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宮田珠己 (2012/03)
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有名観光地、どーでもいい場所。作者の独自のチョイスで編集者と旅する、旅エッセイ。自虐的文章に、思わずくくくと笑ってしまう。ガイドブックを活用して旅するのは便利だ。でも、多用はいけない。『ココは必ず訪れて!食べる価値あり!』「…ほんとうに、そうなの??」って、自分のアンテナを信じて旅するほうが、きっと楽しい。この作者のように。 >> 続きを読む
2015/08/07 by shizuka8
DaiGo (2013/06)
逆境や辛いことがあっても、違った見方、考え方がしやすくなる本だ。特に印象に残った言葉は「達成した自分から逆算して考える」である。目標があって達成ではなく達成あり気にしてどうやってその時行動したかを考える。目標を立てたら成し遂げるために色々行動してみることはあれど、達成後の視点から考えたことはなかった。客観的にかつ新鮮な気持ちで考えられるから、新しいやり方や意欲がわきやすく感じた。 >> 続きを読む
2019/03/31 by Robe
邦光史郎 (1993/01)
中央政府から一線を画し、栄華を誇った奥州藤原氏の繁栄と衰退。特殊な環境から日本全土に大きな影響を与える姿が興味深い。立地的な問題から中央政府の武力による干渉は受けることが無いため、臣下の立場を取りつつも、事実上は支配者として君臨するという特殊な存在。中央政府の勢力争いの直接的な影響は受けないながらも、確実に手を打っていかないと存在が脅かされる緊張感。不思議と現代社会との類似性を幾つもの局面で感じる作品であった。前半は三代目秀衡の当主になるまでの道のり。後半は源義経の生涯という2部構成となっている。奥州藤原氏と源義経が組んで南下する。そんな歴史のifに駆り立てられる作品である。 >> 続きを読む
2011/03/18 by ice
柴田よしき (2000/01)
豪邸の原家の家政婦を務める瑞恵。だがかおりが事故で意識不明の状態になったとき、家族の中で微妙だった糸が切れ、連続で殺人事件が。また瑞恵自身の家庭にも夫の不倫という難題が。二つの事が同時進行で起きていき、瑞恵を中心に事件の断片が徐々に明かされていく。冷静に見れば事件の犯人は予想がつく。でもそれを避けるかのように各人によって惑わされる。トリックとしては納得できるし、タイトルの象牙色の眠りという意味もしっかりと分かる。登場人物のほとんどが不幸な結末というのもある意味新鮮だった。 >> 続きを読む
2018/05/16 by オーウェン
梶原有紀子 (2003/04)
大人の街歩きのための全58コースを厳選レポート。“お散歩マスター”である著者が歩き、味わい、買って集めたとっておきスポット情報を一挙公開。充実のイラストガイド。 >> 続きを読む
2013/12/06 by books
中村成一 (2010/08)
「人物絵を描き始めたいけど、どう描いたらいいか分からない。」その問題を解決してくれるのが、まさにこの本です・・・!内容は、基本のパーツ1つ1つの練習から、全身の描き方の練習まで、一通り人物画の描く手順、アドバイスが書いてあります。私はお絵描き歴2年目の時にこの本と出合いましたが、それまでの自分の偏った考え方や手癖などの描き方が一新され、もっと早くこの本と出合っていればよかったと思いました。私の持っているお絵描き勉強系の本の中では、1番役にたった本だと思っています。注意してほしいのは、近いことはやりますが、デッサンの勉強ではないということです。「人間をそれっぽく描くこと」をテーマに焦点をおかれています。この本のイラストと同じ構図を描いて練習するだけで人物画はそれなりのレベルまで上がると思います。お絵描き初心者にはまさにお勧めの一冊!! >> 続きを読む
2013/05/31 by 二葉鹿
岩崎夏海 (2010/07)
高校野球にまつわるエピソードといえば 甲子園にまつわる話ばかりがクローズアップされますが、 そこばかりにドラマがあるわけではないのです。 試合には出られないマネージャー、 大会の司会やプラカード嬢を目指す女子生徒、 地方大会を這い上がろうとする選手達 などなど みんな必死の頑張りで青春を生きているのです。 本書はそんな、 普通にいけば日の目を見なかったであろう エピソードの数々を集めて紹介したものです。 高校野球を別の側面からみつめ、 リアルストーリーならではの 感動や気づきを与えてくれる一冊だといえるでしょう。 >> 続きを読む
2015/02/02 by kengo
茂木健一郎 (2010/12)
かつての勢いをなくしたまま停滞して久しい日本。 著者は、「神経細胞のネットワークの結びつきのちょっとした差、神経伝達物質の少しの違いで、元気な脳と、そうでない脳が分かれてしまう」と指摘しています。 つまり、「いかに元気になるか」ということは、一人ひとりの人生のエネルギーの問題に行き着くということです。 著者は、その解決のために鍵となる考え方のひとつが、「アウェー」で戦うことだと強調しています。 詳細なレビューはこちらです↓http://maemuki-blog.com/shohyou/seichou/mogi-away-nou/ >> 続きを読む
2013/11/10 by ヨッシィー
内藤誼人 (2011/02)
紳助氏が引退される直前に出版されたもの相手を思いやることを改めて考えたくて手に取ったけどそこはまあまあだった紳助氏の言葉をもとに著者が持論を書いた感じのスタイル紳助氏と面識もなく、紳助氏のインタビューでもなく、紳助氏が書いたり、話したことを書かれた内容だけで作られた書籍なんだけどよくこれが出版社の決済を通ったなと、驚く >> 続きを読む
2015/12/29 by 紫指導官
竹浪正造 (2011/09)
泣けるマンガは?と聞かれたらコレと答えようと思う。「ナニコレ珍百景」というテレビ番組で紹介されたのがきっかけとなって出版されたらしいが、あなどっていたらもぅ...なんていうか...「泣ける」!包み隠さず描かれた家族を想う気持ち。ほのぼのした気分で読んでいくんだけど奥さんが亡くなったあとなどもう涙ナシで読んでいけない!「人生はドラマである」とは言葉にすればサラッと言えることだけどもホントにそうだなぁと思いました。家族はどんどんカタチを変えていくし、サザエさんが永遠の家族の代名詞みたいな気がしてたけどホンモノの家族は移ろっていくものなんだなと素直に思えた。何かとても勉強になった本でした。いい本にめぐり合えました!!そういえば「ツルっぱげの会」みたいなの以前にどこかで目にした気がしてましたがその創始メンバーだったことも改めておじいさんのバイタリティに感心いたしました! >> 続きを読む
2018/08/05 by motti
内山高志 (2011/11)
内山高志は、アマチュア時代から応援している偉大なボクサー。ボクサーのストイックさは、見習うべきだ。ビジネスパーソンにはよりバランスが求められるが、自身の専門領域にかけては同様の姿勢で良いのではと思う。以下引用。試合で苦労したくないから徹底的に練習する。試合で負けて嫌な思いをするくらいなら、練習で徹底的に追い込んで、練習を嫌になるくらいやった方が全然マシ。そういう考え方だから、プロになってから練習がキツくて逃げ出したいなんて思ったことは一度もない。お金を稼ぐためにボクシングを始めたわけではない。ただ好きだからやっている。 >> 続きを読む
2018/09/02 by こいこい
松田卓也 (2012/12)
2045年を目安に起こる問題としてコンピューターの進歩を追いつつ、人工知能との関わりの可能性を予測した本。急激にスペックが上がるコンピューターの処理速度は時間が進むにつれてその進歩の幅がより大きくなっている。その速度が人間の想定できる限界に達してそれから先はどうなるか予測不可能という目安が2045年らしい。たった数年でこれほどまでに日常への変化をもたらしたコンピューターテクノロジーだから30年もこのまま続き、しかもその進歩の幅はより大きくなるとなると、コントロールできなくなるような事になるのかもしれないが、コンピューターと共に人間もその扱いや考えを30年共に平行して考えるわけで、あながち人工知能に支配されてしまうなんて事にはならない気がするのだが。今もそうだが、テクノロジーの進歩を上手く活用しつつ人間にしかできない事は人間に任せるという当たり前の事をすればいいのでは、、と思ってしまうのだがこの辺りはもう少し知識を蓄えなければなんとも言えはしない。インターネットの情報の量はいまや一個人がどんなに頑張ってもそれを超えるような事はできないと思うが、質というところでいうとその情報を組み合わせてクリエイティブする事はまだ人間にしかできないようで量を質に変換する技術こそこれから必要になると思った。 >> 続きを読む
2015/08/23 by KMHT
岩田松雄 (2013/09)
たまたま目黒に行く機会があり、スタバに寄ろうと思い行った店舗がスタバ本社内だった。岩田さんの本をたくさん読んでるのにスタバの本社がどこかも知らなかった(^^;;この日スタバで新卒採用説明会をやっていたようで、お店がすごく混んでいてはいるのは諦めたが、さすが企業としての人気はすごいなと感じた。岩田さんの考えは一貫していてわかりやすく共感する部分が多い。人と人とのつながり、人との接し方が経営には不可欠。「本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」自分自身を向上させるヒントをいただいた。 >> 続きを読む
2014/02/11 by willow
菅野カズシゲ , 相田毅 (2013/11)
若い時から一緒にいてずっと共に年を重ね。子宝にこそ恵まれなかったものの互いを大事にして、愛とは何かを考え、生きてきて。時を重ねて、段々と今まで気付けなかったもの、見えなかったものが見えてくる。今までありがとう。そしてこれからもありがとう。愛情いっぱいの絵本です。 >> 続きを読む
2014/01/28 by Rie
西村 京太郎 (1994/11)
夫の浮気が原因の三角関係に秘められた真相。芸術の世界とは言え、道を極める職人の世界で生まれる狂気が悲しい。比較的初期の段階で犯人の目星がついてしまったが、ドラマ性の有るストーリーは謎解きだけでない味わいが有る。冷酷に計画を遂行する犯人の動機が、ある意味では非常にピュアなだけに読み終えて悲しさを感じさせる。妻の絵にまつわる夫の行動に胸を突かれた。著者作品の例に漏れず、感情を揺さぶる展開が期待に応えてくれる。 >> 続きを読む
2012/12/10 by ice
山田智彦 (1997/06)
つくば万博で活躍するシステムエンジニアのカップルが謎の失踪。ありえない設定が全てを壊している。いまや奇抜とは言えないかもしれないが、当時としては練られたプロット。随所にストーリーの起伏を織り交ぜ、飽きさせない展開など、同業としての加点も有って、好印象を持ちつつ読み進めていた。しかし、せっかく積み上げて来た世界観も一気に色褪せる、あまりにも都合の良い展開が有り、尻すぼみの印象。リアリティの欠如はルール違反だと痛感した。 >> 続きを読む
2007/01/20 by ice
山田風太郎 (1998/03)
図書館本。読んだのは新装版の上巻。初読みの作家さん。面白すぎて、440ページ余りを一気読みした。滝沢馬琴が『南総里見八犬伝』の筋を葛飾北斎に語って聞かせる「虚の世界」と、馬琴の日常生活や心情を抉る「実の世界」が交互に描かれる。冒頭から引き込まれて、八犬士が誕生するいきさつや、犬士が一人ずつ出現して巡り会っていく運命のからくりにわくわくした。上巻では八人のうち六人が互いにまみえるが、運命によって散り散りになったところで下巻に続く。アニメ『八犬伝 東方八犬異聞』を夢中になって見たことがあるので、犬士や登場人物たちの名前になじみがあり、いっそう楽しめた。妖刀「村雨」も出てくるのがうれしい。伝奇物語の醍醐味を存分に味わうことができたのも、この作家さんのおかげだと思う。作中で馬琴が語るように、原書には説教じみたものが加えられているのだろうか。確かめてみたい気もする。 >> 続きを読む
2018/10/07 by Kira
風野真知雄 (2002/09)
図書館本。『刺客、江戸城に消ゆ』の姉妹篇。面白すぎて、ほとんど一気読みした。吉宗を暗殺した後、最強の伊賀忍者コノハズクは鳶職人として長屋に住み、追っ手の目をくらましている。三年後、富士講に出かけた長屋の男たち十二人が富士山で尾張忍者に惨殺される。その行方を追ってきたコノハズクは仇討を誓い、尾張忍者との死闘に身を投じる。コノハズクの闘いぶりがすばらしくて、わくわくした。富士山頂付近にあるとされる武田信玄の埋蔵金をめぐって、お庭番もからんでくる展開で、ページをめくる手を止められない面白さだった。こんなに面白いのに、コノハズクの物語がわずか二冊で終わってしまったのが残念でならない。 >> 続きを読む
2020/09/25 by Kira
藤井邦夫 (2009/12)
図書館本。このシリーズは著者のデビューシリーズだそうで、2002年に刊行された第一作の本書は2010年に新装版が出て、さらに今年の9月に『正雪の埋蔵金』と改題されて光文社時代小説文庫版が出版された。冒頭から謎だらけで引き込まれた。主人公の日暮左近は過去の記憶を失っている。その左近に過去からの刺客で忍びの女陽炎が襲いかかる。己の過去を知る陽炎と何度か戦いながら、左近は160年前に隠されたとされる由井正雪の軍資金の行方を追う。宝探しの面白さにチャンバラが合わさった、いかにもTVドラマ脚本家出身の作者さんらしい作品だと思う。本書に出てきた「見聞組」が後の「評定所書役・柊左門裏仕置」シリーズにも出てくるのが面白い。続きを読むのが楽しみ。 >> 続きを読む
2018/10/12 by Kira
藤井邦夫 (2010/01)
図書館本。シリーズ第二弾。この巻では左近の本名と素性が明らかになる。左近を兄の仇と狙う女忍び陽炎と一時和解した左近は、松平定信と水野出羽守の暗殺合戦に巻き込まれる。著者のシリーズをいくつか読んだ後でこのデビューシリーズを読むと、すべての源がここにあるような気がする。今作で出てきた土方縫殿介は「 乾蔵人隠密秘録」シリーズでも暗躍している。忍びの戦いは現在進行中の「江戸の御庭番」シリーズでおなじみだし、左近たちが探索する様子は捕物帖シリーズを思わせる。極めつけは、ちらりと名前の出てくる北の御番所与力で剃刀と噂される「青山久蔵」である。これってまさに「秋山久蔵」ではないかと、笑えてきた。味気ない文体さえも、この巻から始まっている。このデビューシリーズには、まだまだ楽しませてもらえそう。 >> 続きを読む
2018/10/20 by Kira
【廣済堂あかつき(株)】(コウサイドウアカツキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)
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