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綾辻行人 (1995/05)
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舞台は、とある病院の精神科。四〇九号室に入院している人物は、ある事故で大怪我を負い、入院していた。しかし、その人物の記憶が曖昧で、自分自身ですら分からない状態の為、精神科に移った。そこで自分自身を探す為に、日記を付け始めるが、だんだんと自分自身が明らかになっていく。小説の中も日記のような感じで書いてあり、今私が読んでいたのは、小説ではなく、本当の日記なのではないかという気がしました。そして今回もやはりある、綾辻行人さんの騙し術。また騙されてしまいました。 >> 続きを読む
2017/07/22 by ゆずの
島田荘司 (2005/02)
島田荘司の著書なので、ミステリー小説かと思い手に取った。でもこれはノンフィクション。前科三犯、一家四人惨殺で死刑判決を宣告された秋好英明氏の半生が綴られている。戦争経験をした世代はみなそれなりに苦労しているのだろうが、それにしても秋好氏は苦労しすぎている。そして人に裏切られすぎている。事件に関しても部分的に冤罪の可能性が高く、なぜ死刑となってしまったのか不思議。裁判は出来レースなのだろうか。色々と考えさせられる一冊だった。 >> 続きを読む
2014/07/23 by seimiya
巽孝之 (2008/05)
米国の伝統的思想、反知性主義(Anti-intellectualism)について解説した本。反知性主義とは、知性的(頭良さそうな感じ)に対するアンチテーゼ的思想で、馬鹿的、庶民的である事こそが大事という考え方です。その昔購入して、しばらく本棚に放置してあったのですが、またちょっと読み始めてみようかと思うに至ったのは、仕事で彼等とコミュニケーションを取っているとしばしばこのような気分というか雰囲気に接せざるを得ないから。つまり、彼等のそのような気分とは如何なるものなのか、どういうルーツがあり、どのように作用しているのかという事を少々知りたくなった次第です。個人的にはそのルーツはヨーロッパから移民としてやってきて一つの国を作った際の母文化圏へのコンプレックスと歴史の浅さに対するコンプレックス(原住民まで遡れば歴史は深いものの、西洋文化を主体に構築してしまった現状の米国ではそこに遡る事が出来ない)から生成される反感ではないかと思うのですがね。要は母文化圏で積み上げられてきた知性主義に対して、それだってインチキだらけやんけと言っているのです。例えて言うとシンプソンズみたいな感じ。まぁ、気持ちはよく解ります。でも、関係ない文化圏の人から見たら、そんなくだらないものに巻き込まれたくないというのもまた一つあったり(これも一つの反知性主義)。そういったようなことを、文学史や政治、これまでに起こった事件やその際の当事者たちの証言、社会的な動きを通して解析しているのが本書です。インチキが嫌いというライ麦畑で捕まえての主人公、ホールデン氏のような若々しい考え方も分りますし、それはそれで大事だし、米国的という意味において、アイデンティティを十分に構成していると思います。が、この思想、社会において有用たる機能を担っているの?という疑問が湧きますよね。それに関して一つ見えているのは、この反知性主義が社会構造として、集団におけるunlearning、即ち主体的に行われる既成概念の破棄、反学習の役割を推進する力となっている事です。他方で、反知性主義絶対で良いのかというとそれは別の意味で思想狩りとなりえます。深く考えようとする行動自体を封殺してしまう方向へとかじ取りしてしまったり。あるいは文化大革命的な?結局知性主義と反知性主義はバランスを保って同居すべきもの、あるいはサイクリックに行ったり来たりしながら進んで行くべきもののように思います。またしても長くなってしまいましたが、相手の思想や文化を知らないとという意味において、米国人とコミュニケーションを取らなくてはいけない人で情報伝達率の向上を本気で進めたくなった人にはお勧めできるかもしれません。 >> 続きを読む
2013/10/18 by Shimada
AlbomMitch (2008/02)
島田荘司 (2001/08)
島田荘司 , 小島正樹 (2005/07)
島田荘司 (2008/02)
小島正樹 (2011/03)
田中啓史 (1996/07)
【(株)南雲堂】(ナンウンドウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)
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