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島本 理生
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久しぶりに本を読んだ気がするー。これ、タイトルと装丁でなんか損してない?少なくとも私はふわっと軽い最近の若者たちを描いた内容を想像してしまって絶対手に取らないやつ。それをなぜ読んだかと言うと、対談番組で見た作者本人に興味が湧き、1番最近のを開いてみたら、、、、重い。。。これ、私、好きなやつ(笑)。2日で読了。眠気を堪えて読み進めずにに居られない。内容は書けない。というわけでこれからこの作者の作品を連続で読み漁ります、楽しみ楽しみ。 >> 続きを読む
2020/01/21 by umizaras
湊かなえ
別段ミステリという感じはしなかったが、後半のエピソードによって手記に描かれた人物たちの詳細が見えてくる。父が病死し母と残された章子。その過酷な環境下でいじめや、配偶者の移り変わりに悩まされる日々。そして遂には親友と一緒に、配偶者を殺害しようと計画する。ここから過去に入っていき、3人のエピソードが明かされていく。夢と希望の国ドリームランドを介して、少しでも明るい未来へと進もうとするが、その先が茨の道であると分かっていて進む。過酷な体験が明るいのか暗いのかは、未来に委ねるしかないのである。 >> 続きを読む
2020/07/05 by オーウェン
是枝 裕和
1年半待った図書館本。一気に読み終えてこの本や映画を見て自分を重ね合わせて涙する人も多いのだろうな。家族って何なんだろう。捨てられたり虐待されたり行き場のない者たちが集まってようやく掴んだ自分たちの世界はやっぱりもろかった。本当の家族だと痛めつけられたてた身体や心がこの寄せ集めの家族では慰められて癒された。愛に満ちた家族なんて簡単に言うけどそれぞれが満足してる家族なんてそんなにいないんじゃないかな。法律は内面が見られないから人を裁くだけのものだからこの家族は犯罪者だ。でもそれぞれにとって救済者だったと思う。 >> 続きを読む
2019/12/14 by miko
穂村 弘
短歌をやっている若い人に支持されている歌人という印象があって、私にはわかりづらい歌を詠む人というイメージがあったのですが、17年ぶりの歌集ということと、本の装丁が素敵だったので、思わず購入。最初にさらっと読んだときは、やっぱりわからん、という感じだったのですが、再度読み直してみると心にじわじわ染みてくるものがある。穂村さんの子供時代から現在までを詠んだ歌が、各時代ごと(?)にカテゴライズされている。ちょっと不思議な(よくわからない)歌もありつつ、日常の何気ない一瞬やワンシーンを切り取った歌が多い。例えば下記の二首。・二度三度噛みついているおにぎりのなかなか中身の具が出てこない・なんだろうときどきこれがやってくる互いの干支をたずねる時間「あ~、あるある」と激しく同意するものの、これを短歌にしちゃう感性がすごい。それから、・冷えピタを近づけてゆく寝息から考えられるおでこの位置にきっと熱を出した家族のために冷えピタを貼ろうとしているんだけど、起こさないように電気を付けないまま推測で貼ろうとしている、という様子がありありと浮かんで思わず笑ってしまった。と同時に、こんなことでも短歌になるんだ!と驚く。そんななかで私が特に好きだなと思ったのは、子ども時代の歌と家族の歌だ。・ブラウン管にぺたっとつけた足の裏 みんみんみんみんみんみん蝉がから始まる一連の夏休みの歌は、パンツ一丁できゅうりのキューちゃんをかじっていたり、庭のひまわりを眺めていたり、プールバックに蝉の抜け殻が入っていたり、夏休み中の男の子の何気ない日常が詠まれている。全く同じ思い出はないはずなのに、ひとつひとつの歌から立ち上ってくる夏休みの空気、夏休みの気分はまさしく私自身もかつて経験したもので、読んでいるうちに自分自身の夏休みの風景がよみがえってきた。家族の歌も、何気ない場面ややり取りが詠まれている。・お茶の間の炬燵の上の新聞の番組欄のぐるぐるの丸・おまえの名前はなんだっけ?繰り返し繰り返し訊く子のペンネーム何だかほほえましいなと思って読んでいると、どうやらお母さんが亡くなったらしいことがわかる。一転、何気ない日常の出来事が、もう戻らないかけがえのない時間として、胸にしみてくる。何気ない景色、何気ない会話、何気ない出来事というものは、普段意識することがないゆえに、気づいたときにはもう戻らない遠いところにあり、そういう何気ない日常こそが、何よりも大切なものなのだ、と改めて思う。穂村弘の歌を読みながら、自分自身の子供時代を懐かしく思い出していた。遠い昔に置いてきたと思っていたものが、実は自分の胸に宝物のようにしまわれていることに気づかせてくれる、そんな一冊。 >> 続きを読む
2019/07/27 by asaki
三浦 しをん
しをんさんの家族って面白い。懐かしいマンガのとある強烈なシーンが記憶からよみがえってびっくり。 >> 続きを読む
2018/10/29 by tomolib
早坂 吝
人工知能のAIを探偵に据えるというアイデアが面白い。謎の死を遂げた父親の残した遺産である人工知能の相以。会話も可能な相以と二人で息子の輔は父の死の解明、そして相以を奪おうとするテロリスト集団「オクタコア」の陰謀に立ち向かう。ディープ・ラーニングを知らなくても一応説明はある。ただある程度ITの知識があったほうが楽しめるのは間違いない。フレームやシンボルグラウディングなど、人工知能に欠かせない問題がそのままミステリとして生かされる。時折コミカルな会話ながら、突如として重い描写もある。連作としてよく出来ているし、続編もありそう。 >> 続きを読む
2019/01/05 by オーウェン
イアン マキューアン
主人公は、母親のお腹の中にいる胎児。しかも母親は自分の父親を殺そうとしている!そりゃ憂鬱にもなるわ、、と心から思います。。描かれている内容は、母親はお酒を飲んだりお腹の子を気遣っている様子もなく、あんまりだよ、、というものなのですが、どこかシュールでユーモアもあって決してハッピーエンドとは言えないにもかかわらず、なぜか読後感が良い不思議な小説です。「いったいどうして、まだ若いとさえいえず、生まれたばかりとさえ言えないこのわたしが・・・」「私はこれまでの全生涯、・・・」「自分に罪はないとは思うが、私はどうやらある陰謀に関わっているようだ」生まれる前の胎児がお腹の中で一生懸命こんなことを考えていると思うと気の毒でありながら、ユーモア抜群だと思うのです。月うさぎさん、あすかさんのレビューがなければこの本を知ることも読むこともなかったと思います、いつもありがとうございます♡ >> 続きを読む
2019/10/03 by chao
桐野夏生
同じマンションに住むママ友の悲喜こもごもを描いた「ハピネス」の続編。主要な人物を有紗1人称にして、その周りのママ友たちと、自身の家庭生活の変化を描く。「ハピネス」はドロドロした関係なども傍観者のように見れたが、この作品は納得しづらい部分が非常に多かった。特に有紗が浮気に走っていく場面。「ハピネス」は世のママさんたちにも頷ける描写はあったと思うが、この作品にはそれはない。浮気を肯定しているかのような内容だし、特に子供に会った後になぜその行動に走るのか理解ができない。普通逆だろと絶対に思う。 >> 続きを読む
2020/02/13 by オーウェン
八重野 統摩
内容紹介-------------------------------------------------------将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。できる限り大人の力を借りず、自分だけの力で。そんなことくらいできないようでは、NASAのエンジニアになんて到底なれないから、と。意地っ張りな性格もあってクラスでは孤立、家に帰っても両親とぎくしゃくし、それでもひたすらひとりで壮大な目標と向き合い続けるハルくんの前にある日、金髪の転校生の女の子が現れて…。ハルくんの、夢と努力の物語。奮闘するこの少年を、きっと応援したくなるはずです―読み終えたあとは、もっと。---------------------------------------------------------------私と同じ北海道札幌市出身の作家。メディアワークス文庫のライトノベル『終わりの志穂さんは優しすぎるから』を読んだことがある。最近のライトノベルというと、いわゆる「なろう系」の異世界転生モノが乱発されているが、著者の作品は一昔前の独特なのんびりとした雰囲気を持ったライトノベルに近い。本作は北海道の札幌近郊を舞台にしており、北海道らしいやはりのんびりとした空気が漂っている。地名をぼかしているが実在する公園や施設も出てくるので、それらを知っている人はより作品に入り込むことができる。もちろん知らなくても十分に伝わる魅力を持っている。ストーリーは上記の内容紹介の通りでよくあるボーイミーツガールに見えるが、以前読んだストーリーの似ている『ひとりぼっちのソユーズ 君と月と恋、ときどき猫のお話』より遥かに面白いし伝わるものがある。実際のところ、イリスと出会う前と後で、ハルの目指すものはそう変わらない。たとえイリスがいなかったとしてもエンジニアを目指し続けていただろう。でも、以前のハルには半ば自暴自棄になっているところがあった。そのまま道を進んでいたら、たとえ心に決めたものがあっても途中で辛くなっていたと思う。それがイリスとの交流によって、彼の中で納得したものができて、目標はより強固なものになった。夢を持つこと、それに向かって努力すること。それにまつわる爽やかさを持ったいい作品だった。ただ、良くも悪くもライトノベルっぽいところがあって、イリスは小学6年生にしては幼すぎるし、ハルは同年齢にしては大人すぎる。それがキャラクターとしての良さでもあるのだが、物語の力というかメッセージ性のある本なのでもう少しリアルにしてもよかったと思う。また、東京創元社のミステリ・フロンティアというレーベルで発行されているが、次の展開を期待するようなミステリを想像すると肩透かしを食らうことになると思う。ミステリ好きというよりは、良作のライトノベルを読みたいという人にお勧めしたい。 >> 続きを読む
2020/01/20 by しでのん
中山 七里
グロいのは前作と変わらないが薄気味悪さは薄れた。あの人があっさり死ぬわけないとは思っていたのでまあまあ予想はついたが、渡瀬ならもっと早く捕まえられるのでは…。管轄とかいろいろあるせいかな…。 >> 続きを読む
2018/12/04 by tomolib
喜多 喜久
お仕事ミステリーと銘を打たれてはいるけれど、ミステリー要素は薄いかなあ。普通にお仕事小説と称したほうが正しいような。空港にそういう場所があるのは知っていたけれど、そこで働いている人たちのことなんて、全く知らなかった。航空管制官というお仕事について、その大変さとか楽しさとか、片鱗だけだけど知ることが出来て、そういうところはとても興味深く、面白かったです! >> 続きを読む
2020/02/07 by koh
2人の女の子の通信という形で愛が語られています。惹かれあうという事の究極が向かう先。ゆるぎない勇気と誇りを持って歩き出す2人に心が震えました。しをんさん凄すぎます。装丁:鈴木久美装画:布川愛子可愛くてツボです。 >> 続きを読む
2020/06/14 by はるかぜ
恒川 光太郎
疲弊したサラリーマンが異世界に迷い混み、居心地よく暮らしていたら、元いた世界がとんでもないことになっていると知らされる。異世界と現実世界それそれで話が進み、謎を残したままラストへ。あの人どうなったのか、とか本当はどんな施設か、など気になることがいろいろあるのが良い余韻。久々に読んだ恒川作品はとても面白かった! >> 続きを読む
2018/08/25 by tomolib
鶴谷 香央理
①~⑤巻まで一気読み。詳しい感想は⑤巻で①巻は雪さんとうららの出会い編、女子高生の佐山うららはコミ症気味のぼっち。しかし本屋ではちゃんと仕事の出来る女の子。一人暮らしの習字の先生・市野井雪さんは1年振りにうららの勤める本屋へ…そして、そうとは知らず買ったのがBL漫画!!これがきっかけで実はBL大好きのうららと接点ができ最初はぎこちないながらも…同じ趣味を持った者同士友情を築いていく。ちょっと自分が想像してたのと違う感じだったので最初戸惑ったけどゆったり、まったり、淡々と2人の日常が描かれていている。市野井さんがBLにハマったのが私と同じパターンで気持ちがよく分かる(笑)私の場合そうとは知らず手に取ったのがノベルズ表紙の主人公をずいぶんボーイッシュな女の子だなだと思いつつボーイ・ミーツ・ガール(Boy Meets Girl)だと信じきってたら…読んでる最中にあれ?この子女の子じゃなかったの?( ̄◇ ̄;)エッ…男の子?もしかして…これってそうゆう本?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) と、シリアスありのコメディ本で面白かったそう、面白かったのよそこから新しい扉を開き未知の世界へGO!!あの本読まなかったらBLにハマってなかったと思うなので雪さんが読んでてあれ?( ̄◇ ̄;)エッ…からの( ´艸`)ムププってなる気持ちがよく分かるのよ >> 続きを読む
2021/10/11 by あんコ
三部 けい
最新刊が出たので再読。結構内容忘れてたな。なかなか話が進まんと思ったら、ヒキで一気に。うわあ。続きどうなる? >> 続きを読む
2018/12/06 by ㋚㋣㋛
借金玉
発達障害の若い人たちと、どのように接したら良いのか模索中。この本は発達障害者が、普通のことを普通にやるための方法を解説する「日本一意識の低い自己啓発本」となっています。幼少期から社会適応が全くできずと書かれていますが早稲田大学を卒業され、一流企業に就職し、その後起業されているので、相当優秀な方だろうと思われます。5章「仕事」「人間関係」「生活習慣」「依存」「生存」にわかれています。特に第2章「全ての会社は『部族』である(人間関係)」については、とてもわかりやすく、会社の新人さんに説明するのに最適だと感じました。この本を読んでADHDの人の特性も垣間見る事ができ、勉強になりましたし障害の有無に関係なく、全ての人がなんとかやっていき、幸せに生きていけるような社会でありたいな〜と感じました。そのとっかかりのような物が見えたので、読んで良かったです。 >> 続きを読む
2019/07/16 by kucoma
松岡 圭祐
松岡さんといえば主人公は女性、のイメージが強かったのでこういった連作短編は意外だった。訳あり物件に住んだうえに、住人や遺族の心残りみたいなものを解決して去っていく不思議な主人公。これって、たまたま訪ねる人がいたからスピード退去であって、それなりに長期間住んでる場合もあるのよね。興味深いという意味では面白い作品だけど、不幸ばかりなので、シリーズ化してほしいようなそうでないような。 >> 続きを読む
2018/07/25 by tomolib
原田 マハ
何とも凄まじいまでのエネルギー。その活動量、移動量、自分の眼で見るという結晶が、マハさんの作品になっているのだと実感。文章の雰囲気がまるで違うのも、ある意味、人間味があっていいと思う。やっぱり、自分で動いて、自分の眼でみることは大切だ・・・と、自分も多少はやっているつおもりだが。。。いやはや、スケール感が違うや。 >> 続きを読む
2020/03/06 by けんとまん
穂積
とても面白いです。穂積さんの本領発揮です。次巻以降も楽しみです。
2018/06/20 by greentea
ジェーン・スー
気軽に読めたのは良かった。ただ40歳過ぎた著者が今でもしっかり『娘・子供』で有り続けているのにはちょっと驚いた。多分、子を持つ親なら自分と同じ違和感を持つ人が多いんじゃなかろうか。著者には悪いけど、人は自分の子を持って初めて親の真の姿が見えてくると思う。ちなみに批判ではありません。子を持ちたくても持てない人も世の中にはたくさん居るので・・・。 >> 続きを読む
2018/09/22 by キトー戦士
出版年月 - 2018年5月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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