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2017年02月の課題図書

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2017年02月の課題図書


アルジェリアのオラン市にて、大規模なペストの感染が発生。
本書は、その被害とそれに立ち向かう人々をテーマとした、ある者が書いた原稿という体裁で進んでいきます。

あくまで客観的な視点で描かれ、冷静な俯瞰者としての視点が基本になるのですが、
個性豊かで様々な登場人物たちも、群像劇を繰り広げます。

冷静な俯瞰者としての視点と、感情移入できる登場人物たちの視点。
それらを織り交ぜながら、物語は進んでゆきます。

彼らの日常と、ペストが広まってしまった非日常。
人の力や愛、信仰心などでは、まったく抗うことのできない凶暴な疫病。
その脅威が人々を飲み込みます。

ペストという脅威は、不条理にも、罪の無い多くの人の命を奪います。
守るべき者、愛する者に対しても、冷酷に。

不条理に立ち向かおうと奮闘する医師、リウー。
よそ者ながら常に犠牲者を守ろうとする、タルー。

本書には、彼らの戦いと葛藤が綴られています。
人として正しい行動とは、信念とは。この世が不条理ならば、どう生きるべきなのか。

物語性も高く、深いテーマながらも、とても読み応えのある一冊となっています。
ぜひ読んでみてくださいね。

Book Information

ペスト

3.6 3.6 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 780 円

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。

いいね! Minnie

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      2月の課題図書。
      日に日に増えていく鼠の死骸の不吉さは、映画のプロローグのようで。
      ドキドキしながら読んでいましたが、次第にテーマの難解さに心が折れそうになりました。
      カミュ難しい!
      何度か読み返しながらの読書となったため、長い読書となってしまいました。


      病に冒された町の市民たちの仕事と生活について、精密な描写が書かれています。
      暑熱と病疫の絶頂において、生存者市民の暴行、死亡者の埋葬、引き離された恋人たちの苦しみ。
      食料補給の困難で貧しい家庭は苦しい事情で、富裕な家庭はほとんど何ひとつ不自由することはありませんでした。
      新聞は何ごとがあろうとも楽観主義を貫き、完全無欠な死の平等だけが残される。
      そんな中、ペストにとりこめられた人々は、精一杯の奮闘を続けました。

      コンクリートの塀の外では、つい五、六メートル先の向こうでは以前と同じような生活が続けられていると思うと、やりきれなくなります。
      いつまでペストが続くかわからない絶望感も。
      この辺りは読むのが本当に大変でしたが、不条理な世界を丁寧に描いているからこその重厚感だと思います。
      信仰が生き延びる可能性を狭める皮肉もね・・・。
      信仰とは本来そのようなものではないと思いますが、司祭が取った矛盾する行動は、現実にあることですよね。

      ラスト直前の、タルーとリウーが語り合うシーンは心に響きます。
      同時に、やっとこの本のテーマが見えたような気がしました。
      「われわれはみんなペストの中にいるのだ。
       今後はペスト患者にならないように、なすべきことをなさねばならぬのだ。
       誰でもめいめい自分のうちにペストをもっているんだ。」
      たしかになぁ・・・と思わされる、日常生活。
      ペストも落ち着き、物語はそのまま幕を閉じると思っていたら、最後に悲しい展開が待っていました。
      ああ、あと少しだったのに・・・。
      だからこそ、あのシーンがより心にぐっときたのだと思います。
      >> 続きを読む

      2017/05/26 by

      ペスト」のレビュー

    • 美空さん
      さすが読書家・・・!
      私は課題図書でなければ、手に取ろうと思わなかったです(^^ゞ
      今月の「舞姫」もそうかも~。
      美空さん、ペストのレビューぜひぜひぜひ!
      その前に発掘作業が先ですね。笑

      カミュ、本当に難しかったです~~
      読書ログ過去課題図書もいつか制覇したいという野望を持っているので、「異邦人」は読まなければ・・・!と思ってはいるのですが💦
      >> 続きを読む

      2017/05/27 by あすか

    • 月うさぎさん
      この作品、トータルでみたらかなり好きな作品なのですが、自分がどこまで理解できているか未だに掴めていません(;´・ω・)
      思い違いをしているかもしれないし、できればもう一度読み直したいです。
      でも、やっと読めたからずっと先の話かなぁ。。。。
      なんとか読了できてよかったです!!(T_T)

      あ、噂の「若きウェルテルの悩み」ですね!
      ドイツ文学って理屈っぽいかんじですか。
      なんだかお国柄が出ている気がします。(イメージ)
      >> 続きを読む

      2017/05/27 by あすか

    • 評価: 5.0

      今まで父に薦められて読んだ本が何冊かありますが、「ペスト」はそのうちの一冊です。

      「ペストが蔓延した町に閉じ込められるんだ、大量のネズミが死ぬシーンはゾッとするぞー」などと父は言っていて、当時カミュの本を読んだことがなかった私は勝手にパニックサスペンスを想像しました。

      読んでみると予想とは全く異なり、人間の前に立ちはだかる不条理や正義を貫くことの意味などを考えさせられる作品でした。(娯楽性が強い作品と評価されることも多いようですが。)

      ポジティブな内容ではないのですが、読後、人間に対して希望を持ちたくなるような不思議な魅力がある本です。 >> 続きを読む

      2012/07/14 by

      ペスト」のレビュー

    • makotoさん
      そういえば私も父が読書している姿は見たことありません(笑)
      でも家に本は沢山あったので、若いときに読んでたのかなぁ? >> 続きを読む

      2012/07/16 by Minnie

    • Tsukiusagiさん
      そうですね、読書ってその時の自分の気の持ちようで受け取り方が全然違ってしまうので、再読して、こんな本だったっけ?ということが良く有ります(笑)
      Tsukiusagiさんのレビューも楽しみにしていますね!
      >> 続きを読む

      2012/07/16 by Minnie

    • 評価: 5.0

      「われわれはみんなペストの中にいるのだ」
      「僕はヒロイズムというものを信用しません。僕はそれが容易であることを知っていますし、それが人殺しを行うものであったことを知ったのです」

      思いきり久々の再読。大好きなカミュの大好きな一冊。
      普遍性を意図した文章は作者の真意を理解するためにはしっかり読み込む必要があって、思いのほか時間をとってしまいました。あれ?こんなに回りくどい文章だったっけ?と感じたほど。
      けれど記憶にたがうことなくこの名作は完全に私好みの小説でした。
      ラスト近くのタルーの告白以後のスピード感はそれまでの手さぐりで夕闇を歩いているような中間部に比して、快感ですらあります。
      「異邦人」でも感じましたが、いよいよ大詰めを迎えての爆発的な感動はその前のつまらない部分を耐えてこそ(失礼)という気すらしてきます。
      結びの見事な事は指摘するまでもないでしょう。
      深い感動と共感。
      ああ、再読できてよかった。

      何よりもカミュの人間や人生や社会に対する姿勢や思想が好きです。
      「人は神によらずして聖者になりうるか」
      彼こそは真のヒューマニストではないでしょうか。

      ペストは過去の出来事ではありません。人を死に至らしめる病毒はいろいろな形で現代社会を覆っています。
      新しい感染症も出現し、交通の利便化で風土病も輸出されてしまっており、パンデミックの危機は一向に減っていません。
      細菌兵器や放射能汚染などの新たな厄災も加わりました。
      当然ながらより普遍的なのは地震などの天災でしょう。
      天災は、命の危険は一時で終わるかもしれませんが、地域社会の崩壊や生活の復興の困難はペスト以上の長期に渡る不幸であることを私たち日本人は既に知っています。
      そして最大の悲劇はなんといっても戦争です。

      社会的に隔離され個人の自由が束縛され未来もなく死刑宣告を背負って生きること。
      それはペストと何ら変わることはないのです。
      そしてこういった厄災が起きていなくても社会の中に「人を殺すシステム」が存在するという事実があります。
      それを放置している人間達の無関心と妥協の罪。
      むしろ彼はその現実にたいする無知をこそ問題視し罪であると言っています。

      カミュは外的、物理的な疎外だけではなく人間社会のシステムに組み込まれた人間性の疎外を直視し、堂々と疑問を突き付けます。
      社会を糾弾して快感を得る事は誰にでもできますが、カミュは個々人が人間としてどう生きるかを真面目にストレートに問いかけ、かつ答えているのです。

      「天災を受けいれることを拒みながら、医者となろうと努める」人々が必ずいること。
      「人間のなかには軽蔑すべきものよりも賛美すべきもののほうが多くある」


      彼の誠実さと明晰な頭脳と哲学的良心的な心を私は愛します。

      名作とはかようにいつの時代も息づき決して錆びつきません。
      それは素晴らしい事であると同時に悲しいことです。
      彼らが問題にした人間社会の脆弱さがまったく改善されていないことの証拠であるからです。

      せめて個人が自分の善行を果たす決意をすることです。
      彼が否定したヒロイズムに決して溺れることなく。
      >> 続きを読む

      2017/06/30 by

      ペスト」のレビュー

    • 「タルーの語り」が思い出せません!!!
      再読して月うさぎさん、あすかさんの会話に入りたい~。

      >ところで今回頭に浮かんだのは、星新一の「処刑」なのですね、

      これを聞いてさらに再読したい熱が!!!

      >彼らが問題にした人間社会の脆弱さがまったく改善されていないことの証拠であるからです。

      何十年も前の作品が新鮮に感じたりすることは、その作品が優れているだけでなく、人間が変わっていないということ…そんな風には考えたことありませんでした。50年後、100年後もやっぱり人間は変わっていないのでしょうか。
      >> 続きを読む

      2017/07/07 by chao

    • chaoさんとぜひ語り合いたい作品でした!!
      喘息持ちの爺さんを訪ねた後、タルーがリウーに自分の過去を語る場面です。
      自分は全てを見て来たと言い、実際の銃殺を知っているか?と問います。
      反政府革命家であった時期もあり、それにも絶望しています。
      彼は世の「システム」に「人殺しのシステム」が取り込まれている事実を知り、それを拒否します。
      「ペスト」では、戦争直後の社会を象徴していると受け取る人が多かった様に、個人には太刀打ちできない圧力(カミュの場合不条理といわれます)に押し潰される人間と、それに対し立ち向かう人を描いているのですが、タルーこそはそれを決意した人で、リウーは職業的に最も人間的な態度、行為を体現する人物です。

      「処刑」の主人公の態度はペストの中に隔離されたオランの町の人々の意識と通じるものがあります。自分に関わりがないうちは無関心、町が封鎖され囚われの身になった時、悲壮とパニックが襲いますが、それにも人間は慣れてしまう。諦め、抵抗することをやめ、無視することでそれがあたかも存在しない様に自分に信じ込ませようとします。自分を騙す事は実は簡単なのです。

      「ペスト」は「処刑」を越えたテーマに踏み込んでいると思いました。
      そして私は悪あがきがしたい。
      真実を看破する勇気を持ち自分を騙す事なく、沈黙で「人殺しのシステム」を容認し人殺しに加担する勢力になる事を拒みたいです。
      リウーは言います。
      医者とは敗北し続ける事だと。
      それでも目の前の患者の命を助けようと抗い続ける事が人として生きる唯一なすべき道なのだと。神の御手に全てを委ねるならば医師は要らないのです。

      大義を語る人には気をつけるべきでしょう。それは「人殺しのシステム」に他者を従わせる最強の武器なのです。私たちは集団である前に個人であり続けなくてはなりません。それは「ペスト」に描かれているままに、孤独な闘いではあるでしようけれども。
      >> 続きを読む

      2017/07/09 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      突然ペストが蔓延して隔離された町。ペストが蔓延していく様子、そのパニック状態の中での人間模様を描いた作品。

      恐怖の中で人々はひたすら逃げることを考えたり、ただ嘆いたり、神の存在を説いたり、解決のために最前線で努力をしたりと様々な言動をとり、そしてペストはその人々を無差別に死に追いやります。その様子が単純な正と悪ではなく非常に客観的に描かれています。

      決して読みやすい作品ではないですが、秀逸です。

      2011/04/23 by

      ペスト」のレビュー

    • 「ペスト」課題図書だったので遅まきながら再読しました~♪
      ストーリーは知っているのになぜ読むのに初読以上に時間がかかるのか…。
      でも今回はしっかり読み込んだ気がします。
      こっちも少し(大分か…)大人になったので、誤読要素は以前よりは減ったのではないかと思います。
      カミュという作家その人が私は好きなのかもしれません。
      めちゃくちゃ共感できるんですよ。
      「シシュポスの神話」などはこれよりずっと難しかった気がするのですが、再読してみたいです。
      chaoさんにも再読トライしてほしいです~。いつか。ぜひ。
      >> 続きを読む

      2017/07/06 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん!!
      レビュー2011年、コメント2012年のものですね!
      歴史を感じます!
      2012年時点で私、10年くらい読んでないとか言っているということは、ペストを読んだのは15年前くらいということですね…怖!

      月うさぎさん、再読されたんですね^^
      前に好きだった作品を再読して新たな発見もしつつやっぱり良いと思えるってとてもステキですね。私も当時よりは本を読めるようになってきている気がするので、いつかぜひ再読します。

      しかしここ最近は本当に読書ペースが亀のよう。。夜の10分でもいいから読書タイム確保したい今日この頃です。
      >> 続きを読む

      2017/07/07 by chao

    • 評価: 5.0

      【それは、ネズミが死んだことから始まった】
       何度目かの読み直しです。
       194*年、オラン(アルジェリアの港町)が舞台になります。
       異変が起き始めたのは4月16日。
       作品の内容はみなさん既にご存知だと思いますので、今回のレビューは何が起きていったのかに焦点を当てて辿ってみようと思います。

      〇 大量のネズミの死骸が見つかる
       町の至る所で大量のネズミの死骸が見つかり始めます。
       中には、人前に出て来て苦しんで死ぬネズミも。
       何が起きているんだ?

      〇 患者が出て、人が死に始める
       2~3日の間に似たような症例の患者が20名程出ます。
       死者も3人出ました。
       これは……ペストじゃないのか?

      〇 市は事態を認めたがらない
       本作の主人公は医師のリウーなのですが、リウーたちは知事らにペスト発生の疑いがあるので強力な検疫体制を取ることを繰り返し進言します。
       しかし、知事たちはこれを認めたがりません。
       「君はこれがペストだと、はっきり確信をもっているんですか。」
       「これは語彙の問題じゃないんです。時間の問題です。」
       ペストであるのなら、法的な措置を取らなければならず、市民たちもパニックになりかねません。
       行政は、そういうことは認めたがらないのです。

      〇 ペストが蔓延する
       オラン市は20万人の人口を有していますが、事態が発生してから3週間目で死者は302名、5週目には321名、6週目には345名と、確実にペストは蔓延していきます。

      〇 市民がパニックに陥る
       ペストの兆候を示した一人の男は、戸外へ飛び出していき、いきなり出会った一人の女性に抱きつき、「おれはペストにかかった」とわめきながらその女性を抱きしめました。
       どの時代にもいるんだわ、こういう輩が。
       また、市内のあちこちで騒乱が起き、憲兵隊が武器を使用するようになります。
       市の門は閉鎖され、市への出入りは禁止されますが、門の周辺で衛兵と市民との衝突が生じます。

      〇 経済が破壊される
       ペスト蔓延のため仕事が続けられなくなり、失業者が増大します。
       ペスト患者の看護人や死体を埋める墓堀の人手が必要になりますが、皮肉なことにこの人手に事欠くことはありませんでした。
       これらの仕事には危険度に応じて手当てが支払われていましたが、失業者たちは生活のためにこれらの仕事を引き受けていたからです。

      〇 ワクチンが効かない
       オラン市はすぐに中央にペストのワクチンを要請するのですが、届いたワクチンの数が不足しているばかりか、どうも効かないのです。
       型が違うようだ……。
       オラン市在住の医師は、市で流行しているペストから新たなワクチンの製造を始めるのですが……。

      〇 怪しげな予言が流行する
       いったいいつまでこの状態が続くのか?
       不安に駆られた市民たちは、カトリック教会の聖者たちの予言に熱中し、ジャーナリストたちが発表する奇妙な計算をもとにした予測に飛びつき、ノストラダムスなどが引き合いに出されるようになります。

      〇 ペストの増加が鈍り始める
       万聖節(11月1日)を迎えて、ようやくペストの勢いが鈍り始めたように思われます。
       12月に入り、少しずつ終息の気配が漂い始めます。
       市内には、いなくなったと思われたネズミが見かけられるようになりました。
       しかし、1月上旬になっても完全終息には至りません。
       終息が見え始めた頃、市から脱走しようとする人たちが目立ち始めます。
       そんなことをすると厳罰に処せられるというのに。
       ようやくペストの息の根が止まりそうになったが、ここでペストにかかってしまったのでは実も蓋も無い、逃げ出そう!という気持ちからでした。

      〇 開門
       2月になり、市の門は開かれました。
       ペストは終息したと認められたのです。
       発生から8か月以上経っての、多くの犠牲者を出しての終息でした。

       現在の私たちの状況と異なる点は多々ありますが、一方で、人間という奴は、何年経っても、何度繰り返してもまったく学ばないのかと暗澹たる気持ちになる部分もありました。
       今回のレビューでは、客観的な事象に絞って時系列的に追って紹介させていただきましたが、本作中では、登場人物たちの心情も深く描き出されていきます。
       ペストにより変わっていく人たち、変わらない人たち。
       そんなところも読んでいきたいものです。

       なお、私が持っているのは書影の版ではなく、新潮文庫の昭和51年発行の第12刷(宮崎嶺雄訳)なのですが、現在の感覚からするとフォントが小さく、また訳文がちょっと古めかしく感じてしまいました。
       新訳があればそちらの方が読みやすいのではないかと思います。


      読了時間メーター
      ■■■     普通(1~2日あれば読める)
      >> 続きを読む

      2020/04/12 by

      ペスト」のレビュー

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    ペスト 
    ぺすと

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