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2015年12月の課題図書

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バスチアンはあかがね色の本を読んでいた――
ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。
その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。
その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年――
ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。 。

ドイツ人の児童文学作家ミヒャエル・エンデが表現した壮大なファンタジー作品です。
エンデのはてしない想像力、ぜひ一度ご堪能してみてはいかがでしょうか。

Book Information

はてしない物語

4.5 4.5 (レビュー12件)
カテゴリー: 文学
定価: 3,003 円
いいね! Ringo chao snoopy asuka2819

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      「物語の力」。それを知るにはこの本がベストではないでしょうか。

      少年期からの目覚めは一旦形成した自分の殻を打ち破ることが必須ですが、
      それには痛みや恐怖が伴います。
      それを手助けしてくれるのが物語なのではないか。
      物語の力が最も生きるのが『自己再生』の過程においてだと思います。

      出会うべき時に「はてしない物語」に出会った人は最高に幸せだと思います。
      この本には特に強い力が備わっていますから。


      私はこの本を読む前に映画「ネバー・エンディング・ストーリーⅠ」を観ていました。
      そして、その映画の中の豊かなイメージにうっとりして、
      愛らしいお話やユニークなキャラクター達に魅了され、
      少年バスチアンとアトレイユの美少年ぶりに悩殺されていたのでした。

      映画の1話では小説の半分しか描いていないというのは、当初から聞いていました。
      それでこの本を買ったのですが、最初でつまづきました。
      少年バスチアンが背が低く太った少年で、弱虫で臆病で成績は悪い落第生と知り、
      とてもがっかりしてしまったからなのです。
      そのまま一時、読まないでいた位に。
      しかし、これは、物語の上でなくてはならない設定だったことを知ることになります。

      そして、映画の中身が、小説の半分どころか単なるさわりにすぎなかったこと。
      真の物語はその後にこそ書かれていたのだということを。

      だから、必ず、最後まで読んでください。
      ずるして後ろを先に読むのもナシ!
      読書というのは、苦労してお話を共に経験することが結構大事だったりするんです。


      「想像力」は人を強くしますが、夢の中だけでは人は生きられません。
      自分の人生を生きることこそ、生きるということなのですから。

      エンデの力は一度話に引き込んだものを離さないという程の強さを持っていて、
      まるで、自分も物語にひきこまれたバスチアンになった気さえします。

      今思ったのですが、「引きこもり」にはこれに近いニュアンスもあるのかもしれないですね。

      一度こしらえた殻から出てきたとき、人はどんな世界を見つけるでしょう。

      その過程は大人になるためには誰もが経験するものです。
      自分を壊すことを畏れる者、怠惰のためにそれを避けるものは大人にはなれません。
      逆に言うなら歳をとって大人になっていない人が
      世の中には大勢いる、ということになるでしょうね。


      「はてしない物語」は少年のイニシエーションのために、非常に価値のある物語だと思います。
      この本を読んで生まれ変わった子供たちが大勢いるのです。
      読むべきタイミングが大事な本といえるでしょう。
      (残念ながら私は大人になってから読みました。)

      このお話は長いですが、よい物語は長ければ長いほどいいのです。
      >> 続きを読む

      2012/05/11 by

      はてしない物語」のレビュー

    • 読みましたー!
      わくわくしながら読んでた前半と、恐ろしさを感じた後半と。素晴らしい物語でした。
      物語だけでなく、本文二色刷りの豪華なハードカバーを手に取る喜びもあったり♪♪テンション上がりました!
      >> 続きを読む

      2015/12/27 by あすか

    • あすかさん
      ハードカバーで買われたのですね!偉いっ!!
      そうそう「ページを繰る楽しみ」もあるのですよね。バスチアンになりきって。
      この本の厚さや重さまで物語世界に繋がっている気がしますね。
      こんなメッセージがあったのか。と愕然としました。
      この後半があってこその「はてしない物語」なのだということが、読んだ人にだけわかるのよね。
      >> 続きを読む

      2015/12/28 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      12月の課題図書。
      なんて素晴らしい物語なのでしょう。
      この物語に出会えて、心から良かったと思いました。

      前半の救い主を探すアトレイユの冒険も読み応えがありましたが、私は後半の展開が好みでした。


      **以下ネタバレのため、ご注意下さい**


      バスチアンがファンタージエンに来てから体験した数々の出来事は、とても考えさせられるものでした。
      容姿を変え、自分の望みを叶え続けた代償はとても大きなものでした。
      救い主と言っても彼自身は何もしていないんですよね。
      始めに感じた、内にこもってばかりで高慢なバスチアンと何も変わらない。
      負の感情が増長していく姿は恐ろしい程現実的でした。
      中でも、親友のアトレイユとフッフールを従わせたいという感情はとても醜く、人間らしいと思いました。

      堕ちていった人たちの住む「元帝王たちの都」の描写もきつかったです。
      そんなことになるなんて、聞いてないよモンデンキント。
      永遠に暮らしたくなるような世界ですが、なかなか上手いこといきませんね。

      たくさんの痛みを経験した後の、アトレイユとの再会は涙が止まりませんでした。
      物語の壮大さ、あたたかさに感動しました。


      感動したといえば、ハードカバーの装丁。
      とても美しいし、物語と一体感がありワクワクします。
      たくさんの種族が描かれたイラストもとっても素敵!!
      誰かにプレゼントしたくなる一冊です(*^^*)

      2015年ラストの読書が、この本で本当に良かった~!!
      皆様、良いお年をお迎え下さい。



      *ミヒャエル・エンデ、どこかで聞いたことあるなぁと思ってたら、「カスペルとぼうや」の作者だったのですね。普通は「モモ」を思い浮かべるのでしょうが、この本未読なので。。久々にカスペル読みたくなっちゃいました。
      >> 続きを読む

      2015/12/28 by

      はてしない物語」のレビュー

    • あけましておめでとうございます。
      今年もよろしくお願いします♪

      私もレビュー待ってましたーーー♪
      この本の素晴らしさを共感できる仲間が増えてとっても嬉しいです。ただ楽しいだけのファンタジーではないんですよね。物語が豊かで、あたたかく深いメッセージもあって。

      エンデは「モモ」とこれしか読んだことないのですが、他も読んでみたいです。「モモ」もとっても良いですよ〜〜!おすすめです。

      私の2015年ベストは「百年の孤独」と「竜馬がゆく」でした☆
      >> 続きを読む

      2016/01/03 by chao

    • chaoさん、返信が遅くなってごめんなさい!
      あけましておめでとうございます。
      今年もよろしくお願いします(*^^*)

      ありがとうございますー!
      この本に出会えて良かったって、心からそう思いました!
      そうですね。ストーリー自体も素晴らしいのですが、物語に込められた深いメッセージに気がついた時の衝撃と、じんわりくるあたたかさがたまらないです。
      私も皆さんと感動を分かち合えてすごく嬉しいです!!

      「モモ」も良いのですね~!!!!!
      またエンデの世界観に浸りたいです。

      >私の2015年ベストは「百年の孤独」と「竜馬がゆく」でした☆
      chaoさんも読書充実されてますね。
      今年もたくさんいい本と出会いたいです!
      >> 続きを読む

      2016/01/08 by あすか

    • 評価: 5.0

      図書館で、昭和57年購入のぼろぼろになったのを借りて読みました。たくさんの子どもたちが借りて読んだのでしょうね。

      映画は前半の部分でしかないんですね。むしろ、バスチアンが成長し再生する後半の方がいい。こんなに壮大で深い物語だったんだ。

      大人になって読むと色々と考えさせられる。
      そして、またしばらくしたら読み返してみたくなるだろうな。
      これぞ読書! いやあ~読書ってほんとにいいもんですね。



      「過去がなくなったものには、未来もない。・・・・そのまんま、止まっちまうんだ。こいつらには、変わりうるものがないのさ。自分自身が変われないんだからな」


      「ぼうやはそれまで、自分とはちがう、別のものになりたいといつも思ってきましたが、自分を変えようとは思わなかったからです」


      「ぼく、まちがったことをしてしまった。」
      「いいえ、・・・・・・・あなたは望みの道を歩いてきたの。この道は、けっしてまっすぐではないのよ。あなたも大きなまわり道をしたけれど、でもそれがあなたの道だったの。・・・・・・そこへゆく道は簡単ではないわ。」「そこへ通じる道なら、どれも結局は正しい道だったのよ」


      「何一つ失われはしないのよ」
      「みんな変わるの」 


      「心配しなくていいのよ。時間はかかるだけかかるものなの」


      「自分も愛するようになりたい・・・」



      ・・・なれるよ^^
      >> 続きを読む

      2014/09/03 by

      はてしない物語」のレビュー

    • わーバカボンさん、読み終わったんですね♪
      ホント読書っていい!!って心から思える本ですよね。
      この本は本棚の宝物です☆
      >> 続きを読む

      2014/09/03 by chao

    • 偉大な物語ですよね!
      〉バスチアンが成長し再生する後半の方がいい。こんなに壮大で深い物語だったんだ。
      そうなんですよ!映画(1)とは全然違うんです。
      深く感動するという体験をさせてもらった貴重な一冊です。

      >> 続きを読む

      2014/09/04 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      読みにくくても大きくても、真っ赤で美しい装丁のハードカバーで買って本当によかったと思った。

      章ごとの飾り文字のイラストも素晴らしい。
      夜に少しずつこの本を読み進めていましたが、この本を開くたびに物語の世界へ迷い込んでいくような不思議な感覚を味わった。
      大切に丁寧に読み進めたくなるような物語。

      正直、今後、この本を超える本に出会える気がしない。
      それくらい素晴らしい本だった。

      ファンタージエンのイマジネーション豊かな世界観にも魅了されたし、展開としても面白く、例えば幼ごころの君がバスチアンを呼ぶために最後にとった行動のところなどは叫びたくなった。

      ---
      けれどもこれは別の物語、
      いつかまた、別の時に話すことにしよう。
      ---

      この本を超えて無限に広がってゆく物語の世界。
      余韻がしばらく消えることはなさそう。
      >> 続きを読む

      2014/02/15 by

      はてしない物語」のレビュー

    • iceさん
      返信がとーっても遅れました。。
      全く同じです♪
      物語ももちろんですが、本の存在がもう特別ですよね♪ >> 続きを読む

      2015/12/28 by chao

    • あすかさん
      これは本を開く時にワクワクしますよね〜♪
      物語もただのワクワクだけでなく、とっても深くて。
      急いで読んじゃうのは勿体なくてゆっくりページをめくりたい本でした。

      あすかさん、水滸伝の目標も達成して、はてしない物語も読んで充実ですね♪私は終戦のローレライも読了しないまま年を越しそうです。。。
      >> 続きを読む

      2015/12/28 by chao

    • 評価: 5.0

      先日、課題図書でモモを再読したのですが、先にレビューを読んでしまってアレレ?となってしまったことも有り、「今後、課題図書に選ばれそうな作品」という観点で選んでみました。

      でも、結局エンデの作品を選んでいる辺り、発想が貧困かもしれませんね(笑)

      この作品も小学校くらいに一度読んでいるので再読になります。

      まずは読まなくてもわかるところから。

      1.映画化(されていますが酷評・・・)
      2.装丁が美しい(この本だけは絶対に文庫じゃなくいこの版を読んだ方が良いです)

      さて内容ですが、とにかく長いです。決して無駄ではないですが長い。

      読むのは比較的早く、日を跨ぐことはほとんどないのですが、さすがにこの本は2日間を要しました。

      何十年を経ての再読ですが、素晴らしい!
      当時とは感じ方が違うんだとは思いますが、再読しても即マイ殿堂入りを果たしました。

      ファンタージエンは、もちろんファンタジーの世界ですが、いい大人になった今でも決して陳腐化していません。
      何でこんなに長い間再読しなかったのだろうと後悔したくらいです。

      この作品には、なるべく予備知識のない状態で触れていただきたいので多くは書きませんが一言だけ。

      「アトレーユそしてバスチアンの次は、きっとわたし(読者)なんだと思います。」
      >> 続きを読む

      2012/12/26 by

      はてしない物語」のレビュー

    • >「今後、課題図書に選ばれそうな作品」という観点で選んで
      面白い選び方ですね。私は下手な鉄砲で対抗しようかな♪ >> 続きを読む

      2012/12/26 by ybook

    • わーーー、ここまで言われたら読むしかないですね。

      モモのみなさんのレビューを読むま
      この本の存在を知らなかったエンデ初心者です(笑)
      >> 続きを読む

      2012/12/27 by アスラン

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