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SheaAmmon , 田村幸誠 (2010/11)
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【驚愕!こんなものを読破するとは。】 OED(オックスフォード英語辞典)は、全20巻、補遺4巻からなる最大の英語辞典ですが、著者はこれを完読したのです! その記録が本書です。 大体、OEDを隅から隅まで全部読もうなどという事自体とんでもないことですが、実際やってみると視力は落ちるは、頭痛やめまいはするは、はたまた、吐き気までもよおすはでそれは大変だったようです。 特に、「U」の項が悲惨だったようで、「un-」という接頭辞が延々と続き、さすがに投げ出したくなったとか(しかも、ほとんどの単語は見ただけで意味が分かるような単語ばかりで面白さのかけらもなかったようです)。 まあとにかくとんでもないことをやったものです。本書には、そんな中で見つけたおかしな単語についてもピックアップしてくれています。 例えば、「cellarhood」:地下室が地下室である状態、とか、「pandiculation」:疲れた時や朝起きた時に「あーっ」と手足を伸ばす行為、「「preantepenult」:最後でもなく、最後の一つ前でもなく、最後の一つ前の前でもなく、その次のなどなどの、何でそんな単語が存在するんだ!と思わずにいられないような単語を知ることができます(知ったからと言ってどうなんだ!)。 私にもっと英語の知識があればさらに楽しめたのかもしれませんが、とにかくまぁ、すさまじいの一言です。 で、そんな著者は一年間かかって、毎日10時間(あるいはそれ以上?)かけて、OEDを完読したわけですが、読み終えて思ったことは、「もう一度最初から読み直したい」だったそうです。 どうなっているのでしょう? しかし、私が何よりもどうなっているのかと思ったのは、この著者はこんな生活を続けていて、どうやって食べて行ったのだろう?ということなんですけれどね。 とにかく、通常ありえない体験とそこから得た様々なことを書き記した貴重な本であることは間違いなさそうです。 >> 続きを読む
2019/01/04 by ef177
小内一 (2010/08)
「おまえ、て・に・を・はの使い方がおかしいぞ」先生や先輩からこんなことを言われたことありませ~ん? 小さい頃から、しょっちゅう指摘されていました、わたし。まあ、筆が速いし、あまり推敲もしないから仕方ない。原稿用紙五枚を超えないかぎり、全て頭のなかで作文する。それを万年筆で走り書きしながら、ワードにも打ち込み、活字で見た印象をたしかめたらそれで終わりですよ。 でもね、辞書はよく引くんです。もう長いあいだ、季節の変わりめが来る毎に一冊ずつ買っているので、60冊はゆうにある。大体日本語か英語のものですよ。それに仏語がすこし混じっているくらい。ちょっと日頃使うやつを列挙していいですか?(読み飛ばして下さい) ・『角川必携国語辞典』(まず、これを引く) ・『大辞林』(次はこれ) ・『角川類語新辞典』(類語辞典はこれしかない!) ・『てにをは辞典』(今回紹介する辞書、けっこう便利) ・『岩波古語辞典』(日本の古典文学を眺めるときに) ・『熟語本位英和中辞典』(翻訳のプロも使う一冊) ・『小学館ランダムハウス英和大辞典』(これになかったら一時諦める) ・『ロングマン英和辞典』(ニュースなどを読むにはこれで十分、現代英語に対応) けどね、パソコンでちょろちょろっと調べるときもありますよ。筋トレにはなるけどメンドくさいからね。しかし、「てにをは」はすこし調べにくいんですよ、パソコンでは。だから紹介しようと思い立ちました。お高いけれど。 その前に、辞書を読まれることってあります? 「オール読物」に筒井康隆さんの『現代語裏辞典』が掲載され、当時は辞書読み人口が微増していたと思いますが、まあ辞書を読むのは贅沢な行為ですね。たとえば、白川静さんの『常用字解』と中村明さんの『日本語 語感の辞典』、この二つは読んで退屈しませんよ。しかも役に立つから書棚の肥やしで終わらない。あとは、コリン・ウィルソンの……、いいやまた今度にしましょう。 最後に、この『てにをは辞典』の使い方について。おもな使いみちは、しっくりくる組合せを探すときですね。一例を挙げると、 あいぼう【相棒】 ▲を こしらえる。誘う。指名する。 ▲に 依存する。選ぶ。 ▼ 信頼できる。頼りになる 6ページの相棒を引くとこんな記述に出くわします。これは、「を」でつなぐなら、相棒をこしらえる。相棒を誘う。相棒を指名する。この三つの表現などが適切だということです。▼の方は、相棒に掛かる形容詞的表現を指し、信頼できる相棒。頼りになる相棒。こういう表現などが適切だということです。 他にも色々な使いみちがあり、手元にあるとけっこう調法します。気がそそられた方は書店で手に取ってみてはどうかしら。 >> 続きを読む
2015/04/09 by 素頓狂
芹生公男 (2007/04)
樸は俳句を詠んだり小説(ことに歴史小説)を書いたりしているわけではない。それでも本書は面白い。辞書って、眺めているだけで愉しいものなのです。一項のみ例示するので味わって欲しい。【秘めた恋心】 したおもひ・したもひ[下思] したこがれ[下焦] したごひ[下恋] したもえ・したもゆ[下燃] みそかごころ[密心] >> 続きを読む
2014/09/10 by junyo
小平卓保 , Léon-DufourXavier , YelleZénon , 河井田研朗 (1999/12)
聖書やキリスト教のさまざまな用語や概念について、とても深くわかりやすく解説してあり、本当にすばらしい事典。キリスト教や聖書に関する事典というのはけっこうたくさんある。しかし、たいていは知識的なことや歴史的なことはわかっても、いまいち結局なんだかよくわからず、あんまり腹の足しにならない。しかし、この事典は、非常に奥深いところから実践的に言葉の意味を聖書に即して説き明かしてあり、とても納得がいくし、目からウロコなことが多々ある。聖書だけを読んでも、私のように一般読者にはなかなかよくわからないことは多いと思うが、その点、この本は格好の導きになると思う。 >> 続きを読む
2013/05/22 by atsushi
先天性四肢障害児父母の会 (2003/06)
みなさん、リオのパラリンピックをご覧になりましたか?本当にすごかった!人間の逞しさ、私たちが一般的に思っている以上に身体能力は素晴らしい可能性と力を持っているのだと実感しました。この本は先天性四肢障害児父母の会、というところで出されています。先天性で手や足などの障がいを持っている幼児から小学校6年生までの子どもたちが、自分の気持ちを素直につづっています。生まれつき欠損があると、不便なこともあるけれど、それが当たり前で生活しているので、自然なのです。残された能力を駆使したり、道具を使ったりしながら、健常者と何の変わりもない生活を楽しんでいるのですね。子どもらしい表現があふれています。「みんなちがって、みんないい」なんですよね。 >> 続きを読む
2016/09/22 by taiaka45
梅佳代 , 三省堂 (2007/07)
じわっとくる!
2015/09/01 by けんとまん
茂幸雄 (2010/04)
いろんな示唆に富んでいる。年間3万人を超えるのが10年以上続いていることをどう捉えるのか。その根っこのところに視点が行っていない(或いは、意図的にか)ことが要因の一つ。利己か利他か。 >> 続きを読む
2015/07/03 by けんとまん
BuckinghamWill , 小須田健 (2012/01)
田島伸悟 , 三省堂 (2011/11)
木田元 (1989/04)
木田元 (1997/10)
KishtainyNiall , 小須田健 , 若田部昌澄 (2014/01)
CollinCatherine , 池田健 , 小須田健 (2013/01)
TurnerVictor Witter , 山口昌男 (1983/01)
河上倫逸 , 川勝平太 , 諸井誠 (1999/09)
Aki Ra (2005/09)
吉田文憲 , 林浩平 , 小池昌代 (2009/01)
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