こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


2013年10月発行の書籍

人気の作品

      まんがでわかる7つの習慣 = THE SEVEN HABITS OF HIGHLY EFFECTIVE PEOPLE

      小山鹿梨子 , フランクリンコヴィージャパン株式会社

      宝島社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.0
      いいね! tanreinama
      • 原作を読む前に…と思って買った。妻にも読んでほしいと思い、漫画にしたのだが、シリーズだとは知らんかった(笑)
        確かに、20から30代前半までに読んでおきたかった。
        自己啓発本なんて大嫌い(食わず嫌い)だったのだが、自分が生まれる前から読まれていて今もベストセラーだというのが、すんなり納得できる内容だった。
        >> 続きを読む

        2020/02/04 by たい♣

    • 他12人がレビュー登録、 43人が本棚登録しています
      疾風ロンド

      東野圭吾

      実業之日本社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 2018/11 2冊目(2018年通算142冊目)スキー場シリーズ第二弾。「里沢温泉村」スキー場のモデルは多分「野沢温泉村」かな。今回は「炭疽菌」をめぐるトラブル。バイオハザード級のシロモノを話として扱っている割にはノリが軽いかなとも思う。ただ、結末が二転三転する話の展開は読んでいて痛快だった。前作の結末が「玉虫色」の決着で納得いかなかったのに対して、今回の結末はひねりが効いていて「うん、良かった」という感じ。面白かった。感想はこんなところです。

        >> 続きを読む

        2018/11/07 by おにけん

    • 他11人がレビュー登録、 42人が本棚登録しています
      村上海賊の娘

      和田竜

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! maruko
      • 歴史小説はあまり得意でないのだが、史実に基づきながらも、新しい解釈や価値観を出力する熱量に満ちた現代性を発する歴史フィクションのシゲキは嫌いじゃない。

        『のぼうの城』以来ふれた本作も、現代の窮屈さをぶっ飛ばす勢いの痛快さが笑えるくらい気持ちよい。

        ジャック・スパロウ、モンキー・D・ルフィー顔負けの海賊の娘(ヒロイン)が醜女(醜い女)、いわゆるブスという当時の価値観を逆手に取った設定が素晴らしいな。

        フォーマット化された現代の美女もイケメンも時代や地域が違えば、チヤホヤされたかどうかは危ういぜ。社会の標準が本当か嘘か、幻か? 

        誰もジャッジできない価値観と差別は安土桃山時代も令和新時代もあまり変わっていないなぁと痛感しながら、難しい歴史用語を可視化するかのごとく漫画版と並行しながら上巻読了。
        >> 続きを読む

        2020/01/25 by まきたろう

    • 他7人がレビュー登録、 41人が本棚登録しています
      光

      三浦しをん

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 予備知識なくタイトルの印象に希望に満ちた物語と思い込み読み始めたら裏切られた。

        んな小説を書く作家だったんだ、と半端なくヘビーな余韻に『罪と罰』か?と逡巡。自然災害が無差別に人の命を奪う絶望感と、人が人の命を奪うやるせなさの先に答えが見出せないまま「暴力」と向き合うしかない。

        秘密を背負って、明日も笑顔で生きていかねばならぬ破綻した現実感が、ものすごく怖い。覚悟を決めて読むべし。
        >> 続きを読む

        2018/06/22 by まきたろう

    • 他6人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      円卓

      西加奈子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      •  渦原琴子、通称、こっこは八歳にして「孤独」が欲しい。
        三年二組の中で大人びた人気のある香田めぐみさんが「眼帯」をしてきた。

         こっこは、「ものもらい」で「がんたい」の香田めぐみさんに興奮する。羨ましい!
        私も「がんたい」したい。体育の時間に「がんたい」して見学。あそこに行きたい!
        「がんたい」すると「えんきんかん」がなくなるんやて!

         こっこちゃんは、大家族。狭い団地の3LDKに祖父母、両親、中学生の「三つ子」の姉・・・の8人家族。しかも家族から溺愛されているのです。

         こっこは、夜寝る時、自分のベッドどころか布団すらありません。3人の姉の布団のどれかで寝るのです。「もう~、こっこったら、いいにおい。かわいい~~~~」

         家の食卓も中華料理店でもらってきた円卓です。くるくる回して皆でわいわいと分け合う。

         こっこにないもの。それが「孤独」です。眼帯をして「ものもらいはうつるから」とひとりそっとしている香田かおりさんを見て、涙が出るほど羨ましい。こっこは言いたい。

        「わたくしにちかづいたら、うつるのよ。どうか、ひとりにして。
        それによって得られる孤独を思って、うっとりする。
        ひとりぼっちの、わたくし!」

         もう、家族がどこにも隙がないほど仲良しだから、こっこは「ないもの」を欲しがる。孤独、憐み、病気・怪我。

         軽快でユーモラスな前半から、こっこが本当の「憂欝」を知る夏休みへのゆったりとした変化が素晴らしい。

         語り口も落語を聞いているような笑いが止まらない様子から繊細で、賢くて、そして同時に無神経で子供。そんなこっこちゃんが成長する様を静かに描写する。

         その緩急の付け方に感心します。まるで音楽を聞いているような文章の美しい流れ。
        そして伏線の効いた小物使い、言葉。至福の幕切れ。すばらしい円卓。

        >> 続きを読む

        2018/06/19 by 夕暮れ

    • 他6人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      人生はニャンとかなる! = Life Works Itself Out. 明日に幸福をまねく68の方法

      水野敬也 , 長沼直樹

      文響社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.0
      いいね! Moffy
      • 猫の写真にクスッとなったりしながら、軽い気持ちで読める一冊ですが、偉人の言葉も数々載っており、かなり濃い一冊です。
        1ページ1ページ短くすぐ読み終えますが、これだという部分は読み返せばとても味わい深く感じれます。

        頭の疲れを癒し、心に力を入れたい時にオススメです:)。
        >> 続きを読む

        2018/03/03 by Moffy

    • 他6人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      村上海賊の娘

      和田竜

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 【海戦描写が圧倒的に面白い】
         織田信長に土地明け渡しを迫られ、兵糧攻めにあっていた大坂本願寺は、海路からの糧食運搬によりこの窮地を切り抜けようと考え、毛利家に援助を要請しました。
         しかし、要請を受けた毛利家側も、ここで本願寺を支援して信長に反旗を翻しても良いものかは思案の為所でした。
         今後、信長が更に勢力を伸張していくとすれば、信長に刃向かうことは家の維持のためには命取りにもなりかねません。

         毛利家の知恵者である小早川隆景(毛利元就の三男)は、信長と戦うためには上杉謙信の参戦が不可欠であると考えていましたが、毛利家内の主戦派に押しまくられ、渋々本願寺の援助要請に応え、物資運搬のために村上海賊の支援を乞うことを承諾しました。

         一方、村上海賊側は、その最大勢力である能島村上の帰趨が鍵を握っていました。
         能島村上の首領である武吉は、毛利家に一つの条件を出します。
         それは、武吉の実の娘であり、悍婦であり醜女だと言われている愛娘の景(きょう)の願いを叶えてやることでした。
         その願いとは……

         景は、海賊の家に嫁ぎたいと考えていたのです。
         また、景は面食いでもありましたから、毛利家直属の海賊(警固衆:けごしゅう)の長である児玉就英なんか好みだわ~などと考えていたのでした。
         武吉は、毛利家に対し、支援する条件として景を就英に嫁がせることを持ち出したのです。

         毛利家側は、いくらなんでもそんな話は……と困惑し、これはまさかそんな条件は呑めないと毛利家に言わせることにより体良く支援要請を断るつもりなのではないかと勘ぐらざるを得ません。
         また、当の就英自身、そんな醜女なんぞ嫁にもらえるかと断固拒否の態度を早々と表明してしまいます。

         ところで、景は、戦を華々しいものと考えており、自ら海賊として戦いたいと強く願っていました。
         しかし、海賊の定法では、女は海賊行為に加わってはならないと固く禁じられていたのです。
         景は、そんな掟を無視し、度々海賊行為をしていたことから、兄の村上元吉に度々叱られていたのですが、今日も今日と手海賊稼業に出かけていくのでした。

         そんな最中、景は、ひょんなことから本願寺に糧食を運搬中の一向宗の信徒達を助けてしまったのです。
         そしてうまいことその口車に乗せられて泉州まで信徒達を連れて行くことになり、泉州の海賊である真鍋海賊と知り合いになります。
         どんな口車に乗せられたかというと、泉州は外国人の出入りも多く、泉州の男達の女性に対する美醜の基準は現代人と近く、景の様な彫りの深い、目の大きい女性を美人と考えているのだという話なのでした(いや、こんな話をした方も結構でっち上げで言ったことなんですけれどね)。

         そんなパラダイスのような所があるの?ってなわけで、景は泉州行きを決断するのですが、行ってみたらあらびっくり。
         べっぴんの姫さんと、あちこちでちやほやされまくりです。
         話をでっち上げた方も目を白黒しています。「本当だったんだ……」
         景はすっかり舞い上がってしまい、また、真鍋海賊の当主である真鍋七五三兵衛(しめのひょうえ)から真剣に求婚され、「悪くない」などと考える始末。
         景がその様に思った理由の一つは、就英から輿入れを速攻で断られたこともあるんですけれどね。

         しかし、七五三兵衛は、剛力無双の強者ではありましたが、景のタイプであるすらりとしたイケメンというわけではなかったのですね。
         この七五三兵衛は、信長方についていたのですが、この物語においては景と並ぶ、もう一人の主人公と行っても良い存在として描かれています。
         
         さて、七五三兵衛ですが、一時は景にぞっこん惚れ込むのですが、景が戦をただ華々しいものとしか見ておらず、また家の存続など無視する青臭い考え方に失望してしまい、「面白うない奴」と面罵して景への恋心を捨ててしまうのです。

         確かに、この時代、戦をするということは、家を守るということに他ならず、そのために誰につくか、どうやって勝つかは極めて重要な事柄でした。
         景のように、ただ暴れたい、戦いたいという気持ちから、青臭い理想論を振り回すなどちゃんちゃらおかしいとしか言いようが無かったのです。

         景の理想論……それは、ただただ仏を信じて念仏を唱えていれば極楽浄土に行けるという一向宗の信徒達の信仰を逆手に取り、自分たちにとって都合の良い兵力としか考えない本願寺に対する激怒でした。
         本願寺側は、自分たちが劣勢になると、「進めば極楽、退けば地獄」と信徒達を脅して、信徒達を死地に追いやっていたのです。
         信じているだけで極楽に行けると言ってたじゃないか!と景は激怒するのですね。

         さて、この作品、海戦の描写が大変秀逸です。
         逆転に次ぐ逆転でスリリングに読ませます。
         また、登場人物の書き方がそれぞれに個性的に書き分けられており、大変に面白い。
         特に、真鍋海賊達の陽気で開けっぴろげなところなど、読んでいて笑ってしまいました。

         大変面白い作品なのですが、一点だけやや気になった部分がありました。
         それは、作中、昔の様々な文献を引用して、この文献ではこのように語られていると示す部分がかなり多く、ちょっとうるさいかなぁと感じてしまったのです。
        それが一つのスタイルになっていることも事実なのですが、多少やる分には構わないのですが、ちょっと多すぎるんですよね。
         そこだけ、気になりましたが、全体としてはとても面白い作品と感じました。
        >> 続きを読む

        2019/09/14 by ef177

    • 他5人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルール (中経の文庫)

      松橋 良紀

      4.2
      いいね!
      • 読んだらすぐに試したくなるような気持ちにさせてくれる書き方でした。仕事でも家族相手でも、もっと雑談をしてみたいと思わせる明るい本です。 >> 続きを読む

        2017/10/26 by xhiro

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      貴族探偵

      麻耶雄嵩

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 麻耶雄嵩の「貴族探偵」は、2001年から散発的に発表されてきた"貴族探偵”シリーズの第一作となる短編集。

        事件現場に現われた、皺ひとつない正装で身を固めた場違いな男。
        執事や小間使いを従えた彼は「貴族探偵」と名乗り、気に入った事件に介入しては、その謎解きをするのが趣味だという。

        しかし、実際の調査などは、ほとんど執事たちに任せ、自分は美しい女性を見つけては、歯の浮くようなセリフで口説くばかり。

        ならば、最後に安楽椅子探偵よろしく推理を披露するのかと思いきや、そのような雑事は、貴族の仕事ではないと、執事たちに説明を任せてしまう。

        このように、実に麻耶雄嵩らしい、アクの強いキャラクターが登場する作品だが、謎解きの完成度もハイレベル。

        死体の切断の意外な理由が明らかになる「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、ひとつの手掛かりをきっかけに、事件にまつわる構図が反転する「加速度輪舞曲」など、どれをとっても隙がない。

        最終話の「春の声」のラストで示唆される、ある企みも、冷ややかな手触りを残して印象的だ。

        >> 続きを読む

        2019/12/14 by dreamer

    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      灰色の虹

      貫井徳郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! oasamaru ooitee
      • 江木雅史は見ず知らずの殺人罪で懲役6年の罪に。
        それは冤罪であり、江木はこの事件に関わった刑事や検事。弁護士などに復讐を果たそうとする。

        冒頭から復讐をするというのは分かっており、どのように江木が追い詰められていったのか。
        もう刑事から検事や目撃者に至るまで、分かりやすいほどに冤罪が形作られていく。

        そして江木が復讐に至るまでが詳細に見えてくる。
        加害者に対しては周りの家族にまで責任はのしかかって来る。

        社会はな視点もあるし、ミステリとしても最後まで興味を持続させるつくり。
        見終わるとタイトルの意味がより鮮明になる。
        >> 続きを読む

        2019/09/28 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      冬虫夏草

      梨木香歩

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! Moffy
      • 【ゴロー、出奔す!】
         梨木香歩さんのこのシリーズ、良いなぁ。本当に良いです。
         順番からすると、「家守奇譚」→「村田エフェンディ滞土録」→そして、本書「冬虫夏草」と読み進めるのが良いと思います。
         「村田エフェンディ滞土録」は、シリーズからは外れるのですが、そのラストでは「家守奇譚」を読んでいないと分からないエピソードが出てきますし、本書「冬虫夏草」にもトルコにいる村田クンのことが出てきますので、やっぱりこの順番で読むのが良さそうです。

         さて、例によって例の調子のお話なのですが、主人公の物書きである綿貫征四郎のもとには、いつも通り、亡くなった高堂が掛け軸を抜けてふらっとやってきますし(いや、別に掛け軸が無くても現れることもあるんですねぇ)、植物たちが大変瑞々しく描かれます。

         そして、本書では一大事が起きます。
         何と、綿貫が留守居をしている家にふらっと迷い込み、その後住み着いた雑種犬のゴローが帰ってこなくなってしまったのです。
         もう数ヶ月にもなります。
         ゴローは、大変人徳(犬徳?)のある奴で、方々に請われて出かけたりしていましたから、また何かの用事かもしれないとは思うのですが、それにしても長い。
         一体どこにいるのだろう?

         心配になった綿貫は、「イワナ」の夫婦が営む宿があるという話を聞き込んだこともあり、また、その辺りでゴローを見かけたという話もあったことから、ゴロー探しのために鈴鹿の山に入っていきます。

         物語の後半は鈴鹿行のお話になるのですが、梨木さんの使う言葉は本当に良いですねぇ。
         しかもとってもやさしい。
         淡々とした語り口も素晴らしく、何て言うことはないくだりでも涙が出てしまったじゃないですか。

         いつも通り、河童の少年に出会ったり、天狗を見かけたり、まだ17,18の若さだったのに、最初のお産でみまかってしまったお菊さんの葬儀に立ち会ったり、赤龍に出会ったりと、不思議な旅が続きます。
         様々な植物や素朴な食べ物、鄙な土地とそこに住んでいる純朴な人達、どれもが大変素晴らしい。

         行く先々でゴローの話を聞くと、さすがに有名犬。「あ、それはゴローさんだ!」なる目撃談がちらほら聞こえてきます。
         一説によると、ゴローは竜王様の所でなにかの仕事を手伝っているのではないかとも。

         綿貫は、ゴローに会えるのでしょうか?
        とても素晴らしい作品でした。
        >> 続きを読む

        2020/01/02 by ef177

    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      まほろ駅前狂騒曲

      三浦しをん

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • ・シリーズ3作目
        ・1作目に比べるとやや見劣りする

        2017/06/18 by michi2011

    • 他4人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      なぎさ

      山本文緒

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 長野の両親から逃れて夫と久里浜に移り住んだ女性の物語。ブラック会社に勤める夫を心配しながらも自分に自信が持てず働くことを躊躇していたところに、妹が始めるというカフェを手伝うことになる。しかしカフェの営業が順調にいっていたにもかかわらず、妹がカフェを売却することになった。その前にブラック会社を辞め、心の病を患った夫と絆を深めることになった。一方、芸人を志しながらも挫折し、夫の勤めていた会社を辞め、カフェに勤めるもクビになった青年のことにも多く触れている。結論を言うと読んだ後味はあまり爽快ではなかった。 >> 続きを読む

        2017/05/26 by konil

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      小暮写眞館

      宮部みゆき

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 藤子不二雄の夢カメラ(違)

        2018/07/21 by motti

    • 他3人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)

      麻見 和史

      3.5
      いいね!
      • 図書館本。シリーズ第二弾。
        前作ほどのインパクトはなかったが、それなりに面白かった

        テーブルの上に横たわる惨殺遺体を囲むように置かれた頭蓋骨に白い花、掛け時計に逆さまのスープ皿。異様な現場に、如月塔子たち殺人分析班のメンバーは息をのむ。警察OBに電話をかけてきた犯人は、絵画を模したような現場を「作品」と呼ぶ。その謎を解かなければ、第二、第三の殺人が起きるかもしれない。塔子と鷹野は「作品」の謎を追う。

        今作では分析班はカラオケボックスで打ち合わせをするのだが、なんとなく冴えない。いい店を早く見つけて、次作では活発な議論をしてほしいと思う。
        途中で犯人が明かされてしまうため、終盤では主に謎解きと動機が語られる。

        あのドクロが描かれた不気味な静物画はヴァニタスというのか。それを知っただけでも、本作を読んだ値打ちはあった。

        >> 続きを読む

        2019/02/19 by Kira

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      金色機械

      恒川光太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • やっと読み終えた。時間がかかったのは、物語の流れが緩やかであったことと、内容がわかりやすくて、つい雑念が入り込んでしまう、それでまた読み返すということを繰り返した。
        恒川さんの、現実から幻想的な世界に滑り込んでいく物語が好きで読んでいるが、長編は初めてで少し勝手が違った。時系列どおりに進むのではなくて登場人物が現れるごとに、その過去から話が進む。時間の往来があって、現在に合流する形になっている。柔らかい美しい文体で野生的な盗賊たちが描かれているが、何か夢物語めいている。全編を通して恒川ワールドの雰囲気が続いていく。はみ出し物の盗賊たちは殺しもやれば子どもの誘拐もする、情け容赦のない場面もあるが、それも全て絵物語のようで、続けて読めば分厚い400ページを越す話もあっという間だったかもしれない。

        山奥に通称極楽園といい、鬼屋敷とも呼ばれる盗賊の部落がある。子供をさらってきて働かしているが、頭目が殺され手下だった夜隼が実権を握る。
        そこに殺されそうになった熊悟郎が逃げ込んできて下働きを始めるが、夜隼に見込まれ、武芸の訓練を受ける。
        見る見る上達して仲間に認められるが、彼は長じて、妓楼を任され莫大な利益を得てのし上がっていく。
        熊悟郎は人の心が見える目を持っている。

        捕縄の名手、同心の柴本巌信のところに遥香と言う娘がやってくる。彼女は手を当てると人を安楽に死なせる技を持っていた。医者の家で、見込みのない患者にその技を使っていたが、そこからきたと言う。
        彼女は過去に鬼屋敷にさらわれてきて逃げた紅葉という娘の子供だった。
        遥香は養父の家を出てさまよい、庵に中にいた金色様に出会う。気を失っている間に厳信の元につれてこられたのだった。彼女は父母が殺されたいきさつを話し、厳信が犯人探しと復讐を手伝うことになる。

        金色様と呼ばれるのは、遠い昔月から来た一族だったが、体が金に覆われ光で生きているため、一族が絶えた後も生き残っていた。極楽園で暮らしていたが、やがて遥香とめぐりあう。
        同心と一緒になった遥香の復讐、極楽園の人々の末路、話は前後しながら進み、やがて幕引きの時が来る。

        金色様と呼ばれるロボット様の物体は、言われているようにC-3POの姿を彷彿とさせ、男にも女にも変幻自在、声まで変えられる。花魁の衣装を着て白塗りの顔を長い髪に隠し、文字通りこの世のものでない強さを見せる。月から来たと言うそのときから物語の中に存在し、人々の生き方に関わり続ける。

        恒川さんの現実離れのしたストーリーは、荒唐無稽になりそうな部分も巧妙で異次元に誘う。時々はっと我に返ると、少し粗い部分がみえて、どちらかといえば、短編の方が持ち味に沿っているように思えた。もっと多くの作品を読んでから言うことかもしれないが。
        >> 続きを読む

        2015/04/08 by 空耳よ

      • コメント 10件
    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

      角谷信太郎 , 藤原大 , 市谷聡啓 , KnibergHenrik , オーム社

      オーム社
      カテゴリー:情報科学
      4.6
      いいね!
      •  非常に実践的な内容で学ぶべきところが多かった。アジャイルの難しい所は、どう実践すればよいかが分からない、これに尽きると思う。ここでは実際のプロジェクトでどのように問題を解決してきたかの一端を見ることができる。プロジェクトの規模、内容が違うのでこのまま使えるわけではないが大いに参考になると思う。そして一つのやり方にとらわれることなくプロセスも常にカスタマイズするべきであることもわかる。決まった手順にとらわれがちであるが、組織、チームに合ったやり方というものもあるし、全ての開発フェーズで同じやり方で良いわけではない。プロセスを変えることを恐れてはいけないし、むしろプロセスを適切に変化させることが開発を成功に導くカギであることが分かる。
         技法そのものの説明としては「テスト自動化の戦略」「因果関係図」が特に有用だった。「テスト自動化の戦略」はプロジェクトの途中からテスト自動化をするという難しい問題に対する一つの解が示されている。テスト自動化を導入する手順書は多くあるが、プロジェクトの途中から導入するということを扱ったものは見たことがなく、大いに参考になった。また、「因果関係図」はいわゆるトヨタの「A3シンキング」であるが、具体的な例と主に気をつけるべきポイントが端的に示されており、ほんの数ページであるにもかかわらずそれの意味するところ、有効性、やり方までがしっかりと示されており、すぐにでも使えるようになっていた。
        >> 続きを読む

        2016/08/19 by 夏白狐舞

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      感染遊戯

      誉田哲也

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「姫川」シリーズの第五巻です。

        一見、短編集かなと思わせる作りになっていますが。
        最後まで読んでいくと、一つの事件に繋がるという展開は、面白かったです。

        こんな仕掛けまでしてくる、作者の誉田哲也さんのアイデアに、感心しました。

        主人公である「姫川玲子」があまり活躍せず、その代わり、他のキャラクターがメインとなっていて、更に新鮮な気分で読む事が出来ました。
        >> 続きを読む

        2019/05/13 by ゆずの

    • 他3人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      給食のおにいさん (幻冬舎文庫)

      遠藤 彩見

      4.0
      いいね!
      • 夢を追いかけて挫折をし、給食のお兄さんになった青年が主人公‼
        最初はいやいや、やっていた主人公が小学生達との交流を通じて自分に足りなかったものについて考えるようになる。
        最終章では、このまま続けるべきか辞めるべきかを考えるようにまでなる‼
        「食べられるうちに、食べたいものを思い切り味わうんだよ」主人公の祖母の遺言。この言葉はとてもいい言葉だと思いました。
        >> 続きを読む

        2015/12/26 by future

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

      森沢 明夫

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 人と人との出会い、別れ、触れ合い、心の通じ合い、すれ違いなどがちりばめられていて、素朴で心癒されるいい作品。犬が迎えてくれて、優しそうな女主人が淹れる美味しいコーヒーが飲める喫茶店、そばにあれば是非行って、通って常連の一人になりたい、と思わせてくれる話だった。


        >> 続きを読む

        2020/06/13 by Sprinter

    • 他3人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています

出版年月 - 2013年10月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本