こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


(株)岩波書店 (イワナミシヨテン)

企業情報
企業名:岩波書店
いわなみしよてん
イワナミシヨテン
コード:00
URL: (株)岩波書店 http://www.iwanami.co.jp
      モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

      ミヒャエル・エンデ , 大島かおり1976/08

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! Minnie chao kuuta caramel sunflower Ringo oriedesi
      • 「はてしない物語」に続き、2作目のエンデ作品。昔々、弟にプレゼントしながら、わたし自身は読んだことがなかったので、今さらながら読んでみた。

        小説としての面白さは「はてしない物語」に軍配があがると思う。
        ストーリー展開がゆっくりで、読み進めるのに時間がかかってしまった。やっとハラハラドキドキの展開になったと思ったら、あっという間に終わってしまって肩透かし。
        「はてしない物語」も「モモ」も評価の高い作品なのに、どうもわたしには合わなかったようだ。

        そもそも、わたしはファンタジーって苦手なんだった。だから、子供のころは手を出さなかったのだ。
        大人になってから「指輪物語」で面白さを知り、「十二国記」シリーズ、「守り人」シリーズと和製ファンタジーにハマって、なんだ、ファンタジーって面白いじゃないか!こんなことならもっと早くからいろいろ読めばよかったと後悔した。
        でも、それはファンタジー全般に当てはまることじゃなかったようだ。わたしが面白いと思える作品は、その世界観がきちんと納得できるかどうかにかかっているような気がする。

        「モモ」の場合、「時間を盗まれる」ということが実際にどういうことなのか想像できなくてモヤモヤしたのがネックだった。

        地球上の全人類の時間が一斉に盗まれる、というのなら理解できる。たとえば1日は24時間だが、そこから一斉に4時間盗まれる、つまり1日が20時間になってしまうなら、なくなった4時間を埋め合わせるために無駄な時間をなくしあくせく過ごすことになるだろう。
        しかし、「モモ」では盗まれる時間が人によってマチマチなのだ。主人公のモモを始め、子供たちの多くは時間を盗まれていない。これって、どういうこと? おしゃべりをしたり手紙を書いたりする時間を削って時間を節約したとして、お天道様はやっぱり24時間周期で巡ってるんだよね? 2時間節約したとして、その人は1日のうち2時間を死んだように動きを止めたままでいるのかしら? その間、本人は意識がなくなっていて、主観としては1日22時間の感覚になっているんだとしても、他人から見たら止まっている時間が生じていることになる・・・はず。
        アマゾンのレビューだったかに、「長い通勤時間を盗まれたら、家を出てあっという間に会社に着いてていいかも」みたいなことが書いてあったけど、これはちょっと違うんじゃないかな。「出勤する」という行為をしているので、それにかかる時間は盗まれない(節約できない)。節約するなら、「出勤する」という行為そのものをやめる必要があるんだと思う。

        こんなことを考えながら読んでいたから、なかなか読み進められなかったのだった。
        小難しいことなど考えず、作品世界を素直に受け止めなければ、ファンタジーを楽しむことはできないのかもしれない。

        あと、訳語に違和感を覚えた。「えりもえって」ってなんだ?
        文脈から「よりによって」のことだと分かったけど、なんで「えりもえって」という表現なんだろう? 別に「よりもよって」の古い言い方というわけでもなさそうだし、わざわざこんな表現をする必要性が感じられない。対象読者は小学校高学年くらいだろうし、分かりにくい表現を使わない方がいいと思う。もしかしたら、今は改訂されているのかな?
        >> 続きを読む

        2017/09/24 by 三毛犬

    • 他19人がレビュー登録、 73人が本棚登録しています
      はてしない物語

      佐藤真理子 , 上田真而子 , ミヒャエル・エンデ1982/06

      カテゴリー:文学
      4.5
      いいね! Ringo chao snoopy asuka2819
      • この歳になって今さらながらの「はてしない物語」。なるほど、こういう物語だったのか

        まず、本の造りがすばらしい。
        あかがね色の艶やかな絹の装丁、たがいの尾を咥えた2匹の蛇の絵。
        2色刷の本文。
        小説でしかできない表現によって、読者をぐいぐい小説世界に巻き込んでいく。
        重くて扱いづらい本書だが、これはやっぱりハードカバーで読むべきだ。

        虚無の侵食により危機に瀕したファンタージエンを救うためにアトレーユが旅に出る前半は、とても面白く読めた。どうやら自分が救い主らしいと気づいたバスチアンが、英雄でも王子でもないチビでデブの自分のような者が出て行ったら、幼ごごろの君やアトレーユに笑われるんじゃないかと不安になるところなど、とても共感できて震えるほどだった。

        バスチアンがファンタージエンに入り込んでからの後半、その世界描写は前半と同じく面白かったけれど、急に説教臭くなってしまったのが残念だった。これは読んだ年齢によって受け止め方が変わるのかもしれない。小学校高学年くらいで本書に出会っていたら、教訓話としてもう少し素直に読んだのかも。

        人が物語を読むのは、現実世界では不細工で不器用で頼りない自分でも、物語を読んでいる間はそんな自分を忘れ、主人公と一体となってさまざまな冒険を経験したり、容姿端麗な王子になったり、敵をばったばったとなぎ倒す勇者になったりできるからではないか? なのに、いざ自分の好きなように世界を創造できる力を得たときに、人間世界の記憶を失っていくという代償を払わないといけないのはなぜなのか。なぜ、チビでデブの自分がいる現実世界に戻らなければいけないのか。

        読み進めるにつれて、たえず「物語を読む行為など、所詮は一時の現実逃避。英雄や王子など望んだところで無駄、現実のお前はチビでデブのエックス脚でしかないのだ」と言われているように感じて苦痛だった。これでは、読書を楽しもうとしている読者は、その物語世界を存分に楽しめなくなってしまうじゃないか。人間が物語を想像力を忘れ、ファンタージエンが危機に陥るのも仕方がないんじゃないか?

        ファンタジーを読むこと、想像力を働かせることはこんなにも楽しく素晴らしいことなのだ、そのことが人間世界もファンタージエンも豊かにするのだと心から思えるような展開だったらよかったのに。それだったら、わたしもいつかファンタージエンに行って、幼ごころの君に新しい名を贈る役目を果たしたいなと思うのに・・・

        「はてしない物語」は、ずっと昔に年の離れた弟のために買い与えたものだ。本の虫だったわたしと違い、なかなか本を読まなかった弟のことを心配して、親がわたしになにかいい本がないかと相談してきたのだ。そこで、当時話題になっていたエンデの本書と「モモ」をバイト代をはたいてプレゼントしたのだが、実は自分で読んだことがなかった。幸い、弟は2冊とも気に入って何度も読み返していたようだから、無駄な出費にならなくてよかった。年齢的にもちょうどよかったのだろう。
        いつかはわたしも読もうと思いつつ、実家の本棚にずっと眠ったままになっていたのを、数十年ぶりにやっと読み終えることができた。星の数は3つにしてしまったが、感慨深い本であることは間違いない。
        >> 続きを読む

        2017/08/29 by 三毛犬

      • コメント 4件
    • 他11人がレビュー登録、 54人が本棚登録しています
      君たちはどう生きるか (岩波文庫)

      吉野 源三郎 (1982/11

      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.2
      いいね!
      • 1937年当時の日本と、現代の日本。

        第2次世界大戦の前と後で、社会の仕組みは大きく変わっても、実は変わらない人間の悩み苦しみ。今ある苦しみを大きくしてしまうその原因を見誤れば(視点、見方ですね)、さらに大きな苦しみを味わうことになる。

        二つの時代は、「危うさ」という点でとても似ているような気がする。

        明治憲法の下、戦前の封建的社会の中でも、思考停止して流されることなく一人の人間としてしっかり生きるにはどのようなものの見方をすればいいのか、コペル君の成長と叔父さんの言葉が一つの視点、大きなヒントとなるのではないでしょうか。

        「君たちはどう生きるか」という問いかけを、一人一人が常に心にもっておくことは、大変重要なことだと思います。幸福とは?生きるとは?

        社会の流れがどこに向かっているのかを見極め、滝壺に落ちてしまう前に自分の流れの方向を少しでも変える努力は、(幸福に向かいたいなら)した方がいい。

        どう生きるか。これは、「流されない」ということだと思います。自分で泳ぎ、自分で舵を取る。自分で考え、自分の判断で生きる。自分の人生を、しっかり生きよう。社会の前に個人がある。

        どんな小説であれ、読む人の”本質を読み取る力”次第で、どうにでも読めてしまいます。枝葉末節ではなく、「本質」を読み取ることが大問題なのです。この本も、叔父さんの言葉をそのまま鵜呑みにすることはない(その時代、世相の影響は見られる)けれど、自分の見方考え方を疑ってみること、確かめてみることは大事なことだと思います。そこに、学びがあるわけです。

        たくさんの学びがあるよいお話だと思いました。
        コペル君は、現代の(文明が進み、物質も情報も多い)子どもたちと比べたら、一見幼く見えるかも知れない。けれど、ものの見方が純粋で、深い思考(気づき)のできる子です。現代の子どもも、道具を使いこなすことや外からの情報にばかり頼ってないで、自分の五感を働かせてしっかり感じ、しっかり判断し行動できる人になってほしいと願います。

        子どもも読みやすい文体ですが、内容は大人が読んで十分考えさせられるものです。

        現代は物や情報が多い分だけ色々なモノが複雑化しています。人間関係もこんなに単純じゃない、と思うかも知れません。叔父さんの深い話は、じっくり考える習慣のない子どもには難しい(拒否反応おこす?)かも知れません。でも、人間関係は実にシンプルに観ることができるのです。余計なモノを見過ぎている、「本質」を観てないだけで。

        せめて高校生くらいの人は、じっくり読んでみてほしいと思います。
        先人の話には耳を傾けた方がいい。
        偏見をなくし、物事を深く観るきっかけになればいいと思います。

        姪にも読んでもらいたいな。

        (漫画版も売れてるみたい。現代っ子には漫画の方が理解しやすいのかな?
        エゴに片寄りがちな現代は、気をつけてないとその反動(やその他諸々)で、自由のない社会に変わってしまうかも知れません。国家権力から強制される前に、自制しながら自立し、お互いに住みやすい(民主的な)社会をつくっていければと思います。)
        >> 続きを読む

        2017/11/26 by バカボン

    • 他9人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      モモ

      ミヒャエル・エンデ , 大島かおり2005/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! tadahiko
      • あくせく働いて生産性と効率を追求する事、日常を丁寧に生き、人との繋がりで心をあたためる事、どちらが正しいとは一概に言えませんが、少なくともモモの様な人間が否定される必要は全く無いと思います。
        灰色の男達にモモが追走される所などハラハラドキドキして、物語として普通に楽しんで読めました。
        現実には時間に追われる事もありますが、心の豊かさという点を、時々立ち止まって振り返ってみる事も大切かなと。
        先に本を読んで、その後映画も見たのですが、人のイマジネーションは人それぞれ無限にあり、私の想像していたモモの世界、特に最後の時間の花の部分は、私にとってはちょっと物足りなかったです。(あくまで個人的な印象ですが。)















        >> 続きを読む

        2017/02/04 by チルカル

    • 他8人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      星の王子さま オリジナル版

      サン・テグジュペリ , 内藤濯2000/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 難しくて何度も読み返していたら、レビューが遅くなってしまいました(^^;

        確か、以前も読もうと思って借りてみたものの、
        結局読めず返却した記憶が…。やっと読了です(^^*

        読み慣れない文章だからかな?
        2回目以降はすんなり読めたし、手元に置いておきたい一冊になりました。


        大人になると子供の頃の純粋な気持ちは忘れてしまいます。
        時間に追われていたり、余裕がなかったり。

        大人にとってどうでもいいようなことが本当はとっても大事で、
        それが物事の本質なのかなという気もしたし、
        時間に追われるが故に、本当に大切な物が見えていないのかもしれない。

        でも本当に大切なものって何?
        って聞かれると難しいです。


        この本に出てくる大人たちは、
        王子さまにとってはどうでもいいようなことを必死にやっていて、
        王子さまはそんな大人たちを見て、
        おとなって、へんだなぁって言いながら旅を続けています。


        こういうことを考える本ではないかもしれないけど、
        ここに出てくる大人たちも、王子さまも、
        それぞれ違う人間だから個性があって当たり前だと思うのです。

        みんなが王子さまになる必要はないし、へんな大人でもいい。

        それでもやっぱりその根底にあるのは、
        自分が楽しいって思えることだったり、
        自分がやりたいって思うことをやるってことが大事なのかなぁって思いました。

        人それぞれ個性があるように、
        仕事だって地味だったり、派手だったり様々です。

        誰の役にも立ってないような、他にも代わりがいるような仕事に見えても、
        誰かの役には立ってるし、
        これが自分の仕事だ!って胸張って言えるような仕事をしてたなら、
        それは誰がなんと言おうとその人にしかできない仕事だと思うのです。


        と、まぁそんな話はさておき。
        ところどころに散りばめられている美しい情景や一説に
        想いを馳せるのも良いでしょう。

        夜空を見上げた時には王子さまの星をどこかに探してしまうと思います。


        今回はたまたま書架にあったオリジナル版を手に取りましたが、
        翻訳でイメージが変わると聞いて、他の翻訳も読んでみたくなりました(^^*
        >> 続きを読む

        2016/12/01 by starryeyed

      • コメント 10件
    • 他5人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      幸福論

      Alain , 神谷幹夫1997/12

      4.5
      いいね! May
      • 元気になれる本です。
        不幸だと思ってるから不幸なんだ。
        幸福だと思えば全てが幸福になる。
        そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
        中でも
        「成功したから満足しているのではない。
        満足していたからこそ成功したのだ。」
        と言う言葉と
        「人間は自分以外にはほとんど敵はない。
        人間は、自分のまちがった判断や、杞憂や、絶望や、
        自分自身にさし向ける悲観的なことばなどによって、
        自分が自分自身に対してつねに最大の敵なのである。」
        と言う言葉が特に心に響きました。
        自分では考えられない事や言葉に胸を撃ち抜かれる気分でした。
        アラン・ケイさんの作品は初めて読みましたが、きっと誠実で小さな幸せを大切に出来るお方なのでしょうね。
        >> 続きを読む

        2017/06/19 by Toshi

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      高慢と偏見

      富田彬 , ジェーン・オースティン1994/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 高慢と偏見、資産家の男性と結婚できるかどうかが女性の人生の全てを左右する時代。学歴や知識を身に着けた女性でも、自立して仕事をする道はなく、自分を養ってくれる男性と結婚できなければ惨めな人生が待っている。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。現代でも女性差別は残っているけれど、当時と比べると女性の地位は格段に向上している。それなのに、高慢と偏見に共感を感じるのは、現代でもお金持ちの男性との結婚が女性の幸せという価値観が残っているからなのかもしれませんね。 >> 続きを読む

        2017/08/04 by 香菜子

    • 他3人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      読書について 他二篇

      ショウペンハウエル (1983/07

      カテゴリー:読書、読書法
      3.7
      いいね! Outsider
      • 良くも悪くも古典。
        今の商業出版の時代にこれだけ読書のデメリットを論じることは難しいだろう。
        はじめの「思索」では「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る」といった鋭い洞察が多く散りばめられていた。
        逆に「著作と文体」は同時代人への悪口ばかりで得られるものが少なく、途中で読むのをやめた。
        >> 続きを読む

        2016/12/24 by Nishijima

    • 他3人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      影との戦い

      Le GuinUrsula K , 清水真砂子2006/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 荒涼感がたまらない。
        師匠の野山を探索する日々とか。
        海をづっと進むのに酔いそうになるけど。。 >> 続きを読む

        2017/03/16 by Matching

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ちいさいおうち

      バージニア・リー・バートン , 石井桃子1965/11

      4.7
      いいね! chao
      • みなさんのレビューで興味を持ち、さっそく読んでみたところすっかりこの本のファンになった♪

        まず、このいかにも「絵本」!!という感じの表紙がいい。
        多分この本が家にあるというだけでほんのちょっと毎日がハッピーになると思う!

        そして意外と考えさせられるストーリー。
        子供にとってはきっと「よかったね♪」と思える結末。
        大人にとっても「よかったね♪」と思えることは間違いないが、失われていく自然とか、都市開発とか、そういった社会問題のことも考えさせられる。

        けど、やっぱりこの本は子供の頃出会いたかったなぁ。

        次、小さい子にプレゼントする機会があったらこの本にしよう♪
        >> 続きを読む

        2013/07/03 by sunflower

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      飛ぶ教室

      池田香代子 , KastnerErich2006/10

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! Moffy
      • 本書のまえがきを読むと著者の人生と正義に関する読者への痛切なメッセージがあり、何かただならないものを感じる人も少なくないと思います。
        それはこの本が書かれた時代を反映しています。
        それは、著者の母国ドイツでナチスが台頭し、世界中が人類史上最悪の戦争に向かっていた時代です。
        著者はナチスに迫害されながらもドイツに留まり続け、次世代を担う子供たちの為に、メッセージを送り続けていたのです。

        元気の良い男子寄宿学生たちが繰り広げる物語。

        読み終わって感じたのは、懐かしさでした。
        昔の子供達ってこんな感じだったよなとしみじみ感じました。
        様々な背景を持った少年たちが一緒に喜んだり悲しんだり、時にケンカもあったりで、ちっともじっとしていない。
        生命力にあふれた少年たちの物語は、クリスマス集会での「飛ぶ教室」という題の劇の上演に向けて集束してゆく。
        彼らは、様々な経験をし、また人生の師とも呼べるような大人たちとの出会い等を通して人として成長してゆく。
        物語のエンディングはクリスマスにふさわしい素晴らしいもので、図らずも少しほろりとしてしまいました。
        >> 続きを読む

        2017/12/28 by kuniyan

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ゲド戦記

      Le GuinUrsula K , 清水真砂子2009/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 映画のゲド戦記を見てから読んでます。文章だけだと内容が頭に入りづらい。先に最後の訳者あとがきを読んでから読み進めるべきだった。この物語の意味するところが書かれていて、それを念頭に置けば読みやすかったかも。 >> 続きを読む

        2017/07/17 by aya5150

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      吾輩は猫である

      夏目漱石1990/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね! Shizu
      • えっ、おもろい。
        これが感想でした。笑

        『こころ』など、後期作品で暗〜いイメージを持っていたのですが、本作の軽い口調にびっくりです。

        知識人ならではの、むずかしい例えや用語などは出てくるものの、山芋を盗んだ泥棒の話や、子どもたちのおもしろおかしいやり取りについ笑ってしまいます。

        「ネコ目線」で書かれているのも妙ですね。「吾輩」の主人は漱石がモデルなのですが、自己の反省というか、自分への考えを作品に仕上げているところが凄みであり、旨みなのだなあと思います。


        >> 続きを読む

        2016/09/18 by botan

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      高慢と偏見

      富田彬 , ジェーン・オースティン1994/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 高慢と偏見、登場人物が多くて、それぞれの性格や人間関係も多種多彩なので、上巻の内容をしっかりと記憶しているうちに下巻も読んだほうが、楽しさはきっと倍増します。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。高慢と偏見、もちろん時代背景は現代とは違うけれど、現代の人が読んでもこんなに楽しめるなんて。それが普及の名作と呼ばれるゆえんでしょうか。原題は、Pride and Prejudice、これを高慢と偏見と日本語訳した人は素敵な感覚の持ち主だと思います。 >> 続きを読む

        2017/08/04 by 香菜子

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ドン・キホーテ

      牛島信明 , Cervantes SaavedraMiguel de2001/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 読了日は適当。
        ドン・キホーテといえば風車に向かって行った狂人として知られている。
        が、狂った理由を聞けば、諸兄らはぎくっとするだろう。
        本の読みすぎ。
        騎士道物語を読みすぎて、彼は狂ったのだ。
        諸兄らもないかな?
        夜、手元の灯りで、ワインなぞかたむけて、血沸き肉踊る冒険譚を読み、ああ、俺はやるぞ、地の果てまで駆けてやる、ひそかに興奮していることが。
        あるいは顔も知らぬ美しい姫が(顔は分からないが美しいのだ)夜毎自分の助けを求めているなどと。
        本ほど人生を助けてくれるものもないが、本ほど命を縮めるものはない。さらに分かっていても止められない。
        されば槍持て馬に乗り、走り出すしかない。当然荒野ではなくなじみの本屋に。馬は表に繋いで、槍であの本が欲しいと示せば良い。そしてまた本に酔っぱらう。
        >> 続きを読む

        2016/05/20 by kido

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      後世への最大遺物

      内村鑑三2011/09

      カテゴリー:信仰録、説教集
      5.0
      いいね!
      •  人に勧められて読みました。
        もっと早くこの本に出会いたかった気もしますが、
        生のこのタイミングで出会ったのは
        かえって共感と理解を深められてよかったかもしれません。
         
         文章に慣れるまでは多少読みにくいですが、
        内容は難しいことを言っているわけではないので大丈夫でしょう。
        内村鑑三はキリスト教徒ですが、
        本書は宗教の教義など関係なく、
        人生の意味や意味付けを考える
        一つの指標になりえる良書だと思います。
        心を強くする一冊でした。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by kengo

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      論語

      金谷治1999/11

      カテゴリー:経書
      2.2
      いいね!
      • よくわかりません(笑)。

        以前読んだものです。

        2017/01/18 by 伯爵じゃ

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      読書力

      齋藤孝2002/09

      カテゴリー:読書、読書法
      4.1
      いいね!
      • 読書は自己形成、まさにそのとおりだと私も思った。

        読めば読むほど自分が変わっていく
        最近特に実感する。

        小説の良さや小説を読むことによっていろいろな人の人生を本によって生きることができるということは知っていたが、この「読書力」では新書を読む大切さも教えてくれる。

        新書なんてたかが時事ネタだと思ってた。
        確かに今が旬のニュースの話題にのっかるような新書が多いのも事実。
        でもここでは、新書に対してそんなマイナスイメージではなくプラスイメージを私に与えてくれた。

        最初のほうは色々知識になるようなことが書かれていたが、終わりのほうでは読書会の仕方や読書クイズを作ってみよう!みたいな実践的なことが書かれていてその辺はあまりこの本には望んでいなかった。

        著者のいう「100小説50新書」
        巻末に著者が良いと思う本を選書してくれているのはとても参考になりそうなので、少しづつ読みたい。

        それにしてもこの本を読んでちょっと心配になることがあった。
        こんなに本を読んでも、死んでしまったらすべてパーになるんだなぁとなんだか急に切なくなってしまった。
        >> 続きを読む

        2015/05/20 by snoopo

      • コメント 14件
    • 他2人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      絵本の力

      河合隼雄 , 柳田邦男 , 松居直2001/05

      カテゴリー:読書、読書法
      5.0
      いいね!
      • とてもいい本でした。

        河合隼雄、松居直、柳田邦男の豪華面々での講話・対談集。

        ・絵本は読ませるものではない。読み聞かせるべきもの。
        ・絵本の中には音も歌もある。
        ・大人になって読み返した絵本こそが残したい絵本。
        ・・・

        共感を覚えるフレーズが多い。

        各人の絵本の紹介も巧みで、
        ・ヴァイオリン
        ・100まんびきのねこ
        ・だいくとおにろく
        ・わすれられないおくりもの
        ・ポケットのなかのプレゼント
        ・ラチとライオン
        なんかは是非とも買って子どもに読んであげたい。


        上の子は絵本が大好きで、読んでとよく求めてくるし、時に一人で、文字も読めないのに声に出しながら絵本を朗読してたりする。
        これが親としてとても嬉しい。

        読書も勉強もお稽古も、楽しんで自発的にやって貰えるようになればこれほど嬉しいことは無いけれども、得てして、言われるからやる、言われないとやらない、実はそんなに好きじゃ無い

        なんてことになりがちな領域。

        好きなことだけやったらよくて、好きなことだけを伸ばしたら良いと、
        はじめは思っていてもそこはどうしても親のエゴあり、
        なんとかしてやってもらうように四苦八苦。

        折角買ったのに、やりたいって言ったじゃない、どうしてやらないの・・・

        除夜の鐘を聞きながら、年を取るにつれ、煩悩は減るどころか増したように感じます。

        そんなこんなの中、この絵本だけは、先天的に備えてくれたのか、或いは、壁一面の本棚作戦が功を奏したのかは不明ながらも、自発的に大好きと言ってくれていて、これほど親冥利に尽きることもありません。


        ただそんな中、子どもは絵本が好きだから基本的に端から気にせず読んでいくのだけれど、
        あ、これちょっと読んで欲しくないな、これなんか今一だな、
        なんてのが多いのです。

        折角手にとって繰り返し読んでくれる本なのだから、親として、「良い」と思えるような絵本を読んで欲しい。

        もちろんこれも親のエゴなのですが、さはさりながら、じゃあ良い絵本ってなんだろう。絵本ってそもそもどういう世界なんだろうと。

        そう思って書店を歩いていて巡り会ったのがこの一冊。
        名だたる人物がこぞって絵本を力押しするわけで、迷わず購入。

        良い一冊でした。
        心のつっかえがとれて、気持ちよく新年を迎えられています。

        今年も子どもに絵本をたくさん読んであげることを抱負にしたいと思います。
        >> 続きを読む

        2017/08/18 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      赤ずきん

      グリム (1978/07

      2.5
      いいね!
      • 初めて読んだときはハラハラして手を握りながら聞いていたわりに、思ったほどのめりこまず。 >> 続きを読む

        2015/02/01 by ぶぶか

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています

【(株)岩波書店】(イワナミシヨテン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本

にんじん (新潮文庫)