるハズです。どんな場面すら楽しくする章では……苦手な場所はディズニーランドにしてしまう!なるほどね~と修造さんあなたはそんなふうに考えているんですかと感心してしまう「ポジティブ思考法」がぎっしりと詰まった一冊です。修造流生き方の章で、面白いと思ったのが「マクドナルドはレジの近くで完全攻略する」や「お店に入ったらまず一人店内ツアーをする」。なんのこと?と思うと思いますが読むとあぁー修造さんらしいなぁと感想を持ちます。怠け者で消極的な自分をポジティブに生まれ変わらせた方法。と表紙にあり「ほんとかい?」と突っ込みながら手に取り買ってました。同調出来ることが沢山あり為になったと思ってます。松岡修造さん大好きな人なら絶対楽しめる一冊です。 >> 続きを読む
2013/08/12 by naotarou
出版年月 - 2012年3月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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