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2013年10月の課題図書

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トルーマン・カポーティの名作 「ティファニーで朝食を」。
この作品の影響でティファニーに憧れた女性も少なくなかったはず。

ブレイク・エドワーズ監督、オードリー・ヘプバーン主演の映画は観たことあるけど
本は読んだことない、という方も多いのでは?

この機会に、村上春樹の翻訳の本と映画、両方楽しんじゃうのはどうでしょう。
あなたはどちらがお好みですか。

Book Information

ティファニーで朝食を

3.7 3.7 (レビュー11件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった...。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。

いいね! Minnie

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      映画「ティファニーで朝食を」が大好きで何度も観ています。
      本でも読みたくなって購入しました。

      あまりに有名な映画なので、ご存じの方も多いと思いますが、映画ではオードリー・ヘップバーンの奔放さが見る者を夢中にさせます。あんなにワガママ放題だったら普通の女性は許されないと思いますが彼女なら許されます。彼女の仕草やくるくる変わる表情は観ていて飽きません。まるでディズニー映画を観ているようなワクワクがあります。

      初めて観たオードリー・ヘップバーンの映画は「ローマの休日」で、清楚で可愛い姿が印象的でした。ところが「ティファニーで朝食を」ではヤンチャで自由気まま。そのギャップがまた良かったです。

      本の中でも同じような世界観なのか、読むのが楽しみです。

      村上春樹の訳というのもまた楽しみな要素の1つです。
      >> 続きを読む

      2012/09/05 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • Tsukiusagiさん
      ご意見いただきありがとうございます!
      それでは、本から入りたいと思います。
      原作と映画は全然違うお話しなのですね。しかもマリリン・モンローがイメージだった役柄をオードリーが演じてしまうとは…!
      その意外性に驚きです。原作を読んだイメージと、映画を観たイメージの違いなども楽しめそうですね。

      Minnieさん
      はい、女性として憧れます♪
      見ているだけで自分の何かを正されている気さえします。笑
      確かに、映画を観てしまったらオードリーのイメージから抜け出せなくなりそうですね。パッケージやポスターを見ただけでも既にイメージが固定されつつありますし。
      ご意見いただきありがとうございました!
      >> 続きを読む

      2012/09/06 by tomomo

    • ローマの休日は映画を見ましたが、ティファニーで朝食をは見たことが無いので、本で読んでみたいと思います! >> 続きを読む

      2012/09/07 by higamasa

    • 評価: 5.0

      「ティファニーで朝食を」が課題図書になり、レビューを登録していなかったことを思い出しました。

      映画が大好きな私。
      「ティファニーで朝食を」を読むのが楽しみで実際良かったのですが、その他の短編の方がさらに面白かったです。

      わが家は花ざかり
      ダイヤのギター
      クリスマスの思い出

      どれも個性が光る短編でした。
      クリスマスの思い出の読後感がとても良いですね。

      また、私は他の訳を読んで読み比べたわけではありませんが、村上春樹さんの控えめといいますか、個性を主張しない翻訳が素晴らしいと思いました。
      >> 続きを読む

      2013/10/03 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 原題を見て、全く捻りが無いタイトルだということに逆に驚きましたー

      2013/10/03 by makoto

    • まだ読んでませんが、ティファニーって宝石店じゃないの?っといつも思ってます。

      2013/10/03 by ◆空太◆

    • 評価: 5.0

      この本を読む前のお約束です。映画のことは忘れましょう。映画は映画。
      「マンハッタンで大金持ちとの婚活にいそしむヒロインをコミカルに描いたラブコメディー。
      ファッショナブルでゴージャス。愛を選んでハッピーエンド♡」
      なんて期待して読んだら、原作の良さはぶち壊しです。

      ホリー・ゴライトリーとその兄フレッドは最下層の孤児出身と想定されます。
      ホリーは自ら「野生動物」に例えるように、決して手なづけることのかなわない美しき獣。
      身一つで生き抜くために、彼女は夢を見ることと夢を与えることという手段を見出しました。
      ある人はそれを「騙す」という言葉で評するかもしれません。

      ホリーはカポーティによって、矛盾した二面性を併せ持つ不思議な存在感を与えられています。

      それがまず「ティファニーで朝食を食べること」という彼女の表現に象徴される
      上流階級のすっきりとした決まりきった安全な世界への憧れです。
      金持ち男と結婚にこだわるのも同様。
      これは、彼女の少女時代の飢えの記憶がフラッシュバックすることへの逃避行動です。

      強い上昇志向があり、安定した自分の居場所を死ぬほど渇望している。
      にも関わらす、自由を、自分自身であることを何よりも大事に考えているホリーという女。
      動物園も見事な工芸品の鳥籠も、彼女の目からは、自由を奪う檻としか思えません。

      でもね。自由に強く憧れるということは、本当には自由ではないからです。

      ですから、ホリーにはそんな矛盾が満ち満ちています。

      正直で嘘つきで、夢をみながら醒めていて、情がありながら人を信じない。
      親切で残酷で、愛しながら裏切る。
      勇敢で臆病で、大胆で傷つきやすい。

      彼女が望むなら手に入れることのできるものがいくらでもあるのに、
      彼女はいつだって「旅行中」。
      だから何でも誰でも棄てる準備をしているのです。
      所有することはその物に縛られることだから。

      稀有な人物を描き切ったものだと、感心してしまいました。
      もしかするとカポーティその人が「僕」+「ホリー」そのものだったのかもしれません。

      普通にはただの迷惑な女としか思われないかもしれませんが、
      こんなホリーを私は赤の他人とは思えないのです。


      クライマックスの猫を捨てるシーンは(嫌いな人が多いと思われますが)、
      実は最も切実にホリーそのものが描かれていると思います。

      冷たいとも、潔いとも、言えない。この迷い。
      この中途半端な行動と引き裂かれた心理。
      すごくいい。と思う。とても切ない。

      この話の全体に切なさのイメージがつきまといます。
      ホリーは決して格好良くないのです。
      けれど美しさは損なわれないままです。きっと永遠に。

      「おれが唯ひとつ望むのは、あの子が金持ちになっているってことだ。」
      彼女に想いをよせてるジム・ベルの願いが、彼女に届きますように。

      もしも彼女の夢がかなっていないのなら、安住の棲家がみつかっていないのなら、
      本当の居場所は、ホリー、ニューヨークのこの場所なんだよ。
      戻っておいで。と。誰か伝えて。


      【他の収録作品】
      「花盛りの家」  
        「ティファニー」と真逆の作品のようでいて対をなしているようにも感じました。
        ハイチの港町の娼館と山里の生活。
        人は生まれ育った環境を捨てられないもので、
        恋に堕ちることってこんなこと。っていうお話し。

      「ダイアモンドのギター」 
        若さと老い。男と男の間の純粋な愛。そして喪失。

      「クリスマスの思い出」  
        カポーティの自伝的作品のようです。
        「フルーツケーキの季節が来たよ!」
        60歳も年の離れたいとこで親友。僕の子供時代の貧しくも輝いていた日々。大切な愛。
        詩情溢れる哀しくも美しい季節の物語。

      お約束の「訳者あとがき」
        高校時代からカポーティの文学世界を愛してきた村上春樹。愛を感じますね~。
        カポーティの文学とその人物について真面目に解説しています。いつになく。
      >> 続きを読む

      2013/10/19 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 深いレビューありがとうございます。
      高校生の時?に映画を見て、「なんかよく分からないっていうかオードリーかわいームーンリバーいい曲かもー」程度の感想で終わり、原作を読もうなどとは露ほども思いませんでした。
      が、村上さんの訳で出たときに初めて読んで、同じように「映画のことは忘れて読んでみて」と人に薦めました。映画ではホリーという女性の良さをほとんど伝えられていないと思います。月うさぎさんが示されているラストシーンの深さも、違ったように描かれてただ美しくまとめようとされてる感じがします。
      これは小説で読まなければもったいない作品ですよね。

      また他の短編も一つ一つ異なる味があって良いんですよね。特にクリスマスの思い出が好きでした。
      また読み返してみたくなりました。村上さん以外の方の訳でも読んでみたいです。
      >> 続きを読む

      2015/02/15 by pechaca

    • pechacaさん
      〉これは小説で読まなければもったいない作品ですよね。
      ほんとうに!同意して下さる方がいらしてとても嬉しいです!
      映画好きな方だとホリーが嫌な女でがっかり。という意見も多くて寂しいです。
      カポーティは(単に彼の好みかもしれませんが)マリリン・モンローのイメージで描いたらしく、
      彼女が「娼婦の役なんて嫌!」と言ったもんで、出演交渉決裂とか。
      オードリーのイメージがあるので、原作の設定をわざとぼかし表現にしたとかなんとか。
      ホリーが別人なので、別作品として楽しむのが正解だと思います。
      最近、映画と原作は別物として観るのに慣れてきました。
      「クリスマス」は好きだという方が多いですね!
      きっとカポーティは美しい話を美しく書くのも得意だったのですね。
      >> 続きを読む

      2015/02/16 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      映画と本では全然印象が違うよという話を聞いていたのだが、映画でのオードリー・ヘップバーンのキュートなイメージがあまりにも強くて別物として読むのが難しかった。

      映画を観ていなかったら多分、勝手気まま、自由奔放なホリーを好きになれなかったような気がするが、あの映画のホリーのイメージがそれをフォローしてくれたように思う。(それが良いのか悪いのかは別問題として…。)

      あと、猫が物語りの中でとっても良い存在感。
      肩に乗るシーンがカワイイ。
      名前もなくて「気まぐれでここにいるだけ」みたいな感じが、ホリーみたい。

      ラストが映画とは違ったけど、こっちの終わり方も好きだった。

      同じく収録されている短編「わが家は花ざかり」「ダイヤのギター」「クリスマスの思い出」もどれも面白かった。中でも「クリスマスの思い出」は、だから何という展開があるわけではないが心地よい気持ちで満たされ、特に好き。
      >> 続きを読む

      2013/10/05 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • >あと、猫が物語りの中でとっても良い存在感。
      >肩に乗るシーンがカワイイ。
      >名前もなくて「気まぐれでここにいるだけ」みたいな感じが、ホリーみたい。

      猫好きの私としては読んでみたくなりました。ネコって結構気まぐれな所とかありますよね。
      >> 続きを読む

      2013/10/06 by Shimada

    • Shimadaさん
      猫好きだったら楽しめると思います♪
      主人公のホリーも気まぐれで本当に猫みたいなんですよ~ >> 続きを読む

      2013/10/07 by chao

    • 評価: 4.0

      本棚からカポーティの『冷血』や
      『遠い声 遠い部屋』『草の竪琴』はすぐに見つかったのだけど
      この本だけ、見つからない。

      正直、以前の龍口直太郎氏訳を読んで、さほど印象に残っていない。
      あまり、ヒロインであるホリーに興味がもてず
      よく分からなかったという記憶しかない。
      それよりは『ダイアモンドのギター』や『クリスマスの思い出』の方が印象が強かった。

      今回、村上春樹翻訳版で読み返してみて
      ラストの余韻も含め
      「あー、そういう意味だったのか」という部分が非常に多くようやく、この作品に近づけたような気がします。

      そして、翻訳者が変わっても
      変わらず、鮮烈な印象を残す『ダイアモンドのギター』のラスト。
      幸せと悲しみが押し付けがましくない
      絶妙ともいえる配合で創り出された作品
      『クリスマスの思い出』がやはり良いです。

      あとは訳者あとがきというもので
      寓話の必要性・イノセンスの喪失・再獲得(可能か否かは別として)
      小説家の視点からも、すべて語られているので
      それだけでも、読む価値があるかと思います。
      >> 続きを読む

      2013/10/02 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • こんばんは
      皆様 コメントありがとうございます。

      makotoさん 
      カバティカバティカバティ・・・・読みながらって言わなきゃいけない気がしてきました(笑)。

      sayakaさん 
      個人的には村上春樹版の方が読みやすかったです。
      おすすめです。

      月うさぎさん 
      やっぱりヘップバーンの印象が強いといいますか。
      ある種、あの映画の印象に引っ張られて読んで、
      「うーん?」となった記憶がうっすらと読みながら甦ってきました。

      かなり、読みやすかったというか
      村上春樹の無色透明の様でいて、実は(読者の中に)残る文体と内容がすごくマッチしていたような気がします。

      あと、(どうでもいいことなんですが)
      自宅に猫が居つくようになってから
      この作品にしても、『夏への扉』にしても登場人物への
      感情移入が強くなったことも(笑)
      作品に対する評価が変わった原因のひとつかもしれません。

      chaoさん 
      正直、自分は表題作よりも他の作品の方が好きかもしれません。感想を楽しみにしております。

      iceさん
      >実はオードリー・ヘップバーンの映画って1つも観たことがないんです。
      それは、勿体無いというべきか、うらやましいというべきか(笑)

      自分は映画好きの叔父の影響で中二の時に観た
      『ローマの休日』にガッツリやられましたね~(笑)。

      この作品の映画版も悪くはないのですが
      訳者あとがきで書かれているように
      映画と小説は別物として楽しんだ方がお得な気がします。
      >> 続きを読む

      2013/10/02 by きみやす

    • 春樹さん訳で再読しました。すごくよかったです!
      新しい作品を読んだみたいな気がしました。
      とくに猫と別れるシーンのホリーにはぐっときました。
      瀧口訳のレビューも書いてみましたが、結構問題ありでしたよ。
      新訳をよむチャンスをくださって、どうもありがとうございました。
      >> 続きを読む

      2013/10/19 by 月うさぎ

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