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(株)講談社 (コウダンシヤ)

企業情報
企業名:講談社
こうだんしや
コウダンシヤ
コード:06
URL: (株)講談社 http://www.kodansha.co.jp
      永遠の0(ゼロ)

      百田尚樹2009/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! chao tomato tadahiko kuuta makoto yam megu kaoru fireman emi kawahara sunflower ENRIKE
      • 太平洋戦争をテーマにした重要な小説だと思う。

        現代日本にに生きる二人に姉弟が太平洋戦争中に特攻で散った実の祖父の足跡をたどるというもの。

        フリーライターの姉 佐伯慶子が司法試験浪人中の弟 健太郎に実の祖父宮部久蔵についての調査をアルバイトで依頼する。
        最初は気乗りしなかった健太郎だが次第に宮部久蔵の足跡を追うにつれ、これまで家族のだれも知らなかった事実を知ることになる。

        まず言いたいのが小説の構成が非常に秀逸だという事。
        姉弟が太平洋戦争の生き残りで祖父の宮部久蔵を知る人達にインタビューをすることで話が進んでゆく。
        一人また一人とインタビューが行われることで、太平洋戦争の推移と謎に満ちた祖父の人生が徐々に明らかになってくる。
        多様な人々の証言により、ゆっくりと宮部久蔵の人物像が明らかになってゆくさまはミステリー小説のスリリングさをこの作品に与えることに成功していると思う。
        また、若い世代にはあまり馴染みのない太平洋戦争の戦局の推移が順を追って理解できる内容になっている。

        最後、宮部久蔵という人物がどんな人間であったか明らかになったとき、彼がどんな思いで特攻して散っていったのかを想像し本当に悲しく切ない気持ちになった。

        ただ一点気に入らないところがあった、大戦中の日米の司令官の気質について姉弟が論じ合う部分があったが、ここだけは作者が姉弟の口を借りて読者に持論を述べてるという感じがありありしていたのでちょっと頂けなかった。(内容に同意はするが)

        小説のすべての部分から兵士の命をあたかもただのリソースとして消費する日本の指揮官達に対する抑えがたい怒りを感じるられた。

        多分、歴史とか戦史に詳しい方が見ると突っ込み所がたくさんある小説なのだろうが、太平洋戦争を知らない私を含めた世代が一度は読むべき本だと思う。


        >> 続きを読む

        2018/01/13 by kuniyan

    • 他61人がレビュー登録、 278人が本棚登録しています
      凍りのくじら

      辻村深月2008/10

      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 辻村さんの作品は初めて読みましたが、独特の世界観があって
        話に引き込まれました。
        ラえもんの道具が各章に出てきたりと、なかなか他の作家さんでは
        書かないような話の展開で、読んでいるうちに他の作品も読みたくなりました。
        >> 続きを読む

        2017/11/08 by GLAY

      • コメント 2件
    • 他22人がレビュー登録、 90人が本棚登録しています
      100万回生きたねこ

      佐野洋子1977/09

      カテゴリー:芸術、美術
      4.4
      いいね! chibadebu chao ybook makoto sunflower kazuna-ri Sachupan romantic rerere40 wadachi Tsukiusagi
      • 小学生の時に、学校の校長先生が好きでよく読み聞かせがありました。
        彼が亡くなった時も、死を前にして好きだった本だと話題になりました。
        学級文庫にもいつもありましたし、
        すごく切なくていい話なので、印象に残っています。
        いいね!されている本ランキング5位で見かけたのでレビューを書きます。


        何回人生がやり直せるとしても、
        今の人生で出会えた人を愛して、
        堂々と「今が一番!」って言いたいです。

        他の方のレビューにありましたが、
        「誰かを心から愛せる」人生を、知らないままで人生終わるんじゃないかなんて、怖くなりました。

        人生という大きな単位ではありますが、もっと小さな単位に区切っても
        言えることかなと思います。


        今、すごく尊敬してる方がいるのですが、
        その敬愛の気持ちに気付くまでに、いい加減で雑な自分の悪い癖が
        その方の印象に残ってしまったのではないかと
        後悔していたりします。

        何回人間関係がリセットできるとしても、
        その人との関係はたったひとつの大切なものです。

        それなのに、あんな形で蔑ろにしてしまったことで
        いまさら憧れの気持ちを抱いても、尊敬しても
        簡単には取り繕えない。
        失敗をたくさんしていますが、
        これが一番痛い失敗な気がします。

        人生単位ほどではなくても…
        次に会えるのがいつかわからないのに、
        後悔するような別れになるなんて、
        だいぶ愚かな話です。

        「次の場所でまた新しい出会いがあるから、いいや」
        なんてあっさり流せる話では無くなってしまいました。

        感謝の気持ちや、好きという気持ちを伝えられる機会は
        本当に貴重なものです。
        その時に伝えなければ、
        いつ伝えられないまま終わるかわかりません。

        もっと早く気付けばよかった。
        最初から一生懸命やっとけばよかった。
        とても間抜けな後悔です。


        100万回生きるより価値のある1回を生きれるように、
        今からやり直して全力で生きたいです。
        (まだ、たぶん、間に合うはず。。。)
        >> 続きを読む

        2015/06/25 by わだち

      • コメント 3件
    • 他21人がレビュー登録、 65人が本棚登録しています
      すべてがFになる The perfect insider

      森博嗣1998/11

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! ice makoto aprilia MissTerry stone14
      • ドラマから先に観ました。
        ドラマを先に見ていた分、小説が読みやすかったです。
        先に小説から読むと少し話が難しいかなと感じました。
        理系小説といえば、ガリレオシリーズを読んでいましたが、こちらの
        本もシリーズ化されているので他の本も読んでみたいと思います。
        >> 続きを読む

        2017/10/27 by GLAY

      • コメント 4件
    • 他19人がレビュー登録、 104人が本棚登録しています
      風の歌を聴け

      村上春樹2004/08

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • ぬるい夜風と、ビールとポテトフライの香り。プールと女の子。怠惰な夏休み。
        食わず嫌い(だった)村上春樹の記念すべき読了一冊め。
        思ったよりあっさりで、さくさく読めた。
        >> 続きを読む

        2017/11/13 by あやこ

    • 他14人がレビュー登録、 67人が本棚登録しています
      十角館の殺人

      綾辻行人2007/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • どうなるんだろとドキドキしながら、誰が犯人なんだろう、この人が怪しいとか考えて読んでいるうちに、ラストとなり、衝撃の結末!!!
        濃厚に楽しめた一冊です!

        犯人を知ってもう一度読みたくなるというのに納得です!!
        >> 続きを読む

        2017/09/30 by asa_chann

      • コメント 4件
    • 他14人がレビュー登録、 88人が本棚登録しています
      殺戮にいたる病

      我孫子武丸1996/11

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • うわぁ...完全にやられた。。ちょっと頭が混乱してる。

        殺人者、息子を犯人だと疑う母親、事件を追う元警部と被害者の妹、の3つの視点でストーリーが進んでいく。スリリングな展開で最後の方ははやく読み切ってしまいたくてページがめくるのももどかしく、喉がすごく乾いた……そしてあのラスト。
        完全に筆者の思う壺。視野が狭くなってました。ホント呆然。
        すぐにネットで解説されているサイトを検索してしまった。まぁ正直ちょびっとズルいなぁと思ったけれど、伏線には唸るしかないし、もう1度はじめから読みたくなる。

        自分は大丈夫だったけど、人によってはグロさが受け付けないかも。グロいし、性的に気持ち悪いし不快になる描写も多い。

        レビューを考えてる今もちょっとまだ落ち着けてない自分がいる。ホント読後の余韻がすごい。

        >> 続きを読む

        2017/05/28 by ねごと

    • 他13人がレビュー登録、 42人が本棚登録しています
      新装 ぼくを探しに

      シェル・シルヴァスタイン (1979/03

      4.2
      いいね! chao sunflower atsushi kyon-kyon
      • あなたにとって「足りないかけら」とは何ですか?
        夢、物、お金、人…それぞれが意識的にも無意識的にも何か探して旅をしている。人生ってどうやらそんなもののようですよね。

        『ぼくはかけらを探してる
        足りないかけらを探してる
        ラッタッタ さあ行くぞ
        足りないかけらを探しにね』

        何なのこのヘンテコな絵は?から始まって、実は深い。
        シンプルな黒い線描のイラストの「伝える力」のスゴさ
        まずそれに驚かされます。

        いろいろな読み方があると思います。
        言葉もごく少なく、比喩も分かりやすい。
        でもそこからイメージするものは自分の中から出てくる何か。
        だからこの本は、その人の鏡になるでしょう。

        自分が不完全である事を知るのが思春期の始まり、つまり幼年期の終わりです。
        「足りないかけら」はコンプレックスともなりえます。
        より完全な、より理想の自分を求めてもがき苦しむ時代を誰もが経験するでしょう。
        けれども、それがあるからこそ、人は何かを創造し得るのでしょう。

        翻訳が倉橋由美子さん。贅沢です。
        タイトルの「ぼくを探しに」は、原題の「足りないかけら(THE MISSING PIECE)」よりも響きますね。

        ところで私の感想です。
        シルヴァスタインはいかにもアメリカ人だな。という事でした。
        「足りないかけら」を探し続ける事こそ人生の課題であり、それは人に補ってもらうものでもなく、何故ならそれは自己の自由を犠牲にした楽だが偽りの不完全さだから。というわけです。

        かけらを見つけて、ああよかった、でハッピーエンド。
        これが普通のストーリーですね。恋愛ものの王道です。
        かけらを捨てても、自由に歌えてそれでいいんだよと気づく幸せもある。
        ここで終わるなら日本人的だったのかもしれません。
        でも「ぼくを探しに」はここでは終わりません。

        おそらくここには神の完全性という大原則が働いています。
        そして神のコピーである人間はそもそも完全なものであったという信念が。
        一方日本人には、不完全さは人間界においてある意味自然状態であるという思想があり、それを補い合いつつ世界が成り立っているという神話があります。
        だから多神教なんです。
        たった一人の神が全能ではありませんね。
        だから他者が必要であり大切なのです。

        自分が完全になるためのかけらが世界のどこかにあるのではなく、
        自分が世界のかけらの一つだという考え方です。

        自己完結を目指して明るく元気にどこまでも歩み続ける「ぼく」

        それに力を貰える人もいるでしょう。

        諦めの悪い自分にため息をついている様な今の私にとっては、ちょっとばかり疲れを覚えます。
        足りないかけらが見つかるはずと信じて希望に満ち溢れている状態。
        人生が常にそうでなければならないのはしんどいなと。
        いや、本当は無欲で自然体になるほうが煩悩だらけの人間には難しいのでは?とか。

        私はむしろ倉橋さんの解説に、よりはっとさせられました。
        単なる恋愛の話と考えてもそれはそれでいいんじゃないのか?なんて、なかなか大胆な物言いをします。さすがです。
        そして子どもにこそ複雑な世界が必要なのだと彼女は言います。
        その時解らなくてもいいのですよね。
        やがて訪れる思春期、青春期、そして自立の日。
        豊かなこころの種まきのための一冊です。
        >> 続きを読む

        2017/10/30 by 月うさぎ

      • コメント 6件
    • 他11人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      チルドレン

      伊坂幸太郎2007/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 陣内さんが痛快。
        5つの短編集ですが、それぞれつながっているので一つのお話のように読めました。

        私は「チルドレンⅡ」が一番好きでした。
        ラスト、笑えるのに加えてなんだかよく分からないけど嬉しいのと切ないのと驚きとで涙がホロリ。
        >> 続きを読む

        2017/08/18 by マチ子

    • 他11人がレビュー登録、 88人が本棚登録しています
      海賊とよばれた男

      百田尚樹2012/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション。
        日章丸事件が起きるまでの、激動の時代を駆け抜けた気骨ある
        経営者の生き様の前編。
        日本人が忘れかけている勇気、誇り、闘志、そして義の心だ。

        虚弱な肉体、眼疾、神経症という三つの弱点を持った自分が世の中で
        戦っていくためには、教育を身につけることが必要と悟る自己分析。
        猛勉強して進学する。

        就職先は小麦卸の中小企業での丁稚。
        高学歴を鼻にかけず、大企業への進路を断ち切り、
        運命と思い、奮起して取引を増やす。
        そして、石油への先見性。
        独立して石油販売。

        立ちはだかるのは、日本人同士の団体だけではなく、
        海外企業やGHQまで。
        誹謗中傷、根回し、嫌がらせ、圧力。
        倒産の危機。
        様々な困難が待ち受ける。

        「中間搾取のない商いをしたい」
        生産者も消費者もともに潤う。
        そんな思いが、支援する人を増やす。

        主人公・国岡鐵造の思いは、愛国心。
        家族を愛し、社員を愛し、国民生活の安定を願う。

        長編物語ながら、スピード感ある展開に一気に読める。
        確たる信念を持って生きる素晴らしさを感じた。
        >> 続きを読む

        2015/11/04 by てるゆき!

      • コメント 1件
    • 他10人がレビュー登録、 59人が本棚登録しています
      ノルウェイの森

      村上春樹2004/08

      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! tadahiko
      • 十八年という歳月が過ぎ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思い出すことができる。

        ビートルズ「ノルウェーの森」のメロディーから始まり、主人公ワタナベトオルの回想につながる第一章の風景は、まるで映画のよう。
        脳裏に浮かぶ風景、そして一人の少女。
        流れるように、秀逸なカメラワークでこの物語は再生されます。

        ノルウェイの森、2年振りの再読です。
        あまりにも死の匂いが立ち込めている世界と感じました。
        登場人物たちが危ういところに存在しているため、恋愛小説と括っていいものなのか悩みました。


        彼らは身内やキズキの自殺をきっかけに、いつの間にか死の世界に向かうレールの上を歩いていたのだと思います。
        本人たちに自覚はなくとも。
        普通の大学生活を送っているようで、どこか不自然で歪んでいるように感じました。
        少しでも気が緩んでしまうと、そのまま奈落の底に落ちてしまいそうです。
        まずは直子。
        大学を休学し、外界と遮断された療養所で生活することとなりました。
        ワタナベがこちらの世界に止まることができることは確定しています。
        それでも危ういところにいるのはたしかです。
        引き摺られなかったワタナベがどのように再生していくのかが今後気になるところです。

        あと、突撃隊ってどこに行ったの?
        彼の再登場もひっそり期待。
        >> 続きを読む

        2016/11/04 by あすか

      • コメント 12件
    • 他10人がレビュー登録、 91人が本棚登録しています
      スロウハイツの神様

      辻村深月2009/12

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 脚本家であり、
        人からプレゼントされたという(!)アパート「スロウハイツ」のオーナーである赤羽環。
        環が一つ屋根の下で暮らしてもいいと思うメンバーを集め、生活している。
        人気作家のチヨダ・コーキをはじめとする、漫画家、画家、映画監督など
        クリエイター(志望も含む)があつまるトキワ荘的設定。

        良くも悪くも1人1人の個性が強く、
        ここのところ、多様性について考える機会の多い今の自分には
        非常に面白いキャラクター達だった。

        恋愛、仕事、将来への不安、
        ありがちなテーマではあるものの、7人(エンヤを含めたら8人)それぞれの全く異なるとらえ方が
        読んでいて全く飽きさせない。

        他の方のレビューにもあったが、上巻の最後の1ページはずるい。
        絶対に下巻を読まずにはいられない。
        >> 続きを読む

        2017/10/19 by アスラン

    • 他10人がレビュー登録、 63人が本棚登録しています
      スロウハイツの神様

      辻村深月2010/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 想像以上に面白かった!!!

        っていうと失礼かもしれませんが、
        正直そこまで期待していたわけではなかったため、
        読み終わった後の満足感はかなり高かったです。

        上巻で出てきた場面が、実は、、、
        あの時のあの発言にはこんな意味が、、、
        あの人が実は、、、

        真実が明らかになっていくほどに
        影に隠された優しさがたっぷり感じられます。

        もう一度上巻から読みなおしたい、
        そして、一つ一つの場面を丁寧に感じたいです。
        >> 続きを読む

        2017/10/26 by アスラン

      • コメント 2件
    • 他10人がレビュー登録、 51人が本棚登録しています
      風の中のマリア

      百田尚樹2011/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! kaoru emi
      • 永遠のゼロ、幸福な生活で百田尚樹氏の攻撃範囲の広さを理解していたはずなのに
        この一冊でまた新たな驚きをもらいました。

        オオスズメバチのワーカー(女王蜂ではない働き蜂のこと)として生まれたマリア。
        蜂が主人公だなんてファンタジーかと思いきや
        本当に蜂たちもこんな事を感じながら生きているのかもしれない、と思わされる説得力です。

        女王蜂のフェロモンによって妊娠しないよう抑制されているワーカーのメスであるマリアは
        女王蜂が産み続ける妹達を育てるための勇敢な戦士であることに誇りを持ち、
        躊躇なく、あらゆる獲物とただただ戦い続けています。
        今なお戦争をしている国の人たちも同じ気持ちなのかもしれないな、なんて感じました。

        ところが、他の虫たちから「メスなのに恋もせず、子供も生めないなんて可哀そうに」
        と同情されることから、初めて自分が生きている意味を考え始めます。

        地球上の生物の究極の生きる目的は、自分の子孫を残すこと、
        ゲノムレベルでの蜂の生態について詳細に説明されていて、蜂の行動のすべてに納得です。


        ちなみに、生物学的には正しいのでしょうが、女の価値=出産の色が強すぎて、
        妊娠で悩んでいる女性は絶対に読んではいけない本でした。
        >> 続きを読む

        2016/09/15 by アスラン

      • コメント 1件
    • 他10人がレビュー登録、 35人が本棚登録しています
      流星ワゴン

      重松清2005/01

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! verytiyome
      • テレビの配役がぴったり当てはまって読んでる時に香川さんがめっちゃ出てきた
        読みやすかったし、少し自分とかぶるところもあって電車の中で泣きそうになった
        親の心子知らず、子の心親知らず、思っていることをはっきりと言葉に表せられないところとか、親の知らないところで子供が苦しんでるとか、共感できることが多かった
        >> 続きを読む

        2017/06/08 by Aya-chan

    • 他9人がレビュー登録、 72人が本棚登録しています
      ぼくのメジャースプーン

      辻村深月2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! riiriurie
      • 「もし、Aをしなければ、Bをする(Bという罰を受ける)ことになる」
        こう相手に囁くことで、相手の行動を呪縛することができるなら、あなたはこの力をどう使うだろうか? 使うとしたら、どんな相手に、どんな条件をつけて使うだろうか?

        主人公は、この力を先祖から受け継いだ小学4年生の男の子だ。彼は2年生のときに自分のこの力のことを知ったが、母親に懇願されて、力を使わないようにしていた。
        4年生のある日、むごい事件に幼なじみの同級生が巻き込まれてしまい、彼女は言葉と(目に見える)感情を失ってしまう。事件の犯人である医学生の男に対し、主人公は自分の特殊な力を使って罰を与えようと考える。果たして、犯人に対して有効な罰とは何か?

        事件そのものは、一時よくニュースとなった、学校で飼育されているウサギが惨殺されるというものである。時事ネタと言うには少し古いかもしれないが、犯人が惨殺の様子や第一発見者となる女の子の様子をネットにアップしたり、ネット民が犯人を捜し出して個人情報を晒したりなどは現実に問題となっていることだ。
        また、小学校で豚を飼育したのち、屠殺して肉として食べるという、実際にあったエピソードなどにも言及している。その上で、「命を奪うとはどういうことか」「動物の命を奪うことと、人の命を奪うことに違いはあるのか」「命を奪った人間に対して、どのような罰を与えればいいのか」など、読者は主人公の少年と一緒に考えることとなる。大人であれば一度はこのようなことを考えたことがあるだろう。しかし、自分の言葉でしっかりと意見が言えるほどに考えをまとめたことがある人は少ないだろうし、ましてや小学生に対してこの話題を議論できる大人はなかなかいないだろう。子どもを持つ大人、あるいは教師などは本書を読むべきだ。本書をきっかけに、今一度この問題をじっくり考えてほしいと思う。

        もちろん、子供たちにも読んで考えてほしい。
        文章は平易だし、読書好きな子なら問題なく読めると思う。というか、内容的には児童書である。
        本当なら主人公と同年齢の時期に読む方が感情移入しやすいのだろうが、この力の説明は少し難しいところがあるので、4年生には無理があるかもしれない。高学年から中学生あたりが妥当だろうか。わたしも読んでいて主人公が4年生というのはちょっと無理があるなと感じたので、なぜ作者が主人公を4年生に設定したのか疑問である。

        頭がよく、とても真面目で、大人より強い矜持を持っている小学4年生の主人公が、最終的にどのような言葉を囁くのか? なるほど、そうきたか!と唸ったし、この少年らしいと思った。生真面目すぎる。わたしならもっと単純な呪縛をかけるだろうなと思った。

        それにしても、こんな力を持っていたら、使いたい誘惑に負けてつまらないことでも簡単に使ってしまうだろうなぁ。そして、いつかそのことで自分自身が酷い目にあって、初めて自分の力が恐ろしくなるのだろう。それまではきっと、いろんな相手に使ってしまうに違いない。

        「できるだけ長く、元気でわたしのそばにいろ。さもないと、ウマウマが食べられないぞ」

        わたしの横で仰向けに寝ているうちの三毛犬にそう囁いたら、この呪縛は効いてくれるかな?
        >> 続きを読む

        2017/12/14 by 三毛犬

    • 他9人がレビュー登録、 52人が本棚登録しています
      ガール

      奥田英朗2005/12

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 読んでから結構経ってしまいましたが。
        読書ログで面白そうだと思って読んだ本です。

        いやー期待通り面白かったです。

        他の方々も書いていますが、男性作家さんが書いたとは思えない女心!!

        アラサー20代で登場人物の女性たちより社会人経験浅い私ですが、共感する部分が多くありました!!
        そして、あー今後こういうことあるんだろうなーと思ったり。

        働く女性としては、元気をもらえる一冊でした!
        >> 続きを読む

        2016/08/26 by coji

      • コメント 4件
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      冷たい密室と博士たち

      森博嗣1999/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 全てがFになるシリーズの2作目。
        推理小説としても楽しめるのはもちろん、西之園と犀川先生の会話も楽しめのが特徴的。
        今回はタイトルの通り密室での事件が起こる。まだ読んでいる途中ですが犯人がまだ分からずじまいで毎日続きが気になり読んでいます。
        >> 続きを読む

        2017/11/21 by GLAY

    • 他8人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      どちらかが彼女を殺した

      東野圭吾1999/04

      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 加賀恭一郎シリーズ三作目。シリーズを順番に読むなかで、暫定一番面白かった!
        視点が加賀さんでなく、被害者の兄だったのも良かった。加賀さんとの「やりとり」を楽しめた。
        ラストも…ネタバレするので詳しくは言えないけど、ね。
        >> 続きを読む

        2017/04/21 by tokinana

    • 他8人がレビュー登録、 59人が本棚登録しています
      1973年のピンボール

      村上春樹2004/10

      カテゴリー:小説、物語
      3.1
      いいね!
      • 70年代の青春ですね、正に。
        この時代を生きた人は懐かしさでいっぱいになり、この時代を知らない人も、その当時の風を感じ、思いを巡らせることが出来ます。

        この小説にはコーヒーを飲むシーンがたくさん出てくるけど、この小説はコーヒーを飲みながらまったりと読むのが堪らなく良い。

        それにしても、村上さんはピンボールに詳しいなぁ。
        僕にとって、ピンボールというとゲームセンターの端っこでひっそりと佇んでいた覚えしかないなぁ。たまに気が向いたときにやってみるんだけど、すぐ終わってしまったり。必ずとなりにジュークBOXがあったなぁ。

        それにしても双子がかわいいなぁ、とてつもなく。
        「配電盤がお母さん犬で電話回線が子犬」という工事士の例えに、「素敵ね」と言う双子。そのあとその壊れた配電盤の"お葬式"に行くのがまたかわいい。
        最後にこの双子は遠くに行ってしまうけど、もしかしてこの2人は人間ではなく妖精だったのでは、と思ったりする。
        もしくはかわいい座敷童子。

        あ、鼠のこと書くの忘れてた・・・。
        >> 続きを読む

        2017/11/14 by Reo-1971

      • コメント 1件
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