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2017年01月の課題図書

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2017年01月の課題図書


本作は、ハンガリー出身のアゴタ・クリストフが、1986年に出版した作品です。

戦争の最中、生活するのが難しくなった<大きな街>を離れ、<小さな街>に連れてこられた双子の少年。
魔女と呼ばれる、存在も知らなかった祖母に預けられます。
戦争が繰り広げられる過酷な状況で、さらに残酷な社会と向き合わなければならない2人の少年。
彼らは、生き残る方法を身に付けるため、あらゆるトレーニングを行ないます。
それは、傍から見れば奇天烈な行為であったり、ただただ残酷な行為であったり、簡単には理解されないものでした。
しかし、彼らにとってそれは全て意味のある、必要な行為でした。

大人であろうと子供であろうと、追い込まれた人たちは自分を守るため、他人を傷つけてでも生き残ろうとします。
そんな中、優しさや、寛大さ、恵みの心も、わずかながら存在します。
でもやはり、戦争の強烈な残酷さの前には、そんな善意すら吹き飛んでしまうのです。

2人だけで生き抜かなければならない少年たち。
大人よりも賢く、冷静で、得られぬ愛情への渇望を胸の奥へとしまいこみ、強く生きようとする。
本当の優しさ、思いやり、愛情とは、強さとは。
読み終わったあと、深く考えさせられる一冊です。

本作品の映画を映画ログでも今月のおすすめに取り上げています。
小説と映画を比較してみるのも、また発見があって面白いのではないでしょうか。

Book Information

悪童日記

4.1 4.1 (レビュー15件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 693 円
いいね! karamomo Fragment asuka2819 Shizu

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

       こんな対話が浮かんだ。僕と彼女が『悪童日記』について語っている。「彼らは『ひとり』なのね」と彼女は言った。僕は応えた。「そう、彼らは実のところ『彼ら』ではないのさ。いわば統合された実存なんだ」彼女が言う。「でも、『ひとり』である彼らも、やはり『彼ら』にならないといけない日がくるわ。きっとね」「『彼ら』になった彼らは、いままでと同じように生きていけるのかい?」と僕は尋ねた。「それはわからないわ。わかるのは『彼ら』だけよ」と彼女が口にした途端、対話は井戸の底に沈んでしまった。

       さて、久しぶりのレビュー投稿になります。お仕事の都合上、ここ一ヶ月半ほどは仕事に関係する本以外は読めない状況でした。レビュー再開の一発目として、アゴタ・クリストフ(クリシュトーフ・アーゴタ)の代表作である『悪童日記』を紹介いたします。最近映画化されたようですが、そちらはまだ観ていないので、本についてのみ言及するにとどめます。


      1、著者と本書出版の経緯について
       著者であるアゴタ・クリストフはハンガリーの出身です。彼女は、1956年のハンガリー動乱(親ソ政権に対する反対運動)の際に、ハンガリーから亡命しました。紆余曲折ありながら、スイスのヌーシャテル(フランス語圏)に身を落ち着けることになります。
       
       彼女は生活費を稼ぐ忙しい毎日の中で、本書を1986年に書き上げました。「母語」であるハンガリー語ではなく、亡命先で学んだフランス語で。フランスの出版社から出版されて1年ほどが経過してから、じわじわと評価を高めていき、各国語への翻訳、戯曲化、ラジオドラマ化、そして最近の映画化に至るわけです。故郷との距離感を持つ彼女の文学は、文壇で持てはやされる主流の文学とは異なった印象を、多くの読者に与えたのかもしれませんね。


      2、本書の内容
       戦争が激しくなってきたため、双子の「ぼくら」は〈大きな町〉から〈小さな町〉に疎開することになりました。疎開先は、お母さんのお母さんの家、つまりは「ぼくら」のおばあちゃんのお家。
       
       「ぼくら」は世界の現実に直面していきます。おばあちゃんは「ぼくら」に対して厳しい労働を課します。手をあげることも珍しくありません。おばあちゃんは、自分の夫(「ぼくら」の祖父)を毒殺したのではないかと噂され、町の人からは「魔女」と呼ばれていました。そんな「魔女」のもとで、「ぼくら」は生活していきます。

       「ぼくら」は、世の中のあらゆる暴力、不条理を目にします。略奪、殺人、性暴力、虐殺、暴言、虚偽……。でも、「ぼくら」は己を鍛え、自制し、労働し、自学自習していく。そして、己の頭で物事を考えて、目にする現実を理解しようと努め続けます。そこには安易な感傷や諦念も、虚無主義もありません。子どもとは思えないほど―いや子どもだからこそ?―の強靭な身体をもって、「ぼくら」はしたたかに生きていくのです。

       かといって「ぼくら」は心のない冷血な人間かというと、そうではありません。欺瞞的でない人間、例えば意地悪だけど自分に正直に生きているおばあちゃん、自分の弱みを「ぼくら」に隠さない将校や従卒、生きるために盗みを働く「兎っ子」という少女などには、一定の「信愛」の気持ちを見せているように思えます。「ぼくら」には独自の、しかし揺らぐことのない「倫理観」があるようです。

       戦争が終盤に差し掛かるころ、「ぼくら」は母親に再開します。でも、母親は砲弾に直撃して死んでしまいます。〈小さな町〉には、「解放軍」がやってきますが、今度はその「解放軍」の国のもとで抑圧的な体制が敷かれてしまいます。「解放軍」による略奪や暴力も頻発します。そのような状況でも、「ぼくら」は賢く、強く、慎重に生きていきます。

       物語の最後では父親と再開します。その父親は〈となりの国〉に渡りたいらしい。でも、国境の警備は厳しい。父親は双子の息子に、国境を超える手伝いを頼みます。双子は周到に国境を超える準備を整えます。国境は警備が厳しいだけでなく、地雷も埋められているからです。手を抜くことは出来ません。

       双子は父親に手順を説明して、父親に国境を渡らせました。残念なことに、父親は誤って(運悪く?)地雷を踏んでしまいます。でも、倒れた父の背中を踏んでいけば、地雷を踏む危険を犯さずに国境を渡れます。「ぼくら」のうちのひとりは国境の向こうへ行き、片方はおばあちゃんの家に戻りました。物語の続き―言葉通りの意味での「続き」かどうかはさておき―は第2巻の『ふたりの証拠』と第3巻の『第三の嘘』に引き継がれていくことになります。


      3、個人的なあれこれ
      ①本書の歴史的背景
       作品を歴史に還元してしまうわけではないですが、本書には明らかに20世紀中頃のヨーロッパの歴史(第二次世界大戦前後)が刻印されています。恐らく、著者自身の実体験も反映されていることでしょう。

       〈大きな町〉とは、著者の故郷であるハンガリーの首都のブダペスト。疎開先の〈小さな町〉とは、オーストリア(第二次世界大戦時にはナチス・ドイツにの一部になっています)の国境近くにあるハンガリーのとある田舎町でしょう。ですから、双子のおばあちゃんの家に住み込んでいる将校と従卒は、恐らく隣国のオーストリアないしドイツの軍人ということになります。

       双子が目にする収容所に「牽かれていく人」とは、言うまでもなく大量虐殺の対象となった人々です。具体的にはユダヤ人やロマといった人々。消えてしまった親切な靴屋さんも、恐らくはユダヤ人でしょう。靴屋は労働者階級のユダヤ人がなる一般的な職業のひとつでしたから。

       戦争が転機を迎え、町にやってきた「解放軍」はソ連軍のことになります。戦後のハンガリーは、というか戦後の東ヨーロッパの大部分の国々は、ソ連の影響力の強い政権が樹立し、ナチス・ドイツとは違う形での「抑圧的」な体制が敷かれていくことになります。ちなみに、双子のおばあちゃんは「解放軍」の兵士と普通に会話できていたころから、おばあちゃんはロシア(ロシア帝国)の出身ではないかと考えられます。

       このように、本書を読む上で20世紀中頃のヨーロッパの歴史を知っていると、時間的な奥行きを持って物語に向かい合うことができます。ここで触れたのはほんの一部に過ぎません。歴史を知っていると、「ああ、あのことかな」と納得できるところは多々あるので、ぜひ本書に臨んでくださいね。

       ただ、注意しなければならないのは、著者はあえて具体的な地名や国名を出していないという点です。多分、具体的な名詞をださないことで、物語に普遍性を持たせようとしたのかもしれません。ある国が侵略する、誰かを殺す、解放者が抑圧者に転じる、人々が歴史のうねりに翻弄される。こうしたことは、別の時代にも、あるいは今現在でも、悲しいことに見かけられてしまう事象なのです。


      ②文体について
       本書は双子の「ぼくら」がノートに書き記したこと、つまりは「日記」という設定になっています。「ぼくら」はノートに書く文章に、一定のルールを設けました。

       「作文の内容は真実でなければならない、というルールだ。ぼくらが記述するのは、あるがままの事物、ぼくらが見たこと、ぼくらが聞いたこと、ぼくらが実行したことでなければならない」(pp.42)

       「感情を定義する言葉は非常に漠然としている。その種の言葉の使用は避け、物象や人間や自分自身の描写、つまり事実の忠実な描写だけにとどめたほうがよい」(pp.43)

       これは翻って著者自身が設定した文体ということになります。文章からは主観が排され、感情が削ぎ落とされ、ただ事実のみが残ります。著者は学生時代に数学が好きだったらしいですが、そのことと関係しているのでしょうか。まぁ、これは深読みのしすぎですね、多分。

       ですが、非主観的といえる文章、無機質であるはずの「ぼくら」の発言の中に―厳密にはそれらの行間とでも言える部分に―濃密な感情の渦を見てしまうのは僕だけではないはずです。感情を排すると宣言しているのに、文章からは「ぼくら」の詩情が伝わってきてしまう。これはなぜなのでしょうね、ちょっとわかりません。一般論としては、純客観なんてありえないのよということなのでしょうが、むむむ、文学畑の人に質問したいところですね。


      ③双子の魔力
       双子の「ぼくら」は、そんじょそこらのハードボイルド系主人公より、タフで頑強です。前述したように、双子は自らを高めることを忘れません。かといって、自己閉鎖的に陥ることなく外界にも目を向けています。双子はどのような状況でも、自らの頭で思考し、考え、理解することをやめません。大人たちからどのような目に遭わされても、双子は決して迎合することはありません。しかも、双子は双子なりの「倫理観」を持ってもいる、向かうところ敵なしといった感じです。

       20世紀に、人間の身体はかつてないほどの変容をこうむりました。医学の発達による身体の加工、兵器の発達による身体の破壊と損傷、身体への権力の浸透などなど、挙げればきりがありません。そのような時代において、人間の身体は抵抗することなどできないかのようです。でも、双子の「身体」は、まさにその不可能かと思われるほどの「抗する身体」に他なりません。双子のキャラクター造形が読者を魅了するのは、僕たちがどこかで望む理想の「身体」をもっているからではないでしょうか。「実存主義的人間」に通じるものもあるかもしれません。いや、サルトルのことはよく知らないんですけどね。

       ここで疑問がわきあがります。当たり前ですが、双子とは「ふたりの人間」のことです。双子がこうまで強く存在できるのは、まさに「ふたり」であるからなのです。一心同体の双子は、作中ではふたりでありながら、ひとつの統一した人格(個)を持っているかのように描かれています。もし、双子がばらばらになり、ほんとうの意味で各々が「ひとり」として生きていくとき、ふたりであったときと同様に強く生きることができるのでしょうか。強大な「悪」に対して「孤独」な「ひとり」は対抗できるのかどうか、そのことについては第2巻と第3巻で詳しく語られていくことになります。

       冒頭の対話はこの③で述べたかったことを、象徴的に表現したつもりのものになります。ときどき、こうした対話が心のなかに浮かんでしまうんですよね。ちょっと、妄想も入っているかもしれません(笑)


      4、おわりに
       本書には様々な読みが許されています。著者は「本書は子ども時代がテーマ」と述べていますが、本書は大人社会の諷刺とも、年齢制限のかかりそうな冒険小説とも、社会派的な物語とも、歴史小説とも、現代世界の寓意小説とも読めます。懐の広い物語だと思うので、ぜひお手にとってみてくださいね。
      >> 続きを読む

      2015/06/16 by

      悪童日記」のレビュー

    • >実は、冒頭の対話は村上春樹の短編である「アイロンのある風景」(『神の子どもたちはみな踊る』所収)から着想を得ています。

       なんと! そうであったか! と書棚をさがしたところ「神の子どもたちはみな踊る」が見当たりませんでした。確かに読んだ記憶があるのだけれど、誰かに貸してしまったのかなあ、それとも誰かに借りて読んだのだったかなあ…。

      >それとKさんは個人のブログもお持ちなんですね。

       尊敬されるようなシロモノではありませんが、ときどきのぞいていただけると励みになります。今後ともよろしくお願いします。
      >> 続きを読む

      2015/06/21 by 弁護士K

    • ゆうぁさん
      読みました。ゆうぁさんのレビューの内容紹介の完璧なこと!
      このレビューに惹かれて記憶していた本ですもの。当然ですね。
      1部と2部を読み終わったところで、3部の展開に興味しんしんです。
      弁護士Kさんのメタ・フィクションとの分析は私も指摘したかった点です。
      3部はメタ・メタ・フィクションなのかあ。
      どんでん返しを食いそうで、即断ができない小説ですね。
      >> 続きを読む

      2017/02/13 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      レンタルビデオ店で、本作映画を見つけた。
      タイトルが気になり、ビデオのあらすじを読んだりして興味を持った。
      原作を読んでみなくちゃと。

      戦時下、母方の祖母宅に預けられた双子の少年たち。
      少年たちの日記の形で、日々が綴られる。
      吝嗇な祖母の元、生きるためにたくましく、残酷に成長していくふたり。

      少年たちの名前も、住む場所も何も固有名詞の無いまま進む物語。
      それでいて、設定がどこであるか何となしに察せられる。

      少年の日記ということだが、そこには溌剌さや毎日を謳歌するような記述はない。
      戦時中であっても、少年らしく楽しみを見出し、時に笑い時に泣くといった瑞々しい毎日、などといった描写はない。
      戦争の最中、庇護してくれるだろう両親から離れ、兄弟ふたりで(祖母はいるけれど)生きていくということの厳しさが、平易な言葉で語られると一層強く伝わってくる。

      日記には起きた事実をそのまま書く。
      そういう日記なので、とても簡潔で言い訳がない。
      美味しかった、嬉しかった、悲しかった、驚いた、かわいそうだった、こういった感情がなく、何故そうしたか、どうしたかったのか、といった理由も希望もない。あるものは事実のみ。
      夏休みの宿題の日記としてなら、落第かもしれない日記だ。
      それなのに、少年たちの気持ちが伝わってくるように感じられる。

      周りの大人たちの誰よりも、成熟し賢く生きているのが他ならぬ少年たち。
      自分たちを守るのは自分たちしかいない。
      こんな辛い現実を、それ程迷うことなく受け入れてしまう少年たちの姿が、戦争の悲惨さを十分伝えてしまう。

      本作が、三作からなるものだと知らなかった。
      少年たちのその後が気になるため、書店に直行した。それ程つづきが読みたくなる作品だった。
      ふたりは、どうやって生きていくのだろう。
      >> 続きを読む

      2015/08/11 by

      悪童日記」のレビュー

    • ご無沙汰です。全く参加できていなくてすっかり浦島何某状態です。秋には秋には復活!したいです・・・。
      僕これ完全にほのぼの系だと思っていたので予想の外でした。そういう話だったのですね。残酷に育っていくのか・・・怖い。
      ちなみに僕は昔子供好きを演じていましたが、最近になって好きな子供以外は好きではないという事に気が付きました。昔は子供好きじゃないとダメ人間だと思って無理に子供と遊んでいたんですよ。
      だって僕をいじめていたような子供もきっと闊歩しているんですもの。屈折して大人になったぼくちゃんはそういう残酷な子供にやさしくするのが少しイヤ。大人になったら友達になろう!ああ、わたくし、なんて心の狭い人になってしまったのやら・・・。
      >> 続きを読む

      2015/08/12 by ありんこ

    • ありんこさん
      コメントありがとうございます。

      お久しぶりではありませんか。
      何かあったかと心配していましたよ。親切jhmです。
      ちっともほのぼのしていないです。どっちかというと殺伐としています。
      何と言うか、子供の邪気の無い悪意?うまく言えませんが、善悪の確立されていない時点での正義の怖さ?みたいな感じがします。

      わたしは以前、子供嫌いでした。堂々と公言していました。
      今は自制出来ない子供を放置する馬鹿親が嫌いです。管理出来ないのに産むなというところです。
      >> 続きを読む

      2015/08/12 by jhm

    • 評価: 5.0

      『作文の内容は真実でなければならない。
       感情を定義する言葉は非常に漠然としている。
       その種の言葉の使用は避け、物象や人間や自分自身の描写、
       つまり事実の忠実な描写だけにとどめたほうがよい。』

      この作品は歴史的にも地理的にも特定されない書き方をしています。
      大きな出来事については想像つくのですが、知らないことも多々あり、註釈により背景を理解しながら読み進めていきました。
      第二次世界大戦末期、「おかあさん」が双子を連れ、<大きな町>ハンガリーの首都ブダペストから「おばあちゃん」の住む<小さな町>クーセグに、疎開先として来たところからスタートします。
      母と離れた双子たちは強くたくましく、したたかに戦時下を生きていきます。
      作中において、当時の人々の不安や荒廃した生活も垣間見ることができます。

      双子は個々として描かれていません。
      日記にも
      「ぼくらのうちの1人が」
      「もう1人が」
      という書き方をしています。
      2人で1人の人間のようで、常に一心同体。

      ノートのルールにより双子の感情は書かれてません。
      おばあちゃんの葡萄畑を売る交渉をしたり、ドイツ語をマスターしたりと聡明な彼らですが、時に冷酷さを感じます。
      後半は完全に大人と子どもの立場が逆転していました。
      父の身元が知られることのないよう国境を越えるための手段を冷静に分析する姿は、淡々としすぎて恐ろしい。
      残酷さを見せたかと思えば、彼らの中には潔癖なまでの正義も存在します。

      そんな2人に惹かれて、最初から最後まで熱中して読みました。
      2作目はすでに手元にあったのですが、3作目がないことを焦るくらい。
      今年読んだ本の中でナンバーワンかもしれない。
      それほど衝撃的なラストでした。
      >> 続きを読む

      2016/11/09 by

      悪童日記」のレビュー

    • chaoさん
      すごい本でしょう!!
      こんな禍々しいものを元旦に読んだってすごいです。
      しかも夢にまで出てきちゃいましたか( *´艸`)
      私も2016年ベスト、今もまだ超える本には出会えていないです。
      2作目の「ふたりの証拠」も良いので、読まれるのを待っています♡
      読みたい本がたくさんあるって幸せですね。
      今年もよろしくお願いします(*^▽^*)
      >> 続きを読む

      2017/01/05 by あすか

    • 3作通しで読みましたので徐々にレビュー書いていきますね。
      やはり最初の「悪童日記」が一番ユーモアがあっていいですね。
      〉残酷さを見せたかと思えば、彼らの中には潔癖なまでの正義も存在します。
      ユニークなのはそこなんです!
      人を殺すのは平気な彼らですが、靴屋さんに対して死なないで欲しいと願った彼らの気持ちは本物でした。
      力無きものを圧し潰そうとする力に対する怒りというのでしょうかね。凄まじい物を持っていますね。
      ラストはびっくりしました。二人が分かれるというのはこういう意味なのかと思って…。
      3作とも著者の実体験を彷彿とさせる小説でした。
      >> 続きを読む

      2017/02/24 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      2017年1月の課題図書。

      元旦の夜中に読み始め、気がつけば夜が明けていました。
      こんな風に読書をしたのはひさしぶり。

      期待が大きかったので、期待しすぎて失敗するパターンを恐れていたけれど、今までに出会ったことのない種類の本だった。読んで数日経った今も余韻が消えない。しかも決して気持ちの良い余韻とは言えない。パンチ力のある本だった。

      戦争で大きな町から小さな町のおばあちゃんの家に預けられた双子の日記。その子供らしからぬ淡々とした事実の描写が私にはとても怖くて、戦争という状況下でそれが生きて行くための手段であったとしても(語弊があるかもしれないけれど)気持ち悪かった。

      この作品をなんと形容してよいのかわかりません。
      「面白い」とか「衝撃」とか?
      私の知る言葉では表現しきれません。
      だけど、私の中で忘れられない作品になることは間違いありません。

      まだ当分、この余韻が消えそうもありません。
      続編、必ず読みます。
      >> 続きを読む

      2017/01/04 by

      悪童日記」のレビュー

    • jhmさん
      あけましておめでとうございます。
      今年もよろしくお願いします♪

      本当に評価高いですね。読書ログでレビュー読むまでこの本の存在も知らなかったのに!

      >三作ともなると尻つぼみしていくことが多いのに、それもありません。

      これがまた嬉しい。楽しみ!

      私もjhmさんからいつも刺激もらっています。細雪とか色々jhmさんに続きたい♪
      >> 続きを読む

      2017/01/05 by chao

    • あすかさん
      早々にクリアしてしまいました。止まらなかった~~。続編も早く入手しよう

      ダークなお正月でしたよ。笑
      この本に影響されたと思われる初夢まで見ました。怖
      >> 続きを読む

      2017/01/05 by chao

    • 評価: 5.0

      とにかく面白かった!
      早くも今年2017年で一番の衝撃と感動と一気読みした本になるだりう。

      この本に感情は描写されていない。
      だからこそ淡々としていてスラスラと読める。
      その情景が目に浮かぶように脳内に描かれていく。

      続編も絶対読む。

      双子の男の子たちがなんと頼もしいこと。
      弱々しさや女々しさは一切なく、そこがまた子供らしい。

      女中をなぜ殺した?のか少し気になるところだが…
      >> 続きを読む

      2017/01/09 by

      悪童日記」のレビュー

    • 面白かったですよね!!!
      2017年これを超える本に出合うのは難しそうですよね!

      読み終わった時に続編手元になくてしまったーとなりました。なので今違う本を読みだしてしまったのですが、続編が手元に届いてこちらを先に読み始めたくてうずうずしてます笑。 >> 続きを読む

      2017/01/10 by chao

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