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(株)集英社 (シユウエイシヤ)

企業情報
企業名:集英社
しゆうえいしや
シユウエイシヤ
コード:08
URL: http://www.shueisha.co.jp
      白ゆき姫殺人事件

      湊かなえ2014/01

      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね! oasamaru yana ryoji
      • ミステリーとして読むには物足りなかったです。
        しかし、現代においてSNSや報道に見られる人の良くない部分が上手く描かれているなと感じました。
        >> 続きを読む

        2018/04/01 by yadon

    • 他13人がレビュー登録、 61人が本棚登録しています
      終末のフール

      伊坂幸太郎2009/05

      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • あと3年で地球が滅亡するとしたら人類はどうなるだろうというSFっぽい内容のお話。伊坂さんの力はリアル感が読む人に伝わってくるところだと思う。それぞれ登場する人物の描き方も引きも込まれるよね。どんな状況でもユーモアを忘れない。それが伊坂さんの持ち味。
        >> 続きを読む

        2018/05/30 by miko

    • 他12人がレビュー登録、 101人が本棚登録しています
      桐島、部活やめるってよ

      朝井リョウ2012/04

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • この方の長編は初読み。映画鑑賞済み。自分が高校生の頃(遠い昔になりますが。)に置き換えると、自分はここまで深く悩まずに学生生活を送っていたのだなと懐かしみながら読みました。でも自分達の時代でも、見た目が華やかな女子やカッコいい男子(所謂「上」という人たち)やそれ以外の人(「下」)もここまで露骨ではないけどいたような気もします。高校という狭い世界だから目立ったのかもしれませんが。映画を見たときにはこの作品の良さはあまり分かりませんでしたが、小説を読むことによって理解できたと思います。感想はこんなところです。 >> 続きを読む

        2016/09/18 by おにけん

    • 他10人がレビュー登録、 41人が本棚登録しています
      白夜行

      東野圭吾2002/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! tadahiko harujack masa920 fireman ryoh3 s_KN_k chappaqu
      • 面白かった。
        キーとなる二人からの視点は一切出てこなくて、読み終わっても腑に落ちない部分もあったから一回読むだけじゃダメかなとは思った。
        でも、その二人がいろんな登場人物の視点から描かれていてだんだ事件の真相が紐解かれていく感じがとても面白かった。
        読んでいるうちに感じる違和感が最後に謎を解くカギになっていった。
        人間らしさが(特に嫌な部分)ががっつり描かれていて私好みの内容。
        よし、もう一度読みましょうか。
        >> 続きを読む

        2016/10/23 by おかりん

    • 他10人がレビュー登録、 126人が本棚登録しています
      イリュージョン 悩める救世主の不思議な体験

      佐宗鈴夫 , リチャード・バック2009/05

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! chao Minnie pyon321
      • Illusion――幻影
        む~~。レビューがとっても難しい一冊です。
        小説としてはストーリーが薄い、哲学じゃない、自己啓発本としては半端、奇想天外さではSFに遠く及ばない。
        どうしようね。この本……。

        世界的大ベストセラーの「かもめのジョナサン」の著者が書いた第2作目。
        しかし、「新版・かもめのジョナサン」を読んでしまうと、
        この「イリュージョン」はなんとも中途半端で中身はほぼ一緒という結論に達してしまう。
        両方とも、空飛ぶ若者の元に突然救世主なり仙人なりの超存在が現れて、主人公を開眼させて、救世主の跡継ぎにするっていうお話しです。
        まあ、人間の物語にしたというところだけが新しいというか。
        さらに露骨にキリスト教くさくなったというか。

        もっと自由に生きようという方向性はわかります。
        堅牢で動かしがたいように見える現実世界だって、幻にすぎない。
        見方、考え方一つで世界は変化する。
        一人一人が異なった世界を持っていてそれを見る事ができ、自分の世界で生きることができるのだ。
        それもごもっともです。

        でもヴォネガットは「変えられないこともある」って言っています。
        捕虜という自由から最も遠い立場にいて、目前で大量虐殺が起こり、自分も死んだかもしれなくて、
        見るだけで他にどうすることもできなかった無力を心に叩きつけられる。そんな体験をした彼は、
        『世の中でできないことは何もない。できないとすればそう思いこんでいる自分のせいだ』と、
        能天気に歌い上げることはできなかったのです。

        私も頑固なのかもしれませんが、物理的に水の上を歩けるはずで、歩けないのは水に溺れるという思い込みのせいだ。
        赤ん坊は水の上に立てないと思っていないから水面を歩けるのだ
        というのには文学表現の上のことであっても、賛成できません。
        じゃあなんで数センチの水たまりで溺死するんですか?

        交通事故で半身不随の車いすの男を「奇蹟」で健康にする。
        それも「彼が歩けると信じたから歩ける」という簡単な解決方法で。
        救世主は「その奇跡を起したかったから」そうするのが楽しいから起したのだと言います。
        貧乏暇無しを嘆く人もその人がそういう生き方を望んでいるからだし、死ぬのも納得の上?
        では戦火の下で生きる子供達にも同じことを言えますか?

        ラストもドンの半端な退場で拍子抜けでした。
        ドンはいい奴かもしれない。でもなんとも気まぐれな救世主。

        第一、一人一人バラバラな世界で主人公になって、それで本当に満足ですか?
        人びとと世界を共有しないのなら、芸術は必要ない。

        悪いことは言っていないかもしれません。
        この本で心が軽くなる人がいればそれはこの本の効き目でしょう。
        でも、私についていえば、もっと心に響くことを言ってくれなくてはね。という感じでした。

        類は友を呼ぶ。君は奇蹟を行える人間だ。だから僕と出会った。
        これからは君が救世主のハンドブックで修行してごらん。

        ほら、あなたも救世主になれる。
        あなたの望むやり方で。

        で、リチャードはこの本を書いた。のだそうです。
        >> 続きを読む

        2015/12/03 by 月うさぎ

      • コメント 4件
    • 他8人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      白ゆき姫殺人事件

      湊かなえ2012/07

      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 映画の方を先に見てしまったので、楽しめないかと思っていたが、犯人が分かった状態で見ると、それはそれで言動がいかに嘘なのかを見れる。

        他人がどう思っているかの解釈は自分では永遠に知れない。
        その矛盾を吐き出すのがネットやSNS。
        それによって殺人犯が出来上がってしまう現代。

        真実かウソかを雑誌の記者が取材し、対象者が独白していくという構成。
        この構成が映画と本の一番の違い。

        独白のみなので物足りなさはあるが、こういう形のミステリもあり。
        >> 続きを読む

        2018/02/12 by オーウェン

    • 他8人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      るろうに剣心 明治剣客浪漫譚

      和月伸宏1994/08

      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.2
      いいね! yutaka nepia stone14 kuuta tadahiko makoto
      • 実写映画化で話題になっている、るろうに剣心。
        少年時代、ジャンプでリアルタイム連載を読んでいた身としては懐かしい作品の一つである。

        一時代を築いた作品の第一巻は

        ①悪者登場
        ②「なんだこの優男は?」
        ③悪党フルボッコ
        ④「えー!お前が幕末最強の剣士人斬り抜刀斎!?うひー」

        といった単調な展開が続くため、
        再読ということもあるが、グッと引き込まれるといったことはない。

        ただ薫はもちろんのこと、
        弥彦や左之助といった今後物語の中核を担うメンバーが続々登場。

        曖昧な記憶と懐かしさだけで、再読を続ける十分な理由になる。
        できれば、続巻で新鮮な発見があるといいな。
        >> 続きを読む

        2012/09/21 by すーくん

      • コメント 2件
    • 他8人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      箱庭図書館

      乙一2013/11

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! kotata
      • 乙一の著作を読むのは今回で三度目。
        GOTHと失はれる物語を中学校時代に読んだ記憶がある。
        解説でも言及されていたように本作、箱庭図書館 からは過去に読んだ二作、そのどちらもの要素を感じることができた。
        あとがきを読み、本作はリメイク作品であることを知った。これは乙一のオリジナルストーリーではない。それを知った私は少し落胆をしていたように思う。実際に批判も少なくはなかったと記載されている。しかし、解説を読み、乙一がどのように小説を書き綴っているかを知り、感銘を受けた。非常に理系的な書き方をしている。感覚やセンスだけで書かれたものではない、計算されて書かれた本という言い方もあながち間違っていないかもしれない。それほどまでに理系的に考えて書かれている。以前から、乙一の高専卒業という経歴には違和感を覚えていた。私が本を読まないから他にそういった作家を知らないだけかもしれないが、私には理系が物語を綴る、というイメージはない。こういった固定観念もこれから先たくさんの本と出会うことで変えていくことができたらいいと思う。解説の受け売りではあるが、このリメイク企画は乙一だからこそ、物語を再構築、という点で成功できたのだと感じる。

        ○小説家のつくり方
        この本の基礎となる部分と言ってもいいかもしれない。潮音の活字中毒設定が非常に気に入っている。
        ○コンビニ日和!
        緊張した場面であるはずなのに、軽快に進むストーリー。どどめ色がわからず検索した思い出。
        ○青春絶縁体
        友達作りが苦手なふたりのお話。鈴木さんが登場することで、ふたりの暗さ、陰鬱さが強調されていたように感じた。
        ○ワンダーランド
        殺人鬼が出るとやはり乙一らしさを感じる。GOTHの影響だろう。これを読んだ後、読み直したい衝動を抑えるのが大変だった。
        ○王国の旗
        乙一の作品らしくない主人公、ストーリー。違和感はあるが、新鮮でいいなぁと思い、読みすすめた。まぁ、あとがきを読んで納得するのだけれど笑。子供だけの王国、そこに入りたい子供だけがなぜか辿り着く。そういう設定が大好きだ。
        ○ホワイト・ステップ
        平行世界の人間と、雪を通じてコミュニケーションをとる。雪の儚さが活かされた素敵な話だと思う。この話からは、Calling youに似た性質を感じた。あとがきで乙一自身が、解説で友井羊もそれについて言及していた為、素直に嬉しかった。


        全体として、全てが「物語を紡ぐ町」で起こっている出来事であること、関係し合っている登場人物など、十分すぎるほどに乙一の要素を楽しむことができた。個人的に乙一の最大の特徴は、もう一度読みたくなってしまう書き方だと思っている。二度目の読書は、内容を理解してるが故に異なる着眼点から読むことができる。それを考えるともう一度読みたくて仕方がない欲求に駆られる。機会があればそれぞれの元作品も読みたいところだ。
        >> 続きを読む

        2015/12/13 by Yuumi

    • 他7人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      第三の時効

      横山秀夫2006/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 沈黙のアリバイの犯人の小細工にキリキリした。自白というと普通は自分が不利になる劇薬のように思えるが、使い方によっては有効な武器にもなりえるということ。改めて言葉の力の大きさを感じる。 >> 続きを読む

        2018/04/15 by aki

    • 他7人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      夏と花火と私の死体

      乙一2000/05

      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • はらはらする展開に、引き込まれて読みました。ラストの予想もしない展開に、ぞくぞくさせられました。 >> 続きを読む

        2017/05/21 by porin

    • 他7人がレビュー登録、 52人が本棚登録しています
      星の王子さま

      池沢夏樹 , サン・テグジュペリ2005/08

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! skr35_ Moffy
      • 「誰かの特別」とはどういうことか、その答えの一部をこの本で見つけました。
        キツネの語る一つ一つの言葉にグッときました。

        大勢の人々の中で、ただ一人キラキラ輝いて見えるのは、そういうことだったんだなぁって……
        >> 続きを読む

        2017/10/15 by deco

    • 他7人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      ONE PIECE 巻一 ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-

      尾田栄一郎1997/11

      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.1
      いいね! ice
      • ここに私の罪を告白します。
        ワンピースとはピアノの教室で知り合いました。先生が子供の気を引くために、置いておいてくれたんです。私は読んですぐにはまり、弟に紹介しました。弟もはまり、ここからジャンプを毎週買う習慣がつきました。
        学校でも爆発的流行。地味だった私は、クラス一のヤンキーと、サンジの話で盛り上がりました。漫画の前に人々は平等です。
        私が特に好きだったのはゾロ。男気溢れる剣士。ヤンキーのピアスが羨ましかった。ゾロもしてるから。そこで。
        ああ、愚かなことを。
        弟は、髪を刈り上げた、ゾロに近い髪形だったのです。私はその髪を。
        緑に染めました。
        母親はよく止めなかったものです。
        私はプチゾロになった弟に満足しましたが、たまらないのは弟。先生に注目され周囲に注目され、今でもからかわれるそうです。
        ごめん。弟。
        >> 続きを読む

        2016/05/20 by kido

    • 他7人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      歪笑小説

      東野圭吾2012/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 編集社と小説家のお話
        短編集

        2016/06/20 by ゆ♪うこ

    • 他6人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      何もかも憂鬱な夜に

      中村文則2012/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! KEMURINO
      • うむむ……

        『何もかも憂鬱な夜に』
        タイトルどおり内容はまぁ暗いです。笑
        児童施設で育った刑務官の主人公、死刑判決を受けたが控訴をしない山井、施設で時間を共にした真下や恵子、施設長である「あの人」、主人公の上司にあたる「主任」、、

        登場人物はさほど多くないけれど、それぞれの(暗い)エピソードがとても印象に残るし、台詞もなんというか…人の心の闇まで抉り出す感じ。自分の心も炙り出される。

        暗い暗いってさっきから何度か言ってるけど、暗さがあるぶん差し込む光が余計に眩しく感じられてなんだか自分が救われたような気分になるのも確か。
        『何かになりたい。何かになれば、自分は生きていける。そうすれば、自分は自分として、そういう自信の中で、自分を保って生きていける。まだ、今の自分は、仮の姿だ。』
        自分を保たないと生きていけない、っていうところ。それはその通りだと思う。

        ラスト、山井からの手紙の最後の部分。
        主人公にとって希望なのか絶望なのか、、、
        思わず唸ってしまった。
        >> 続きを読む

        2018/01/12 by ねごと

      • コメント 2件
    • 他6人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      おれは非情勤

      東野圭吾2003/05

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • おれは25歳の非常勤講師。
        産休や急病、急死した教員の代理として短期間だけ生徒を受け持つ代理教師だ。
        生来の仕事嫌いで正門を出たら仕事は終わり、というのが主義だ。
        「もしおれが真の教育者なら、非常勤で満足しているはずがないだろうが。」
        といいながらも……なんだかんだ、かかわってるじゃね~の。(^^)
        去りゆく前に子どもに語る言葉から彼の本音が覗ける。
        人間ってどうやって生きていけばいいんだろう?お前たちよく生きろよ。そんなメッセージだ。

        部外者の目で見るから見えてくる子どもの顔やクラスの雰囲気。
        彼はそんな違いに繊細に気づいている。
        そして短い時間だからこそ先入観や贔屓目なしに生徒を直視できる。
        そして恐れがない。

        おれの子どもに対する態度は大人としての強さがあるし、人間としては平等だ。

        ここが巷によくいる先生方とは違う点なのだ。
        多くの教員は子どもの顔色をみておもねるか、子どもの気持ちを無視するか、子供扱いするかのどれかなのだ。

        非常勤は別ればかりの職業だ。
        「非常勤講師なんて契約社員と一緒。必要以上に親しくなったって仕方ない。」
        それは彼の心を守るためのポーズ。やせ我慢なのかもしれない。
        非常の文字が非情なのは、そう言い聞かせないとやっていられないから。
        ああ。だからこの小説をハードボイルドだって感じるわけね。なるほど。

        しかし、忘れ去られる人かどうかは、過ごした長さだけではない。
        非常勤ではない教師だって公立学校では数年で移動になる。
        卒業して数年もすれば、母校を訪ねても誰ひとり知っている先生は残っていないわけだ。
        小学生というもっとも心の柔らかい時期に、成長に重要な瞬間がどれだけたくさんあるだろうか。
        そのチャンスに何度も立ち会えるおれは幸せではないか。
        その巡り合いの一瞬に彼の残した言葉を受け止めて生きていく子供がどれだけいるだろう。

        そんなナイスガイな先生に出会えないと嘆く子供がいたら、まあ、こんな本でも読んでみなよ。
        そう言ってあげよう。

        謎解きよりも子どもの抱えている問題の解決方法に痺れます!

        東野圭吾も先生には悩まされた人らしい。
        きっと彼が求めている先生ってこんな人だったのかもしれないね。

        一文字、二階堂、三つ葉、四季、五輪、六角、
        小学校の名前が章ごとに数字になっている。手抜きなのかこだわりなのか。


        【目次】
        第一章 6×3  
           着任早々、体育館で女教師が殺害されるという大事件に遭遇。
           死体の脇に6×3と読める「ダイイングメッセージ」らしきものが残されていた。
           クラスにはいじめ問題が起きていることもわかり…
                
           殺人事件に関してのミステリー要素はゼロです。なぞなぞと思いましょう。

        第二章 1/64
           体育の授業中、教室内で起きた財布の盗難事件。クラスの中の生徒が犯人と思われる。
           「犯人を突き止めるのが一番いいでしょうね」
           それと関係があるのかどうか、5年3組には子供だけの秘密があるようだ。
            
        第三章 10×5+5+1
           新任の若い教員の死亡事故のためか、子どもたちが異様に大人しい。
           実は自殺と思わせた殺人事件なのでは?
           警察も調べを継続しているようでおれに接触してきた。
           死の直前に教室の黒板に書き残された数式が意味するものは?

           これ真相はあまりにも唐突で嘘くさいし数式の意味はとっても簡単。
           なんとなくミステリーになっているのは、道筋の付け方がミステリー手法に沿っているから。

        第四章 ウラコン
           学校の向かいのマンションのベランダから飛び降りようとしているのはおれの生徒だ!
           必死で救いに走るおれ。原因はウラコンにあるとにらんだおれだが、生徒達は口を閉ざす。
           このクラスだけ異様に仲良しなのにもなにか理由があるのか。
            
           この時代はハガキだけれど今はもっと簡単にインターネットが使えてしまう。
           「わざわざ嫌いな人間を探す必要もない」
           私たちも、このおれのメッセージ。心に残しておきたいですね。

        第五章 ムトタト
           運動会に修学旅行。おれが苦手な行事が目白押し。
           そこに「修学旅行を中止にせよ しなければ自殺する いたずらではない」という脅迫状が。
           みんながみんな行事を楽しみにしているわけではないですよね。
            
           黒板に書かれた 先生ムトタトアケルナ の文字が犯人探しの鍵となった。
           というこの部分はなぞなぞなので超簡単ですね。
           子どもの心を開放し明るい方に向かって背中を押してあげる。ちょっと感動。
               
        第六章 カミノミズ
           授業中に突然苦しみだした少年は毒物中毒だった。
           ペットボトルの水に砒素が混入していたのだ。
           小学生が毒物を?そのボトルには「神の水」という言葉がマジックで書かれていた。
           警察も事件として動き出し、子供を守るために真相解明に乗り出すおれが見たものは?

           事件は、子供ならではの意外性があります。
           「子供に飯だけくわして、その子供がどういうふうに育つかは知ったこっちゃない
           という顔をする親がいたら、無責任だと思うだろう?」
           解決しておしまい、でないところがいいですね。

        確かにおれに再登板して欲しいかも。もうちょっと大人な事件で、もうちょっと長い物語で。

        放火魔をさがせ
        幽霊からの電話
           小林少年が登場するこの2篇はさらに昔の短編で、語り手も小学生。
           なので、本当にごく軽い読み物で、謎は小学生レベルで解ける謎です。
           幽霊からの電話はハートウォーミングな仕上がりでなかなか。です。
           でも自宅の電話番号掛け違いってほぼありえませんよね。
        >> 続きを読む

        2015/10/13 by 月うさぎ

      • コメント 4件
    • 他6人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      光

      三浦しをん2013/10

      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 匿名

        人間の心の闇を繊細に描いている。
        人間の死と、傷を負いながらも生きていく人間の生が、生々しい。 >> 続きを読む

        2018/02/25 by 匿名

    • 他5人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ) (集英社文庫)

      逢坂 剛 (2014/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • ドラマ化で話題をとった逢坂剛の「百舌の夜」を、ドラマは敢えて観ずに原作の方を読了
        この作品はプロローグが三シーンある。

        殺し屋"百舌"が、ある男をつけ狙っているうちに、爆発事故に巻き込まれるシーン。
        新谷和彦という男が、仲間にどこか遠方の崖縁に連れ出され、殺されるシーン。
        正体不明の男が、異国で一東洋人が処刑されるありさまをTV画像で見入っているシーン。

        続いて本筋に入ると、崖から落ちて命はとりとめたものの、記憶を失った新谷が再び登場し、さらに爆発事故に居合わせた妻を失った、警視庁公安部の倉木尚武警部が登場する。

        新谷は、自分の過去を辿りつつ、かつての仲間たちに復讐していき、倉木は爆発事故を仕組んだのが新谷らしいことを聞き込み、彼を追い始めるのだった------。

        つまり、自分の過去を突き止めようとする新谷と、その彼を追う倉木の"二重の追跡劇"が本筋であり、そこに百舌や公安の女刑事などを絡ませ、やがて、そもそもの事の起こりとなった爆発事故=爆弾誤爆事件の真相へと物語を収斂させていく。

        かなり入り組んだプロットなんですね。
        読んでる側からすれば、先読みしたくても見当がつかないうえ、ややこしいプロットに、最初は悪態をつきたくなりましたが、じっくり読み込んでいくうちに、実はこのカットバックの手法を応用した実験的なプロットこそ、この作品の最大の仕掛けなんだと気づいたのです。

        この作品を執筆するにあたり、著者は完成までに三年半も費やしたそうですが、それはプロットの仕掛けに凝ったからだけではないと思う。

        この作品のモチーフに、著者・逢坂剛という作家のテーマでもある、"スペイン内戦"の誘因となった"ファシズムへの警鐘"が込められている点にも、三年半の理由があるだろうし、逢坂剛の小説のもうひとつの作風である"心理分析もの"の趣向を、いかに百舌のキャラクターに活かすか苦心した結果が、三年半とも推察できる。

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        2018/04/18 by dreamer

      • コメント 1件
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      分身

      東野圭吾1996/08

      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 本屋で始めにこの本を手に取ったときは、どのような話だろうかと内心ワクワクしていました。「分身」という言葉さえ知らなかった私ですが、漢字の組み合わせとカバーの写真で何となく予想はつきました。実際に読んでみて、意外にも面白かったです。
        >> 続きを読む

        2017/04/28 by SM-CaRDes

    • 他5人がレビュー登録、 45人が本棚登録しています
      怪笑小説

      東野圭吾1998/08

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 東野圭吾氏の著作はいくつか読んでいるが、こういう風な作品も書くことに本を読んでまず驚いた。こういう作風は赤川次郎氏や清水義範氏が得意だと自分は思う。ゲラゲラ笑える類いの話はなく、ブラックユーモア的な話の筋が多い印象。特に印象に残ったのは「あるジーサンに線香を」。「アルジャーノンに花束を」の内容を思い起こさせるような話。あと「鬱積電車」は満員電車の中の出来事であるようなあるある感がたまらない。一風変わった東野作品を読みたい人にお勧めかなと思う。感想はこんなところです。

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        2017/12/23 by おにけん

    • 他5人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      残り全部バケーション

      伊坂幸太郎2012/12

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 面白かった。
        読み終わった後にネットで解説してるのを見てまた楽しめた。
        あの人があの章にいたあの人で、あのエピソードの影響があの章のあれに関わってて・・・みたいなのが、初読で気付けず、解説されて「おおー!」ってなった。

        >> 続きを読む

        2017/08/03 by W_W

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