こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

今月の課題図書をみる

2019年04月の課題図書


2019年4月の課題図書はショウペンハウエルの「読書について」です。

学問への情熱を持ってありとあらゆる分野の研究を行い、
その後の多くの哲学者や作家に影響を与え続けている著者による読書論。
それは、きっと読書が大好きなあなたに残してくれたショウペンハウエルからの贈り物。
彼の想いを大切に受け取ってみてください。

Book Information

読書について

他二篇
2.8 2.8 (レビュー5件)
著者: ショウペンハウエル
カテゴリー: 読書、読書法
定価: 567 円

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。

いいね! Outsider Tukiwami

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

       だいたい月に一回のペースで、素頓狂ゼミナールを開講してみることにしました(すぐに閉講するかも 笑)。
       出席点はいいね!を押すこと、又はコメントを書き込むこととします(冗談ですよ、出席する必要はまったくありません ニャハハ(*^▽^*) )。

       まあといっても、ぼくが読書ログのみなさんに教えられることなんて無いし、身の程を弁えない試みなのですが、ちょっと夏休みのあいだ、カルチャースクールの講師っぽいことをやるかもしれなくて、それの準備で今までの講義ノートを見直していると、レヴューを書くのが面倒くさくなって、再利用した次第であります。
       
       ということで、今日は本の読み方、要するに「読書について」。
       まず大前提として、それほど多くの本を読むことはできない、という不都合な事実の確認からスタートします。この前提を共有しなければ、そもそも工夫する必要がなくなります。そして、独自の工夫を編み出そうとする「強い意志」こそ、世にいう読書力の正体なんですね。活字中毒とか、語彙が豊富とか、文学全集を読んでいるとか、そういったことは枝葉末節にすぎない。いや、順序が逆なんです。色々な本をどうにかして読もうと工夫した結果、指紋がなくなったり、眼鏡の度がきつくなったり、部屋の書架が華やいだりする。

       ところで本を読むという行為は、昨日今日はじまった人類の営みでは決してない。したがって、独自の工夫といっても、自分勝手にあれこれと奇抜なアイデアを探すのは骨折り損で、遠い偉人の試行錯誤の果ての教訓を利用する方がはやい。         
       この本の著者のショーペンハウエルは、幾度か不運にも学問への道を閉ざされ、絶望に明け暮れる日々を送ったのち、血のにじむ努力を重ねに重ね、後世に名を残す大哲学者になった。あの大ゲーテにも認められた天才なのである。

       ここで誤解して欲しくないのだが、だからといってこの本に書かれてあることを一字一句正確に実行するのは間違いで、そういう態度はすでに思考停止を起こしている。たとえばこの書物では、手厳しくベストセラーの本を排撃しているけれど、もしかしたらベストセラーのなかにも「大切な一冊」はあるかもしれないし、この本で推奨されるギリシア・ローマの古典を読破していくのは難しい。しかし、この本の教えは不易なものであり、それはしっかりと読んだ人のみが理解する。
      三篇あるなかの、「著作と文体」(最もページ数が多い)は無理して読まなくてもいいと思います。「思索」と「読書について」を二度繰りかえし読むだけでも、きっと実りのある読書になるでしょう。

       
       最後に、ぼくがオススメするちょっとした工夫をいくつか。
      その1  頭がクラクラしたら熱さまシートをして、冷水を口に含む。

      その2  辞書やメモ用紙、筆記具、熱さまシートを用意する(たとえ使わなくても)

      その3  たまには熱さまシートをして屋外で読む(屋内で読める有り難さを実感するため)

      その4  読むべき理由をつくる。たとえば、熱さまシートをおでこに貼りたいから等。

        
        <結論>  熱さまシート最強
      >> 続きを読む

      2015/05/31 by

      読書について」のレビュー

    • 結論が楽しすぎます笑。
      私も熱さまシート買ってこよう♪

      私が大大大好きな映画「ライフイズビューティフル」にショーペンハウエルの言葉がちょこちょこ出てきます。この本にチャレンジしたい気がしてきました…!実際、人生で読める本が限られているというのはその通りで、それでもできるだけ良い読書をしていきたいなぁと、ほんと思います☆ >> 続きを読む

      2015/06/01 by chao

    • chaoさん、コメント(優)ありがとうございます。
      >結論が楽しすぎます笑。
      私も熱さまシート買ってこよう♪
       ハッハッハ、ぼくは小林製薬の社員ではないですよ(笑)。でも、小林製薬の人に本屋さんに商品を置くことをすすめたら熱さまシートが貰えたりして。そんな訳ないか(笑)。

      >私が大大大好きな映画「ライフイズビューティフル」にショーペンハウエルの言葉がちょこちょこ出てきます。
       出てくる、出てくる(笑)。ショーペンハウエルは、多くの作家や芸術家の生き方に影響を与えているから、映画人にも影響を与えているのでしょう。

      >実際、人生で読める本が限られているというのはその通りで、それでもできるだけ良い読書をしていきたいなぁと、ほんと思います☆
       うんうん、ぼくもchaoさんの充実した読書ライフを祈念させていただきます (⌒-⌒)ニコニコ...
      >> 続きを読む

      2015/06/01 by 素頓狂

    • 評価: 4.0

      読書によって本をただ消費するのではなく自分の血肉にしたいと考える人にぜひ、読んで欲しい一冊です。私はワイド版岩波文庫で読みましたが、表題作『読書について』は20ページほどしかない上に明快で読みやすくなっています。

      ドイツの哲学者ショーペンハウアーは辛辣なもの言いをする人で、キレのある鋭い言葉にしびれ、そして揺さぶられました。
      「読書は、他人にものを考えてもらうことである」
      「読書にいそしむかぎり、実は我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない」
      「ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく」
      読書にそれなりの労力と時間を割いてきた私は正直耳が痛かったです。

      ショーペンハウアーの考えるすぐれた読者のあり方は、
      本の大半を占める「読者の金と時間と注意力を奪う悪書」(新しいもの、はやりのもの)を読まずにすませて、「文学・芸術のために殉ずる覚悟をもって生きた天才による古典をくりかえし読む」(プラトンなど)というものです。
      趣味や息抜きではなく、まるで伝統芸能を継承するかのようなストイックさを感じます。
      ショーペンハウアーは文学や芸術に対する理想が高かったのでしょう。

      こう書くと難しいことばかり書かれているように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。「本を買っただけで満足しても何も得られない」など、頷きながら読める部分もたくさんあります。
      ショーペンハウアーの読書論、心のすみにでも置いておくと本との向き合い方が変わること間違いなしです。
      >> 続きを読む

      2016/08/06 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 3.0

      良くも悪くも古典。
      今の商業出版の時代にこれだけ読書のデメリットを論じることは難しいだろう。
      はじめの「思索」では「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る」といった鋭い洞察が多く散りばめられていた。
      逆に「著作と文体」は同時代人への悪口ばかりで得られるものが少なく、途中で読むのをやめた。

      2016/12/24 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 0.0

      やはりと言うべきか難解で、すべてを消化吸収するのは自分には無理。多読無用なら真っ先にこの本を読まないでいた方がよかった。

      2019/04/06 by

      読書について」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      ページ抜粋: 読書と思索のバランス。

      127ページ: 読書は、他人にものを考えてもらうことである。

      130ページ: 読書は我々が駆使しうる天賦の才能の駆使を促すのである。だからこの読書の教えは、生まれながらの才がある場合にのみ意味をもつ。それを欠いていれば、我々は読書から生気に乏しい冷たい手法だけを学んで、軽薄な模倣者になるにすぎない。

      134ページ: 良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

      138ページ: 作品は著者の精神のエキスである。




      >> 続きを読む

      2015/03/19 by

      読書について」のレビュー

    この本を本棚に入れている会員

    19人が本棚に追加しています。

    ドクショニツイテ 
    どくしょについて

    今月の課題図書をみる - 読書について | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本