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(株)春陽堂書店 (シユンヨウドウシヨテン)

企業情報
企業名:春陽堂書店
しゆんようどうしよてん
シユンヨウドウシヨテン
コード:394
URL: http://www.shun-yo-do.co.jp/
      孤島の鬼

      江戸川 乱歩 (1987/08

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 初、乱歩作品でした。

        大槻ケンヂやビブリア古書堂の事件手帖で言及があって、ずっと読もうと思っていた。
        あまり古臭い印象は無かったし、すごく楽しめた。
        後味もいい。

        表紙やタイトルはなんだかすごく怖そうだけど、読んでみるとそこまででは。

        叙述の仕方が主人公の後日語り口調なのはちょっと新鮮。
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        2016/01/13 by W_W

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      梟の城

      司馬遼太郎1996/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この司馬遼太郎の初期の作家活動の中で重要な作品で、直木賞を受賞した「梟の城」は、司馬遼太郎という作家の、それまでの小説の既成概念にとらわれず、作中に"史伝・史論・人物評伝・エッセイ・紀行"などを自由自在に取り入れ、それらが渾然一体となって、"歴史と人間"とを浮かび上がらせる、あの"独特の語り口"は、この「梟の城」では、まだ具体的な形を取っていなかったように思います。

        天正十九年三月、伊賀忍者の下柘植次郎左衛門は、かつての門弟で、織田信長に家族を惨殺されて以来、世を捨てた葛籠重蔵のもとを訪れます。次郎左衛門の目的は、怨敵、織田信長の後継者、豊臣秀吉の暗殺を重蔵に依頼する事でした。

        この仕事を引き受けた重蔵は、依頼主たる堺の豪商・今井宗久と直接、連絡を取るため奈良へと向かいますが、そこで重蔵は、宗久の養女でありながら、敵方の石田三成の隠密を務める小萩と、一夜の契りを交わします。

        一方、伊賀で重蔵と相弟子であった風間五平は、忍びの生き方に嫌気がさし、士分への栄達を求めて、京都奉行の前田玄以のもとで仕えていました。

        この宿敵の五平との対決や、敵味方に別れた小萩との愛の行方など、重蔵と彼をめぐる忍者たちが織りなす戦国絵巻を通して、時代の変貌を捉えた、司馬遼太郎の初期のロマンの香り溢れる、伝奇時代小説の傑作だと思います。

        忍者として己の美学を貫き、秀吉暗殺によって、それを昇華させようとする葛籠重蔵と、伊賀を売って、卑劣な手段を使ってでも出世の道を得ようとする風間五平----、この対照的な二人の忍者の姿を通して描かれる"戦国の権力抗争図"、すなわち、織田信長の伊賀攻めを、彼の合理主義と結びつけ、更に長島の一向一揆や、比叡山の焼き討ちとの脈絡を取るやり方は、その後の司馬遼太郎の作品を彷彿とさせるものがあるなと感じました。

        更に、この作品の題名は、忍者は「梟と同じく人の虚の中に棲み、五行の陰の中に生きる」とする箇所からきていますが、伝奇的趣向の中に忍者同士の対決や政治のからくりを見つつも、この忍者というものに独自の解釈を与えた点は、さすが司馬遼太郎ならではという気がして、唸らされます。

        この作品の執筆の動機として司馬さんは、「当時私は新聞記者という職業人ほど功名心のつよい人間はないと考えていましたが、その功名心に何の裏うちもないことに気づいていました。特ダネを書いたからといってお金をもらえるわけでもなく、出世するわけでもない。そのくせ、自分の功名を毎日にかけているところが新聞記者にはある。無償のエネルギーをかけていくんですね。私はこの心を描きたかった、というより、この心が不思議でしょうがなくて、それが作品に託されたと思います」と語っています。

        つまり、忍者を何よりも"無償の精神に徹し、己れの技法に自己陶酔する事に生き甲斐を感じる、特異な職業集団"と規定し、これを自らが体験した新聞記者の職業意識に重ね合わせているのだと思います。

        この意味からも、司馬作品の登場によって、忍者は過去の歴史と人間を、そして現代をも映し出す、一つのモチーフになり得たのではないかと思います。
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        2016/10/07 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      士、意気に感ず 小説・竹中半兵衛

      郡順史1995/10

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 結核に体を蝕まれつつ秀吉の天下獲りの立役者となった竹中半兵衛の活躍。

        秀吉の懐刀という程度しか知らなかったが、非常に魅力的な人物として認識した。

        三顧の礼を超える5回の訪問などフィクションと思われる要素が目立つ点が気になるが、秀吉の背後に控えつつ戦国時代に知略で立ち向かう姿が格好良かった。

        とくに日本の歴史小説では、武将に対してのものは幾つも有るが、軍師とか参謀という人物に対しては少ないため刺激的。

        天下統一などという大事業では、力ばかりの猪武者だけではいかんともし難く、智謀を誇るスタッフの活躍が大きいのは言うまでもない。

        鳴かせてみようの秀吉に、竹中/黒田と両軍師がいたというのは、とても納得できた。

        軍師とか参謀というキーワードに興味が有るため、非常に面白く読み終えた。
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        2011/05/31 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      陰獣

      江戸川 乱歩 (1987/06

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 図書館、文庫本

        2014/09/23 by おれんじ

    • 1人が本棚登録しています
      パノラマ島奇談

      江戸川 乱歩 (1987/06

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 気分転換に久しぶりの江戸川乱歩。

        収録されている作品は、パノラマ島奇談、白昼夢、鬼、火縄銃、接吻。

        「パノラマ島奇談」は亡くなった自分そっくりのお金持ちの友人になりすまして自分の空想の世界を実現していく有名な乱歩作品。パノラマ島に創られる幻想世界は異常で気持ち悪い。読んでいて人間が何かに異常な執着をして深い深い世界にのめり込んでいくおどろおどろしさは相変わらず。読みながら心臓がバクバク。でも元々の期待が高いから満足!面白い!とはならないかなぁ。

        江戸川乱歩傑作選を読んで、特に「人間椅子」と「芋虫」に衝撃を受けてから、人間の想像力に訴えかける不気味ながらも面白い(というとちょっと誤解を招きそうだけど…)作品を探しているが、あれを超える作品になかなか出会えない。
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        2015/06/26 by chao

      • コメント 14件
    • 2人が本棚登録しています
      屋根裏の散歩者

      江戸川 乱歩 (1987/06

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 明智シリーズの短編集です。

        人生の生きがいを全く見いだせない一人の青年が、殺人する事に面白みを見出し、色々といたずらをしているうちに、本当に人を殺してしまう話です。

        全く共感は出来ませんが、江戸川乱歩らしい、短編集です。
        明智と犯人の知恵比べが、良い作品と比べると今一つのように感じました。
        >> 続きを読む

        2012/06/27 by higamasa

      • コメント 2件
    • 6人が本棚登録しています
      D坂の殺人事件 他六編

      江戸川 乱歩 (1987/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 江戸川乱歩氏の作品は初読み。前々から興味は持っていたものの、大正~昭和に活躍した作家の方なので文章が難しく読みづらいと思って敬遠していた。氏の有名なキャラ「明智小五郎」が登場する短編がいくつか収録されているが、読んでいて印象に残ったのは「一人二役」、「算盤が恋を語る話」の二編。特に後者の方は内気な会社員が知恵を振り絞って意中の女性に遠巻きながらアプローチをする話が微笑ましく思えた。細かいトリックは相変わらずわからないけれど、面白さは感じられたので、他の作品もチャレンジしてみたいと思う。 >> 続きを読む

        2016/09/03 by おにけん

      • コメント 4件
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