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2012年06月の課題図書

今までの課題図書

2012年06月の課題図書

今月の課題図書は「ジェノサイド」。

第65回 日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門
第2回 山田風太郎賞
2012年 本屋大賞2位
このミステリーがすごい!2012年版【国内編】(宝島社) 第1位
週刊文春ミステリーベスト10【国内部門】 第1位
本の雑誌 2011年上半期ベスト10 第1位
日経おとなのOFF 2011年上半期ミステリベスト10 第1位

次々と賞を総なめにした「ジェノサイド」。
圧倒的スケールで科学、政治、そして人類の未来を描いたエンターテイメント作品。
あなたは何を感じるだろうか。

Book Information

ジェノサイド

4.3 4.3 (レビュー38件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,890 円
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    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      超人類的知性との死闘。

      映画的なスケールで読み応え満点。

      様々な文学賞を受賞しており、読んだ方のレビューも良いものが多かったため、かなり期待した状態で手に取った。

      まずは何と言ってもそのスケールの大きさ。
      随所に名シーンが散りばめられており、映画化しても良いのでは?と思わせる。
      ただし、海外ロケは避けられないし、製作コストはどこまで嵩むのか想像も付かない。

      ストーリー展開も秀逸でグイグイ惹き込まれる。
      同じ時間に、3つの国で並行して進んでいるストーリーを細かい単位でオーバーラップさせるような手法が24など海外ドラマを観ているようだった。

      印象的だったシーンは、少年兵の誕生から落命までをわずかなページ数で辿っているところ。
      残虐で目を覆いたくなるようなシーンの連続ながら、そこに潜む悲哀を見事に書き切っている。

      残念だったのはラスト。
      あまりにもサクサクと進んでしまい、それまでの急展開に慣れてしまったせいか、更に物足りなさを感じてしまった。

      そもそもの否定となり恐縮だが、読後に感じたのは、超人類的な存在の登場が必要だったのかと言うこと。
      どうしてもこの存在が有る限り、リアリティを感じることが出来ないので没入具合が甘かった。

      結局、日本人傭兵は何だったの?等、未回収の伏線が残っている気がしないでもない。
      >> 続きを読む

      2012/06/20 by

      ジェノサイド」のレビュー

    • 同じ作品でも色々なレビューになって面白いですね☆
      少年兵のシーンは私も特に印象深かったです。 >> 続きを読む

      2012/06/20 by chao

    • iceさん
      この作品は賛否両論ですごい幅のある作品みたいですね~。
      >超人類的な存在の登場が必要だったのか
      ああ、きっと私もそう感じちゃうと思う。
      「パラサイト・イブ」もそんな感じだったんですよね…。
      なんで、ホラーにしてお終いにしちゃったのか?って。

      もしも傭兵というものを知りたければ、フレデリック・フォーサイス「戦争の犬たち」あたりがおすすめです。
      この作品を褒めている人たちはそういうリアルな戦争ものの小説を読んだことがあるのかな?という点に、ちょっと興味あります。
      >> 続きを読む

      2012/06/20 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      とにかく夢中で読みました!!

      「集団殺戮」というあまりにも残酷な様子が描かれたこの作品を
      「おもしろい」という言葉で表現するのはふさわしくないのかもしれません。

      でもこれほど物語に没頭したのはひさしぶりでした。

      そして現在でも世界のどこかで大量虐殺が行われていること、
      戦争、核兵器、環境破壊、たくさんの問題を考えると
      地球にとって、人類は滅ぶべき存在なのかもしれないと感じました。

      生きるために戦うしかない子供たち、
      地獄のような戦場を経験せずに、躊躇なく戦争をコントロールしている権力者、
      あらゆる手段で人々を監視する情報社会、
      平和な日常生活では意識することのないたくさんの問題を突き付けられました。

      このままでは地球はこれからどうなっていくのだろう。
      人間の知能を超える生物が、人間をコントロールしながら
      平和な世界を築くのも悪くないかもしれません。
      >> 続きを読む

      2012/12/25 by

      ジェノサイド」のレビュー

    • >makotoさん

      >人類が進歩することも歴史が証明
      そうでした。
      でも進歩が遅すぎて、その前に地球を壊してしまいそうな気がします・・・

      >chaoさん

      本当に人間ってこれほど残虐な生き物なのか、とぞっとしました。


      >soxさん

      ぜひsoxさんも読んでみてください。
      課題図書ですし!
      2012年6月ですが・・・(笑)
      >> 続きを読む

      2012/12/25 by アスラン

    • 戦争の罪深いところは、被害者が子供たちを含む非戦闘員で、軍部の責任者たちは安全なところにいる矛盾なのかも知れませんね。 >> 続きを読む

      2012/12/25 by ice

    • 評価: 5.0

      深読みしすぎなのだろうか・・・

      この作品は、傲った人類に警鐘をならしている エゴをなくしもっと謙虚に もっと理性的にと。

      だたのSFエンターテインメントとして読むにはあまりにも多くのことを教えられる小説だった。

      ここに描かれている「人間」というもの。
      私が読んだ他のレビューの中には、作者が反日的だとかアメリカを悪く書きすぎているとかいう意見が数多くあったが、そもそも作者は「日本人は」とか「韓国人だから」「アメリカが」とかいう見方自体を問題にしているのでは?
      日本人がよく書かれていれば嬉しい?自分の“好きな”国“嫌いな”国。そういう見方ではなく、それを超えて「人類」という目で見れば、どのキャラクターが何じんでもいいんじゃないのかな。日本人の中にも韓国人の中にもいろいろな人がいて当たり前だし、いろいろな国があって当たり前だし。
      人間を「国」ではなく、同じ「地球」に住む生き物として考えること、その仲間同士が「助け合わ」なければ人類はこのまま「退化」していってしまうと作者は言っているのだと思う。
      国や民族や宗教や主義や、ありとあらゆる小さくて厚い壁で覆って、その壁の中にいるものが味方であり正義であり、外にいるものは敵であり悪である、という主観的自己中心的な見方しかできない、偏見をなくせないのが哀しいかな人間というものなのだろうか。(なくせないか?)
      歴史やアメリカ政府の記述についても、どの国がどうだということより(基本これはSF小説、作り話だからね)どの国でも人間は色々過ちを犯してきているということが言いたいのだと思う。
      (まあ、最初から架空の国の設定にするという手もあったかもしれない。でも、そうすると迫力がなくなってしまうし、そういう見方を乗り越えてほしいという願いもあったりするのかな?)


      つまり、この作品は、「地球」の「人間」について話をしているのだ。
      壁をつくり、偏見の目で、自分中心にしか見られないから、欲や怒りが生まれ理性がなくなってしまうんだなあ。

      性善説か性悪説か。
      人間に善いも悪いもない。物事を善い悪いで見るのではなく、ありのままを見、どうすればいいかを考えるだけ。ただ、人の心は放っておくと欲や怒りで汚れやすいという「性質」があるので、いつも気をつけて、汚れが軽いうちに落とす必要がある。そうしないと、バーンズ大統領や殺人者のように「大汚れ」になってしまう、というのは真理だと思う。
      そして、汚れを落とす“洗剤”は、偏見のない広くて大きい「慈悲」の心なんだなあ・・・

      次世代の進化した人類?
      「次世代の進化した人類」が現生人類をおびやかすから、次世代人類を取り除くべきだという考え方は、昔みた「猿の惑星」がそうだった。未来から来た人間が将来進化した猿に支配されるのが嫌で猿を排除しようとする。 何故、共生しようとしないのか?
      これも、自分(たち)が正しく他者は悪だ、悪は排除すべきだ、という自分中心にしか考えられない人間の弱さだろう。他者を排除することでしか生きられないというのなら、人間は「退化」していると言えるのでは?高等な人間は他者を受け入れることができるはず。

      “進化した人類”は、自分たちが一番賢い、一番偉い、一番正しい、特別な存在なのだという人間のゴーマンな考え方(エゴ)を否定するために登場させたのだと思う。

      実際、人間は不完全で無智な存在なのだ。(だから、よりよく変われる可能性があるのだけど)
      「しかし、それだけが自分たちに与えられたすべてー生物進化の途上で獲得した精一杯の能力なのだ。せいぜい頑張って、この不完全な脳に磨きをかけ、あらゆる困難に立ち向かっていくしかないのだ」

      残虐なシーンについて
      苦手である。見たくも聞きたくもない。みんな死にたくないのだ。苦しみたくないのだ。
      けれど、人間の愚かさ、弱さを表現するためには必要だったのかもしれない。知ることで、避けることができるから。反対に知らないことで残虐なことをしてしまうのが、バーチャルの世界。ゲーム感覚で命を簡単に奪ってしまう恐ろしさ・・・ 衝撃だった。


      研人のお父さんの遺書も真理。
      実際、身近なところからしかできませんから、私も地球に住む人類(生き物)として、できることをできるだけやって悔いなく生きていきたいと思います。

      ちょっとあり得ないほど進化した人類の能力のものすごさとか、いつのまにか犯罪者に仕立て上げられるという、大学院生が巻き込まれるあたりの設定とかは、エンタテインメントとしてドキドキハラハラすごく楽しめました。(こっわ~~~~~!)

      エピローグには希望が書かれている。人類には希望がある。救いのある話は読後感がいいです。


      ピアース教授の名前、ピース(平和)とアース(地球)をもじってつけたのかな?

      星は個人的には6つ つけたいです。
      >> 続きを読む

      2013/02/06 by

      ジェノサイド」のレビュー

    • >他のレビューの中には、作者が反日的だとかアメリカを悪く書きすぎているとかいう意見が数多くあったが
      私もその意見読んで、すご~く、気になっていました。
      でも読書ログのメンバーさんのレビューには好意的なものばかりで
      その点が謎でした。
      bakabonnさんのレビュ―でかなり明確になった気がします。
      どうもありがとうございました。

      個人的にSFとかミリタリー系とかは海外作品を読んできたので、
      「日本の」という括りで読むのがどうも気が進まなかったんです。
      スケールが大きいといわれて、納得できた日本のSFってあまりなくて。
      (小松左京氏は別格ですが)

      特に超人類的な発想は、あまりにも古典的な気がしますし…。

      私が読んだらどう思うんだろう?
      素直に感動できるかな?
      なんか興味でてきました。
      >> 続きを読む

      2013/02/06 by 月うさぎ

    • ハリウッド映画を観るときのように、頭空っぽにしてキャーキャー喜んで読んでしまいました。

      >深読みしすぎなのだろうか・・・

      浅読みしかできません・・・w
      >> 続きを読む

      2013/02/06 by makoto

    • 評価: 4.0

      結構前に読み終えていたのですが、レビュー書いてませんでした。

      そもそも読むスピードが遅い上に、文章を書くのは更に遅いので、ついつい埋もれちゃうんですよね。
      (ちなみに皆さんのレビューへのコメントは考えることをせず、脊椎反射で書いてますw)

      読んでみて思うのですが、この本はどんなジャンルに分類されるのでしょう。

      たぶんSFなのだと思うのですが、そこに収まりきらいないスケールが特徴なんじゃないかと思います。

      先を読ませない展開の上手さはミステリーのようでも有り、戦地に生まれた子供の悲劇はリアルなドラマのようでも有り。

      結末は、あまり好きではない形で訪れましたが、オチを必要とするような作品でもなかったのでそれほど気になりませんでした。

      なかなか、これだけの超大作を読む機会もないので、きっと一生忘れないんだろうなぁと思っています。
      >> 続きを読む

      2012/10/29 by

      ジェノサイド」のレビュー

    • makotoさん、こういう本も読まれるんですね~☆

      >結末は、あまり好きではない形で訪れましたが

      そうですね、それまでの展開を考えると普通に終わっちゃったような気もしますね☆
      >> 続きを読む

      2012/10/29 by chao

    • >先を読ませない展開の上手さはミステリーのようでも有り、戦地に生まれた子供の悲劇はリアルなドラマのようでも有り。

      これはまさしくそうですよね!私は大作SFなのかなと思って読んでましたが,ミステリーの要素も大いにありますよね。

      こんなにスケールの大きい小説は初めて読んだので私も忘れられないと思います。
      >> 続きを読む

      2014/08/08 by さりー

    • 評価: 5.0

      課題図書に選ばれてから1年以上経過…やっと読んだ!
      こんなに分厚い本を読んだのは初めてかもしれない…

      途中、話が難しかったり、虐殺の描写はキツくて途中で挫折しそうになったけど、それを差し引いても面白かったなー。

      壮大なエンターテインメントって感じでぜひ映画にして欲しい。
      でも日本では無理だろうなぁ…ぜひハリウッドで…(笑)

      1人の頭の中でこんな物語が生まれるなんてスゴイ。

      本当に面白かったので読み終わって、もっと面白い本に出会いたいなーと思った。
      >> 続きを読む

      2013/08/01 by

      ジェノサイド」のレビュー

    • >虐殺の描写はキツくて途中で挫折しそうになったけど、

      でも、コレないと「ジェノサイド」じゃないですもんねw >> 続きを読む

      2013/08/01 by makoto

    •  虐殺以外にも専門知識もけっこう出てきますよね、新薬作る場面で。適当に読み飛ばしていましたがww文系脳なもんで。

       >壮大なエンターテインメントって感じでぜひ映画にして欲しい。

      そうなんですよー、映画にしたら絶対ヒットしますよねー!ハリウッドなみのスケールはたしかに必須ですね。
       
      >> 続きを読む

      2013/08/01 by kissy1986

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