こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


2012年12月発行の書籍

人気の作品

      植物図鑑

      有川浩

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! yoshiyoshi s1o
      • 【ほっこりしたお散歩ノベル/日本の現代作家をもう少し読んでみようシリーズ④】
         物を知らないにもほどがあります。
         私、著者の名前を『ありかわひろし』と読み、男性だとばかり思い込んでおりました(申し訳ありません)。
         大変有名な作家さんだということは承知しておりましたが、今までその作品は一度も読んだことがなく、今回初めて本書を読んでみたのですが、読んでいるうちに段々違和感を感じてきたのです。
         てっきり男性作家だとばかり思い込んで読んでいたのに、「何だかこの感性は女性的だぞ……」と感じ始め、途中でネット検索して『ありかわひろ』とお読みする女性作家だとようやく知りました。
         あー、情けない。

         さて、本作は27才のOLさやかが飲んで帰った日、一人暮らしをしている家の前で行き倒れていたイケメンの若い男性を拾うことから始まります。
         その男性は空腹のあまり倒れていたようで、さやかに対して「拾ってください。咬みません。躾のできたよい子です。」と頼み込んだことがきっかけで家に上げてもらい、カップラーメンを食べさせてもらいました。

         まぁ、一人暮らしの若いOLが道ばたに行き倒れている男性を家に上げるか?という点はあるのですが、とにかくそこから話は始まるのです(著者曰く、『落ち物』……目の前に異性が落ちてくる……の展開だそうです)。
         男性は樹(いつき)と下の名前だけを名乗り、一宿一飯の恩義ということで、翌朝、冷蔵庫にあったあり合わせのもので朝食を作ってさやかに出したのです。

         さやかは、まぁ、家事能力がほとんどない女性ということになっており、食事もコンビニ飯などで済ませていたわけで、こういう温かい料理を食べるのは久し振りでした。
         これがまた、余り物で作った割にはおいしかったのです。
         樹は礼を言って家を出て行こうとするのですが、さやかはそれを引き留めてしまいます。

         家事をやってくれるのならここに住んでも良いと。
         ただし、贅沢はできないので、1か月3万円の食費と1万円のその他経費でやりくりしてくれるのならという条件で。
         樹は、それで良いのならということでこの申し出を受け入れ、以後二人は同居生活を始めることになります。

         樹は家事能力が高く、また、植物にめっぽう詳しいのでした。
         そのうち、さやかは樹に誘われて家の周辺に散歩に行くようになり、行った先々で樹が見つける野草を採ってきては樹の手料理でそれを食べるようになるのですね。

         この作品のメインは、何と言っても樹が作る野草料理の数々と、それに段々ハマっていくさやかという点にあると思います。
         散歩というにはちょっと距離がある場合もありますが、ほっこり散歩物語野草料理添えという感じであります。

        紹介されている野草料理は、食べたことがある物もありますし、初見のものもありましたが、どれもなかなか美味しそうです。
         さやかはふきのとうの天ぷらが強烈に苦く感じたようで嫌いらしいですが、そんなに苦いかなぁ?
         あれ、美味しいんだけれど(大好きです)。

         まぁ、さやかの味覚はコンビニ飯や居酒屋料理に毒されていたようで、樹が作る薄味の料理に段々慣れていくという描写もあることですし、おそらくまだ十分に味覚が開発されていないのかもしれません。

        で。
         まぁ、若い男女が一緒に暮らしていれば情も移ろうというものです。
         徐々に二人は惹かれていき……。
         といううことになるのですが、恋愛モードに入ってからの描写は、わたしにはちょっと気恥ずかしい物がありまして、その点は苦手でした。
         あとがきを読むと、著者も「主役カップルが臆面もなく甘ったるくなっていて後で愕然としたり、個人的に過去最高に恥ずかしかった。」と書かれているので、必ずしもこう書きたかったというわけではないのかもしれません。

         あと気になったのは、この若いカップル、「人口に膾炙する」なんていう言葉をさらりとしゃべっているのですが、今時の若い子が口にするような言葉とは思えないんですけれどねぇ……(特にさやかが口にするとは思えない)。

         ともかく、非常にさくさくと読めてしまう作品で、驚くほど短時間で読了してしまいました。
         それだけ読みやすく、また、面白かったのでしょう。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2020/03/07 by ef177

      • コメント 2件
    • 他15人がレビュー登録、 110人が本棚登録しています
      小さいおうち

      中島京子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! Tukiwami
      • 「小さいおうち」というタイトルが、
        読み始めた時から読み終えるまで、
        こんなに印象が変わるとは思わなかった。

        物語は昭和初期である戦前から始まる。

        赤い屋根の「小さいおうち」で
        女中として働いていた少女「タキ」が主人公だ。

        晩年の「タキ」が、記憶を綴っていくノートを
        読み解きながら話が展開していく。

        「小さいおうち」の美しい奥様を心から慕い、
        坊ちゃんを我が子のように可愛がり、
        日々の生活を大切に暮らしていた。

        そんな時に起きたひとつの事件が、
        奥様との関係性を変えてしまう。

        思い出の中で一番強烈に足跡を残すのは「後悔」だ。
        「後悔」をはらんでるからこそ
        「小さいおうち」の思い出は尊いのだと思う。

        最終章での急な展開に全て気持ちを持っていかれ、
        しばらく情趣からぬけれない物語だった。
        >> 続きを読む

        2019/02/22 by NOSE

    • 他9人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      そして生活はつづく

      星野源

      文藝春秋
      4.1
      いいね! momomeiai
      • 何気に買ってみたら面白かったです。
        声を出して笑ってしまったエッセイは、最近では辺境ライターの高野秀行さんくらいです。
        ただ、かなり本を読む人間としては、面白いけど文章力は上手な素人感を否定できません。
        別に面白ければ良いと言えばそれでいいのですが。

        値段も安いので暇つぶしにはお勧めです。
        >> 続きを読む

        2020/03/27 by Mika

    • 他7人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      残り全部バケーション

      伊坂幸太郎

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 短編集だけれど、この雰囲気や思わずホッとする後味は伊坂さんならでは。

        冒頭の話から、友達になりたくてメールを送るという奇抜な人柄。
        一方送られた方の家族も明日から離婚という危機的状況。
        ヤクザっぽい溝口と岡田のやり取りがいちいち楽しく、最後岡田がどうなったかは後の話で。

        他にも「タキオン作戦」や「小さな兵隊」も小ネタが楽しく、ラストの「飛べても8分」ではボスの毒島の話が。

        終盤のメールは本当に焼肉屋だったらどうしようと考えると、にやけてきてしょうがない。
        >> 続きを読む

        2020/01/07 by オーウェン

    • 他6人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      夢をかなえるゾウ

      水野敬也

      飛鳥新社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 結局、勤太郎の夢はかなったのか?よくわからない。
        幸子になびくのも釈迦が誘導しているだけで、勤太郎の本当の気持ちが動いたのかもわからない。
        んでもって、幸子の戸籍はどうするよ。ま、婚約指輪だけ渡して籍は入れないということになるんだろな。
        でもヒトになったのなら病気もするだろうし…ま、この本の言いたいことはそんなことではなく、他人事を他人事と思わず、誠意を持って対応することがいいんだよってことなわけで、それはそれで良い話だったとは思う。
        笑える本だと聞いて読んでみたが、特にそのようなシーンは見られなかった。
        >> 続きを読む

        2019/10/29 by 兼好坊主

    • 他6人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養

      西内啓

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:統計
      3.4
      いいね!
      • 数年前に非常に評判になった本。
        気にはなっていたのだが、ようやく読むことができた。

        サブタイトルにあるように、「データ社会を生き抜くための武器と教養」として、統計学は知っておかなければならない知識であることが、よくわかった。

        統計学への入門書として、優れた本。
        >> 続きを読む

        2017/09/02 by Raven

    • 他5人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      球体の蛇

      道尾秀介

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 人にはそれぞれ思い込みがある。それがすれ違うことによって生み出されるドラマ。

        友彦と父親の乙太郎。そしてナオの3人で暮らす家だが、彼らにはある過去が影を落としている。
        それと同時に友彦の仕事であるシロアリ駆除が思わぬ運命をもたらす。

        道尾さんの得意なミステリではなく、過去との清算や、出会いの妙の一瞬がよく捉えられている。

        思い込みは良い方にしか考えないものだが、最悪の出来事も想定せざるを得ないというのは人間ならでは。
        >> 続きを読む

        2018/11/10 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      キャベツ

      石井睦美

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 匿名

        兄と妹の距離感。阿吽の呼吸。私も兄妹なので、この感じがすごくよくわかる。この小説の場合、父がいないので余計に兄妹のやりとりが頻繁にされていたのであろうことがうかがえる。 >> 続きを読む

        2018/04/17 by 匿名

    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      終わりの感覚

      BarnesJulian , 土屋政雄

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね!

      • ジュリアン・バーンズの2011年度英国ブッカー賞受賞作「終わりの感覚」を再読。

        この小説は、二部構成になっていて、一部は引退生活を送っている年老いた男による、若き日々の回想の記。

        アントニーこと「私」の親友で、大学在学中に自殺してしまったエイドリアンと、初めての交際相手だが、後に自分と別れてエイドリアンと付きあうようになったベロニカにまつわる思い出が綴られている。

        二部の舞台は、現代。見知らぬ弁護士による、「ある女性が死に際して、エイドリアンの日記と五百ポンドをあなたに遺した」という手紙が届く場面から物語は、動き始める。

        その女性とはベロニカの母親。なぜ、彼女がエイドリアンの日記を自分に読ませたいのか。
        当然「私」は、日記の引き渡しを要求するのだが、所持するベロニカは拒否。

        なぜなのか。「あなたはほんとにわかってない。昔もそうだったし、これからもきっとそう」。
        再会したベロニカが繰り返すこの言葉は、何を意味するのか。

        すべての謎が解けるラスト。ショックを受けるのは「私」だけではない。
        本当のことを知っておののき、その哀しい顛末に心震わせるのは「私」だけではない。

        時間の中に生き、時間に翻弄され、時間に騙される、それが生きるということ。
        人間とは、自分の人生を語るたび、あそこを手直しし、ここを飾り、そこをこっそり端折るといった具合に、捏造する生きものだということ。

        その苦い苦い苦い真実に、リアルに迫るこの物語に最後までつき合うと、「私」の痛い体験が他人事ではなくなるのだ。

        この小説は、切実な、老いと人生に関する思索を迫ってくる作品だと思います。

        >> 続きを読む

        2018/12/24 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      abさんご

      黒田夏子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      2.2
      いいね!
      • 文壇テロリスト!

        縦書きのほう、タミエのひねくれぶりがおもしろかったです。

        横書きのほうは...参りました(;´Д`)
        パンクとしか言いようがありませんw
        すごいよ、この婆さん(失礼;)

        読んでてもぜんぜん頭に入ってこない...。
        本としての面白さなら満点なんですが(;´Д`)

        (amazon解説)
        史上最高齢・75歳で芥川賞を受賞した「新人女性作家」のデビュー作。蓮實重彦・東大元総長の絶賛を浴び、「早稲田文学新人賞」を受賞した表題作「abさんご」。全文横書き、かつ固有名詞を一切使わないという日本語の限界に挑んだ超実験小説ながら、その文章には、「昭和」の知的な家庭に生まれたひとりの幼な子が成長し、両親を見送るまでの美しくしなやかな物語が隠されています。ひらがなのやまと言葉を多用した文体には、著者の重ねてきた年輪と、深い国文学への造詣が詰まっています。
        著者は、昭和34年に早稲田大学教育学部を卒業後、教員・校正者などとして働きながら、半世紀以上ひたむきに「文学」と向き合ってきました。昭和38年には丹羽文雄が選考委員を務める「読売短編小説賞」に入選します。本書には丹羽から「この作者には素質があるようだ」との選評を引き出した幻のデビュー作ほか2編も併録します。
        しかもその部分は縦書きなので、前からも後ろからも読める「誰も見たことがない」装丁でお送りします。
        はたして、著者の「50年かけた小説修行」とはどのようなものだったのでしょうか。その答えは、本書を読んだ読者にしかわかりません。文学の限りない可能性を示す、若々しく成熟した作品をお楽しみください。
        >> 続きを読む

        2018/08/15 by motti

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      しょうがの味は熱い

      綿矢りさ

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • この著者の作品は初めて。一時期、話題になった著者ですね。
        読み始めると「女性向けかな?」と今更ながらに気づく。

        これまた最後まで読み切れず。。。
        濫読の弊害か?単に集中力が鈍ったか?(笑)
        >> 続きを読む

        2017/05/01 by あっ!いち

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      十字架

      重松清

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      •  あまり時間をかけずに読み切ることができました。いじめの末に自殺してしまった中学生の男の子のクラスメイトで、いじめを傍観することしかできなかった少年の視点で作品は進んでいきます。感想はあくまで主観です。

         いじめの被害者側視点の作品は多くありますが、傍観者側のものは珍しいような気がします。しかし、いじめに関わっている人の中の大多数は傍観者のはずですから、多くの人の共感を得られるのではないかと思いました。

         私としては、この作品の中で一番印象に残っているのは自殺してしまった中学生の弟です。彼も両親にもちろん愛されていた。けれども、やはり死んでしまった兄の存在は家族の中でとても大きい。兄を見つめる両親を支え続けた弟の心情を考えると、なんともいえない心苦しい気分になりました。
        >> 続きを読む

        2018/02/24 by Schein

    • 他2人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      惡の華

      押見修造

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 読了

        2016/05/01 by covaxhi

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      リカーシブル = RECURSI-BLE

      米澤穂信

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ヒリヒリした「ボトルネック」と同じような味わいを持つお話。

        母と共に故郷に帰ってきた姉のハルカと弟のサトル。
        だがその頃から弟は妙な予言を口にするようになり、ハルカはその過程でタマナヒメの伝説を知る。

        青春物語のようなミステリのような、次第に伝奇もののような、ひんやりした怖さが漂ってくる。
        それが結実するのがラストであり、そのためにそこまでするかという執念が見える。

        ハルカもサトルも一回り成長したかのような姿。
        米澤作品では地味だけど、スラスラ読める手ごろさではある。
        >> 続きを読む

        2018/05/20 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      スタッキング可能

      松田青子

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」
        という強烈なタイトルにしかり、内容にしかり、
        感できるキーワードが多く、愉快な気持ちで読みました。
        表題作よりも「マーガレットは植える」が好きです。
        働くってたいへん。
        >> 続きを読む

        2015/08/28 by カルシウム

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      読むだけで思わず二度見される美人になれる

      神崎恵

      中経出版
      カテゴリー:理容、美容
      3.7
      いいね!
      • 写真が少ないかな。

        2014/08/29 by YUKI

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      面白い本

      成毛真

      岩波書店
      カテゴリー:読書、読書法
      2.7
      いいね!
      • とにかく100冊中30冊くらいは読んでみよう。半分くらいは読んでみようかなと思えるので、十分この本を手にした甲斐がある。ついつい読みやすい本ばかり手にとってしまう傾向があるが、たまにはしっかりしたものも読まなきゃなぁ。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      人生の救い 車谷長吉の人生相談

      車谷長吉

      朝日新聞出版
      3.0
      いいね!
      • さまざまな人生相談に対して、シンプルかつ痛快に回答。
        ・阿呆ほど気の楽なことはなく、人間とは何かということも良く見えるようになる。
        ・人生は業苦が盛んであり苦しみが多く救いがないが、救いを求めて生きるのが人の一生。
        ・人間世界に楽な道はない
        ・他人と自分の比較は、苦痛であり無意味。
         他人から思いやってもらうことを願うが、ほとんど叶えられない。
         孤独を決意する以外に救いの道はない。

        など。

        確かに、人に自分の苦労を思ってもらいたいという気持ちは日常に溢れている。
        だけど確かにそれでは自分の苦悩は解決されない。
        孤独を決意し、嫌われる勇気をもつことが、自分の気づきとなるのかなあ。
        >> 続きを読む

        2015/07/20 by aldebaran

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム

      藤木稟

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 準主役キャラの過去話4編を収録したバチカン奇跡調査官シリーズの短編集。

        ロベルトが平賀に執着するのは人生の恩人とも言える少年に似ているからか。納得。

        ローレンは女の子にした方が絶対に面白いと思うんだけどなあ。男でああいう性格じゃ怖すぎる。

        またこの巻にはこのシリーズには珍しい恋バナが収録されているのだが主人公が若い頃のサウロというのがなんとも言えない。
        作者は何としてでも美青年キャラに女を近づけたくないようだ。
        蛇足だが表紙を描いている方のツイッターによると、老人版サウロのイラストを表紙にしようとしたら出版社側からダメ出しされたことがあるのだとか。

        ファンダンゴはぶっちゃけどの本編よりも面白かった。
        話自体も面白いのだけど、主人公が小悪党で人間らしいところが良い。
        本編の主要登場人物達はローレンとジュリア以外心が綺麗すぎるし、ローレンとジュリアは人間を超越してしまっているから全く親しみがわかないんだよなあ。

        にしても表紙のロベルトがロザリオをしていないのは何故だ。今後教会に背くという暗示?
        >> 続きを読む

        2016/01/25 by kikima

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理

      大村友貴美

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 【図書館】 バーにいるママのところに悩める人が集まる。5つの話があって、最後の話が泣ける。個人的に25年前の事件の話はあまりにも自己中心的な女がいて 好きになれなかった。 >> 続きを読む

        2015/02/01 by おれんじ

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています

出版年月 - 2012年12月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本

ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)