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2018年10月の課題図書

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2018年10月の課題図書


2018年10月の課題図書は川上弘美の『センセイの鞄』です。

1996年に「蛇を踏む」で芥川賞を受賞した川上弘美が2001年に発表し、
第37回谷崎潤一郎賞を受賞した大人気恋愛小説。

年齢が離れているというだけで距離を置いてしまいがちな私たちの世界観をすーっと広げてくれる。
年齢差だって乗り越えられる、楽しむことができる。だったら、年齢以外の色んなこともきっと乗り越えていける。
そんなちょっとした勇気を差し出してもらえるような気がします。

読書の秋にゆったりと味わうのにピッタリの一冊を是非この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

Book Information

センセイの鞄

3.9 3.9 (レビュー11件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 560 円

駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。谷崎潤一郎賞を受賞した名作。

いいね! Shizu

    レビュー

    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      10月の課題図書。
      駅前の居酒屋で、十数年ぶりに再会したセンセイとツキコさん。
      以来、センセイと過ごすことが増え、年の差を超え、お互いにとってなくてはならない存在となっていきます。

      とても穏やかな日々が描かれています。
      始めは穏やかすぎて退屈に感じていましたが、それが不思議とだんだん心地よくなっていって。
      ゆったりとした気持ちで彼らの日々を追っていました。
      でも、私は30歳以上の年の差恋愛がイマイチぴんとこなくて、同級生の小島くんとのほうがお似合いなのにと、だんだん物語とは反れた読み方をしていました。
      10歳差くらいならわかる。でも30ともなると、全く共感できない。
      素敵な日々が描かれていても、恋愛感情が入ってくると残念な気持ちになってしまう。

      感じ方はそれぞれなのでしょうがないのですが、優しい気持ちで読める本なのに、惜しいなと思いました。


      気候の良い日に、のんびりとした気持ちでページをめくるのが心地よい。
      今日がまさにポカポカ陽気で、共感できなかった私でもあたたかさに包まれる読後感でした。
      >> 続きを読む

      2018/10/21 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 美空さん
      お!美空さんもこの本積読されていますか!
      課題図書になって、良い機会かもしれませんね。
      私もそうでなければ出会えていない本でした。

      優しい雰囲気と、さらさらと読みやすい文章が印象的でした。
      読み始めたらすんなり読了できるかもしれません。
      私はどうも30歳差が引っかかり・・・プラトニックな関係だったら、もっと受け入れることができたかもしれません(^^ゞ
      >> 続きを読む

      2018/11/02 by あすか

    • ジュディスさん
      今年の夏はとても暑くて、やっと秋到来でほっとしますね。

      ジュディスさんは上弘美さん何冊か読まれているのですね!
      私は初でした。
      年齢差以外はとても心地よく読ませてもらったので、別の作品だったらもっと楽しめたかなぁ。
      仰る通り。。。なかなか入りきれなくて残念でした💦

      読書ログにも本屋さんにも♪
      気になる本は山のようにありますね~!!
      そして積読本の中にも・・・笑
      >> 続きを読む

      2018/11/02 by あすか

    • 評価: 5.0

      私ツキコとセンセイは行きつけの居酒屋で時々行き会う仲。年は30才以上離れている。
      お互いに手酌で酒を飲み話す時も有れば話さない時も有る。何か月も会わない事も有れば頻繁に遭遇する事も有る。
      センセイは私が高校の時の国語の先生で、とりたてて成績のいい生徒でも無かったけれどもセンセイは再会した時に名前を憶えていてくれた。私はセンセイの名前を覚えていなかったので、センセイと呼ぶことにした「先生」でも「せんせい」でもなく片仮名で「センセイ」。
      センセイは褒める時に頭を撫でてくれる。センセイの隣りにいると優しさが放射されてとても暖かい。センセイはお酌されるのが嫌いなくせに人にはお酌をする。結構おしゃれなセンセイ、キノコに詳しいセンセイ、ちょっと鈍いセンセイ、優しいセンセイ。
      センセイ、センセイ。ずっとそこにいてください・・・・。


      とおおおっても素敵な小説でした。淡々と過ぎて行く日常の中で、ツキコさんとセンセイの優しい日々が流れて、それでも着実に変化が訪れる。変わらない事を望みながらも変わって行く喜びに胸が震えるのがとても伝わってくるんですねえ。かわいいですねえ。
      恋愛にとっても不器用なツキコは再会した同級生からのアプローチもなんとなくはぐらかしてしまいます。嫌いではないしむしろ好意を持っているのだけれど、どうした事か韜晦してやり過ごしてしまいます。それもこれも自分の心の在り処が分かっていないからなのでございます。不器用で見ていてやきもきしますが、優しい気持ちで見守ってあげましょう。

      妻に頼まれて買ったけれども先に読んでしまった。
      とてもとても素敵な本だったと伝える事に致しましょう
      僕は最後の終わり方も含めてとてもとても好きな本になりました。
      >> 続きを読む

      2015/07/01 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 課長代理さん
      あー、きっと課長代理さんにはぬる過ぎて、この本読んでる姿を見ても、ラオウが原宿でショッピングしているかの様に似合わない感が満載なので、やはりハード&ヘヴイー路線を突き進んでください。モモエチャーン! >> 続きを読む

      2015/07/03 by ありんこ

    • いえいえ。
      最近ちょっとスーパーゾーンに入っていまして笑
      あざーっす!
      え?そうですか??自分的には早いっ!と思っていますが。
      パイセン!一緒にスーパーゾーンに入りましょう!!
      因みにどう入るかイマイチ理解っていないのですが・・・(無責任・・!!)
      >> 続きを読む

      2015/07/03 by 澄美空

    • 評価: 4.0

      人を恋ふる事とは何ぞや?
      「会わないときも、センセイは遠くならない。センセイはいつだってセンセイだ。
      この夜のどこかに必ずいる」
      こう思うだけで心が充たされる
      それが「恋」ではないでしょうか?

      小さな章に分かれており、季節を追って日々折々の日常のあれこれをセンセイとのエピソードを中心に語っていく。
      一見エッセイのように書き綴られた小説。
      なんだか緩い文章の連続に、なぜ読書ログさんは川上弘美を推すのに「センセイの鞄」を選んだのだろう?ちっとも典型的な川上弘美ではない気がするんだけど…?と疑問を覚えながら読みました。
      (疑ってすみません。やはり川上小説でしたよ。)
      途中でツキコさんがセンセイに懸想し始めて、おやおや危ない危ないと思って、
      …一瞬、読むのを中断してしまった…

      センセイの人物像がどうしても掴めない。
      ぼんやりした空気感はわかるのだけれど、核心部分が謎
      しかも絶対的魅力の持ち主では全くないのだ。困ったことに
      普通の恋愛小説に出てくる男は少なくとも魅力のかけらくらいはもっとある
      読者に感情移入させるべく工夫されている。
      素晴らしい人だったり逆に同情したくなるほど情けない人だったり。
      センセイもツキコもそのどちらでもない。

      センセイはアラサー女に
      「キミは女のくせに一人でこういう店にくるんですね」
      なんて失礼なセリフを吐いてしまう男

      ツキコはつきあっていた男性と自然に疎遠になってもそのまま放置してフォローなし。結果女友達に彼氏を取られてしまうような不器用な女。
      まだ若いのに、気の合う遊び友達もいない。


      二人ともにいわばあまり親近感を抱かれないタイプ
      ――というか、言動にドン引きされるタイプ( ̄∇ ̄;)
      つきあえばそれなりに個性もあっていい人なのに。自分で壁を作っているみたいっていう人いますよね。
      読者としては、感情移入もしにくく、ましてや恋の応援をしようなんて気にもなれない。
      だからあくまでも「他人の恋愛」としてこの小説と向き合うしかない。
      でも。
      だからこそ、この小説は「恋」の本質を描けているのですよ。
      他人には絶対にわからないのだ。
      誰かが誰かに恋したとき、その原因や訳なんて。

      だってほかの人じゃだめなんだもの。

      それしかないのだ。

      作家は「他人の恋」…つまり「恋」そのものをそのままに書きたかったのかな。と思う。
      ならば、それがかけているよ。と褒めてあげたい。
      センセイは私にはまったく最後まで赤の他人でしたが。

      文章の柔らかさは好みでした。
      実は過去の物語であることに、気づいたでしょうか?
      冒頭からすでに、この物語は終わった話だと書かれているんですよ。
      なので淡々としていられるのですね。

      この小説の発表当時、老境が視野に入ってきた男性諸氏から熱烈に歓迎されたそうな。
      70オーバーの男性がアラサー女子から告白される話!ってことになるらしい。

      それって大いなる勘違いだ。
      でもありえないことではない。
      恋ふる気持ちは誰にでも訪れる。
      でもそれは「恋愛」とは別物なのだよ。


      映画化のキャストは(役者そのものは悪くないけれど)全然方向違い
      それじゃあ、「変わり者だけど魅力あるのわかるよ」な人同士のただの恋愛になっちゃうよ。
      ツキコさんは安藤サクラさんにやってほしいな。
      センセイは全く浮かびませんノーアイディアです。
      恋愛しそうもない半端に枯れたとっつきにくい根暗な、でも背が高くて姿勢がよくて、白髪がきれいに整えられている古風で変人で唐突にお茶目さもある男性。
      誰かいい方がいたら教えてください。
      >> 続きを読む

      2018/12/06 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • いいですね!
      石野先生は原田美枝子さんの方が、いいかな〜

      2018/12/12 by たい♣

    • たい♣さん
      石野先生は原田さんで決定!(笑)
      木内さんもご本人は素晴らしい方ですが、女の子が憧れる、個性的な大人の女教師っていうのとはちょっと違いますよね。
      脳内映像化作戦は本を読みやすくするための裏ワザみたいなものですね。
      同じ配役を思い描けるということは小説を同じように読み解いているということでもありますよね。
      ご賛同いただけて嬉しいです。
      >> 続きを読む

      2018/12/13 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      40歳間近になったツキコが、高校時代の恩師といきつけの居酒屋で再会。それから、時々その居酒屋に居合わせるセンセイと酒を交わすようになり距離を縮めていきます。キノコ狩りやお花見、島へ出かけるなど、四季を通して一緒に過ごすなかで、ツキコは、センセイへ恋心を持つようになっていきます。

      距離を保ったまま淡い恋心がなんとなく続いき、成就しないで終わっていくのかと思っていたので、最後の展開は驚きでした。ツキコが自分の恋心に気づいた後の、センセイとのやりとりが純粋で心がキュンキュンしました。

      2019/04/05 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      高校の国語の先生が、話していたような。
      そんな記憶から手に取った本。
      ゆったりとした時間が心地よい。

      2014/09/15 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 私の国語の先生はどんな話をしていたかな~。
      ゆったりリラックスしたい時に読むとよさそうですね! >> 続きを読む

      2014/09/16 by nekkoko

    • 川上弘美さんは僕の妻が好きでよく読んでいますね。
      現代純文学は女性の優れた担い手の方が多いですね。
      この領域では間違いなく 女性>男性 と、感じます。
      >> 続きを読む

      2014/09/16 by 課長代理

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    センセイノカバン 
    せんせいのかばん

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