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2016年09月の課題図書

今までの課題図書

2016年09月の課題図書


今月の課題図書はツルゲーネフの「はつ恋」です。

これまた読書ログで人気の作品で、1860年に発表された作品です。
こんなに昔の、しかも恋愛小説が150年以上もあとの現代でも通用する。
本ってすごいですね。改めてそう感じる読書ログスタッフです。

ストーリーは、16歳の少年ウラジーミルが、年上の公爵令嬢ジナイーダに、一目で魅せられる。
初めての恋にとまどいながらも、思いは燃え上がる。しかしある日、彼女が恋に落ちたことを知る。
だが、いったい誰に?初恋の甘く切ないときめきが、主人公の回想で綴られる・・・

名作ゆえに絵本版もありますし、青空文庫で読むこともできます。

これから初恋を迎える人、まさに初恋真っ只中の人、淡い初恋の思い出がある人。
自身の初恋と重ねながら名作を堪能してみてはいかがでしょうか。

Book Information

はつ恋

3.9 3.9 (レビュー8件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 340 円
いいね! Minnie

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      9月の課題図書。

      本書の"はつ恋"とは、初めての本気の恋、ということでしょうか。
      130ページにも満たない物語の中に詰め込まれた疑惑や希望、喜び、悩み。たくさんの感情。

      ―これが恋なのだ、これが情熱というものなのだ、これが身も心も捧げ尽すということなのだ。

      主人公の初恋、ジナイーダの恋、周りの人間模様。
      目まぐるしく動きます。
      16歳という若さの感情は何とも瑞々しいですね。
      重苦しい展開で爽やかさを感じたのは、主人公の想いはどこまでも真っ直ぐで、純真だったから。

      ジナイーダの恋のお相手が知りたくて、夢中で読んだのですが。
      途中で薄々気が付くも、そりゃないよと思わずにはいられない。笑
      この過程がとてもドキドキするので、未読の方は予備知識ゼロで読んでくださいね。

      1冊の本になるほど情熱的な恋物語、苦さもありますが素直に羨ましいと思います。
      私の初恋は展開としても頁数としても盛り上がりに欠けてしまいそうです。
      それでも恋の苦しさは同じ。共感する場面が多くありました。
      >> 続きを読む

      2016/09/26 by

      はつ恋」のレビュー

    • 読書ログはじめたばかりの頃にとてつもなく薄いレビューを書いていますが、、、はずかし。読んだ時の気持ちを思い出せないくらい本当に昔なので、あすかさんのレビューで猛烈に読みなおしたくなりました!!!

      今は今月の課題図書を読んでます~♪
      >> 続きを読む

      2016/10/04 by chao

    • chaoさん
      最近読む本のほとんどが、chaoさんレビュー済の本ばかりな気がします
      さすが読書家!(*'▽')
      後ろからついて行くからねー!!!笑
      私もこの「はつ恋」は、忘れたころにまた読みたいと思っています。

      今月の課題図書、村上春樹さん訳の方を購入しています~♪
      chaoさんのレビュー楽しみにしています!!
      最近課題図書が遅れ気味(というか過ぎることばかり。。)だったので、今回は余裕をもって取り掛かんなきゃ(*^▽^*)
      >> 続きを読む

      2016/10/04 by あすか

    • 評価: 5.0

      恋愛小説で「はつ恋」ときたら、なんとなく読まなくても想像できる気がして、
      名作すぎてあらすじは読む前に知ってしまっていたし。
      ところが読んでみると彼の文学はあまりにも美しく普遍的で、何よりも、面白かったのです。

      16歳の少年がある夏の日、隣の傍屋(はなれ)に引っ越してきた年上の美しい公爵令嬢、ジナイーダを見かけ、一目で恋に堕ちます。
      ジナイーダは、少年の恋心を残酷にも弄ぶのでしたが…。
      という「初恋小説」のお決まりのパターンの一つなのですが。

      人はそれぞれ千差万別といいますが、こと恋愛というものは時代で変わるものではなく、
      どうやら男も女も陳腐で没個性にしてしまうもののようです。
      1833年の遠い昔の恋物語が今に通じることに驚くでしょう。

      その恋愛の真実と残酷さと醜さと…壊れやすいからこそ放つ輝きと
      そういったものが全部あまさず描かれています。
      すごい。これはすごいです。

      この小説が気に入った人なら、数々ある恋愛小説の表面的で味気ない事に気づくでしょう。

      初恋=淡い恋 という式は当てはまりません。
      初恋=純粋な恋愛 でしょう。
      見栄、打算、駆け引き、肉欲、虚勢、妥協、所有欲…。
      そういう「大人の恋愛」につき物の夾雑物を取り除いた恋愛ということです。

      作者は、恋愛を美化し珠玉の夢に昇華させることなく、生の恋愛を見つめ男と女の本性を見つめています。

      のぼせあがったみっともなさをも含めた青春時代を美しく詩情豊かに描き切っています。
      恋は終わるものであることも。心の傷が癒えないことがあることも。

      過去の回想として書かれているこの物語の本質は「青春」というものを描くことにあります。
      青春真っただ中の方よりも、むしろそれを遠く離れて思い出す年齢の人にこそ、
      この美しさはきっとわかるのではないでしょうか。
      (子供の頃に読まないでよかったです)

      昔の作品ですから、直接的な(性)描写は無いにも等しいのですが、
      (なんと、江戸時代、安政6年に発表された小説ですよ。)
      形式美でもない。理屈でも観念でも哲学でもない。
      恋愛の生々しさがきちんと伝わります。
      彼は恋愛の何たるかを知っています。文学の何たるかも知っています。

      「はつ恋」は、ツルゲーネフが一番愛した作品だということです。

      ツルゲーネフはロシアの文豪にしては、短篇作家なので、
      どうも軽くみられる傾向がありますね。(私も含めて)

      ところどころに大げさな表現やビョーキみたいな行動をする登場人物たちという印象はありますが、
      この時代のロシア文学によくみられる傾向のようなので、
      深く考えないようにしましょう。

      半自伝的小説といわれる通り、美男子の父と10歳年上の財産持ちの威張った母親という両親の設定はツルゲーネフ自身の両親の姿と酷似しています。
      しかし、この「初恋」の主人公そのまま、癒えぬ傷のためにツルゲーネフが生涯独身だった
      ……訳ではありません。
      美丈夫で女性にモテて、周囲の人から羨ましがられていたというツルゲーネフ。
      何人かの愛人を持ち、結婚を考えていたこともあるらしいです。
      夢、壊しました?ごめんなさいね。

      ツルゲーネフを日本に知らしめたのは二葉亭四迷。
      「父と子」「初恋」「片恋」といった邦題は二葉亭四迷の翻訳です。
      「父と子」も読まなくては!
      >> 続きを読む

      2014/06/19 by

      はつ恋」のレビュー

    • 月うさぎさん、こんばんは
      私が「外国文学を読んでる私ってカッコイイ」と中二病を中一で発症し
      初めて買って読んだのがこれです!
      内容も知らず、「ツルゲーネフ」ってカッコイイ!響きがと盛大に勘違いしました
      この後、カミュの異邦人(太陽が・・・って不条理すぎると惹かれ)
      カフカの変身(朝起きたら虫??ええ)と流れていきますが
      今でもカフカの流れは私の中に生きています
      安部公房が大好きです(カンガルーノート:足の脛からカイワレが??)
      >> 続きを読む

      2016/07/21 by ゆのき

    • ゆのきさん。コメントどうもありがとうございます!
      カミュにカフカとくれば、私が最も愛した作家です。
      カミュは別格。カフカは「城」が好きです。
      安部公房もいいですね~。といっても2作品しか読んでいないのでまだ好きな作家と威張って言うことができないんです。
      ロシアの作家ではやはりドストエフスキーが面白いですね。
      それも全部読んだわけではないのでやはり偉そうに語れません。
      読書の牙城は高くそびえたっていてチャレンジ序の口です。
      ゆのきさんの外国文学レビューを楽しみにお待ちしております。ぜひ!
      >> 続きを読む

      2016/07/22 by 月うさぎ

    • 評価: 3.0

      (絵本じゃなくて、青空文庫で読みました。絵本版で読むと、ちょっと違うかもしれません。)

      思春期の少年少女ならともかく、何でこれを選んだかね~私・・・ (有名な文豪の作品だからね)
      「初恋の甘く切ないときめき」(Amazon)・・・という言葉から淡くかわいい恋心を想像してたら、全然ちがった。痛い初恋の思い出。ああ、、、

      恋愛ものは苦手だった~

      隣に引っ越してきた元貴族?のお嬢様に恋する16才の青年。
      何人もの男の人に取り巻かれ、女王様気分で周りを翻弄するようなのがいいのか~
      らんちき騒ぎ、無遠慮な浮かれ気分・・・謎めいた微笑・・・
      「わたし、今日からあなたを、わたしのお小姓(貴人のそばに仕えて雑用をする少年)に取り立ててあげるわ。・・・」
      「わたしの御寵愛のしるしよ」
      ・・・男をもてあそぶ女王様?

      し、しかも、彼女が恋をしたのは×××だった!! えーっ!

      「とはいえ、×××その人に対しては、わたしは少しも悪い感情を抱いていなかった。むしろ逆に、×××はわたしの目に、一層大きな人物として映ずるふしもあったのである。・・・」

      ×××に鞭で打たれ、赤くなった腕に接吻する彼女を見て、
      「これが情熱というものなのだ!・・・(略)・・・・とても我慢はなるまい、憤慨せずにはいられまい!ところが、一旦恋する身になると、どうやら平気でいられるものらしい。・・・」
      (こういうのから、DVに発展したりして・・・)

      「恋は盲目」とか言いますが、恋って分かりませんね。というか、初恋からキビシイねえ。
      「恋は勘違いである」 byバカボン

      「ああ、青春よ!青春よ!お前はどんなことにも、かかずらわない。お前はまるで、この宇宙のあらゆる財宝を、ひとり占めしているかのようだ。憂愁でさえ、お前にとっては慰めだ。悲哀でさえ、お前には似つかわしい。お前は思い上がって傲慢で、「われは、ひとり生きるーまあ見ているがいい!」などと言うけれど、その言葉のはしから、お前の日々はかけり去って、跡かたもなく帳じりもなく、消えていってしまうものなのだ。さながら、日なたの蠟(ろう)のように、雪のように・・・(略)」

      必死すぎて一生懸命すぎて、まあまあ落ち着いたら?って言いたくなったりして・・・ 
      ま、いいんだけどね。
      こうやって、人を好きになる→恋→思い通りにならない→愛→ただ相手の幸せを→慈しみ
      と学んでいくんだね、きっと。

      でもおねえさん、ちょっと疲れた 

      おねえさんの初恋はねえ・・・淡くてかわいくて、 (え、聞いてない?)
      >> 続きを読む

      2014/05/14 by

      はつ恋」のレビュー

    • 未読ですが持っています。

      そう言えば、「名作を読もう」活動をすっかり忘れていたことに気付きました。

      最近は某SF作品を読んでいるのですが、読むペースの速い自分が1日数ページしか消化できない大ブレーキに悩んでいます...

      しかも一度投げ出したらもう読まないのがわかっているので、いつもの併読も禁止していると言う閉塞感...
      >> 続きを読む

      2014/05/14 by ice

    • 毎日が初恋です♡

      2014/05/14 by makoto

    • 評価: 4.0

      何年も前に読んだ。

      年上の令嬢ジナイーダに恋をしたウラジミール。恋愛小説はあまり読まないが、この作品はウラジミールの心の動きの描写に吸い込まれるように読んだ記憶がある。

      とても美しく哀しい作品。

      2011/12/22 by

      はつ恋」のレビュー

    • カルピスの味がしそうですw

      2012/08/07 by makoto

    • Tsukiusagiさん
      ツルゲーネフがイケメンなんて全然知りませんでした!
      ほんとTsukiusagiさん色々ご存知でお話(コメント?)するのがすっごく楽しいです♪♪

      makotoさん
      初恋はカルピスの味であってほしいですが、このお話はそんな爽やかじゃないのですよー><
      >> 続きを読む

      2012/08/07 by chao

    • 評価: 5.0

      Kindleで読んだ
      秋は読書がすすむ

      はつ恋、まさにこんな感じ

      気になる気になる気になる
      苦しい苦しい
      そんな感情でいっぱいになるはつ恋

      はつ恋に安定はなくて
      常に不安定

      それが辛い思春期

      そんな懐かしい気持ちを思い出させてくれた本

      とても良かった
      >> 続きを読む

      2016/10/10 by

      はつ恋」のレビュー

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