こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


(株)岩波書店 (イワナミシヨテン)

企業情報
企業名:岩波書店
いわなみしよてん
イワナミシヨテン
コード:00
URL: (株)岩波書店 http://www.iwanami.co.jp
      モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

      ミヒャエル・エンデ , 大島かおり1976/08

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! Minnie chao kuuta caramel sunflower Ringo oriedesi
      • 匿名

        私もモモのような傾聴力を持ちたいです。心こそ、大切にしたいと思える作品でした。
        さか、こんなに昔に書かれていたなんて!まさに現代社会を映し出しているようなお話でした。

        一人ひとりの時間の花。
        見て見たいなぁ。
        >> 続きを読む

        2018/06/15 by 匿名

    • 他20人がレビュー登録、 76人が本棚登録しています
      君たちはどう生きるか (岩波文庫)

      吉野 源三郎 (1982/11

      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.2
      いいね! Moffy
      • 3月の課題図書。

        少年コペル君と、亡き父の代わりに彼を見守る叔父さんとの心あたたまるストーリー。
        とてもメッセージ性の強い作品です。
        ゆっくり、時間をかけて読みたい。こんな気持ちにさえてくれた本は久しぶりでした。

        私たちはどう生きるか、どのように生きていくか。
        自分が死ぬまで延々と考えさせられるテーマだと思います。
        柔軟で選択肢の広い幼いうちから、コペル君のように考えていくことができるのは、その後の人生にどれだけプラスとなるか。
        もしこれが一人では、自分の考える範囲内だけの成長となってしまいます。
        叔父さんのような誰かと、時には失敗しながら考えていくこと。
        これが大きいのだと思います。
        漫画も出ていますし、この本に出会うことは容易です。
        しかし、人との繋がりが希薄となっている現代において、どれだけの人が彼らのようになれるのでしょうか。
        コペル君と叔父さんの関係は、とても眩しく映りました。
        >> 続きを読む

        2018/05/19 by あすか

      • コメント 7件
    • 他14人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      はてしない物語

      ミヒャエル・エンデ , 佐藤真理子 , 上田真而子1982/06

      カテゴリー:文学
      4.5
      いいね! Ringo chao snoopy asuka2819
      • この歳になって今さらながらの「はてしない物語」。なるほど、こういう物語だったのか

        まず、本の造りがすばらしい。
        あかがね色の艶やかな絹の装丁、たがいの尾を咥えた2匹の蛇の絵。
        2色刷の本文。
        小説でしかできない表現によって、読者をぐいぐい小説世界に巻き込んでいく。
        重くて扱いづらい本書だが、これはやっぱりハードカバーで読むべきだ。

        虚無の侵食により危機に瀕したファンタージエンを救うためにアトレーユが旅に出る前半は、とても面白く読めた。どうやら自分が救い主らしいと気づいたバスチアンが、英雄でも王子でもないチビでデブの自分のような者が出て行ったら、幼ごごろの君やアトレーユに笑われるんじゃないかと不安になるところなど、とても共感できて震えるほどだった。

        バスチアンがファンタージエンに入り込んでからの後半、その世界描写は前半と同じく面白かったけれど、急に説教臭くなってしまったのが残念だった。これは読んだ年齢によって受け止め方が変わるのかもしれない。小学校高学年くらいで本書に出会っていたら、教訓話としてもう少し素直に読んだのかも。

        人が物語を読むのは、現実世界では不細工で不器用で頼りない自分でも、物語を読んでいる間はそんな自分を忘れ、主人公と一体となってさまざまな冒険を経験したり、容姿端麗な王子になったり、敵をばったばったとなぎ倒す勇者になったりできるからではないか? なのに、いざ自分の好きなように世界を創造できる力を得たときに、人間世界の記憶を失っていくという代償を払わないといけないのはなぜなのか。なぜ、チビでデブの自分がいる現実世界に戻らなければいけないのか。

        読み進めるにつれて、たえず「物語を読む行為など、所詮は一時の現実逃避。英雄や王子など望んだところで無駄、現実のお前はチビでデブのエックス脚でしかないのだ」と言われているように感じて苦痛だった。これでは、読書を楽しもうとしている読者は、その物語世界を存分に楽しめなくなってしまうじゃないか。人間が物語を想像力を忘れ、ファンタージエンが危機に陥るのも仕方がないんじゃないか?

        ファンタジーを読むこと、想像力を働かせることはこんなにも楽しく素晴らしいことなのだ、そのことが人間世界もファンタージエンも豊かにするのだと心から思えるような展開だったらよかったのに。それだったら、わたしもいつかファンタージエンに行って、幼ごころの君に新しい名を贈る役目を果たしたいなと思うのに・・・

        「はてしない物語」は、ずっと昔に年の離れた弟のために買い与えたものだ。本の虫だったわたしと違い、なかなか本を読まなかった弟のことを心配して、親がわたしになにかいい本がないかと相談してきたのだ。そこで、当時話題になっていたエンデの本書と「モモ」をバイト代をはたいてプレゼントしたのだが、実は自分で読んだことがなかった。幸い、弟は2冊とも気に入って何度も読み返していたようだから、無駄な出費にならなくてよかった。年齢的にもちょうどよかったのだろう。
        いつかはわたしも読もうと思いつつ、実家の本棚にずっと眠ったままになっていたのを、数十年ぶりにやっと読み終えることができた。星の数は3つにしてしまったが、感慨深い本であることは間違いない。
        >> 続きを読む

        2017/08/29 by 三毛犬

      • コメント 4件
    • 他11人がレビュー登録、 56人が本棚登録しています
      モモ

      ミヒャエル・エンデ , 大島かおり2005/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! tadahiko Moffy
      •  星8つぐらいつけたい!素晴らしい一冊!
         現代の私たちにも当てはまることがたくさんたくさん書かれてあって、風刺表現に「うっ」と心刺されたところがいくつもありました。

         スピーディーに生活できるようになって、私たちは自分が時間を節約して気持ちになり、得したと思っている。けど、生活として、命を感じた生き方は既に失われ、節約と思っていた生き方は実は一番時間を無駄にした生き方となっている。しかも、多くの人は多分まだそれに気が付いていない。
         もちろん夢を叶えるため、目標達成の為には時間の節約が必要だ。けど、何事を行うのも機械的ではなく、心を込めたものでなければならない。
         本書に時間は心で感じるものだと書いてあった。
         心を失われた人には、時を感じることもない、時を失う、ということだろう。
         それは本当に生きているとはいいがたい。
        >> 続きを読む

        2018/03/09 by deco

    • 他9人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      星の王子さま オリジナル版

      内藤濯 , サン・テグジュペリ2000/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 久しぶりに読みたくなったのでてにとってみました。こんな内容だったかと驚いたのですがすごく心が洗われ考え込んでしまいました。薔薇の部分を忘れていたのでふわふわしていたけどこれはれっきとした純愛の物語。純愛と友情とこどものきれいな心の物語。離れて分かる愛、王子様が色んな人に聞いたからこそ知る事ができた愛に少し薔薇がうらやましくなったり。大人というのは皆見にくい。自分がきれいな心を見失わないように常に手元に置いておきたいと思いました。飼います。
        >> 続きを読む

        2018/02/28 by kaoru-yuzu

    • 他6人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      幸福論

      神谷幹夫 , Alain1997/12

      4.5
      いいね! May
      • 元気になれる本です。
        不幸だと思ってるから不幸なんだ。
        幸福だと思えば全てが幸福になる。
        そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
        中でも
        「成功したから満足しているのではない。
        満足していたからこそ成功したのだ。」
        と言う言葉と
        「人間は自分以外にはほとんど敵はない。
        人間は、自分のまちがった判断や、杞憂や、絶望や、
        自分自身にさし向ける悲観的なことばなどによって、
        自分が自分自身に対してつねに最大の敵なのである。」
        と言う言葉が特に心に響きました。
        自分では考えられない事や言葉に胸を撃ち抜かれる気分でした。
        アラン・ケイさんの作品は初めて読みましたが、きっと誠実で小さな幸せを大切に出来るお方なのでしょうね。
        >> 続きを読む

        2017/06/19 by Toshi

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      高慢と偏見

      富田彬 , ジェーン・オースティン1994/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 高慢と偏見、資産家の男性と結婚できるかどうかが女性の人生の全てを左右する時代。学歴や知識を身に着けた女性でも、自立して仕事をする道はなく、自分を養ってくれる男性と結婚できなければ惨めな人生が待っている。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。現代でも女性差別は残っているけれど、当時と比べると女性の地位は格段に向上している。それなのに、高慢と偏見に共感を感じるのは、現代でもお金持ちの男性との結婚が女性の幸せという価値観が残っているからなのかもしれませんね。 >> 続きを読む

        2017/08/04 by 香菜子

    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      読書について 他二篇

      ショウペンハウエル (1983/07

      カテゴリー:読書、読書法
      3.7
      いいね! Outsider
      • 良くも悪くも古典。
        今の商業出版の時代にこれだけ読書のデメリットを論じることは難しいだろう。
        はじめの「思索」では「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る」といった鋭い洞察が多く散りばめられていた。
        逆に「著作と文体」は同時代人への悪口ばかりで得られるものが少なく、途中で読むのをやめた。
        >> 続きを読む

        2016/12/24 by Nishijima

    • 他3人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      影との戦い

      Le GuinUrsula K , 清水真砂子2006/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 荒涼感がたまらない。
        師匠の野山を探索する日々とか。
        海をづっと進むのに酔いそうになるけど。。 >> 続きを読む

        2017/03/16 by Matching

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ちいさいおうち

      バージニア・リー・バートン , 石井桃子1965/11

      4.7
      いいね! chao
      • みなさんのレビューで興味を持ち、さっそく読んでみたところすっかりこの本のファンになった♪

        まず、このいかにも「絵本」!!という感じの表紙がいい。
        多分この本が家にあるというだけでほんのちょっと毎日がハッピーになると思う!

        そして意外と考えさせられるストーリー。
        子供にとってはきっと「よかったね♪」と思える結末。
        大人にとっても「よかったね♪」と思えることは間違いないが、失われていく自然とか、都市開発とか、そういった社会問題のことも考えさせられる。

        けど、やっぱりこの本は子供の頃出会いたかったなぁ。

        次、小さい子にプレゼントする機会があったらこの本にしよう♪
        >> 続きを読む

        2013/07/03 by sunflower

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      飛ぶ教室

      KastnerErich , 池田香代子2006/10

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! Moffy
      • 本書のまえがきを読むと著者の人生と正義に関する読者への痛切なメッセージがあり、何かただならないものを感じる人も少なくないと思います。
        それはこの本が書かれた時代を反映しています。
        それは、著者の母国ドイツでナチスが台頭し、世界中が人類史上最悪の戦争に向かっていた時代です。
        著者はナチスに迫害されながらもドイツに留まり続け、次世代を担う子供たちの為に、メッセージを送り続けていたのです。

        元気の良い男子寄宿学生たちが繰り広げる物語。

        読み終わって感じたのは、懐かしさでした。
        昔の子供達ってこんな感じだったよなとしみじみ感じました。
        様々な背景を持った少年たちが一緒に喜んだり悲しんだり、時にケンカもあったりで、ちっともじっとしていない。
        生命力にあふれた少年たちの物語は、クリスマス集会での「飛ぶ教室」という題の劇の上演に向けて集束してゆく。
        彼らは、様々な経験をし、また人生の師とも呼べるような大人たちとの出会い等を通して人として成長してゆく。
        物語のエンディングはクリスマスにふさわしい素晴らしいもので、図らずも少しほろりとしてしまいました。
        >> 続きを読む

        2017/12/28 by くにやん

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ゲド戦記

      Le GuinUrsula K , 清水真砂子2009/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 映画のゲド戦記を見てから読んでます。文章だけだと内容が頭に入りづらい。先に最後の訳者あとがきを読んでから読み進めるべきだった。この物語の意味するところが書かれていて、それを念頭に置けば読みやすかったかも。 >> 続きを読む

        2017/07/17 by aya5150

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      吾輩は猫である

      夏目漱石1990/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね! Shizu
      • えっ、おもろい。
        これが感想でした。笑

        『こころ』など、後期作品で暗〜いイメージを持っていたのですが、本作の軽い口調にびっくりです。

        知識人ならではの、むずかしい例えや用語などは出てくるものの、山芋を盗んだ泥棒の話や、子どもたちのおもしろおかしいやり取りについ笑ってしまいます。

        「ネコ目線」で書かれているのも妙ですね。「吾輩」の主人は漱石がモデルなのですが、自己の反省というか、自分への考えを作品に仕上げているところが凄みであり、旨みなのだなあと思います。


        >> 続きを読む

        2016/09/18 by botan

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      高慢と偏見

      富田彬 , ジェーン・オースティン1994/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 高慢と偏見、登場人物が多くて、それぞれの性格や人間関係も多種多彩なので、上巻の内容をしっかりと記憶しているうちに下巻も読んだほうが、楽しさはきっと倍増します。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。高慢と偏見、もちろん時代背景は現代とは違うけれど、現代の人が読んでもこんなに楽しめるなんて。それが普及の名作と呼ばれるゆえんでしょうか。原題は、Pride and Prejudice、これを高慢と偏見と日本語訳した人は素敵な感覚の持ち主だと思います。 >> 続きを読む

        2017/08/04 by 香菜子

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ドン・キホーテ

      Cervantes SaavedraMiguel de , 牛島信明2001/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 読了日は適当。
        ドン・キホーテといえば風車に向かって行った狂人として知られている。
        が、狂った理由を聞けば、諸兄らはぎくっとするだろう。
        本の読みすぎ。
        騎士道物語を読みすぎて、彼は狂ったのだ。
        諸兄らもないかな?
        夜、手元の灯りで、ワインなぞかたむけて、血沸き肉踊る冒険譚を読み、ああ、俺はやるぞ、地の果てまで駆けてやる、ひそかに興奮していることが。
        あるいは顔も知らぬ美しい姫が(顔は分からないが美しいのだ)夜毎自分の助けを求めているなどと。
        本ほど人生を助けてくれるものもないが、本ほど命を縮めるものはない。さらに分かっていても止められない。
        されば槍持て馬に乗り、走り出すしかない。当然荒野ではなくなじみの本屋に。馬は表に繋いで、槍であの本が欲しいと示せば良い。そしてまた本に酔っぱらう。
        >> 続きを読む

        2016/05/20 by kido

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      後世への最大遺物

      内村鑑三2011/09

      カテゴリー:信仰録、説教集
      5.0
      いいね!
      •  人に勧められて読みました。
        もっと早くこの本に出会いたかった気もしますが、
        生のこのタイミングで出会ったのは
        かえって共感と理解を深められてよかったかもしれません。
         
         文章に慣れるまでは多少読みにくいですが、
        内容は難しいことを言っているわけではないので大丈夫でしょう。
        内村鑑三はキリスト教徒ですが、
        本書は宗教の教義など関係なく、
        人生の意味や意味付けを考える
        一つの指標になりえる良書だと思います。
        心を強くする一冊でした。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by kengo

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      読書力

      齋藤孝2002/09

      カテゴリー:読書、読書法
      4.1
      いいね!
      • 読書は自己形成、まさにそのとおりだと私も思った。

        読めば読むほど自分が変わっていく
        最近特に実感する。

        小説の良さや小説を読むことによっていろいろな人の人生を本によって生きることができるということは知っていたが、この「読書力」では新書を読む大切さも教えてくれる。

        新書なんてたかが時事ネタだと思ってた。
        確かに今が旬のニュースの話題にのっかるような新書が多いのも事実。
        でもここでは、新書に対してそんなマイナスイメージではなくプラスイメージを私に与えてくれた。

        最初のほうは色々知識になるようなことが書かれていたが、終わりのほうでは読書会の仕方や読書クイズを作ってみよう!みたいな実践的なことが書かれていてその辺はあまりこの本には望んでいなかった。

        著者のいう「100小説50新書」
        巻末に著者が良いと思う本を選書してくれているのはとても参考になりそうなので、少しづつ読みたい。

        それにしてもこの本を読んでちょっと心配になることがあった。
        こんなに本を読んでも、死んでしまったらすべてパーになるんだなぁとなんだか急に切なくなってしまった。
        >> 続きを読む

        2015/05/20 by snoopo

      • コメント 14件
    • 他2人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      文学部唯野教授

      筒井康隆2000/01

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  久しぶりに、心の底から面白いと思える一冊に出会えた。大学における権力闘争、明快な文学史の講義、主人公が東奔西走する姿を皮肉を交えたコメディとして描くこと…実に3つの主軸が合わさり、1つのストーリーを作り上げているのは見事としか言いようがない。また、それぞれの軸がかなりの完成度を保っているのはもはや唯一無二の傑作であることの証左である。
         恥ずかしながら、今まで文学作品を乱読していたにも関わらず、文学理論についての著作は読んだことがなかった。それが、この作品を読むことで概要がわかってしまうのだから恐ろしい。底本はイーグルトンの『文学とは何か』らしいので、そのうち読もうとは思うが、文学理論以外にも、20世紀に至る文学作品や様々な文化にも触れており、筒井康隆氏の知的関心には舌を巻くばかりである。
         この本を読んで、くすぶっていた知的好奇心が再燃した。この本の中に出てきた本は、新学期からまた読み進めていきたいと思う。
        >> 続きを読む

        2018/03/14 by shinshi

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      絵本の力

      柳田邦男 , 松居直 , 河合隼雄2001/05

      カテゴリー:読書、読書法
      5.0
      いいね!
      • とてもいい本でした。

        河合隼雄、松居直、柳田邦男の豪華面々での講話・対談集。

        ・絵本は読ませるものではない。読み聞かせるべきもの。
        ・絵本の中には音も歌もある。
        ・大人になって読み返した絵本こそが残したい絵本。
        ・・・

        共感を覚えるフレーズが多い。

        各人の絵本の紹介も巧みで、
        ・ヴァイオリン
        ・100まんびきのねこ
        ・だいくとおにろく
        ・わすれられないおくりもの
        ・ポケットのなかのプレゼント
        ・ラチとライオン
        なんかは是非とも買って子どもに読んであげたい。


        上の子は絵本が大好きで、読んでとよく求めてくるし、時に一人で、文字も読めないのに声に出しながら絵本を朗読してたりする。
        これが親としてとても嬉しい。

        読書も勉強もお稽古も、楽しんで自発的にやって貰えるようになればこれほど嬉しいことは無いけれども、得てして、言われるからやる、言われないとやらない、実はそんなに好きじゃ無い

        なんてことになりがちな領域。

        好きなことだけやったらよくて、好きなことだけを伸ばしたら良いと、
        はじめは思っていてもそこはどうしても親のエゴあり、
        なんとかしてやってもらうように四苦八苦。

        折角買ったのに、やりたいって言ったじゃない、どうしてやらないの・・・

        除夜の鐘を聞きながら、年を取るにつれ、煩悩は減るどころか増したように感じます。

        そんなこんなの中、この絵本だけは、先天的に備えてくれたのか、或いは、壁一面の本棚作戦が功を奏したのかは不明ながらも、自発的に大好きと言ってくれていて、これほど親冥利に尽きることもありません。


        ただそんな中、子どもは絵本が好きだから基本的に端から気にせず読んでいくのだけれど、
        あ、これちょっと読んで欲しくないな、これなんか今一だな、
        なんてのが多いのです。

        折角手にとって繰り返し読んでくれる本なのだから、親として、「良い」と思えるような絵本を読んで欲しい。

        もちろんこれも親のエゴなのですが、さはさりながら、じゃあ良い絵本ってなんだろう。絵本ってそもそもどういう世界なんだろうと。

        そう思って書店を歩いていて巡り会ったのがこの一冊。
        名だたる人物がこぞって絵本を力押しするわけで、迷わず購入。

        良い一冊でした。
        心のつっかえがとれて、気持ちよく新年を迎えられています。

        今年も子どもに絵本をたくさん読んであげることを抱負にしたいと思います。
        >> 続きを読む

        2017/08/18 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ラ・タ・タ・タム ちいさな機関車のふしぎな物語

      ペーター・ニクル (2004/10

      3.5
      いいね!
      • 例のアニメ映画に登場したので読んでみた

        2018/07/09 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています

【(株)岩波書店】(イワナミシヨテン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本