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リチャード・アダムズ , 神宮輝夫 (2006/09)
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これこそ、読書ログを始めなければ、読まなかったであろう本。読書ログ始めてよかったとしみじみ思った。これが児童書・・・?!と思うほど、内容が濃くて、話も長い。いや、いや、児童書どころか、絵本でさえも素晴らしい本はたくさんあるから、そんな枠組みで考えてはいけないのだけれど。(絵本で思いだしたけれど、この訳者・神宮輝夫さんは、「かいじゅうたちのいるところ」ですごく印象に残ってた方。知ってる人にとっては有名な方ですね。)ウサギたちが主役のウサギの話。考えること、行動することは、人間並みなのに、習性などがウサギそのものであるところがまた面白い。読み始めから、元凶は人間なんだろうな、と思っていたから、なんだか、ウサギ目線で語られる人間の行いが心に刺さる。ウサギの話なんだけれど、はるか昔の人間もこうやって村や集落を大きく繁栄させていったのかな、と思ってしまうほどの壮大なストーリー。次々と起こる困難に立ち向かうたびに、ウサギひとりひとりが大きく成長していることがすごくよくわかる。ヘイズルなんか、すっかり長(おさ)になっているし!個人的には、ヘイズルが「冒険がしたくなって」、農場の飼いウサギを連れ出しに行くところなんか、「もう、大人しく待っていればいいのに~」なんて思いながら読んでいて、結果的に代償はあるものの、この冒険は村のみんなに大きな意味のあることになって、時には大胆な行動力や冒険心が必要なことを、ヘイズルに教えられた気がする。「待っていればいいのに」と思った自分が、すごく自分を表しているな、とも思った。下巻も楽しみ。 >> 続きを読む
2020/08/27 by URIKO
上巻よりもっとハラハラドキドキ。まるで、ハリウッドのアクション映画を観ているかのようでした。ヘイズルの長としての決断、果敢な行動、自己犠牲・・・ビグウィグの、みんなのため、村のため、というゆるぎない意志による死闘・・・ビグウィグに関して言えば、こんなにすばらしいウサギに成長するとは、初めは想像していなかった。一番、ぐっときたのは、ブラッカバーを絶対に見捨てないと決めたところ。そのことで、より危険が迫るとういのに・・・。と、ひとつひとつを挙げだしたらキリがない。物語の主軸のほかにも、植物などの描写が素晴らしかった。植物名を聞いても知らないものが多かったけれど、美しい英国の風景が目の前に広がるようだった。それに、各章のはじめにある題辞からも作者の博識ぶりがよくわかった。そして、またすばらしかったのがエンディング。美しく洗練されたエンディング。圧巻の一言です。 >> 続きを読む
2020/09/07 by URIKO
BlakeQuentin , 宮下嶺夫 , ロアルド・ダール (2005/10)
天才少女の痛快仕返し物語。マチルダは、3才になる前から文字が読め、5才にして、図書館の本を読破。そんな彼女は、とんでもない両親のもとに生まれた。インチキ中古車販売業の父親とテレビ好きな母親。お仕置きされたマチルダがする、知恵を絞った強烈な仕返しが痛快。そして、マチルダが入った、小学校の女校長は、暴力的・高圧的。ここでは、優しい先生ミス・ハニーと出会い、超能力を開花。幽霊をよそおって、校長を追い出すところも痛快。小学生女の子向きの面白い物語。 >> 続きを読む
2014/09/05 by てるゆき
ForemanMichael , MorpurgoMichael , 佐藤見果夢 (2005/11)
戦争。これほど、人間性を無視したものはない。そんな中で起きた奇跡。そこには、人間の可能性というものも感じることができる。前線の兵士も、故郷に帰れば、一人の人として、職業を持ち、家族とともにある暮らしを持っている。その実感が、ますます遠のくように思う最近。机上でのゲームに似た要素すらあるではないかと思う。敵味方なく、ともに人として共有できるものがある。そこから先に、希望の光があるはずと思う。 >> 続きを読む
2016/02/11 by けんとまん
レイモンド・ブリッグズ (1978/10)
子供の頃、夢見た夢を思い出してみませんか?「ゆきだるま」というタイトルよりはむしろ「スノーマン」と言った方が通りがよいでしょう。レイモンド・ブリッグズ原作の超有名な絵本。アニメーション作品のほうも有名で、こちらをご存じの方も多いのでは?絵本にはことばが全く書かれていません。細かくこま割りされた挿絵は映画的。スノーマンと少年が暗い雪の夜空を飛ぶシーンは見開きで描かれ、イメージが心に焼きつきます。優しく淡いタッチでありながら、かつクールなトーンで表現されており、コミックスのような印象にはなりません。静けさと共に躍動感もあり、知らず知らずのうちに作品世界に引き込まれてしまいます。「スノーマン」のアニメーションはテレビCMでも放映されていましたので、ご存知の方が多いのではないでしょうか。アオハタ・チルドスープ(動画)http://www.youtube.com/watch?v=HjRV2XmOu5c ↑ご存じない方はこちらでどうぞ。美しい夢でありながら、哀しく、楽しいイメージと共にどこか不気味な印象もある。そんな多相なイメージを持った素晴らしい絵本です。お子さんによってはちょっと怖い印象を受けることもありそうです。私の友人は死のイメージがあると言っていました。【ストーリー】朝目を覚ますと、外は一面の雪。外に飛び出した少年はスノーマン(雪だるま)を作ります。みかんの鼻と炭の目。マフラーと帽子をかぶせて出来上がり。夜中に目覚めてとスノーマンに会いに行くと、あら不思議。スノーマンが動き出します。家の中に招き入れ、電灯や水道やスケートボードや車やお食事!など。スノーマンはいろいろなことを初体験します。暖炉はNG。冷蔵庫に手をかざすスノーマンといった、コミカルな表現も見られます。スノーマンは男の子の手をとり、空へ! >> 続きを読む
2013/02/13 by 月うさぎ
BrownMargaret Wise , 瀬田貞二 , クレメント・ハード (1979/09)
kumahachiさんのレビューで気になっていたので読んでみました☆最初に部屋の全景。次のページでは、そのどこかをクローズアップします。例えば手袋をクローズアップした場合、「おやすみ てぶくろ」という風に。それが、何回も繰り返される。そんな絵本です。ストーリーとかは全くないので、対象年齢は低いと思うのですが、私は楽しめましたよ♪ >> 続きを読む
2013/01/28 by tamo
スーザン・バーレイ , 小川仁央 (1986/10)
死に臨むアナグマ。彼を偲ぶ動物たちと、彼が残したおくりもの。どうしても母親と重ねてしまい、多くのものを貰ったなぁと懐古した。多くの知識を持ち、それゆえに自らの死期が迫ったことを知るアナグマ。自らの死を受け入れていた彼に対し、彼の死に直面し、大いに嘆く動物達。堪らない喪失感の中で彼らは、旅立って行った彼が、意外にも多くのものを遺してくれて行ったことに気付く。モグラには切り絵を。カエルにはスケートを。キツネにはネクタイの結び方を。ウサギにはしょうがパンの焼き方を。数年前に母を失ったが、「死」に対して語り合った際に言っていたことを思い出す。お葬式やお墓なんかどうでも良い。たまに思い出してさえくれれば。今、そこで生きている母の口から聞いた言葉なので、なんて悲しくなることを言うのだと、その場では受け入れられなかったが、今にして思えば、何となくその気持ちも理解できるようになって来た。死が人と人を分かつのは事実だが、多くの思い出とともに故人を振り返るのが最高の弔いなのかも知れない。 >> 続きを読む
2013/10/15 by ice
WilhelmHans , 久山太市 (1988/12)
すばらしい絵本だった。 最も大切なことをやさしく教えてくれる一冊。 ぜひ、小さな子どもにも、また大人にも、多くの人に読んで欲しい珠玉の絵本。 >> 続きを読む
2012/12/22 by atsushi
McBratneySam. , JeramAnita , 小川仁央 (1995/10)
本屋さんで立ち読みをして文章、特に最後の1ページに胸を打ち抜かれました!個人的には好きな絵柄というわけではないんですが、ページごとのうさぎたちの動き、そして短いけれど文章がとっても可愛いです。読むと思わず笑顔になってしまう、そんな素敵な本です。 >> 続きを読む
2015/03/15 by kenyuu
BlakeQuentin , 柳瀬尚紀 , ロアルド・ダール (2005/04)
映画にもなっているので読み始めました!チャーリーの心やさしい場面や家族愛などがありほっこりする作品です!また工場長がチャーリー以外の子供たちにいたずらする場面も面白いです。映画を先に見ても面白いのでぜひ読んでみてください! >> 続きを読む
2015/04/30 by omu
MorpurgoMichael , 佐藤見果夢 (2007/08)
児童書だと思って読み始めると、けっこう重いお話。子供から質問がきたときに、ちゃんと答えられるかな? >> 続きを読む
2014/11/15 by DaNi
MorpurgoMichael , 佐藤見果夢 (2011/12)
戦争ってなんなの?こういう本を沢山よませたら、戦争をしなくてすむ方法を、考える子に育つだろうか? >> 続きを読む
2014/12/07 by DaNi
BrunhoffJean de , 矢川澄子 (1974/10)
字も小さく、長いお話なのにも関わらず、とても興味を示していた。質問も多かったように思う。 >> 続きを読む
2015/02/03 by ぶぶか
BrunhoffJean de , 矢川澄子 (1975/01)
ババールの子どもたちが谷底に落ちそうになったり、キリンさんに助けてもらうシーンがお気に入り。 >> 続きを読む
トミー・ウンゲラー (1977/09)
子どもたちを好んで食べる人喰い鬼が、子どもたちをさらって食べるため、人々は、子どもを連れて、地下室などに隠れて、誰もいなくなります。そんな鬼の噂を知らない少女ゼラルダがお腹を空かせた人喰い鬼に出会うのですが‥‥。寝る前の子どもに読み聞かせしました。ウトウトしかけながら聞いていた子どもが、最後のページを読んだとたん、「うそ~!!」と跳び起きました。自分も読んでいて「ええっ!!??」と言ってしまいました。大人も子どももびっくりな、衝撃の結末でした。外国の絵本だと、あり得るのかな。日本の鬼の感覚で読むと、びっくりする結末。 >> 続きを読む
2018/03/28 by taiaka45
HillEric. (1983/01)
小犬のコロちゃんを探すママのお話です。仕掛け絵本なんですけど、凝ったものではなく、仕掛けの部分を単純に捲るタイプのシンプルな仕組みなので対象年齢は低め。ドアの後ろ時計の中ピアノの中階段の下タンスの中ベッドの下箱の中絨毯の下バスケットの中一人で読んでもつまらないので、小さいお友達と一緒に捲りたいでーす♪コロちゃーん♡ >> 続きを読む
2013/01/24 by tamo
SpierPeter , 松川真弓 (1982/01)
みんな違うから、みんないい。世界には、二人として同じ人はいない。そんなことが、視覚的にわかりやすく描かれている。 >> 続きを読む
2020/06/05 by けんとまん
ZiefertHarriet , LobelAnita , 松川真弓 (1990/12)
すばらしい絵本だった。戦争が終わったら新しいオーバーを買ってあげるとアンナと約束していた母さん。しかし、戦争が終わっても、お店はからっぽで、オーバーも食べ物もない。お母さんはどうしたらいいか考えた。そして、家にもともとあるものとの交換で、まずはお百姓さんに羊の毛を頼む。お百姓さんは、春になって羊の毛が伸びたらいいよ、と約束してくれ、それまで何度かアンナはその家に遊びに行き、羊たちとも仲良くなる。やがて、春になり、お百姓さんは羊の毛を刈って、金時計と交換に羊毛をくれた。それから、糸紡ぎのおばあさんに糸紡ぎを頼むと、夏まで待ってくれと言われて…。色は、お母さんとアンナが野原でコケモモを摘み、機屋さんや仕立て屋さんでもそれなりに時間はかかり、随分長い時間をかけて、ついに赤いオーバーが完成。その年のクリスマスには、アンナは、オーバーをつくるのにお世話になったみんなを招待した。平和とは何なのか、その意味やよろこびを教えてくれる、すばらしい絵本だった。 >> 続きを読む
2013/05/26 by atsushi
ThalerMike. , せなあいこ , WiesnerDavid (1992/08)
きょうは、しんせきのおうちにきています。ぱそこんのちょうしがわるいので、ぜんぶひらがなです。ちょうど、なんでもしりたいじきにはいった、おいっこにこのほんをよみきかせたところ、すばらしいはんのう。へぇー。ふくろうのぼうやも、なんでもしりたいんだねーってなかまとおもったみたいです。おねえちゃんと、ふしぎをさがしにいこうっていったら、いそいできがえにいったところです。かわいいな。。。きもちがなごむれんきゅうをありがとう。。。 >> 続きを読む
2013/05/04 by tamo
鷲津名都江 , DownesBelinda (1997/09)
大好きなマザーグースが、たくさんのステキな刺繍絵と一緒にたくさん紹介されていて、何度見てもわくわくわくわく!ワタシも刺繍絵をたくさん描かなくちゃっ!ってキモチにしてくれる大切な大好きな本♡ >> 続きを読む
2013/10/15 by 山本あや
【(株)評論社】(ヒヨウロンシヤ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)
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