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2019年8月発行の書籍

人気の作品

      上級国民/下級国民 (小学館新書) (小学館新書 た 26-1)

      橘 玲

      4.0
      いいね!
      • 上級国民というキーワードに興味を持ったので読んだ。
        かなり辛辣な内容だが、嫌味でもなんでもなくわかりやすい。
        自身の環境とも照らし合わせても、納得できる説明だった。先進国の中間層が崩壊したのはなぜなのかが詳しく書かれている。デジタル難民といわれる人々(私もその一人かもしれない)は、もっと増えていくだろう。テクノロジーのレベルはもはや人間の適応力を超えている。このまま進化し続けたら、どんな人間もテクノロジーを理解できなくなる。著者いわく、人工知能が人間の知能を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)は2045年とされているが、もしかしたら、令和の時代の間に、「知識社会」の終わりを目にするかもしれない。知能の意味がなくなってしまったら、どのように生き延びていけばよいのか。私の孫たちが型通りの教育を受けるだけでは生き残れないことは確かだな。
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        2020/09/26 by KameiKoji

    • 他4人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      流浪の月

      凪良 ゆう

      4.2
      いいね!
      • 一度貼られたレッテルって言うのは難しいし
        ネット社会だから検索したら過去の出来事か
        憶測した事があたかも本当の出来事のように語られてしまう
        本人が違う!!と言っても
        周りは本人の気持ちを汲んだつもりになっていて
        真実は伝わらない
        本人たちの幸せを周りは批判する
        文はいまだに誘拐事件を起こした小児性愛者であり、
        更紗は呪縛から逃れられない被害者。




        家内更紗(9歳)は両親が大好きな自由奔放な考えの女の子
        しかし、その両親を失い
        伯母の家に預けられる
        伯母の家には中学2年の男の子・孝弘がいて
        夜になると更紗にイタズラを…
        誰にも言えない更紗は
        ‶家に帰りたくない〟と強く思うようになり
        ある日、雨の中、公園で大学生の佐伯文(19歳)に
        『うちにくる?』と声を掛けられついて行くことに…
        それからの2ヶ月
        、文は更紗の嫌がるような事は一切せず優しかった…

        また文は育児書通りに母親に育てられたような人で
        自由奔放な更紗の考え方に驚き
        自分の知らない世界が広がる感じに
        穏やかな2人の暮らしだったが
        更紗が動物園に行きたい!!と我儘を言い
        動物園に行ったところで文は警察に捕をまり更紗は保護される



        大人たちの勝手な解釈により‶ソレ〟が事実となってしまう

        『小学四年生の女児が男子大学生に誘拐監禁される』

        周りから貼られたレッテル

        ‶可哀想な女の子〟
        ‶女の子しか愛せないロリコン〟

        それから15年……



        更紗は24歳に…彼氏・亮くんと同棲しながらファミレスでバイト
        更紗は『家内更紗ちゃん誘拐事件』の被害者として
        周りに知られており
        亮くんも当然知ってて更紗を被害に遭った女の子として扱う
        本当の事を言っても誰も信じてくれない現実。

        文の人生を壊したと思ってる更紗だが
        思わぬ形で文と再会し
        ここからまた人生が変わり始める
        ストックホルム症候群とは違い
        一緒に暮らしたた2ヶ月がお互いの心の拠り所


        更紗と結婚する気、満々の亮くんは実はDV男で
        DV男の逆恨み

        文と文の恋人の関係

        世間の目


        ロリコンだと思われてた文の本当の秘密







        上手く言えないけど優しい話だと思った
        ( ̄◇ ̄;)エッ何が優しいんだ?って自分でも思うけど(笑)
        一度貼られたレッテルって言うのは
        本人が‶違う!!〟と言っても真実は伝わらない
        『事実と真実は違う』

        苦しい15年だったね…
        辿り着いた先、
        お互いの心の傷をまるごと受け止め一緒に生きていく…。
        男女の愛情とは違うけどこれも家族の形の一つ。
        魂の片割れって言うと大げさだけど、
        水と空気みたいなもんで無いと生きていけない。
        ちゃんと自分を理解してくれてる人が
        1人でもいてくれるならそれだけでも…生きていける。
        ここまでの道のりが険しかったぶん、
        2人の今後に幸あれ!!


        開き直ったら怖いモノなんてないよね!(b^ー°)
        そして2人を素のまま受け入れる梨花ちゃんの存在が有難い(^人^)
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        2020/09/18 by あんコ

    • 他4人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      熱源

      川越 宗一

      4.6
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      • アイヌの人と、アイヌに拘ろうとする人たちの物語。
        時は19世紀後半から1945年の第二次世界大戦終了まで。
        樺太とそこに拘ろうとした人が生きた世界が舞台。

        過去、先祖から脈々とそこに適応し、そこに生きた人々。
        文明という宝刀を日本ロシアが振りかざし、そこに慎ましく生きた人たちの慎ましい暮らしを踏みにじる。
        文明はそこに暮らす人々を「滅びゆく民族、土人」と蔑み彼らの生活、人生をも翻弄する。

        明治時代、日本が西欧列強から受けた理不尽は「強くならなければ消えてしまう」という強迫観念を生み、そのまま周辺の小さな民族を飲み込んでゆく。
        そして一等国ロシア。

        日本でもないロシアでもない、過去からそこに暮らした人たちと、故郷への思いの熱。民族の誇りへの熱。愛する人への思い。
        20世紀前半という理不尽に満ちた時代に逞しく生きた人々の物語。


        日本人にちとって身近ではないアイヌの暮らし。
        極寒の地で慎ましく自然に適応し慎ましく生きるアイヌの暮らしが身近に感じる。





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        2020/10/11 by masahiro

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書)

      塙 宣之

      4.0
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      • 以前から塙さんは、面白くて、かつ、自分なりの考え方・価値観を持っている人だと思っていた。
        今回、これを読んでみて、ますますそう思っただけでなく、頭の良い人だと再認識。
        数多くの漫才師への分析も、とても興味深いし、なるほどなあーと納得。
        今の漫才師の地図が、浮かんでくるようだ。
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        2020/05/23 by けんとまん

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      魔弾の射手: 天久鷹央の事件カルテ

      知念 実希人

      3.5
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      •  「事件カルテ」長編の方。
         いつものように超絶レアな医学の診断がトリックに絡むので、素人が読みながら謎を解くのは限りなく不可能ではあるけれど、今作それ以外の描写からなんとなく推理の余地があるように思えた。
         自殺の名所の廃病院の屋上から、霊に誘われたかのように次々に人が…の謎を、いくつものアクシデントにより時に探偵役の行動を制限されつつ解決していく。
         内容を全然語っていないけれど、人気シリーズをここから読むことそのものをおすすめしないから、シリーズを信頼してちゃんと着地することを信じて読んで問題ない。
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        2020/05/18 by 猿山リム

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      さよならの言い方なんて知らない。

      河野 裕

      2.5
      いいね!
      • 香屋、秋穂、トーマは昔のマイナーアニメ「ウォーター&ビスケットの冒険」が縁で仲良くなった三人組だった。
        そんな中学二年のある日ようやく生きる意味がみつかりそうなんだよと言う言葉と謎の封筒をメールで残し、トーマが消えた。

        世界平和創造部、通称世創部の管理者である香屋、秋穂。
        彼等に架見崎運営委員会という謎の組織から架見崎の住人になれる権利を得たと謎の手紙を貰う。
        半信半疑の二人だが、自分たちが世創部で有る事、住所などを知られている事からおっかなびっくりで彼等の拠点に向かう。
        そこにトーマの手がかりがあるかもという期待も抱きながら。
        しかしそこには謎のマリオネットが異世界への案内を行いだす・・・


        階段島シリーズからまたも異世界ものであったのも驚きですが、今度はまさかの陣地取りの戦争モノとは・・・
        正直自分的には前作がかなり好みだったのもあり、今作はちょっと微妙な感じもありますが、シリーズモノですので、もう少し付き合ってみたいと思います。
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        2020/10/09 by ヒデト

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー: 探偵AI2

      早坂 吝

      3.0
      いいね!
      • 人工知能のAIを探偵に据えたシリーズ第2弾。

        前作で相以に敗北を喫した、同じくAIの以相が仕掛ける挑戦状。
        3人殺す宣言を食い止められるのか。
        また事件の概要を相以がいかにして推理するのか。

        AIの登場人物が増えているし、1作目で残った人物たちにも決着が。
        また事件には首相まで絡むデカさ。

        起こった事件が繋がっていき、それが首相官邸にまで直結する。
        トリックとして移動距離をどうするかという問いには、さすがに無謀な気はするが、それ以外には論理を絡めて犯人を明かしていくいかにもなAI絡み。

        3作目もしっかりと予定されているだろう。
        >> 続きを読む

        2019/12/01 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      こども六法

      山崎 聡一郎

      3.7
      いいね!
      • とりあえず、小中学校の各学級に1冊ずつ置いておけばいいんじゃないかな?

        「法律を知らないことは言い訳にはできないよ」
        「二人で犯罪をしても責任は半分にならないよ」
        「気軽に『死ね』って言ってない?」
        などなど。

        大人も勉強になります。
        >> 続きを読む

        2020/03/01 by kucoma

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      戦場のコックたち (創元推理文庫)

      深緑 野分

      4.5
      いいね!
      • 【予想していたよりもずっと硬派の作品でした】
         深緑野分さんの作品は、これまでに『オーブランの少女』を読んでいました。
         なかなか素敵な作品でしたが、乙女乙女したところもあったように感じます。
         ですので、本作もタイトルだけを見て結構柔らかい、軽めの、ユーモアの溢れた作品なのではないかなと予想して読み始めました。
         ちょっと特殊ですが、軍隊内の炊事担当兵士という、いわば『お仕事小説』なのかなと予想したのです。

         ところが、読んでみるとかなりしっかりした硬派と言っても良い戦争小説であることが分かりました。
         いやぁ、予想外でした。

         主人公のティム(愛称キッド)は、食べることが大好きで、実家もお祖母さんが腕を奮う総菜店を営んでいました。
         第二次世界大戦が勃発し、アメリカ国内でも募兵が行われ、若者達は熱にうなされたように軍に入って行ったのです。
         ティムもその例外に漏れず、「自由を守るためだ」と、実は自分でもそんなに深くは考えてもいない理由をひっさげて従軍志願してしまうのです。
         家族は大反対なのですが、祖母の最後の許可で従軍が叶ったのでした。

         とは言え、ティムは射撃の腕はからっきしですし、兵士としての力量も大したことはありませんでした。
         そんなある日、軍隊内のコックを募集するという張り紙が出されたのです。
         コックは特技兵ということで、一般の兵士よりも待遇が良いのですが、兵士の間では下に見られている立場でもあり、あまりパッとしない地位でもありました。
         ティムも兵士としての力量は大したことがないし、料理は好きだからとコックに応募しようかとも考えるのですが、やっぱり兵士間での低い評価が気になり二の足を踏んでいたのです。
         しかし、既にコックとして働いていたエドと知り合い、その公平な態度を好ましく思い、エドに憧れるようにコックを志願したのです。

         コックと言っても、兵士は兵士です。
         本作でも料理の場面ばかりが描かれるわけではなく、ティムもパラシュート歩兵連隊に所属していましたから、戦場へのパラシュート降下があったり、戦闘シーンもふんだんに出てきます。
         料理の場面よりも、むしろ兵士としての戦いの場面の方が多いでしょう。

         そんな軍隊生活の中で、様々な出来事が起きるわけですが、その特色はミステリっぽい味付けがされていることです。
         仲間の兵士が何故か使用済みのパラシュートを集め、パラシュートを提供してくれた兵士にはシードル酒を気前よく分配していたのですが、それは何故か?
         軍用食の中に粉末卵というものがあったのですが、これが栄養価は高いもののウルトラ不味いしろもので、全く人気がありませんでした。ところがある日、この乾燥卵がぎっしり詰まった箱が大量に無くなるという事件が起きたのです。一体どうやって、そして何のために盗み出したのか?
        戦場では色々な噂が流れるのですが、幽霊の音を聞いたという同僚がいました。彼はすっかり衰弱してしまい、後送される始末。幽霊なんていないはずなのに、その正体は?

         などなど、様々な事件の謎解きが行われるという趣向なのですね。
         探偵役になるのは冷静沈着(でも味覚音痴)のエドです。
         本格ミステリ的な謎解きではありませんが、例えば、近藤史恵さんの『タルト・タタン』シリーズや、坂木司さんの『和菓子のアン』で書かれたような、ライトな謎解きを想像していただければ大体どんな感じかはお分かりになると思います。

         さて、この作品、ティムが戦場で様々な経験をし、親友が生まれ、また、死んでいく2年間の出来事が描かれます。
         ところどころ、ぐっと来てしまう場面もありました。
         そして、エピローグではしみじみとした感興を抱くことになるでしょう。

         戦争に関する描写もかなりしっかり書き込まれており、この作品を書くにあたって念入りに調査したことがうかがえます。
         好著ではないでしょうか。


        読了時間メーター
        □□□     普通(1~2日あれば読める)
        >> 続きを読む

        2020/05/21 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      犯人に告ぐ(3) 紅の影

      雫井 脩介

      3.5
      いいね!
      • 久しぶりの続編はネットテレビに巻島捜査官が出演するという新展開に。神奈川県警捜査部の動きと犯人リップマンなる淡野側の両面から物語は進む。どうしても犯人側のストーリーの方が魅力的だった。ラストも期待を裏切らない終わり方で納得かつ楽しめた。 >> 続きを読む

        2019/12/07 by STALIN

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      じゃない!

      チョーヒカル

      3.7
      いいね!
      • う~ん、やられた!

        でも、楽しい!

        それにしても、想像を超えるものなんだね~。
        >> 続きを読む

        2020/03/20 by けんとまん

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

      田中 静人

      4.0
      いいね! nao830813
      • 家電製品に関する日常の謎。
        それを、電器店の笑わない社長と笑えない新人女性店員が「なんでも対応」という一風変わったサービスで解決していく連作短篇集です。

        最初は「家電製品にまつわる謎…」「笑わない社長が謎解くの…」と思って読み始めましたが、意外と読みやすくかつ謎解きも面白く、毎日寝る前に読むのが日課になるくらいハマり、今日晴れて読了と相成りました!

        何故社長が笑わないのかは結構序盤で明かされますが、新人(正確に言うと似たような職種から転職してきたけど、電器店店員としては新人)女性店員の笑えない理由は、結構ハードでそれがいろいろな人たちを巻き込んでいて、謎が明かされたときは、また最初から読んで、ああ、なるほどね…と思いました。

        家電製品の豆知識などもたくさん書いてあって、なるほど〜と頷くことが何度もありました。食洗機の豆知識は本当にタメになりましたし、ゆくゆくは自分ん家にも取り入れたいな、とも思いました。

        やはり、このミス大賞のそれも連作短篇作品は面白いですね\(^^)/

        ハア、楽しかった…(( ๑´࿀`๑)=3


        今回も良い読書が出来ました‼️
        >> 続きを読む

        2020/09/30 by 澄美空

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      学び効率が最大化するインプット大全

      樺沢紫苑

      4.3
      いいね!
      • 匿名

        『インプット大全』(樺沢紫苑 著)から学生たちに伝えたい3つのメッセージ

         私は家庭教師・塾講師として日々 小中学生を中心に勉強を教えています。
         当然ながら、生徒たちには日々の勉強を最高の結果として残し、自己成長の喜びを実感してほしいと願っております。
         そんな私は、精神科医・樺沢紫苑先生の大ファンでして、日々の学習指導においても樺沢先生の著作をよく参考にさせていただいております。樺沢先生の新刊『インプット大全』も大人向けに書かれたビジネス書ではありますが、日々勉強に励む学生さんたちにも使えるノウハウがたくさん書いてあります。そこで今回は、『インプット大全』を読んだ感想を、私が学生たちに伝えたい3つのメッセージとしてまとめました。伝えたいメッセージは次の3つです。
         
        1.テスト前提(TZ)、教える前提(OZ)で勉強せよ!
        2.こまめに「運動」「移動」せよ!
        3.スマホと上手に付き合え!

        では、1つずつ詳しく紹介していきます。

        1.テスト前提(TZ)、教えること前提(OZ)で勉強せよ!(参考:P32~35)

        「アウトプット前提(AZ)でインプットしましょう。そうすれば学び効率は格段に上がります。」
         これは本書の真骨頂とも言えるメッセージだと思いますが、これは日々勉強に励む学生たちにもぜひ伝えたい内容です。

         学生にとって具体的なアウトプットの場といえば、やはり「テスト」でしょう。
         つまりテスト前提(「TZ」と名づけます)で勉強すれば、学び(インプット)効率は上がるというわけです。
         確かにテストが近づくと、「勉強しないとヤバい・・・!」という緊張感が高まってきて、慌てて必死に勉強したという経験は誰にでもあるでしょう。これは、心理的プレッシャーがかかると脳内物質ノルアドレナリンが分泌され、集中力、記憶力などが高まるからです。(本書P33より)

         しかし、例えば中学生・高校生の定期テストは年に4~5回ほど。頻度としてはちょっと少ないですね。
         そこで私はもっと日常的にに「テスト前提(TZ)」で勉強してほしいと思っています。
         先生側(教える側)の工夫としては、宿題は小テスト前提で出すのがいいと思います。
         「宿題はテキストの〇ページから〇ページです。次回、ここの内容を小テストします。」
         このようにを小テスト前提で宿題を出すと生徒側には多少のプレッシャーがかかります。
         宿題をやってきたフリはできても、小テストで低い点数を取れば、身についていない(理解していない)ことがバレるからです(笑)
         真面目な生徒さんなら、必死に勉強してくるでしょう。
         ただし、テストで低い点を取っていることに慣れきっている学生さんは、テストがあっても「どうでもいいや」と、あまり緊張感が沸かないので残念ながら効果はありません(悲しい)

         さて、生徒側(学ぶ側)の工夫としては、自分でテストの機会を増やすことだと思います。なぜなら、アウトプット前提(テスト前提)の機会を増やせば、学び(インプット)効率は上がるからです。
         具体的には自分が伸ばしたい分野の検定や、(特に受験生であれば)模試を申し込むのがいいでしょう。嫌でもテストの日がやってくるので、少しは勉強するでしょう(笑)しかし、「それはちょっと敷居が高い・・・」という方もいると思います。そんな人は、使っている問題集・過去問を本当のテストのつもりで解くのがいいでしょう。模試や検定と比べると緊張感は落ちますが、きちんと試験日時を設定して、時間を計って、過去問や、「定期テスト予想問題」「実力チェックテスト」などのページなどを解いてみましょう。自分でテストをする習慣をつければ、日々の学び効率はアップするはずです。
         
         そして、実はテスト前提(TZ)の勉強より学び効率アップする最強の勉強法があります。
         それは・・・教えること前提(OZ)で勉強することです!(勝手に「OZ」と名付けました)
         これは本書のP32に書かれていますが、ロンドン大学の実験によると「テスト前提」で学んだ人たちよりも「教えること前提」で学んだ人たちのほうが、より多くのインプットができたという結果が得られたそうです。また、樺沢先生の『アウトプット大全』にも「『教える』はアウトプットであり、フィードックでもあり、インプットでもある」と「教える」は自己成長において最強のメソッドだと紹介されています。(P197)
         ならばこの方法を使わないのはもったいない!
         ぜひ今日からの勉強は、友人・家族等に教えるつもりで勉強し、実際に教えてみましょう。例えばあなたの友人で数学が苦手な人がいたら、その人に教えるつもりで勉強しましょう。実際に教えてあげれば相手にも感謝されるし、自分も学力アップし、一石二鳥です!
         ただし、相手が助けを求めていないのに無理やり教えようとすると、鬱陶しいと思われるのでご注意を(笑)
         友人同士で得意分野を教え合う「勉強会」を作るのもいいですね!

        2.こまめに「運動」「移動」せよ!(参考:P260~265)

         こちらは「長時間勉強(インプット)するコツ」としては最強のメソッドだと思います。
         真面目な生徒さんほど「ずっと座って」「同じ場所で」勉強を頑張ろうとしますが、これは非常に効率が悪いです。
         
         まず 「ずっと座って」勉強しているとと徐々に集中力が低下していきます。その状態で無理矢理勉強を続けても、知識があまり吸収できないので時間がもったいないです。そんなときは一度立ち上がってストレッチをしましょう。私も勉強中は20~30分に1回は立ち上がって軽くストレッチをします。それだけで脳はリフレッシュされ、集中力は持続します。また、もう少し時間があるときは外に出て散歩をすることもあります。勉強の合間にこういった「運動」をはさむだけで、本当に集中力が持続するのです。
         「運動」は体を鍛えたり、体力を作るためにやるものだと思われがちですが、脳の機能(集中力、記憶力、モチベーションなど)を高める効果もあるのです。(詳しくは本書P258~259参照)だから、特に長時間勉強する受験生や浪人生ほどこまめに「運動」を取り入れてほしいのです。

         さて、「同じ場所で」ずっと勉強するのもあまりよくないですね。脳が同じ場所にいることに飽きてくるからです。そんなときは場所を変える(移動する)と脳が刺激され、再び高い集中力で勉強することができます。
         これは、長時間集中することが苦手な私にとっては“革命的”なメソッドでした!

         また、さらに最強の勉強法は「運動しながらやる」(P260~261)です。
         そういえば私が過去にハマったドラマ「ドラゴン桜」(2005年)では、それを実践しているシーンがありました。東大合格を目指す落ちこぼれ高校生たちが、校庭をぐるぐる歩き回りながら、前の人の背中に貼られた「数学の公式」を唱えてました。また、ダンスをしながら英会話表現を唱えるシーンもありました。はたから見ると滑稽な様子ですが、これは最強の勉強のやり方だったのですね!
         ひょっとしたら「勉強は机に向かってするものだ」というのはもう古い考えなのかもしれません。

         ※お子様が学生の保護者の皆さまへ
         ご家庭でどうしても机に向かうことが苦手なお子様には、立ちながら、歩き回りながら勉強することを提案してみてはいかがでしょうか?
         落ち着きがないように見えるかもしれませんが、きっと楽しく学習できるはずです。
         「楽しい」だけでなく、脳が活性化してきちんと内容も身に付きますよ。

        3.スマホと上手に付き合え!(参考:P180~185)

         今や大人も子どももスマホ中毒。
         中でも小中学生のスマホ依存は学力にも影響するので深刻な問題です。
         「SNSやスマホを長時間使うほど、集中力は低下し、注意散漫となり、仕事効率や学力も下がり、幸福度も下がる」「SNSの利用時間が長いほど、孤独感、抑うつは強まる」、さらには「スマホを使い過ぎると自殺率が高まる」と本書では紹介されています。(P180、182)
         スマホは依存性が高く、気を付けないと大人でさえなかなか止められなくなるツールです。学生たちが有意義な青春時代を送ってもらうためにも、上手なスマホの付き合い方を身につけてもらいたいものです。 

         そこで私はスマホとの上手な付き合い方として以下の2つを提案します。

        (1)使用時以外は「機内モード」にする
         本書では「通知をオフにする」ことを推奨されていますが(P184)、それに加えて使用時以外(特に勉強中)では「機内モード」にすることをオススメします。「機内モード」にするといわゆる「ネットから遮断された状態」になるので、スマホが通知等で反応することは無くなります。そうなるとスマホがあまり気にならなくなります。もちろん、自分が使用する際には「機内モード」を解除します。すると溜まったメッセージはちゃんと送られてきますので、まとめて返信することができます。実際に私がそのような生活をしているのですが、ものすごく快適に過ごせます。スマホ使用の主導権を自分が握り、スマホに振り回されなくなるのが最高にイイです♪

         (2)寝る1時間前には電源をオフにする
         快適に眠って明日を元気に過ごしたいなら、寝る1時間前にはスマホの電源をオフにしましょう。そうすることで、寝る前にリラックスすることができます。スマホの電源がオン状態だとどうしても色々気になって夜遅くまでスマホ見てしまうことがあります。そうすると脳が興奮して寝付きが悪くなり、寝不足になって、翌日のパフォーマンスが下がります。ぜひ寝る1時間前にはスマホを見ない勇気をもちましょう!


         以上、『インプット大全』から学生たちに伝えたいメッセージをまとめてみました。
         私自身もこの本を通して“働き方改革”ならぬ“学び方改革”を起こしていきたいと思います!
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        2019/08/18 by 匿名

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための

      伊藤羊一

      4.0
      いいね!
      • 「1分で話せ」の著者伊藤羊一学長の第2弾?
        前作に続き購入。
        気になった点を抽出。
        ☑️「頭出しの結論」を出そう。
        すぐ動ける人は「頭出しの結論」をすぐに出せる。結果、ポジションをとってすぐに動ける。
        ☑️ピラミッドで根拠と結論を整理する。
        結論に根拠が3つ。
        様々な情報から、意味合い、つまり自分にとって意味のある「結論」を導き出してこそ、始めて意味が生まれる。
        ☑️ただ単に結論を出そうとするのではなく、「皆が幸せになる方向」で考えていくと、おのずと結論を出しやすくなる。
        ☑️仮説力に必要な「志」「妄想」「好奇心」
        「志」は「自分がどんなふうになりたいか」「自分の人生や仕事で何を成し遂げたい」
        思いを描く。
        ☑️何か行動したら自己嫌悪に陥る。
        基本、根拠と結論のピラミッドは1分で話せでも強く書いてあった。
        人生100年、自分が動けなくても、踏み出すことができればと思います。
        >> 続きを読む

        2020/08/16 by わくさん

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      記憶喪失になったぼくが見た世界 (朝日文庫)

      坪倉優介

      4.0
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      • ノンフィクション。
        18歳の時に著者は交通事故により記憶喪失となった。

        自分や家族のことどころか、物や常識も分からず、「食べる」「眠る」といった行動も分からなくなった。

        例えば、こんな感じ。

        「細い線が三本ついてくる。すごい速さで進んでいるのに、ずっと同じようについてくる。線が何かに当たって、はじけとぶように消えた。すると二本になった。しばらくすると、こんどは四本になった。」

        これは著者が意識を取り戻して家に帰る時に車の中から見た電線のことである。
        もちろん、著者は電線なんて言葉や物、意義を知らないので上記のような感想になる。

        一人では何もできない状態の著者の母親は、著者が通っていた美大にまた通わせる決意をした。

        その苦労や喜びが、著者と母親目線で本書に綴られている。

        大学に再び通うようになったものの、友達の名前や顔も分からなければ、人が話す言葉の意味すらも分からない。
        そんな中、絵を描くことだけは脳が覚えていた。

        彼の心情はいつも人間のことを中心に考えている。
        直感的に、細い目をして顔にしわを作って、「大変だったねぇ」と言ってくる人は苦手で、人を困らせてしまうことに緊張している様子。
        なので彼の当初の作品にはそういった、周りと違う自分、ということがよくテーマになっていた。

        なんとか自立できるようになってきたが、今度は「交通事故で…」が口癖になってしまう自分に気づいた。
        「変な目で見られるのが嫌だ嫌だと言いながら、実は自分でそう見られるように仕向けていたのではないか。ぼくに同情していたのは、ぼく自身ではないのか。なんだか、自分がみじめだ。」

        短期間で彼はそのような経験と成長を積み重ねていった。

        そして専攻科へ進み、就職を経て独立をした。

        事故から12年経った頃、著者は以下のように語っている。

        「何年か前までは、昔の自分に戻りたくて仕方がなかった。ーー今の僕には失くしたくないものがいっぱい増えて、過去の十八年の記憶よりも、はるかに大切なものになった。ーー今いちばん怖いのは、事故の前の記憶が戻ること。そうなった瞬間に、今いる自分が失くなってしまうのが、ぼくにはいちばん怖い。ぼくは今、この十二年間に手に入れた、あたらしい過去に励まされながら生きている。」

        現在は、草木染作家として活動している。


        いやー。言葉にするのが難しい。
        記憶喪失になった著者の感性にまず驚かされる。
        そしてそこから生活をしていく苦悩や困難。
        それを乗り越えて手に入れたもの…。

        なんだか、生きてく上で常識に捕らわれてしまったり、言い訳ばかりしている自分が情けなくなりました。

        もちろん無駄だったとは思わないけど、もっとクリアに、純粋に、ひた向きに生きていきたいと思える本でした。

        テレビ番組で知った本ですが、読んで良かった。
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        2020/06/29 by 豚の確認

    • 1人が本棚登録しています
      わたしの知らない、先輩の100コのこと1 (MF文庫J)

      兎谷 あおい

      5.0
      いいね!
      • こんな可愛い後輩ちゃんいたら、ほれてまうやろー!!!

        表紙絵の可愛い後輩ちゃんが同じ高校に通い同じ電車に乗るからという理由で先輩の男の子に毎日1個ずつお互いに知りたいことを質問していく、その様子を生暖かい目で見守るのがこの作品のおおまかな内容ですね。

        一つ一つの章が短いのでサクサクと読んでいけます。
        基本、会話なのでストレスフリーで読めますし、とにかく後輩ちゃんが可愛い!あざとい!でも、可愛い!!先輩くんも最初は、「やめろよ・・」とか「なんで、絡んでくんだよ・・」とか思っていたのに徐々に意識し始めて中盤以降はただのバカップル状態!笑
        もう、「リア充爆発しろ!!」と何度心で叫んだか(笑)

        ちなみにこの後輩ちゃん、まはるんは某有名ライトノベルのいろ○すちゃんにクリソツでして(笑)その娘に作者さんが寄せて書いてるのは明々白々でして。でも、自分、何を隠そう、いろ○すちゃんがその某有名ライトノベルの中で一番好きなので、もう、大、大、大俺得!!な作品なんですよね!!もう、最初何気に読み始めたら止まんなくなっちゃって、「やべ!これ、読み終わっちゃう!!」と思い無理やり本を閉じてそれから1ページ、1ページ噛みしめるように読んでいきました・・・結果は、大勝利ーーー^^


        久々の読書がキラキラと輝いていましたよ・・・!


        早く、続編が読みたいっ!
        また、まはるんに会いたい・・・!!


        買ってよかった~~~~~


        MF文庫Jはたまにこういう作品出すからチェック怠れないんだよなあ。


        今回も良い読書が出来ました!!!
        >> 続きを読む

        2019/12/12 by 澄美空

    • 1人が本棚登録しています
      君の想い出をください、と天使は言った (角川文庫)

      辻堂 ゆめ

      3.0
      いいね!
      • 結局のところ、とても優しさにあふれたラブストーリーだった。タイトルも悪魔じゃなくて天使だものね。 >> 続きを読む

        2019/10/27 by tomolib

    • 1人が本棚登録しています
      ギブミー・チョコレート

      飯島 敏宏

      3.0
      いいね!
      • 戦前から戦中・戦後にかけての物語。
        今では、あまりいないタイプの子どもたちの時代。
        エネルギーに溢れていたのように感じる。
        これを考えると、今の時代は、哀しいことなのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2020/03/27 by けんとまん

    • 1人が本棚登録しています
      怪談狩り あの子はだあれ? (角川ホラー文庫)

      中山 市朗

      4.0
      いいね!
      • 実話怪談集は多くの怖い話はもちろん、それ以外にも不思議な話が収録されているから、すらすらと読める。

        本書はその実話怪談のスペシャリスト中山市朗氏による怪談集だが、表紙のイラストが、そんなにおどろおどろしくないので、買いやすかったのもありがたい。

        そんな本書の中でも一番印象に残った話は”コバヤシさん”だった。ひょっとしたら単なるいたずら電話なのかもしれない。だけどこれがあちらの世界からの電話だったら・・・と考えると、その怖さは計り知れないものがある。

        怖い話が好きな人、そして苦手な人も、本書を夜中に、それも一人っきりで読まないほうが良いと思います。少なくともぼくは深夜勤務の職場で読みましたが、かなりこわこわ状態になっちゃいましたからね。
        >> 続きを読む

        2019/08/30 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (2) (角川コミックス・エース)

      おいもとじろう

      3.0
      いいね!
      • 漫画としては、やはり戦闘シーンとかステータスを基にした会話のやり取りなどは迫力には欠けるね。

        アニメとして観た方がよりわかりやすくテンポも良く楽しめるのかな、と思います。

        一応アニメを観るという大前提で手元にある2巻まで読んだけど、ぶっちゃけ読まなくても良かったかな、とも思った。アニメをまっさらな状態で観てもなんら差し障りも無かったかな、とまで思っちゃった😅

        まあ、内容を分かったうえでアニメを観るのも、それはそれで楽しいからこの読書は無駄にはならない!とも思います。

        3巻以降は、アニメで楽しむから今のところはいいかな。

        今回も無駄にならない読書が出来ました!
        >> 続きを読む

        2020/03/06 by 澄美空

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