こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


(株)光文社 (コウブンシヤ)

企業情報
企業名:光文社
こうぶんしや
コウブンシヤ
コード:334
URL: http://www.kobunsha.com
      舟を編む

      三浦しをん2011/08

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! Tsukiusagi makoto yam caramel yana
      • 何だろう、この読後の満足感は。
        鼻から上質ないい空気が抜けていくような…?
        自分で何言ってるか分からないけど、いい本だった。

        数年ぶりの再読だが、一文字一文字引き寄せられるように読んだし、展開や表現に心が動いた。

        辞書を作る人なんて想像すらした事がないが、とても果てしなく、大変な所業なのだと思った。

        よく言われることだけど、言葉って生き物みたいだな。
        同じ言葉でも状況によって変わったり、一見同じようでも違っていたり、進化し続けたり…。

        そんな言葉の海を渡り、繋いでいくために舟を編み続ける真締達。
        辞書はあまり読む事が少ない人生を歩んできたが、無性に手に取りたくなった。

        登場人物は、なんとなく主人公、真締にとって都合のいい人達だらけ、というのが気になった。まぁそこが本質ではないから読みやすいと言えば読みやすかったが。
        特に好きなキャラは西岡。

        本気になれるものがなく、他人に嫉妬心を抱いてしまう彼だが、真締と関わることで自分を見つけていく過程が狂おしい程人間臭くて、胸がいっぱいになる。

        そして装丁。意味が分かってからはずっと眺めてられます。むしろ勝手に愛おしさも感じてしまいます。

        文庫本ではなぜか装丁が変わっているのが非常に残念だが。
        >> 続きを読む

        2018/11/01 by 豚の確認

      • コメント 6件
    • 他43人がレビュー登録、 153人が本棚登録しています
      和菓子のアン

      坂木司2012/10

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! zunco kumpe
      • 【こ、これはミステリだったのか!】
         ちょっとぽっちゃりとした18歳の梅本杏子(きょうこ)が、高校を卒業して就職先として選んだのはデパ地下の和菓子屋さん。
         特に取り柄もないことから、販売関係の仕事かなぁ……と考え、とは言ってもあまりにも可愛らしい制服のお店は自分の体型からしてとってもムリ、食べるのは好きだけど……などの理由から、ちょうど店員募集をしていた『みつ屋』に応募したところ即決で働き始めることになりました。

         店長はやり手の美人さんなのだけれど、株式投資に熱を入れる勝負師。
         制服姿は良いのだけれど、私服の服装のセンスが困ったことになっている人。
         先輩店員の立花は、菓子職人の修行をしているイケメンなのだけれど、完全に乙女が入っています。
         同僚(?)の桜井は可愛らしい女の子なんだけれど、元ヤンという何とも個性的な人たちに囲まれて、さて、どうなりますかという物語です。
         ちなみに、杏子は立花から『アンちゃん』というニックネームをつけられ、これがタイトルになっているわけですね。

        ほっこり系お仕事ノベルとして読み終えたのですが、巻末の著者あとがきを読んでびっくり!
        本作を書き始めた動機は、和菓子はミステリになるからというものだったとか。
         え? ミステリ?

         あぁ……そう言えば。
         確かに店長はなかなかの切れ者で、お客さんの話や選んだ和菓子などから、どういう立場の人で、どういう理由で和菓子を買いに来たのかなどをズバリと当ててしまいます。
         これはホームズが依頼人の職業などを当てるのと同じだね。
         うむ、なるほど、あのエピソードは確かに暗号物だ。
         杏子の断片的な情報からとある事件の発生を見破ってしまう店長のエピソードも、デパートで使われている符丁を使った謎解きではありました(『兄』という符丁の意味は初めて知りました)。

         なるほどね。
         取り立てて深刻な事件が起きるわけでもないので、ミステリとは気付かずに読んでしまいましたが、まぁ、言われてみれば確かにそのとおり。

         じゃあ、著者の坂木さんはミステリ作家だったのか?と思い、wikiで調べてみたらどうやらそのようですね。
         でも、坂木さん自身が結構謎めいているのですね。
         性別すら公開していないと書かれていました。
         私は、本作を読んで、何の疑問もなく女性作家だと思い込んでいたのですが、みなさんのご意見はそうでもないのかな?

         和菓子には色々な見立てがあり、また、どういうお菓子かという来歴のようなものもあるようで、そういうところもミステリに使えると考えたようですね。
         確かに和菓子に関する蘊蓄話は興味深く読ませて頂きました。

         さくさくとライトに読める(ちょっと甘味はあるけれど)、楽しい一冊でございました。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2020/04/17 by ef177

    • 他21人がレビュー登録、 68人が本棚登録しています
      シンメトリー

      誉田哲也2011/01

      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 「姫川シリーズ」第三弾は、7つの事件が入った短編小説です。

        姫川玲子が、巡査刑事・巡査部長の時に遭遇した事件の話が中心です。
        どの話もサクッと読める事件ばかりで、あっという間に読み終える事が出来ました。

        サクッと読めるけれど、事件はどれも面白いものばかりでした。

        今までは犯人が誰なのかは、ラストにならないと分からなかったのですが。
        この短編小説のほとんどは、読者にも先に犯人が分かっていて、それを姫川玲子がどう追い詰めていくのかというスタイルの小説で、また新鮮な気持ちで読む事が出来ました。
        >> 続きを読む

        2019/05/09 by ゆずの

    • 他8人がレビュー登録、 32人が本棚登録しています
      臨場

      横山秀夫2007/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ooitee
      • 図書館本。
        初読みの作家さん。面白すぎて、ページをめくる手が止まらなかった。

        八篇の中で圧巻だと思ったのが「鉢植えの女」で、自殺か他殺かに絡んでもう一つの事件があぶり出されていくのが面白かった。傲慢な捜査一課長が、いかに自分が無能であるかをさらけ出していくのも痛快だった。

        こんなに面白いものがシリーズでないとは、残念。他の作品も読んでみたい。

        >> 続きを読む

        2019/07/19 by Kira

      • コメント 1件
    • 他7人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

      山田真哉2005/01

      カテゴリー:経営管理
      3.2
      いいね! Mika_S
      • 会計学はあまり興味がないのですが、息子が大学で勉強しているのとメンタリストのDaiGoさんがお勧めしていたので購入。

        真面目な会計学の入門の入門というよりは、ちょっと興味を持ってもらう程度の会計学レベルではありますが、読み物としてはとても楽しく読むことが出来ました。
        ライトな本なので会計に全く興味のない人も、それからあまり読書が得意でない人でも気軽に読める一冊だと思います。

        いくつか心に残ったのは、在庫は負債であるということ。
        私自身はあまりモノをため込むタイプではありませんが、使わないものなどをため込んでいても、一応在庫は財産かなと思っていたのでそこはフムフム・・・と読みました。

        電子書籍版はかなりお安かったこともあり、満足の一冊。
        息子にも気分転換にお勧めしたい。
        >> 続きを読む

        2019/11/09 by Mika

    • 他6人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      ストロベリーナイト

      誉田哲也2008/08

      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! rock-man
      • 只今放送している、連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」で、すっかり姫川玲子シリーズにハマり、原作を読み始めました。

        「姫川玲子シリーズ」の第一巻からして、なかなかのハードボイルドな小説でした。

        ドラマで先にこの「ストロベリーナイト」の話を見たので、内容も十分分かっていたのですが、痛々しい残虐描写などがあり、そういうのが苦手な人には、苦しい小説だなぁとも思いました。

        しかし事件の捜査が進むにつれ、どんどん事件が大きくなっていくにつれ、面白さが増してきて、あっという間に読み終えてしまいました。
        >> 続きを読む

        2019/05/04 by ゆずの

      • コメント 2件
    • 他6人がレビュー登録、 46人が本棚登録しています
      ダイイング・アイ

      東野圭吾2010/12

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! mizukiyuno
      • 冒頭の事故描写から始まり、バーテンダーの慎介は何者かに殴打されて気絶する。
        そして目覚めた慎介は事故の加害者であったのだが、その時の記憶がすっぽり抜けており、自身で無くした記憶を探し求める。

        結末としてはそれほど捻ったものではないが、タイトルである目。
        これに踊らされていく男たちがある種の見もの。

        出てくる人間誰もが裏の顔を持っており、慎介も例外ではない。
        そこを東野さんはホラーのように構成して見せてくるから、一気にスラスラ読めた。

        ラストのひんやりする余韻もなかなか。
        >> 続きを読む

        2019/05/07 by オーウェン

      • コメント 3件
    • 他6人がレビュー登録、 36人が本棚登録しています
      インビジブルレイン

      誉田哲也2012/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • ドラマを見てからの原作だったので、登場人物一人一人のイメージがついてとても面白く、一気に読めた。
        ドラマでは表れない一人一人の感情や細かな仕草から伝わる気持ちが余計ラストを切なくさせた。
        ドラマを見ていた人にこそ読んでほしい1冊でした。
        >> 続きを読む

        2019/11/27 by noske

      • コメント 1件
    • 他6人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      ルパンの消息 長編推理小説

      横山秀夫2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! rock-man
      • 伏線、どんでん返し、意外性が詰まってます。
        警察のマニアックな描写ではなく、人間の心理や醜い部分も散りばめた作品です。
        推理小説の醍醐味も感じつつ、ハッピーエンドというわけではないけど、読み終えた後爽快感がありました。
        >> 続きを読む

        2017/11/30 by ryoji

      • コメント 1件
    • 他5人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      あの日にドライブ

      荻原浩2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 訳あってタクシー運転手に転身した牧村伸郎。
        そんな彼が仕事を続けるうちに、自身の人生を振り返っていく。

        劇的なことは起きないが、高校のころだったり、就職した銀行のことだったり。
        人生は繋がっているということを実感させるのが、タクシーをしていてもそういう名残は残っている。

        一方タクシーにしてもノルマだったり、遠距離は稼げるという不文律を知ることができる。

        気軽に読めるという意味では最適かも。
        >> 続きを読む

        2019/03/20 by オーウェン

    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      飛ぶ教室

      KastnerErich , 丘沢静也2006/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • メリークリスマス!
        クリスマスにふさわしい一冊ですね。
        小学生のころ、児童文学の定番として買い与えられていたので、何度か読んでいます。今回は数十年ぶりでの再読でした。

        「飛ぶ教室」って実はあまり面白いと思っていなかったんです。
        ケストナーではなんてったって「ふたりのロッテ」が一番のお気に入りでした。
        「点子ちゃんとアントン」もステキなお話しです。
        私は女の子だったから、主人公が少年の話に馴染まなかったのか?という訳ではないのです。
        少年が主人公の話はいくらでも読んでいましたし、
        同じくギナジウムの寄宿生の少年たちの物語で「犬のウォータンは同級生」という小説があるのですが、これはそれこそ何度も読み返しているほど大好きで、つい先日も図書館で探して読んだのですが、やはりとびきり楽しい小説でした。
        「飛ぶ教室」より、ずっとずっと面白いと今でも断言できます。

        成績はいつもトップで絵も得意でリーダーシップもあって貧乏で奨学金をもらっているマルティン。
        大食いで喧嘩がめちゃくちゃ強くて、勉強は全然できないけれど弱いものに優しいマティアス。
        親に捨てられて善人の船長に引き取られ、作家を夢みるジョニー、好奇心旺盛で読書家で頭の回転が早く口が立つ(口がすぎる?)ゼバスティアン、ひ弱で弱虫コンプレックスを抱えているウーリの5人組がメイン。
        舎監の先生で少年たちに圧倒的に慕われている「正義さん」とあだ名されるベーク先生。
        世捨て人のように市民菜園に置かれた列車の禁煙車両で暮らしている「禁煙さん」
        魅力的な若い大人も子供たちに重要なかかわりを持っている。

        これで面白くないわけがない。のですが。

        子ども心に戻って「飛ぶ教室」を味わいつつ、不満な点を挙げてみます。

        まず、真面目過ぎるんですね。
        学校同士の出入りの喧嘩にしても弱い者いじめの話にしても、親子の問題にしても。
        正しいことがある。という前提です。
        喧嘩でさえも、味方と敵。敵でも、立派なリーダーとクズ。のような色分けがあります。
        チビのウーリは、蛮勇を見せて自分に自信を持つことができるようになりますが、彼を好きになれないんですよね。
        しかも彼は元々貴族で支配階級の人間であることが仄めかされています。

        教師も全て善人です。
        子どもの為に良かれと思ったことを成すのが教師です。
        しかし子供に都合の良い事ばかりが起こるのは、現実的ではありません。

        確かに、子どもたちは常に正しくありたいと思っています。
        でもそれができない自分もわかっています。
        世の中が「正義」と「不正」に色分けできないことだって、実は知っているのです。
        だから「飛ぶ教室」の主人公たちのように個性はバラバラで欠点だってあるけれど決して「悪」ではない子どもや先生たち。
        それは子どもにとってはフィクション(憧れるけれど現実ではない)なんですね。

        こどもというのは、もっと大嘘な小説をたくさんよんでいるために(小公女や小公子、フランダースの犬とか長くつしたのピッピだとか15少年漂流記だとか王子と乞食だと宝島とか、そういう数奇な運命や冒険の物語がいっぱいありますからね)
        マルティンの貧乏やジョニーの孤独などは、子どもにはどの程度の深刻さかなんてわからなかった気がします。
        愛するお父さんお母さんがいて、休暇に会えないだけなのに。もっと可哀想なのは、親に愛されている確信が持てない子どもでしょうに。とか。

        大人になってから読んだ方が感情移入できるように思える部分がかなりありました。
        親の目線で子どもを思いやることが今の私にはできるからです
        禁煙さんと正義さんの古い友情についても、大人になればこその味わいを感じることができました。

        しかし、犬が物語を盛り上げてくれることもあって、プロットとしては「犬のウォータン」の方が面白いんですよ。

        「犬のウォータン」にも体格がよく勉強ができない落第生とひ弱な少年の対比がでてきます。ひ弱な少年はそういえば、これもやはり木から落ちるんだった。よく似ていますね。
        でもキャラクター設定が全然違うんです。
        力自慢の少年は親との関係が悪く、落第も親を困らせる為でした。
        赤毛でひ弱な少年も、めちゃくちゃ向こうっ気は強いんです。口もたちます。仲間内で喧嘩もします。
        主人公はごく普通の男の子。双子の姉妹たちの中でたった一人の男の子で、女の子にちょっとウンザリしています。
        つまり、人間的により身近な感じがするのです。
        先生達も長所も短所(クセというべきか)も持っている、同じ人間って感じがします。


        ストーリーよりも、事件が起き、それについて、誰が何を語ったか?
        これが「飛ぶ教室」の胆です。
        ウーリのはしご飛び降り事件のあとのゼバスティアンの名言
        「ウーリのほうが恥を知ってるってことなんだよ」
        禁煙さんの「金や、地位や、名誉なんて、子どもっぽいものじゃないか。おもちゃにすぎない。そんなもの、本物の大人なら相手にしない」

        それ以上に作者ケストナーの言葉
        「人生で大切なのは、なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいか、だけなのだ。子どもの涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない」
        「自分をごまかしてはいけない。ごまかされてもいけない。災難にあっても、目をそらさないで。うまくいかないことがあっても、驚かないで。運が悪くても、しょんぼりしないで。元気をだして。打たれ強くならなくちゃ」

        子ども時代を決して忘れないと約束してもらいたいというケストナー。
        その人の生き方そのものが小説の形で魅力として迫ってくるから、彼の小説が今でも読まれ続けているのです。
        歌が、その技術以上に、歌い手の人間性や想いを伝えるものであるように、小説にも作家その人の想いが読み手に流れてくることがあります。

        ケストナーは子どもに期待したのでしょう。
        よりよく生きるように。世の中をもっと明るく強いものにしてもらいたいと。

        「どんな迷惑行為も、それをやった者にだけ責任があるのではなく、それを止めなかった者にも責任がある」
        クロイツカム先生の罰則は、メッセージの一つ。
        ナチスの暴走を止められなかったドイツの同朋への批判でもある訳です。
        どうか、同じ過ちを繰り返さないで。
        ああ、今の時代にも、この言葉は伝えたいですね。

        だからこの本は、親が子どもに「読ませたい本」であり続けているのです。

        ケストナーの反骨精神は、確かに打たれ強かった。
        そしていつも市民の側にいた人でした。
        彼の本も同じですね。

        ちなみに「飛ぶ教室」というのは彼ら5人が脚本から演出から舞台美術、役者まで自分たちでやる、クリスマス祭に体育館で上演する演劇のタイトルです。
        >> 続きを読む

        2018/12/25 by 月うさぎ

      • コメント 5件
    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      クリスマス・キャロル

      チャールズ・ディケンズ , 池央耿2006/11

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! Minnie Moffy
      •  心の底から「あの人に何かしてあげたい」という気持ちに満たされた時、もらうより何倍もの幸せに包まれますね:)
         ハッピーエンドで何よりでした。

         過去の辛い思いによって、人は願っていなくても残酷で冷たくなってしまうことが多いでしょうね。
         スクルージも、最初からそのような人になりたかった訳ではないはず。だから過去と向き合うことによって、心が変わるようになったのでしょう。そして、今の自分を反省し、未来に希望を持つ...
         もしかしたら、心に生じた歪みは、「過去との向き合い・現在の反省・未来への期待」で解決できるのかもしれません。

         また、思い当然のように周りの人の生活を評価しないこと。
         「どうせ...」と思っていても、意外と思っている以上に踏ん張って生きている。
         常にお互いに支え合うように心がけないといけないと思いました。
        >> 続きを読む

        2017/12/17 by Moffy

      • コメント 1件
    • 他5人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      カッコウの卵は誰のもの

      東野圭吾2013/02

      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 元スキープレイヤーの緋田宏昌に来た依頼。
        それは自身の遺伝子が娘の風美と共通点があるかどうか。
        依頼は断るが、それは宏昌と風美にはある秘密があるから。

        このタイトルはカッコウは他の鳥の巣に自分の卵を産むという考えからきている。
        これによって血縁関係の有無を問うサスペンスに仕上がっている。

        持って回った形で娘に関係してくる人間たち。
        その中で選ばされた道と別の道の選択が出てくる。

        ラストの娘との関係性をどうするのかと思ったが、正直モヤモヤしたものが残った。
        >> 続きを読む

        2019/09/06 by オーウェン

      • コメント 2件
    • 他5人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      サクラ咲く (光文社文庫)

      辻村 深月 (2014/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 初めて読んだ辻村深月さんの作品でした!
        なんというか素敵な話だなぁ……と思いました
        青春100%!という感じの小説で、もともとが中学生向けにつくられているために
        共感を得るために青春!青春!という感じにしているのかもしれませんが
        純粋な感じがよかったです。
        タイトル通り桜咲いたわ~( ´∀` )という感じがしました。
        また違う辻村さんの作品も読んでみようかと思います!
        >> 続きを読む

        2017/05/13 by ゆきの

    • 他5人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      シンデレラ・ティース

      坂木司2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 大学生の咲子は、母親の計略に引っかかって大嫌いだった歯医者でアルバイトをすることになるが、そこで色々な人に出会い、考え方に触れ成長していく話の流れ。人生観まで変わり、彼氏までできてしまうというまるでシンデレラみたいな話だが、咲子のキャラが文章を読み進めるごとに前向きなものに変わっていくのがすごく良い。その点は非常に評価できる。咲子がこの後どんな仕事に携わるのか?。まさに人生を変える夏の体験の物語だと思った。感想はこんなところです。
        >> 続きを読む

        2016/12/28 by おにけん

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      ソウルケイジ

      誉田哲也2009/09

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 「姫川玲子」シリーズ、第二巻です。

        一巻は猟奇殺人事件でしたが、今回は一人の男性の遺体から始まる、悲しい事件でした。

        そんな今回の事件の見どころは。
        独自の直感で捜査する姫川玲子に対して、完璧主義で個人的な予想では絶対捜査をしない、日下守警部補とのやり取りだと思います。

        対極の捜査をする二人のやり取りは、いつもハラハラするものの、でもそれぞれ相手の事は認めている、この関係が面白かったです。
        >> 続きを読む

        2019/05/07 by ゆずの

    • 他4人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      ラットマン

      道尾秀介2010/07

      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • バンドメンバーのギタリスト姫川はスタジオで練習の際に恋人の死を発見する。
        そこは閉じられた空間であり、バンドメンバーは姫川の行動に疑問を持つ。

        このスタジオの殺人と並行して、姫川の過去の姉の死が関わってくる。

        タイトルに題されるように、人によっては思い込みの意識がそのまま真実となる。
        それが間違っていたと気づくまでは。

        ミスリードの部分は最初から怪しいと思ってみるが、幾重の真相を後になって明かすというのは道尾さんにしては珍しいタイプのミステリ。
        >> 続きを読む

        2019/05/26 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 21人が本棚登録しています
      ちいさな王子

      サン・テグジュペリ , 野崎歓2006/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! Fragment mariak1994
      • 再読。
        「ちいさな王子」というより「星の王子さま」というタイトルの方がピンとくるだろう。
        「星の王子さま」の新訳であるが、原題は「Le Petit Prince」であるため「ちいさな王子」の方が明らかに言語的には正しい。
        これは子どもが読んでもいいのだが、大人が読んだ方が感銘の度合いが大きい作品である。
        砂漠に不時着した飛行士とちいさな星からやってきた王子との対話が主な作品であるが、もう名言のオンパレードである。
        大人になって摩滅した感性にビンビン刺激を与えてくれる作品であろう。
        王子は7つの星を訪れるが、「虚勢を張る王」「うぬぼれや」「のんべえ」「ビジネスマン」「点灯夫」「地理学者」「地球」という様々なタイプの人たちがいる星である。
        僕は、もうこの中のクラスタでは完全に「のんべえ」である。
        酒を飲むことを恥ずかしく思いつつ、ひたすら酒を飲み続けている、という感じである。
        この本は今まで200カ国以上の国で翻訳され、総販売部数1億5千万冊を突破したらしいが、世界中の人口70億人に読んでもらうのにふさわしい傑作である。
        このように数字の事ばかり書くのも「ちいさな王子」の中で人間の不思議な習性として指摘されている。


        >> 続きを読む

        2019/09/18 by tygkun

    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      ジェイン・エア

      小尾芙佐 , シャーロット・ブロンテ2006/11

      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      •  シャーロット・ブロンデ、1847年、英国がヴィクトリア朝時代の作品です。
        光文社古典新訳文庫では上下巻です。

         ジェーン・エアという恵まれない生まれの女性主人公が、家庭教師として仕えるその家の主人と結ばれるまでの話です。

         まず読んでいて驚くのが、主人公のジェーンの生きていく姿勢です。
         両親を幼くして亡くしたジェーンは、伯父の家に引き取られます。しかしジェーンに対して理解のあった伯父は早くに帰らぬ人となります。
         伯母とその子達は、言わば家族ではないジェーンのことをイジメ倒しますが、ジェーンはそれに負けず、言い返しやりかえします。
         よくある孤児の物語だと(ある家に居候であれば)、いじめに堪え忍んで裏でシクシクと涙をながすのが常ですが、そうでないんです。
         そこにその時代から考えると珍しいであろう、自立した女性が描かれています。
         しかも18才になったジェーンはローウッドという40近い金持ちの家に家庭教師として住み込むのですが、そこに客としてくるローウッドのいい女(ひと)に対しても、"あんな人ローウッド様にはふさわしくないわ"と強気です。ジェーンは優れた美貌の持ち主でもないのですが、すごい自信なんです。

        上巻は家庭教師として赴任してまもなく、ローウッドに恋する所までの物語ですが、後半はどう描かれているのか、楽しみです。

        ちなみに、ディケンズと同時代のシャーロット・ブロンデですが、作品に描かれている生活文化が一緒なんで、"あー同じだ"とひとりほくそえんで読んでいます。
        登場人物がプディング食べていたりして。



        >> 続きを読む

        2017/12/31 by Reo-1971

    • 他4人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      月と六ペンス

      サマセット・モーム , 土屋政雄2008/06

      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! Tukiwami
      • ゴーギャンをモチーフにした小説。ある若手作家の視点で、他人とは異なった価値観を持つ天才画家、その家族との交流を通して、天才画家の中にあった思想、実現したかったことを探す。成人しかかった子供を含めた家族を捨て、支援者の妻を寝取った挙げ句に自殺を止めず、自らの芸術を完成させる理想郷としてタヒチに移り、現地の女性アタを都合の良い存在として扱う。
        人権など、彼の芸術の前では存在してないかのよう。
        癩病を患い、視力を失いながら人生のカウントダウンが進む中、人としての生活はほぼ破綻していながらも、アタの献身によって彼の芸術は完成する。それは「医師は絵のことを何も知らない。だが、ここの絵はそんな医師にも強烈に作用してきた。…(中略)…なんとこれは天才の業か…」と表現される。モームはこの部分をどう表現しようか相当に悩んだだろうが、言いたいことは日本人である私にも朧気ながら伝わった。そして、芸術も芸術家もわからないというのが、読後の感想だった。
        >> 続きを読む

        2019/08/04 by 兼好坊主

      • コメント 1件
    • 他4人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています

【(株)光文社】(コウブンシヤ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本