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2018年06月の課題図書

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2018年06月の課題図書


2018年6月の課題図書は原田マハさんの『本日はお日柄もよく』です。

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席しています。
ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。
それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞でした。

空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り決意。
久美の教えを受け、最初は友人の結婚式のスピーチに成功。
そして、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢されることに・・・。

こと葉をチェンジさせたスピーチの力、言葉の力は私たち読者の心にも響き渡り、
何度も繰り返し読みたくなり、言葉をもっともっと大切にしたくなります。

いつも頑張っている皆さんに、今、この本を届けたい!

Book Information

本日は、お日柄もよく

4.1 4.1 (レビュー23件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 680 円
いいね! Maripon kanzo taiji KojiUehara

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      潮騒が引くようにざわめきがやむ瞬間を逃さずに、最初の言葉を発する。
      それが美しいスピーチのセオリー。
      第一声は、印象的に。
      最初の数十秒で、聴衆の心をつかむ――。


      6月の課題図書。
      幼馴染の結婚式で久遠久美のスピーチに感動したこと葉は、全く無縁だったスピーチライターの世界に首をつっこみ、政治の世界にまで踏み込んでいきます。
      番通きってのやり手コピーライター和田日間足ら、登場人物も個性的でおもしろい。

      発した言葉が相手や周りの人たちにとって大きな力となり、そのあたたかさに涙ぼろぼろでした。
      こと葉が親友の結婚式で披露したスピーチから泣いていたので、かなりの序盤からですね。
      人の心に訴えるスピーチが、読んでいる私にもぐっと伝わってきたんです。

      多分、私たちは普段の会話でも、いい言葉をたくさん言ったり、聞いたりしてるんだと思います。
      でも、それをかたちにして、人前で披歴するのは全く違う作業。
      スピーチなんて大仕事、私にそのような機会はありませんが・・・
      ちょっと人前で話すとき、ちょっとしたプレゼンするとき。
      本書に書かれていることを取り入れてみようかと思いました。
      「スピーチの極意 10箇条」も書かれていましたし。

      それにしても、ワダカマかっこよかったです。
      ちょっと首突っ込みすぎ?な気もしましたが(^^)
      >> 続きを読む

      2018/07/06 by

      本日は、お日柄もよく」のレビュー

    • さすがあすかさん!
      もう課題図書読まれたのですね!
      有言実行…くぅー、かっけーです(≧ω≦)

      スピーチって確かにあまりやる機会ないですよね。
      自分もやったことあまりないですが、何れそういう機会が訪れた時様に一読して置くのも良いのかも知れませんね(^^♪

      課題図書…いつも目には入るのですがなかなか…
      結局は自分の好きなジャンルや作品読んで、あっ!と思った時には既に次の月になっている、みたいな(笑)

      てか、今好きなジャンルや作品すら読めないのでそれどころではないなあと思ったり思わなかったり…^^;

      あすかさんが仰られていた通り今はしっかり休みたいなぁと思います!
      本は逃げないですしね!←無理矢理正当化しようとしている…(笑)

      またお邪魔しに来させて頂きますねー!

      因みに余談ですが、昨日横浜巨人戦やっていましたね………
      …まぁ、巨人が今の順位に留まっている理由がよく分かった試合でもありましたね。
      陽岱鋼のあの走塁…はぁ。。。
      しかし、筒香と康晃は凄いですね!筒香の存在感と康晃の安定感!
      康晃が出てきた時に、あ、今日負けた…と本気で思いましたよ(><)
      >> 続きを読む

      2018/07/06 by 澄美空

    • 美空さん
      6月の課題図書、すごく読みやすかったですよ~♪
      原田マハさんって芸術系で難しいイメージでしたが、こちらはかなりエンタメ要素が強かったと思います。すらすらと読むことができました。
      なのでできれば6月中に間に合わせたかったのですが・・・!岳飛ばっかり読んでいたからなぁ。

      本読みたくないときは、素直に読まないのが一番です。笑
      仰る通り、本は逃げませんもの!

      最近あんまり野球観れてないのですが、ハイライトくらいしか・・・
      >しかし、筒香と康晃は凄いですね!筒香の存在感と康晃の安定感!
      別チームのファンからしたら、そう思って頂けるのですね!わーい(*^▽^*)
      こちらから見たチームとしては、筒香と宮崎以外選手が出てこないなあ・・・ってかんじです><
      まだまだ・・・まだまだです!!!がんばれ!!!
      >> 続きを読む

      2018/07/07 by あすか

    • 評価: 2.0

      う~~ん。なんというか、良くも悪くも「笑点」の大喜利みたいな小説。
      6月の課題図書。原田マハさんの小説だわねと気軽に手に取ってしまって、困った。
      この小説でひっかかったせいで2カ月レビューが書けませんでした。

      悪い小説ではないし原田マハさんの人の好さとかユーモアとか他の小説に比べて劣るとは言いませんが…褒められない。

      スピーチライターという珍しい職業にチャレンジする若い女性のお仕事小説。
      …のようでいて、実は「政権交代劇」を描いた小説だったのです。
      要するに、自民党が負けて民主党が政権を奪取したあの時期のことです。
      今読むとかなり微妙なのですね。
      民主党政権の欠点があまりに目立ってしまった後なので、政権交代に胸躍るという気持ちに全くなれないのです。

      救急車の患者たらい回し問題も、東京では2009年に受け入れOKが取れるまで車が出発しない方針に変わっていますし。単行本出版時にすでに問題提起としては古くなってしまっていた訳です。

      これが時事問題をテーマにした小説の欠点です。

      また、オバマ大統領とか実名で出てきますので、政治家をいくら偽名にしたところで、モデルになった政治家を小泉さん・麻生さん・安部さんのミックスだなとか、ついつい思い浮かべてしまう訳です。
      しかしパロディではない。風刺でもノンフィクションでもない。
      政治を小説に取り込むにはとても大きな覚悟が必要だと思うのですが、それが全く感じられません。
      なのに作家がとても饒舌で「政治的な立場」がめちゃくちゃ表明されてしまっています。
      物語が語ってくれるのではなく、主人公を通じて作家が語ってしまっている。
      おまけにとってつけたように恋愛劇にて締めくくるという、うまくまとめすぎた作り物感ばかりを感じるエンディング。

      なんか、イントロとエンディングまとめ過ぎ!って小説が、本作に限らずですが、最近多いと思いませんか?
      だから大喜利だっていうんですよ。
      お後がよろしいようで。って言いたくなりました。

      大団円がダメと言っているのではありませんよ。
      こんな主人公の態度で恋愛が成立するのなら売れ残りってゼロだわっていうほどの非現実感が痛いのです。
      結局は主人公にとって都合のよすぎるシンデレラストーリーなのかよ。って。

      この後に描かれた「総理の夫」も政治をテーマにした似たようなコンセプトでしたが、こちらはまだ漫画チックながらも小説として楽しめました。
      政敵のモデルが小沢一郎であろうと、立ち入りと裏腹に作者の好意を感じた程、キャラクターとしてもこなれていたし。

      この小説は与党=悪、野党=善
      みたいなステレオタイプな(あまりに政治的ではない)発想で書かれてしまっていてですね。
      自民党の支持者はきっと面白くない気分になるんではないでしょうか?
      私は自民党支持者ではありませんが、それでも気になるくらいです。

      徳間書店『本とも』に2008年から連載され、2010年に刊行した作品です。
      オバマスピーチがまさに2008年。
      オバマにはスピーチライターが三人いて、その中の一人が二十八歳だと知った事がこの小説を書くきっかけになったそうです。
      連載と同時進行的にオバマは勝利、2009年9月に民主党政権が樹立します。
      このリアルタイムな展開に著者はかなり興奮しただろうな~。
      その結果がこの浮いた小説だよ。って感じです。

      主人公はスピーチライターという仕事とどう向き合うか、どう成長するかではなく
      文字で書かれる言葉と肉声で語られる言葉の力の違いという作家としての興味でもないのが不満

      このいずれかがテーマであればよかったのに、と思わざるを得ませんでした。


      ワダカマ青年はどう考えてもミッチーね。なんてそういうキャストを想像する楽しみ方はできますが…。
      しかしヒロインの初恋の男性、今川厚志を、バッシングの対象の一人であろう小泉純一郎元総理の長男、孝太郎氏が演じたらとても似合いそうな、というのがまた皮肉ですね~。(^m^ )
      >> 続きを読む

      2018/08/17 by

      本日は、お日柄もよく」のレビュー

    • レビューを拝見させて頂いて、この本を読んだ時のなんとも言えぬちぐはぐ感の理由が少し分かった気がします。確かに、ラストは「お後がよろしいようで」がしっくりきます。
      大喜利とはうまいことを言いますね。単純に作者が好きな終わらせ方なのか、媚びているだけなのか…いずれにしろ読者を納得させられる運びでないといけないですね。
      勉強になりました。ありがとうございます。
      >> 続きを読む

      2018/08/17 by 豚の確認

    • 豚の確認さん
      マハさんは大団円が好きだとはっきり言ってました。
      それならそれでいいから、もっとちゃんとドラマを作りなさいと言いたいです。
      ワダカマ青年は出てきた瞬間からエサです。
      主人公に投げ与えた作り物のエサ。
      どーせこの二人がくっつくのだろうと思ったけど、それにしてもなんのドラマもなくいきなり「結婚しました、めでたしめでたし」は、ないでしょう?
      この主人公、悪いけどそんなに魅力ないですから
      それどころか仕事の実績も才も証明してないです。
      おばあちゃんはステキだけども。
      >> 続きを読む

      2018/08/19 by 月うさぎ

    • 評価: 評価なし

       6月の課題図書という事で読んでみました。学生の時から課題図書が好きで、それは自分だけの視野の狭い好みでなく、広い目で見た意外な良書に巡り合えるからです。

       原田マハさんの本、通称、マハ本は、好きなものと苦手なものがあってその決め手は、言葉の使い方やチョイスだと思います。
      この本はまさに「言葉」を仕事にするスピーチライターの世界を描きます。

       『楽園のカンヴァス』で、キュレーターという仕事を描きながら、絵画の世界を描いたように、この物語では、同時に政治、選挙の駆け引きの世界も描いています。

       主人公は、お気楽というか、ほとんど給料泥棒的な完全に腰かけ仕事をしている大手製菓会社の社員、こと葉。
      幼馴染の結婚式で、だらだらと長いスピーチに眠気がさして、着物なのにスープに頭を突っ込むこと葉。

       しかし、そんなこと葉の目をさますような、素晴らしいスピーチをする女性がいました。
      それが久美さんという女性で、公の場でのスピーチ原稿を書く仕事、スピーチライターをしています。こと葉は、翌月、同期の結婚式でスピーチを頼まれていますが、不安な為、その久美さんという女性に指導してもらうことに。

       そこから、こと葉はスピーチというものの難しさと同時に言葉を扱う楽しさとやりがいを見つけていきます。そんな時、幼馴染が選挙に立候補することになって・・・こと葉は政治、選挙の世界にひきずりこまれてしまう。

       とてもテンポがよくて、よみやすい、というのがこの本の一番の良さでしょう。
      若者にはなじみの薄い、政治や選挙の仕組みなどの説明も実に鮮やか。そして、スピーチの重要性。感動的な数々のスピーチ。

      人の心をつかむ言葉選び、話し方、間の取り方、態度、色々な要素でいいスピーチというのは決まります。久美さんというベテラン・スピーチライターの言葉がとても重いのです。

       先日、観た映画『ウィンストン・チャーチル』でも、チャーチル自身は癖のある政治家と描かれますが、なんといっても演説が上手かったという点が政治家向きだったのです。

       説得力ある言葉ほど強い武器はありません。読みやすさ、という表向きもありますが、芯の部分は、言葉というものへの執着であり、愛着であると思います。
      >> 続きを読む

      2018/06/16 by

      本日は、お日柄もよく」のレビュー

    • 評価: 4.0

      東海道線の電車広告で目に留まり、昨年の1月に読みました。
      いわゆるお仕事エンタメ小説かと思いきや、ストーリーは国勢選挙のステージへ。フィクションとはいえ、当時の日本の政権交代を思い出し、今読むとちょっと残念な気も。スピーチライターという職種は初めて知った。「大事なのは中身で、なんか体裁だけ整えても…」と最初思ったが、限られた時間で様々な条件の中、聴衆に想いを届ける、ナカナカにシビアな仕事だ。登場人物も魅力的で、一気に読んでしまいました。

      2018/06/09 by

      本日は、お日柄もよく」のレビュー

    • 評価: 4.0

      2018年6月の課題図書。
      スピーチライターという職業、これを読むまで知りませんでした。
      今まで読んできた原田マハさんの本は、すべて美術、芸術に関するものだったので、それ以外のテーマの本は初めて。

      大好きだった幼馴染みの結婚式で出会った久遠久美という、歯に衣着せぬ、魅力的な人物に会った、こと葉。
      久美がスピーチライターと知り、後日、友人代表のあいさつをしなくてはならないこと葉は、久美にスピーチ原稿を依頼し、それがきっかけでスピーチライターに弟子入りすることになる。

      スピーチライターの世界に足を踏み入れた途端、次々と舞い込む仕事。
      初めて間もなく、幼馴染みの政界進出をかけての選挙のスピーチライターを引き受ける、というところは、それはないでしょう!?と思ったけれど、この職業の言葉を操る不思議さ、影響力に魅かれ、ぐいぐい読み進んでしまいました。

      美術・芸術がテーマではない、と冒頭には記したけれど、言葉を操り、人の心を惹きつけ、感動させるという点では、言葉も芸術の部類に入るのかも知れない。


      >> 続きを読む

      2018/06/22 by

      本日は、お日柄もよく」のレビュー

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    ホンジツワオヒガラモヨク 
    ほんじつわおひがらもよく

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