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2018年03月の課題図書

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2012年12月21日 読書ログ会員「atsushi」さんのレビュー(抜粋)


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私も、この叔父さんのような言葉を、子どもや若い人にかけてあげられる人間になりたいものだ。

それにしても、この『君たちはどう生きるか』は、少し脚色して、ジブリかどこかがアニメにすればいいのにと思う。
きっと多くの子どもや若者の心の糧となるのではないかと思う。

なかなかアニメ化はまだまだされないとすれば、やはりこの岩波文庫の一冊、多くの人に今も大事に読み継がれて欲しい。
できればできるだけ若いうちに。
そうでないとしても、私のように、いつからでも読んだその時に、深い感動やあらためて思い出すことや教えられることが非常に多い、豊かな一冊だと思う。
―――――


「atsushi」のレビューから5年後の2017年。
羽賀翔一さんにより漫画化され、『漫画 君たちはどう生きるか』が大ヒットを記録。
さらには宮崎駿さんが制作中のアニメ映画のタイトルを、本作から取って『君たちはどう生きるか』にすることを発表。
まるで羽賀さんや宮崎監督がレビューを読んでいるかのように、「atsushi」の願いが叶いました!


時代を超えて、著者・吉野源三郎氏が読者に語りかけます
「君たちは、どう生きるか」

Book Information

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

4.2 4.2 (レビュー15件)
著者: 吉野 源三郎
カテゴリー: 人生訓、教訓
定価: 840 円

著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。

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    レビュー

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    • 評価: 5.0

      3月の課題図書。

      少年コペル君と、亡き父の代わりに彼を見守る叔父さんとの心あたたまるストーリー。
      とてもメッセージ性の強い作品です。
      ゆっくり、時間をかけて読みたい。こんな気持ちにさえてくれた本は久しぶりでした。

      私たちはどう生きるか、どのように生きていくか。
      自分が死ぬまで延々と考えさせられるテーマだと思います。
      柔軟で選択肢の広い幼いうちから、コペル君のように考えていくことができるのは、その後の人生にどれだけプラスとなるか。
      もしこれが一人では、自分の考える範囲内だけの成長となってしまいます。
      叔父さんのような誰かと、時には失敗しながら考えていくこと。
      これが大きいのだと思います。
      漫画も出ていますし、この本に出会うことは容易です。
      しかし、人との繋がりが希薄となっている現代において、どれだけの人が彼らのようになれるのでしょうか。
      コペル君と叔父さんの関係は、とても眩しく映りました。
      >> 続きを読む

      2018/05/19 by

      君たちはどう生きるか (岩波文庫)」のレビュー

    • >私もウケました。笑
      ああっ。ごめんなさい。本当に若いころって不遜だったのよ~。

      >漫画も気になりますが、躊躇しています。
      本屋でみかけて手に取っては戻しています。ブームに乗るのが嫌なだけなのかな?
      本音を言えば個人的には絵が嫌なんです。
      私のイメージのコペル君と違うんで。
      あんなオタク少年のビジュアルは違うんじゃないのか?って。
      「君たちはどう生きるか」は私にとっては「クオレ」や「飛ぶ教室」の延長線上にあって、主人公はすごく「健全」な男の子のイメージなんですよね…。
      コペル君がメガネ男なんてありえない~~!!!

      コペルというあだ名もコペルニクスから来ているのでしょう?
      洋風な印象がとても強かったんですよね~。(うる覚え)
      漫画で着物着てるってのも、衝撃的でした。
      昭和初期っていったってハイソな階級のおぼっちゃまが着物ってないわ~。
      あすかさんが読まれて、コペル君ってどういう印象でしたか?
      >> 続きを読む

      2018/06/15 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      あー・・・そう言われてみれば、表紙絵でかなり手に取るのを躊躇しているのかも。
      内容的にはおもしろそうで、早いうちからストックしてたのですが、原作読むのも実は躊躇していました。先に4月課題図書に手を伸ばしたくらい。(アガサ・クリスティだから絶対おもしろい、と思った理由もあるのですが/笑)
      私のイメージは、この作品の挿絵です。
      コペルくんもおじさんも、挿絵の絵ですんなり入ってきました。

      >コペルというあだ名もコペルニクスから来ているのでしょう?
      そうです、そうです!
      コペルニクス持ちだすなんて、おじさんセンス良いなぁと思いました。


      それからchaoさん、読み終えたらぜひレビュー書いてくださいね♪
      待ってます♡
      >> 続きを読む

      2018/06/17 by あすか

    • 評価: 5.0

      旧制中学1年生のコペル君とその友達が繰り広げる青春ストーリー。
      その中でコペル君が感じたことをおじさんに話して、おじさんがそのことに対する助言をノートに書く。
      おじさんが書いていることは今になっても通じる。しかしおじさんが書いたその賢明な考えが今になっても理解できる人が少ない。人間が求めるものはどの時代でも変わらないんだ!

      真面目で優しくて子供のあどけなさが十分に残っているコペル君が可愛い。彼はいろんな思索をし、おじさんに伝える。おじさんは彼をいい子だと言う。私も同感だ。
      そんなコペル君がある日つまずく。この真面目で優しくてあどけない少年が、このつまずきをどう乗り越えるかが見ものだ。口だけでも、実際に直面したとき乗り越えなければ意味がないものね。

      時代を感じるが、古臭さはない。
      コペル君たちのあたたかい青春に癒やされること間違いなしであろう。
      >> 続きを読む

      2015/06/07 by

      君たちはどう生きるか (岩波文庫)」のレビュー

    • これ国語の教科書に載っていました。
      わ~懐かしいです。

      2015/06/07 by 空耳よ

    • >時代を感じるが、古臭さはない。

       本当これです。旧制中学とか、どんな学校かすらよく分かりませんが、この本の内容はそのまま現代にも通用する。

      >その中でコペル君が感じたことをおじさんに話して、おじさんがそのことに対する助言をノートに書く。

       プラトンは自分が学んだ哲学を対話形式で書物に著しましたが、吉野源三郎はそれを人の生き方に応用した。しかも未来を担う若者へ向けて。当時では、なかなか思い切った、真新しい一冊だったようです。
       
      >> 続きを読む

      2015/06/07 by 素頓狂

    • 評価: 5.0

      この本、私が高校の時にうちの母が買ってきてくれた。
      あんまり母が私のために本を選んで買ってくれるということはめったになくて、たいていは私が選んで自分で買うのに任せていたので、今考えれば珍しいことだったと思う。


      それで、一応少しは読んだ記憶はあるのだけれど、どうもあんまりしっかり読まず、ずっと忘れていた。
      それから十数年も時が経ってしまった。


      ただ、今回読み直していて、ところどころたしかにその当時読んだことを思いだした箇所があった。


      特に、


      「いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えていく」(53頁)、


      「肝心なことは、世間の眼よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。」(56頁)


      という一節は、当時確かに読んでとても心に響いて、その後の今までの自分の人生でいつも鳴り響いて、ずっと大切にしてきたことだったと確かに思い出した。


      ただ、どうもこの本、きちんと最後まで当時読んだのか、最後の方は読んでいても記憶がないので、ひょっとしたら当時は途中で中断してしまったのかもしれない。


      今、しっかり読み直して、きちんと最後まで読んでみると、この本は本当に良い本だとしみじみと深く感動しながら思った。


      主人公はコペル君という旧制中学の二年の男の子で、学校の友人たちとのエピソードや、とても時宜にかなった人生についての深い洞察を話してくれる叔父さんとの対話を通じて、少しずつ世界や人生に対して目を開き、心を深めていくという、一種の教養小説である。
      戦前のちょっと良い家庭の雰囲気がなんとなく伝わってくる。


      丹念に読むとけっこう時間がかかるので、まどろっこしくなって読むのを当時はやめてしまったのかもしれないが、しかし、この本のメッセージというのは本当に深い。
      岩波文庫の末尾には、この本についての丸山真男の解説がついていて、それによると昭和初期の世相の中で、一種の自由主義的・教養主義的なこの本をあえて出すというのは非常に勇気が要ったらしく、実際対米英戦争が始まるともう出版できなかったという。
      いったいこの本のどこに問題があったのか、さっぱりわからないが、この本のような良質な本が出版できないほど、戦時下の言論統制はひどいバカバカしいものだったのだろう。


      自分の頭で考えること。
      正々堂々と生きること。
      本当に豊かな心で、自分が本当に感じたことを大切に、社会の問題を考えたり、自分の身近なところから人生や自然や社会への理解を深めていくこと。


      それらのことが、決して絵空事ではなく、実に生き生きと語られているところが、この本の魅力なのだと思う。
      「言葉だけの意味を知ることと、その言葉によってあらわされている真理をつかむことは、別のこと」(272頁)ということに誘ってくれるところに、この本の魅力があるのだと思う。


      コペル君のお母さんが、「心に思ったことをする機会は二度とないこと」の大切さを語るところ、


      「人間の一生のうちに出会う一つ一つの出来事が、みんな一回限りのもので、二度と繰り返すことはないのだということも、―だから、その時、その時に、自分の中のきれいな心をしっかり生かしてゆかなければならないのだということ」
      (246頁)


      というセリフも、とても心に響いた。


      うちの母は、あの時、私にそんなことを含めて伝えたいと思ってこの本をくれたのだろうか。


      もっと早くにしっかり読んでおけば良かったかもなぁ。


      ナポレオンに関してコペル君やかつ子や叔父さんが論じる箇所もとても面白く、英雄的気魄や男らしい気概の大切さと、しかしながら人類の進歩に役立つ人のみが本当に偉大な人物の名に値するという箇所は、そのとおりと思うのと同時に、昭和の初期に言うのはある意味勇気が要ったことだったろうなぁとも読んでて思われた。


      「人類の進歩と結びつかない英雄的精神も虚しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多い」(194頁)


      「また過ちを重ねちゃあいけない。コペル君、勇気を出して、他のことは考えないで、いま君のすべきことをするんだ。過去のことは、もう何としても動かすことは出来ない。それよりか、現在のことを考えるんだ。いま、君としてしなければならないことを、男らしくやってゆくんだ。こんなことで―コペル君、こんあことでへたばっちまっちゃあダメだよ。」
      (235頁)


      などの叔父さんのセリフは、本当に良いことばだと思う。
      私も、この叔父さんのような言葉を、子どもや若い人にかけてあげられる人間になりたいものだ。


      それにしても、この『君たちはどう生きるか』は、少し脚色して、ジブリかどこかがアニメにすればいいのにと思う。
      きっと多くの子どもや若者の心の糧となるのではないかと思う。


      なかなかアニメ化はまだまだされないとすれば、やはりこの岩波文庫の一冊、多くの人に今も大事に読み継がれて欲しい。
      できればできるだけ若いうちに。
      そうでないとしても、私のように、いつからでも読んだその時に、深い感動やあらためて思い出すことや教えられることが非常に多い、豊かな一冊だと思う。
      >> 続きを読む

      2012/12/21 by

      君たちはどう生きるか (岩波文庫)」のレビュー

    • ジブリでアニメ化賛成ー。

      2012/12/21 by kemumaki

    • <chaoさん

      コメントありがとうございます^^
      ぜひぜひ^^w


      <makotoさん

      ゲド戦記も岩波から出ていたんですね!
      たしかに、一見意外のようで、実は案外マッチしそうな気もしますよね^^


      <iceさん

      チェスターフィールドの本ですよね!
      気になりながらしっかりまだ読むことができていないので、ぜひ読んでみたいです^^
      御紹介ありがとうございます!


      <kuutaさん

      ありがとうございます^^
      そうですよね、私も高校の頃を振り返ると、いろいろ反省させられます(^^;w
      でも、それもまた、良い思い出かもしれませんよね^^


      <kemumakiさん

      御賛同ありがとうございます^^w
      ぜひいつか実現したらいいですよね!
      >> 続きを読む

      2012/12/21 by atsushi

    • 評価: 5.0

       雪の日の出来事の後の、おじさんのノートにすごく心打たれました。
       過ちを犯した後だけじゃない。人生には不確定要素がたくさんあって、思い切って選択をしても必ずしも思い通りの結果がくるわけではない。
       けど、意外な結果がきたとしても、今、現在、私は正しい行動を起こさなければならない。
       そうすれば後悔の辛さはなくなる。
       間違った行い、或いは逃げる行為がもたらす負の影響は思う以上に延々と心の中に残るものであり、そう長々と苦しむなら、今この瞬間の勇気を出すべきだと思う。

       チャンスをつかむんだ。 >> 続きを読む

      2018/03/27 by

      君たちはどう生きるか (岩波文庫)」のレビュー

    • 3月の課題図書になっていますね!
      前から読みたい本だったので、この機会に私も読んでみようと思っています♪ >> 続きを読む

      2018/03/27 by chao

    • 評価: 5.0

      読みやすい。
      NHK教育の『さわ○か3組』の中学生版といった印象。
      それなりに心動かされた。

      2015/09/28 by

      君たちはどう生きるか (岩波文庫)」のレビュー

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